JPH02104397A - 洗濯機の槽内洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯機の槽内に付着した汚れを洗浄する洗濯機
の槽内洗浄方法に関するものである。

従来の技術 洗濯機の一例として一槽式遠心脱水洗濯機の構成を第４
図に示す。図において、１は外槽、２は脱水兼洗濯槽、
３は水受槽である。普通の洗濯行程を行なう場合は、脱
水兼洗濯槽２に洗濯物と洗剤を入れ、タイムスイッチ４
を操作し、給水弁５を開き、給水ホース６より注水する
。一定量の水がはいると、モーター７によりプーリー８
、ベルト９を介し、攪拌翼１ｏを回転駆動することによ
り洗浄を行なう。洗浄が終わると、排水弁１１を開き排
水ホース１２よシ排水した後、モーター７によシ脱水兼
洗濯槽２を回転させ遠心力により脱水する。同様にして
、すすぎ、脱水を数回性ない、最後に脱水して終了する
。これらを自動的にタイムスイッチ４を用いて行なう。

１３は、水受槽３の上方に溢水を防ぐために設けた溢水
口である。

ここで、普通の洗濯行程を行なう場合で、脂肪酸ナトリ
ウムから成る粉石けんを用いた場合、粉石けん特有の問
題点として次の２点がある。第１の問題点は、粉石けん
は水に溶けにくいため、−部はゲｌし状になり、脱水兼
洗濯槽２や水受槽３の槽壁あるいは攪拌翼１０の裏側等
に付着残留する。

第２の問題点は、粉石けんと水中の金属イオン（カルシ
ウムイオンやマグネシウムイオン等）と結合し、水に不
溶な金属石けん（通称：石けんかす）を生成し、これが
前述のように槽壁等に付着残留する。特に、脱水兼洗濯
槽２の外壁や水受槽３の内壁は、洗濯物にこすられるこ
ともないため、前記付着物が残留しやすい。

これらの槽壁等に付着した付着物にＣｌ　ａｄｏｓｐｏ
ｒ　ｉｕｍ属やＡｓｐｅｒｇｉ　１１ｕｓ属などのカビ
が生え腐敗して黒色になる。これを「黒い汚れ」と称す
。この「黒い汚れ」が、時々槽壁等から自然剥離して洗
濯水中に浮遊し、洗濯物を汚染する現象がでる。

この「黒い汚れ」が発生した場合、これを洗浄する有効
な洗浄方法がないため、洗濯機を分解し掃除して、再度
使用に供するのが現在の実態である。

そこで本発明者らは、次亜塩素醒塩０．５〜１６重蛍チ
及びケイ酸塩３〜３０重量％を含有する水溶液からなる
洗濯機等の洗浄機借用洗浄剤を提案している。

洗浄機借用洗浄剤の提供だけでは、槽内の洗浄にはまだ
手間がかかる状態である。

発明が解決しようとする課題 洗浄機借用洗浄剤を用いて「黒い汚れ」を洗浄する場合
、長時間の放置時間を必要とするため洗浄が終了するま
でに手間がかかるという課題を有していた。本発明は上
記課題に鑑み、もつと容易に内槽の洗浄ができる洗濯機
の槽内洗浄方法を提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 上記目的を達成するために本発明は、洗浄機借用洗浄剤
を用い、第１の手段としては、給水、攪拌、排水、放置
等の専用の槽内洗浄行程を自動的に行う機能を設け、第
２の手段としては、槽内洗浄行程と、普通の洗濯行程と
を組み合わせた専用の槽内洗浄行程を設け、さらに、第
３の手段としては、槽内洗浄行程中の放置あるいは放置
後の攪拌行程中に洗浄機借用洗浄剤を投入した槽内洗浄
液を溜めたまま攪拌翼の回転による攪拌と脱水無洗副槽
の回転による攪拌を適宜行ない、また、第４の手段とし
ては、水位設定を槽内洗浄行程に最高位に自動設定する
。

作　　用 第１の手段の作用は、洗浄機借用洗浄剤を槽内に均一に
分散させるだめの攪拌や、洗浄時間をとるだめの放置、
その後の洗濯機槽内のすすぎ等を自動的に行わせるもの
であり、第２の手段の作用は、洗浄のための放置の後の
洗濯機槽内のすすぎ等の行程を普通の洗浄行程を用いて
行なうことにより、制御部のプログラムを簡略化するも
のであり、第３の手段の作用は、槽内洗浄剤を入れた状
態で攪拌をすることによシ、より洗浄効果を高めるもの
であり、第４の手段の作用は、洗浄時の水位をできるだ
け高い位置に設定し、桶のできるだけ上の方まで洗浄す
るものである。

実施例 本発明者らは洗浄機借用洗浄剤としては、次亜塩素酸塩
０．６〜１５重量％及びケイ酸塩３〜３゜重量φを含有
する水浴液からなる配合を提案している。

この洗浄機借用洗浄剤の使用方法の一例を第４図を用い
て説明する。まず、洗濯機の水受Ｎ３に高水位まで給水
する。この水に上記洗浄機借用洗浄剤を投入口、攪拌翼
１ｏで攪拌する。洗浄機用洗浄剤が−１ぼ均一に溶けた
時、攪拌を止め、そのま＼の状態で放置し、浸漬洗浄を
行なう。約１時間程度放置すると、前述の「黒い汚れ」
が酸化され白っぽくなシはじめる。さらに時間の経過と
ともに「黒い汚れ」が分解され、壁面から離脱する。

この浄化は化学力で進行するため、洗浄機借用洗浄剤の
一度と水温との相関がある。洗浄機借用洗浄剤の濃度と
水温と洗浄力の関係の一例を第１表に示す。

第１表 これは、上記洗浄液に６時間浸漬したときの判定結果で
ある。洗浄機榴用洗浄剤濃度３％、水温２０℃のときの
浸漬時間と「黒い汚れ」の洗浄力の関係の一例を第２表
に示す。

第２表 上記の３〜１８時間の放置による浸漬洗浄後、攪拌翼１
ｏで洗浄液を攪拌する。この時、放置による浸漬洗浄中
に適宜、攪拌翼１０の回転による攪拌や脱水兼洗濯槽２
の回転による攪拌を行なうとさらに洗浄効果が良くなる
。また、浸漬洗浄後の攪拌も、攪拌翼１０での洗浄液の
攪拌だけでなく、脱水兼洗濯槽２の回転による攪拌を行
なうと効果的である。この攪拌の後、洗浄液を排水し、
その後、槽内のすすぎを行なう。

第１の実施例は、洗浄機槽内洗浄剤を用いた上記洗浄行
程を自動的に行なう機能を洗濯機に設ける。この行程例
を第１図に示す。

槽内に給水１４後、洗浄機槽用洗浄剤投入１５を行ない
、攪拌１６をし、放置１７を行なう。放置１７は３時間
以上であるが、実際の作業の時間から３〜１８時間が好
ましい。その後、攪拌１８を行なった後、排水１９をす
る。その後槽内をすすぐために、給水２ｏを行ない、攪
拌２１をした後、排水２２する。この行程に似たものと
して衣類の抗層用として、付は置き洗い行程を有する洗
濯機があるが、放置１７の時間が１時間程度と短かい上
、一部の製品にしかこの機能は付いておらず、この槽内
洗浄行程の代用としては不充分である。

第２の実施例は、洗浄機槽用洗浄剤を用いた上記洗浄行
程を行なう際に、浸漬洗浄後の攪拌、排水、すすぎの行
程を衣類の洗濯をするだめの普通の洗濯行程を利用して
、洗浄行程を自動的に行なわせる機能を洗濯機に設ける
。衣類を洗濯するための洗濯行程を第３図に示す。ａは
標準コース、ｂは節約コース、Ｃは大物コースである。

この中の標準コースａを用いた時の洗浄行程の実施例を
第２図に示す。槽内に給水１４後、洗浄機槽内洗浄剤投
入１５を行ない、攪拌１６をし、放置１７を行なう。放
置１７の時間は前述の第１の実施例と同一である。この
後、攪拌２６、排水２７、脱水２８．給水２９、攪拌３
０、排水３１、給水３２、攪拌３３、排水３４、脱水３
６を実行する。

第３の実施例は、洗浄機槽用洗浄剤を用いた上記洗浄行
程を行なう際に、放置１７の行程中に、攪拌翼１０の回
転による攪拌を行なったり、脱水兼洗濯槽２をゆっくり
回転することによる攪拌を適宜性なうことにより、洗浄
効果をより高めることができる。また放置１Ｔの後の攪
拌１８あるいは攪拌２６の行程中においても、攪拌翼１
０の回転による攪拌だけでなく、脱水兼洗濯槽２をゆっ
くり回転することによる攪拌を適宜性なうことにより、
洗浄効果を高めることができる。

洗浄機槽用洗浄剤を用いた上記洗浄行程では、洗濯機の
水受槽３の中を浸漬洗浄することから、水受槽３にため
る水の水位は高い方が好ましい。

この水位を水位スイッチ（図示せず）を手動で操作して
設定する方式の洗濯機では、最初に最高位の水位に設定
する必要がある。この最高位の水位は、前述の溢水口１
３より下方に設定される。衣類を洗濯する普通の洗濯行
程では、水位は最高位以下の水位に設定されるが、洗濯
の攪拌時の水位変動により、水位はこの最高水位より上
へくる場合があり、前述の「黒い汚れ」も最高水位よシ
上に発生することもある。

水受槽３にためる水の水位を、洗濯する衣類の量に応じ
てマイクロコンビエータ−を用いて自動的に設定する洗
濯機がある。この種の洗濯機では、上記の洗浄機槽用洗
浄剤を用いた上記洗浄行程では、自動的に最高位に水位
を設定するようにしたのが、第３の実施例である。この
際、衣類を洗濯する普通の洗濯行程で使われる最高水位
と、溢水口１３との間に洗浄用水位を設け、前記洗浄行
程ではこの洗浄用水位に水位を設定するようにすれば、
さらに洗浄効果が良くなる。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、第
１の効果として洗浄機槽用洗浄剤を用いた槽内洗浄行程
を自動的に実行するため、最初の給水後、洗浄機槽用洗
浄剤を投入するだけで、あとは自動的に洗濯鑞が行程を
実施するため、人の手間が省ける。

第２の効果として、上記槽内洗浄行程の一部を、衣類の
洗濯用に設定した普通の洗濯行程を用いるため、タイム
スイッチの構成が簡単となり、マイクロコンピュータ−
を用いたタイムスイッチでは、行程のステップ数が少な
くなる。

第３の効果として、放置行程あるいは放置後の攪拌行程
中に、攪拌翼あるいは脱水兼洗濯槽の回転による攪拌を
行なうことにより、より槽内洗浄効果を高めることがで
きる。

第４の効果として水位を自動的に最高位に設定するため
、上記洗浄が有効に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す行程図、第２図は
本発明の第２の実施例を示す行程図、第３図は一槽式遠
心脱水洗濯機の衣類を洗濯をするために設定された普通
の洗濯行程を示す行程図、第４図は一槽式遠心脱水洗濯
機の断面図である。 ２・・・・・・脱水兼洗濯槽、３・・・・・・水受槽、
１０・・・・・・攪拌翼、１４・・・・・・給水、１６
・・・・・・攪拌、１７・・・・・・放置、１８・・・
・・・攪拌、１９・・・・・・排水、２０・・・・・・
給水、２１・・・・・・攪拌、２２・・・・・・排水、
２６・・・・・・攪拌。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第　
３１！１ ？−−影＜ｊＬ洗５１堵 第　４１！１

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）槽壁に付着した汚れを洗浄する洗浄機槽用洗浄剤
   を用い、少なくとも、給水、攪拌、放置、攪拌、排水、
   給水、攪拌、排水の行程を有し、放置行程の時間を３〜
   １８時間とした槽内洗浄行程を自動的に行なう機能を有
   する洗濯機の槽内洗浄方法。
2. （２）給水、攪拌、放置の槽内洗浄行程の一部と、衣類
   を洗濯するために設定された普通の洗濯行程とを実行す
   る制御部を備え、槽内洗浄工程後自動的に普通の洗濯行
   程に移行して槽内洗浄行程を自動的に行なう洗濯機の槽
   内洗浄方法。
3. （３）放置行程中あるいは放置後の攪拌行程中に、洗浄
   機槽用洗浄剤を投入した槽内洗浄液を溜めたまま、攪拌
   翼の回転による攪拌と脱水兼洗濯槽の回転による攪拌を
   実行する請求項１または２記載の洗濯機の槽内洗浄方法
   。
4. （４）槽内洗浄行程を行なう水位を最高位に自動設定す
   る請求項１、２または３記載の洗濯機の槽内洗浄方法。