JPH02111710A

JPH02111710A - 化粧料組成物

Info

Publication number: JPH02111710A
Application number: JP63264737A
Authority: JP
Inventors: Akio Fujikawa; 藤川　明男
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-10-20
Filing date: 1988-10-20
Publication date: 1990-04-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は化粧料組成物に係り、その目的は抗酸化能を
持つ化粧料を安全の確認されて、ある常用配合成分から
配合できる化粧料組成物の提供に有る。

尚、この明細書で化粧料組成物としては医薬部外品とし
ての外用剤を含むものとする。

（従来技術）従来から、その使用効果を具現するため化粧料に種々の
薬効剤を処方することが提案されているが、有効性、安
全性を共に具備する有効な薬剤が見当たらないのが現実
である。

化粧料の保存性を維持しさらには皮膚表皮における過酸
化脂質を抑制する目的で抗酸化剤として、種々の物質が
配合されているが、この抗酸化剤としては、その効果に
優れ、かつ安全性にも秀れたものは現在存在しない。

（従来技術の欠点）従来の抗酸化物質としては化学合成品であるトコフエロ
ール類やＢＩＩＡ、　ＢＩＴ等があるが、トコフェロー
ル類は効果と油溶に限られた熔解性が、ＢＨＡ　、　Ｂ
ＩＴはその安全性に問題があった。

（発明の解決課Ｂ）この発明は安全性有効性共に秀れた抗酸化剤を化粧料に
配合することにより化粧料の保存性を高めしかも皮膚表
皮の過酸化脂質の生成を防止することによって該化粧料
の効果をはっきり上昇さ廿うる化粧料組成物を提供せん
とした。

（発明の解決手段）即ち、この発明はニンジン（Ｐａｎａｘ　ｇｉｎｓｅｎ
ｇ　Ｃ。

＾］ｅｙｅｒ　）　、カンゾウ　（Ｇｌｙｃｙｒｒｈｉ
ｚａ　ｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｈｅｒ）　、センキュ
ウ（Ｃｎｉｄｉｕｍ　ｏｆｆｉｃｉｎａｄｅ　Ｍａｋｉ
ｎｏ）、オウレン（Ｃｏｐｔｉｓ　ｊａｐｏｎｉｃａ　
Ｍａｋｉｎｏ）　ｓトウキ（＾ｎｇｅｌｉｃａ　ａｃｕ
ｔｉｌｏｂａ　ＫＩＴＡＧＡＷＡ　）　、シャクヤク　
（八ｍｏｍｕｎ　Ｘａｎｔｈｉｏｉｄｅｓ　ＴＨＵＮＢ
ＥＲＧ　）　、オウゴン（Ｓｃｕｔｅｌｌａｒｉａ　ｂ
ａｉｃａｌｅｎｓｉｓ　ＧＥＯＲＧＩ）　、リジン（Ｓ
ｏｐｈｏｒａ　ｆｌａｖｅｓｃｅｎｓ　ＡＩＴＯＮ）　
、サイコ（Ｂｕｐｌ−ｅｕｒｕｎ　ｆａｌｃａｔｕｍ　
Ｌ、　）　、ジオウ（Ｒｅｈｍａｎｉａ　ｇｌｕｔｉｎ
ｏｓａ　ＬｉＢｏｓｃｈｉｔｚ　ｖａｒ、ｐｕｒｐｕｒ
ｅａ　Ｍａｋｉｎｏ）のうち少なくとも一種以上の生薬
を含み、この生薬が加熱処理された後配合されてなるこ
とを特徴とする化粧料組成物及び単糖類及び／又は少糖
類とアミノ基を有する化合物との混合物が加熱処理され
た後配合されてなることを特徴とする化粧料組成物を提
供することにより上記従来の欠点を悉く解消したもので
ある。

（発明の構成）この発明で使用するニンジン（Ｐａｎａｘ　ｇｉｎｓｅ
ｎｇＣ，Ａ、Ｍｅｙｅｒ　）とはオタネニンジンとも称
しウコギ科の多年草で根部を利用する。

この発明において使用するカンゾウ（Ｇｌｙｃｙｒｒｈ
−Ｌｚａ　ｕｒａｌｅｎｓｉｓ　Ｆｉｓｈｅｒ）とはマ
メ科の植物で根部を利用する。

この発明において使用するセンキュウ（Ｃｎｉｄｉｕｍ
ｏｆｆｉｃｉｎａｄｅ　Ｍａｋｉｎｏ　）とはセリ科の
植物で根茎を利用する。

この発明において使用するオウレン（Ｃｏｐｔｉｓｊａ
ｐｏｎｉｃａ　Ｍａｋｉｎｏ）とはキンポウゲ科の植物
で根茎を利用する。

この発明において使用するトウキ（＾ｎｇｅｌｉｃａａ
ｃｕｔｉｌｏｂａ　ＫＩＴＡＧＡＷＡ　）とはセリ科の
植物でその根部を利用する。

この発明において使用するシャクヤク（ＡｍｏｍｕｎＸ
ａｎｔｈｉｏｉｄｅｓ　ＴＨＵＮＢＥＲＧ　）とは、ボ
タン科の植物でその根部を利用する。

この発明において使用するオウゴン（Ｓｃｕｔｅｌｌａ
−ｒｉａ　ｂａｉｃａｌｅｎｓｉｓ　ＧＥＯＲＧＩ）と
はシソ科のコガネバナとも称する植物で根部を利用する
。

この発明において使用するリジン（Ｓｏｐｈｏｒａｆｌ
ａｖｅｓｃｅｎｓ　ＡＩＴＯＮ）とはマメ科のクララと
称する植物で根部を利用する。

この発明において使用するサイコ（Ｂｕｐｌｅｕｒｕｎ
ｆａｌｃａｔｕｍ　Ｌ、　）とはセリ科の植物で根部を
利用する。

この発明において使用するジオウ（Ｒｅｈｍａｎｉａｇ
ｌｕ）ｉｎｏｓａ　ＬｉＢｏｓｃｈｉｔｚ　ｖａｒ、　
ｐｕｒｐｕｒｅａ　Ｍａｋｔｎｏ）とはゴマノハグサ科
の植物で根部を利用する。

この発明にで使用する単糖類及び／又は少糖類とは、Ｄ
−リボース、Ｄ−キシロース、Ｄ−アラビノース、Ｄ−
ブドウ糖、Ｄ−ガラクトース、Ｄマンノース、Ｄ−フラ
クトース、Ｄ−ラムノース、Ｄ−ソルボース、Ｄ−マル
トース、Ｄ−ラクトース、Ｄ−シュクロース等を挙げる
ことができる。

この発明で使用するアミノ基を有する化合物とは、グリ
シン、ＤＬ−アラニン、β−アラニン、Ｌ−スレオニン
、ＤＬ−セリン、ＤＬ−バリン、Ｌ−ロイシン、Ｌ−ア
スパラギン酸、Ｌ−アンセリン、Ｌ−グルタミン酸、Ｌ
−グルタミン、Ｌアルギニン、し−リジン・ＨＣｌ、、
Ｌ−システィン、Ｌ−メチオニン１．ＤＬ−フェニルア
ラニン、Ｌ−チロシン、Ｌ−）リプトファン、Ｌ−ヒス
チジン・ＨＣＩ、Ｌ−プロリン等を挙げることができる
。

前述の如き生薬又は単糖類及び／又は少糖類とアミノ基
を有する化合物との混合物を加熱処理するには、次の通
りすればよい。

処理法としては、高温で予め魚目の見える程度まで焙じ
る。

この加熱物をアルコール、水又はその混液で抽出し、通
常のエキス農法（場合によっては濃縮し）でエキスとし
て化粧料組成物に配合利用する。

基剤としての油中で高温に急熱し、魚目の見えた段階で
放冷し、濾過する。

更には密閉容器で１〜７時間１００°ぐらいでむし焼に
した出発物質をアルコール、水又はその混液又は一般の
油（ゴマ油、オリブ浦、オオパ油など）で浸出させる。

その抽出時間としては１〜１０日間程度である。

溶媒使用量は出発原料化等量〜１０倍量、通常には２．
５〜５倍量使用すればよい。

この発明においては、このように抽出した成分を化粧料
に対して０．００５％（重量％、以下同じ）以上配合す
るのが望ましい。

また、配合量の上限は特に限定されるものではないが、
加熱加工物が著しく着色している場合は着色による商品
価値低下の観点から、一般に、約２％程度まで配合する
のが好ましい。

このようなこの発明に係る化粧料組成物は常法に従って
化粧クリーム、化粧水、ヘアトニック、育毛剤、浴用剤
、テンカ粉、石ケンなどの通常公知のいずれかの剤形と
することができ、又他の配合成分はこの発明においては
特に限定されるものではなく、通常用いられる配合成分
いずれもが使用できる。

実施例１〜５第１表の如く生薬を用いて加熱処理物を得た。

第　　１　　表試験例１〜５、比較例１一方、次の組成からなる化粧用クリームを開裂し、この
化粧用クリームに加熱処理化合物を０．０５％混入した
化粧用クリーム５個を調製した。比較例１として加熱処
理物の配合のないクリームを調装した。

処方配合成分　　　　　　　　　重量％ステアリン酸　　　　　　　　１０ステアリルアルコール　　　　４ステアリン酸ブチル　　　　　　８乳化剤　　　　２保存料、着香剤　　　　　　　０．２プロピレングリコール　　　　１０グリセリン　　　　　　　　　４水酸化カリウム　　　　　　　　０，４精　製　水　　
　　　　　　残部得られた試験例１〜５及び比較例の化粧用クリーム各ｌ
ｏｇを用いて次の試験を行った。

各試料を６０℃の恒温槽に入れ、エアポンプで連続して
３時間通気を行った。１時間ごとに試料を採取し、常法
（日本薬学金回、汎用衛生試験法と解説、第６版、６１
〜６２頁、１９７６年）により、各試料の過酸化物価（
ＰＯν）を測定した。

第　　２　　表＊　＊　：　ＰＯＶ上昇抑制率は次式より算出ｐｏｖ上
昇抑制率（％）　＝　ａ−ｂ／ａ　ｘｌｏ。

ａ＝対照のＸ時間後のｐｏｖ一対照の０時間ｐｏｖｂ＝
検体試料のＸ時間後のｐｏｖ−検体試料の０時間Ｏｖ試験例２「シミまたはソバカス」、「肌アレ」、「ニキビ」、「
カユミ」のある男子８名（１８才〜３９才）および女子
１２名（２６オ〜４６オ）。

（２）テスト方法被験者（男女２０名）に、毎日、就寝前と朝の２回、温
湯で洗顔後に前記試験例１の化粧用フリームラ少Ｓｋ顔
にぬらせ、２週間後（シミ、ソバカスの場合は３ケ月後
）にその症状改善効果を評価した。

（３）評価各症状の程度をつぎのとおり区分した。

（イ）ニキビ：発赤やいたみがあり、あとを絶たない。

カニミニがまんできない程度のカユミ。

肌アレ：皮膚上でクリームをのばしてもザラザラして指
に異物感がある。

（ロ）シミ、ソバカス：境界ははっきりしているが、色はうす
い。

ニキビ：数も多くなく、症状も重くない。

カニミニがまんできない程ではない。

肌アレ：皮膚上でクリームをのばすとザラザラするが、
を行先に異物感はない。

（ハ）シミ、ソバカス：色は残っているが、境界ははっきりし
ない。

ニキビ：症状は軽く、あとをとどめる程度。

カニミニときどきかゆくなる程度。

肌アレ：皮膚上でクリームをのばすとザラザラせず、普
通にのびる。

（ニ）シミ、ソバカス：はとんど目立たない。

ニキビ：はとんど目立たない。

カニミニはとんどかゆ、みを感じない。

肌アレ：皮膚上でクリームをのばすとすべりよく、よく
のびる。

この症状の区分に従い、各症状ごとに、（イ）から（ハ
）、（ニ）あるいは、（ロ）から（ニ）への症状の改善
を有効、（イ）から（ロ）、（ロ）から（ハ）あるいは
（ハ）から（ニ）−・の症状の改善を情動、症状の変化
なしあるいは悪化を無効として評価した。なお、被験者
の症状は単独の場合も、他の症状を伴う場合もあり、夫
々、症状ごとに評価した。

結果を第３表に示す。

第　　３　　表実施例６Ｌ−アルギニン及びＤ−フラクトース６１モルずつを溶
解した水を、１００°〜１５０°で１時間加熱し、のら
総量を水で補正した加熱処理液を得た。

次の組成から成るヘアトニック処方に、上記加熱処理液
３％を混入したヘアトニック、及び比較例として加熱処
理液を混入しないヘアトニックを調製、それぞれ試験例
６、比較例２とした。

処方　成分　　　　　　　　　　　　重量％エタノール
　　　　　　　　　　　６０１．３ブチレングリコール
　　　　　５１−メントル　　　　　　　　　　　　　
１シヨウチヨウチンキ　　　　　　　０．５ｄｉ−α−
トコフェロール　　　　　０．５ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油　０．５香　　　　料　　　　　　　　　　
　　０．２水、　　　　　　　　残部（試験）前頭部のはげ上った男性（３８〜５７オ）６人を二分し
、各３名ずつ試験例６、比較例２のヘアトニックを毎日
入浴洗髪後１０回ふりかけさせ（マツサージはしない）
三ケ月後の層上部からひたいの生え際までの距離を計測
し、周部のそれと比較した。

尚、生え際のラインは二名のものの視認によった。

結果を第４表に示す。

第表以上の結果から明らかな如く、この発明に係る化粧料組
成物は優れた効果を奏することが明らかである。

手続補正書（方式）％式％２、発明の名称化粧料組成物３、補正をする者事件との関係　　特許出願人住　所　　　　　京都市伏見区深草平田町４番地氏名　
　　藤用明男４、代理人住　所　　　弓５３０　大阪市北区堂島２丁目２番２６
号第２永和ビル平成　１年　１月３１日（発進口）６、辛甫正の対象１、願　書　「別紙の通り」２、明細書７、辛甫正の内容２、明細書（１）明細書第１頁第２行目「１．考案の名称」の名称
」と補正する。

とあるをｒｌ、発明

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ニンジン（ＰａｎａｘｇｉｎｓｅｎｇＣ．Ａ．Ｍ
ｅｙｅｒ）、カンゾウ（Ｇｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａ
ｌｅｎｓｉｓＦｉｓｈｅｒ）、センキュウ（Ｃｎｉｄｉ
ｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｄｅＭａｋｉｎｏ）、オウレン（
ＣｏｐｔｉｓｊａｐｏｎｉｃａＭａｋｉｎｏ）、トウキ
（ＡｎｇｅｌｉｃａａｃｕｔｉｌｏｂａＫＩＴＡＧＡＷ
Ａ）、シャクヤク（ＡｍｏｍｕｎＸａｎｔｈｉｏｉｄｅ
ｓＴＨＵＮＢＥＲＧ）、オウゴン（Ｓｃｕｔｅｌｌａｒ
ｉａｂａｉｃａｌｅｎｓｉｓＧＥＯＲＧＩ）、クジン（
ＳｏｐｈｏｒａｆｌａｖｅｓｃｅｎｓＡＩＴＯＮ）、サ
イコ（ＢｕｐｌｅｕｒｕｎｆａｌｃａｔｕｍＬ．）、ジ
オウ（ＲｅｈｍａｎｉａｇｌｕｔｉｎｏｓａＬｉＢｏｓ
ｃｈｉｔｚｖａｒ．ｐｕｒｐｕｒｅａＭａｋｉｎｏ）の
うち少なくとも一種以上の生薬を含み、この生薬が加熱
処理された後配合されてなることを特徴とする化粧料組
成物。
（２）単糖類及び／又は少糖類とアミノ基を有する化合
物との混合物が加熱処理された後配合されてなることを
特徴とする化粧料組成物。