JPH0155690B2 - - Google Patents
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- JPH0155690B2 JPH0155690B2 JP71482A JP71482A JPH0155690B2 JP H0155690 B2 JPH0155690 B2 JP H0155690B2 JP 71482 A JP71482 A JP 71482A JP 71482 A JP71482 A JP 71482A JP H0155690 B2 JPH0155690 B2 JP H0155690B2
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- JP
- Japan
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- spring
- hub
- teeth
- sides
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/123—Wound springs
- F16F15/12313—Wound springs characterised by the dimension or shape of spring-containing windows
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
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- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/123—Wound springs
- F16F15/12353—Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations
- F16F15/1236—Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates
- F16F15/12366—Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs
- F16F15/12373—Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs the sets of springs being arranged at substantially the same radius
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として自動車用クラツチに適したダ
ンパーデイスク、特に内周面にスプライン内歯を
有し、外周面に略環状板形の内周側フランジを有
する第１ハブと、内周側フランジの外歯に回転方
向の遊びを隔てて嵌合する内歯を有する外周側フ
ランジと、両フランジの両側に配置された回動自
在のサイドプレートと、外周側フランジとサイド
プレートとの間に挿入されたトーシヨンスプリン
グを有するダンパーデイスクに関するものであ
る。
ンパーデイスク、特に内周面にスプライン内歯を
有し、外周面に略環状板形の内周側フランジを有
する第１ハブと、内周側フランジの外歯に回転方
向の遊びを隔てて嵌合する内歯を有する外周側フ
ランジと、両フランジの両側に配置された回動自
在のサイドプレートと、外周側フランジとサイド
プレートとの間に挿入されたトーシヨンスプリン
グを有するダンパーデイスクに関するものであ
る。
ダンパーデイスクのハブフランジを内周側フラ
ンジと外周側フランジとに分割し、両フランジを
内歯と外歯で円周方向に遊びを隔てて嵌した所謂
分割形ダンパーデイスクにおいては、既に弱い捩
りスプリングをトーシヨンスプリングとして両ハ
ブ間に介装し、低捩り角度範囲の捩り特性を与え
る第１段目のスプリングとしているダンパーデイ
スクが出願されている（特願昭56−20510）。しか
しその構成では、外周側フランジに切欠きや窓孔
を設け、更に第２フランジを挾持するプレートを
設ける必要があり、構造が複雑になるばかりでな
く、スプリングのスペースとハブの動力伝達部の
強度とが干渉し合うため、強度確保上ダンパーデ
イスクの捩り角度としては20度程度が限界であ
る。
ンジと外周側フランジとに分割し、両フランジを
内歯と外歯で円周方向に遊びを隔てて嵌した所謂
分割形ダンパーデイスクにおいては、既に弱い捩
りスプリングをトーシヨンスプリングとして両ハ
ブ間に介装し、低捩り角度範囲の捩り特性を与え
る第１段目のスプリングとしているダンパーデイ
スクが出願されている（特願昭56−20510）。しか
しその構成では、外周側フランジに切欠きや窓孔
を設け、更に第２フランジを挾持するプレートを
設ける必要があり、構造が複雑になるばかりでな
く、スプリングのスペースとハブの動力伝達部の
強度とが干渉し合うため、強度確保上ダンパーデ
イスクの捩り角度としては20度程度が限界であ
る。
本発明は上記問題に鑑み、上記従来のハブ分割
型のダンパーデイスクの形状をほとんど変えず、
又ハブの強度を抵下させることをなしに、捩り角
を45度程度まで大きくできる広捩り角ダンパーデ
イスクを提供することを目的とし、内周側フラン
ジの外歯と外周側フランジの内歯との間に円周方
向に長い遊びを設け、円筒状の第１ハブを略１周
にわたつて囲むように湾曲したリング状スプリン
グを、両フランジの両側にそれぞれ設け、各々の
リング状スプリングの一端を内周側フランジに係
合し、他端を外周側フランジに係合して初期状態
では前記遊びが略等しくなるように前記第１ハブ
を中心線に対して対称に両リング状スプリングを
配置し、外周側フランジの両側面に環状の摩擦板
を設け、この摩擦板をいずれか一方のサイドプレ
ートに連結した板ばねで外周側フランジの両側面
に圧接して外周側フランジを軸方向に保持するよ
うにしたことを特徴としている。
型のダンパーデイスクの形状をほとんど変えず、
又ハブの強度を抵下させることをなしに、捩り角
を45度程度まで大きくできる広捩り角ダンパーデ
イスクを提供することを目的とし、内周側フラン
ジの外歯と外周側フランジの内歯との間に円周方
向に長い遊びを設け、円筒状の第１ハブを略１周
にわたつて囲むように湾曲したリング状スプリン
グを、両フランジの両側にそれぞれ設け、各々の
リング状スプリングの一端を内周側フランジに係
合し、他端を外周側フランジに係合して初期状態
では前記遊びが略等しくなるように前記第１ハブ
を中心線に対して対称に両リング状スプリングを
配置し、外周側フランジの両側面に環状の摩擦板
を設け、この摩擦板をいずれか一方のサイドプレ
ートに連結した板ばねで外周側フランジの両側面
に圧接して外周側フランジを軸方向に保持するよ
うにしたことを特徴としている。
次に図面に基づいて本発明を説明する。第１図
は本発明を自動車用クラツチのクラツチデイスク
に採用した場合の縦断面図で、その−断面を
示す第３図の−線に沿う断面に相当してお
り、第２図は第３図の−線に沿う断面図であ
る。第１図において第１ハブ１は内周の内歯スプ
ライン２の部分で水平な出力側クラツチ軸（図示
せず）にスプライン嵌合しており、フランジ３
（内周側フランジ）を一体に有している。フラン
ジ３を囲み、それと同一厚さの外周側フランジ４
が第１図の同一垂直面上にあり、第３図のように
フランジ３の外周面に設けた外歯５が外周側フラ
ンジ４の内周面に設けた内歯６と円周方向の遊び
７，７′を隔てて噛み合つている。遊び７，７′は
比較的長く設定されており、両フランジ３，４は
遊び７，７′に対応する捩り角度範囲で回動自在
に嵌合している。両フランジ３，４は第３図の中
心線Ｏ１に対して上下対称に形成されており、外
歯５′および内歯６′（いずれも破線で図示する）
が形成されている。
は本発明を自動車用クラツチのクラツチデイスク
に採用した場合の縦断面図で、その−断面を
示す第３図の−線に沿う断面に相当してお
り、第２図は第３図の−線に沿う断面図であ
る。第１図において第１ハブ１は内周の内歯スプ
ライン２の部分で水平な出力側クラツチ軸（図示
せず）にスプライン嵌合しており、フランジ３
（内周側フランジ）を一体に有している。フラン
ジ３を囲み、それと同一厚さの外周側フランジ４
が第１図の同一垂直面上にあり、第３図のように
フランジ３の外周面に設けた外歯５が外周側フラ
ンジ４の内周面に設けた内歯６と円周方向の遊び
７，７′を隔てて噛み合つている。遊び７，７′は
比較的長く設定されており、両フランジ３，４は
遊び７，７′に対応する捩り角度範囲で回動自在
に嵌合している。両フランジ３，４は第３図の中
心線Ｏ１に対して上下対称に形成されており、外
歯５′および内歯６′（いずれも破線で図示する）
が形成されている。
下半部の外歯５′、内歯６′も同様であるが、上
半部の外歯５および内歯６を例に説明すると、外
歯５の内周側フランジ３の凹部８との間には半径
方向の〓間９が設けられている。又、内歯６とフ
ランジ３の凹部１０は摺動自在に当接して、外周
側フランジ４が第１ハブ１のフランジ３に回動自
在に嵌合している。
半部の外歯５および内歯６を例に説明すると、外
歯５の内周側フランジ３の凹部８との間には半径
方向の〓間９が設けられている。又、内歯６とフ
ランジ３の凹部１０は摺動自在に当接して、外周
側フランジ４が第１ハブ１のフランジ３に回動自
在に嵌合している。
第１図に示すように両フランジ３，４の両側に
は、円形断面を有するばね鋼線製のリング状スプ
リング１２，１５がそれぞれ設けられており、こ
のリング状スプリング１２，１５で詳しくは後述
するように両フランジ３，４を弾性的に連結して
いる。
は、円形断面を有するばね鋼線製のリング状スプ
リング１２，１５がそれぞれ設けられており、こ
のリング状スプリング１２，１５で詳しくは後述
するように両フランジ３，４を弾性的に連結して
いる。
リング状スプリング１２は中心点Ｐ１（第１
図）を含む第３図中の第１ハブ１の中心線Ｏを中
心に略円弧状に湾曲した湾曲部５０と、湾曲部５
０から略接線状に伸びた直線部５１等からなり、
湾曲部５０に繋がる一端部５２をフランジ３の外
歯５に形成された孔１１に嵌合している。リング
状スプリング１２は一端部５２を孔１１に係止し
て、湾曲部５０は一端部５２から第３図で逆時計
回りに第１ハブ１の筒状部１３の周囲を略１周す
なわち点５３まで間隔を隔ててとり巻き、前記直
線部５１に連続している。直線部５１の端部は形
成されたスプリング１２の他端部５４は外周側フ
ランジ４の孔１４に係止している。このスプリン
グ１２は第１図の両フランジ３，４とリテイニン
グプレート２３との間に配置されている。
図）を含む第３図中の第１ハブ１の中心線Ｏを中
心に略円弧状に湾曲した湾曲部５０と、湾曲部５
０から略接線状に伸びた直線部５１等からなり、
湾曲部５０に繋がる一端部５２をフランジ３の外
歯５に形成された孔１１に嵌合している。リング
状スプリング１２は一端部５２を孔１１に係止し
て、湾曲部５０は一端部５２から第３図で逆時計
回りに第１ハブ１の筒状部１３の周囲を略１周す
なわち点５３まで間隔を隔ててとり巻き、前記直
線部５１に連続している。直線部５１の端部は形
成されたスプリング１２の他端部５４は外周側フ
ランジ４の孔１４に係止している。このスプリン
グ１２は第１図の両フランジ３，４とリテイニン
グプレート２３との間に配置されている。
一方、両フランジ３，４とクラツチプレート２
４との間にはリング状スプリング１５が配置され
ている。このスプリング１５も第３図に示すよう
にスプリング１２と同様に湾曲部５０′と直線部
５１′等からなり、一端部５２′を外歯５′の孔１
１′に係止して、孔１１′から逆時計回りに第１ハ
ブ１の筒状部１３の周囲を略１周、間隔を隔てて
とり巻き、直線部５１′の他端部５４′が外周側フ
ランジ４の孔１４′（第１図）に係止している。
４との間にはリング状スプリング１５が配置され
ている。このスプリング１５も第３図に示すよう
にスプリング１２と同様に湾曲部５０′と直線部
５１′等からなり、一端部５２′を外歯５′の孔１
１′に係止して、孔１１′から逆時計回りに第１ハ
ブ１の筒状部１３の周囲を略１周、間隔を隔てて
とり巻き、直線部５１′の他端部５４′が外周側フ
ランジ４の孔１４′（第１図）に係止している。
したがつて、両スプリング１２，１５は第３図
の第１ハブ１の中心線Ｏ（第３図の紙面に直角）
を中心として点対称に設けられており、中心線Ｏ
回りの互いに逆方向に働く両スプリング１２，１
５のばね力で両フランジ３，４を弾性的に連結し
ている。これらのスプリング１２，１５のばね力
は略釣り合つており、クラツチデイスクが捩じら
れる前の初期状態では、第３図のように間〓７，
７′は略同一長さに保たれている。
の第１ハブ１の中心線Ｏ（第３図の紙面に直角）
を中心として点対称に設けられており、中心線Ｏ
回りの互いに逆方向に働く両スプリング１２，１
５のばね力で両フランジ３，４を弾性的に連結し
ている。これらのスプリング１２，１５のばね力
は略釣り合つており、クラツチデイスクが捩じら
れる前の初期状態では、第３図のように間〓７，
７′は略同一長さに保たれている。
フランジ３の両側面にはフリクシヨンワツシ
ヤ、等の摩擦材２２及び、コーンスプリング等の
押付部材２２′を介して、サイドプレート２１を
形成するリテイニングプレート２３とクラツチプ
レート２４とが、両プレート２３，２４の外周部
をストツプピン２５により互いに接近するように
連結一体化することによつて圧接している。外周
側フランジ４の同一円周上２箇所に設けられた切
欠窓２６（第３図）には、中心線が円周方向に延
びる姿勢で第１トーシヨンスプリング２７が縮設
され、切欠窓２６より張り出したスプリング２７
の部分は両プレート２３，２４に設けた窓孔２８
に嵌合している。切欠窓２６及び窓孔２８のデイ
スク円周方向両端の端面２６ａ，２８ａは第３図
に示す通常の中立時に円周上の位置が合致してお
り、従つてトーシヨンスプリング２７の両端面は
中立時に端面２６ａ，２８ａに圧接する。更に外
周側フランジ４には同一円周上２箇所に更に別の
２箇の切欠窓３０が設けてあり、この切欠窓３０
には第２トーシヨンスプリング３１が円周方向の
間隙３２，３２′を隔てて収容されている。切欠
窓３０より張り出したスプリング３１の部分は両
プレート２３，２４に設けた窓孔３３の端面３３
ａに圧接している。
ヤ、等の摩擦材２２及び、コーンスプリング等の
押付部材２２′を介して、サイドプレート２１を
形成するリテイニングプレート２３とクラツチプ
レート２４とが、両プレート２３，２４の外周部
をストツプピン２５により互いに接近するように
連結一体化することによつて圧接している。外周
側フランジ４の同一円周上２箇所に設けられた切
欠窓２６（第３図）には、中心線が円周方向に延
びる姿勢で第１トーシヨンスプリング２７が縮設
され、切欠窓２６より張り出したスプリング２７
の部分は両プレート２３，２４に設けた窓孔２８
に嵌合している。切欠窓２６及び窓孔２８のデイ
スク円周方向両端の端面２６ａ，２８ａは第３図
に示す通常の中立時に円周上の位置が合致してお
り、従つてトーシヨンスプリング２７の両端面は
中立時に端面２６ａ，２８ａに圧接する。更に外
周側フランジ４には同一円周上２箇所に更に別の
２箇の切欠窓３０が設けてあり、この切欠窓３０
には第２トーシヨンスプリング３１が円周方向の
間隙３２，３２′を隔てて収容されている。切欠
窓３０より張り出したスプリング３１の部分は両
プレート２３，２４に設けた窓孔３３の端面３３
ａに圧接している。
クラツチプレート２４の外周部には、半径方向
外方にクツシヨニングプレート３７を介してフエ
ーシング３８が、半径方向内方の第２ハブ４とク
ラツチプレート２４との間には板ばね３９がそれ
ぞれ設けられ、リベツト４０によつてクラツチプ
レート２４に一体的に固着されている。更に第２
図に示すように、外周側フランジ４の両側には摩
擦板４１が接着されており、摩擦板４１は夫々リ
テイニングプレート２３と、板ばね３９に圧接し
ている。フエーシング３８は図示されていないエ
ンジン側フライホイールとクラツチケース側プレ
ツシヤプレートに対向している。なおストツプピ
ン２５は外周側フランジ４の外周部に設けた切欠
３６に円周方向の間隙を隔てて配置されている。
外方にクツシヨニングプレート３７を介してフエ
ーシング３８が、半径方向内方の第２ハブ４とク
ラツチプレート２４との間には板ばね３９がそれ
ぞれ設けられ、リベツト４０によつてクラツチプ
レート２４に一体的に固着されている。更に第２
図に示すように、外周側フランジ４の両側には摩
擦板４１が接着されており、摩擦板４１は夫々リ
テイニングプレート２３と、板ばね３９に圧接し
ている。フエーシング３８は図示されていないエ
ンジン側フライホイールとクラツチケース側プレ
ツシヤプレートに対向している。なおストツプピ
ン２５は外周側フランジ４の外周部に設けた切欠
３６に円周方向の間隙を隔てて配置されている。
次に作動を説明する。エンジンからの回転力を
車軸に伝達する場合は、デイスク外周のフエーシ
ング３８のフライホイールに圧接し、第１ハブ１
内のクラツチ軸から動力を取り出すのであるが、
説明の便宜上、仮にフエーシング３８を固定し、
第１ハブ１を矢印Ａ方向（第３図）に回動させた
場合を考える。外周側フランジ４が強い第１トー
シヨンスプリング２７により固定されているた
め、まずリング状スプリング１２が圧縮され同時
にスプリング１５も圧縮される。この時第１トー
シヨンスプリング２７にも力が加わるが、スプリ
ング１２，１５に比べてはるかに強いスプリング
を用いているため、スプリング２７の圧縮は無視
できる。第１ハブ１に加えた矢印Ａ方向のトルク
はフランジ３、リング状スプリング１２，１５、
外周側フランジ４、第１トーシヨンスプリング２
７、クラツチプレート２４、クツシヨニングプレ
ート３７を経てフエーシング３８に伝えられる。
１段目のスプリングとなるリング状スプリング１
２，１５としては充分柔らかいものを採用してい
るため、捩り角度の増加に対する捩りトルクの増
加は第４図T1のように僅かである。そして捩り
角度がθ1（実施例では32度に設定）になると外歯
５と内歯６の遊び７が０となり、外歯５が内歯６
に衝突し、フランジ３と第２ハブ４が一体化して
同一の動きをするようになり、第１トーシヨンス
プリング２７の圧縮が開始される（第４図T2）。
その後外周側フランジ４がθ2だけ回動すると、間
隙３２が０になり、切欠窓３０の端面３０ａが第
２トーシヨンスプリング３１の端面に衝突し、３
段目のスプリング３１の圧縮が始まり、外周側フ
ランジ４が回動し始めてから捩り角度がθ3になつ
たときストツプピン２５が切欠３６の端面３６ａ
に衝突してデイスク全体が一体化する。即ちその
時にデイスクの最大捩り角度が与えられる。一方
１段目のヒステリシスはフランジ３とサイドプレ
ート２１の間の摩擦材２２により発生し、２段目
及び３段目のヒステリシスは上記摩擦材２２に加
えて外周側フランジ４と板ばね３９、リテイニン
グプレート２３の間の摩擦板４１により発生す
る。そして２段目のヒステリシスは捩り特性の２
段目T2の立ち上り部分より発生する。最大捩り
角度迄捩れた後に捩り角度が減少する時の捩りト
ルクは第４図のT3′，T2′，T1′の線に沿い変化す
る。１段目のヒステリシスは十分小さいため第４
図ではT1，T1′を同一直線で示している。捩り角
度がマイナス側に変化する場合の特性は第４図の
左半分に示す通りにプラス側と略対称になる。
車軸に伝達する場合は、デイスク外周のフエーシ
ング３８のフライホイールに圧接し、第１ハブ１
内のクラツチ軸から動力を取り出すのであるが、
説明の便宜上、仮にフエーシング３８を固定し、
第１ハブ１を矢印Ａ方向（第３図）に回動させた
場合を考える。外周側フランジ４が強い第１トー
シヨンスプリング２７により固定されているた
め、まずリング状スプリング１２が圧縮され同時
にスプリング１５も圧縮される。この時第１トー
シヨンスプリング２７にも力が加わるが、スプリ
ング１２，１５に比べてはるかに強いスプリング
を用いているため、スプリング２７の圧縮は無視
できる。第１ハブ１に加えた矢印Ａ方向のトルク
はフランジ３、リング状スプリング１２，１５、
外周側フランジ４、第１トーシヨンスプリング２
７、クラツチプレート２４、クツシヨニングプレ
ート３７を経てフエーシング３８に伝えられる。
１段目のスプリングとなるリング状スプリング１
２，１５としては充分柔らかいものを採用してい
るため、捩り角度の増加に対する捩りトルクの増
加は第４図T1のように僅かである。そして捩り
角度がθ1（実施例では32度に設定）になると外歯
５と内歯６の遊び７が０となり、外歯５が内歯６
に衝突し、フランジ３と第２ハブ４が一体化して
同一の動きをするようになり、第１トーシヨンス
プリング２７の圧縮が開始される（第４図T2）。
その後外周側フランジ４がθ2だけ回動すると、間
隙３２が０になり、切欠窓３０の端面３０ａが第
２トーシヨンスプリング３１の端面に衝突し、３
段目のスプリング３１の圧縮が始まり、外周側フ
ランジ４が回動し始めてから捩り角度がθ3になつ
たときストツプピン２５が切欠３６の端面３６ａ
に衝突してデイスク全体が一体化する。即ちその
時にデイスクの最大捩り角度が与えられる。一方
１段目のヒステリシスはフランジ３とサイドプレ
ート２１の間の摩擦材２２により発生し、２段目
及び３段目のヒステリシスは上記摩擦材２２に加
えて外周側フランジ４と板ばね３９、リテイニン
グプレート２３の間の摩擦板４１により発生す
る。そして２段目のヒステリシスは捩り特性の２
段目T2の立ち上り部分より発生する。最大捩り
角度迄捩れた後に捩り角度が減少する時の捩りト
ルクは第４図のT3′，T2′，T1′の線に沿い変化す
る。１段目のヒステリシスは十分小さいため第４
図ではT1，T1′を同一直線で示している。捩り角
度がマイナス側に変化する場合の特性は第４図の
左半分に示す通りにプラス側と略対称になる。
以上説明したように本発明においては、内周側
フランジ３の外歯５と外周側フランジ４の内歯６
との間に円周方向に長い遊び７，７′を設け、円
筒状の第１ハブ１を略１周にわたつて囲むように
湾曲したリング状スプリング１２，１５を、両フ
ランジの両側にそれぞれ設け、各々のリング状ス
プリング１２，１５の一端を内周側フランジ３に
係合し、他端を外周側フランジ４に係合して、初
期状態では前記遊び７，７′が略等しくなるよう
に前記第１ハブ１の中心線Ｏに対して対称に両リ
ング状スプリング１２，１５を配置し、外周側フ
ランジ４の両側面に環状の摩擦板４１を設け、こ
の摩擦板４１をいずれか一方のサイドプレート２
４に連結して板ばね９で外周側フランジ４の両側
面に圧接して外周側フランジ４を軸方向に保持す
るようにしたので、従来のようにフランジ３に切
欠きや窓孔を設けたり、外周側フランジ４を挾持
するプレートを設ける必要がなくなり、構造が簡
単になるばかりでなく、切欠きや窓孔による第１
ハブ１の強度の低下がないので、遊び７，７′を
大きくとることができ、リング状スプリング１
２，１５で大きな捩り角度範囲にわたつてばね力
を発揮でき、衝撃吸収能力が向上する。又従来の
形状をほとんど変えずに製作でき、しかも捩り角
度45度程度迄大きく設定できるため、製作コスト
が低くかつ高能力のダンパーデイスクが得られる
利点がある。
フランジ３の外歯５と外周側フランジ４の内歯６
との間に円周方向に長い遊び７，７′を設け、円
筒状の第１ハブ１を略１周にわたつて囲むように
湾曲したリング状スプリング１２，１５を、両フ
ランジの両側にそれぞれ設け、各々のリング状ス
プリング１２，１５の一端を内周側フランジ３に
係合し、他端を外周側フランジ４に係合して、初
期状態では前記遊び７，７′が略等しくなるよう
に前記第１ハブ１の中心線Ｏに対して対称に両リ
ング状スプリング１２，１５を配置し、外周側フ
ランジ４の両側面に環状の摩擦板４１を設け、こ
の摩擦板４１をいずれか一方のサイドプレート２
４に連結して板ばね９で外周側フランジ４の両側
面に圧接して外周側フランジ４を軸方向に保持す
るようにしたので、従来のようにフランジ３に切
欠きや窓孔を設けたり、外周側フランジ４を挾持
するプレートを設ける必要がなくなり、構造が簡
単になるばかりでなく、切欠きや窓孔による第１
ハブ１の強度の低下がないので、遊び７，７′を
大きくとることができ、リング状スプリング１
２，１５で大きな捩り角度範囲にわたつてばね力
を発揮でき、衝撃吸収能力が向上する。又従来の
形状をほとんど変えずに製作でき、しかも捩り角
度45度程度迄大きく設定できるため、製作コスト
が低くかつ高能力のダンパーデイスクが得られる
利点がある。
なお実施例では、第２段目、第３段目のヒステ
リシスは、外周側フランジ４に接着した摩擦板４
１をリテイニングプレート２３と板ばね３９に圧
接させることによつて得られるようにしたため、
摩擦板４１が中心より離れた位置となり、大きな
ヒステリシスを容易に得られる利点がある。
リシスは、外周側フランジ４に接着した摩擦板４
１をリテイニングプレート２３と板ばね３９に圧
接させることによつて得られるようにしたため、
摩擦板４１が中心より離れた位置となり、大きな
ヒステリシスを容易に得られる利点がある。
第５図は別の実施例を示す第１図に対応する縦
断面図である。このようにフエーシングのないダ
ンパータイプで、クツシヨニングプレート３７が
クラツチプレート２４と一体に形成されている構
造のものでも本発明を採用することができる。
断面図である。このようにフエーシングのないダ
ンパータイプで、クツシヨニングプレート３７が
クラツチプレート２４と一体に形成されている構
造のものでも本発明を採用することができる。
なお本発明を具体化するにあたつて、最終段の
スプリングを充分強くしてストツプピン２５を省
略してもよい。又板ばね３９は、クツシヨニング
プレート３７を内方に延長することにより一体に
形成することもできる。このように構成すれば更
に構造が簡略化する利点がある。
スプリングを充分強くしてストツプピン２５を省
略してもよい。又板ばね３９は、クツシヨニング
プレート３７を内方に延長することにより一体に
形成することもできる。このように構成すれば更
に構造が簡略化する利点がある。
第１図は本発明を自動車用クラツチのクラツチ
デイスクに採用した場合の実施例を示す縦断面
図、第２図は実施例の別の部分を示す縦断面部分
図、第３図は第１図の−断面図、第４図は捩
り特性を示す図、第５図は別の実施例の第１図に
対応する縦断面図である。１……第１ハブ、４…
…外周側フランジ、５……外歯、６……内歯、
７，７′……遊び、１２，１５……リング状スプ
リング、２１……サイドプレート、２７，３１…
…トーシヨンスプリング。
デイスクに採用した場合の実施例を示す縦断面
図、第２図は実施例の別の部分を示す縦断面部分
図、第３図は第１図の−断面図、第４図は捩
り特性を示す図、第５図は別の実施例の第１図に
対応する縦断面図である。１……第１ハブ、４…
…外周側フランジ、５……外歯、６……内歯、
７，７′……遊び、１２，１５……リング状スプ
リング、２１……サイドプレート、２７，３１…
…トーシヨンスプリング。
Claims (1)
- １ 内周面にスプライン内歯を有し、外周面に略
環状板形の内周側フランジを有する第１ハブと、
内周側フランジの外歯に回転方向の遊びを隔てて
嵌合する内歯を有する外周側フランジと、両フラ
ンジの両側に配置された回動自在のサイドプレー
トと、外周側フランジとサイドプレートとの間に
挿入されたトーシヨンスプリングを有するダンパ
ーデイスクにおいて、内周側フランジ３の外歯５
と外周側フランジ４の内歯６との間に円周方向に
長い遊び７，７′を設け、円筒状の第１ハブ１を
略１周にわたつて囲むように湾曲したリング状ス
プリング１２，１５を、両フランジの両側にそれ
ぞれ設け、各々のリング状スプリング１２，１５
の一端を内周側フランジ３に係合し、他端を外周
側フランジ４に係合して、初期状態では前記遊び
７，７′が略等しくなるように前記第１ハブ１の
中心線Ｏに対して対称に両リング状スプリング１
２，１５を配置し、外周側フランジ４の両側面に
環状の摩擦板４１を設け、この摩擦板４１をいず
れか一方のサイドプレート２４に連結した板ばね
３９で外周側フランジ４の両側面に圧接して外周
側フランジ４を軸方向に保持するようにしたこと
を特徴とするダンパーデイスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP71482A JPS58118330A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | ダンパ−デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP71482A JPS58118330A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | ダンパ−デイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58118330A JPS58118330A (ja) | 1983-07-14 |
| JPH0155690B2 true JPH0155690B2 (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=11481424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP71482A Granted JPS58118330A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | ダンパ−デイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58118330A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59159431A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-10 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | クラツチデイスク |
| GB8316095D0 (en) * | 1983-06-11 | 1983-07-20 | Automotive Prod Plc | Friction clutch driven plate |
| JPS60142322U (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-20 | アイシン精機株式会社 | クラツチデイスク |
| GB8406198D0 (en) * | 1984-03-09 | 1984-04-11 | Automotive Prod Plc | Friction clutch driven plate |
| JPS62204018A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-08 | Hino Motors Ltd | クラツチデイスク |
| JPH07109220B2 (ja) * | 1986-02-28 | 1995-11-22 | 日野自動車工業株式会社 | クラッチディスク |
-
1982
- 1982-01-05 JP JP71482A patent/JPS58118330A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58118330A (ja) | 1983-07-14 |
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