JPH0160290B2 - - Google Patents
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- JPH0160290B2 JPH0160290B2 JP61006063A JP606386A JPH0160290B2 JP H0160290 B2 JPH0160290 B2 JP H0160290B2 JP 61006063 A JP61006063 A JP 61006063A JP 606386 A JP606386 A JP 606386A JP H0160290 B2 JPH0160290 B2 JP H0160290B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はオイルミスト、溶接ヒユーム、有害ガ
ス成分等を含む汚染ガスからこれらを効率良く除
去することができるガス清浄装置に関するもので
ある。
ス成分等を含む汚染ガスからこれらを効率良く除
去することができるガス清浄装置に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来、オイルミスト、ヒユーム、有害ガス成分
等を含む汚染ガスを清浄にする装置としては乾式
フイルタの表面にプリコート剤を付着させてお
き、前記汚染ガス中の物質をプリコート層で捕集
させフイルタの目詰りを防止したり、有害ガス成
分を吸収除去させるようにした乾式瀘過式のガス
清浄装置が知られている。
等を含む汚染ガスを清浄にする装置としては乾式
フイルタの表面にプリコート剤を付着させてお
き、前記汚染ガス中の物質をプリコート層で捕集
させフイルタの目詰りを防止したり、有害ガス成
分を吸収除去させるようにした乾式瀘過式のガス
清浄装置が知られている。
また、汚染物質が多い場合には乾式のガス清浄
装置の前工程として中間ダクトを介して湿式のガ
ス清浄装置をおくことも知られているが、この場
合プリコート剤を湿式のガス清浄装置のガス吸引
側へ供給することは湿式のガス清浄装置の性能が
大きい程プリコート剤がここで捕集されてしまう
ため乾式フイルタにプリコート剤を供給するため
には前記中間ダクト中に供給するしか方法がな
く、高性能の湿式のガス清浄装置とプリコート剤
を利用した乾式瀘過式のガス清浄装置とをコンパ
クトに一体化することは不可能であつた。
装置の前工程として中間ダクトを介して湿式のガ
ス清浄装置をおくことも知られているが、この場
合プリコート剤を湿式のガス清浄装置のガス吸引
側へ供給することは湿式のガス清浄装置の性能が
大きい程プリコート剤がここで捕集されてしまう
ため乾式フイルタにプリコート剤を供給するため
には前記中間ダクト中に供給するしか方法がな
く、高性能の湿式のガス清浄装置とプリコート剤
を利用した乾式瀘過式のガス清浄装置とをコンパ
クトに一体化することは不可能であつた。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記のような従来の問題点を解決し
て、高性能の湿式のガス清浄装置とプリコート剤
を利用した乾式瀘過式のガス清浄装置をそれぞれ
の本来の性能をそこなうことなくコンパクトに一
体に構成することを可能にし、オイルミスト、ヒ
ユーム、有害ガス成分等を効率よく捕集除去する
ことができるガス清浄装置を目的として完成され
たものである。
て、高性能の湿式のガス清浄装置とプリコート剤
を利用した乾式瀘過式のガス清浄装置をそれぞれ
の本来の性能をそこなうことなくコンパクトに一
体に構成することを可能にし、オイルミスト、ヒ
ユーム、有害ガス成分等を効率よく捕集除去する
ことができるガス清浄装置を目的として完成され
たものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は底部を液溜部としたケーシングの内部
を下部に邪摩板状のエリミネータを備えた隔壁に
よりベンチユリースクラバを備えた湿式洗浄室と
乾式フイルタを備えた乾式濾過室とに区画し、乾
式濾過室の底部には内部に粉末状のプリコート剤
容器を設けるとともに、その上方にはプリコート
剤に高圧空気を噴射するための噴射ノズルを設け
たことを特徴とするものである。
を下部に邪摩板状のエリミネータを備えた隔壁に
よりベンチユリースクラバを備えた湿式洗浄室と
乾式フイルタを備えた乾式濾過室とに区画し、乾
式濾過室の底部には内部に粉末状のプリコート剤
容器を設けるとともに、その上方にはプリコート
剤に高圧空気を噴射するための噴射ノズルを設け
たことを特徴とするものである。
(実施例)
次に本発明を図示の実施例について詳細に説明
すると、1は底部を液溜部2としたケーシングで
あり、該液溜部2には泡立ちの少ない界面活性剤
を混入した水が所定の液面高さまで注水弁3から
供給されている。このケーシング1の内部は下部
にエリミネータ4を備えた隔壁5によつて汚染ガ
ス入口6側の湿式洗浄室7と後方の乾式濾過室8
とに区画されている。エリミネータ4は図示のよ
うに屈曲した流路を形成する断面ジグザグ状の邪
魔板を平行に配置したものであり、紙面の前後方
向にわずかな傾斜を持たせてあるので、分離され
たオイル分は溝部を流下して液溜部2中に落下す
ることとなる。エリミネータ4の最下部は垂下部
9とされて液溜部の液面下に浸漬されており、汚
染ガスがエリミネータ4の下側から抜けることを
防止している。
すると、1は底部を液溜部2としたケーシングで
あり、該液溜部2には泡立ちの少ない界面活性剤
を混入した水が所定の液面高さまで注水弁3から
供給されている。このケーシング1の内部は下部
にエリミネータ4を備えた隔壁5によつて汚染ガ
ス入口6側の湿式洗浄室7と後方の乾式濾過室8
とに区画されている。エリミネータ4は図示のよ
うに屈曲した流路を形成する断面ジグザグ状の邪
魔板を平行に配置したものであり、紙面の前後方
向にわずかな傾斜を持たせてあるので、分離され
たオイル分は溝部を流下して液溜部2中に落下す
ることとなる。エリミネータ4の最下部は垂下部
9とされて液溜部の液面下に浸漬されており、汚
染ガスがエリミネータ4の下側から抜けることを
防止している。
湿式洗浄室7には例えば断面が円形、楕円形も
しくは多角形の複数の棒状体10を平行に近接配
置して棒状体10の相互間の間隙をベンチユリー
とするとともに、その上方にスプレーノズル11
を配置したベンチユリースクラバ12が設けられ
ている。スプレーノズル11には循環ポンプ13
によつて汲上げられた液溜部2中の水が供給さ
れ、棒状体10に向かつて噴射される。かかる棒
状体10からなるベンチユリースクラバ12は高
効率でオイルミストを除去できるうえに、棒状体
10の種類や間隙を変えることによりその特性を
自由に変えられる利点を持つ。しかしベンチユリ
ースクラバ12としてはその他の一般的な形式の
ものを用いても良いことは言うまでもない。一
方、乾式濾過室8には折畳まれた濾過面を持つカ
ートリツジ式の乾式フイルタ14が仕切板15か
ら垂下させて設けられている。この乾式フイルタ
14は合成繊維のような耐水濾材からなるものが
好ましいが、セルロール質を樹脂処理したものの
ように耐水性の弱い濾材を用いた場合には、シリ
コン等のような撥水剤を塗布して耐水性を高める
ものとする。乾式フイルタ14は断面が菊花状と
なるように折曲して表面積を増加させたものが適
当であるが折畳みの形状はこれに限定されるもの
ではない。この乾式濾過室8の底部には、内部に
炭酸カルシウムのような粉末状のプリコート剤1
6を収納した浅いプリコート剤容器17が設けら
れており、また、その上方の乾式フイルタ14間
には、プリコート剤16に高圧空気を噴射してプ
リコート剤16を乾式濾過室8内に舞上らせるた
めの噴射ノズル18が下向きに設けられている。
これらの噴射ノズル18は高圧空気溜19に弁2
0及び高圧空気パイプ21を介して接続されたも
のである。なお22は仕切板15の上面に各乾式
フイルタ14に対向させて取付けた逆洗用のベン
チユリー、23は各ベンチユリー22に逆洗用の
高圧空気を吹込むためのノズル管、24は浄化ガ
ス吸引用の排風機である。
しくは多角形の複数の棒状体10を平行に近接配
置して棒状体10の相互間の間隙をベンチユリー
とするとともに、その上方にスプレーノズル11
を配置したベンチユリースクラバ12が設けられ
ている。スプレーノズル11には循環ポンプ13
によつて汲上げられた液溜部2中の水が供給さ
れ、棒状体10に向かつて噴射される。かかる棒
状体10からなるベンチユリースクラバ12は高
効率でオイルミストを除去できるうえに、棒状体
10の種類や間隙を変えることによりその特性を
自由に変えられる利点を持つ。しかしベンチユリ
ースクラバ12としてはその他の一般的な形式の
ものを用いても良いことは言うまでもない。一
方、乾式濾過室8には折畳まれた濾過面を持つカ
ートリツジ式の乾式フイルタ14が仕切板15か
ら垂下させて設けられている。この乾式フイルタ
14は合成繊維のような耐水濾材からなるものが
好ましいが、セルロール質を樹脂処理したものの
ように耐水性の弱い濾材を用いた場合には、シリ
コン等のような撥水剤を塗布して耐水性を高める
ものとする。乾式フイルタ14は断面が菊花状と
なるように折曲して表面積を増加させたものが適
当であるが折畳みの形状はこれに限定されるもの
ではない。この乾式濾過室8の底部には、内部に
炭酸カルシウムのような粉末状のプリコート剤1
6を収納した浅いプリコート剤容器17が設けら
れており、また、その上方の乾式フイルタ14間
には、プリコート剤16に高圧空気を噴射してプ
リコート剤16を乾式濾過室8内に舞上らせるた
めの噴射ノズル18が下向きに設けられている。
これらの噴射ノズル18は高圧空気溜19に弁2
0及び高圧空気パイプ21を介して接続されたも
のである。なお22は仕切板15の上面に各乾式
フイルタ14に対向させて取付けた逆洗用のベン
チユリー、23は各ベンチユリー22に逆洗用の
高圧空気を吹込むためのノズル管、24は浄化ガ
ス吸引用の排風機である。
(作用)
このように構成されたものは、汚染ガス入口6
から空気を供給しつつ排風機24により清浄室内
の空気を排出して矢印に示すとおりの空気流を形
成したうえで、弁20を開いて噴射ノズル18か
ら高圧空気を噴射すれば、高圧空気は秒速数百メ
ートルのジエツト気流となつてプリコート剤容器
17に収納されたプリコート剤16に強い剪断作
用を及ぼしプリコート剤16を乾式濾過室8の内
部に舞い上らせる。そして舞い上つたプリコート
剤は気流に乗つて乾式フイルタ14の表面に付着
し、プリコート層を形成する。しかる後に汚染ガ
ス入口6から溶接ヒユームやオイルミスト、有害
ガス等を含む汚染ガスを送り込めば、汚染ガスは
湿式洗浄室7に設けられたベンチユリースクラバ
12の平行に近接配置された複数の棒状体10の
間隙を50〜100m/秒の高速度で通過する際にそ
の上方のスプレーノズル11から噴射される水と
接触して、汚染ガス中の溶接ヒユームと比較して
粒径の大きいオイルミストが捕集され、ケーシン
グ1の下部の液溜部2に落下する。汚染ガス中に
溶接火花が含まれている場合にもこのベンチユリ
ースクラバ12における水との接触により消火さ
れるので、集塵機の内部で火災が発生するおそれ
はない。このようにして大部分のオイルミストが
除かれた後の汚染ガスは次に隔壁5の下部の邪魔
板状のエリミネータ4を通過するが、残存するオ
イルミストは慣性力によつて邪魔板に衝突して捕
集されるので、ほぼ完全にオイルミストが除かれ
た状態で乾式濾過室8に進入する。そして汚染ガ
ス中の溶接ヒユームは乾式濾過室8の内部に設け
られた予めプリコート層が形成されている乾式フ
イルタ14によつて能率良く捕集され、清浄空気
となつて清浄空気出口19から排出される。乾式
フイルタ14により濾過される汚染ガスはオイル
ミストをほとんど含まないうえ、乾式フイルタ1
4の表面には予めプリコート剤を付着させてある
のでフイルタエレメントがオイルミストによつて
目詰りすることはなく、効率良く溶接ヒユームを
捕集して除去することができる。
から空気を供給しつつ排風機24により清浄室内
の空気を排出して矢印に示すとおりの空気流を形
成したうえで、弁20を開いて噴射ノズル18か
ら高圧空気を噴射すれば、高圧空気は秒速数百メ
ートルのジエツト気流となつてプリコート剤容器
17に収納されたプリコート剤16に強い剪断作
用を及ぼしプリコート剤16を乾式濾過室8の内
部に舞い上らせる。そして舞い上つたプリコート
剤は気流に乗つて乾式フイルタ14の表面に付着
し、プリコート層を形成する。しかる後に汚染ガ
ス入口6から溶接ヒユームやオイルミスト、有害
ガス等を含む汚染ガスを送り込めば、汚染ガスは
湿式洗浄室7に設けられたベンチユリースクラバ
12の平行に近接配置された複数の棒状体10の
間隙を50〜100m/秒の高速度で通過する際にそ
の上方のスプレーノズル11から噴射される水と
接触して、汚染ガス中の溶接ヒユームと比較して
粒径の大きいオイルミストが捕集され、ケーシン
グ1の下部の液溜部2に落下する。汚染ガス中に
溶接火花が含まれている場合にもこのベンチユリ
ースクラバ12における水との接触により消火さ
れるので、集塵機の内部で火災が発生するおそれ
はない。このようにして大部分のオイルミストが
除かれた後の汚染ガスは次に隔壁5の下部の邪魔
板状のエリミネータ4を通過するが、残存するオ
イルミストは慣性力によつて邪魔板に衝突して捕
集されるので、ほぼ完全にオイルミストが除かれ
た状態で乾式濾過室8に進入する。そして汚染ガ
ス中の溶接ヒユームは乾式濾過室8の内部に設け
られた予めプリコート層が形成されている乾式フ
イルタ14によつて能率良く捕集され、清浄空気
となつて清浄空気出口19から排出される。乾式
フイルタ14により濾過される汚染ガスはオイル
ミストをほとんど含まないうえ、乾式フイルタ1
4の表面には予めプリコート剤を付着させてある
のでフイルタエレメントがオイルミストによつて
目詰りすることはなく、効率良く溶接ヒユームを
捕集して除去することができる。
なお、乾式フイルタ14の濾過抵抗が次第に高
まつてきたときにはノズル管23から逆洗用の高
圧空気がベンチユリ22に吹込まれてプリコート
層とともにダストを払い落とすこととなるが、こ
のダストとプリコート剤とはプリコート剤容器1
7に回収され、再び噴射ノズル18から高圧空気
が噴射されると比重の小さいプリコート剤は再び
舞い上つて優先的に乾式フイルタ14の表面に付
着し、このようにしてプリコート剤は何度も循環
使用されることになる。また乾式フイルタ14は
ダストが払い落された直後に再びプリコートが行
われ、集塵能力を回復することができる。なお、
本実施例では洗浄水として水を用いているが、他
の洗浄液を用いることもできる。また汚染ガスに
固形物やミストが存在しないで、汚染物質がガス
状(例えば悪臭)成分のみの場合には底部液溜に
は水または他の吸収液を入れ、プリコート剤を有
害ガス成分の吸着剤で構成することができる。逆
に有害ガス成分がなく、汚染ガスに固形物やミス
トなどだけがある場合には、プリコート剤は濾過
性能の観点からのみ選定されることになる。
まつてきたときにはノズル管23から逆洗用の高
圧空気がベンチユリ22に吹込まれてプリコート
層とともにダストを払い落とすこととなるが、こ
のダストとプリコート剤とはプリコート剤容器1
7に回収され、再び噴射ノズル18から高圧空気
が噴射されると比重の小さいプリコート剤は再び
舞い上つて優先的に乾式フイルタ14の表面に付
着し、このようにしてプリコート剤は何度も循環
使用されることになる。また乾式フイルタ14は
ダストが払い落された直後に再びプリコートが行
われ、集塵能力を回復することができる。なお、
本実施例では洗浄水として水を用いているが、他
の洗浄液を用いることもできる。また汚染ガスに
固形物やミストが存在しないで、汚染物質がガス
状(例えば悪臭)成分のみの場合には底部液溜に
は水または他の吸収液を入れ、プリコート剤を有
害ガス成分の吸着剤で構成することができる。逆
に有害ガス成分がなく、汚染ガスに固形物やミス
トなどだけがある場合には、プリコート剤は濾過
性能の観点からのみ選定されることになる。
(発明の効果)
本発明は以上の説明からも明らかなように、乾
式濾過室内でプリコート剤を乾式フイルタへ付着
させるようにしたから高性能の湿式のガス清浄装
置とプリコート剤を利用した乾式濾過式のガス清
浄装置をそれぞれの性能をそこなうことなくコン
パクトに一体化することができオイルミストと溶
接ヒユーム等とを含有する汚染ガスからこれらの
物質を効率良く捕集することができるものである
うえ、乾式フイルタの表面のプリコートを極めて
簡単に行うことができるものである。また本発明
では乾式フイルタの表面に付着せずに落下したプ
リコート剤も回収されて有効に利用される利点も
ある。よつて本発明は従来のこの種のガス清浄装
置の問題点を解決したものとして、産業の発展に
寄与するところは極めて大きいものである。
式濾過室内でプリコート剤を乾式フイルタへ付着
させるようにしたから高性能の湿式のガス清浄装
置とプリコート剤を利用した乾式濾過式のガス清
浄装置をそれぞれの性能をそこなうことなくコン
パクトに一体化することができオイルミストと溶
接ヒユーム等とを含有する汚染ガスからこれらの
物質を効率良く捕集することができるものである
うえ、乾式フイルタの表面のプリコートを極めて
簡単に行うことができるものである。また本発明
では乾式フイルタの表面に付着せずに落下したプ
リコート剤も回収されて有効に利用される利点も
ある。よつて本発明は従来のこの種のガス清浄装
置の問題点を解決したものとして、産業の発展に
寄与するところは極めて大きいものである。
図面は本発明の実施例を示す断面図である。
1:ケーシング、2:液溜部、4:エリミネー
タ、5:隔壁、7:湿式洗浄室、8:乾式濾過
室、12:ベンチユリースクラバ、14:乾式フ
イルタ、16:プリコート剤、17:プリコート
剤容器、18:噴射ノズル。
タ、5:隔壁、7:湿式洗浄室、8:乾式濾過
室、12:ベンチユリースクラバ、14:乾式フ
イルタ、16:プリコート剤、17:プリコート
剤容器、18:噴射ノズル。
Claims (1)
- 1 底部を液溜部2としたケーシング1の内部を
下部に邪魔板状のエリミネータ4を備えた隔壁5
によりベンチユリースクラバ12を備えた湿式洗
浄室7と乾式フイルタ14を備えた乾式濾過室8
とに区画し、乾式濾過室8の底部には内部に粉末
状のプリコート剤容器17を設けるとともに、そ
の上方にはプリコート剤に高圧空気を噴射するた
めの噴射ノズル18を設けたことを特徴とするガ
ス清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006063A JPS62163723A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ガス清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006063A JPS62163723A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ガス清浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163723A JPS62163723A (ja) | 1987-07-20 |
JPH0160290B2 true JPH0160290B2 (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=11628127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61006063A Granted JPS62163723A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ガス清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62163723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016021053A1 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | ユーエスウラサキ株式会社 | 集塵フィルタ及びそれを用いた集塵装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2769324B2 (ja) * | 1988-08-18 | 1998-06-25 | ソニー株式会社 | 排ガス処理装置 |
JP4817058B2 (ja) * | 2006-03-14 | 2011-11-16 | 新東工業株式会社 | プレボックス装置 |
JP2008110317A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Sintokogio Ltd | 乾式フィルタ式集塵機におけるプリコート剤の供給装置 |
JP2019025374A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | 株式会社カルテックス | 乾式集塵機および乾式集塵方法 |
CN112387049A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-02-23 | 南京建当化工科技有限公司 | 一种活性石灰石制粉含尘气体环保处理方法 |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP61006063A patent/JPS62163723A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016021053A1 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | ユーエスウラサキ株式会社 | 集塵フィルタ及びそれを用いた集塵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163723A (ja) | 1987-07-20 |
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