JPH02116419A

JPH02116419A - 加工液循環装置

Info

Publication number: JPH02116419A
Application number: JP63266146A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Asao; 利之浅生; Toyotada Kajitori; 楫取　豊忠
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1988-10-24
Filing date: 1988-10-24
Publication date: 1990-05-01
Also published as: WO1990004478A1; EP0393202A4; EP0393202A1; US5140124A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、ワイヤカット放電加工装置において、放電
加工機本体のノズルとワーク置台周辺に配置した散水器
に加工液を供給し、さらに、使用後の加工液を回収して
浄化しふたたび供給する加工液循環装置に関する。

従来技術ワイヤカット放電加工装置は、放電加工機本体、ＣＮＣ
ＩＩＪｔｌｌ装置および加工液循環装置を備える。

放電加工機本体は、上下ノズル間にワイヤを緊張し、テ
ーブル上のワーク置台に載置したワークを切断加工する
ものであり、ＣＮＣ制御装置は前記切断加工を行う種々
の条件の実行と監視を行うものである。

加工液循環装置は前記加工に際して、ワイヤとワークの
放電加工部分およびワーク置台の周辺に加工液を供給し
、これを回収すると共に循環させる。

前記放電加工部分には、上下のノズルから加工液が供給
され、放電個所に発生する熱とスラッジを除去し、また
、ワイヤとワーク間の適正な絶縁状態の維持を行う。

ワーク置台には周辺に配置された散水器から加工液が供
給され、ワーク置台およびその周辺に位置する部材の温
度が加工液によって一定に維持される。

上下ノズルからの加工液は、加工速度、加工精度などに
よって供給量が調整される。例えば加工速度が大なる時
は供給量を大とし、加工精度が高い場合は通常、速度が
遅くなるので、その分、加工液の供給量を小としている
。しかし、一方、ワーク置台の周辺には上下ノズルから
の分も含め、常時一定量の加工液が供給され、循環して
いることが、ワーク、ワーク置台およびその周辺部材の
温度を一定に維持する上で重要である。

特に、サブミクロン単位の精度が要求される高精度加工
では、荒加工の後ワークを移動することなく４回の仕上
げ加工を繰返すことがあるが、ワーク自体あるいは、ワ
ーク置台およびその周辺部材の温度変化による熱変形（
ステンレス：４〜５μｍ／’Ｃ，ｍ）は加工位置にズレ
を生じ、加工精度に重大な影響を与える。

ところで、従来の加工液循環装置は清水槽、供給ポンプ
、汚水槽、フィルターなどを備え、清水槽からの加工液
供給管路に供給ポンプまたは制御弁が配置されると共に
その下流側でノズル側管路と散水側管路に分岐され、そ
れぞれ前記の上下ノズルと散水器に通じ、使用後の加工
液はワーク置台を取囲む加工液パンに受止められ、つい
で、汚水槽に導かれて循環用ポンプにより、フィルター
を介して清水槽に帰還する構造となっている。

そして、上下ノズルに対する加工液供給量の調整は、ノ
ズル側管路と散水側管路の分岐点より上流の加工液供給
管路に配置した前記供給ポンプまたは制御弁を調整して
、清水槽からの供給量そのものを直接制御することによ
って行っている。

そのため、従来の加工液循環装置では、上下ノズルに供
給する加工液量を調整すると加工液循環量の全体が変化
し、ワーク置台や周辺部材の温度が変化して、結果的に
、加工精度の維持を困難にしている。

この事態を解決するために別途、散水用の加工液供給ポ
ンプを設けているものもあるがコストアップとなってい
る。

発明が解決しようとする課題この発明は、上下ノズルからの加工液供給量を調整する
にもかかわらず、全体の加工液供給量を一定に維持でき
る加工液＠環装置の提供を課題とする。

課題を解決するための手段ワイヤカット放電加工装置における加工液循環装置にお
いて、ノズル側管路と散水側管路に分岐する清水槽からの加工
液供給管路に、供給ポンプを前記分岐点の上流側に、流
量調整弁を下流側のいずれかの管路に配置する。

作　　用供給ポンプは、加工液供給管路に常時一定量の加工液を
供給する。

流量調整弁は、加工液供給管路における一定量の加工液
から所定量を上下ノズルに振分ける。

実施例第１図はワイヤカット放電加工装置の全体を示し、放電
加工機本体１、ＣＮＣ制御装置２および加工液循環装置
３を備える。

放電加工機１はＣＮＣ制御装＠２のコントロール下に作
動するＸ、Ｙテーブル４を備え、その上にワーク置台５
が固定されている。ワーク置台５の周囲は加工液パン６
で囲まれている。符号７はワイヤで供給リール８から上
ノズル９、下ノズル１０を軽でワイヤ回収箱１１に至る
。

加工液供給量Ｍ３は第２図に示すように、清水１１２、
汚水槽１３を備え、清水槽１２から加工液供給管路１４
に供給ポンプ１５を備え、その下流側でノズル側管路１
６と散水側管路１７に分岐し、ノズル側管路１６はさら
に分岐して上ノズル９と下ノズル１０に接続され、一方
、散水側管路１７には電動式の流口調整弁１８が配置さ
れ、その先に散水器１９が取付けられている。散水器１
９はワーク置台５およびその周辺に加工液を散布するよ
うに配置されている。

そして、上下ノズル９．１０および散水器１７から放出
された加工液は加工液パン６で受止められ、汚水槽１３
に集められる。汚水槽１３は帰還管路２０によりフィル
ター２１に接続されフィルター２１の出口は清水槽１２
に接続している。なお、２２は循環用ポンプで、帰還管
路２０に配置されている。

ワーク置台５にワーク２３を固定し、ＣＮ　ＣＩＩ御装
置２によるコントロールのもと、ワイヤ７により放電加
工を開始すると、同時に加工液循環装置３も駆動され、
供給ポンプ１５と循環用ポンプ２２によって一定聞の加
工液が、各管路を通じて循環する。

そして、現在の加工が荒加工である場合はＣＮＣ制御装
置２にセットしたプログラムにより、流量調整弁１８を
絞ってノズル側管路１６への加工液流量を多く、散水側
管路１７への流口を抑制する。また、仕上げ加工の場合
は逆に流量調整弁１８を開いて散水側管路１７への流量
を多くし、ノズル側管路１６の流山を抑制する。

しかし、いずれの場合もノズル側管路１６と散水側管路
１７における加工液流間の合計は同じで、一定である。

すなわち、加工の態様（荒加工あるいは仕上げ加工など
）によって、上下ノズル９．１０からの加工液供給量が
変更になっても、ワーク置台５の周辺を循環する加工液
の看は一定である。そのため、例えば、同じワーク２３
に対する加工態様が荒加工から仕上げ加工に移転しても
、ワーク２３およびワーク置台５を含めた周辺の部材に
湿度変化はなく、これらが熱膨脹することによるワーク
２３自体の変形あるいはワーク置台５などワークを支持
する部分の変形によるワークの位置ズレが生じず、放電
加工を荒加工から、何等の支障なく、仕上げ加工に推移
させることができる。

使用後の加工液は加工液パン６で汚水槽１３には集めら
れ、循環用ポンプ２２でフィルタ２１を介して清水槽１
２に還元される。

以上実施例に付いてのべたが、本発明は、流口調整弁を
手動のボールバルブとしても実施できるものであり、散
水器はワーク置台周辺ばかりでなく、温度変化による熱
変形がワークの位置に影響を与えるテーブルや上ノズル
近傍など、他の個所に配置することもできる。

また、実施例では流量調整弁を散水側管路に配している
がノズル側管路であっても良い。ただし、散水側管路に
設ける方がノズル管路内の液圧が高く維持されて好まし
い。

発明の効果上下ノズルからの加工液供給量が調整されても全体の加
工液循環量は変らないから、温度変化を主因とするワー
クの変形、位置ズレがなく、高精度の加工が可能となる
。

ワーク置台周辺に対する加工液供給量を一定に維持する
ために格別のポンプを必要としないから、コストアップ
を抑υノできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図は構成を示す概略図である。１・・・放電加工機本体、２・・・ＣＮＣ制御装置、３
・・・加工液循環装置、４・・・Ｘ、Ｙテーブル、５・
・・ワーク置台、６・・・加工液パン、７・・・ワイヤ
、９・・・上ノズル、１０・・・下ノズル、１２・・・
清水槽、１３・・・汚水槽、１４・・・加工液供給管路
、１５・・・供給ポンプ、１６・・・ノズル側管路、１
７・・・散水側管路、１８・・・流量調整弁、１９・・
・散水器、２３・・・ワーク。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

清水槽からの加工液供給管路をノズル側管路と散水側管
路に分岐し、該分岐点の上流側に供給ポンプを、下流側
のいずれかの管路に流量調整弁を配置したことを特徴と
するワイヤカット放電加工装置における加工液循環装置
。