JPH0155302B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧品及び医薬用の用途に特に有用な
安定なシリコーン―水エマルジヨン組成物及び混
練又は均質化の必要なしに揮発性環式ポリシロキ
サンの安定なシリコーン―水エマルジヨンを製造
する方法に関するものである。

本発明のシリコーン―水エマルジヨン組成物は
表皮性能増強剤（epidermal enhancing agents）
の適用のためのビヒクルとして供するのに特に適
当である。用語“表皮性能増強剤”は人体の部分
に適用する際有益であると一般に考えられる性質
をもつ組成物を指すものである。たとえば、かか
る増強剤は広範囲の化粧品及び医薬用化合物を包
含する。

化粧品の範疇にはシリコーンエマルジヨンの形
で皮膚に有益に適用し得る多くの型の製品があ
る。たとえば、かゝる化粧品はクリーム、アイシ
ヤドウ、フアンデーシヨン、ブラツシユ
（blushes）、リツプグロス、マスカラ及びアイラ
イナー、隠蔽（カバーアツプ）型組成物及び防し
わクリーム、モイスチユライザー、にきび隠蔽
剤、脱毛剤及び表皮除去剤等を包含するであろ
う。

かゝるエマルジヨンはまたクレンジング用の目
的にも使用することができ、シヤンプー、石け
ん、コンデイシヨナー及びモイスチユライザーの
形をとり得る。さらに、ヘヤダイもシリコーン―
水エマルジヨンビヒクル中に適用して使用し得
る。

別の化粧品としての用途は香水、コロン及び香
粉としての人体への適用を包含する。特に有用な
用途の中には防臭剤及び防汗剤がある。

かゝるエマルジヨンビヒクルの多くの医療用の
用途の中には応急手当用の用途、たとえばやけど
用の軟膏及び防腐剤の適用がある。さらに、たと
えばうおのめ、いぼ及びたこの除去剤もかかるシ
リコーン―水エマルジヨンビヒクル中に用いて皮
膚に満足に適用し得る。

勿論、本発明のシリコーン―水エマルジヨンの
稠度はローシヨン程度の稠度からコールドクリー
ム様ペーストを経てゲル型軟膏又は石油ゼリーの
程度の膏薬まで広い度合にわたつて変化し得る。

シリコーンは通常商業的にはクロルシラン単量
体から製造される合成重合体であり、液体、樹脂
及びゴムの形態で入手し得る。化粧品製造工業に
おいて特に興味のあるシリコーン重合体はエマル
ジヨン、グリース、ペースト等の組成物に調製さ
れたものである。これらの組成物においてはシリ
コーンとともに広範囲の物質を使用し得る。

単量体状クロルシランはきわめて反応性の揮発
性物質であり、容易に水分と反応してシリコーン
及び副生成物として塩酸を形成する。したがつて
湿分の存在下では単量体状クロルシランは腐蝕性
物質と考えられ、有害な性質をもち得るので注意
して取扱わなければならない。しかしながら、シ
リコーン重合体に加工された後には、これらの物
質は温和な不活性物質となる。シリコーンはさら
に他の物質と混合して種々の最終目的組成物を製
造することができそして最終組成物の生理学的性
質はしばしば非シリコーン成分の種類によつて決
定される。

シリコーンの毒物学的性質は広く検討されてお
り、重合体状シリコーン液体及び樹脂はきわめて
低度の毒性をもつ一群に分類される。実用上の観
点から、これらが与える急険はきわめて小さい。
シリコーン液状重合体は皮膚刺激及び増感パツチ
試験を行なつたとき安全であることが判明した。
シリコーン物質のこの低度の毒性はさらに医療用
及び歯科用の用途におけるシリコーン液体の安全
かつ満足な使用をもたらした。

シリコーン液体は一般に苛酷な洗剤及び他の家
庭用洗浄剤のような水によつて運ばれる刺激剤に
対する優れた保護を与える。シリコーン液体が皮
膚炎の防護に有効な主たる理由はそれらが化学的
に不活性でありかつ優れた撥水性を有する点であ
る。シリコーンはまた柔軟化剤（emollient）と
しても作用し、心地よい非粘着性の“触感
（feel）”を与える。シリコーン液体は光剤
（sunscreening agent）用の担体でありかつ入浴
又は発汗による洗い落しに耐性であるのでこれら
を用いて優れた日焼けローシヨン及びクリームを
製造することができる。

揮発性シリコーン環式ポリシロキサン含有エマ
ルジヨンはこれまでドデシルベンゼンスルホン酸
のような乳化剤を用いて製造されていたが、これ
らの系は非混和性相を乳化するために混練又は均
質化を必要とする。約55％までの濃度の揮発性環
式ポリシロキサンを含有するこの型の組成物のみ
を乳化することができそしてこの型のエマルジヨ
ンはしばしばオクタメチルテトラシロキサンのよ
うな環式ポリシロキサンの乳化重合を行なうため
に利用される。

本発明により高濃度の環式ポリシロキサンの乳
化を可能にし、しかも同時に混練又は均質化の必
要を排除する方法を提供するものである。さらに
本発明は、揮発性環式ポリシロキサンの濃度が80
％又はそれ以上の場合でさえも環式ポリシロキサ
ンのエマルジヨンが通常の貯蔵及び使用条件下で
通常“破壊”しないような安定なエマルジヨンを
提供するものである。したがつてこれらのエマル
ジヨンは表皮性能増強剤を使用者の皮膚上に有利
な様式で運ぶためのビヒクルとして理想的に使用
し得るので、これは消費者向け製品にとつて特に
有用な性質である。

さらに、本発明は不透明ないし透明な物質を与
える揮発性環式ポリシロキサンの乳化のための系
を提供するものであり、これらの物質は容易に数
の消費者向け製品、特に防汗剤及び防臭剤等、に
調製し得。水性環式ポリシロキサンエマルジヨン
のための他の潜在的用途はハンドローシヨン、ス
キンフレツシユナー、ヘヤ用製剤及びその他の手
入れ用補助剤のようなスキンケア製品である。前
述したごとく、本発明の方法は製品の最終目的に
応じてこれらのエマルジヨンの稠度を選択的に変
えるための手段を提供する。

本発明の追加の利点は、これらのシリコーン―
水エマルジヨンがエマルジヨンビヒクル基剤が最
終的には皮膚から蒸発して有益な皮膚性能増強剤
のみが皮膚上に残るであろうように比較的揮発性
の環式ポリシロキサン成分から構成される点にあ
る。

本発明はシリコーン―水エマルジヨン、その製
造法及び用法を提供するものであり、該エマルジ
ヨンは (A) 100重量部の一般式： （式中、ｎは３〜10の整数であり、Ｒは−
CH₃、−（CH₂）_zCH₃、−CH₂CH₂CF₃、−CH＝
CH₂及び−C₆H₅及びそれらの混合物からなる
群から選んだ基であり、ｚは１〜10の整数であ
る）をもつものから選んだ環式ポリシロキサン
又はそれらの混合物； (B) 0.7〜666重量部の乳化剤；及び (C) 5.0〜960重量部の水； からなり、その製造法は成分(A)、(B)及び(C)を混合
しそしてそれを所望の稠度をもつエマルジヨンが
生成するまで適度の加熱下に撹拌することからな
る。

本発明は、上記したごとく、一般式： （式中、ｎは３〜10の整数であり、Ｒは−CH₃、
−（CH₂）_zCH₃、−CH₂CH₂CF₃、−CH＝CH₂又は
−C₆H₅又はそれらの混合物100重量部を主成成と
するシリコーン―水エマルジヨンを提供するもの
である。この式によつて表わされるポリシロキサ
ンは揮発性環式シリコーンとして既知でありそし
てこの揮発性がエマルジヨン組成物に有利な性質
を付与する。特に有用な揮発性環式シリコーンは
オクタメチルテトラシロキサン及びデカメチルペ
ンタシロキサンである。

揮発性環式ポリシロキサンは乳化剤及び水と混
合されてシリコーン―水エマルジヨンを形成す
る。成分の混合順序は臨界的ではないが、乳化剤
及び水を一緒に混合して予備混合物を得、これに
揮発性環式ポリシロキサンを添加する場合に特に
満足な結果が得られる。

約50〜200重量部の水を100重量部の一種又はそ
れ以上の乳化剤と混合してなる予備混合物に環式
ポリシロキサンを添加しそして混合物を均一な混
合物が得られるまで加熱することが好ましい。

この予備混合物はペースト様のシリコーン―水
エマルジヨンの製造に適当であるが、より液体状
又はローシヨン様の稠度を希望する場合には乳化
剤100部当り2000部まで又はそれ以上の水を使用
し得る。乳化剤は非イオン系、陰イオン系、陽イ
オン系又は両性のものであり得るが、特に重要な
ものは高度にエトキシル化されている非イオン系
乳化剤である。エトキシル化脂肪酸、エトキシル
化及び非エトキシル化ソルビタンエステル、エト
キシル化アルキルフエノール及びエトキシル化エ
ーテルを使用して最良の結果が得られる。

本発明のシリコーン―水エマルジヨンを調製す
るために使用し得る乳化剤の例はつぎのものを包
含するが、ただしこれに限定されない。

(1) エトキシル化脂肪酸、たとえば ポリオキシエチレン８ステアレート ポリオキシエチレン40ステアレート ポリオキシエチレス50ステアレート (2) ソルビタンエステル、たとえば ソルビタン モノラウレート ソルビタン モノパルミテート ソルビタン モノステアレート ソルビタン トリステアレート ソルビタン モノオレエート ソルビタン トリオレエート (3) エトキシル化ソルビタンエステル、たとえば ポリオキシエチレン（20）ソルビタンモノラウ
レート ポリオキシエチレン（４）ソルビタンモノラウ
レート ポリオキシエチレン（20）ソルビタンモノパル
ミテート ポリオキシエチレン（20）ソルビタンモノステ
アレート ポリオキシエチレン20ソルビタントリステアレ
ート ポリオキシエチレン20ソルビタンモノオレエー
ト ポリオキシエチレン５ソルビタンモノオレエー
ト ポリオキシエチレン20ソルビタントリオレート (4) エトキシル化エーテル、たとえば ポリオキシエチレン４ラウリルエーテル ポリオキシエチレン23ラウリルエーテル ポリオキシエチレン20セチルエーテル ポリオキシエチレン10ステアリルエーテル ポリオキシエチレン20オレイルエーテル (5) エトキシル化アルキルフエノール、たとえば （アルキルフエノキシポリオキシエチレ
ングリコール） （C₈H₁₇C₆H₄）（OCH₂CH₂）_oOH CAS＃9036―19―５ （C₉H₁₉C₆H₄）（OCH₂CH₂）_oOH CAS＃26―27―38―３ ペースト状シリコーン―水エマルジヨンを希望
する場合には、環式ポリシロキサン100重量部当
りこの乳化剤―水予備混合物を約15〜50重量部の
割合で添加する。

低粘度のローシヨン様生成物を提供するために
は揮発性環式ポリシロキサン100重量部当り約
1000重量部までのこの予備混合物を添加すること
ができる。

揮発性環式ポリシロキサンの含量、乳化剤及び
水、さらに混合の度合のような種々のプロセスパ
ラメータを調整することによつて生成物の稠度を
左右することができる。シリコーン―水エマルジ
ヨンはペースト又はクリーム様稠度のもの及びロ
ーシヨンの形態で製造することができまたさらに
粘稠な、たとえば軟膏、膏薬又はゲルの形でも製
造することができる。これらの稠度のそれぞれは
勿論生成物の所望の最終用途に関連して選定され
る。

本発明のシリコーン―水エマルジヨンは該エマ
ルジヨン100重量部当り0.1〜20000重量部の一種
又はそれ以上の表皮性能増強剤を適用するための
ビヒクルとして有用である。

この広い適用量範囲は少量の表皮性能増強剤を
含むほとんど純粋に近いシリコーン―水エマルジ
ヨンからなる生成物から少量のシリコーン―水エ
マルジヨンを含む他の生成物までを包含せしめる
ことを意図するものである。表皮性能増強剤は使
用者の皮膚に外用的に適用した場合に一般に有益
な結果を与えるとみなされる化粧品用又は薬用の
添加剤を指すものである。本発明のシリコーン―
水エマルジヨンは特に人体に防臭剤又は防汗剤を
適用するためのビヒクルとして使用するに適する
ものである。

予備混合された水―乳化剤混合物は水及び乳化
剤を適度の加熱下に均一な混合物が得られるまで
撹拌することによつて得られ、これに環式ポリシ
ロキサンを添加しそして混錬（ミリング）又は均
質化の必要なしに緩除に混合することによつて所
望のシリコーン―水エマルジヨンを得ることがで
きる。勿論所望ならば混錬及び均質化処理を用い
ることができ、用語“混合”は単なる撹拌のほか
これらの方法も包含することを意図するものであ
る。したがつて“混合”なる表現はたとえば配合
成分の各々の流れを二軸スクリユープロセツサー
に計量送入する型のWener―Pfleidererを用いる
連続的方法を包含する意味で用いるものとする。
同様に、Henschel型高速ミキサー、振動用リー
ドを備えたソノレーター（sonolater）均質化装
置及び機械的撹拌機タービン翼をとりつけた単純
な容器はいずれも満足な結果を与える。ついでシ
リコーン―水―乳化剤混合物を20〜80℃の温度で
所望の稠度をもつエマルジヨンが得られるまで激
しく撹拌する。所望ならば、ホルマリンのような
抗菌剤を添加することができる。

熱板、機械的空気撹拌機及び温度計をとりつけ
た２のステンレス鋼製ビーカーに水及び乳化剤
を一緒に添加しそして約20〜80℃、好ましくは65
〜75℃に加熱することによつて予備混合しそして
すべての固体が溶融したときに均一な混合物が得
られるように撹拌する。ついで、オクタメチルテ
トラシロキサン又はデカメチルペンタシロキサン
又はこれらの混合物又はその他の環式ポリシロキ
サンであり得る揮発性環式ポリシロキサンを水性
予備混合物にゆつくり添加しそして約30〜80℃、
好ましくは50〜60℃の温度で均一なグリース様エ
マルジヨンが生成するまで激しく撹拌する。生成
物が均一になつたときバクテリアの作用を防止す
るために少量のホルマリンを添加することができ
る。多くの慣用のシリコーンエマルジヨンとは異
なり、これらのエマルジヨンを製造するためにコ
ロイド混錬又は均質化処理は必要ではないが、所
望ならばこれらの手段を用いることもできる。

エマルジヨンの稠度は水の添加量によつて制御
することができる。15〜20％の水含量ではエマル
ジヨンはグリース様稠度をもつが、追加量の水を
添加すると系の粘度はローシヨン様稠度まで低下
し、さらにより多量の水を添加すれば低粘度エマ
ルジヨンを製造することができる。本発明のシリ
コーン―水エマルジヨンは水中に完全に分散し得
る。

さらに、組成物の稠度は環式ポリシロキサンの
添加量によつてさらに変えることができる。換言
すれば、環式ポリシロキサンの添加量を増加する
ほどエマルジヨンはより濃厚となりかつよりグリ
ース様になるであろう。環式ポリシロキサンの添
加割合をより低くすればより稀薄なエマルジヨン
が得られるであろう。

乳化剤それ自体は生成物の稠度を左右する。ポ
リオキシエチレン40ステアレートのような固体状
乳化剤はエマルジヨンをより濃厚化し、よりグリ
ース状になるであろう。一方、より液状の乳化剤
はローシヨン様生成物を与えるであろう。

前述したごときプロセスパラメーター、すなわ
ち水の濃度、環式ポリシロキサンの濃度又は乳化
剤の濃度及び乳化剤の型―固体であるか液体であ
るか―等のいずれかを変えることによつて広範囲
のエマルジヨン組成物を製造し得ることは明らか
であろう。

実施例 １ 容量２のステンレス鋼製ビーカーに水200ｇ、
ポリオキシエチレン40ステアレート82ｇ及びソル
ビタンモノステアレート67ｇを添加しそして混合
物を撹拌下65〜75℃の温度に、全固形分が溶融し
て均一な混合物が得られるまで、加熱した。つい
でこの水性系にデカメチルペンタシロキサン900
ｇをゆつくり添加しそして50〜60℃で激しく撹拌
して均一なグリース様エマルジヨンを形成させ
た。生成物が均一になつたときホルマリン２ｇを
添加してバクテリアの活性を阻止した。エマルジ
ヨンはコロイド混錬又は均質化処理をすることな
しに形成されそして安定、濃厚なペースト様エマ
ルジヨンが得られた。これは皮膚に直接適用する
ための防臭剤又は防汗剤のような表皮性能増強剤
の適用のためのビヒクルとして供するに適当であ
つた。

実施例 ２ 実施例１の方法を、ただしさらに11重量％のポ
リオキシエチレン20ソルビタンモノオレエートを
添加するように変更して反復してペンタシロキサ
ン約64重量％を含むローシヨンの稠度をもつエマ
ルジヨンを得た。これは化粧品に使用するのに適
当であつた。

実施例 ３ 実施例１の方法に従つてポリオキシエチレン40
ステアレート135ｇ及びソルビタンモノステアレ
ート100ｇを水300ｇとともに含む水―乳化剤予備
混合物を製造した。これにデカメチルペンタシロ
キサン1300ｇを添加してグリース様エマルジヨン
を得た。抗菌剤としてホルマリンを添加した。

実施例 ４ 実施例１の方法に従つて水255ｇ、ポリオキシ
エチレン40ステアレート82ｇ及びソルビタンモノ
ステアレート67ｇからなる乳化剤予備混合物を製
造し、この予備混合物をオクタメチルテトラシロ
キサン900ｇに添加してペースト様エマルジヨン
を製造した。

実施例 ５ オクタメチルテトラシロキサン450ｇ及びデカ
メチルペンタシロキサン450ｇからなる50―50環
式シリコーン混合物をポリオキシエチレン40ステ
アレート82ｇ、ソルビタンモノステアレート57ｇ
及び水280ｇからなる乳化剤―水予備混合物と調
合することによつてエマルジヨンを製造した。グ
リース様稠度をもつシリコーン―水エマルジヨン
が形成された。

実施例 ６ デカメチルペンタシロキサン900ｇにソルビタ
ンモノステアレート60ｇ及び70％オクチルフエノ
キシポリエトキシ39エタノール200ｇ及び水200ｇ
からなる予備混合物を添加した。実施例１に述べ
た方法に従つて軟質ペースト様稠度をもつシリコ
ーン―水エマルジヨンを得た。

実施例 ７ 実施例４のシリコーン―水エマルジヨンペース
ト100ｇをミクロ―ドライウルトラフアイン
（Micr―Dry Ultrafine）（Releis Co.の商標）の
形のアルミニウムクロルハイドレート20ｇと混合
することによつて防汗剤を製造した。

実施例 ８ 実施例６のシリコーン―水エマルジヨンペース
ト100ｇを香料0.25％と混合することによつてス
キンフレツシユナーを製造した。

実施例 ９ 実施例２のシリコーン―水エマルジヨンローシ
ヨン100ｇを３％のホモサレート（homosalate）
及び0.25％の香料と混合することによつて日焼け
ローシヨンを製造した。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ (A)一般式： （式中、ｎは３〜10の整数、Ｒは−CH₃、−
   （CH₂）_zCH₃、−CH₂CH₂CF₃、−CH＝CH₂及び
   −C₆H₅及びそれらの混合基からなる群から選
   んだ基そしてｚは１〜10の整数を表わす）をも
   つ環式ポリシロキサン又はそれらの混合物100
   重量部； (B) 乳化剤0.7〜666重量部；及び (C) 水5.0〜960重量部； からなるシリコーン―水エマルジヨン。 ２ 環式ポリシロキサン100重量部を水及び乳化
   剤の予備混合物15〜1000重量部に添加してなる特
   許請求の範囲第１項記載の組成物。 ３ 予備混合された水及び乳化剤の混合物が(i)エ
   トキシル化脂肪酸、エトキシル化又は非エトキシ
   ル化ソルビタンエステル、エトキシル化アルキル
   フエノール及びエトキシル化エーテルからなる群
   から選んだ一種又はそれ以上の乳化剤100重量部
   及び(ii)水50〜2000重量部からなる特許請求の範囲
   第１項記載の組成物。 ４ さらに抗菌剤を含有する特許請求の範囲第１
   項記載のシリコーン―水エマルジヨン。 ５ シリコーン―水エマルジヨンがローシヨンで
   ある特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ６ シリコーン―水エマルジヨンがクリーム又は
   ペーストである特許請求の範囲第１項記載の組成
   物。 ７ シリコーン―水エマルジヨンが軟膏又はゲル
   である特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ８ エマルジヨン100重量部当り0.1〜20000重量
   部の一種又はそれ以上の表皮性能増強剤をさらに
   含有する特許請求の範囲第１項記載のシリコーン
   ―水エマルジヨン。 ９ 表皮性能増強剤が化粧料又は医薬である特許
   請求の範囲第８項記載の組成物。 １０ 表皮性能増強剤が防臭剤又は防汗剤である
   特許請求の範囲第８項記載の組成物。 １１ (A) 後記のビヒクル中に含まれる一種又は
   それ以上の表皮性能増強剤0.1〜20000重量部；
   及び (B)(i)一般式： （式中、ｎは３〜10の整数、Ｒは−CH₃、−
   （CH₂）_zCH₃、−CH₂CH₂CF₃、−CH＝CH₂及
   び−C₆H₅及びそれらの混合基からなる群か
   ら選んだ基、ｚは１〜10の整数である）をも
   つ環式ポリシロキサン又はそれらの混合物
   100重量部； (ii) 乳化剤0.7〜666重量部；及び (iii) 水5.0〜960重量部からなるシリコーン―水
   エマルジヨン100重量部からなるビヒクル； からなる表皮性能増強剤組成物。 １２ 水および乳化剤が、(i)エトキシル化脂肪
   酸、エトキシル化及び非エトキシル化ソルビタン
   エステル、エトキシル化アルキルフエノール及び
   エトキシル化エーテルからなる群から選んだ一種
   又はそれ以上の乳化剤100重量部及び(ii)水50〜
   2000重量部からなる予備混合物の形である特許請
   求の範囲第１１項記載の組成物。 １３ 表皮性能増強剤が化粧料である特許請求の
   範囲第１１項記載の組成物。 １４ 表皮性能増強剤が医薬である特許請求の範
   囲第１１項記載の組成物。 １５ 表皮性能増強剤が防汗剤である特許請求の
   範囲第１１項記載の組成物。 １６ 表皮性能増強剤が防臭剤である特許請求の
   範囲第１１項記載の組成物。 １７ 表皮性能増強剤をローシヨンの形で施す特
   許請求の範囲第１１項記載の組成物。 １８ 表皮性能増強剤をペーストの形で施す特許
   請求の範囲第１１項記載の組成物。 １９ 表皮性能増強剤をクリームの形で施す特許
   請求の範囲第１１項記載の組成物。 ２０ 表皮性能増強剤を軟膏又はゲルの形で施す
   特許請求の範囲第１１項記載の組成物。 ２１ (A)一般式： （式中、ｎは３〜10の整数、Ｒは−CH₃、−
   （CH₂）_zCH₃、−CH₂CH₂CF₃、−CH＝CH₂及び
   −C₆H₅及びそれらの混合基からなる群から選
   んだ基でありそしてｚは１〜10の整数である）
   をもつ環式ポリシロキサン又はそれらの混合物
   100重量部； (B) 乳化剤0.7〜666重量部；及び (C) 水5.0〜960重量部； を混合しそして所望の稠度をもつエマルジヨンが
   形成されるまで混合物を適度の加熱下に撹拌する
   工程からなるシリコーン―水エマルジヨンの製造
   法。 ２２ 環式ポリシロキサン100重量部を水及び乳
   化剤の予備混合物15〜1000重量部に添加する特許
   請求の範囲第２１項記載の製造法。 ２３ 予備混合された水及び乳化剤混合物を約20
   〜80℃に加熱する特許請求の範囲第２２項記載の
   製造法。 ２４ 予備混合された水及び乳化剤の混合物を、
   (A)エトキシル化脂肪酸、エトキシル化又は非エト
   キシル化ソルビタンエステル、エトキシル化アル
   キルフエノール及びエトキシル化エーテルからな
   る群から選んだ一種又はそれ以上の乳化剤100重
   量部と(B)水50〜2000重量部とを混合しそして混合
   物を均一な混合物が形成されるまで約20〜80℃に
   加熱することによつて製造する特許請求の範囲第
   ２２項記載の製造法。 ２５ さらに抗菌剤を添加する工程を含む特許請
   求の範囲第２４項記載の製造法。