JPH019080Y2 - - Google Patents

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JPH019080Y2
JPH019080Y2 JP14223384U JP14223384U JPH019080Y2 JP H019080 Y2 JPH019080 Y2 JP H019080Y2 JP 14223384 U JP14223384 U JP 14223384U JP 14223384 U JP14223384 U JP 14223384U JP H019080 Y2 JPH019080 Y2 JP H019080Y2
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JP
Japan
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yoke
bobbin
case
center hole
electromagnetic switch
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JP14223384U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は電磁スイツチに関する。
(従来技術) 車輌用部品は小型、軽量化が技術テーマであ
り、始動回路に使用される電磁スイツチ等の電装
品もその例外ではなく、小型、軽量化が要望され
る。そこで、碗状のケース内にコイルを巻回した
ボビンを収納し、該ボビンの中央孔に復帰ばねを
介してプランジヤを入出自在に嵌挿し、該プラン
ジヤの入出に関連して前記ケースに固着したカバ
ーに配設された可動接点部材を駆動してスイツチ
の開、閉を行わせるタイプの電磁スイツチにおい
ては、磁気特性を良好にするために前記ケースを
磁性金属部材で厚肉に形成し、当該ケース自体を
補助ヨークとして使用し小型、軽量化を図るよう
にしている。
かかる電磁スイツチをより小型、軽量化する為
には前記ケースを更に薄肉にする必要があるが、
ケースを薄肉にすると磁気特性が低下しプランジ
ヤの駆動に充分な磁気力を得ることが困難となる
という問題がある。
(考案の目的) 本考案は上述の点に鑑みてなされてもので、電
磁スイツチの磁気回路を形成するケースを薄肉に
して軽量化を図ると共に薄肉化に伴う磁気特性の
低下を抑え、以て小型、軽量な電磁スイツチを提
供することを目的とする。
(考案の概要) 上記目的を達成するために本考案においては、
磁性部材で形成された薄肉のケースにコイルを巻
回したボビンを収納し該ボビンの中央孔に配置し
たプランジヤの作動に関連させて可動接点部材を
駆動してスイツチの開、閉を行うタイプの電磁ス
イツチにおいて、前記ボビンの上端面に第1ヨー
クを載置し該第1ヨークに穿設した中央孔を前記
ボビンの中央孔の開口端周縁に設けたフランジに
外嵌させ周縁を前記ケースの内周面に摺接させる
と共に、前記ボビンの下端面と前記ケースの底面
との間に前記第1ヨークの中央孔の打ち抜き片を
第2ヨークとして密着介在させ、且つ前記ケース
底面に内方に膨出形成した円弧状の突帯により囲
繞し前記第2ヨークを略中央に保持するように
し、磁気特性を良好に保持しつつ小型、軽量化を
図るようにした電磁スイツチを提供するものであ
る。
(考案の実施例) 以下本考案の一実施例を添附図面に基づいて詳
述する。
第1図は本考案を適用した電磁スイツチの断面
を示し、電磁スイツチ1はケース2、該ケース2
内に収納されコイル3が巻介されたボビン4、ヨ
ーク5,6、ボビン4の中央孔4c内に入出自在
に嵌挿されたプランジヤ8、ケース2に固着され
2つの固定接点部材11,12及び可動接点部材
13等が設けられたカバー10等から成る。ケー
ス2は鉄等の磁性部材で形成された薄肉の略碗状
をなし、底面2aには2つの半円状の突端2b,
2b′がケース内方に膨出形成されている。これら
の突帯2b,2b′は第3図に示すようにケース2
の底面2aに1つの同心円を形成するように対称
をなして配置され、各突帯2b,2b′の対向する
各両端は所定の間隔で対峙している。これらの各
突帯2b,2b′は底面2aからの突出高さが後述
するヨーク6の板厚と同じ寸法をなし、これらの
突帯2b,2b′により形成される円の内径はヨー
ク6の外径よりも僅かに大径をなしている。
ボビン4は合成樹脂部材で一体成形により形成
され、第2図に示すように中央には孔4cが設け
られ、該孔4cの端面4aに開口する開口端4d
の周縁にはフランジ4eが突設されている。この
フランジ4eの突出高さは後述するヨーク5の板
厚と同寸法をなしている。また、孔4cの下部内
周面には環状のストツパ4fが突設され、端面4
b側開口端4d′の内径は開口端4dの内径よりも
小径をなしている。このボビン4には前述したよ
うにコイル5が巻回される。
ヨーク5は鉄等の磁性部材で円形状に形成さ
れ、中央には第2図に示すようにボビン4の中央
孔4cの開口端4dに突設したフランジ4eに外
嵌する孔5bが打抜き加工により穿設され、周縁
5aは板面に略垂直に立設されてフランジをな
し、その外径はケース2の内周面に周接する大き
さに設定されている。このヨーク5の孔5bの打
ち抜き片6はヨークとして使用される。
打ち抜き片(以下ヨークという)6の外径はボ
ビン4のフランジ4eの外径に等しく、中央孔4
cの開口4dよりも大径となつている。更に孔4
cの開口端4d′は開口端4dよりも小径をなして
おり、従つて、ヨーク6の外径はボビン4の中央
孔4cの開口端4d′の穴径よりも大径をなす。こ
のヨーク6をケース2の底面2aに形成した2つ
の突帯2b,2b′により形成される円内に配設す
る。この配設された状態においてヨーク6の上面
は各突帯2b,2b′の上面と等高となり、且つこ
れの突帯2b,2b′により囲繞されてケース2の
底面略中央位置に保持される。
ヨーク6を上述のようにケース2の底面2a上
に配設した後ボビン4を当該ケース2内に収納す
る。従つて、ボビン4の下端面4bが第2図に示
すように2つの突帯2b,2b′の上面に、中央孔
4cの開口端4d′の周縁がヨーク6の周縁に当接
し、ケース2内に水平に保持される。ヨーク5は
ボビン4の上端面4a上に載置され中央の孔5b
が当該ボビン4のフランジ4eに外嵌され、周縁
のフランジ5aの外周面がケース2の内周面に周
接される。従つて、ボビン4の上端面4bにヨー
ク5を載置した状態において当該ボビン4はケー
ス2の中央に且つ水平に保持される。
プランジヤ8はボビン4の中央孔4c内に開口
端4dから復帰ばね7を介して入出自在に嵌挿さ
れている。このプランジヤ8はコイル3の磁気吸
引力と復帰ばね7のばね力との協働により上下動
する。
カバー10には2つの固定接点部材11,1
2、可動接点部材13、コイル3の接続端子15
(一個のみ図示)が図示のように配設され、ケー
ス2の開口端に嵌合され、外周に設けられた環状
の段差面10aとヨーク5のフランジ5aの対向
端面との間には液密用のOリング17が介在され
ている。このカバー10はケース2にカシメ止め
により強固に固着される。コイル5の両端末は
夫々接続端子15(1個のみ図示)に接続され
る。
ケース2にカバー10を上記カシメ止めにより
固着した状態においてヨーク5はOリング17を
介してカバー10により押圧され、ボビン4をケ
ース底面に押圧する。この結果、ヨーク6がボビ
ン4の下端面4bとケース底面2aとの間に圧接
され、ケース底面2aに密着する。このヨーク6
によりケース2の底面2aの中央部の板厚を厚く
したことと同じになり、磁気回路の磁気抵抗が小
さくなる。また、ヨーク5はコイル3の上端面と
ケース2との間の磁気回路を形成する。これによ
り、コイル3で発生された磁束はプランジヤ8→
ヨーク5→ケース2→ヨーク6→プランジヤ8の
経路で流れ、漏洩磁束が減少し、磁気特性が向上
する。
コイル3の消勢時にはプランジヤ8がばね7に
より第1図に示すように上方に押し上げられその
先端に配設した絶縁部材9を介して可動接点部材
13をばね14のばね力に抗して押し上げ各固定
接点部材11,12から離隔させ、電磁スイツチ
1はオフ(開成)となる。コイル3が付勢される
とプランジヤ8がばね7のばね力に抗して吸引さ
れて下動し、これに伴い可動接点部材13がばね
14により下動して各固定接点部材11,12に
圧接し、電磁スイツチ1はオン(閉成)となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、磁性部材
で形成された薄肉のケースにコイルを巻介したボ
ビンを収納し該ボビンの中央孔に配置したプラン
ジヤの作動に関連させて可動接点部材を駆動して
スイツチの開、閉を行うタイプの電磁スイツチに
おいて、前記ボビンの上端面に第1ヨークを載置
し該第1ヨーク穿設した中央孔を前記ボビンの中
央孔の開口端周縁に設けたフランジに外嵌させ周
縁を前記ケースの内周面に周接させると共に、前
記ボビンの下端面と前記ケースの底面との間に前
記第1ヨークの中央孔の打ち抜き片を第2ヨーク
として密着介在させ、且つ前記ケース底面に内方
に膨出形成した円弧状に突帯により囲繞し前記第
2ヨークを略中央に保持するようにしたので、磁
気特性を良好に保持しつつ前記ケースの薄肉化を
図ることが可能となり、電磁スイツチの小型、軽
量化を図ることができる。
更に、前記第2のヨークは前記第1のヨークの
プランジヤ貫通孔の打ち抜き片を利用することが
でき、材料の無駄がない。更に前記第2のヨーク
は前記ケースの底面に設けたガイド用の突帯とケ
ース底面と前記ボビンとの間に挟持されるために
組付の際に前記第2ヨークを前記ケース内に投込
むだけでよく自動組立が行い得る等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した電磁スイツチの一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図の要部拡大
断面図、第3図は第2図に示すケースの端面図で
ある。 2……ケース、3……コイル、4……ボビン、
5,6……ヨーク、8……プランジヤ、10……
カバー、11,12……固定接点部材、13……
可動接点部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性部材で形成された薄肉のケースにコイルを
    巻回したボビンを収納し該ボビンの中央孔に配置
    したプランジヤの作動に関連させて可動接点部材
    を駆動してスイツチの開、閉を行うタイプの電磁
    スイツチにおいて、前記ボビンの上端面に第1ヨ
    ークを載置し該第1ヨークに穿設した中央孔を前
    記ボビンの中央孔の開口端周縁に設けたフランジ
    に外嵌させ周縁を前記ケースの内周面に周接させ
    ると共に、前記ボビンの下端面と前記ケースの底
    面との間に前記第1ヨークの中央孔の打ち抜き片
    を第2ヨークとして密着介在させ、且つ前記ケー
    ス底面に内方に膨出形成した円弧状の突帯により
    囲繞し前記第2ヨークを略中央に保持するように
    したことを特徴とする電磁スイツチ。
JP14223384U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPH019080Y2 (ja)

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JP14223384U JPH019080Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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JPS6157444U JPS6157444U (ja) 1986-04-17
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