JPH02107307A - スクリーン式夾雑物処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スクリーン式夾雑物処理装置に関し、具体的
にはドラムスクリーンとバースクリーンを組み合わせた
スクリーン式夾雑物処理装置に関する。

［従来の技術］ 従来、ドラムスクリーンを有する夾雑物処理装置の一つ
として、回転レーキ型自動除塵機がある。

この装置を被処理水の水路に配置すると、被処理水は、
円形の開口から入って、スクリーンのスリット部を通過
する。このとき、夾雑物はスクリーンの上流面に引っか
かるので、夾雑物症取り装置でこの夾雑物を定常的に除
去し、スクリーン内から搬送装置で搬出し、こうして被
処理水の除塵が行われる。

この様な夾雑物処理装置は、水路の底に開口の下端部が
付くように配置され、その開口の大きさは通常の被処理
水流量に合わせて決められる。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、降雨などにより水路の水位が大幅に上昇する場
合がある。このとき、スクリーン内の搬送装置より水位
が高くなると、掻取った夾雑物が搬送装置に入らないで
被処理水へ戻ってしまうという問題があった。

この問題を解決するために水位の大幅な変動を吸収でき
る大きさのドラムスクリーンを設けることは、装置全体
の大型化となり、経済的負担が大きくなる。さらに、水
路幅に対して深さの大きい水路では、開口の大きさが水
路幅で制限を受けるので、水位の大幅な変動を吸収する
ほどにドラムスクリーンを大きくできない。

［発明の目的］ 本発明は、水路の水位が大幅に変動しても除塵作用に影
響を受けないスクリーン式夾雑物処理装置を提供するこ
とを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明のスクリー式夾雑物
処理装置は、被処理水中の夾雑物を除去するために被処
理水を流入させる開口を有するドラムスクリーンと、ド
ラムスクリーンの開口の下端近くにヒンジを介して回動
自在に連結されたバースクリーンと、水路内の被処理水
の水位に応じてドラムスクリーンを上下動する引揚げ装
置とを有し、水路内の被処理水の水位に合わせてドラム
スクリーンの開口を上下動できるようになっている。

［作用］ 上記のように構成されたスクリーンを有する夾雑物処理
装置では、水路内の被処理水の水位が一定の水位より上
がったときには、ドラムスクリーンの開口が水路内の被
処理水の上部へ移動して除塵作用を行い、水路内の被処
理水の下部ではバースクリーンが夾雑物を捕捉する。そ
して、水路内の被処理水の水位が下がったときには、ド
ラムスクリーンの開口が下がって、水路内の被処理水を
全体的に除塵処理する。

［実施例］ 実施例について図面を参照して説明すると、スクリーン
式夾雑物処理装置として使用される回転レーキ型自動除
塵機１が、水路の一部に配設されているところが示され
ている。自動除塵機１は、回転駆動型レー−’ｒ　］、
　Ｏおよびシリンダジャケット状のドラムスクリーン１
２を有している。

ドラムスクリーン１２が、環状のスリットを形成するよ
うに静止配置された多数の環状板部材から構成されてい
るので、被処理水が回転レーキ型自動除ａ機１を通過す
るとき、夾雑物がドラムスクリーン１２で捕捉され、回
転レーキ１０で掻き上げられるようになっている ドラムスクリーン１２の内部から搬送装置１４が投棄位
置１６まで伸びていて、し渣（被処理水から引揚げられ
な夾雑物）をドラムスクリーン１２から投棄位置１６ま
で運ぶと共に圧縮脱水するようになっている。圧縮脱水
された水はドレーン管１８を通して水路へ排水される。

レーキ１０と搬送装置１４は、駆動装置２０で回転駆動
される。

搬送装置１４はヒンジを介して支持架台２２おおよび引
揚げ装置２４で回動自在に支持されている。従って、こ
の引揚げ装置２４でドラムスクリーン１２の開口１２ａ
が上下動することになる。

第１図および第２図では、回転レーキ型自動除ａ機１は
、平常の水位にある水路の下部に開口１２ａを置くよう
に傾斜配置されていて、水路中では夾雑物を含む被処理
水が矢印Ａのようにドラムスクリーン１２に開口１２ａ
から入り矢印Ｂのようにドラムスクリーン１２から出て
下流方向に流れる。

ドラムスクリーン１２の開口１２ａに隣接して、上流側
にバースクリーン２６が置かれ、バースクリーン２６の
一端がドラムスクリーン１２の下端部にバースクリーン
ヒンジ２８を介して回動自在に接続されている。バース
クリーン２６の他端にはローラ３０が設けられている。

バースクリーン２６の近くに水位計３２が配置されてい
る。第１図では、水位３４が平常の状態にあること、す
なわち比較的低いことを水位計３２が検出し、引揚げ装
置２４によりドラムスクリーン１２の下端部を水路の底
に接するまで降下させている。従って、バースクリーン
２６は水路の底に横たわった状態にあり、除塵作用をし
ていない。

第３図、第４図では、水位３４が所定の水位より高いこ
とを水位計３２が検出し、高くなった水位にあわせて水
路の上部に開口１２ａを配置するように、引揚げ装置２
４でドラムスクリーン１２を引揚げている所を示す。

ドラムスクリーン１２が引揚げられると、バースクリー
ンヒンジ２８で回転自在に接触されているなめ、バース
クリーン２６の一端が引揚げられる。これに伴い、バー
スクリーン２６が水路の下半分を斜めに遮ることになる
。尚、バースクリーン２６が斜めに姿勢を変えるにつれ
てバースクリーン２６の他端が水路の底に沿ってドラム
スクリーン１２側に引き摺られるが、ローラ３０がバー
スクリーン２６の他端の移動を容易にする。

尚、ローラ３０に対しレールを水路底に設けることによ
り、バースクリーン２６の他端の移動をさらに容易にす
ることができる。

第３図、第４図の位置では、水路の上部において、夾雑
物を含む被処理水が矢印Ａのようにドラムスクリーン１
２に入り矢印Ｂのようにドラムスクリーン１２を出て下
流方向に流れ、これに対し水路の下部では被処理水が矢
印Ｃのようにバースクリーン２６に入り矢印りのように
バースクリーン２６を出て下流方向に流れる。

このときバースクリーン２６に捕捉された夾雑物は、そ
のままでは自動的に掻き上げられない。

しかし、被処理水の水量が元に戻って、ドラムスクリー
ン１２を再び第１図のように降下させたとき、バースク
リーン２６から剥された夾雑物は、被処理水の流れによ
りバースクリーン２６がら離れて、その下流側のドラム
スクリーン１２の開口に入って掻揚処理される。

第３図には、ドラムスクリーン１２の保守点検のために
、ドラムスクリーン１２を水路から完全に引揚げな状態
を仮想線で示しである。このときでもバースクリーン２
６が水路を全体的に遮っているので、水路内の被処理水
の除塵処理を行うことができる。

［発明の効果コ 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に述べる様な効果を奏する。

（１）水路の水位変動に合わせた適正な位置にドラムス
クリーンを配置して効率的な除塵を行える。

（２）水路の水位が高い場合、水路の上部にドラムスク
リーンを配置し、水路の下部では、バースクリーンで夾
雑物を捕捉し、水路が正常位置になったとき、バースク
リーンに捕捉された夾雑物をドラムスクリーン内に入れ
、掻揚処理できる。

（３）点検時にも、水上部に引揚げなドラムスクリーン
の代わりにバースクリーンで除塵できるので、点検の為
だけに水路を閉じて水路の水抜きをする必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を採用した夾雑物処理装置の１実施例
の正面図で、夾雑物処理装置が下側位置にあるところを
示す。 第２図は、第１図に対応する左側面図である。 第３図は、第１図の夾雑物処理装置が上側位置にある所
を示す正面図である。 第４図は、第２図に対応する左側面図である。 （この頁以下余白） １　・ １０　・ １２　・ １２ａ　　・ １４　・ １６　・ １８　・ ２０　・ ２２　・ ２４　・ ２６　・ ２８　・ ３０　・ ３２　・ ３４　・ ・回転レーキ型自動除ｍ機、 ・回転レーキ、 ・ドラムスクリーン、 ・開口、 ・搬送装置、 ・投棄口、 ・ドレーン管、 ・駆動装置、 ・支持架台、 ・引揚げ装置、 ・バースクリーン、 ・バースクリーンヒンジ、 ・ローラ、 ・水位計、 ・水位、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 夾雑物を除去するために被処理水を流入させる開口を有
   するドラムスクリーンと、ドラムスクリーンの開口の下
   端近くにヒンジを介して回動自在に連結されたバースク
   リーンと、被処理水の水位に応じてドラムスクリーンを
   上下動する引揚げ装置とを有するスクリーン式夾雑物処
   理装置。