JPH02100831A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JPH02100831A
JPH02100831A JP25213888A JP25213888A JPH02100831A JP H02100831 A JPH02100831 A JP H02100831A JP 25213888 A JP25213888 A JP 25213888A JP 25213888 A JP25213888 A JP 25213888A JP H02100831 A JPH02100831 A JP H02100831A
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clamp jig
automatic
machining
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JP25213888A
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Tadashi Katayama
忠 片山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はワイヤ放電加工装置に係り、より詳しくは、異
常発生時に装置内可動部相互の動きを停止又は制限する
ことのできるインターロック機能を備えたワイヤ放電加
工装置に関するものである。
[従来の技術] 第2図は例えば特開昭80−180728号公報に示さ
れた従来のワイヤ放電加工装置の一例を示す構成図であ
り、図において、(1)は被加工物、(2)はワイヤ電
極、(3)はワイヤ自動送り機構、(4)は加工機のベ
ッド、(5)は定盤、(6)はこの定盤(5)を固定し
Y方向(紙面に対して垂直方向)の送りを行うYテーブ
ル、(7)はX方向(紙面に対して左右方向)の送りを
行なうXテーブル、(7a)は定盤(5) 、Yテーブ
ル(6)、及びXテーブル(7)から成る加工テーブル
、(8)はワイヤ自動送り機構(3)を固定するコラム
、(9)はこのコラム(8)に固定され、ワイヤ電極(
2)を加工部分に導くヘッド、(10)はワイヤ電極(
2)を被加工物(1)の下部で支持・回収し、さらにワ
イヤ電極(2)に加工電圧を加えるための下部アーム、
(11)は加工部に加工液を噴出させるためのノズルで
、被加工物(1)の上下に対向して設けられており、上
記ワイヤ自動送り機構(3)と共に自動結線装置を構成
する。
第3図はワイヤ電極(2)によって加工された後の被加
工物(1)の加工部を示す拡大図で、(12)は加工後
には廃棄する切り落し部、(13)は加工開始のために
穿設された細穴である。
次に上記構成に係るワイヤ放電加工装置の動作について
説明する。放電加工を行なう前に、被加工物(1)にワ
イヤ電極(2)を貫通させる細穴(13)を、第3図の
如く、加工軌跡上の一点に穿設し、該被加工物(1)を
定盤(5)上に固定してから細大(13)にワイヤ電極
(2)を通し、加工電圧をワイヤ電極(2)と被加工物
(1)との間に印加して、ワイヤ電極(2)をワイヤ自
動送り機構(3)によって供給する。一方、被加工物(
1)はYテーブル(6)およびXテーブル(7)による
自動送りでワイヤ電極(2)に対して所定の形状の軌跡
を描きながら、放電加工が行なわれる。この放電加工中
、ノズル(11)から加工液が被加工物(1)の加工部
に供給される。
ところで、上記ノズル(11)は被加工物(1)の上下
に対向して設けられており、加工部分に加工液を噴射す
るとともに、ワイヤ電極(2)の支持およびワイヤ電極
(2)に加工電源を供給するものである。第4図は被加
工物(1)の下部に設けられた下部側のノズル(11)
であり、図において、(lla)はノズル本体、(30
)はワイヤ電極(2)を支持するダイス、(31)はワ
イヤ電極(2)に加工電源を供給する給電ダイス、(3
2)は給電ダイス(31)のホルダ、(33)はワイヤ
電極(2)が給電ダイス(31)に接触するように位置
決めを行う案内ダイス、(34)はガイドブロック、(
35)はダイス(30)、給電ダイス(31)、ホルダ
(32)および案内ダイス(33)をガイドブロック(
34)に固定する固定板、(36)はホルダ(32)の
回転方向の位置決めを行うビン、(37)はOリング、
(38)は加工液の流入路、(39)はネジ等でガイド
ブロック(34)に取付られたストッパである。なお、
ノズル本体(lla)はガイドブロック(34)および
ストッパ(39)に対して上下方向に摺動自在に移動す
る。上記の構成においては、加工前は第4図に実線で示
すようにノズル本体(lLa)が下がった状態にあるが
、加工が開始されて加工液がある圧力によって流入路(
38)から供給されると、この加工液はノズル本体(l
la)の内壁に当り、その圧力によって図に想像線で示
す如く、ノズル本体(lla)を上方へ持ち上げる。そ
して、加工の終了に伴って加工液の供給が停止されると
、ノズル本体(lla)は、自重又は落下する被加工物
(1)の切り落し部(12)が当るために下降し、加工
前と同じ状態に保持されることになる。即ち、言い換え
れば、加工時には加工液が供給され続けるために、ノズ
ル本体(ila)と被加工物(1)の隙間はdlとなり
、加工後および加工時以外では加工液の供給が停止され
るために、ノズル本体(lla)と被加工物(1)の隙
間はd2になるということである。
なお、加工時にノズル本体(lla)を上限の位置に設
定するのは、加工液を加工部に効率よく供給するためで
あり、また、加工後および加工時以外にノズル本体(l
la)を下限の位置に設定するのは、被加工物(1)の
位置決め等の段取り作業中にテーブル移動を行う際、ノ
ズル(11)が他の物体に衝突するのを防止するためで
ある。
次に、上記加工後に発生する被加工物(1)の切り落し
部(I2)の自動処理装置について説明する。
第2図において、(14)は切り落し部の自動処理装置
、(15)は切り落し部(12)の収容器、(1B)は
自動処理装置(14)の可動部である自動除去装置部(
14a)をX方向の移動時に保持するためのガイド、(
17)は自動除去装置部(14a)をX方向に移動させ
るための駆動モータ、(18)は同じく上下方向に移動
させるための駆動モータである。
なお、第5図は第2図における自動除去装置部(14a
)の構造の概略を示す拡大断面図で、図において、(1
9)はホルダ、(20)は上記駆動モータ(17)に接
続している歯車で、ガイド(16)に設けられているラ
ック(16a)と噛み合っている。(21)は上下駆動
軸、(22)は上記駆動モータ(18)に接続している
歯車で、歯車(22)は上下駆動軸(21)に設けられ
たラック(21a)に噛み合っている。(23)は電磁
石、(25)はケーシング、(26)は圧縮スプリング
、(27)は上下駆動軸(21)の下端部に一端が固定
されるとともに他端にケーシング(25)が固定されて
いるアームで、上記電磁石(23)は該ケーシング(2
5)内にて圧縮スプリング(26)により常時下方へ押
圧されている。(29)は電磁石(23)の吸着面側に
装着された接触検知スイッチで、上記電磁石(23)に
て吸着移送される切り落とし部(12)を検出して図示
しな1、SNC装置へ信号を出力する。
従って、放電加工の終了に伴って加工液が停止すると、
前述したようにノズル本体(lla)が第4図実線の位
置に下降する。このとき、切り落し部(12)はノズル
本体(lla)の上端面で支持されている。次に、ワイ
ヤ電極(2)の回収後、図示しないNC装置により電磁
石(23)の直下に被加工物(1)の切り落し部(12
)が位置するように、Xテーブル(7)およびYテーブ
ル(6)が動作して所定の位置で停止すると、駆動モー
タ(18)によって歯車(22)が回転を始め、上下駆
動軸(21)が降下して電磁石(23)の吸着面が切り
落し部(12)の面に当接する。
さらに、上下駆動軸(21)が圧縮スプリング(26)
の反力に抗して降下し、電磁石(23)が所定の押圧力
で切り落し部(12)の面に圧着する位置に達すると、
接触検知スイッチ(29)が動作してNC装置へ信号を
伝送する。この信号が伝送されるとNC装置の指令で電
磁石(23)が励磁され、切り落し部(12)が吸着さ
れると同時に歯車(22)が回転を始めて上下駆動軸(
21)を上昇させる。この上下駆動軸(21)が所定位
置まで上昇すると停止し、駆動モータ(17)に指令し
て歯車(20)を回転させ、自動除去装置部(14a)
をX方向に移動させて収容器(15)の真上に至ると停
止する。この停止と同時に電磁石(23)の励磁状態が
解除され、切り落し部(12)が収容器(15)へ落下
する。切り落し部(12)の収容が終了すると、再び駆
動モータ(17)が回転して、自動除去装置(14)を
X軸方向に移動させて元の位置へ戻す。
以上の動作の繰り返しによって、1個の被加工物又は同
時に定盤上に設置された複数の被加工物に対し複数カ所
の放電加工を行うワイヤ放電加工装置の自動運転を行な
うことができる。
第6図は従来のワイヤ放電加工装置の他の例を示す構成
図であり、第2図と同一部分には同一符号を付しその説
明は省略する。この第6図のワイヤ放電加工装置は第2
図のものに自動被加工物交換装置が付加されたもので、
図において、(41)は水平方向のX軸、(42)はこ
れと直交する様に配された垂直方向のZ軸、(48)、
 (44)は駆動モータで各々、X軸(41)駆動用、
Z軸(42)駆動用である。
(45)はハンドで、Z軸(42)の下端に図示しない
ボルトで係止されていて、先端部に被加工物(1)を把
持する機能すなわち、第7図の如く、離隔せしめて配置
された一対のマグネット(45a) 、  (45a)
を有しているとともに、これらマグネット(45a) 
(45a)間に、当該ハンドにて吸着保持される被加工
物(1)を検出するための被加工物検出器(45b)が
設けられている。一方、X1lh(41)はベット(4
)に図示しないボルトで固定されたフレーム(46)に
ボルト(47)で止着されて、Z軸(42)ともどもワ
イヤ放電加工装置本体と、所定の関係で取りつけられて
いる。
上記X軸(41)、Z軸(42)、駆動モータ(43)
(44)、ハンド(45)、マグネット(45a) 、
フレーム(46)、及びボルト(47)により自動被加
工物交換装置(60)が構成されている。
然して、(48)は被加工物(1)を収容するストッカ
で、加工前被加工物(1a)の積載用の前ストッカ(4
8a)と、加工後の被加工物(1b)を積載する後スト
ッカ(48b)とから形成されている。(49)は被加
工物(1)の位置決めおよび固定を行うためのクランプ
治具、(50)はこのクランプ治具(49)に組み込ま
れたクランプシリンダ、 (51)は加工後被加工物(
1b)に付着した加工液の垂れ落ち分を回収するために
ストッカ(48)下方に配置した受皿である。
第8図はクランプ治具(49)の平面図であり、図中、
(52)は被加工物(1)の支持をするための受は金、
(53)はクランプ治具(49)の一端に設けられた、
被加工物(1)の位置決め基準片である。
次に、上記構成を有するワイヤ放電加工装置の動作につ
いて説明する。先ず、被加工物(1)に放電加工を行う
前に、これにワイヤ電極(2)を貫通させる細穴(13
)を、第3図に示す如く、加工軌跡上の一点に穿設し、
その後、被加工物(1)を定盤(5)上のクランプ治具
(49)に、後述する被加工物(1)搬入動作によって
位置決め固持させてから、細穴(13)にワイヤ電極(
2)を通し、加工電圧をワイヤ電極(2)と被加工物(
1)との間に印加して、ワイヤ電極(2)をワイヤ自動
送り機構(3)によって供給する。一方、被加工物(1
)はYテーブル(6)およびXテーブル(7)による自
動送りで、ワイヤ電極(2)に対して所定の形状の軌跡
を描きながら、放電加工が行われる。この放電加工中、
ノズル(11)から加工液が被加工物(1)の加工部に
供給される。ワイヤ電極(2)が放電加工を行いながら
、被加工物(1)の所定の形状の軌跡を一巡して、加工
開始点の細穴(13)の位置に達した時点で加工工程が
終了し、図示しないワイヤカッタによってワイヤ電極(
2)が切断され、加工後に生じた被加工物(1)の切り
落し部(12)は前記した自動処理装置(14)によっ
て外部へ排除される。
次いで、Xテーブル(7)とYテーブル(6)による自
動送りで加工を完了した被加工物(1)を、同様にXY
テーブル(7) 、 (8)自動送りによって、Z軸(
42)の先端に設けられたハンド(45)で保持できる
位置まで移送し位置決めする。そして図示しないNC装
置の被加工物(1)位置決め解除指令によって、クラン
プシリンダ(50)が後退して、被加工物(1)の位置
決めを解除する。一方、自動被加工物交換装置(60)
は駆動モータ(43)によってZ軸(42〉を矢印(5
4)方向に移動し7、ハンド(45)が被加工物(1)
の直上に位置する所(A点)で停止する。
次いで、このA点位置にてZ軸(42) (第6図に想
像線で示す)は駆動モータ(44)により矢印(55)
方向に駆動されて下降し、ハンド(45)部に組み込ま
れた上記被加工物検出器(45b)が加工後の被加工物
(1)を検出すると下降動作を停止する。そして、ハン
ド(45)部のマグネット(45a)を励磁することで
被加工物(1)を吸着保持させた後、再び駆動モータ(
44)により矢印(56)方向1こZ軸(42)を上昇
させ、Z軸(42)上位点すなわちストッカ(48)の
上縁よりも上方に位置する点まで被加工物(1)を持ち
上げる。さらに、駆動モータ(43)によってZ軸(4
2)を矢印(57)方向に移動せしめることによりハン
ド(45)に保持させた被加工物(1)を後ストッカ(
48b)上に位置する所まで移送し、矢印(55)方向
にZ軸(42)を下降させる。Z軸(42)は下位停止
点を図示しない下位検出器によって、下位を確認したと
ころで停止し、マグネット(45a)の励磁を解除して
(消磁)被加工物(1)を離脱させる。その後、Z軸(
42)は駆動モータ(44)によって再び矢印(56)
方向へ上昇し、上位点に至った後、第6図に示す如く、
ハンド(45)が前ストッカ(48a)上部に位置する
様、駆動モータ(43)によって矢印(57)方向へ移
動せしめられる。そして、Z軸(42)は駆動モータ(
44)によって矢印(55)方向へ下降し、前ストッカ
(48a)内に積載されている加工前被加工物(la)
の中、最上位のものを図示しない検出器で、検知してこ
れをマグネット(4,5a)にて吸着保持する。
次いで、Z軸(42)は駆動モータ(44)によって矢
印(56)方向へ上昇し、駆動モータ(43)によって
前記したA点まで移動して停止する。その後、Z軸(4
2)は、駆動モータ(44)により下降し、そのハンド
(45)にて吸着保持している加工前被加工物(1a)
をクランプ治具(49)上に移載して、これを受は金(
52)にて支持させる。この時、ハンド(45)は図示
しない下位検出器の出力によりそのマグネット(45a
)を消磁して被加工物(1)の吸引を解除する。
そして、このように加工前被加工物(1a)のクランプ
治具(49)への移送を終えたZ軸(42)は、上記と
逆の経路を辿ってストッカ(48)上の原点位置へ復帰
し、NC装置からの次の指令を待つ。
一方、被加工物(1)が載置されたクランプ治具(49
)は、これに組み込まれたクランプシリンダ(50)を
、図示しない制御装置よりの指令で作動させ、被加工物
(1)の位置決め固持を行いこれを基準片(53)に押
付ける。
前記動作を完了した時点で、NC装置の指令によりXテ
ーブル(7) 、Yテーブル(6)による自動送りで、
ノズル(11)直下に被加工物(1)を移動し、細穴(
13)にワイヤ電極(2)を通し、再び放電加工を始め
る。なお、ストッカ(48)の下方に設けられた受皿(
51)は加工後被加工物(1b)に付着した加工液が垂
れ落ちて、床面を濡らすのを防止する為のものである。
ところで、上述した各従来装置は、これらが以下の状態
となったとき、これを図示しない周知の検出器および制
御装置により検出して可動部の動作の停止又は動作範囲
の制限もしくは動作速度の制限を実施し、関連する可動
部相互の干渉を防止するようにしたインターロック機能
を備えている。
■ 切り落し部自動処理装置(14)の自動除却装置部
(14a)及びホルダ(19)が他の装置と干渉しない
位置(以下、切り落し部自動処理装置定位置と略称する
)以外にある場合は自動結線装置及び切り落し部自動処
理装置(14)の動作を停止又は動作範囲を制限する。
■ 自動結線装置の上部ノズル(11)の位置が、切り
落し部自動処理装置(14)及び自動被加工物交換装置
(60)の動作時においてもこれら各装置と干渉しない
ノズル準備位置(通常、上部ノズル上限に設定される)
にない場合は、切り落し部自動処理装置(14)と自動
被加工物交換装置(60)の動作を停止又は動作範囲を
制限する。
■ 自動結線装置の上部ノズル(11)の位置がノズル
準備位置であっても、ワイヤ電極結線中又はすでにワイ
ヤ電極が結線されている場合は、切り落し部自動処理装
置(14〉と自動被加工物交換装置(60)の動作を停
止又は動作範囲を制限する。
■ 自動被加工物交換装置のZ軸等の可動部分が他の装
置と干渉しない位置(以下自動被加工物交換装置定位置
と略称する)以外にある場合は、自動結線装置及び切り
落し部自動処理装置(14)の動作を停止又は動作範囲
を制限する。
■ あらかじめ制御装置に入力された被加工物数をこえ
て被加工物の交換命令が入力された場合、全ての装置を
動作停止とする。
■ 被加工物の吸着動作時において、被加工物が吸着さ
れていない場合、及び被加工物が搬送途中に吸着部分か
ら外れた場合には、これを被加工物検出器(82)によ
り検出し全ての装置の動作を停止する。
[発明が解決しようとする課題] 従来のワイヤ放電加工装置は、以上のように構成されて
いるので、自動結線装置と切り落し部自動処理装置とを
組合せた場合、又はこれら各装置に更に自動被加工物交
換装置を組合せた場合等、関連するそれぞれの可動部の
動きが複雑となり、加ニブログラム作成時での入力ミス
による加ニブログラムネ良、操作手順不良が発生する可
能性が有り、このような場合、前述した干渉防止機能だ
けでは予期せぬ可動部の動きに対処できず、各装置が接
触して破損する虞れが有り、操作に注意を要すという難
点があった。
本発明は叙上の点に鑑み、インターロック機能をより充
実せしめることのできるワイヤ放電加工装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るワイヤ放電加工装置は、加工テーブル側可
動系に対し絶対位置系となる固定側の所定部位に、クラ
1ンブ治具を被加工物交換位置にて検出する第1のクラ
ンプ治具検出器を配置するとともに上記加工テーブルに
クランプ治具の有無を検出する第2のクランプ治具検出
器を設置し、かつ上記ストッカには加工前被加工物の有
無を検出する加工前被加工物検出器を設置して、これら
各検出器の検出結果により各装置の可動部相互の動きを
停止又は制限するように構成したものである。
[作 用] 本発明においては、クランプ治具検出器により、定盤に
取付けたクランプ治具が被加工物を交換すべき位置に移
動していないことを検出した場合、又はクランプ治具が
所定の位置に取付けられてぃないことを検出した場合は
、自動被加工物交換装置の動作を停止又は動作範囲を制
限する。又、加工前被加工物検出器により、ストッカに
加工前被加工物が無いことを検出した後、加工前被加工
物をクランプ治具へ供給する命令があった場合は、全て
の装置を動作停止する。このように各検出器の検出結果
により、各装置の可動部相互の動きを停止又は制限して
これらの干渉を防止する。
[発明の実施例] 以下、図示実施例により本発明を説明する。第1図(a
) 、 (b)はいずれも本発明の一実施例に係るワイ
ヤ放電加工装置の要部を拡大して示す図であり、同図(
a)はストッカ部の正面図、同図(b)は加工テーブル
のクランプ治具の平面図であり、各図とも従来と同一部
分には同一の符号を付しその説明は省略する。なお、上
記第1図の部分を除き他の構成及びそれらの通常動作は
第6図と同様であるのでこの第6図をも参照しながら本
発明を説明すると、本実施例に係るワイヤ放電加工装置
のストッカ(48)の前ストッカ(48a)底部には、
第1図(a)に示す如く、凹所(48c)が設けられて
おり、この凹所(48c)内には該前ストッカ(48a
)内に積載される図示しない加工前被加工物を検出する
ための加工前被加工物検出器(80)がその作動釦をス
トッカ内に臨ませて設置されている。これにより、前ス
トッカ(48a)内での加工前被加工物の有無を検出す
ることができ、加工前被加工物のストックが前ストッカ
(48a)内に無いことを加工前被加工物検出器(80
)が検出した後、加工前被加工物をクランプ治具へ供給
する命令があった場合には、図示しない制御装置により
自動結線装置、自動加工物交換装置(60)、および切
り落し部自動処理装置(14)等の可動部を有する部位
の全ての動作を停止させるようにしている。
又、加工テーブル(7a)等の可動系に対し絶対位置系
となるベッド(4)等の固定側の2ケ所には、第1図(
b)に示す如く、クランプ治具(49)を被加工物交換
位置にて検出する投光器(81a)及び受光器(81b
)から成る光学的な第1のクランプ治具検出器(81)
、  (81)がそれぞれ設けられており、かつこれら
第1のクランプ治具検出器(81)、 (lit)はそ
れぞれの光軸が互いに交差するように、上記加工テーブ
ル(7a)の可動範囲外に配置され、上記被加工物交換
位置以外では上記クランプ治具(49)の同時捕捉はで
きないようになっている。これにより、加工テーブル(
7a)に取付けたクランプ治具(49)が被加工物(1
)を交換すべき位置に移動しているか否かを検出するこ
とができ、移動していないことを検出した場合には、上
記制御装置により自動被加工物交換装置(60〉の動作
を停止又は動作範囲を制限するようになっている。
なお又、クランプ治具(49)が取付けられる定盤(5
)の所定部位にも近接スイッチ等からなる第2のクラン
プ治具検出器(82)が設置され、クランプ治具(49
)が加工テーブル(7a)に装着されているか否かを検
出できるようになっており、装着されていないことを検
出した場合には、上記制御装置により自動被加工物交換
装置(60)の動作を停止又は動作範囲を制限するよう
になっている。更に、本実施例では上記各状態において
、それぞれの検出器の出力により異常表示をするよう構
成されている。
このように、本実施例のワイヤ放電加工装置は、従来の
可動部干渉防止機能に加え、加工前被加工物の有無や、
クランプ治具の有無によっても可動部の動きを停止又は
制限するようにしているので、インターロック機能がよ
り充実し、装置の信頼性を高めることができるとともに
、異常状態にあることを表示せしめるようにしているの
で、管理者はこれを容易に検知して即座に対応すること
が可能となり、この結実装置の稼動率を上げることがで
きる。
なお、上記実施例では自動結線装置、切り落し部自動処
理装置(14)、及び自動被加工物交換装置(60)が
、同一制御装置により制御されるようにしたものを示し
たが、これに限らず、それぞれの装置に専用の制御装置
を使用し、これら各制御装置間の信号の授受により上記
インターロック機能を働かせるようにしてもよい。
また、上記実施例では本発明を自動結線装置と自動被加
工物交換装置(60)と切り落し部自動処理装置(14
)とが組合せられた装置に用いたものを示したが、これ
を例えば切り落し部が発生しない、自動拡大加工を用い
た自動結線装置と自動被加工物交換装置(60)との組
合せのみから成る装置に適用することも可能であり、こ
のような場合にも上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果コ 以上述べたように、本発明によれば、加工前被加工物の
有無や、クランプ治具の有無により可動部の動きを停止
又は制限するようにしているので、インターロック機能
が充実し、装置の信頼性を高めることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b)はいずれも本発明の一実施例
の要部を拡大して示すもので、同図(a)はストッカ部
の正面図、同図(b)は加工テーブルのクランプ治具装
着部の平面図、第2図は従来のワイヤ放電加工装置の一
例を示す全体構成図、第3図は加工後の被加工物を示す
斜視図、第4図は第2図のものの下部側ノズル部を拡大
して示す縦断面図、第5図は第2図のものの切り落し部
自動処理装置を拡大して示す縦断面図、第6図は従来の
ワイヤ放電加工装置の他の例を示す第2図相当図、第7
図は第6図のもののハンド部を拡大して示す側面図、第
8図は第6図のもののクランプ治具装着部の平面図であ
る。 図において、(1)は被加工物、(1a)は加工前の被
加工物、(lb)は加工後の被加工物、(2)はワイヤ
電極、(3)はワイヤ自動送り機構(自動結線装置) 
、(4)はベッド、(6)はYテーブル、(7)はXテ
ーブル、(7a)は加工テーブル、(11)はノズル(
自動結線装置) 、(48)はストッカ、(49)はク
ランプ治具、(60)は自動被加工物交換装置、(80
)は加工前被加工物検出器、(81)は第1のクランプ
治具検出器、(82)は第2のクランプ治具検出器であ
る。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人 弁理士 佐々木 宗 治 第 図 第2図 (b) X方何 1 ノスール(目T冷J泉兼1U 第 図 b 第 図 1b−刀ロエデ髪の=二FLf70工物60、目ψカネ
友カロエ物又丁欠歿置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ベッド上にて2次元平面内を駆動される加工テーブルに
    取付けられ被加工物の位置決めを行なうとともに該被加
    工物を固定するクランプ治具と、加工前及び加工後の被
    加工物をそれぞれ収容するストッカと、このストッカか
    ら加工前の被加工物を上記クランプ治具に搬入載置し、
    又、加工後の被加工物を上記クランプ治具から搬出して
    上記ストッカに収容する自動被加工物交換装置と、ワイ
    ヤ電極を支持してこれに加工電源を供給するとともに加
    工部分に加工液を噴射するノズルおよびワイヤ自動送り
    機構から成る自動結線装置とを備えたワイヤ放電加工装
    置において、 上記加工テーブル側可動系に対し絶対位置系となる固定
    側の所定部位に、クランプ治具を被加工物交換位置にて
    検出する第1のクランプ治具検出器を配置するとともに
    、上記加工テーブルにクランプ治具の有無を検出する第
    2のクランプ治具検出器を設置し、かつ上記ストッカに
    は加工前被加工物の有無を検出する加工前被加工物検出
    器を設置して、これら各検出器の検出結果により上記各
    装置の可動部相互の動きを停止又は制限するように構成
    したことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
JP25213888A 1988-10-07 1988-10-07 ワイヤ放電加工装置 Pending JPH02100831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5558784A (en) * 1993-08-05 1996-09-24 Erowa Ag Method for positioning a work piece carrier member in a machining apparatus and a work piece carrier member adapted to be positioned in a machining apparatus
CN105643035A (zh) * 2016-03-08 2016-06-08 沈阳航空航天大学 中小型数控线切割机床多功能弹簧夹具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5558784A (en) * 1993-08-05 1996-09-24 Erowa Ag Method for positioning a work piece carrier member in a machining apparatus and a work piece carrier member adapted to be positioned in a machining apparatus
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