JPH0195108A - オレフィンオリゴマーの製造方法 - Google Patents

オレフィンオリゴマーの製造方法

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JPH0195108A
JPH0195108A JP25158987A JP25158987A JPH0195108A JP H0195108 A JPH0195108 A JP H0195108A JP 25158987 A JP25158987 A JP 25158987A JP 25158987 A JP25158987 A JP 25158987A JP H0195108 A JPH0195108 A JP H0195108A
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olefin
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olefin oligomer
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polymerization
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Shingen Akatsu
赤津 真言
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はオレフィンオリゴマーの製造方法に関し、詳
しくは潤滑油基油の原料として有用なオレフィンオリゴ
マーの製造方法に関する。
[従来の技術] オレフィン、殊に炭素数6〜12のa−オレフィンを重
合して得られるオレフィンオリゴマーは、潤滑油基油の
原料として有用である。
このようなa−オレフィンオリゴマーの製造方法として
、従来から、塩化アルミニウムなどのルイス酸を触媒と
するカチオン重合法が知られている。ところが、この重
合法では粘度の高いオリゴマーとなり、低粘度であるこ
とが要求されるガスタービンエンジン油、航空機作動油
、絶縁油なとの基油には供し得ないものであった。
このため、触媒として用いる塩化アルミニウムを多価ア
ルコール誘導体等との錯体として重合することによって
、低粘度のα−オレフィンオリゴマーを製造する方法が
開発された(特公昭54−1083、特公昭55−54
94)。
これらの方法は、通常は溶媒を用いず、溶媒を用いると
きは鎖状飽和炭化水素を用い、触媒を錯体とすることに
よって、触媒活性を低下させて重合度を小さくし、低粘
度化を図ったものである。
しかしながら、これら従来の方法は低粘度化は達成され
るものの、触媒の錯体を形成せしめて変性しなければな
らないという不都合があり、実用上必ずしも有利な方法
とは言い難いものであった。
また、反応速度が低下するという欠点もあった。
[発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、このような従来の問題点を解消し、触媒の
錯体を形成させることなく、低粘度のオレフィンオリゴ
マーを比較的短時間のうちに高収率で製造する方法を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 発明者は、前記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、特定の溶媒を用いて反応を行うことによって、触
媒を錯体とする必要がなく、低粘度のオレフィンオリゴ
マーを得ることができ、しかも反応速度も比較的大きく
なるということを見い出し、この知見に基づいてこの発
明をなすに至った。
すなわち、この発明によれば、ルイス酸の存在下、オレ
フィンを重合してオレフィンオリゴマーを製造するに当
り、溶媒としてアルキルシクロヘキサンを用いることを
特徴とするオレフィンオリゴマーの製造方法が提供され
る。
この発明において、触媒として用いるルイス酸としては
特に制限はなく、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム
、ヨウ化アルミニウム、フッ化アルミニウムなどをあげ
ることができる。これらルイス酸のうちでも、塩化アル
ミニウムは殊に好ましいものである。この塩化アルミニ
ウムは、アルコール誘導体やケトン誘導体等によって錯
体を形成させて変性する必要はない。
これらルイス酸は、オレフィンに体して0.1〜5モル
%、好ましくは0.5〜3モル%の割合で使用される。
使用量が5モル%を越えると得られるオレフィンオリゴ
マーの粘度が高くなることがあるので望ましくない。
原料のオレフィンについても特に制限はなく、炭素数2
以上のオレフィンであれば、α−オレフィン、内部オレ
フィンまたはこれらの混合物であっても用いることがで
きる。望ましいオレフィンとしては炭素数4〜32のα
−オレフィン、より望ましくは、炭素数6〜15のα−
オレフィンである。
この発明は、ルイス酸の存在下、オレフィンを重合する
に当たって、溶媒としてアルキルシクロヘキサンを用い
ることを特徴とする。
このアルキルシクロヘキサンについては特に制限がなく
、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、プロ
ピルシクロヘキサン、ブチルシクロヘキサン、ジメチル
シクロヘキサン、ジエチルシクロヘキサン、メチルエチ
ルシクロヘキサン、ジプロピルシクロヘキサン、ジブチ
ルシクロヘキサンなどをあげることができる。
これらアルキルシクロヘキサンの使用量についても特に
制限はないが、通常はオレフィンに対して0.25〜2
0倍容量、好ましくは1〜10倍容量である。0.25
倍容量未満であると、得られるオレフィンオリゴマーの
粘度が高くなる場合があり、20倍容量を越えると、オ
レフィンオリゴマーの収率が低下する傾向となるので望
ましくない。
ルイス酸の存在下、アルキルシクロヘキサンを溶媒とし
て、オレフィンを重合するに当っては、通常、重合温度
としては80〜200℃、好ましくは100〜170°
01重合圧力としてはθ〜10に9/cm”G、好まし
くはO−7kg/ cm”G 、重合時間としては0.
05〜5時間、好ましくは0.1〜3時間の条件が採用
されるが、これらの条件に特定されるものではない。
[発明の効果] このようにして得られたオレフィンオリゴマーは、40
℃における粘度が20〜70センチストークスと低く、
粘度指数もHO〜180のものとなる。
しかも1時間の重合によって50〜85モル%の収率が
達成され、効率のよい製造方法が確立された。
この発明によって得られるオレフィンオリゴマーは、ガ
スタービンエンジン油、航空機作動油、 。
絶縁油等などの潤滑油基油の原料としてすぐれたもので
あり、これらオレフィンオリゴマーを水素添加処理する
ことによって良好な潤滑油基油とすることができる。
したがって、潤滑油製造工業に寄与するところ多大であ
る。
[実施例] 以下、実施例をあげて、この発明をさらに詳しく説明す
る。
実施例1〜5および参考例1〜3 撹拌機、冷却器、温度計および固体添加器を備えたフラ
スコに、表に示したオレフィンと溶媒を表示量仕込み、
還流温度まで昇温した。次いで表に示した触媒を表示量
添加して表に示した条件で重合した。重合反応はすべて
乾燥しt;窒素気流下で行った。
重合終了後、重合反応液に多量の水を添加して触媒を失
活させ、中和、水洗を行った。重合反応液を乾燥した後
、未反応オレフィン、溶媒、低分子量オレフィンオリゴ
マーを留去して、オレフィンオリゴマーを得た。
得られたオレフィンオリゴマーの収率、粘度および粘度
指数を表に示す。
また、得られたオレフィンオリゴマーを、5重量%のパ
ラジウム−アルミナ触媒(0,5重量%のパラジウムを
担持)の存在下、水素圧25kg/cm2G、m度25
0°Cで3時間水素添加処理した。得られた水素添加ル
油理の臭素価をあわせて表に示す。
比較例1 撹拌機、冷却管、温度計および滴下ロートを取付けf−
7クスコに塩化アルミニウム5.0gを仕込み、シクロ
へキサノン3.869を添加した。l−デセン52.4
69を撹拌しながら5分間かけて滴下した。滴下開始と
ともに加熱し液温を100℃に保った。滴下終了後さら
に30分間加熱撹拌し、暗褐色の粒状固体触媒を調製し
た。ここへ1−デセン47129を温度を100°Cに
保ちながら3時間かけて滴下し、さらに100°Cで2
時間撹拌した。重合終了後、触媒を静置分離し、水洗、
乾燥した。蒸留により未反応オレフィンおよび低分子量
オレフィンオリゴマーヲ留去してオレフィンオリゴマー
を得た。オレフィンオリゴマーの収率は30.1モル%
であり、40°Cにおける粘度は43jlcst、粘度
指数は目7であった。
比較例2 触媒調製後、l−デセン量を209.99、重合温度を
80℃とした以外は比較例1と同様にしt;。オレフィ
ンオリゴマーの収率は71.5モル%であり、40℃に
おける粘度はS4.44csL、粘度指数は+42であ
った。
比較例3 触媒調製後、l−デセンの滴下時間を0.5時間、撹拌
時間を0.5時間、1−デセン量を209.99とした
以外は比較例1と同様にした。オレフィンオリゴマーの
収率は55.3モル%であり、40’Oにおける粘度は
6L98cst、粘度指数は+42であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ルイス酸の存在下、オレフィンを重合してオレフィ
    ンオリゴマーを製造するに当り、溶媒としてアルキルシ
    クロヘキサンを用いることを特徴とするオレフィンオリ
    ゴマーの製造方法。
JP62251589A 1987-10-07 1987-10-07 オレフィンオリゴマ―の製造方法 Expired - Lifetime JP2524173B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7544850B2 (en) 2006-03-24 2009-06-09 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Low viscosity PAO based on 1-tetradecene
US7547811B2 (en) 2006-03-24 2009-06-16 Exxonmobil Chemical Patents Inc. High viscosity polyalphaolefins based on 1-hexene, 1-dodecene and 1-tetradecene
US7592497B2 (en) 2006-03-24 2009-09-22 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Low viscosity polyalphapolefin based on 1-decene and 1-dodecene
JP2011514381A (ja) * 2008-03-18 2011-05-06 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク 合成潤滑剤の製造方法

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US7547811B2 (en) 2006-03-24 2009-06-16 Exxonmobil Chemical Patents Inc. High viscosity polyalphaolefins based on 1-hexene, 1-dodecene and 1-tetradecene
US7592497B2 (en) 2006-03-24 2009-09-22 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Low viscosity polyalphapolefin based on 1-decene and 1-dodecene
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