JPH0211166Y2 - - Google Patents

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JPH0211166Y2
JPH0211166Y2 JP1982201792U JP20179282U JPH0211166Y2 JP H0211166 Y2 JPH0211166 Y2 JP H0211166Y2 JP 1982201792 U JP1982201792 U JP 1982201792U JP 20179282 U JP20179282 U JP 20179282U JP H0211166 Y2 JPH0211166 Y2 JP H0211166Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は金融機関において用いられる現金自
動預入支払機などの取引処理装置に関し、特には
通帳、明細票などの媒体への印字および取引記録
を行う帳票処理部を備えた取引処理装置に関す
る。
(b) 従来の技術 従来の帳票処理機能を備えた取引処理装置で
は、帳票処理手段として伝票発行機と通帳印字機
とを有している。伝票発行機は顧客に発行する明
細票を作成するとともに取引ごとの取引内容を記
録するために取引内容を伝票ジヤーナルに印字
し、さらに磁気カード取引時には伝票ジヤーナル
にカードエンボスのインプリントを取る装置であ
る。通帳印字機は通帳に取引内容を印字するとと
もに通帳挿入時の取引内容を通帳ジヤーナルに印
字する装置である。通帳ジヤーナルは明細票を発
行しない場合の取引の記録に用いられ、通常、伝
票ジヤーナルより多量の情報が印字される。
(c) 考案が解決しようとする課題 このように従来の取引装置の帳票処理部では、
伝票発行機と通帳印字機によつて帳票処理を行う
ために伝票および通帳をそれぞれ印字する二つの
印字装置と二種類のジヤーナル用紙を必要として
いた。また、二つの印字装置に付随してジヤーナ
ル収納、巻き取り機構をそれぞれ個別に必要とし
ていた。したがつて従来の帳票処理機能を備えた
取引処理装置では帳票処理部の構成が複雑化、か
つ大型化し、価格上昇を招くとともに二種類のジ
ヤーナル用紙を使用するためジヤーナル用紙費用
およびジヤーナル用紙保管コストが高くなる欠点
があつた。
この考案の目的は簡単にして小型でかつ安価に
構成された帳票処理部を備え、帳票処理管理を経
済的に行なえる取引処理装置を提供することであ
る。
(d) 課題を解決するための手段 この考案は、通帳またはカードの挿入により取
引処理を行い、挿入された通帳または明細票、お
よび、内蔵されたジヤーナル用紙に印字する取引
処理装置において、 通帳搬送路およびカード搬送路を並行して設け
るとともに、 前記通帳搬送路に合流し、明細票を通帳搬送路
に繰り出す明細票搬送路と、 前記カード搬送路後方において前記通帳搬送路
に並行し、カード搬送路の終端部においてカード
搬送方向と略直角に形成されたジヤーナル搬送路
と、 前記カード搬送路の終端部において、搬送され
てきたカードをカード搬送方向と略直角に変位さ
せるインプリント台を備え、前記ジヤーナル搬送
路を搬送されるジヤーナル用紙にカードのエンボ
スをインプリントするインプリント装置と、 前記通帳搬送路およびジヤーナル搬送路間を移
動する単一の印字ヘツドを備えた印字装置と、 を設けたことを特徴とする。
(d′) 作用 この考案の取引処理装置では、カード搬送路、
ジヤーナル搬送路が連続して設けられており、こ
れらの搬送路に並行して通帳搬送路が設けられて
いる。また、カード搬送路、通帳搬送路間を移動
する単一の印字ヘツドを備えた印字装置を有して
いる。さらに、通帳搬送路には明細票繰出路が合
流しており必要に応じて明細票が通帳搬送路に繰
り出される。これにより、上記単一の印字ヘツド
によりジヤーナル、通帳、明細票の印字を行うこ
とができる。また、ジヤーナル搬送路にはカード
のインプリント装置が対向しており、ジヤーナル
用紙にカードエンボスをインプリントすることが
できる。これにより、幅方向に2個の搬送路を設
けたのみで、通帳、明細票、ジヤーナルの3種類
の印字ができる。
ジヤーナル搬送路はカード搬送路終端部でほぼ
カード搬送方向に直角(縦方向)に設けられてお
り、搬送されてきたカードはインプリント台によ
りこのジヤーナル搬送路に対向するよう変位され
る。これにより特別のスペースを設けなくてもカ
ードのインプリントが可能になるためインプリン
ト装置を小型化することができ奥行きを短くする
ことができる。また、インプリント台でカードを
変位させるようにしたことにより、銀行カード等
の変形しにくい(ベルト・ローラによつて変位さ
せにくい)カードであつても縦方向にインプリン
トが可能になる。
(e) 実施例 第1図はこの考案の一実施例である現金自動預
入支払機の外観斜視図である。現金自動預入支払
機1の前方に突出した水平な操作面には、顧客に
対する操作案内、機能キー4の機能、支払請求金
額その他の入力データ、顧客に伝達すべき他の情
報、係員処理情報などの表示に用いられる陰極線
管表示装置(以下、CRTという。)2が配置され
ている。機能キー4はCRT2の左右両側に隣接
して設けられ、取引処理の選択、取消、確認、金
額の単位などを入力するために用いられる。ま
た、CRT2の右側手前の位置には、顧客固有の
暗証番号や支払請求金額などを入力するために用
いられるテンキー5が設けられている。さらに操
作面には、預金の取引において紙弊投入が行われ
るとともに入金紙弊投入後、取消の入力があつた
ときに紙弊返却を行うための紙弊投入兼放出口3
が設けられている。
現金自動預入支払機1のほぼ垂直な操作面に
は、銀行取引の資格のある顧客の個人コード(暗
証番号、口座番号など)が磁気記録された磁気カ
ードを挿入するためのカード挿入口8、および支
払の取引において出金紙弊を放出するための紙弊
放出口9が、左側には、係員操作用の係員キー
6、および通帳の挿入、放出の他、受取書の挿
入、放出、明細票の放出に用いられる通帳挿入口
7が設けられている。通帳挿入口7の上方には取
引が可能な状態であることを示す取扱中表示器1
0、取引可能な取引の種類を示す表示器11がそ
れぞれ設けられている。
第2図は現金自動預入支払機1の制御ブロツク
図である。現金自動預入支払機1はCPU20に
よつて制御される。CPU20は、その入出力機
器として、支払の取引において所定金額の紙弊を
紙弊放出口9に送出するとともに取忘れ紙弊を回
収する紙弊放出機30、紙弊投入口3へ挿入され
た紙弊の真偽と種類を判別するビルチエツカ3
1、後述の帳票処理を行う帳票処理部32と、機
能キー4およびテンキー5を含むキー入力装置3
5、CRT2を含む表示装置36、紙弊放出口9
の紙弊の抜取操作を確認する紙弊抜取確認装置3
7、および現金自動預入支払機1の監視および運
用のために用いられる内部パネル(図示せず)の
制御装置38を備えている。帳票処理部32はカ
ード挿入口8に挿入されたカードに磁気記録され
た情報を読み取る磁気カードリーダ33、各取引
処理ごとにその取引種類、支払金額預金金額など
の取引データを銀行の控および顧客への明細票に
印字し、また、通帳に各取引データを印字すると
ともに、通帳の表紙外面に貼付された磁気ストラ
イプに記録された情報を読み取りまたは書込みお
よび通帳の各頁を示すバーコードを読み取る印字
装置34を含む。CPU20をマスタCPUとし、
各入出力機器30〜38をそれぞれ制御するスレ
ーブCPUを設けて、現金自動預入支払機1をマ
スタ・スレーブ・システムによつて制御するよう
にしてもよい。CPU20は、そのプログラムを
格納したリードオンリメモリ(以下、ROMとい
う。)21、および取引データ、CRT2に表示す
るためのデータ、その他のデータを記憶する揮発
性のRAM22aとセンタよりの受信電文をスト
アする受信バツフアおよび通帳印字データ編集用
バツフアとして用いるCMOS・RAM22bを備
えている。COMS・RAM22bはバツテリより
バツクアツプされ、この装置の電源を切つた場合
も記録内容を保持する。各種の取引処理にあたつ
て、CPU20は伝送制御装置24を介して図示
しないセンタと交信を行い、センタからの指示に
したがつて取引処理を完遂する。また、伝送制御
装置23を介して、現金預入支払機1の状態情
報、異常発生情報を遠隔監視装置に伝送する。
第3図はこの実施例の現金自動預入支払機によ
る取引処理手順の一例である通帳併用カード支払
の取引の手順を示している。
まず、ステツプn51(以下、ステツプniを単
にniという。)にてCRT2に取引内容の選択を促
すメツセージと機能キー4の機能とが表示される
ので、顧客は機能キー4によつて所望の取引を指
定するn52。顧客が支払の取引を選択すると、
CRT2にカード挿入を促すメツセージが表示さ
れるのでn53、顧客はカードを挿入するn5
4。続いて挿入されたカードの磁気ストライプを
読み取るn55。さらに通帳挿入n56〜58、
暗証番号キー入力n59,n60、支払請求金額
のキー入力n61,n62が順次行われる。これ
により支払の取引に必要なデータが整うので
CRT2に待機メツセージが表示されn63、か
つ取引データがセンタに伝送されるn64。これ
らの処理の間にカードのインプリントを取るn6
8。
センタでは、その口座の有無、残高と支払額と
の比較などを行い取引可であればその旨の電文が
現金自動預入支払機1に伝送される。現金自動預
入支払機1ではセンタからの電文を受信するとn
65、通帳や明細票に印字するとともにn66,
n67、通帳やカードの磁気ストライプへのデー
タ記録n69,n70、取引の記録データのジヤ
ーナル用紙への印字n71を平行して処理し、通
帳、カードを返却するn72,n73。最後に
CRT2に紙弊の受取を促すメツセージの表示が
行われn74、紙弊が放出口9に、明細票が挿入
口7にそれぞれ放出されn75、それらが抜き取
られると取引は終了する。
次に帳票処理部32を第4図〜第6図によつて
詳述する。
第4図は帳票処理部32の帳票処理機構を示す
構造図である。第5図は帳票処理部32のカード
処理機構およびジヤーナル作成機構を示す構成図
である。また、第6図は帳票処理部32の通帳お
よび明細票処理機構を示す構成図である。
通帳挿入口7の挿入方向には、その方向に平行
に張架された搬送ベルト122,132が設けら
れ、このベルトによつて通帳搬送路を形成してい
る。搬送ベルト122の駆動は、その両端に設け
られている搬送ローラ123,133によつて行
われる。搬送ベルト122の搬入側には通帳通過
確認用センサ130および磁気ヘツド90が設け
られている。センサ130は通帳通過により遮光
されたときオフになる光電スイツチなどで構成さ
れる。磁気ヘツド90は通帳88に貼付された磁
気ストライプ98の記録情報を読み取るとともに
必要なデータを書き込む。磁気ヘツド90による
書込みまたは読取りを行うために、磁気ヘツド9
0の上方に通帳を押さえるための通帳押えパツド
124が設けられている。通帳押えパツド124
は図示しないソレノイドにより上下方向に移動す
る。また、磁気ヘツド90は磁気ヘツド搬送モー
タ128からなる移動機構によつて通帳磁気スト
ライプ98の長手方向に移動する。搬送ベルト1
22は搬出側に設けた電磁クラツチ131がオン
することにより搬送モータ120より駆動力を受
け駆動される。搬送モータ120と電磁クラツチ
131との間には伝動ベルト121aが取り付け
られている。また、搬送モータ120と搬送ベル
ト132との間に伝動ベルト121bが取り付け
られ、搬送ベルト132は搬送モータ122によ
り駆動される。
搬送モータ120にはステツピングモータを用
い搬送ベルト122,132の定量送りを行うこ
とができる。搬送ベルト132の搬入側の上方に
は反射式センサ91が設けられている。反射式セ
ンサ91は通帳より反射した光を受光して、印字
済み行および印字開始行を検出する。搬送ベルト
132のほぼ中央にはプラテン87と印字ヘツド
92とで構成された印字装置が配置されている。
プラテン87の平面部は搬送ベルト132の搬送
面より少し上に位置する。また、プラテン87は
搬送ベルト132の搬送方向に直行して設けら
れ、後述するジヤーナル用紙搬送路まで延長され
ている。印字ヘツド92はスペーシングモータ1
25によりプラテン87の長手方向に沿つて移動
し、伝票および通帳の印字を行う。また、後述す
るように搬送ベルト132は明細票搬送路も兼ね
ているので、印字ヘツド92は通帳搬送路、ジヤ
ーナル用紙搬送路および明細票搬送路間を移動す
ることになる。
搬送ベルト132の搬入側の下方に明細票96
を収納する明細票収納部が設けられている。明細
票収納部より明細票96は繰出しローラ127に
よつて一枚ずつ繰り出される。繰り出された明細
票は搬送ベルト132の搬送路に供給される。明
細票の繰出し部及び搬送ベルト132によつて明
細票搬送路が形成されている。明細票繰出し用電
磁クラツチ126は伝動ベルト(図示せず)を介
して搬送モータ120に連結され、オンすること
により繰り出し用ローラ127を駆動する。プラ
テン87の前方で搬入側に設けたセンサ134は
繰り出された明細票を検出する。
プラテン87の後方で搬送ベルト132の搬出
側に回収フラツパ129が設けられている。ま
た、回収フラツパ129の下方に回収箱94が配
置されている。回収フラツパ129は図示しない
ソレノイドで駆動され、搬送方向は点線で示すフ
ラツパ位置にて通帳を通帳搬送路から回収箱94
に導く方向と、実線で示すフラツパ位置にて後述
する通帳めくりローラ93の位置に通帳を搬送す
る方向とに切り換わる。通帳めくりローラ93は
図示しないモータで駆動され、通帳の頁めくりを
行う周知の装置で構成されている。
カード挿入口8の挿入方向には、その方向に平
行に搬送ベルト102が張架されている。この搬
送ベルト102は挿入されたカードをインプリン
ト台104に搬送する搬送路を形成している。搬
送ベルト102の搬入側にはカード通過確認用セ
ンサ115および磁気ヘツド82が設けられてい
る。磁気ヘツド82はカード搬送時に磁気カード
80に貼付された磁気ストライプの磁気記録情報
を読み取るとともに必要なデータを書き込む。搬
送ベルト102は搬送ベルト122,132の搬
送方向と平行に設けられている。搬送ベルト10
2の搬入側に設けたカード搬送ローラ103およ
び搬送ベルト102は伝動ベルト101および搬
送モータ101からなる搬送力伝達装置によつて
駆動される。搬送ベルト102のほぼ中央には回
収フラツパ109が設けられている。回収フラツ
パ109は図示しないソレノイドで駆動され、搬
送方向は点線で示すフラツパ位置にて磁気カード
をカード挿入口8からインプリント台104に搬
送する方向と、実線で示すフラツパ位置にて磁気
カードを搬送ベルト102の下方に配置した回収
箱95に搬送する方向とに切り替わる。
搬送ベルト102の終端に設けたインプリント
台104は、下面に当接して設けた軸106を支
点として90度回転するように配置されている。ま
た、インプリント台104は後方に形成したカー
ド当接部と、カード挿入側にカード挿入方向と直
行して設けたカード押え部材105からなり、挿
入された磁気カード80を保持するカード保持部
を有する。カード押え部材105はカード保持面
の上方にカードの厚みより若干大きい距離を隔て
て取り付けられ、挿入された磁気カード80の終
端部に対向する。さらに、インプリント台104
は上記カード当接部の後方に設けた連結部113
にて駆動ベルト108に連結している。駆動ベル
ト108はインプリント台回転用モータ107に
よつて駆動される。カード挿入時、インプリント
台104はカード保持面がカード搬送方向と平行
になるように水平位置に保持される。一方、イン
プリント台104はインプリント時に駆動ベルト
108の駆動により二点鎖線で示すようにカード
保持面が鉛直方向になる位置に保持される。駆動
ベルト108の駆動方向を逆転することによりイ
ンプリント台104は鉛直方向から水平方向に復
帰することができる。
インプリント台104の後方にジヤーナル用紙
搬送部が設けられている。ジヤーナル用紙84が
ジヤーナル用紙ロール85からフイードされ、回
収用ロール86に巻き取られる経路に設けた複数
個の送りローラおよびプラテン87によつてジヤ
ーナル用紙搬送路が形成されている。このジヤー
ナル用紙搬送路の途中にインプリントローラ11
0と、インプリントローラ110の移動ガイド1
14からなるインプリント部が設けられている。
ジヤーナル用紙84はジヤーナル送りモータ11
2によりジヤーナル用紙ロール85からフイード
され、上記インプリント部を経てプラテン87に
搬送され、ジヤーナル用紙収用ロール86に巻き
取られる。ガイド114はインプリントローラ1
10の軸が摺動する溝からなり、鉛直方向に設け
られているとともにその両端はジヤーナル用紙よ
り内側に向いている。インプリントローラ110
はインプリントローラモータ111から駆動力を
受けてガイド114に沿つて移動する。また、ガ
イド114は、前記インプリント台104が鉛直
方向に保持されたとき、そのインプリント台10
4のカード保持面に近接して、かつ対向する位置
に設けられている。インプリントローラ110
は、インプリント台104が鉛直方向に保持され
ているときインプリントローラ110が上方より
二点斜線で示すようにガイド114に沿つて下降
するように駆動制御され、そのときにジヤーナル
用紙84は磁気カード80の表面に押圧され、カ
ードエンボスのインプリントがジヤーナル用紙に
取られる。
次に前記第3図に示した通帳併用カード支払取
引における帳票処理部32の各機構の動作を説明
する。
まず、磁気カード80をカード挿入口8より挿
入すると磁気カード80はカード搬送ローラ10
3により取り込まれる。取り込まれた磁気カード
80はインプリント台104の方向に搬送され、
磁気ヘツド82の下を通過するとき磁気カード8
0の磁気ストライプ97のデータが磁気ヘツド8
2によつて読み取られる。次に通帳88の挿入が
行われるがこれと平行してカードエンボスのイン
プリントが行われる。磁気カード80はインプリ
ント台104のカード保持部の上に搬送されたと
きインプリント台104は90度回転し、二点斜線
で示した鉛直方向の位置に保持される。続いてイ
ンプリントローラ110が鉛直方向にガイド11
4に沿つて移動し、ジヤーナル用紙84にカード
エンボスをインプリントする。インプリントが終
了すれば、インプリント台104は実線で示すも
との位置に戻り、また、インプリントローラ11
0も実線の元の位置に戻る。
通帳88が通帳挿入口7より挿入されると通帳
搬送ローラ123により取り込まれ、通帳後端が
センサ130を通過したとき搬送モータ120が
停止し、通帳搬送を停止する。この停止状態では
通帳88の通帳磁気ストライプ98が磁気ヘツド
90の下方にセツトされている。この位置で通帳
88は通帳押えパツド124により押さえられ、
磁気ヘツド90が通帳磁気ストライプ98の長手
方向に移動して通帳磁気ストライプ98の記録情
報が読み取られる。この読み取りが終わると、通
帳押えパツド124は上昇し、かつ搬送モータ1
20が起動し、通帳88は再び印字ヘツド92へ
の方向へ搬送される。通帳88が反射式センサ9
1を通過する際、印字済み行および印字開始行が
検出され、印字開始行が印字ヘツド92の下方に
位置するように通帳88を搬送する。なお、通帳
挿入および読み取り時に平行して暗証、金額のキ
ー入力やセンタへの送受信が行われる。センタか
らの電文を受信すると取引内容に応じたデータが
通帳に印字される。通帳印字が終了すれば、通帳
88を挿入口側に搬送し、センサ130に到達し
たところで搬送を停止する。
上記のようにして通帳への印字を終了すると、
次に明細票の印字を行う。電磁クラツチ131を
オフして搬送ローラ123,133を搬送モータ
120から切り離すとともに電磁クラツチ126
をオンし、繰出しローラ127を回転させ明細票
96の繰り出しを行う。明細票96がセンサ13
4に到達すると電磁クラツチ126をオフし、さ
らに一定量明細票を搬送してプラテン87の印字
位置にセツトする。印字ヘツド92は明細票の印
字位置に移動して取引内容を印字する。
以上の通帳、明細票への印字処理と平行して、
さらにカードの磁気ストライプへの記録、通帳磁
気ストライプ98への記録、ジヤーナルへの印字
が行われる。
カードの磁気ストライプ97への記録を行う場
合、磁気カード80をインプリント台104より
挿入口側に搬送し、センサ115を通過するとこ
ろまで戻し、続いてインプリント台104側に搬
送しながら磁気ストライプ97に磁気ヘツド82
によつて必要なデータを書き込む。また、通帳磁
気ストライプ98への記録は、磁気ヘツド90を
用いて前述した読み取り時と同様の処理によつて
行う。さらにジヤーナルへの印字は、プラテン8
7の上にあるジヤーナル用紙84の位置に印字ヘ
ツド92を移動して行う。
上記のように、印字ヘツド92を通帳搬送路お
よび明細票搬送路またはジヤーナル用紙搬送路の
各搬送路に移動することによつて、一つの印字装
置による通帳、明細票、ジヤーナル用紙の印字を
行うことができる。
通帳の頁めくりを行う場合は、通帳88をめく
りローラ93の位置に搬送し、そのローラ93の
作用によつて頁めくりを行う。
通帳、明細票、ジヤーナル用紙への印字および
磁気記録を終了したとき通帳挿入口7より通帳8
8を返却し、また、カード挿入口8より磁気カー
ド80を返却する。続いて通帳挿入口7より明細
票96を放出する。なお、挿入された通帳または
磁気カードが異常であるときは回収フラツパ12
9または回収フラツパ109を回収方向に切り換
え通帳、磁気カードをそれぞれ回収箱94,95
に回収する。
(f) 考案の効果 以上のようにこの考案の取引処理装置では、通
帳搬送路に明細票繰出路を合流させ、ジヤーナル
搬送路をカード搬送路の後側に設けたことによ
り、搬送路2本の幅という小型の帳票処理部によ
つて通帳、明細票、ジヤーナルの印字、ジヤーナ
ル用紙へのカードエンボスのインプリントの全て
を行うことができる。また、通帳搬送路およびジ
ヤーナル搬送路を並行して設け、これら搬送路間
を移動する単一の印字ヘツドで上記印字をするよ
うにしたとにより、印字装置を小型、軽量化およ
び低価格化することができる。
さらに、印字装置により印字が行われないカー
ドをも一緒に処理するようにしたことにより、装
置を小型化できるうえエンボスのインプリントを
省スペースですることができるようになる。特
に、カードを搬送方向に略直角にしてインプリン
トするようにしたことにより、インプリントのた
めの特別のスペースを設けなくてもインプリント
が可能になり奥行き方向の長さを極めて短くする
ことができる。
また、一般的な取引処理装置においては同じ制
御部(スレーブCPU)で制御される動作部(通
帳処理部、カード処理部、ジヤーナル処理部)を
単一ユニツト化することができ保守も容易になる
利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である現金自動預
入支払機の外観斜視図、第2図は同現金自動預入
支払機の制御ブロツク図、第3図は同現金自動預
入支払機による取引処理動作を示すフローチヤー
ト、第4図は同現金自動預入支払機の帳票処理部
32の構造図、第5図は同帳票処理部32のカー
ド処理機構およびジヤーナル作成機構の構成図、
第6図は同帳票処理部の通帳処理および明細票処
理機構の構成図である。 7……通帳挿入口、8……カード挿入口、32
……帳票処理部、34……印字装置、84……ジ
ヤーナル用紙、87……プラテン、88……通
帳、92……印字ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通帳またはカードの挿入により取引処理を行
    い、挿入された通帳または明細票、および、内蔵
    されたジヤーナル用紙に印字する取引処理装置に
    おいて、 通帳搬送路およびカード搬送路を並行して設け
    るとともに、 前記通帳搬送路に合流し、明細票を通帳搬送路
    に繰り出す明細票繰出路と、 前記カード搬送路後方において前記通帳搬送路
    に並行し、カード搬送路の終端部においてカード
    搬送方向と略直角に形成されたジヤーナル搬送路
    と、 前記カード搬送路の終端部において、搬送され
    てきたカードをカード搬送方向と略直角に変位さ
    せるインプリント台を備え、前記ジヤーナル搬送
    路を搬送されるジヤーナル用紙にカードのエンボ
    スをインプリントするインプリント装置と、 前記通帳搬送路およびジヤーナル搬送路間を移
    動する単一の印字ヘツドを備えた印字装置と、 を設けたことを特徴とする取引処理装置。
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JPS53108524A (en) * 1977-03-01 1978-09-21 Tokyo Shibaura Electric Co Typewriter
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