JPH018718Y2 - - Google Patents

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JPH018718Y2
JPH018718Y2 JP16293984U JP16293984U JPH018718Y2 JP H018718 Y2 JPH018718 Y2 JP H018718Y2 JP 16293984 U JP16293984 U JP 16293984U JP 16293984 U JP16293984 U JP 16293984U JP H018718 Y2 JPH018718 Y2 JP H018718Y2
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JP
Japan
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vibrating
piezoelectric vibrator
blade plate
commercial power
resonates
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JP16293984U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は気体中の温度、湿度センサ付近の換気
や小型電子部品の冷却に使用する圧電振動子を応
用した小型フアンに係り、特に50Hz、60Hzのいず
れの商用電源でも駆動できる小型フアンに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、圧電振動子を応用した小型フアンは、第
3図示のように圧電振動子1に振動羽根板2を取
付けてなり、圧電振動子と振動羽根板2が商用電
源の50Hzまたは60Hzの周波数に共振するように振
動羽根板2の長さを定めてある。このようにする
と、圧電振動子1の電極3,4間に50Hzまたは60
Hzの商用電源の電圧を印加して該振動子1を振動
させて場合、振動羽根板2は電源周波数50Hzまた
は60Hzに共振して大幅に振動し、送風効果が大と
なる。5はケース、6はケース5の反開放端側部
に圧電振動子1の端部を固定するためのモール
ド、7a,7bは圧電振動子1の電極3,4に接
続したリード線、8a,8bは電源端子である。
一般に振動棒の長さをl、振動棒の物質定数を
Kとすると、振動棒が共振する振動数fは f=K/l2 ……(1) で表される。振動羽根板2の場合は微小な振動棒
の連続と考えればよい。
上記(1)式から明らかなように振動数fが変わつ
た場合、振動羽根板2の長さlを変えなければな
らない。
従つて日本や欧米のように商用電源の周波数が
地域によつて異なる場合、50Hz地域と60Hz地域で
は振動羽根板2の長さlを変えなければ、送風効
果が激減することになる。
そのため、50Hzに共振する長さの振動羽根板を
圧電振動子に取付けてなる小型フアンと、60Hzに
共振する長さ(50Hz用よりも短い)の振動羽根板
を圧電振動子に取付けてなる小型フアンとを2種
類準備し、50Hz地域と60Hz地域に合つたものを選
択使用する必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来は上記のように50Hz用、60Hz用の2種類の
フアンを準備し、50Hz,60Hz地域によつてそれに
合つたものを選択使用する必要があるのみなら
ず、引越しにより地域が変わつた場合、その地域
に合つたフアンと交換する必要があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案小型フアンは上記の問題点を解決するた
め、第1図及び第2図示のように圧電振動子1に
50Hz及び60Hzにそれぞれ共振する50Hz用、60Hz用
振動羽根板2a,2bを並べて取付けてなる構成
とする。
圧電振動子1は1枚の膜状圧電体の両面に膜状
電極を設けたものであつてもよいが、第2図示の
ように2枚の膜状圧電体9,9を貼合わせ、その
貼合わせ面及び両面に膜状電極3,4を設けてな
るバイモルフ型のものとすることが好ましい。
50Hz用、60Hz用振動羽根板2a,2bは1枚ず
つでもよいが、第1図示のように複数枚ずつとす
るのが好ましく、振動羽根板2a,2bの取付け
は接着剤で行うのがよい。
バイモルフ型の圧電振動子1(第2図参照)の
場合は、貼合わせ面の膜状電極3に50Hz用、60Hz
用振動羽根板2a,2b(リン青銅、ステンレス
製)を交互に並べて挿入装着した構造にするの
が、大きな振動を得る上で好ましい。
〔作用〕
圧電振動子1の電極3,4間に商用電源の電圧
eを印加すると、該振動子1が振動し、これに取
付けた50Hz用、60Hz用振動羽根板2a,2bも振
動するが、50Hzの商用電源の場合には、50Hz用振
動羽根板2aが共振して大幅に振動し、また60Hz
の商用電源の場合には、60Hz用振動羽根板2bが
共振して大幅に振動する。
その結果、50Hz,60Hzのいずれの商用電源で駆
動しても同じ送風効果を得ることができ、50Hz,
60Hz地域で使用することができる。また交流電圧
eまたは周波数を変化させることにより風量の調
節ができる。
〔実施例〕
第1図は本考案小型フアンの一実施例を示す横
断面図、第2図は同じくその縦断面図である。
第1、第2図において1は2枚の膜状圧電体
9,9を貼合わせ、その貼合わせ面及び両面に膜
状電極3,4を設けてなるバイモルフ型の圧電振
動子である。この圧電振動子1の基端はケース5
の反開放側端部にヨールド6により固定され、圧
電振動子1の電極3,4はそれぞれケース5の反
開放側端部に突設した電源端子8a,8bにリー
ド線7a,7bにより接続されている。
圧電振動子1の貼合わせ面の電極3にはステン
レス製の50Hz用、60Hz用振動羽根板2a,2bが
交互に並べられて2枚ずつ挿入装着した構造とな
つている。
本実施例は上記のような構成であるから、電源
端子8a,8b間に50Hzの商用電源を接続して圧
電振動子1の電極3,4間に交流電圧eを印加す
ると、該振動子1が振動し、これに取付けた50Hz
用振動羽根板2aが共振して60Hz用振動羽根板2
bよりも大きく振動する。また、60Hzの商用電源
を接続して圧電振動子1を振動させた場合には、
圧電振動子1に取付けた60Hz用振動羽根板2bが
共振して50Hz用振動羽根板2aよりも大きく振動
する。
その結果、50Hz,60Hzのいずれの商用電源で駆
動しても同じ送風効果を得ることができ、50Hz,
60Hz地域で使用することができる。また交流電圧
eまたは周波数を変化させることにより風量の調
節ができる。
いま、第1図示のように50Hzに共振するような
長さに定めた50Hz用振動羽根板2aと、60Hzに共
振するような長さに定めた60Hz用振動羽根板2b
を複数枚ずつ使用し、20mm×25mmの大きさのバイ
モルフ型の圧電振動子1の貼合わせ面の電極3
に、50Hz用、60Hz用振動羽根板2a,2bを交互
に並べて挿入装着して得られた本考案小型フアン
を50Hz及び60Hzの100Vの電圧で駆動したところ、
振動羽根板2a,2bの先端で約20mmの振動変位
を得ることができ、また5mmH2Oの風圧を得る
ことができた。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、圧電振動子1に
50Hz用、60Hz用振動羽根板2a,2bを並べて取
付けたので、50Hz,60Hzのいずれの商用電源で駆
動しても同じ送風効果を得ることができ、50Hz,
60Hz地域で使用することができる。また交流電圧
eまたは周波数を変えることにより風量の調節が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案小型フアンの一実施例を示す横
断面図、第2図は同じくその縦断面図、第3図は
従来の小型フアンの一例を示す縦断面図である。 1……圧電振動子、2a,2b……50Hz用、60
Hz用振動羽根板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧電振動子に50Hz及び60Hzにそれぞれ共振する
    50Hz用、60Hz用振動羽根板を並べて取付けてなる
    小型フアン。
JP16293984U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH018718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16293984U JPH018718Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16293984U JPH018718Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6176198U JPS6176198U (ja) 1986-05-22
JPH018718Y2 true JPH018718Y2 (ja) 1989-03-08

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ID=30720805

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JP16293984U Expired JPH018718Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343436Y2 (ja) * 1986-11-10 1991-09-11
JP5787290B2 (ja) * 2011-07-04 2015-09-30 株式会社チュウオー マッサージ用振動発生装置及びそれを用いた加振式マッサージ器

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Publication number Publication date
JPS6176198U (ja) 1986-05-22

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