JPH0195799A - モノクローナル抗体および免疫化学的測定方法 - Google Patents

モノクローナル抗体および免疫化学的測定方法

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JPH0195799A
JPH0195799A JP62253729A JP25372987A JPH0195799A JP H0195799 A JPH0195799 A JP H0195799A JP 62253729 A JP62253729 A JP 62253729A JP 25372987 A JP25372987 A JP 25372987A JP H0195799 A JPH0195799 A JP H0195799A
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human arginase
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礒合 敦
Hidematsu Hirai
平井 秀松
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KISO SHIYUYOUGAKU KENKYUKAI
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    • C12N2800/10Plasmid DNA
    • C12N2800/108Plasmid DNA episomal vectors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、抗アルギナーゼモノクローナル抗体とそれを
利用した免疫化学的測定法に関するものである。
[従来の技術とその問題点コ アルギナーゼ(E、C,3,5,3,1,L−アルギニ
ン・アミジノヒドロラーゼ)は、L−アルギニンをL−
オルニチンと尿素に分解する酵素であり、特に肝臓に大
量に存在する。アルギナーゼの測定は、肝疾患や高アン
モニア血症等の診断に有用である。従来、アルギナーゼ
の測定はL−アルギニンとアルギナーゼの反応生成物の
1つである尿素を測定する[クリニカルケミストリ (
Cl1n、 Chem、 )第13巻、900頁、19
67年]、同じくもう1つの反応生成物であるし一オル
ニチンを測定する方法[ジャーナルオブバイオロジカル
 ケミストリ (J 、 Biol。
Chem、 )第199巻、91頁、1952年]、1
4cラベルしたグリニジノーし一アルギニンを基質とし
て用いる方法[アナリティ力ル バイオケミストリ(A
nnal、 Biochem、 )第 102巻、20
6頁、  1980年〕、などが知られている。しかし
、これら酵素活性を測定する方法は多量の試料を必要す
ること、除蛋白のため遠心分離操作を必要とすること、
血液中に存在する尿素やオルニチンなどを除く操作を必
要とすること、などの理由により、多数験体の処理には
多大の労力、時間、および試薬を要するものであった。
[問題点を解決する手段] 本発明者らは、肝疾患や小児の遺伝的代謝異常などの診
断のためのマススクリーニングに利用できるアルギナー
ゼの免疫化学的測定法の開発を試み、その結果新規なモ
ノクローナル抗体とそれを利用した上記アルギナーゼの
免疫化学的測定法を見い出すに至った。即ち、本発明は
、ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼを抗原として用い
て得られた抗アルギナーゼモノクローナル抗体であって
、かつヒトアルギナーゼモノクローナル抗体、およびこ
の抗アルギナーゼモノクローナル抗体を用いて、ヒト血
清中あるいは他のヒト体液中のヒトアルギナーゼ濃度を
免疫化学的に測定することを特徴とする免疫化学的測定
法、である。
ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼは、ヒトアルギナー
ゼと同様の酵素活性を有するものの、そのアミノ酸配列
や立体構造などの相違による抗原性は全く同一とはいえ
ないものであると考えられる。しかし、両アルギナーゼ
間には抗体によって認識される抗原決定部位が共通する
部分もあると考えられ、従ってヒト以外の哺乳動物のア
ルギナーゼに対する抗体の内には、ヒトアルギナーゼと
共通の抗原決定部位を認識する抗体が存在すると考えら
れる。従って、本発明の抗アルギナーゼモノクローナル
抗体は、ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼを用いて得
られるハイブリドーマ(融合細胞)群からヒトアルギナ
ーゼと結合しつる抗体を産生ずるハイブリドーマを選択
し、この選択したバイプリドーマより得られるモノクロ
ーナル抗体である。なお、このハイブリドーマの選択に
あたっては、通常精製されたヒトアルギナーゼが必要と
される。ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼとしては、
たとえば、ラケット、マウス、ブタ、ヒツジ、ウシ、ウ
マ、ヒツジ、サルなどの臓器、特に肝臓から得られるア
ルギナーゼが適当であるが、哺乳動物の種類などはこれ
らに限られるものではない。アルギナーゼは粗製アルギ
ナーゼであってもよいが、好ましくは精製アルギナーゼ
が用いられる。アルギナーゼの精製は公知の方法(例え
ば、後述のSchimkeの方法)を用いて行なうこと
ができる。モノクローナル抗体は通例のIgGクラスは
勿論、IgMや他のクラスの抗体であってもよい。
モノクローナル抗体は、Milsteinらの方法[ネ
イシュア(Nature)、第256巻、第495頁。
1975年]と同様の方法で得ることができる。例えば
、前記アルギナーゼを抗原として免疫して得られたマウ
ス牌細胞とマウスのミエローマ細胞とを融合させ、ヒト
アルギナーゼ結合性のモノクローナル抗体を分泌するハ
イブリドーマを選択し、そのハイブリドーマよりモノク
ローナル抗体を得る。より具体的には、以下のようにし
てモノクローナル抗体を得る、精製あるいは粗製アルギ
ナーゼで免疫したマウス(例: BALBZC系など)
から得られた肺細胞と、同系マウスのミエローマ細胞(
例:N5−1. P3Ulなど)とを細胞融合剤(例:
ポリエチレングリコール、センダイウィルスなど)の存
在下で混合し、融合させて培養する。ハイブリドーマは
、ピポキサンチン−アミノプテリン−チミジン培地[H
AT培地;ネイシュア(Nature)、第256巻、
第495頁、1975年コなどを用いて選択的に増殖さ
せ、次いで抗アルギナーゼ抗体産生細胞を選択する。培
養液中に目的とするヒトアルギナーゼに結合しつる抗体
が含まれているか否かは、公知の酸素免疫測定法を用い
て検定できる。ヒトアルギナーゼに対、して特異性の高
い抗体を産生ずるハイブリドーマは、さらに限界希釈法
によりモノクローン化される。得られた目的とするハイ
ブリドーマは、通常の液体培地や哺乳動物の腹腔内で増
殖させる。ハイブリドーマが産生ずるモノクローナル抗
体は公知の方法(たとえば、硫酸アンモニウムによる塩
析、DEAEセルロースクロマトグラフィー、プロティ
ンAカラムクロマトグラフィーなどによる)により濃縮
精製される。
本発明は、また上記抗アルギナーゼモノクローナル抗体
を用いてヒトアルギナーゼを免疫化学的に測定する方法
である。上記モノクローナル抗体は、そのまま使用する
ことは勿論、Fab’フラグメントやF(ab′)2フ
ラグメントなどのフラグメントや他の修飾物であっても
よい。
上記のような抗アルギナーゼモノクローナル抗体を用い
てヒトアルギ、ナーゼを免疫化学的に測定する方法にお
いて測定の対象となる被験試料としては、ヒト血清や他
の体液がある。具体的には、尿、血清、血漿などがあり
、特に血清が繁用される。
免疫化学的測定方法としては、競合法、サンドイツチ法
、凝集法などを用いることができる。これら方法の概要
を以下に示す。
■競合法:未知量のアルギナーゼを含む被験液と標識剤
で標識したアルギナーゼの一定量とを対応する抗アルギ
ナーゼ抗体の一定量に対して競合反応させ、抗体と結合
した標識剤または抗体と結合しなかった標識剤の量を測
定し、その測定値より前記被験液中のアルギナーゼの量
を決定する。
■サンドイッチ法:担体上に保持された過剰量の抗アル
ギナーゼ抗体に未知量のアルギナーゼを含む被験液を加
えて反応させ(第1反応)、次に第1反応に用いた抗体
とは抗原認識部の異る抗体を標識したものを一定量加え
て反応させ、(第2反応)、担体上に保持された標識剤
または担体上に保持されなかった標識剤の量を測定して
、その値より前記被験液中のアルギナーゼの量を決定す
る。なお、第1反応と第2反応は同時に行ってもよく、
時間をおいて順次行ってもよい。
■凝集法:赤血球やラテックス粒子などの担体表面に抗
アルギナーゼ抗体を結合さ せ、この抗体感作粒子と未知量のアルギナーゼを含む被
験液とを接触させて、抗体感作粒子をアルギナーゼを介
して結合させ凝集を起させる。被験液中のアルギナーゼ
の量に応じて凝集が起るので、その凝集の程度をスライ
ド法、マイクロタイマー法、比色法などで測定し、その
結果より前記被験液中のアルギナーゼの量を決定する。
上記方法に用いる標識剤としては、例えば、放射性同位
元素、酵素、蛍光物質、発光物質などがある。具体的に
は、例えば、+2sJ、 +311゜31、14cなど
の放射性同位元素がある。酵素としては、安定で比活性
の大きなものが好ましく、■カルボキシヒドラーゼ[例
:グリコシダーゼ、アミラーゼコ、■アミダーゼ[例:
ウレアーゼ、アスパラギナーゼ]、◎エステラーゼ[例
:コリンエステラーゼ、ホスファターゼ、スルファター
ゼ、リパーゼコ、■ヌクレアーゼ[例:デオキシリボヌ
クレアーゼ、リボヌクレアーゼJ、■鉄・ポルフィリン
酵素[例:カラターゼ、ベルオキシターゼコ、■銅酵素
[例:チロシナーゼ、アスコルビン酸オキシターゼ]、
■脱水素酵素[例:アルコール脱水素酵素、リンゴ酸脱
水素酵素、乳酸脱水素酵素、インクエン酸脱水素酵素]
、などが挙げられる。蛍光物質としては、フルオレサミ
ン、フルオレセインイソチオシアネートなどが、発光物
質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ルシフェ
リン、ルシゲニンなどが挙げられる。これら標識剤と抗
体あるいはヒトアルギナーゼとを結合させる方法として
は、公知のクロラミンT法[ネイシュア(Nature
) 。
第194巻、第495頁、1962年]、過ヨウ素酸法
[ジャーナル オブ ヒストケミストリ マンド サイ
トケミストリ、第22巻、第1084頁、1974年]
、マレイミド法[ジャーナル オブバイオケミストリ、
第79巻、第 233頁、1976年コなどの方法を用
いることができる。
前記担体としては、ゲル粒子(例:アガロースグル)、
デキストランゲル、ポリアクリルアミドゲル、セルロー
ス粒子、イオン交換セルロース(例ニジエチルアミノエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース)、物理
的吸着剤(例ニガラス球、アミノアルキル化ガラス球)
、シリコン片、ポリスチレン系樹脂(例:ポリスチレン
球、ポリスチレン粒子)、イムノアッセ用プレート、イ
オン交換樹脂(例:弱酸性陽イオン交換樹脂、弱塩基性
陰イオン交換樹脂)などが挙げられる。担体に抗体を保
持させる方法としては、公知の方法を用いることができ
、例えば、ブロムシアン法、グルタルアルデヒド法(゛
代謝°゛、第8巻、第696頁、 1971年)などの
方法を用いることができる。また、より簡便な方法とし
て、物理的に担体表面に吸着させてもよい。   ゛ 以下に本発明を参考例、および実施例により具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 (ヒトアルギナーゼの精製)Schjmke
の方法[イソラド インエンザイモロジ−(Metho
d in Enzymology)、第17巻。
第314頁]に準じてヒトアルギナーゼを採取精製した
。即ち、ヒト肝臓400gを細断し、これに1200m
(!の0. IMkclおよび0.05Mの塩化マンガ
ンを含む0.01M トリス緩衝液を加え、水冷下ホモ
ジナイザーで1時間破砕して懸濁液を調整した。次に、
遠心分離し、その上清に最終濃度35wt%になるよう
に硫酸アンモニウムを加え、水冷下1時間攪拌した。さ
らに遠心分離し、その上清に最終濃度60wt%となる
ようにさらに硫酸アンモニウムを加え、水冷下1時間攪
拌した。次いで、遠心分離を行い沈殿を得、その沈殿に
0.01M トリス緩衝液を加えて溶解し、同じ緩衝液
に対して透析した後、60℃で20分間熱処理を行い、
水冷後に遠心分離を行って上清を得た。
次に、上記と同じ緩衝液を用いてDEAEセルロースの
カラム(2,6cmX 50cm)にかけてクロマトグ
ラフィ精製を行った。未吸着分画をさらにCM−セファ
ロースCL−6B [ファルマシア社(スウェーデン)
製]のカラム(2,6cmX50cm)にかけた。吸着
分画を0から0.5MのNaC1の直線濃度勾配により
溶出し、ヒトアルギナーゼを含むフラクションを得た。
このフラクションを0.01M トリス緩衝液に対して
透析後、再度CM−セファロースCL−6Bカラムに吸
着させた。
0.1Mアルギニン溶液で溶出させ、ヒトアルギナーゼ
を含むフラクションを濃縮し、さらに七フアクリル52
00 (ファルマシア社製)カラム(2,6cm X9
0cm)でゲルクロマトグラフィを行い、精製したヒト
アルギナーゼを43mg得た。
参考例2(標識抗体の調整) (a) e前例1で得た精製ヒトアルギナーゼ0.3m
gを生理食塩水1m(2に溶解し、これに)0イドの完
全アジュバント1mQを加えてよく混和して乳剤を製造
し、これをヤギの両大腿部筋肉内、および背部皮下数ケ
所に注射した。
この操作を2週毎に5回行い(合計抗原量1.5mg 
) 、最終免疫後1週間で採血し、抗血清2℃を得た。
50ccの抗血清を硫酸アンモニウム法で塩析してグロ
ブリン分画を調整したのち、DEAEセルロースのカラ
ム(2,6cmX 50cm)を用いて精製し、1gの
抗ヒトアルギナーゼ抗体を得た。
(b)アルカリホスファターゼ標識抗ヒトアルギナーゼ
抗体複合体の調整 0.1Mリン酸緩衝液(p)I 6.8)に希釈したア
ルカリホスファターゼ(0,5mg)の溶液1mQに上
記(a)で得た抗ヒトアルギナーゼ抗体2mgを溶解し
た。次に、この溶液に3%グルタルアルデヒド溶液0.
1mQを加えて室温で60分間反応させ、0.5M N
aC1を含むトリス緩衝液(pH7,8)に対し1夜透
析した。さらに、セフアクリル5200のカラムで分画
してアルカリホスファターゼ標識抗ヒトアルギナーゼ抗
体複合体を得た。
参考例3(ラットアルギナーゼの精製)ラットの肝臓1
35gから参考例1と同じ方法によりラットアルギナー
ゼを採取精製し、13mgの精製ラットアルギナーゼを
得た。
実施例1 (1)抗アルギナーゼモノクローナル抗体の作製参考例
3で得た精製ラットアルギナーゼ100μQを生理食塩
水500μQに溶解し、これにフロイントの完全アジュ
バント500μQを加えてよく混和し乳剤を調整し、こ
れをBALB/C系マウスの腹腔内に投与した。さらに
、2週間毎に2回同じ量の上記抗原含有乳剤で免疫し、
最終免疫後4日目に肺臓を取り出した。次にRPMI 
1640培地でよく洗浄したのち、当該肺細胞1×10
8個とマウスミエローマ(P2O3) 5X10’個と
を混合し、120叶pmで15分間遠心してペレットを
作った。次にポリエチレングリコール4000をRPM
I 1640に50%溶解した溶液1mQを加えて、さ
らにRPM116408mQを徐々に加えて希釈した後
、11000rpで5分間遠心分離し、細胞なHAT培
地培地40m分散させた。次に90ウエルの借地プレー
ト[ヌンク社(デンマーク)製]に上記細胞分散液を1
00mQづつ注入し、さらに4日目および6日目にHA
T培地50μQづつ注入した、14日後における培養上
清について、ラットアルギナーゼに対する抗体価を測定
したところ、計288ウェル中16ウエルに陽性を認め
た。
次に、これら陽性バイプリドーマのクローニングを限界
希釈法を繰り返して行い、最終的に抗ラットアルギナー
ゼモノクローナル抗体を産生ずる11種のハイブリドー
マを得た。
これらを鉱油で処理されたBALB/C系マウスの腹腔
内に注入して、2〜3週間後に腹水を採取し、これより
抗体含有液を得た。この液を硫酸アンモニウムで塩析し
、それぞれグロブリン分画を得た。
(2)ヒトアルギナーゼ結合性抗アルギナーゼモノクロ
ーナル抗体の選択 下記試薬を用意し、前項で得られた11種の抗アルギナ
ーゼモノクローナル抗体の中からヒトアルギナーゼに結
合性を有する抗体を選択した。
HRP標識抗体:西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP
)標識抗マウスイムノグロブリン抗体[カッベル社(米
国)製] 緩衝液A : 0.15M NaC1を含むp)I 7
.4の0、02Mリン酸緩衝液。
緩衝液B:1%牛血清アルブミン(BSA) 、および
0.15 NaC1を含む0.02Mリン酸緩衝液。
)IRP活性測定試薬:0.02%過酸化水素と0.1
5%フェニレンジアミンを含むpH4,8の0.1Mク
エン酸−リン酸緩衝液。
まず、EIA用イムノマイクロプレートI[ヌンク社製
]の各ウェルに緩衝液Aで希釈して調整した参考例1で
得た精製ヒトアルギナーゼ液(25μg/m1))を5
μρづつ注入し、室温で1時間放置した。次に緩衝液A
で洗浄したのち、緩衝液Bを100μQ加え、用時まで
冷所で保存し、抗原結合マイクロプレートを調整した。
前項(1)で得たモノクローナル抗体を緩衝液Bで希釈
して(1μs/m12)得た抗体溶液50μQを各ウェ
ルに注入し、37℃で1時間反応させた。各ウェルな生
理食塩水で洗浄後、HRP標識抗体を緩衝液Bで400
倍に希釈した溶液50μQ注入し、37℃で1時間反応
させた。生理食塩水で洗浄した後、HRP活性測定試薬
100μQを加えて室温10分間反応させ、lN−HC
l100μQづつを加えて反応を停止させてから、マイ
クロプレート用自動比色計により、ブランクを対照にし
て490nmにおける吸光度を測定した。結果を第1表
に示す。
上記測定の結果、前記(1)で得た11種のモノクロー
ナル抗体の内、2種のモノクローナル抗体(RID81
とR2G11)がヒトアルギナーゼに対して結合性を有
することが確認された。
第  1  表 RID811gG1 十 RIGII  IgG1  − R2DI9 1gG2a  − R2H101gG1  − R2G51 1gG1  − RIC21gM   − R2B6  1gM   − R2G11 1gM   + R3A3  1gM   − R3F2  1gM   − R3H61gM   − (3)測定 EIA用イムノプレートの各ウェルにヒトアルギナーゼ
結合性のモノクローナル抗体(RID81 、またはR
2G11 )を前記緩衝液Aで希釈した溶液(25μg
/mf2)を50μQづつ加え、室温で1時間放置した
。次に、緩衝液Aで洗浄した後前記緩衝液Bを100μ
Q加え、用時まで冷所保存した。
一方、参考例1で得た精製ヒトアルギナーゼを前記緩衝
液Bで希釈して、種々の濃度のヒトアルギナーゼ標準液
を用意した。この標準液を上記モノクローナル抗体を結
合させたイムノプレートの各ウェルに100μQづつ加
え、370℃で2時間反応させた。次に、各ウェルな生
理食塩水で洗浄した後、参考例2で作成したアルカリフ
ォスターゼ標識抗ヒトアルギナーゼ抗体複合体100μ
Qを加えて、37℃で2時間反応させ、その後、生理食
塩水で洗浄した。次いで、各ウェルに酵素基質液([1
mM MgC1gを含む0.05M炭酸緩衝液(p)1
9.8)に溶解した2mg/mQのp−ニトロフェニル
リン酸液]100μQ加え、室温で30分間反応させ、
反応停止剤[3NNa叶]100μQ加えて反応させた
。ブランクを対照として405nmにおける吸光度を測
定した。RID81モノクローナルを使用して得られた
標準曲線を第1図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得たヒトアルギナーゼ濃度と吸光度
との関係を示すグラフである。 第 1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼを抗原として用
    いて得られた抗アルギナーゼモノクローナル抗体であっ
    て、かつヒトアルギナーゼに結合しうる抗アルギナーゼ
    モノクローナル抗体 2、ヒト以外の哺乳動物のアルギナーゼを抗原として用
    いて得られた抗アルギナーゼモノクローナル抗体であっ
    て、かつヒトアルギナーゼに結合しうる抗アルギナーゼ
    モノクローナル抗体を用いて、ヒト血清中あるいは他の
    ヒト体液中のヒトアルギナーゼ濃度を免疫化学的に測定
    することを特徴とする免疫化学的測定方法。
JP62253729A 1987-10-09 1987-10-09 モノクローナル抗体および免疫化学的測定方法 Pending JPH0195799A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028733A1 (fr) * 1995-03-16 1996-09-19 Yamasa Corporation Anticorps specifique pour une arginase d'origine hepatique et application

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