JPH0211775A - 無電解メッキ液と接触するステンレススチールへのメッキ金属付着防止処理方法 - Google Patents
無電解メッキ液と接触するステンレススチールへのメッキ金属付着防止処理方法Info
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- JPH0211775A JPH0211775A JP15987888A JP15987888A JPH0211775A JP H0211775 A JPH0211775 A JP H0211775A JP 15987888 A JP15987888 A JP 15987888A JP 15987888 A JP15987888 A JP 15987888A JP H0211775 A JPH0211775 A JP H0211775A
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Landscapes
- Chemically Coating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明はメッキ槽の処理方法に関するもので、無電解メ
ッキ液と接触するステンレススチールへの処理に利用さ
れるものである。
ッキ液と接触するステンレススチールへの処理に利用さ
れるものである。
（従来の技術）
従来無電解メッキのメッキ槽の様に無電解メッキと接触
しているものに対してのメッキ金属付着防止策としては
、パンベート処理を施して表面に不動態化膜を生成させ
ている。
しているものに対してのメッキ金属付着防止策としては
、パンベート処理を施して表面に不動態化膜を生成させ
ている。
（発明が解決しようとする課題）
しかし前記不動態化膜は、薄くパンベート処理を行って
も洛中のザラ（処理物ハリ等）がメッキ槽などの表壁に
落下し、表壁にメッキ金属が付着析出する。
も洛中のザラ（処理物ハリ等）がメッキ槽などの表壁に
落下し、表壁にメッキ金属が付着析出する。
その度にザラの熔解及び不動態化膜を生成させる目的で
、１〜２日毎にパンベート処理を行っており、１度のパ
ンベート処理に用する時間は１２時間以上がいるもので
ある。
、１〜２日毎にパンベート処理を行っており、１度のパ
ンベート処理に用する時間は１２時間以上がいるもので
ある。
すなわち、
パンベート処理を施しても、ザラ等が落下した場合には
、メッキ金属付着の進行はほとんど抑制するこができず
、パンベート処理頻度が１〜２日毎と多く、パンベート
処理の時間がかかり、更にステンレスへの干渉着色膜の
生成方法としての液はクロム酸−硫酸溶液、ＮａＯＨ溶
液が用いられるが、前記薬品にはスラッジの溶解能力が
無いという問題点がある。
、メッキ金属付着の進行はほとんど抑制するこができず
、パンベート処理頻度が１〜２日毎と多く、パンベート
処理の時間がかかり、更にステンレスへの干渉着色膜の
生成方法としての液はクロム酸−硫酸溶液、ＮａＯＨ溶
液が用いられるが、前記薬品にはスラッジの溶解能力が
無いという問題点がある。
本発明は簡易にメッキ槽へのメッキ付着の進行を抑制す
ることのできるメッキ金属付着防止処理方法を技術的課
題とするものである。
ることのできるメッキ金属付着防止処理方法を技術的課
題とするものである。
（課題を解決するための手段）
前記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は次
のようである。
のようである。
処理方法としては、硝酸を用いて、メッキ金属の付着防
止を必要とする処理物を陽極として、０゜５〜３Ｖの定
電圧によって１分以上酸化し、酸化皮膜を生成させるも
のである。
止を必要とする処理物を陽極として、０゜５〜３Ｖの定
電圧によって１分以上酸化し、酸化皮膜を生成させるも
のである。
（作用）
前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、
メッキ槽に入れた硝酸に一定電圧で１分以上加電するこ
とにより迅速に不動態化膜が生成できるものである。
とにより迅速に不動態化膜が生成できるものである。
この処理方法と従来方法によるものについてナス１〜ピ
ースにて比較した。
ースにて比較した。
テストピースの作成については第１図による様式を用い
処理を行なった。
処理を行なった。
図に於て１はメッキ金属の付着防止を必要とする処理物
（以下テストピースと言う）で材質は５ＵＳ３１６Ｌで
ザイスはｊｉ］ ７０ ｍｌｌ Ｘ長さ１５０１×厚さ
２１ｍで、２ば陰極棒で材質は５ＵＳ３０４、Φ１．Ｏ
ｔｍの丸棒で、３はガラスビーカー、４は硝酸、５は整
流器（定電圧制御）である。
（以下テストピースと言う）で材質は５ＵＳ３１６Ｌで
ザイスはｊｉ］ ７０ ｍｌｌ Ｘ長さ１５０１×厚さ
２１ｍで、２ば陰極棒で材質は５ＵＳ３０４、Φ１．Ｏ
ｔｍの丸棒で、３はガラスビーカー、４は硝酸、５は整
流器（定電圧制御）である。
又１のナス１−ピースは１／２（長１５０１側において
）が浸漬される量の硝酸を投入し、テストピースＭ１〜
隔６について試験を行った。
）が浸漬される量の硝酸を投入し、テストピースＭ１〜
隔６について試験を行った。
次の第１表に処理条件を示す。
第１表
従来法であるパシペート処理方法でのテストピース作成
については、第１表に示す作成方法で作成したサンプル
と従来法によるパシペート処理とのメッキ金属付着具合
を比較を行うために、バシペート処理のテストピースは
第１表に記載したテストピース隘１〜１Ｉｋ１６の未処
理部に対して６０％硝酸で３６Ｈ浸漬して処理した。
については、第１表に示す作成方法で作成したサンプル
と従来法によるパシペート処理とのメッキ金属付着具合
を比較を行うために、バシペート処理のテストピースは
第１表に記載したテストピース隘１〜１Ｉｋ１６の未処
理部に対して６０％硝酸で３６Ｈ浸漬して処理した。
本実施例によるものと従来例によるものとの比較テスト
は第２図に示す器具で実施した。
は第２図に示す器具で実施した。
図に於て６は前記条件により処理たテスｉ・ピース嵐１
〜尚６で、７は脱脂処理した鉄のピース（１］１（ｌｎ
ｘ長さ１５０酊×厚さ１璽ｌ）で６のテストピースの上
に設置しである。
〜尚６で、７は脱脂処理した鉄のピース（１］１（ｌｎ
ｘ長さ１５０酊×厚さ１璽ｌ）で６のテストピースの上
に設置しである。
８ば老化した（６ターン液）無電解ニッケルメッキ液（
ＨＦ２．３０）である。
ＨＦ２．３０）である。
以上の構成で浴温を９５℃に保ち、１２０分放置したそ
の後のテストピースへのメッキ金属付着具合を比較した
。その結果を第３図に示す。
の後のテストピースへのメッキ金属付着具合を比較した
。その結果を第３図に示す。
第３図のテストピースの隔１〜陽６について、いづれも
本実施例による処理方法はＮｉの付着が殆どなくメッキ
金属の付着防止策として極めて有用であり、又硝酸濃度
での影響は殆ど無いものである。
本実施例による処理方法はＮｉの付着が殆どなくメッキ
金属の付着防止策として極めて有用であり、又硝酸濃度
での影響は殆ど無いものである。
（実施例）
以下実施例について説明する。
本処理方法を無電解ニッケルメッキ槽に実施した状況を
第４図に示す。
第４図に示す。
９ば無電解ニッケル槽（木樽５ＴＪＳ）１０は予備槽、
１１は硝酸槽、１２はニッケル送液ポンプで、１３は硝
酸送液ポンプで、１４は析出防止電源、１５はステンレ
ス棒である。
１１は硝酸槽、１２はニッケル送液ポンプで、１３は硝
酸送液ポンプで、１４は析出防止電源、１５はステンレ
ス棒である。
前記に示す装置に於て、従来の処理法では、以下の作業
を行っていた。
を行っていた。
（１）木樽の無電解ニッケルメッキ液を予備槽へ移す。
（２）硝酸槽の硝酸（約５０％）を木樽へ移す。
（３）硝酸をはったまま、１５■１放置。
（４）硝酸を硝酸槽へ移す。
（５）木樽を水洗する。
（６）予備槽の液を木樽へ移す
計、約１８Ｈかかる。
以上の作業を液が老化すると２日毎に行なわないと槽に
メッキ金属が付着し薬品の消耗及び処理時間の増大によ
る生産数の低下などの不具合が発生していた。
メッキ金属が付着し薬品の消耗及び処理時間の増大によ
る生産数の低下などの不具合が発生していた。
そこで本実施例による処理方法を以下の手順で行った。
前記（１）、及び（２）は従来と同し方法であり
（３）は、硝酸をはった段階で析出防止電源を１■にて
ＯＮした、（陽極はメッキ氷槽、陰極はステンレス棒）
２０分後ＯＦＦにて不動態化膜（干渉着色膜）生成しく
４）、 （５）、 （６）は従来と同じである。計
約３．５Ｈ 前記のように（３）の方法を（３）゛に変更するのみで
槽へのメッキ金属付着が大巾に抑制できた。
ＯＮした、（陽極はメッキ氷槽、陰極はステンレス棒）
２０分後ＯＦＦにて不動態化膜（干渉着色膜）生成しく
４）、 （５）、 （６）は従来と同じである。計
約３．５Ｈ 前記のように（３）の方法を（３）゛に変更するのみで
槽へのメッキ金属付着が大巾に抑制できた。
又一般に無電解メッキ槽に用いられる析出防止電源を用
いているので（陽極はメッキ槽、陰極はステンレス棒）
、何ら新しいものを付加するものもなく容易に行なえる
もので、槽へのメッキ金属付着をおさえこむことが出来
薬品の消耗等が無くなるものである。
いているので（陽極はメッキ槽、陰極はステンレス棒）
、何ら新しいものを付加するものもなく容易に行なえる
もので、槽へのメッキ金属付着をおさえこむことが出来
薬品の消耗等が無くなるものである。
本発明は次の効果を有する。
（１）パンベート処理の時間が極端に短縮可能、（２）
パンベート処理頻度が１／７程度（約１４日毎）となる
、 （３）ザラの落下による析出の進行を抑制できる、（４
）簡単に干渉着色膜を生成できる、（５）硝酸による処
理の為、ザラの溶解も同時に可能、 （６）従来設備に小型整流器を取付りるだけで容易に処
理可能、 （７）メッキ治具、カゴにも同様の処理することでメッ
キ付着防止ができ、メッキ薬品コストの低減が計れる、
パンベート処理頻度が１／７程度（約１４日毎）となる
、 （３）ザラの落下による析出の進行を抑制できる、（４
）簡単に干渉着色膜を生成できる、（５）硝酸による処
理の為、ザラの溶解も同時に可能、 （６）従来設備に小型整流器を取付りるだけで容易に処
理可能、 （７）メッキ治具、カゴにも同様の処理することでメッ
キ付着防止ができ、メッキ薬品コストの低減が計れる、
第１図は開発処理ユニットの説明図、第２図は開発処理
品と従来品の比較用テスト器の説明図、第３図は従来法
と本実施例の処理法による金属付着具合の説明図、第４
図は本実施例の説明図である。 ９・・・無電解メッキ槽 １４・・・電源 １５・・・ステンレス棒。 ＪＩ２図 第３図
品と従来品の比較用テスト器の説明図、第３図は従来法
と本実施例の処理法による金属付着具合の説明図、第４
図は本実施例の説明図である。 ９・・・無電解メッキ槽 １４・・・電源 １５・・・ステンレス棒。 ＪＩ２図 第３図
Claims (1)
- 無電解メッキ液と接触するステンレススチールへのメッ
キ金属付着防止処理方法に於て、無電解ニッケルメッキ
液を予備槽へ移し、硝酸をメッキ槽に規定量入れ、メッ
キ槽を陽極、ステンレス棒を陰極として０．５〜３Ｖの
定電圧を１分以上加電して不動態化膜を生成後、前記硝
酸を硝酸槽へ移し、メッキ槽を水洗後、前記ニッケルメ
ッキ液をメッキ槽に入れる、無電解メッキ液と接触する
ステンレススチールへのメッキ金属付着防止処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63159878A JPH0762255B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | ステンレススチール製無電解メッキ液槽へのメッキ金属付着防止処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63159878A JPH0762255B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | ステンレススチール製無電解メッキ液槽へのメッキ金属付着防止処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0211775A true JPH0211775A (ja) | 1990-01-16 |
| JPH0762255B2 JPH0762255B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=15703177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63159878A Expired - Fee Related JPH0762255B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | ステンレススチール製無電解メッキ液槽へのメッキ金属付着防止処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762255B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04165079A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-10 | Nippon Techno Kk | 化学ニッケルメッキ液槽の製作加工方法および該メッキ液槽を利用した化学ニッケルメッキ方法 |
| JP2009249656A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Mitsubishi Electric Corp | めっき装置およびめっき方法 |
| JP2019183245A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 日本カニゼン株式会社 | めっき設備 |
| US11066108B2 (en) | 2019-04-05 | 2021-07-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Damper housing for vehicle |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS596398A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-13 | Nisshin Steel Co Ltd | 光輝焼鈍フエライト系ステンレス鋼の表面処理方法 |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP63159878A patent/JPH0762255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS596398A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-13 | Nisshin Steel Co Ltd | 光輝焼鈍フエライト系ステンレス鋼の表面処理方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04165079A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-10 | Nippon Techno Kk | 化学ニッケルメッキ液槽の製作加工方法および該メッキ液槽を利用した化学ニッケルメッキ方法 |
| JP2009249656A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Mitsubishi Electric Corp | めっき装置およびめっき方法 |
| JP2019183245A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 日本カニゼン株式会社 | めっき設備 |
| US11066108B2 (en) | 2019-04-05 | 2021-07-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Damper housing for vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0762255B2 (ja) | 1995-07-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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