JPH0159580B2 - - Google Patents

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JPH0159580B2
JPH0159580B2 JP5106482A JP5106482A JPH0159580B2 JP H0159580 B2 JPH0159580 B2 JP H0159580B2 JP 5106482 A JP5106482 A JP 5106482A JP 5106482 A JP5106482 A JP 5106482A JP H0159580 B2 JPH0159580 B2 JP H0159580B2
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JP
Japan
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photosensitive
negative
photosensitive layer
insulating layer
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JP5106482A
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JPS58169154A (ja
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Takao Nakayama
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to GB08305794A priority patent/GB2119942B/en
Priority to DE19833307613 priority patent/DE3307613A1/de
Priority to US06/471,605 priority patent/US4500617A/en
Publication of JPS58169154A publication Critical patent/JPS58169154A/ja
Publication of JPH0159580B2 publication Critical patent/JPH0159580B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/26Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な平版印刷版の製造方法およびこ
の方法に使用するための新規な平版印刷版用感光
材料に関する。
従来、光導電性層を含み電子写真法を利用する
タイプの印刷版用感光材料は知られており、例え
ば、光導電性絶縁層、フオトレシスト層、金属板
層、および支持体からなる印刷版用感光材料が提
案されている。
この感光材料を用いて印刷板を製造するには先
づ光導電性層を均一に帯電させ、フオトレジスト
層の感光しない光線を用いて像露光して光導電性
層に静電潜像を形成し、この潜像をトナー現像
し、トナー像を定着しまたは定着しないで、先の
露光条件とは異なる条件下で露光してフオトレジ
スト層の露光部を硬化させ、次いでトナー像と光
導電性層とを除去し、未硬化のフオトレジストを
溶剤で除去した後、金属板層をエツチングし、金
属板上に残存しているフオトレジストを除去する
という複雑な工程を必要とするものであつた。そ
して良質の印刷板の製造には熟練を要するばかり
でなく、光導電性層に形成される静電潜像の現像
が乾式で行われるので解像性にも制限があり、ま
たフオトレジスト層の除去や金属板層のエツチン
グ操作のために最終的に得られる印刷画像の鮮明
度にはなお不満足な点があつた。
このような欠点を解決するために、先に、親水
性表面を有する導電性支持体、ポジ型感光層およ
び光等電性絶縁層を有する感光材料を、 (1) 該感光材料の光導電性層上に静電写真的に潜
像を形成する段階 (2) ポジ型感光層が感光性を有する波長の光に対
して不透明な現像剤粒子を含む液体現像剤で該
潜像を現像する段階、 (3) 該ポジ型感光層を上記段階(2)で得た現像像を
介して露光する段階、 (4) 該ポジ型感光層の現像像を有しない部分を選
択的に除去する段階で処理すること からなり、該ポジ型感光層と該光導電性絶縁層と
は同一の層としてかまたはこの順序で別個に該支
持体上に設けられており、該光導電性絶縁層は実
質的に正負両極性に帯電可能であつて、前記段階
(4)におけるポジ型感光層の選択的除去を阻害しな
い性質を有することを特徴とする平版印刷版の製
造方法及び親水性表面を有する導電性支持体、ポ
ジ型感光層および光導電性絶縁層を有する感光材
料であつて、該ポジ型感光層と該光導電性絶縁層
とは同一の層としてかまたはこの順序で別個に該
支持体上に設けられており、該光導電性絶縁層は
実質的に正負両極性に帯電可能であつてかつ現像
像を有するポジ型感光層の選択的除去を阻害しな
い性質を有することを特徴とする平版印刷版用感
光材料が同一出願人によつて提案された(特開昭
57−90648号公報)。
この方法により前記の従来法における欠点を除
くことができ、工程の簡易化と優れた解像力が得
られるという点では一応の目的を達することがで
きたが、感光層としてポジ型感光層を用いている
ので、ポジ原稿からポジ画像を得たり、ネガ原稿
からネガ画像を得る場合には便利であつたが、例
えばネガ原稿からポジ画像を得る場合には光導電
性絶縁層にトナー像を作る場合に反転現像を行わ
なければならず、正現像に較べてやや複雑な現像
工程を必要とした。
本発明者は上記の方法において、ポジ型感光層
に代えてネガ型感光層を用いることによりネガ原
稿から優れた解像力のポジ画像を有する平版印刷
を正現像によつて得ることができた。
従つて、本発明の目的は、電子写真法を利用し
てネガ画像からポジ画像を有する平版印刷版の製
造方法を提供するにある。
本発明の他の目的は上記の方法に用いる平版印
刷版用感光材料を提供するにある。
すなわち、本発明は親水性表面を有する導電性
支持体上にネガ型感光層及び光導電性絶縁層を同
一の層またはネガ型感光層を下層とする二層とし
て有する感光材料を電子写真的に処理して光導電
性絶縁層上に静電潜像を形成し、ネガ型感光層が
感光性を有する波長の光に対して不透明な現像剤
粒子で該潜像を現像し、得られた現像像を介して
該ネガ型感光層を露光し、次いで該ネガ型感光層
の非露光部又は非露光部とその上に設けられてい
る光導電性絶縁層とを特徴とする平版印刷版の製
造方法及び親水性表面を有する導電性支持上に、
ネガ型感光層及び光導電性絶縁層を同一の層また
はネガ型感光層を下層とする二層として有し、該
光導電性絶縁層は電子写真的に現像粒子の像を形
成することができ、該現像剤粒子はネガ型感光層
が感光性を有する波長の光に対して不透明であ
り、且つ該光導電性絶縁層がネガ型感光層の選択
的除去を阻害しない性質を有することを特徴とす
る平版印刷用感光材料。
本発明方法を図面を参照しながら説明する。第
1図は本発明による平版印刷版の製造工程を順次
図示したものであり、第1図a工程においては接
地された導電性支持体3の上にネガ型感光層2を
介して設けられた光導電性絶縁層1の表面に帯電
器4により帯電させる。帯電器は静電写真技術に
おいて普通に使用されているコロトロン型のもの
が用いられる。次にランプ5により像露光bして
光導電性絶縁層1上の非画像部の電荷を除去す
る。このとき原稿6としてポジ原稿を使用すれば
ポジ潜像が得られ、ネガ原稿を使用すればネガ潜
像が得られる。静電潜像を形成された感光板は次
に液体現像c工程に付されトナー像7が形成され
る。現像時間は感光体の帯電電位、トナーのゼー
タ電位、現像電極、現像方法によつて変化する
が、通常数秒〜1分間の範囲内で次の段階で光パ
ターンマスクとして使用するのに充分な濃度が得
られる。光導電性絶縁層を第1図に示すように正
に帯電する場合には負極性のトナーを用い、負に
帯電する場合には正極性のトナーを用いる。な
お、液体現像を行う場合には一般に現像電極が用
いられる。
現像が終つた感光板は現像液をスキージで除去
した後、例えば紫外線ランプ8により全面露光d
工程を行う。この露光により、ネガ型感光層の非
画像部(光導電層にトナー像を有さない部分)は
紫外線照射を受けて非可溶化される。d工程で全
面露光処理を経た感光板を溶解e−1工程または
e−2工程にてアルカリ溶液で処理すると、ネガ
型感光層は非照射部が可溶性で照射部が非可溶化
されるので、画像部(非照射部)が除去され、非
画像部(照射部)が支持体上に残り、ネガ画像に
対してポジ像を有する平版印刷版が得られる。溶
解工程により平版印刷版を作る場合にe−1工程
のように光導電層1を感光層2の上に残しておい
てもよく、またe−2工程のように光導電層を除
き感光層2を支持体3上に残してもよい。
本発明の他の態様として光導電性絶縁層1とネ
ガ型感光層2との間に中間層9を設た感光材料を
使用することができる(第4図参照)。この中間
層は光導電性絶縁層の表面に負荷された電荷と逆
極性の電荷が導電性支持体のネガ型感光層側に保
持されるのを促進するために導電性であるが、こ
の中間層を設けることによつて光導電性絶縁層が
ネガ型感光層に浸透、混合するのを防止すること
ができる。この中間層はネガ型感光層に対して不
溶性である適当な導電性を有する水溶性樹脂であ
り、溶解e−2工程により溶解除去されるが同時
にトナー像を有する光導電性絶縁層も脱離される
ので支持体上にポジ型感光層の刷面を有する平版
用印刷版が得られる。
本発明による平版印刷版用感光材料において光
導電性絶縁層とネガ型感光層とが同一の層として
形成されている場合にこの層は光導電性材料粉
末、絶縁性結着剤樹脂およびネガ型感光剤溶液を
混合して均一な分散液を作り、これを導電性支持
体の砂目立てした面に塗布し、乾燥して形成する
ことができる。
一般に光導電性絶縁層の厚さは帯電性、光透過
性、現像時間、解像度に影響を及ぼすが、通常は
0.5〜5μ、好ましくは1〜2μの範囲内で最良の結
果が得られる。
中間層の厚さは溶解工程で使用する溶剤の浸透
性、および解像力によつてきまり、通常0.5〜5μ、
好ましくは0.2〜0.5μの範囲内である。
本発明による光導電性絶縁層に使用される光導
電性材料としては従来一般に電子写真用感光材料
として知られている多くのものが挙げられるが、
絶縁性結着剤樹脂中に分散または溶解した形で使
用することが好ましく、かつ下層にあるポジ型感
光層の吸収波長光を吸収しないものを採用するか
または光導電性絶縁層の厚さをできるだけ薄くし
て透過光量を大きくすることが好ましい。光導電
性絶縁層は正負何れにも帯電させて使用すること
ができるが、正コロナ帯電に適する光導電性材料
としてはSe、Se−Te、PbO等の無機材料、およ
びアントラセン、ペリレン、テトラセン、カルバ
ゾール、テトラベンジル−p−フエニレンジアミ
ン、アシルヒドラゾン誘導体、オキサジアゾール
誘導体、ピラゾリン誘導体、イミダゾロン誘導
体、イミダゾチオン誘導体、ベンズイミダゾール
誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、ベンズチア
ゾール誘導体等の低分子物質、インジゴ、メタル
フリーフタロシアニン、金属フタロシアニン、ス
クエアリウム、ジメチルペリルイミド、などの有
機顔料、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリア
セナフチレン、ポリビニルアントラセン、ポリビ
ニルピレン、ポリビニルテトラセン、ポリビニル
ペリレン等の有機高分子物質が用いられる。負コ
ロナ帯電に適する光導電性材料としてはZnO、
CdS、TiO等の無機材料、トリニトロフルオレノ
ン、テトラニトロフルオレノン、ジニトロアント
ラセン、テトラシアノピレン等の低分子物質、ク
ロロジアンブルー等の有機願料、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾールと2,4,7−トリニトロフルオ
レノンなどの錯体が用いられる。そして両性帯電
に適する光導電性材料としては前記有機物質と結
着剤樹脂との組合せを使用することができるが、
特に実用に供する高感度を示す材料としてはメタ
ルフリーフタロシアニン、金属フタロシアニン、
オキサジアゾール誘導体、ビラゾリン誘導体が挙
げられる。又、さらに、電荷発生剤と電荷輸送剤
とを含む感光材料、アルカリ可溶性樹脂とカルバ
ゾール等の光導電物質との共重合体等も使用する
ことができる。
光導電性絶縁層は、溶解e−1,e−2工程に
おいてポジ型感光層の選択的除去を阻害しないた
め、すなわちその非画像部がネガ型感光層の非画
像部と共に溶解除去されるために、アルカリ可溶
性樹脂を含有していることが好ましい。このよう
なアルカリ可溶性樹脂としては高分子有機光導電
性物質の結着剤としてあるいは低分子有機光導電
性物質の溶媒として役立つフイルム形成性のある
絶縁性樹脂が好ましく、このような樹脂としては
例えばフエノール−ホルムアルデヒド樹脂、メタ
クレゾールホルムアルデヒド樹脂、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸−ポリア
クリル酸アミド共重合体、フマル酸エチレングリ
コール共重合体、メチルビニルエーテル−無水マ
レイン酸共重合体、アクリロイルグリシン−酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、ポリアミド、アルカリ可溶アジ
ド樹脂、ハロゲン化ポリスチレン等の合成樹脂お
よびシエラツク、プロテイン、グルー等の天然樹
脂が挙げられる。
光導電性絶縁層に使用される光導電性材料粒子
の結着剤としては該層の帯電性を向上させるため
に絶縁性の樹脂、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアク
リレート、ポリメチルメタクリレート、ポリビニ
ルフルオライド、ポリビニルクロライド、ポリビ
ニルアセテート、ポリスチレン、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリメタクリレート、シリコン
樹脂、塩化ゴム、エポキシ樹脂、純および変性ア
ルキツド樹脂、ポリエチルメタクリレート、ポリ
−n−ブチルメタクリレート、酢酸セルロース、
ケトン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアクリロニトリル、ロジン誘導体、ポリ塩化ビ
ニリデン、ニトロセルロースが挙げられる。
光導電性絶縁層とポジ型感光層との間に場合に
より設けられる中間層としては適当な導電性を有
する水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコール、
アルキルヒドロキシアルキルセルロース、ポリア
クリル酸およびその誘導体、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエ
ーテル、無水マレイン酸とビニルあるいはアクリ
ル化合物との反応体などが用いられる。
本発明に用いられるネガ型感光層の組成物は、
例えば、米国特許第2714066号明細書に記載され
ているジアゾ化合物又はジアゾ樹脂単独のもの
や、例えば米国特許第2826501号や英国特許第
1074392号明細書に記載されているようなジアゾ
化合物又はジアゾ樹脂と担体との混合物がある。
ジアゾ化合物にはジアゾニウム塩およびP−ジ
アゾフエニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合
物に代表されるジアゾ樹脂が含まれる。
特に好ましいジアゾ化合物としては、P−ジア
ゾジフエニルアミンの塩、例えばフエノール塩、
フルオロカプリン酸塩、及びトリイソプロピルナ
フタレンスルホン酸、4.4′−ビフエニルジスルホ
ン酸、5−ニトロオルト−トルエンスルホン酸、
5−スルホサルチル酸、2.5−ジメチルベンゼン
スルホン酸、2−ニトロベンゼンスルホン酸、3
−クロロベンゼンスルホン酸、3−プロモベンゼ
ンスルホン酸、2−クロロ−5−ニトロベンゼン
スルホン酸、2−フルオロカプリルナフタレンス
ルホン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、2
−メトキシ−4−ヒドロオキシ−5−ベンゾイル
−ベンゼンスルホン酸及びパラトルエンスルホン
酸などのスルホン酸の塩などとホルムアルデヒド
との縮合物のように一分子中に2個以上のジアゾ
基を有する化合物である。この他望ましいジアゾ
化合物としては上記の塩を含む2.5−ジメトキシ
−4−P−トリルメルカプトンベンゼンジアゾニ
ウムとホルムアルデヒドの縮合物、2.5−ジメト
キシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウムとホ
ルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合
物、および特開昭48−33907号公報に記載されて
いる化合物がある。
更に他の有用なジアゾ化合物、米国特許第
2649373号明細書に記載されているような化合物
を含む。
もつとも好適なるジアゾ化合物はP−ジアゾジ
フエニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物の
2−メトキシ−4−ヒドロオキシ−5−ベンゾイ
ルベンゼンスルホン酸塩である。ジアゾ化合物と
共に用いられる担体としては、例えば特公昭52−
7364号公報や特開昭50−118802号公報に記載され
ているような2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト共重合体、特開昭54−9861号公報に記載の芳香
族性水酸基を有する単量体の共重合体、特開昭50
−30604号公報に記載のβ−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートの重合体及びβ−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレートを50%以上含む共
重合体、及び特開昭56−9697号公報に記載の上記
(メタ)アクリレートの重合体又は共重合体の一
部を親水性のエーテル基を有する低分子量のポリ
ウレタン樹脂で置き換えたもの等が用いられる。
又、その他のネガ作用を有する光重合性組成物
について説明する。光重合性組成物はバインダ
ー、付加重合性不飽和モノマー、および光重合開
始剤からなる。光重合性組成物のバインダーは、
メチル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル
酸共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体
のハーフエステル及びハーフアマイド、ベンジル
(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル酸共重
合体、ベンジル(メタ)アクリレート/イタコン
酸共重合体、スチレン/イタコン酸共重合体、酢
酸ビニル/クロトン酸共重合体、酸性フタル酸セ
ルロース、(メタ)アクリル酸/スチレン/アル
キル(メタ)アクリレート共重合体、等が使用で
きる。
不飽和モノマーは、少なくとも1つの付加重合
性不飽和基を有する化合物が有用であるが、特に
望ましいものは、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールエタントリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ール及びジペンタエリスリトールのトリ−、テト
ラ−もしくはヘキサ(メタ)アクリレート、エポ
キシジ(メタ)クリレート、特公昭52−7361号公
報に開示されているようなオリゴアクリレート、
特公昭48−41708号公報に開示されているような
アクリルウレタン樹脂またはアクリルウレタンの
オリゴマー等である。
光重合開始剤としては、米国特許第2367660号
明細書に開示されているビシナールポリケタルド
ニル化合物、米国特許第2367661号及び第2367670
号明細書に開示されているα−カルボニル化合
物、米国特許第2448828号明細書に開示されてい
るアシロインエーテル、米国特許第2722512号明
細書に開示されているα−炭化水素で置換された
芳香族アシロイン化合物、米国特許第3046127号
及び第2951758号明細書に開示されている多核キ
ノン化合物、米国特許第3549367号明細書に開示
されているトリアリルイミダゾールダイマー/p
−アミノフエニルケトンの組合せ、特公昭51−
48516号公報に開示されているベンゾチアゾール
系化合物、特開昭54−74887号公報に開示されて
いるベンゾチアゾール系化合物/トリハロメチル
−s−トリアジン系化合物及び米国特許第
3751259号明細書に開示されているアクリジン及
びフエナジン化合物等がある。
以上の他に更に熱重合防止剤を加えておくこと
が好ましく、例えばハイドロキノン、p−メトキ
シフエノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベン
ゾキノン、4.4′−チオビス(3−メチル−6−t
−ブチルフエノール)、2.2′−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフエノール)、2−メ
ルカプトベンゾイミダゾール等が有用であり、ま
た場合によつては感光層の着色を目的として染料
もしくは顔料や焼出剤としてPH指示薬等を添加す
ることもできる。
感光層を紫外線で露光後、光導電層にトナーが
存在していた未露部を現像液で選択的に溶出除去
する。現像液の組成は、用いられるジアゾ化合物
や担体の種類によつて異なるが、一般にラウリル
アルコールサルフエートのナトリウム塩(モノゲ
ンY−100、第一工業製薬K.K.製、商品名)、ア
ルキルラウリル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム
オクチル、硫酸ラウリルのアンモニウム塩、スル
ホン酸ナトリウムキシレン、N,N−ジヒドロキ
シエチレングリシンのモノナトリウム塩等の湿潤
剤又は無機アルカリ剤や有機アミン化合物等のア
ルカリを含む水溶液が用いられる。この場合、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ペンシル
アルコール等の如きアルコール類、酢酸エチル、
酢酸ブチル等のカルボン酸エステル;メチルイソ
ブチルケトン等の如きケトン類;キシレンの如き
アルキル置換芳香族炭化水素などのような水混和
性有機溶剤を少量加えることが望ましい。
このような組成のネガ型感光層は導電性支持体
上に通常約0.5〜7g/m2の量で塗布される。
本発明による平版印刷版用感光材料の光導電性
絶縁層における光導電性材料、絶縁性樹脂、アル
カリ可溶性樹脂の混合比は光導電性、帯電性、光
透過性、現像液の溶解および浸透速度によつて決
定される。光導電性材料5〜30重量%、絶縁性樹
脂0〜30重量%、アルカリ可溶性樹脂50〜85重量
%の比率において良効な特性が得られる。低抵抗
のアルカリ可溶性樹脂を用いるときは絶縁性樹脂
より帯電性を向上させ、高抵抗のアルカリ可溶性
樹脂を用いるときは絶縁性樹脂を混合しなくても
よい。光導電性絶縁層とネガ型感光層とを同一の
層として形成するときには光導電性材料5〜30重
量%、絶縁性樹脂0〜30重量%、光可溶性物質50
〜85重量%を混合割合を用いることができる。
本発明による平版印刷版用感光材料の最下層に
ある導電性支持体は例えば表面処理されたアルミ
ニウム板からなり、この表面処理した面上にポジ
型感光層を有している。好ましいアルミニウム板
としては、純アルミニウム板およびアルミニウム
合金板があり、更にアルミニウムがラミネートも
しくは蒸着されたプラスチツクフイルムも挙げら
れる。アルミニウム板の表面は砂目立て処理、珪
酸ソーダ、弗化ジルコニウム酸カリウム、燐酸塩
等の水溶液への浸漬処理、あるいは陽極酸化処理
などの表面処理がなされていることが好ましい。
これらの表面処理、すなわち親水化処理は支持体
表面を親水性にするために行われるが、同時に支
持体上に設けられるポジ型感光層との有害な反応
を防ぎかつ該感光層との密着性を向上させること
ができる。
本発明方法の液体現像c工程において使用する
電子写真用液体現像剤としては、すでによく知ら
れた現像剤としてのカーボンブラツクその他をガ
ソリン、ケロセン、4塩化炭素に分散したもの
で、電気的特性を均一にするためにアルキツド樹
脂、アマニ油などの制御剤を用いて改良したもの
が使用できる(特公昭35−13424参照)。負帯電お
よび正帯電トナーの両者が使用可能で、負帯電ト
ナーとしてはカーボンブラツク、クロム酸鉛、チ
ヤコールなどを脂肪族炭化水素、ガソリン、シク
ロヘキサン、ペンタン、CCl4などの中に分散し、
制御剤としてアマニ油、ポリエチレン、シエラツ
クなどを加えたものがあり、正帯電トナーとして
はカーボンブラツク、フタロシアニンブルー、チ
ヤコール、ベルミリオンレツドなどを脂肪族炭化
水素、ケロセン、シクロヘキサン、ペンタン、
CCl4などの中に分散し、制御剤としてアルキツ
ド樹脂、ベルサミド、テルギトールなどを加えた
ものがある。現像剤粒子の大きさは1μ以下のも
のを使用するがこれは高解像度画像を得るのに適
している。
以上、本発明を液体現像する場合について説明
したが、本発明はこれのみに限られずカスケード
現像、磁気ブラシ現像等も用いることができる。
以下、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。
実施例 1 厚さ0.24mmの砂目立てされたアルミニウム板を
硫酸浴中で陽極酸化し、約2.7g/m2の酸化皮膜
をつくりよく洗浄した後、乾燥しその上に下記の
処方※で調整した感光液をホイラーにより塗布し
乾燥時塗布量1.2g/m2の感光層を得た。
※(感光液処方) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合
体(米国特許第1505739号明細書実施例1に
記載されたもの) 0.87g P−ジアゾジフエニルアミンとパラホルムア
ルデヒドの縮合物の2−メトキシ−4−ヒド
ロオキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン
酸塩 0.1g 2−メトキシエタノール 6g メタノール 6g エチレンジクロライド 6g この上に、さらに光半導体層を次の感光液※※
から、超音波分散液により5分間分散処理してか
ら、ワイヤーバーにより塗布し、70℃で1分間乾
燥した。光半導体層の固形分塗布量は2.5g/m2
である。
※※ ノボラツク型フエノール樹脂(イソプロピル
アルコール中33%) 12g −(エチルアクリレート62−メチルメタクリレ
ート25−メタアクリル酸13−)(エチルアルコ
ール中25%) 4g フタロシアニン顔料(スミカプリントGN−
O、住友化学(株)製) 1g トルエン 25g この感光板に、コロナ帯電々圧+6000Vに設定
したコロナ帯電器により正コロナ帯電を行ない、
次にタングステン電球による60ルクスの照射光を
ネガ透過原稿を通して2秒間露光した。次に暗中
で負極性トナーを有する液体現像液(リコー製
MRP−610)を満たしたステンレス中に下向きに
して10秒間トナー現像して感光板上にトナーによ
るネガ画像を得た。次にフジフイルム社製A3プ
リンター(PS版用露光材)で60秒間全面露光し
て、フジフイルム社製PS版用原像液DN−3Cを
水で1/2に希釈した液中で1分間現像を行なつた
ところ、ポジ画像を有する平版印刷版が得られ
た。この平版印刷版を用いてオフセツト印刷を行
なつたところ、鮮明な印刷物が4万枚以上得られ
た。
実施例 2 実施例と同じアルミニウム支持体上に次の感光
液処方※で調整した感光液を、ホイラーにより塗
布し乾燥時塗布量1.7g/m2の感光層を得た。
※ ポリ−p−ビニルフエノールケイ皮酸エステ
ル 25g 5−ニトロアセナフテン 3g 2,6−ジ(4′−アジドベンザル)−4−メ
チフレシクロヘキサノン 1.5g メチルエチルケトン 200g トルエン 30g この上に、さらに下記の処方※※で実施例1と
同様な手断で乾燥塗布量1.9g/m2の光半導体層
を設けた。
※※ −(エチルアクリレート62−メチルメタクリレ
ート25−メチルアクリル酸13−)(25%エチル
アルコール中) 12g ミクロリス4G−T(チバガイギー製フタロシ
アニン顔料) 1.5g トルエン 25g この感光板を実施例1と同じ手段で処理し、感
光板上にトナーによるネガ画像を得た。次に、フ
ジフイルム社製A3プリンター(PS版用露光機)
で90秒間全面露光した後、Na2SiO3・9H2O20重
量部、ベンジルアルコール20重量部、水酸化ナト
リウム2重量部、界面活性剤ミグノール802(30%
水溶液)3重量部及び955重量部よりなる現像液
に約40秒間浸漬後水洗し乾燥してポジ画像を有す
る平版印刷版を得た。この平版印刷版を用いてオ
フセツト印刷を行なつたところ、鮮明な印刷物が
8万枚以上得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜e−2は本発明方法の工程を説明す
るための図であり、第2図、3図および4図は本
発明の平版印刷版用感光材料の構造の概要を示す
図である。 図中符号:1,1′……光導電性絶縁層、2……
ネガ型感光層、3……導電性支持体、4……帯電
器、5……ランプ、6……原稿、7……トナー
像、8……紫外線ランプ、9……中間層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 親水性表面を有する導電性支持体上にネガ型
    感光層及び光導電性絶縁層を同一の層またはネガ
    型感光層を下層とする二層として有する感光材料
    を電子写真的に処理して光導電性絶縁層上に静電
    潜像を形成し、ネガ型感光層が感光性を有する波
    長の光に対して不透明な現像剤粒子で該潜像を現
    像し、得られた現像像を介して該ネガ型感光層を
    露光し、次いで該ネガ型感光層の非露光部又は非
    露光部とその上に設けられている光導電性絶縁層
    とを特徴とする平版印刷版の製造方法。 2 ネガ型感光層と光導電性絶縁層とが二層より
    なり、両層の間に中間層が設けられている特許請
    求の範囲第1項記載の平版印刷版の製造方法。 3 親水性表面を有する導電性支持上に、ネガ型
    感光層及び光導電性絶縁層を同一の層またはネガ
    型感光層を下層とする二層として有し、該光導電
    性絶縁層は電子写真的に現像粒子の像を形成する
    ことができ、該現像剤粒子はネガ型感光層が感光
    性を有する波長の光に対して不透明であり、且つ
    該光導電性絶縁層がネガ型感光層の選択的除去を
    阻害しない性質を有することを特徴とする平版印
    刷用感光材料。 4 ネガ型感光層と光導電性絶縁層とが二層より
    なり、両層の間に中間層が設けられている特許請
    求の範囲第3項記載の平版印刷版用感光材料。
JP57051064A 1982-03-03 1982-03-31 平版印刷版の製造方法及び平版印刷版用感光材料 Granted JPS58169154A (ja)

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US06/471,605 US4500617A (en) 1982-03-03 1983-03-03 Method for preparing a lithographic printing plate and a light-sensitive material used therefor

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