JPH02103329A - 多室形空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多室形空気調和機に係り、特に除霜運転時の凝
縮温度及び高圧圧力の制御に関する。

〔従来の技術〕

空調装置として例えば、特開昭６０−１１４６７０号に
記載されたものがある。この空調装置は、冨外温度セン
ナの検出信号によυ制御装置から除霜信号を出すと同時
に電動式膨張弁の駆動回路にパルス信号を送り、前記電
動式膨張弁の開度制御を行い、圧縮機は前記膨張弁が全
開の時最大周波数で運転される構成となっている。この
構成の空調装置におりて、除霜運転開始後、前記電動式
膨張弁を全開することで高温高圧の冷媒を室外熱交換器
に早（流し込むことができ、除霜スピードが上がり除霜
時間も短くなるとなっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、室外熱交換器Ｏフィンに箱があまり付
着しない場合も、電動式膨張弁の初期開度を大きく設定
する、すなわち全開にすると冷媒循礒址が大となり、急
激な温度上昇と高圧圧力の上昇により圧縮機保護用高圧
鎖力開閉器が作動し、空調機が異常停止し運転不能にな
る問題があり九。

本発明の目的は、簡単な制御で除４時の特に富外熱交換
器にあまり霜が付着しない状態での高圧圧力上昇を未然
に検知し、保護装置で停止する前に除霜運転を終了させ
暖房運転に復帰させる空気調和機を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、除霜運転後の冷媒の凝縮温度を検知する検
知器と、圧縮機の吐出側の高圧圧力を検知する検知器よ
り、温度及び圧力を検出し前記除霜運転の中に予め入力
されているプログラムに従って決定される制御装置とを
設け、除霜運転時に冷媒の凝縮温度が任意の設定値より
高い場合又は冷媒の高圧圧力が任意の設定値より高い場
合に、前記制御装置からの出力信号を通して除ｆｆ１ｌ
運転を終了させることにより、達成される。

〔作用〕

除霜運転時、制御装置が温度検知器より冷媒の凝縮温度
のデータを取り込み、あらかじめ設定した温度との比較
により、設定した温度より高い場合は制御装置より除霜
終了の出力信号を出し除霜を終了させる。同様に、圧縮
機吐出側の圧力検知器より冷媒の高圧圧力のデータを取
り込み、あらかじめ設定した圧力値との比較により、設
定した圧力値より高い場合は制御装置より除霜終了の出
力信号を出し除霜を終了させる。これにより、意外熱交
換器のフィンに霜があｉり付着しない状態で除４運転に
入り急激な温度上昇と共に高圧圧力が上昇し九場合でも
、圧縮機保護用高圧圧力開閉器の作動前に除ｘｌ終了が
でき・るので、正常運転を継続することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示すように、この空気調和機は１台の意外ユニ
ットに４台の室外ユニットを接続し九構成となっており
、室外ユニットＡには、圧縮機１、四方弁ｚ１アー？ニ
ームレータ８及び意外熱交換器４と、冷媒液側主管６に
設けられているレシーバ５とが備えられている。また冷
媒液側主管６を分岐した４つの液側支管１０ａ＠１０ｂ
ｌｌＯＣ、ｌＯｄにそれぞれに正逆流式電動式膨張弁９
ａ＊９ｂ＋９’ｅ９ｄが設けられている。そして、室内
エニツ）Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｂにはそれぞれの室内熱交換器８
ａｅ８ｂ＊８ｃ＋８ｄが備えられ、室外ユニットＡ内の
各機器と室内ユニツ）Ｂ、Ｃ。

Ｄ、Ｅ内の各機器を図示の如く配管接続することにより
ヒートポンプ式冷凍サイクルを構成している。また、意
外ユニットには冷媒吐出配管より導かれた凝縮用配管に
て冷媒凝縮温度を検知する検知器１２、除霜運転時に高
圧圧力を検知する検知器１８、前記検知器につながり検
知した内容を予め入力されているプログラムにより処理
し、その処理した値を出力する制御装置１４とが設けら
れている。

第２図では、従来の冷凍サイクルの除４運転と高圧圧力
との関係、第８図は本発明による除霜運転と冷媒の凝縮
温度と高圧圧力との関係、第４図は従来の除霜運転にお
ける制御の流れ、第５図は本発明による除霜運転に２け
る制御の流れを示している。

次に除４運転を第８図のタイムチャート及び第５図の制
御の流れに基づいて説明する。

除Ｊ１開始と同時に冷媒の凝縮温度を検知器１２により
検知しく第５図のステップ１９）、予め設定した値と比
較し設定値以下であれば、次に圧縮機吐出側の高圧圧力
を検知器１８により検知しく第５図のステップ２０）、
予め設定した値と比較し設定値以下であれば、次に高圧
圧力保護装置の作動値と高圧圧力の値を比較しく第５図
のステップ１５）作ｄ＋直以下であれば次に除霜時間を
（第８図のタイムチャートＣからｄ）検知し、設定値Ｔ
分以下であれば、次に室外熱交換器４の温度と設定値と
を比較しく第５図のステップ１７）、設定値以下であれ
ば再びステップ１９に戻り同じ動作なくυ返゛ｔ０ここ
で、第５図のステップ１９又は２０の判定状態のとき、
凝縮温度又は高圧圧力が設定値以上である場合は、制御
装置１４から除霜終了の出力信号を出し、空気調和機は
除霜運転を終了し暖房運転に復帰する。第８図のタイム
チャートはこのときの凝縮温度ｆの１ｇ１ｌきと高圧圧
力すの動きを図示したもので、第３図の除４終了用圧力
開閉器設定値ｅ又は除籟終了用凝縮温度設定値ｇＶｃ達
したとき除霜終了となり暖房運転復帰となる。

以上の様な制御により、除霜時の急激な温度上昇と圧力
上昇による圧ｍ機保護用高圧圧力開閉器が作動すること
なく除４が終了し、正常かつ安定した除４サイクルが得
られる。

〔尭明の効果〕

本発明によれば、室外熱交換器に霜又は氷があまり付着
しない状態で除霜に入りても、冷媒の凝縮温度又は高圧
圧力よりその状態を判断できるので、圧縮機保護用高圧
圧力開閉器が作動することなく、除霜終了を行うことが
でき無駄除霜の防止及び安定した除霜サイクルを得られ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多室形空気調和機の一実施例を示す冷
凍サイクル系統図、第２図は従来の冷凍サイクルの除霜
運転と高圧圧力の関係図、第８図は本発明の除４運転と
冷媒の凝縮温度と高圧圧力との関係図、第４図は従来の
除霜運転における制御の流れ図、第５図は本発明による
除４運転における制御の流れ図である。 ｌ・・・圧ｍ機　　２・・・四方弁　　４・・・室外熱
交換器　　ｓａ　＊８ｂ　ｔ８ｃ　＊８ｄ・ｍ内熱交換
器９ａ　、９ｂ　＠　９Ｃ，９ｄ・・・電動式膨張弁　
　１２・・・凝縮温度検知６　　１８・・・圧力検知器
　　１４・・・制御装置　　１５〜２０・・・本発明に
おける制御処理内容。 冨１図 嘉２図 寥３図 審５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　周波数制御可能な圧縮機、室外熱交換器、四方弁等か
   ら成る１台の室外ユニットと、それぞれの接続配管を介
   して室内熱交換器等から成る複数台の室内ユニットとを
   備え、室内ユニットの液側主管を分岐した複数の液側支
   管にそれぞれ電動式膨張弁を設けた、ヒートポンプ式冷
   凍サイクルの多室形空気調和機において、除霜運転開始
   後、凝縮温度及び高圧圧力を連続して検知することによ
   り、冷媒の凝縮温度又は高圧圧力の急激な上昇に対して
   予め設定した値と比較し設定値以上になった場合除霜運
   転を終了させることを特徴とする多室形空気調和機。