JPH0198006A - 誘導負荷用省電力制御装置 - Google Patents

誘導負荷用省電力制御装置

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JPH0198006A
JPH0198006A JP25458387A JP25458387A JPH0198006A JP H0198006 A JPH0198006 A JP H0198006A JP 25458387 A JP25458387 A JP 25458387A JP 25458387 A JP25458387 A JP 25458387A JP H0198006 A JPH0198006 A JP H0198006A
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inductive load
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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ARETSUKUSU DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象〕 本発明は交流電力制御装置に関し、とくに、交流インダ
クションモータ等の誘導負荷の省電力制御装置に関する
〔従来技術〕
従来、交流インダクションモータ、その他の誘導負荷の
省エネルギーを目的として、米国特許第4,052,6
48号および同4,337,640号において、インダ
クションモータの入力電圧を位相制御により変えて力率
を改善することが提案されている。
これら電力制御装置では、サイリスタにより負荷に供給
される交流電圧を直接位相制御するため、負荷電流が多
くの高調波成分を含み、この高調波電流が電力制御装置
の電力用コンデンサとリニア・リアクトルに流入して、
二九ら素子に異常音、振動の発生および過熱、損傷等の
障害をひき起こしていた。しかも、高調波電流によって
受電電源電圧の波形に歪みが発生して、コンピュータ等
の情報機器やその他の制御装置に多大な障害を与えてい
た。サイリスタは毎サイクルにおいて電圧に同期して点
弧されているが、サイリスタの点弧のための同期信号は
電源電圧からとっているので、同期信号はこの波形歪み
のために変動してしまうことがあった。このため負荷の
状態によっては制御が不安定になったり、場合によって
は制御不能となってしまい、安全性ならびに信頼性にお
いて問題があった。これを解決することを目的として、
米国特許第4,602,200号には高調波フィルター
を設けることが提案されているが、この装置では多数の
大容量のコンデンサ、リアクトル、ならびに抵抗を必要
とし、装置全体が大形化するとともに製造コストが極め
て高くついていた。つぎにインダクシゴンモータや誘導
コイルの始動時にはモータの定格電流の6倍以上の大き
い始動電流が流れるために、電力用半導体素子の容量を
誘導負荷の定格容量の2〜4倍に相当するものを選択し
なければならず、このため、半導体素子が高価となり、
しかもそのための制御回路も必然的に大形複雑化し、応
答性も悪かった。
さらに半導体素子としてサイリスタも用いた制御装置で
は主回路部分に大きな内部発生損失が生じて、主回路部
分の電力消費が大きくなるという欠点があった。とくに
、主回路部分には転流リアクトル、転流コンデンサで構
成される強制転流回路を必要とし、転流回路内で転流の
たびに移動するエネルギーに伴う損失が発生していた。
さらにこのほか、主回路スナバ回路における損失(抵抗
、ダイオード等)、平滑リアクトル、交流リアクトル等
の損失(鉄損、銅損等)、コンデンサー内部損失の発生
等による電力消費が大きかった。このように従来の電力
制御装置では装置自体の消費電力が大きいために交流イ
ンダクションモータやその他の誘導負荷の省エネルギー
効果が少なかった。
〔発明の目的] そこで、本発明の目的は上記問題を解決し、省エネルギ
ー効果の高い誘導負荷用省電力制御装置を提供すること
を目的とする。
本発明の他の目的は小形軽量にして安価な誘導負荷用省
電力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は交流インダクションモータ等の誘導
負荷の変動に高速に応答可能な誘導負荷用省電力制御装
置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は正弦波交流波形への歪みを防止した
誘導負荷用省電力制御装置を提供することを目的とする
本発明の他の目的は交流インダクションモータの負荷状
態に応答して自動的に最高力率にて誘導負荷を駆動する
ことができる誘導負荷用省電力制御装置を提供すること
を目的とする。
本発明の他の目的は小形、軽量、低コストの誘導負荷用
省電力制御袋はを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は過負荷耐量が大きく、安定性や信頼
性が高く、シかも保守点検が不要な誘導負荷用省電力制
御装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明の省電力制御装置は交流電源と誘導負荷との間に
接続される、第1直列巻線と、この第1直列巻線に直列
接続された分路巻線と、この分路巻線に前記分路巻線と
は逆極性で接続された第2直列巻線とを備えた出力巻線
と、前記出力巻線の出力電圧を調整するための制御巻線
を備えた単巻変圧器形電圧調整器と、前記制御巻線に直
流励磁電流を供給する直流励磁電源と、前記制御巻線と
前記直流励磁電源との間に接続され、前記制御巻線に供
給される前記直流励磁電流を制御する半導体スイッチと
、前記誘導負荷の負荷電圧と負荷電流の位相差に比例し
た出力信号を発生する負荷検出回路と、前記出力信号に
応答して、前記位相差がゼロレベルに近づくように前記
半導体スイッチの通流率を制御する制御回路とを備えた
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図において、本発明の望ましい実施例による誘導負
荷用省電力制御装置10は交流型11112に接続され
る入力端14,16と、誘導負荷18に接続される出力
端20,22と、誘導負荷18に供給される出力電圧を
負荷状態に応じて可変調整する制御巻線26を備えた単
巻変圧帰形電圧調!1i24と、制御巻線26に直流励
磁電流を供給する直流励磁型′g28と、制御者@26
と直流励磁電源28との間に接続され、制御巻線26に
供給される直流励磁電流を可変する半導体スイッチ回路
30と、負荷状態に対応した出力信号を発生する負荷検
出回路32と、出力信号に応答して半導体スイッチ回路
30の通流率を制御して出力電圧を負荷状態に応答して
調整する制御回路34とを備える。
第1〜5図において、単巻変圧器形電圧調整器24は主
磁束ループ路を構成する第1可飽和鉄心と、主磁束ルー
プ路の1部をバイパスさせるための磁気分路鉄心44と
を有し、第1可飽和鉄心42は巻鉄心からなる。第1可
飽和鉄心42は第1直列巻llA46と1分路巻線48
と、第2直列巻線50からなる出力巻線を備える。第1
直列巻線46は出力端20に接続された高圧端子と入力
端14に接続された中圧端子との間に接続され5分路巻
線48は第1直列巻線46に同一極性で直列接続される
1分路巻@48の下端部は入力端16に接続された中性
点に接続される。第2直列巻線50は分路者l1I48
の下端部と出力端22との間において第1直列巻線46
とは逆極性で接続される。主磁束ループ路の少くとも一
部の磁気飽和状態を変えて、磁気分路鉄心44の磁束密
度を制御するために巻鉄心からなる第2可飽和鉄心52
が制御巻線26により後述の如く制御される。
第2〜3図において、第1可飽和鉄心42は主磁束ルー
プ略を構成するセンター・レッグ54とアウター・レッ
グ56,58を備える。センター・レッグ54は磁気分
路鉄心44により区分された第1コア部54aと第2コ
ア部54bを備える。さらに、センター・レッグ54は
アウター・レッグ56,58の外側に延びる延長部、す
なわち、第3コア部54cを備える。センター・レッグ
54は第1可飽和鉄心42の上に配置されて、固定具6
0.62で互いに固定されて一体化される。第2.。1
3、5図より明らかなように、磁気分路鉄心44は多枚
数のケイi鋼板を積層した断面C形状の鉄心からなる。
磁気分路鉄心44の溝44aはセンター・レッグ54と
磁気的に結合するように配置しである。磁気分路鉄心4
4の端部44b。
44cは第1直列巻線46および分路巻NiA48の第
1コイルブロツクと第2直列巻線50の第2コイルブロ
ツクとの間で一定のエアギャップに相当する所要の厚み
の間装物64,66を挾んで第1可飽和鉄心42のアウ
ター・レッグ56,58上に配置され、Ii!iI定具
68,70によってアウター・レッグ56,58に固定
されて、各鉄心は一体化される。磁気分路鉄心64は主
磁束ループ路の磁束の一部を高リラクタンスをなすギャ
ップ(間装物64,66により形成される)を介してア
ウター・レッグ56,58に分路させて出力電圧を調整
するとともに、高調波を減衰させ、出力電圧の波形歪み
を少なくするように機能する。第2可飽和鉄心52は磁
気分路鉄心54の下側において、すなわち、第1直列巻
線46および分路巻線48の第1コイルブロツクと第2
直列巻線5oの第2コイルブロツクとの間でセンター・
レッグ54の第2コア部54bの上部と第3コア部54
cの下端部の上に配置されて、固定具72.74によっ
て各鉄心は一体化されて磁気的に結合される。このよう
に、@2可飽和鉄心52は第1可飽和鉄心42の下半部
とオーバーラツプするように配置され、第1可飽和鉄心
の一部を磁気飽和させて第2直列巻I@50の磁束が第
1直列巻線4Gと分路巻線48の磁束に作用しないよう
にするとともに、第1直列巻線46と分i18巻線48
の磁束を磁気分路鉄心44にシフトさせるように機能す
る。
第1直列巻線46および分路巻線48.第2直列巻線5
0ならびに制御巻線26はそれぞれセンター・レッグ6
4の第1〜第3コア部54a、F+4b、54c上に巻
かれて、はぼ同一平面内に配置される。さらに、各巻線
の上面と下面は第2可飽和鉄心52の上置と第1可飽和
鉄心42の下面とにそれぞれ整列するように配置される
。すなわち、第1直列巻線46と分路巻線48のコイル
・ブロックと第2直列巻線50からなる第2コイル・ブ
ロックと、制御巻線26の第3コイル・ブロックはセン
ター・レッグ54、第1.第2可飽和鉄心42.52の
厚み内にほぼff!、Hされる、センター・レッグ54
の第3コア部54cは第1可飽和鉄心42の外側に延び
ていて、制御巻線26はセンター・レッグ54の下端部
54c上に巻がれている。第2可飽和鉄心52は第2直
列巻線50の第2コイル・ブロックと制御巻826の第
3コイル・ブロックを囲んでいる。第2.3図において
第2可飽和鉄心52の上部と下部はそれぞ九固定具72
.74によりセンター・レッグ54とともに補助磁束ル
ープ路を構成し、制御巻線26に直流励磁電流が供給さ
れたときに制御巻線26の磁束の通路として機能する。
すなわち、制御巻線26の磁束はセンター−レッグ64
の第2コア部54bを部分的に磁気飽和させ、もって第
1直列巻線46および分路巻線48の磁束を主磁束ルー
プから磁気分路鉄心44を介してアウター・レッグ56
,58にシフトさせる。
第1直列巻線46と分路巻線48はセンター・レッグ5
4の第1コア部54a上に巻かれて単巻変圧器を構成し
、第2直列巻線50が第2コア54b上に第1直列巻線
46とは逆極性で巻かれて、いわゆる、差動結合される
上記構成において、入力端14.16が交流電源12に
接続されて5出力端20,22が誘導負荷18に接続さ
れると、第1.第2直列巻線46゜50に大電流が流れ
1分路巻線48には入力電流と出力電流との差電流が流
れる。
第1,2v!Iにおいて、1IIJ#巻線26に直流励
磁電流が供給されないときは、第1直列巻線46と分路
巻線48およびこの分路巻線48に差動結合された第2
直列巻線50により生じた磁束がセンター・レッグ54
がらアウター・レッグ56,58を通過して、センター
・レッグ54に循還する。
このとき、第1直列巻$46と分路巻線48の生ずる磁
束と第2直列巻線50の生ずる磁束とは逆方向になって
いるから、相互磁束全体としては。
差になって作用する。したがって、このときの出力電圧
は最少となる。
つぎに、制御巻線26に直流励磁電流が供給されると、
第2可飽和鉄心52はセンター・レッグ54の第2、第
3コア部54b、54cとともに磁気飽和されるため、
第1直列巻線46と分路巻線48の生ずる磁束は磁気分
路鉄心44にシフトされる。このとき、磁束は第1コア
部54a、アウター・レッグ56,58および磁気分路
鉄心44を介して循還し、出力端20.22の出力電圧
は最大となる。制御巻線26に供給される直流励磁電流
を少なくすると、それに応じて出力巻線の出力端出力電
圧は低下する。このように、センター・レッグ54の第
2.第3コア部54b、54Cの磁気飽和状態を可変制
御することにより、第1直列巻線46と分路巻線48か
らなる出力巻線に対する第2直列巻線50の差動結合状
態を変化させて磁気分路鉄心44にシフトされる第1直
列巻線46および分路巻線48の磁束をルI御し、出力
端の出力電圧を可変IIJ御できる。
第1図にもどって、直流励磁電源28は単巻変圧船形電
圧調整器24の出力側に接続された変流fgI80と、
変圧器81を介して接続された交流リアクトル82とを
備える。変流器80は誘導負荷18の電流に依存した成
分をとり出すための電流成分回路として8m能する。交
流リアクトル82は変圧器81を介して高圧から低圧に
変圧された電圧を電圧調整g24の出力電圧に依存した
成分をとり出すための電圧成分回路として機能する0画
成分は整流器84の交流入力側でベクトル合成される。
W流器84の直流出力電流は開成分の合成電流を整流し
たものに相当し、コンデンサ86によって平滑され、制
御巻線26の直流励磁電流工として用いられる。整流器
84の直流出力電流に含まれる電流依存成分と電圧依存
成分とにより。
負荷の投入、遮断、あるいは負荷の急激な変動時に直流
出力電流の変化によって高速応答でその負荷変動を補償
させることができる。
半導体スイッチ回路30は半導体スイッチ88を備え、
この半導体スイッチ88は整流器84の直流出力端子間
に直流励磁電流工を制御するために接続される。半導体
スイッチ88としてはトランジスタやサイリスタを使用
することができる。
第1図において、半導体スイッチ88はインバーテンド
ダーリントン回路を形成する第1と第2の制御用トラン
ジスタ88a、88bを備える。
ここで、インバーテツドダーリントン回路とは、PNP
型トランジスタとNPN型トランジスタを相補的に接続
した回路を云う、すなわち、第1の制御用トランジスタ
88aのベース電流を制御するために第2の制御用トラ
ンジスタ88bがインバーテツドダーリントン接続され
、インバーテツドダーリントン回路を形成している。直
流励磁電流工を供給される制御巻線26には電流吸収回
路90が並列接続されている。電流吸収回路9oとして
はコンデンサが用いられる。この電流吸収回路90は半
導体スイッチ88がオフ時に整流器84の直流出力電流
と直流励磁電流との差電流分を吸収する作用をする。電
流吸収回路88と並列に電圧制限素子92が接続される
。この電圧制御素子92は励磁電圧が電圧制限素子92
により制限される電圧に達すると導通し、半導体スイッ
チ88と電流吸収回路9oに過電圧が加わらないように
するために設けられる。電圧制限素子92として定電圧
ダイオードを用いた場合の実施例が第1図に示されてい
る。第1図において、電流吸収回路90としてのコンデ
ンサと半導体スイッチ88との間に逆流防止用ダイオー
ド94が挿入されている。ダイオード94は半導体スイ
ッチ88のオン時にコンデンサ90からの放電電流がこ
の半導体スイッチ88を介して流れるのを阻止する。こ
れにより半導体スイッチ88として用いられる例えば図
示の如きトランジスタなどの素子の破壊の危険性を防止
する。
第6,7図において、負荷検出量I#32において、変
圧器(図示せず)からの正弦波の電圧信号(a)は演算
増幅器により成る増幅器100に供給され、同様に変流
器(図示せず)からの正弦波の電流信号(b)は同様に
演算増幅器より成る増幅器102に供給される。増幅器
100゜102は、大きな増幅率を有し、信号(a)お
よび(b)をそれぞれ矩形波に変換して信号(c)およ
び(d)を出方する。ついで、信号(Q)および(d)
はNOR回路104に供給され、信号(c)および(d
)の位相差(θ)と等しいパルス(e)を出力する。こ
のパルス(e)は抵抗とコンデンサからなるローパス・
フィルタ106を介して直流信号(f)に変換される。
この直流信号(f)は制御回wt34に供給される。
第1図において制御回路34はトランジスタ1o8と、
三角波発振器110と、負荷検出回路32の出方信号(
f)と三角波発振器110の三角波形出力gとを比較し
て、トランジスタ108のベースにパルス巾の異なる駆
動パルスを出力する差動増幅器112を備える。トラン
ジスタ108のコレクターは抵抗R1,R2を介してト
ランジスタ88aのコレクタ側に接続され、トランジス
タ88bのオン−オフによって半導体スイッチ80の通
流率を制御する。これにより制御巻線26の励磁電流が
調整される、この場合に通流率制御は負荷電圧と負荷電
流との位相差をなくすように制御回路34により制御さ
れる。
つぎに、第8図に示す各部の電圧電流波形例を参照しな
がら動作を説明する。
整流器84の直流出力電流工はいかなる場合でも制御巻
線26の励磁電流1′の所要値よりも大きくなるように
回路定数が選ばれる。半導体スイッチ88がオンのとき
には整流器84の直流出力電流工はこの半導体スイッチ
88によって分路され、励磁電流工′は減少してゆく、
つぎに、半導体スイッチ88がオフすると、整流器出力
電流工は増加してゆきながら制御巻線26に流入する。
制御者i@26のインダクタンスのために励磁電流工2
は徐々にしか増大できないため、差電流分I−I’は電
流吸収コンデンサ90に流入する。このようにして、励
磁電流I′は半導体スイッチ88のベース信号によって
目標値に保たれるように瞬時値制御される。
増幅器112のマイナス入力端に加えられた負荷電圧と
負荷電流との位相差に比例した出力信号fとプラス入力
端に加えられた三角波形信号gとが比較されて、出力パ
ルスhが生ずる1時間t□のとき、増幅器112は“1
″信号を出力し1時間t2のとき“OII倍信号出力す
る。増幅器112から“1”信号が出力されると、トラ
ンジスタ108がオンとなり。
トランジスタ88a、88bがオンとなる。
ある瞬時での半導体スイッチ88の通流率αはオン時間
をTon、周期をTとすると。
Ton α=  □ と表わすことができ、励磁電流工′の平均値I、’ay
は、整流器出力Iの平均値ravとすると r’ av=α0Iav なる関係にある。すなわち、平均値としてみると、整流
器出力電流工のうち励磁にはαravだけ流れ、半導体
スイッチ88には残りの(1−α)Iavが分流してい
ることが分かる。このように半導体スイッチ88は負荷
検出回路32により検出された負荷状態に応答してオン
・オフされて。
負荷電圧と負荷1!流の位相差が常にゼロレベルに近づ
くように制御回路34により制御される。すなわち、負
荷電圧と負荷電流との位相差θが大きいときは、誘導負
荷の力率が極めて低く、負荷検出回路32の出力fは高
くなる。このとき、第8図より明らかなように、トラン
ジスタ108の出力jのパルス巾が大きくなるため、半
導体スイッチ88の通流率が大きくなって励磁電流の分
流量が大きくなる。したがって、制御巻線26に供給さ
れる制御電流工′が少なくなって、単巻変圧優形電圧調
整器24のセンター・レッグ54の第2コア部54bの
磁気飽和度が少なくなる。このとき、第2図における第
1直列巻線46および分路巻線48の磁束は第2直列巻
線50による逆極性の磁束により打ち消されて単巻変圧
優形電圧調整器24の出力電圧が低下する。つぎに誘導
負荷が増大して、負荷電圧と負荷電流との位相差が小さ
くなると、負荷検出回路32の出力fは低くなる。この
とき、増幅器112の出力りのパルス幅が小さくなるた
め、半導体スイッチ88の通流率が小さくなって励磁電
流I″が増加して電圧属整器24の出力電圧が増加する
。このように、制御回路34は負荷検出回路32の出力
信号fに応答して、半導体スイッチ88の通流率を制御
することにより励磁電流工′を制御し、もって、電圧調
整器24から誘導負荷18に供給される出力電圧を力率
が1になるように調整する。この結果。
たとえば、3相200v定格の2.2KW誘導モータを
無負荷状態において入力電圧200vで駆動すると4.
8Aの電流が流れて力率が0.56゜消費電力が537
.6ワツトであるのに対し、力率が1となるように入力
電圧を50Vに下げると、消費電流は僅かに1.15A
となり、消費電力は約1710の59.5ワツトなる。
つぎに、このモータの負荷率を約50%にして入力電圧
を200Vにすると、消費電流が5.OAで力率が0.
85.消費電力が850ワツトであるのに対し、力率が
1となるレベル、すなわち、130Vまで入力電圧を下
げると消費電流は4.8Aとなり、消費電力は624ワ
ツトとなって27.6%の省エネルギーとなる。
以上1本発明について単相用の実施例を説明したが、上
述の単巻変圧優形電圧調整器を3相結線して3相交流*
gに接続することもできる。負荷検出回路32は公知の
たとえば米国特許筒3,588,710号および同第4
.480.219号に開示された位相検出回路もしくは
米国特許筒4.117,408号および同第4,379
,258号に開示された負荷信号発生回路から構成して
も良い。
〔発明の効果〕
以上より明らかなように、本発明による省電力制御装置
はつぎのような効果をもたらす。
(1)負荷電圧が負荷状態に応じて最適レベルに瞬時制
御され、すなわち負荷率の減少に比例して負荷電圧が最
適レベルまで減少されるため、誘導負荷が常に最高力率
で駆動され、大幅な省エネルギー効果が得られる。
(2)負荷電圧の制御が単巻変圧優形電圧調整器の制御
巻線に流れる励磁電流の制御により行なわれ、[i9X
ラインにおける交流電圧を直接位相制御することがない
ため、負荷電流が高調波成分を含まず、交流電圧波形に
歪みを与えない、したがって、コンピュータ等の情報機
器やその他の制御装置に障害を与えない。
(3)負荷電流が高調波成分を含まないため、大形で高
価な大容量の高調波フィルタを省略でき、信頼性と安全
性の向上を図れるとともに、大幅な小形軽量化が図れる
(4)半導体スイッチは直接に電源ラインの交流電圧を
制御せず、単巻変圧優形電圧調整器の制御巻線の低電圧
、低電流の励磁電流を制御するため、半導体スイッチと
制御回路の著しい小容量化と大幅な低コスト化が図れる
また回路設計も容易となる。
(5)大きな負荷容量の省電力制御装置が100分の1
以下の自己容量の単巻変圧優形電圧調整器で制御できる
ため、装置全体が小形軽量化されるとともに大きな電磁
波ノイズを発生させず、信頼性が高いため、シャトル等
の宇宙船での使用が可能である。
(e)低電圧、小容量の半導体スイッチと単巻変圧器形
電圧W4?1器の制御巻線と組み合わせて高電圧、大容
量の電圧制御が可能なため、安全で信頼性が高く、シか
も、極めて安価な電子部品で従来不可能であった大容量
の電力の制御が可能となるため、実用上の効果が大きい
(7)大きな負荷容量に対して小さな自己容量の単巻変
圧優形電圧調整器と小電力の制御回路の採用を可能とし
て、エネルギー損失を最小としたため、大幅な高効率化
が図れる。
第1図は本発明による省電力制御装置の望ましい実施例
の結線図、第2図は第1図の単巻変圧優形電圧調整器の
平面図、第3図は第2図の電圧調整器の側面図、第4図
は第2図の電圧調整器の底面図、第5図は第2図のV−
V@の断面図、第6図は第1図の負荷検出回路の1例を
示す回路図。
第7図は第6図の回路の波形図、第8図は第1図の電流
電圧波形図をそれぞれ示す。
24・・・・・・・・・単巻変圧優形電圧調整器28・
・・・・・・・・直流励磁電源 30・・・・・・・・半導体スイッチ回路32・・・・
・・・・・負荷検出回路 34・・・・・・・・・制御回路 特許出願人 アレックス電子工業株式会社集4凹 尾5 図 本乙図 /F′0 氷7図 O 泉a(21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)交流電源と誘導負荷との間に接続される、第
    1直列巻線と、この第1直列巻線に直列接続された分路
    巻線と、この分路巻線に前記分路巻線とは逆極性で接続
    された第2直列巻線とを備えた出力巻線と、前記出力巻
    線の出力電圧を調整するための制御巻線を備えた単巻変
    圧器形電圧調整器と、(b)前記制御巻線に直流励磁電
    流を供給する直流励磁電源と、(c)前記制御巻線と前
    記直流励磁電源との間に接続され、前記制御巻線に供給
    される前記直流励磁電流を制御する半導体スイッチと、
    (d)前記誘導負荷の負荷電圧と負荷電流の位相差に比
    例した出力信号を発生する負荷検出回路と、(e)前記
    出力信号に応答して、前記位相差がゼロレベルに近づく
    ように前記半導体スイッチの通流率を制御する制御回路
    と、を備えた誘導負荷用省電力制御装置。 2、前記直流励磁電源が前記誘導負荷の入力側に接続さ
    れて前記誘導負荷の電流に依存した成分を取り出す変流
    器と、前記変流器に接続された整流器を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の誘導負荷用省電力
    制御装置。 3、前記直流励磁電源が前記誘導負荷の入力側に接続さ
    れて前記出力電圧に依存した成分を取り出す交流リアク
    トルと、前記誘導負荷の電流に依存した成分を取り出す
    変流器と、両成分をベクトル合成した電流を整流して前
    記直流励磁電流となす整流器とを備えたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の誘導負荷用省電力制御装
    置。 4、前記半導体スイッチが前記直流励磁電源の直流出力
    端子に接続されて、前記直流励磁電流の一部を前記半導
    体スイッチに分流させたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の誘導負荷用省電力制御装置
    。 5、前記半導体スイッチに並列に電流吸収回路が接続さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の誘導
    負荷用省電力制御装置。 6、前記半導体スイッチに並列に電圧制限素子が接続さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の誘導
    負荷用省電力制御装置。 7、前記負荷検出回路が前記負荷電圧と前記負荷電流の
    位相差を検出する位相差検出回路と、前記位相差検出回
    路の出力を前記出力信号に変換するローパスフィルタを
    備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の誘導負荷用省電力制御装置。 8、前記制御回路が前記出力信号に応答したパルス巾の
    出力パルスを発生する増幅器と、前記増幅器の出力に応
    答して前記半導体スイッチの通流率を制御するトランジ
    スタとを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の誘導負荷用省電力制御装置。 9、前記単巻変圧器形電圧調整器が前記第1直列巻線と
    、前記分路巻線と、前記第2直列巻線とを有する第1可
    飽和鉄心を備えた主磁束ループ路と、前記分路巻線と前
    記第2直列巻線との間に配置されて前記主磁束ループ路
    の一部をバイパスさせるためのエアギャップを備えた少
    くとも1つの磁気分路鉄心と、前記磁気分路鉄心と前記
    第2直列巻線との間の前記第1可飽和鉄心の一部に磁気
    的に結合された第2可飽和鉄心からなる補助磁束ループ
    路とを備え、前記制御巻線が前記第2可飽和鉄心を介し
    て前記第1可飽和鉄心の前記一部を磁気飽和させて前記
    第1直列巻線と前記分路巻線の磁束を前記磁気分路鉄心
    にシフトさせることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の誘導負荷用省電力制御装置。 10、前記第1可飽和鉄心がセンター・レッグとアウタ
    ー・レッグを有する第1巻鉄心を備え、前記補助磁束ル
    ープ路が前記センター・レッグ上に前記第2直列巻線と
    前記制御巻線を囲むように配置された第2巻鉄心とを備
    え、前記センター・レッグが前記第1巻鉄心の外方に延
    びる延長部を備え。 前記制御巻線が前記延長部に巻装されたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第9項記載の誘導負荷用省電力制御装
    置。 11、前記第1巻鉄心と前記センター・レッグとを固定
    する第1の固定具と、前記第2巻鉄心と前記センター・
    レッグとを固定する第2の固定具とをさらに備えたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の誘導負荷用
    省電力制御装置。 12、前記センター・レッグの一方の側に前記第1巻鉄
    心が配置され、前記センター・レッグの他方側に前記第
    2巻鉄心が配置されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第10項ないし第11項記載の誘導負荷用省電力制御装
    置。 13、前記第1直列巻線および前記分路巻線と、前記第
    2直列巻線と、前記制御巻線とがほぼ同一平面内に配置
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の
    誘導負荷用省電力制御装置。
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