JPH0195005A

JPH0195005A - 型枠

Info

Publication number: JPH0195005A
Application number: JP62253262A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Okawa; 大川　勝広
Original assignee: KONDO YOKO KK
Current assignee: KONDO YOKO KK
Priority date: 1987-10-07
Filing date: 1987-10-07
Publication date: 1989-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、コンクリート、樹脂等を成型する型枠に関す
る。

［従来の技術］従来、たとえばコンフートを成形してボックスカルバー
ト水路を形成する場合の内型枠のように、複数の面板に
より、被成型物に開口面を有する凹状部を形成する型枠
が用いられている。

このような型枠は、たとえばボックスカルバート水路用
では、以下に示すように構成され、使用される。

（ｉ）　　外型枠の内に内型枠を取り付け、型枠を構成
する。

（１１）　　外型枠と内型枠との間にコンクリートを投
入する。

（ｉｉｉ）　　コンクリートの養生後、内型枠と外型枠
とを脱型する。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、従来の型枠では、脱型の工数が多く必要
であり、しかも容易に行なうことができない場合があっ
た。

すなわち、従来の型枠は、脱型する場合には、まず凹状
部内でボルト等を取り外して、該型枠を複数の面板に分
解し、その後、各面板を凹状部の開口面から取り出す工
程を必要としていたため、面板の分解および開口面から
の取り出しが煩わしい問題があった。

本発明は、上記問題点を解決することにより、脱型の工
数の低減化および簡略化を図ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］上記目的を達成する手段として、本発明の型枠は、複数の面板により、コンクリート、樹脂等の被成型物に
開口面を有する凹状部を形成する型枠であって、一端が上記面板に連結されたリンクと、該リンクの他端
に連結され、上記開口面の面積を小さくする方向に上記
面板を移動するリンク操作部材とを備える。

被成型物とは、例えばコンクリート、発泡樹脂、繊維強
化プラスチック等である。

［作用］本発明の型枠は、開口面を有する凹状部を被成型物に形
成後、リンク操作部材を操作して、該リンク操作部材と
リンクによって連結された面板を上記開口面の面積が小
さくなる方向に移動する。

これにより、面板は被成型物から離脱する。

又、たとえばリンク操作部材により開口面の面積が小さ
くなる方向に移動する前の面板は、リンク操作部材とリ
ンクとにより所定の状態に保持されていてもよく、ある
いは他の保持部材により所定の状態に保持されている構
成であってもよい。

［実施例］次に本発明の型枠をボックスカルバート水路用の内型枠
に適用した実施例を図面にもとづいて説明する。

本実施例のボックスカルバート水路用の内型枠１は、第
１図の斜視図に示すように、外型枠３とともに１組のボ
ックスカルバート水路型枠５を構成するものであって、
以下に示す構成を有するものである。

ボックスカルバート水路型枠５の内型枠１：この内型枠
１は、主要構成部材として、第２図の正面図、第２図の
ＤＡ−ＤＡ断面を示す第３図、第３図のＤＢ−ＤＢ断面
を示す第４図、および第３図のＤＣ−ＤＣ断面を示す第
５図に示すように、鉄製の中央面板１１．左側面板１２
．右側面板１３により、被成型物としてのコンクリート
に開口面１５を有する凹状部としての四角柱状空間１７
を形成するものであって、一端が上記中央面板１１に回
動自在に連結され、他端が後述するリンク操作部材１９
に回動自在に連結された中央リンク２１．２２、一端が
上記中央面板１１に取り付けられたリンク中継部材２４
．２５に回動自在に連結され、他端が上記左側面板１２
に回動自在に連結された左側リンク２７，２８、および
一端が上記リンク中継部材２４．２５に回動自在に連結
され、他端が上記右側面板１３に回動自在に連結された
右側リンク３０．３１を備えるものである。

これにより、リンク操作部材１９の操作部３３を矢印Ｙ
Ａ力方向第２図参照）に回動することによって、該操作
部材１９のアーム部３５．３７に回動自在に連結された
中央リンク２１．２２が矢印ＹＢ力方向動き、リンク中
継部材２４．２５を介して上記リンク操作部材１９に連
結された左側リンク２７，２８が中央リンク２１．２２
の動きにともなってまず矢印ＹＣ方向に動き、次いで反
矢印ＹＣ方向に動く。又、同様に右側リンク３０゜３１
がまず矢印ＹＤ力方向動き、次いで反矢印ＹＤ方向に動
く。

中央リンク２１．２２に回動自在に連結している中央面
板１１と、左、右側リンク２７．２８゜３０．３１に回
動自在に連結されている一体の左。

右側面板に１２．１３とは、リンク操作部材１９が矢印
ＹＡ力方向回動されるまではζ上記中央面板１１の接合
板３９．４０と上記左、右側面板１２．１３の接合板４
２．４３とが密着することにより、断面が略四角の柱状
面板を構成する。

リンク操作部材１９が矢印ＹＡ力方向回動されると、中
央面板１１および左側面板１２と右側面板１３とは、以
下に示すように動作する。

（ｉ）中央面板１１のリンク取付部５１．５２に回動自
在に連結された中央リンク２１．２２が矢印ＹＢ力方向
動くことにより、中央面板１１が矢印ＹＢ力方向移動す
る。

（ｉｉ）中央面板１１の矢印ＹＢ力方向の移動にともな
って、左、右側面板１２．１３のリンク取付部５４．５
５，５６．５７に回動自在に連結された左、右リンク２
７，２８，３０．３１が矢印ＹＣ，ＹＤ方向に動くこと
により、左、右側面板１２．１３が矢印ＹＣ，ＹＤ方向
に移動する。

（ｉｉｉ）上記（ｉ）、　　（ｉｉ）により左、右側面
板１２．１３の接合板４２．４３が中央面板１１の接合
板３９．４０から離れ、中央面板１１が矢印ＹＢ力方向
スムーズに移動する。

（ｉｖ）中央面板１１が更に矢印ＹＢ力方向移動するこ
とにより、“中央面板１１の接合板３９，４０が左、−
右側面板１２．１３の接合板４２．４３に当たらない場
所まで移動するとともに、左、右側面板１２．１３が反
矢印ＹＣ，ＹＤ方向に移動する。

したがって、上記（１）ないしく　ｉｖ）により、中央
面板１１および左、右側面板１２．１３は、リンク操作
部材１９を図示しないレバー等で矢印ＹＡ力方向回動す
ることによって、内型枠１の断面積を小さくする方向に
移動する。

なお、内型枠１の断面積を小ざくするためのリンク操作
部材１９は、一体の左、右側面板１２゜１３の間に取り
付けられた操作部材取付部６１゜６２により、回動自在
に保持されている。又、上記操作部材取付部６２には、
リンク操作部材１９を初期位置（型枠として使用する位
置）に保持するためのストッパ６４、が設けられ、この
内型枠１の下部には後述する外型枠３と嵌合するための
嵌合部６６が設けられている（第３図参照）。

外型枠３：内型枠１を収容する外型枠３は、第６図の内型枠１を収
容した状態を一部分を破断して示す正面図、その右側面
を示す第７図、および第６図のＤＤ−ＤＤ断面を示す第
８図に示すように、鉄製の面板１０１，１０２および敷
板１０３により構成されている。この面板１０１，１０
２相互は、クランプ部材（ここではボルト、ナツト〉１
０４により一体にされ、面板１０１，１０２には、外枠
補強用のリブ１０５とコの字状の補強部材１０６が外周
に取り付けられている。又、他のボックスカバード水路
と嵌合するためのジヨイント部を形成する上型１０８が
ボルト１１０で上部に取り付けられている。

上記面板１０１．１０２の下部に位置することにより投
入されたコンクリートを型枠５内に保持する敷板１０３
には、他のボックスカバード水路と嵌合するためのジヨ
イント部を形成する下型１１２が取り付けられ、その下
方には内型枠１との嵌合部１１４（第８図参照）が設け
られている。

以上に説明した内型枠１および外型枠３は、以下に示す
ように構成され、使用される。

（ｉ）内型枠１の嵌合部６６に外型枠３の嵌合部１１４
を第８図に示すように、嵌合させ、長ボルト１２０で両
型枠を固定する。

（１１）外型枠３の面板１０１，１０２相互をクランプ
部材１０４により一体にする。

（ｉｉｉ）組み上がった外型枠３と内型枠１との間に用
穴を形成するための量大ピン１２６を取付部材１２８で
取り付ける。

（ｉｖ）外型枠３と内型枠１との間にコンクリート１３
０を投入する。

＜Ｖ　＞コンクリート１３０の養生後、量大ピン１２６
の取付部材１２８と、両型枠１，３の嵌合部６６．１１
４を固定していた長ボルト１２０とを夫き取る。

（ｖｌ）内型枠１のリンク操作部材１９を矢印ＹＡ力方
向回動する。これにより、第１図に示すように、内型枠
１の中央面板１１、左、右側面板１２．１３が硬化した
コンクリート１３０がら離れる。

＜Ｖ　＞内型枠１をコンクリート１３０がら後き出し、
外型枠３のクランプ部材１０４を取り外して、外型枠３
を脱型する。

以上に説明したように、本実施例のボックスカルバート
水路型枠５は、内型枠１内の狭い空間でボルト等を取り
外す煩雑な作業を行なうことなく、内型枠１のリンク操
作部材１９を矢印ＹＡ力方向回動するのみで、内型枠１
をコンクリート１３゜から脱型することができることか
ら脱型の工数の減少および脱型時間の短縮を達成するこ
とができるという極めて優れた効果を奏する。そのうえ
、内型枠１の組み立ては、リンク操作部材１９を反矢印
ＹＡ方向に回動するのみで行なえることから、工数の低
減および組み立て時間の短縮が図れるという優れた効果
を奏する。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、た
とえば被成型物および型枠の形状等、本発明の要旨を変
更しない範囲で種々な態様の実施が可能である。

［発明の効果］本発明の型枠は、リンク操作部材により、型枠の開口面
の面積を小さくする方向に面板を移動することによって
、被成型物から型枠を脱型する。

したがって、凹状部を形成する型枠をたとえば開口面を
介して複数に分解することは必要でなくなることから、
脱型の工数の低減および脱型時間の短縮を達成すること
ができるという極めて優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の型枠を適用した実施例の斜視図、第２
図は実施例の内型枠の正面図、第３図はそのＤＡ−ＤＡ
断面図、第４図はそのＤＢ−ＤＢ断面図、第５図は同じ
＜ＤＣ−ＤＣ断面図、第６図は実施例の内型枠と外型枠
とを組み合わせた状態の一部分を破断して示す正面図、
第７図はその側面図、第８図は同じ＜ＤＤ−ＤＤ断面図
でおる。１・・・内型枠３・・・外型枠５・・・ボックスカルバート水路型枠１１・・・中央面板１２・・・左側面板１３・・・右側面板１５・・・開口面１７・・・四角柱状空間１９・・・リンク操作部材２１．２２・・・中央リンク２７．２８・・・左側リンク３０．３１・・・右側リンク１３０・・・コンクリート

Claims

【特許請求の範囲】複数の面板により、コンクリート、樹脂等の被成型物に
開口面を有する凹状部を形成する型枠であつて、一端が上記面板に連結されたリンクと、該リンクの他端に連結され、上記開口面の面積を小さく
する方向に上記面板を移動するリンク操作部材とを備える型枠。