JPH02110925A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH02110925A
JPH02110925A JP1249149A JP24914989A JPH02110925A JP H02110925 A JPH02110925 A JP H02110925A JP 1249149 A JP1249149 A JP 1249149A JP 24914989 A JP24914989 A JP 24914989A JP H02110925 A JPH02110925 A JP H02110925A
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掛樋 豊
Norio Nakazato
仲里 則男
Yoshimasa Fukushima
福島 喜正
Yukiya Hiratsuka
平塚 幸哉
Fumio Shibata
柴田 史雄
Noriaki Yamamoto
山本 則明
Tsunehiko Tsubone
恒彦 坪根
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空処理方法及び装置に係り、特に基板の温
度を制御するものに好適な真空処理方法及び装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
試料を真空処理、例えば、プラズマ利用して処理(以下
、プラズマ処理と略)する装置、例えば。
ドライエツチング装置の重要な用途の一つに半心体集積
回路等の微小固体素子の製造における微細パターンの形
成がある。この微細パターンの形成は1通常、試料であ
る半導体基板(以下、基板と略)の上に塗布したレジス
トと呼ばれる高分子材料に紫外線を露光、現像して描い
たパターンをマスクとしてドライエツチングにより基板
に転写することで行われている。
このような基板のドライエツチング時には、プラズマと
の化学反応熱やプラズマ中のイオンまたは電子などの衝
撃入射エネルギによりマスク及び基板が加熱される。従
って、十分な放熱が得られない場合、即ち、基板の温度
が良好に制御されない場合は、マスクが変形、変質し正
しいパターンが形成されなくなったり、ドライエツチン
グ後の基板からのマスクの除去が困難となってしまうと
いった不都合を生じる。そこで、これら不都合を排除す
るため、次のような技術が従来より種々慣用・提案され
ている。以下、これら従来の技術について説明する。
従来技術の第1例としては、例えば、特公昭56−53
853号公報に示されているように、高周波電源の出力
が印加される試料台を水冷し、該試料台上に被加工物質
を誘電体膜を介して載置し、試料台に直流電圧を印加す
ることでプラズマを介して誘電体膜に電位差を与え、こ
れにより生じる静電吸着力によって被加工物質を試料台
に吸着させ、被加工物質と試料台との間の熱抵抗を減少
させて被加工物質を効果的に冷却するものがある。
従来技術の第2例としては、例えば、特開昭57−14
5321号公報に示されているように、ウェーハの裏面
より気体ガスを吹き付けて、ウェーハを気体ガスにより
直接冷却するものがある。
従来技術の第3例としては、例えば、E、J。
Egerton  イ也、  5olid  5tat
e  Technology、  Vol、2 5  
+Na、 8. P84−87 (1982−8)に示
されているように、水冷された試料台である電極と該電
極に載置され機械的クランプ手段で外周辺を電極に押圧
されて固定された基板゛との間に、圧力が6 Torr
程度のGt(eを流通させて、電極と基板との間の熱抵
抗を減少させ、これにより基板を効果的に冷却するもの
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記これらの従来技術は、試料の効果的
な冷却、及び基板裏面に流すガスのプロセスに与える影
響等の点において、充分配慮されておらず、以下のよう
な問題があった。
上記第1の従来技術では、上記のように行っても、まだ
、被加工物質と試料台との間の接触部分は少なく、微視
的にみればわずかな隙間を有している。また、この隙間
には、プロセスガスが入り込み、このガスは、熱抵抗と
なる。一般のドライエツチング装置では、通常0.1T
orr程度のプロセスガス圧によって被加工物質をエツ
チング処理しており、被加工物質と誘電体膜との間の隙
間はプロセスガスの平均自由行路長より小さくなるため
、静電吸着力による隙間の減少は、熱抵抗の点からはほ
とんど変わらず、接触面積が増加した分だけ効果が上が
ることになる。したがって、被加工物質と試料台との間
の熱抵抗を減少させ被加工物質をより効果的に冷却する
ためには、大きな静電吸着力を必要とする。このため、
このような技術では、次のような問題があった。
(1)被加工物質が試料台から雛脱しにくくなるため、
エツチング処理が終了した被加工物質の搬送に時間を要
したり、被加工物質をいためたりする。
(2)大きな静電吸着力を生じるためには、誘電体膜と
被加工物質との間に大きな電位差を与える必要があるが
、しかし、この電位差が大きくなれば、被加工物質、す
なわち、基板内の素子に対するダメージが大きくなるた
め、歩留まりが悪くなり、集積回路の集積度が高まるに
つれて要求が高まっている薄いゲート膜の微細加工では
、更に歩留まりが悪くなる。
上記第2の従来技術では、ヘリウムガス(以下、GHe
と略)のように熱伝導性の優れた気体ガスを用いること
で、ウェーハの冷却効率を向上させることができる。し
かしながら、このような技術では、次のような問題があ
った。
(1)気体ガスがウェーハの冷却面側にとどまらずエツ
チング室内に多量に流れ込むため、G11eのように不
活性ガスでもプロセスに与える影響は大きく、したがっ
て、すべてのプロセスに使用することができない。
上記第3の従来技術では、基板の外周辺をクランプによ
って固定しても、Gleeの真空処理室内への流出は避
けらけす、したがって上記した第2の従来技術での問題
点と同様の問題を有し、更に次のような問題をも有して
いる。
(1)機械的クランプ手段により基板の外周辺を押圧し
て、基板を電極に固定するため、基板は。
流通するG11eのガス圧により周辺支持状態で中高で
凸状に変形する。このため、基板の裏面と電極との間の
隙間量が大きくなり、これに伴って基板と電極との熱伝
導特性が悪化する。このため、基板の冷却を充分効果的
に行うことができない。
(2) 1極に基板の外周辺を押圧して固定する機械的
クランプ手段が設けられているため、基板内の素子製作
面積が減少すると共に、プラズマの均一性が阻害され、
また、機械的クランプ手段の動作時に、機械的クランプ
手段に付着した反応生成物が機械的クランプ手段から脱
落して、塵埃の発生する危険性があり、更に、基板搬送
が極めて複雑となり、その結果、装置が大型化すると共
に信頼性が低下する。
本発明の目的は、真空処理される試料の温度を効果的に
制御でき、プロセスに与える伝熱ガスの影響を少なくで
きる真空処理方法及び装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、試料を配置する試料台を内設した真空処理室
と、試料台に試料を吸着保持する吸着手段と、吸着手段
によって試料台に吸着保持された試料の裏面と試料台と
の間隙に伝熱ガスを供給するガス供給手段とを具備する
装置とし、真空処理する試料を試料台に・吸着保持する
工程と、吸着保持された試料の裏面と試料台との間隙に
伝熱ガスを供給する工程と、真空処理室内を所定圧力に
減圧排気して試料を真空処理する工程とを有する方法と
することにより、達成できる。
〔作  用〕
真空処理室内で真空処理される試料を試料台に吸着手段
で吸着保持させると共に、吸着保持された試料の裏面と
試料台との間隙に伝熱ガスをガス供給手段で供給するこ
とにより、伝熱ガスのガス圧による試料の変形を防止し
て吸着保持された試料の裏面と試料台との間の隙間量の
増大が抑制され、真空処理される試料の温度を効果的に
制御できると共に、伝熱ガスの真空処理室内への流出が
抑制され、プロセスに与える伝熱ガスの影響を少なくで
きる。
〔実施例〕
試料を真空処理、例えば、プラズマ処理する装置として
は、ドライエツチング装置、プラズマCVD装置、スパ
ッタ装置等があるが、ここでは。
ドライエツチング装置を例にとり本発明の詳細な説明す
る。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図により説
明する。
第1図にドライエツチング装置の概略構成を示す。真空
処理室10の、この場合、底壁には、絶縁体11を介し
て試料台である下部電極20が電気絶縁されて気密に設
けられている。真空処理室10には、放電空間30を有
し下部電極20と上下方向に対向して上部電極40が内
設されている。
試料である基板50の裏面に対応する下部電極20の表
面には、この場合、基板50の裏面の周辺側に対応して
絶縁物60が埋設されている。絶縁物60の内側の下部
電極20には、伝熱ガスの供給路を形成する溝21が形
成されている。溝21は基板50が載置されていない場
合、放電空間30と連通する。また。
絶縁物60には、溝21につながるガス分散用の溝(図
示省略)が形成されている。下部電極20には、溝21
と連通してガス供給路23aとガス排出路23bとが形
成されている。また、下部電極20内には、冷媒流路2
2が形成されている。下部電極20には。
冷媒流路22と連通して冷媒供給路24aと冷媒排出路
24bとが形成されている。
ガス供給路23aには、ガス源(図示省略)に連結され
た導管70aが連結され、ガス排出路23bには、導管
70bの一端が連結されている。導管70aには、マス
フローコントローラ(以下、MFCと略)71が設けら
れ、導管70bには調整バルブ72が設けられている。
導管70bの他端は、真空処理室10と真空ポンプ80
とを連結する排気用の導管12に合流連結されている。
冷媒供給路24aには、冷媒源(図示省略)に連結され
た導管90aが連結され、冷媒排出路24bには、冷媒
排出用の導管90bが連結されている。
下部電極20には、マツチングボックス+00を介して
高周波電源101が接続されると共に、高周波遮断回路
102を介して直流電源103が接続されている。なお
、真空処理室10.高周波電源101および直流電源1
03はそれぞれ接地されている。
また、上部電極40には、放電空間30に開口する処理
ガス放出孔(図示省略)と該処理ガス放出孔に連通ずる
処理ガス流路(図示省略)とが形成されている。処理ガ
ス流路には、処理ガス供給装置(図示省略)に連結され
た導管(図示省略)が連結されている。
次に、第1図の下部電極20の詳細構造例を第2図、第
3図により説明する。
第2図、第3図で、第1図に示したガス供給路23aは
、この場合、導管25aで形成され、導管25aは、こ
の場合、下部電極20の基板載置位置中心を軸心として
上下動可能に設けられている。導管25aの外側には、
第1図に示したガス排出路23bを形成して導管25b
が配設されている。導’?? 25bの外側には、第1
図に示した冷媒供給路24a を形成して導管25cが
配設されている。導管25cの外側には、第1図に示し
た冷媒排出路24bを形成して導管25dが配設されて
いる。導管25bの上端は電極上板26につながり、導
管25dの上端は電極上板26の下方の′社極上板受2
7につながっている。導管25bの上端部には、電極上
板26と電極上仮受27と導管25bとで空室28が形
成されている。空室28には分割板29が冷媒流路22
を形成して内設され、導管25cの上端は分割板29に
つながっている。
基板(図示省略)が載置される電極上板26の表面には
、この場合、放射状の伝熱ガス分散用の溝21a と円
周状の伝熱ガス分散用の溝21bとが複数条形成されて
いる。伝熱ガス分散用の溝21a 、 21bは、導管
25a 、 25bと連結している。また、基板が載置
されるfIl極上板26の表面には、絶縁物60が設け
られている。この場合は、絶縁膜がコーティングされて
いる。
なお、第2図、第3図で、110は基板が載置されない
部分の7fl極上板26の表面を保護する電極カバーで
、111は下部電極20の電極上板26の表面以外を保
護する絶縁カバー、112はシールド板である。また、
導管25aの上端には、電極上板26への基板の載置時
並びに電極上板26からの基板の離脱時に基板を裏面側
から支持するピン113が、この場合、120度間隔で
3本配設されている。
また、溝21a 、 21bの深さは、基板吸着時の基
板の裏面と溝2]、a 、 21bの底面との間の隙間
(以下、溝部隙間と略)が伝熱ガスの平均自由行路長以
下になれば、伝熱ガスの伝熱効果が低下するようになる
ため、該溝部隙間が、好ましくは、伝熱ガスの平均自由
行路長以下となるように溝21a。
21bの深さを選定するのが良い。
また、基板の裏面で絶縁膜に静電吸着される部分(以下
、吸着部と818)の面積は、伝熱ガスのガス圧と真空
処理室10の圧力との差圧による基板の下部電極20か
らの浮上りを防止するために、伝熱ガスのガス圧と真空
処理室10の圧力との差圧により決まる必要静電吸着力
により選定する。例えば。
伝熱ガスの圧力がI Torrで真空処理室10の圧力
がQ、ITorrの場合、基板の下部電極20からの浮
上りを防止するための必要静電吸着力は約1.3g/d
であり、従って、これより吸着部の面積は、基板の裏面
面積の約175に選定される。
上記のように構成された第1図ないし第3図のドライエ
ツチング装置で、基板50は、公知の搬送装置(図示省
略)により真空処理室10に搬入された後に、その裏面
外周辺部を絶縁物60と対応させて下部電極20に載置
される。下部fQ V7A20への基板50の載置完了
後、処理ガス供給装置から導管を経てガス流通路に供給
された処理ガスは、ガス流通路を流通した後に上部電極
40のガス放出孔より放電空間30に放出される。真空
処理室le内の圧力調整後、下部電極20には高周波電
源lotより高周波電力が印加され、下部電極20と上
部電極40との間にグロー放電が生じる。このグロー放
電により放電空間30にある処理ガスはプラズマ化され
、このプラズマにより基板50のエツチング処理が開始
される。また、これと共に下部電極20には、直流電源
103より直流電圧が印加される。基板50のプラズマ
によるエツチング処理の開始により、このプラズマ処理
プロセスによって生じるセルフバイアス電圧と直流電源
103によって下部電極20に印加される直流電圧とに
より、基板50は下部電極20に静電吸着されて固定さ
れる。その後、溝21a 、 21bには、ガス源より
M F C71及びガス供給路23aを順次介して伝熱
ガス、例えば、G)Isが供給される。このとき、GH
eは、MFC71と調整バルブ72との操作によりガス
量を制御されて供給され、場合によっては、基板裏面の
空間にG)leを封じ込めた使用も可能である。これに
より、冷媒流路22を流通する冷媒、例えば、水や低温
液化ガス等で冷却されている下部電極20と基板50と
の熱抵抗は減少させられ、基板50は効果的に冷却され
る。その後、エツチングの終了に近づくと、溝21a 
、 21bへのGHeの供給は停止され、エツチングの
終了に伴って、放電空間30への処理ガスの供給と、下
部電極20への直流電圧および高周波電力の印加が停止
される。その後、引続き基板50に生じている静電吸着
力は解除、この場合、電気的に設置されたビン113が
基板50に当接することによって静電気の除去が行われ
、ビン113の作動により基板50は下部電極20上よ
り除去される。その後、基板50は、公知の搬送装置に
より真空処理室10外へ搬出される。また、静電気の除
去については、直流電圧の印加を停止した後に、高周波
電力の印加を停止することによっても行うことができる
以上、本実施例によれば1次のような効果が得られる。
(1)基板の裏面の外周辺だけでなくその裏面の他の部
分も使用して基板を下部電極に固定できるため、伝熱ガ
スであるGHeのガス圧による基板の変形を防止でき、
下部型(セに固定された基板の裏面と下部電極との間の
隙間量の増大を抑制できる。従って、基板と下部電極と
の間の熱伝導特性の悪化を防止でき、基板を効率的に冷
却できる。
(2)少なくとも基板の裏面の外周辺を吸着しているの
で、伝熱ガスであるG11eは吸着部で真空処理室内へ
の流出を抑制させるため、G+leのプロセスに与える
影響は少なくなり、全てのプロセスに使用することがで
きる。
(3)静電吸着によって基板と下部電極との接触面積を
増加させて熱抵抗を減少させる従来の技術と比較すると
、本実施例では、静電吸着力の大きさはG)Ieの圧力
と真空処理室内の圧力との圧力差による基板の浮上りを
防止するのに必要な大きさで良く、Gl(eの圧力とプ
ラ゛ズマの圧力との差圧を、基板の裏面と下部電極との
間の熱抵抗の許す範囲で小さくすることにより静電吸着
力を小さくしても基板冷却の効果が十分得られる。
(4)静電吸着力が小さいため、基板の下部電力がらの
離脱が容易となり、エツチング処理が終了した基板の搬
送時間を短縮できると共に、基板の損傷を防止できる。
(5)D電吸着力が小さくてよいため、基板に与えられ
る電位差は小さく基板内の素子に対するダメージを小さ
くできる。したがって、薄いゲート膜の微細加工でも歩
留まりを悪化させる心配がない。
(6)基板を機械的クランプ手段によらず静電吸着力に
よって下部電極に固定しているため、基板内の素子製作
面積の減少を防止できると共に、プラズマの均一性を良
好に保持でき、また、下部電極への基板の載置時並びに
下部電極からの基板の除去時に塵埃が発生する危険性が
なく、更に、基板搬送を容易化でき、その結果、装置の
大型化を抑制できると共に信頼性を向上できる。
第4図は、本発明を実施したトライエツチング装置の他
の例を示すもので、真空処理室10の頂壁と上部It!
極40には、真空処理室10外部と放電空間30とを連
通して光路120が形成されている。光路120の真空
処理室10外部側には、透光窓121が気密に設けられ
ている。透光窓121と対応する真空処理室10外部に
は、温度計測手段、例えば、赤外線温度計122が設け
られている。赤外線温度計122の出力はアンプ123
を介してプロセス制御用コンピュータ124に入力され
、プロセス制御用コンピュータ124により演算された
指令信号がM FCl2に入力されるようになっている
。なお、その他。
第1図と同−装置等は、同一符号で示し説明を省略する
本実施例によれば、更に次のような効果が得られる。
(1)基板の温度を計測しなからGHeの供給量を調整
、すなわち、GHeを供給するMFCをプロセス制御コ
ンピュータと結合し、あらかじめ求めた基板の温度とG
Heの供給量との間の関係からG11eの供M量を制御
することにより基板の温度を一定の温度に保持できる。
このような制御は、AQ−Cu−Si材のドライエツチ
ングの際に特に有効であり、ホトレジストがダメージを
受けない範囲の高い温度に制御して被エツチング材の残
渣を減少させることができる。
(2)プラズマの圧力が高い場合には、エツチング速度
が基板の温度上昇に伴って増加するプロセスもあり、こ
のような場合には、基板の温度があらかじめ設定した一
定温度を超えた場合に。
GHeを流して冷却効果を上げホトレジストのダメージ
を防止しながらエツチング時間の短縮を図ることができ
る。
以上説明した実施例では、基板の吸着に静電吸着力を用
いているが、プラズマガスの圧力が高いプロセスにおい
ては真空吸着力を用いることも可能である。また、絶縁
物下面に正極と負極とを交互に並べて配置し静電吸着力
を基板に付与するようにしても良い。また、下地の材料
が露出し始めてから更にオーバーエツチングを行うよう
な場合は、下地の材料が露出し始めた時点でG11cの
供給を停止し下部電極に直流電圧を逆印加するようにす
る。このようにすれば、エツチング終了時点での基板に
残留する静電力を更に減少させることができるため、基
板搬出時に基板を損傷させることがなく、基板搬出に要
する時間を短縮することができる。但し、この場合は、
エツチング中の基板の温度をオーバーエツチング時の温
度上昇分だけ下げておくよう制御してやる必要がある。
また、伝熱ガスとしてGleeの他に水素ガス、ネオン
ガス等の熱伝導性の良いガスを用いても良い。
なお、本発明は、その他の冷却される基板台に配置保持
されて真空処理される試料の温度を制御するのに同様の
効果を有する。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、真空処理される試料を
試料台に吸着手段で吸着保持させると共に、吸着保持さ
れた試料の裏面と試料台との間隙に伝熱ガスをガス供給
手段で供給することにより、伝熱ガスのガス圧による試
料の変形を防止して吸着保持された試料の裏面と試料台
との間の隙間量の増大を抑制でき、真空処理される試料
の温度を効果的に制御できると共に、伝熱ガスの真空処
理室内への流出を抑制でき、プロセスに与える伝熱ガス
の影響を少なくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したドライエツチング装置の一例
を示す構成図、第2図は第1図の下部電極の詳細平面図
、第3図は第2図のA−A視断面図、第4図は本発明を
実施したドライエツチング装置の他の例を示す構成図で
ある。 IO・・・・真空処理室、20・・・・下部電極、 2
1.21a。 21b・・・・溝、22・・・・冷媒流路、50・・・
・基板才1(21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、真空処理する試料を試料台に吸着保持する工程と、
    前記吸着保持された前記試料の裏面と前記試料台との間
    隙に伝熱ガスを供給する工程と、真空処理室内を所定圧
    力に減圧排気して前記試料を真空処理する工程とを有す
    ることを特徴とする真空処理方法。 2、前記試料の吸着は、静電吸着により行なう特許請求
    の範囲第1項記載の真空処理方法。 3、前記伝熱ガスは、前記試料台に設けられる分散溝に
    より、前記吸着保持された前記試料の裏面と前記試料台
    との間の隙間に分散供給される特許請求の範囲第1項記
    載の真空処理方法。 4、前記試料の吸着は、前記試料の裏面の少なくとも外
    周辺を吸着保持する特許請求の範囲第1項記載の真空処
    理方法。 5、試料を配置する試料台を内設した真空処理室と、前
    記試料台に前記試料を吸着保持する吸着手段と、該吸着
    手段によって前記試料台に吸着保持された前記試料の裏
    面と前記試料台との間隙に伝熱ガスを供給するガス供給
    手段とを具備することを特徴とする真空処理装置。 6、前記吸着手段は、静電吸着手段を用いる特許請求の
    範囲第5項記載の真空処理装置。 7、前記静電吸着手段は、前記試料の裏面に対応して前
    記試料台に設けられる絶縁物と、前記試料台に接続され
    る直流電源とで成る特許請求の範囲第6項記載の真空処
    理装置。 8、前記絶縁物は前記伝熱ガスの分散用溝を有する特許
    請求の範囲第7項記載の真空処理装置。 9、前記分散用溝の深さは、前記伝熱ガスの平均自由行
    路長以下とする特許請求の範囲第8項記載の真空処理装
    置。 10、前記絶縁物は、前記試料台の金属面に絶縁膜をコ
    ーティングして成る特許請求の範囲第7項記載の真空処
    理装置。
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