JPH0199131A

JPH0199131A - 記号表の登録及び探索方式

Info

Publication number: JPH0199131A
Application number: JP62258065A
Authority: JP
Inventors: Koji Fukuda; 福田　光司
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1987-10-12
Filing date: 1987-10-12
Publication date: 1989-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、コンパイラ技術で用いられる記号表の探索を
高速に行うことを可能とする技術に関する。

（従来の技術）従来、この種の記号表の登録及び探索方式は、記号表の
各構成要素の名標から一意に決まるハツシュ関数を用い
、有限の太ききを持つハツシュテーブルに同一のハツシ
ュ関数を持つ構成要素を連鎖させて登録する連鎖ハツシ
ュ法が用いられていた。

（発明が解決しようとする問題点）上述した従来の連鎖ハツシュ法は、理想的なハツシュ関
数を想定したときでも、ハツシュ値の幅をｎ１構成要素
の数をｍとすると、記号表を探索するのに必要な時間は
Ｏ（＝ｍ／ｎ）となっているので、同一のハツシュ関数
を持つ構成要素の数が多くなればなるほど探索効率が低
下するという問題点があった。

（問題点を解決するための手段）上述の問題点を解決するために本発明が提供する記号表
の登録及び探索方式は、連鎖ハツシュ法を用いて記号表
を登録し探索する方式であって、同−のハツシュ値を持
つ記号表の構成要素をそれぞれの大小により２分木構造
で連鎖させてハッシュ・テーブルに登録する手段と、前
記ハッシュ・テーブルから２分木構造で連鎖されている
前記構成要素を２分探索する手段とを含むことを特徴と
する。

（実施例）以下に本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は本発明の一実施例の記号表の登録及び探索方式
の構成を示すブロック図である。

図中、１．１は定義ワークファイル、１．２は登録手段
、！９３は記号表、１．４は参照ワークファイル、１．
５は探索手段をそれぞれ示す。

定義ワークファイル１．１の中には、記号表１．３の構
成要素が順不同に入っており、登録手段１．２は、定義
ワークファイル１．１の中からこれらの構成要素を１つ
ずつ取り出して記号表１．３に登録する。

第２図は記号表１．３の例を示す図である。

記号表１．３の構成要素は、節２．２としてハッシュ・
テーブル２．１に２分木構造で連鎖されている。節２．
２は、名標と小へのポインタ及び大へのポインタとから
なり、小へのポインタは自分の名標より小さいかまたは
等しい名標を持つ節を指し、犬へのポインタは自分の名
標より大きい名標を持つ節を指す。また、指すものが無
いときは、ＮＵＬＬとなる。

ハッシュ・テーブル２．１は、各構成要素の名標からハ
ツシュ関数（θからｎまでの値を取る）によって得たハ
ツシュ値のうちの同一ハツシュ値に対応する節を連鎖さ
せるためのオリジンポインタの配列である。図中、ＨＴ
（θ）、Ｈｌ”（１）、・・・。

ＨＴ（ｎ）はそれぞれハツシュ値θ、１．・・・、ｎに
対応する節を連鎖させるためのオリジンポインタである
。これらのオリジンポインタは、対応する節が１つも連
鎖きれていないときはＮＵＬＬの値を取る。

このような形式の記号表１．３に、構成要素ＡＢＣ＞Ａ
ＢＤ　＞　ＢＣＤ　＞　ＣＤＥが連鎖された（これらが
同じハツシュ値を持つようなハツシュ関数を使っている
と仮定する）例が節２．３〜２．６である。

登録手段１．２は、第３図に示す処理によって記号表１
．３に各構成要素を登録する。

登録手段１．２は、定義ワークファイル１．１から読み
取った構成要素の名標からハツシュ値ｎｔを計算し、ハ
ッシュ・テーブル２．１に２分木として登録する処理を
全ての構成要素に対して繰り返し、その後にハッシュ・
テーブル２．１から出ている全ての２分木を均衡化する
。

このようにして作られた記号表１．３を用いて探索手段
１．５は、参照ワークファイル１．４の中の参照名標で
記号表１．３を参照する。この探索手段１．５の処理の
流れを第４図に示す。

探索手段１．５は、参照ワークファイル１．４から参照
名標を取り出してそのハツシュ値ｎよを決定し、ハッシ
ュ・テーブル２．１上のＨＴ（ｎ＊）の指す２分木をこ
の名標で２分探索することによってサーチを行う。この
サーチにおいて、Ｈｔ（ｎ＊）がＮＵＬＬのとき、また
は２部探索で参照名標を持つ節が見つからないときは未
定義エラーとし、見つかった節の小へのポインタがＮＵ
ＬＬでなくこの小へのポインタが指す節の名標が見つか
った節の名標と等しいときは多重定義エラーとする。

（発明の効果）以上に説明したように本発明は、連鎖ハツシュ法で連鎖
きせる記号表の構成要素を、２分木構造をなす節として
ハッシュ・テーブルに登録することによ、す、ハツシュ
値の幅をｎ、構成要素の数をｍとするときに、探索に必
要な時間を０　（＝　ｌｏｇ（ｍ／　ｎ　＞）となるの
で、構成要素が増えた場合に、記号表の探索時間を大幅
に短縮できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記号表探索方式の構成を示
すブロック図、第２図は記号表の例を示す図、第３図は
登録手段の処理の流れを示すフローチャート、第４図は
探索手段の処理の流れを示すフローチャートである。１．１・・・定義ワークファイル、１．２・・・登録手
段、１．３・・・記号表、１．４・・・参照ワークファ
イル、１．５・・・探索手段。

Claims

【特許請求の範囲】連鎖ハッシュ法を用いて記号表を登録し探索する方式に
おいて、同一のハッシュ値を持つ記号表の構成要素をそれぞれの
大小により２分木構造で連鎖させてハッシュ・テーブル
に登録する手段と、前記ハッシュ・テーブルから２分木構造で連鎖されてい
る前記構成要素を２分探索する手段とを含むことを特徴
とする記号表の登録及び探索方式。