JPH02111597A - 磁気ディスプレー書込具及びゴースト防止機構を具えた磁気ディスプレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、基板に、液体中に分散したフレク状の磁性
片を封入したマイクロカプセル塗布層を施してなる表示
面を有する磁気ディスプレーにおいて、垂直もしくは水
平に配向した磁性片を局部的に水平もしくは垂直方向に
転換して表示面に文字その他の像を表示させる書込婁及
びゴースト防止！Ｉ！橋を具えた６ｉ気ディスプレーに
間する。

［従来の技術］ マイクロカプセル内の磁性片のｔｉ性配向を垂直から水
平にまたは水平から垂直に転換することによって入射光
を吸収しまたは反射させて両者の間の明昭のコントラス
ト像を形成する磁気ディスプレーシステムがある。この
磁気ディスプレーにあっては、黒色基板に、液体中に分
散したフレーク状の磁性片を封入したマイクロカプセル
を層状に１布した磁気シートにより構成されている。こ
の磁気シートに外部より磁場を作用させて磁性片を磁気
シート面に垂直に配向させると、磁気シート上面より入
射した光は磁性片の間を通り黒色基板に吸収されるので
、磁気シート面は昭黒色地にみえる。また、同様に外部
より磁場を作用させて磁性片を磁気シート面に水平に配
向させると、磁気シート上面より入射した光は磁性片の
表面に当り反射して反射光となって磁気シートから出る
ので、磁気シート面は金属光沢の明白色地にみえる。

従来、上記磁気シート即ち磁気ディスプレーにおいて、
垂直もしくは水平に配向した磁性片を局部的に水平もし
くは垂直方向に配向転換して磁気シート面即ち表示面に
文字その他の像を表示させる書込具として、先端部を半
球形にした棒状の永久磁石が使用されている（第６図）
。

［発明が解決しようとする課Ｈ］ 上記従来の磁気ディスプレー書込具によれば、先端部が
半球形となっているため、書込具と磁気ディスプレーの
表示面との接触が点接触であり、磁力線が拡散し書込具
の点接触部の周囲の磁力が該接触部周囲の磁性片に影響
して周囲ｆこゴーストが発生し、明瞭な線が書けず、ま
た点接触であるために細い線に比べ太い線が書き誼いと
いった問題がある。

この発明は上記問題点を解決するものであって、磁気デ
ィスプレーに細線及び太線も明瞭に書込めるようにした
磁気ディスプレー書込具及びゴースト防止機構を提供す
るものである。

［課題を解決するための手段］ この発明は上記目的を達成するために、基板に、液体中
に分散したフレーク状の磁性片を封入したマイクロカプ
セル塗布層を施してなる表示面を有する磁気ディス７レ
ーにおいて、垂直もしくは水平に配向した磁性片を局部
的に水平もしく（よ垂１の方向に配向転換して表示面に
文字その他の像を表示さぜる」込具として、端面が方形
の永久磁石により形成してなるものである。

垂ＴＩｘに配向している磁性片を水平に配向させてｌ込
表示させる書込具として、端面が方形の基材に厚さ方向
に芒！ｉし、厚さ方向Ｎ場側又はＳ樟側の片或は該辺の
近接面を６ｉ気ディスプレーの表示面接触部とした。

また、水平に配向している磁性片を垂直に配向させて書
込表示させる書込具として、端面が方形の器材に長さ方
向に着磁し、長さ方向の端面の辺或は辺の近接面を６６
気ディスプレーの表示面接触部とした。

また、前記端面が矩形であることが好ましく、永久磁石
がゴム磁石であることが好ましい。

更１こまだ、磁気ディスプレーの表示面の裏面に磁性板
を設けてなるゴースト防止機ｌｌＩを具えた。

［作　用］ 磁気ディスプレー書込具として、端面が方形の永久磁石
により形成したから、この端面の辺に磁力線が集束し、
かかる磁場が集束している辺の１つ或は辺の近接面を磁
気ディスプレーの表示面接触部とすることにより、磁力
の強い間断が前記表示面に接触することになるので磁性
片を垂直から水平に或は水平から垂直に配向させること
を確実なものとし、そして、前記表示面への接触が書込
Ｒを形成する永久磁石の端面の辺方向に線接触となるの
で、この接触部め磁力が一定てあり、従って、接触した
辺の長さに応じた巾をもつゴーストの発生のほとんどな
い明瞭な線が書ける。そして、前記辺の長さを変えるこ
とにより、細い線から大い線まて明瞭な線が書ける。

前記書込具において、！！百に配向している磁ｆｆ片を
水平に配向させて書込表示させる書込具として、端面が
方形の基材ｆこ厚さ方向に着磁したので、端面において
磁化方向は厚さ方向の瑞ルＮ１吊より他端縁Ｓ極へと端
面に平行にに！場が流れている。そして、前記端面のＮ
極側又はＳ極側の辺或は該部の近接面を磁気ディスプレ
ーの表示面接触部としたので、鎖部を磁性片が垂直配向
している表示面に当てて１１！勤させると、前記′！ｉ
百に配向している１８動軌跡部分の磁性片は水平に配向
される。また、前記書込具において、水平に配向してい
る磁性片を垂直に配向させて書込表示させる書込具とし
て、端面が方形の基材に長さ方向に着磁したので、磁場
はＡざ方向に流れる。そして、長さ方向の端面の辺の１
つ或はその辺の近接面を磁気ディスプレーの表示面接触
部としたので、鎖部を磁性片が水平配向している表示面
に当てて！輩勤させると、摺動軌跡部分の磁性片は垂直
方向へ配向される。更には、磁気ディスプレーに１よそ
の表示面の裏面に磁性板を設けたから、水平に配向して
いる磁性片を垂直に配向させる書込の場合、表示面に接
触させた書込具の接触部の磁極と異なる磁場が前記磁性
板ｆこ生じ、この結果前記接触部よりの磁場が集束して
磁性片を垂直に流れ磁力線の拡散が防止されるのでるの
で、前記接触部の摺動軌跡部分にある磁性片だけの完全
な垂直配向が得られゴーストの無い明瞭な線・像の表示
が行える。

［実施例］ 以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。

′Ｍ１図、Ｍ２図はそれぞれこの発明に係る磁気ディス
プレー書込具を示すものである。

Ｍ１図（Ａ）、（Ｂ）に示す書込具１は、磁気ディスプ
レーの表示面に対し垂直に配向している磁性片を水平に
配向させて書込を行う場合に使用されるものであって、
この書込具１は端面が矩形の棒状のゴム基材に厚さ方向
（図上矢印方向）に！！！磁したゴム磁石２により形成
している。そして、かかるゴム磁石２により形成される
書込具１は厚さ方向Ｎｅｆｆ１側の辺３或（よ該部の近
接面４を書込先（ペン先）となる磁気ディスプレー表示
面接触部５としている。罵１図（Ａ）に示す書込具１は
辺３を表示面接触部５とした実施例を示し、同図（Ｂ）
に示す書込具１は辺３の近接面４を表示面接触部５とし
た実施例を示す、また、図中６はゴム磁石２の保形のた
めにゴム磁石２の一面に固着したプラスチ・ンク板、７
はホルダーである。なお、上記実施例で（よ書込具１が
端面が矩形の棒状となっているが、端面が方形であれば
よく、また、書込具１の厚き方向Ｎｅ側の辺３或は辺の
近接面４を表示面接触部５としているが。

Ｓ嘩側の辺或は該部の近接面であってもよい。

第２図（Ａ）、ＣＢ）に示す書込具８は、磁気ディスプ
レーの表示面に対し水平に配向している磁性片を垂直に
配向させて書込を行う場合に使用されるものであって、
この書込具８（よ端面が矩形の棒状のゴム基材に長さ方
向（図上矢印方向）に１！磁したゴム磁石９により形成
している。そして、かかるゴム磁石９により形成される
書込具８は長さ方向の端面の辺１０或は該部１ｏの近接
面１１を磁気ディスプレーの表示面接触部１２としてい
る１ｗ、２図（Ａ）に示す書込具８は辺１０を表示面接
触部１２とした実施例を示し、同図（８）に示Ｔｌ込具
は辺１０の近接面１１を表示面接触部１２とした実施例
を示す、１２１中１３（よゴム磁石９の保形のためのプ
ラスチック板、１４はホルダーである。なお上記実施例
では書込具８が端面が矩形の棒状となっているが、端面
が方形であればよい。

第１図、蔦２図に示す書込具１．８をいずれも直径８ｍ
ｍ、長さ１２０■のホルダー７．１４に、厚さ０．４ｍ
ａ、巾１．８ａｖ、Ａざ１０ＩＩｍのゴム磁石２．９を
設け、このゴム磁石２．９の片面にゴム磁石２．９と同
一形状のプラスチック板６゜１３を接何した形状として
いる。しかし、これに眼定されるものではない。

次に、篤１図、第２図に示す書込具１，８の使用例を第
３図、Ｍ４図により説明する。

ここで使用される磁気ディスプレー１５（よ、黒色基板
１６に、液中に分散したフレーク状の磁性片１７を封入
したマイクロカプセル１８を層状に塗布し、その上に透
明保護フィルム１９を設けたシートにより構成されてい
る。

第３図は、磁気ディスプレー１５の表示面２０に対し垂
直に配向している磁性片１７を水平に配向させて書込を
行う場合に使用されるｖｇ１図に示す書込具１の使用例
である。先ず、磁気ディスプレー１５の表示面２０をヨ
ーク付の多極縞状に何磁したシート状のゴム磁石（図示
せず）を使用し、このゴム磁石の磁讐重面を前記表示面
２ｏに当て、磁極縞の方角方向に摺動させると、磁性片
１７は垂直方向に配向し、入射光が黒色基板１６に吸収
されて表示面２０は口８黒色を呈する。

この日ａ黒色の表示面２０に書込具１の表示面接触部５
を当てで摺動させると、前記垂直に配向されている摺動
軌跡部分の磁性片１７は水平に配向され明白色を呈し、
８ａ黒色の表示面２０に明白色の線、像が書込表示され
る。

Ｍ４図は、磁気ディスプレー１５の表示面２０に対し、
水平に配向している磁性片１７を垂直に配向させて書込
を行う場合に使用される罵２図に示Ｔｌｉ込具８の使用
例である。先ず、表示面２０を前記した手段により一旦
磁性片１７を垂直に配向させた猾、厚さ方向に１１！！
磁したシート状のゴム磁石（図示せず）を表示面２０に
当て、前記磁性片１７を垂直に配向させ表示面２０を暗
黒色にしたゴム磁石の摺動方向に直交する方向に摺動さ
せると、垂直に配向している磁性片１７は水平方向に配
向し、入射光は磁性片１７に反射し、表示面２０は明白
色を呈する。この明白色の表示面２ｏに書込具８の表示
面接触部１２を当てて摺動させると、前記水平に配向し
ている１ｇ動軌跡部分の磁性片１７は垂直方向に配向さ
れ暗黒色を呈し、明白色の表示面２０に暗黒色の線、像
が書込表示される。

！５図は、特に、水平に配向している磁性片１７を垂直
に配向させて書込を行う場合に、書込表示された線、像
を強調し、より解明に表示させられるようにするゴース
ト防止機構を臭えた磁気ディスプレー１５を示すもので
あり、この磁気ディスプレー１５は表示面２０の裏面に
磁性板２１ｖ！設けた構成かうなっている。しかして、
水平１こ配向している！ｆｉ佐片１７を垂直に配向させ
る書込を行うために、表示面２０に！２図に示す書込具
８の表示面接触部１２を当てると、この表示面接触部１
２の磁１重と異なる磁場が前記磁性板２１に生じ、この
結果、前記表示面接触部１２よつ磁１８が集束して磁性
片１７をｇ！直に流れ磁力線の拡散が防止されるので、
前記表示面接触部１２の１緊結軌跡部分にある磁性片１
７だけの完全な垂直配向が得られ、ゴーストの無いより
明瞭な線、像の書込表示が得られる。

［発明の９力果］ 以上のようにこの発明によれば、磁気ディスプレー書込
具として、端面が方形の永久磁石により形成したから、
この端面の辺に磁力線が集束し、かかる磁場が集束して
いる辺の１つ或は辺の近接面を磁気ディスプレーの表示
面接触部とすることにより、磁力の強い箇所が前記表示
面に接触することになるので磁性片を垂直から水平に或
は水平から垂直に配向させることを確実なものとし、そ
して、前記表示面への接触が書込具を形成する永久磁石
の端面の辺方向に線接触となるので、この接触部の磁力
が一定であり、従って、接続した辺の長さに応じた巾を
もつゴーストの発生のほとんどない明瞭な線を書、〈こ
とができる。

そして、前記書込具において、垂直に配向している磁性
片を水平に配向させて書込表示させる書込具として、端
面が方形の基材に厚さ方向に８！ｆｆしたので、端面に
おいて磁化方向は厚さ方向の端縁Ｎ極より他端縁Ｓ撞へ
と端面に平行に磁場が流れ、そして前２端面のＮ極側又
はＳ　ＩＩ側の辺或は該部の近接面を磁気ディスプレー
の表示面接触部としたのて、鎖部を磁性片が垂直配向し
ている表示面を摺動させることにより、前記垂直に配向
している摺動軌跡部分の磁性片は水平に配向され、暗黒
色を呈する表示面に明白色−の明瞭な線・像を書込表示
することがてきる。また、前記書込Ｈにおいて、水平に
配向している磁性片を垂直に配向させて書込表示させる
書込具として、端面が方形の基材に長さ方向に！ｌ磁し
たので、磁場は長さ方向に流れ、そして長さ方向の端面
の辺の１つ或はその他の近接面を磁気ディスプレーの表
示面接触部としたので、鎖部を磁性片が水平配向してい
る表示面を１８動させることにより、摺動軌跡部分にあ
る磁性片は垂直に配向され、明白色を呈する表示面に８
合焦色の明瞭な線・像を書込表示することができるとい
ったことから、磁気ディスプレー書込具として頗る便利
なものであり、磁気ディスプレーの実用化を高めること
ができる。更には、磁気ディスプレーにはその表示面の
裏面に磁性板を設けたから、水平に配向している磁性片
を垂直に配向させる書込の場合、表示面に接触させた書
込具の接触部の磁場と異なる磁場が前記磁性板に生じ、
この結果前記接触部よりの磁場が集束して磁性片を垂直
に流れ磁力線の拡散が防止されるので、前配接触部の摺
動軌跡部分にある磁性片だけの完全な垂直配向が得られ
ゴーストの無いより明瞭な線・イ象の書込表示を行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）及び篤２図（Ａ）、（８）はそれ
ぞれこの発明に係る磁気ディスプレー書込Ｈの一実施例
を示す斜視図、第３図、第４図は第１図、！２図に示す
書込具の使用例を示す説明図、菓５図は書込表示儂ｖｉ
論機槽を具えた磁気ディスプレーを示す一部拡大断面図
である。 、８・・・書込具　２．９・・・ゴム磁石、１０・・・
辺　４．１１・・・辺の近接面、１２・・・表示面接触
部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）基板に、液体中に分散したフレーク状の磁性片そ
   封入したマイクロカプセル塗布層を施してなる表示面を
   有する磁気ディスプレーにおいて、垂直もしくは水平に
   配向した磁性片を局部的に水平もしくは垂直方向に配向
   転換して表示面に文字その他の像を表示させる書込具と
   して、端面が方形の永久磁石により形成してなる磁気デ
   ィスプレー書込具。
2. （２）垂直に配向している磁性片を水平に配向させて書
   込表示させる書込具として、端面が方形の基材に厚さ方
   向に着磁し、厚さ方向Ｎ極側又はＳ極側の辺或は該辺の
   近接面を磁気ディスプレーの表示面接触部とした請求項
   （１）記載の磁気ディスプレー書込具。
3. （３）水平に配向している磁性片を垂直に配向させて書
   込表示させる書込具として、端面が方形の基材に長さ方
   向に着磁し、長さ方向の端面の辺或は辺の近接面を磁気
   ディスプレーの表示面接触部とした請求項（１）記載の
   磁気ディスプレー書込具。
4. （４）端面が矩形である請求項（１）（２）（３）記載
   の磁気ディスプレー書込具。
5. （５）永久磁石がゴム磁石である請求項（１）（２）（
   ３）記載の磁気ディスプレー書込具。
6. （６）磁気ディスプレーの表示面の裏面に磁性板を設け
   てなるゴースト防止機構を具えた磁気ディスプレー。