JPH0210272Y2 - - Google Patents

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JPH0210272Y2
JPH0210272Y2 JP13450683U JP13450683U JPH0210272Y2 JP H0210272 Y2 JPH0210272 Y2 JP H0210272Y2 JP 13450683 U JP13450683 U JP 13450683U JP 13450683 U JP13450683 U JP 13450683U JP H0210272 Y2 JPH0210272 Y2 JP H0210272Y2
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JP
Japan
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engine
mounting plate
cylinder block
soundproofing device
soundproofing
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JP13450683U
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JPS6041536U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの防音装置に係り、とくにエ
ンジン本体とその近傍に配される補機あるいは付
属部品との間に防音装置を設け、この防音装置に
よって定在波による騒音を防止するようにしたエ
ンジンの防音装置に関する。
内燃機関から成るエンジンはシリンダブロツク
から構成され、このシリンダブロツクに各種の部
品を組付けて構成されている。そしてエンジンの
近傍には各種の補機や付属品が取付けられるよう
になっており、これによつてエンジンを構成して
いる。このようにエンジンにはその近傍に各種の
補機や付属部品が取付けられるために、エンジン
本体と補機あるいは付属部品との間に空間が存在
する場合には、この空間内に定在波が発生し、こ
の定在波によつて騒音が発生することになる。こ
のような定在波による騒音を防止するために、例
えば実公昭57−7779号公報には、補機あるいは付
属部品とエンジン本体との間の空間に吸音材を充
填することが提案されている。
このような場合に用いられる吸音材1は第1図
に示すように、ほぼ長方形の断面を有しており、
このような吸音材1がデイーゼルエンジンの場合
には例えば第2図に示すように、シリンダブロツ
ク2と燃料噴射ポンプ3との間に挿入されるよう
になつている。このような吸音材1はその脱落を
防止するために、自由な状態においてはシリンダ
ブロツク2とポンプ3との間の隙間よりも大きな
形状にしておき、つぶし代によつてシリンダブロ
ツク2とポンプ3との間に保持するようにしてい
た。
従つてこのような従来の防音構造によれば、吸
音材1の全面に均一の力が加わることなく、局部
的に力が加わることになり、これによつて吸音材
1が不自然に変形するとともに、第2図に示すよ
うに吸音材1とシリンダブロツク2との間あるい
は吸音材1とポンプ3との間にそれぞれ隙間4が
生じ、このために吸音効果が低下するという欠点
があつた。さらには吸音材1がつぶし代を有して
いるために、燃料噴射ポンプ3の取付けが面倒に
なるという欠点があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、防音効果に優れ、取付けが容易なエ
ンジンの防音装置を提供することを目的とするも
のである。
以下本考案を図示の実施例につき説明する。第
3図および第4図は本考案の第1の実施例に係る
防音装置を示すものであつて、この防音装置は緩
衝体10を備えている。緩衝体10は合成ゴムに
よつて成形されており、しかも燃料噴射ポンプの
外形と一致するほぼ長方形の周壁部から構成され
ており、その内部は中空になつている。そして緩
衝体10は取付け板11の両面に固着されてい
る。この取付け板11は鋼板から構成されるとと
もに、緩衝体10を固着する際にその周縁部が両
面の緩衝体10に埋込まれるようにして結合され
ている。そして取付け板11の周縁部にはその所
定の位置に取付け片12が連設されており、取付
け片12にはそれぞれボルト挿通孔13が形成さ
れている。
このような緩衝体10と取付け板11とから成
る防音装置は第5図に示すように、例えばデイー
ゼルエンジンのシリンダブロツク14と燃料噴射
ポンプ15との間に挿入されるようになつてい
る。そしてこの緩衝装置は取付け板11の取付け
片12を用いてシリンダブロツク14の取付け座
16に取付けられるようになつている。すなわち
取付け座16にはラバーブツシュ17が取付けら
れ、その上に取付け板11の取付け片12が装着
されるとともに、固定用ボルト18によつて固定
されるようになつている。なおこの実施例におい
ては、上記燃料噴射ポンプ15とシリンダブロツ
ク14との間のみならず、スタータモータ19と
シリンダブロツク14との間にも、緩衝体10と
取付け板11とから成る防音装置が配されてい
る。そしてこの防音装置も固定用ボルト18によ
つて、ラバーブツシユ17を介して取付け座16
に取付けられている。
以上のように本実施例に係る防音装置は、取付
け板11を結合した緩衝体10によつて構成され
ており、しかも両面の緩衝体10の周壁部の端面
はシリンダブロツク14および燃料噴射ポンプ1
5にそれぞれ密着するように予め成形されている
ために、この緩衝体10の周壁部によつてシリン
ダブロツク14と燃料噴射ポンプ15との間の空
間を完全に閉塞することになる。従つて両者の間
に定在波が発生しても、この定在波による騒音は
緩衝体10によつて外部と遮断されるために、騒
音が外部に漏れることがなくなる。従つてシリン
ダブロツク14と燃料噴射ポンプ15との間にお
ける定在波による騒音を完全に防止することがで
きる。
また緩衝体10が取付け板11を介してシリン
ダブロツク14に固定されるようになつているた
めに、緩衝体10につぶし代を設ける必要がな
く、このために燃料噴射ポンプ15の取付けが非
常に容易になる。同様にスタータモータ19の取
付けも容易になる。さらにつぶし代が必要でない
ことから、エンジンごとの防音効果のバラツキも
なくなる。
つぎに上記実施例の変形例を第6図および第7
図につき説明する。なおこの変形例において、上
記実施例と対応する部分には同一の符号を付すと
ともに、同一の構成の部分についてはその説明を
省略する。この変形例の特徴は、取付け板11が
シリンダブロツク14の外側面を覆い騒音を遮断
する近接板と兼用されるようになつていることで
ある。すなわち取付け板11は上記実施例のもの
よりも遥かに大きくなつており、シリンダブロツ
ク14の側面を覆う大きさになつており、この取
付け板11の上部両側にそれぞれ周壁部から成る
緩衝体10が成形されている。
このような防音装置は、その緩衝体10の部分
に燃料噴射ポンプ15が取付けられるとともに、
近接板を兼ねる取付け板11はシリンダブロツク
14の外側面に対して所定の距離を隔てて配され
るように、ラバーブツシユ17を介してボルト1
8によつて取付け座16に固定されるようになつ
ている。従つてこのような変形例によれば、シリ
ンダブロツク14と燃料噴射ポンプ15との間の
定在波による騒音を防止することができる。さら
に近接板を兼ねる取付け板11によつて、シリン
ダブロツク14から外部へ発散される騒音を遮断
することが可能となり、より防音効果に優れたエ
ンジンを提供することが可能となる。
つぎに本考案の第2の実施例を第8図および第
9図につき説明する。この第2の実施例は、シリ
ンダブロツク14とスタータモータ19との間に
おける定在波による騒音を防止するための装置に
関するものである。この騒音を防止するための防
音装置は、上記第1の実施例と同様に周壁部から
成る緩衝体10と、そしてこの緩衝体10に結合
された取付け板11とから構成されており、この
装置がスタータモータ19とシリンダブロツク1
4との間に挿入されている。そして上記取付け板
11は、その上部が上方へ延出されて延出部20
を構成している。この延出部20の上端はさらに
側方へ屈曲されるとともに、この屈曲された部分
には吸音材21が固着されている。そしてこの吸
音材21が固着された延出部20がインシユレー
タ22を構成している。インシユレータ22は燃
料フイルタ23と排気管24との間に配置される
ようになつており、排気管24の輻射熱による燃
料フイルタ23の温度上昇を防止するようにして
いる。
以上のような構成において、シリンダブロツク
14とスタータモータ19との間に挿入された防
音装置は、上記第1の実施例と同様に、両者の間
の空間に生じる定在波による騒音を防止すること
になる。さらにこの防音装置を構成する取付け板
11には一体に延出部20が連設されており、こ
の延出部20がインシユレータ22を構成するよ
うになつている。このように防音装置とインシユ
レータ22とが一体に結合されているために、部
品点数が少なくなるとともに、エンジンの組立の
工数を低減することができるようになる。
さらにインシユレータ22は延出部20に吸音
材21を取付けたものであるから、この吸音材2
1によつて二次輻射の防止を図ることができ、フ
イルタ23を排気管24の熱からより確実に守る
ことが可能となる。また延出部20の先端側に吸
音材21を結合するようにしているために、この
インシユレータ22の振動が防止され、振動のよ
り一層の低減が図られることになる。またインシ
ユレータ22は、その延出部20の下端部が防音
装置によつて支持されるとともに、その上側の部
分を固定用ボルト18によつて、ラバーブツシユ
17を介してシリンダブロツク14の取付け座1
6に固定するようにしているために、インシユレ
ータ22の支持が安定になる。
以上本考案を図示の2つの実施例につき説明し
たが、本考案は上記実施例によつて限定されるこ
となく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変
更が可能である。例えば上記実施例は燃料噴射ポ
ンプあるいはスタータモータとシリンダブロツク
との間における定在波による騒音を防止するため
の装置に関するものであるが、本考案はその他各
種の補機あるいは付属品とエンジン本体との間に
おける定在波による騒音を防止するための装置に
適用可能である。
以上に述べたように本考案は、中空であつて周
壁部から成る緩衝体を取付け板の両面に固着し、
該取付け板をエンジン本体に着脱可能とすると共
に前記緩衝体の一方をエンジン本体に密着可能と
し、他方を補機あるいは付属部品に密着可能とし
たものである。従つて本考案によれば、上記周壁
部から成る緩衝体によつて、補機あるいは付属部
品とエンジン本体との間の空間を密閉することが
でき、両者間の空間に生ずる定在波による騒音を
確実に防止することが可能となる。また緩衝体を
取付け板を介して取付けるようにしているため
に、つぶし代をほとんど必要としなくなり、この
ために組立が容易となり、またエンジンごとの防
音効果のバラツキを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防音装置に用いられる吸音材を
示す断面図、第2図はこの吸音材を用いた従来の
エンジンの防音装置を示す要部断面図、第3図は
本考案の第1の実施例に係る防音装置を示す正面
図、第4図は第3図における〜線断面図、第
5図は上記防音装置を取付けたエンジンの正面
図、第6図は変形例に係る防音装置の正面図、第
7図はこの防音装置を備えたエンジンの正面図、
第8図は本考案の第2の実施例に係る防音装置を
備えたエンジンの側面図、第9図は同正面図であ
る。 なお図面に用いた符号において、10……緩衝
体、11……取付け板、12……取付け片、14
……シリンダブロツク、15……燃料噴射ポン
プ、19……スタータモータ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 中空であって周壁部から成る緩衝体を取付け
    板の両面に固着し、該取付け板をエンジン本体
    に着脱可能とすると共に前記緩衝体の一方をエ
    ンジン本体に密着可能とし、他方を補機あるい
    は付属部品に密着可能としたことを特徴とする
    エンジンの防音装置。 2 前記取付け板をエンジン本体の表面に沿って
    周壁部の外側に延出し、エンジン本体の外側面
    を覆う形状としたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のエンジンの防音装
    置。 3 前記取付け板の一部が緩衝体の外側に延出さ
    れ、この延出された部分がインシュレータを構
    成することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のエンジンの防音装置。
JP13450683U 1983-08-31 1983-08-31 エンジンの防音装置 Granted JPS6041536U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13450683U JPS6041536U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 エンジンの防音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13450683U JPS6041536U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 エンジンの防音装置

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Publication Number Publication Date
JPS6041536U JPS6041536U (ja) 1985-03-23
JPH0210272Y2 true JPH0210272Y2 (ja) 1990-03-14

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13450683U Granted JPS6041536U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 エンジンの防音装置

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JPS6041536U (ja) 1985-03-23

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