JPH0154804B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海中に光を投射して海中の魚を所定
の区域に集めるための集魚灯の改良に係り、特
に、単一の光源からの光を多数個の高輝度光源に
して効率よくかつ安全に海中に投射し得るように
した集魚灯に関する。

海中に光を投射して該光の投射源近辺に魚を集
めようとする技術は既に周知であるが、海水中に
電球を直接投入する方法は、電球の破損、リード
線の接断、漏電等の問題があり、又、船上から腕
を出し、該腕の先端に電球を付けて海面を照明す
る方法は、海水中への光の導入効率が悪く、ま
た、照明範囲も腕の長さによつて制限されてしま
う等の欠点があつた。

本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、特に、光源からの光を効果的に誘導して
多数個の高輝度光源として、かつ、安全に海中に
投射し得るようにしたものである。

第１図は、本発明による集魚灯の要部側断面
図、第２図は、第１回を−線から見た平断面
図で、図中、１は水平配光曲線が略円形の光源部
１ａを有する管型光源、２ａ，２ｂは該管型光源
１の上端部及び下端部を支持しかつ該管型光源１
の中心軸を中心として左右対称に延長するととも
にその幅が該光源１の中心軸から遠くなるにつれ
て狭くなつている第１の１対の平面反射板で、該
反射板２ａ，２ｂの内面は反射鏡面に仕上げられ
ている。また、３ａ，３ｂは前述のごとく第１の
１対の反射板２ａ，２ｂで形成される両側部を閉
塞するための第２の１対の平面反射板で、これら
第１の１対の反射板２ａ，２ｂと第２の１対の反
射板３ａ，３ｂで、中心部に光源１を有し、該光
源１から左右に延長する反射空胴を構成してい
る。更に、光源１の近傍には、該光源１から放射
された光を前記左右の反射空胴に２分して分配す
るための第３の１対の平面反射板４ａ，４ｂが配
設されており、この第３の平面反射板４ａ，４ｂ
は管型光源の中心軸を通る面Ａを中心に左右に
徐々に広がるように延長する垂直反射面を形成
し、これによつて前述のごとく管型光源からの光
を該管型光源の中心軸を中心に左右に２分して前
記空胴内に導くようにしている。従つて、光源１
より放射された光は、反射板４ａ，４ｂ：３ａ，
３ｂ：２ａ，２ｂ等によつて効果的に反射されか
つ集光されて反射空胴内を伝搬し、放射口５に導
かれる。放射口５の外側には、第４の反射板６が
例えば軸PP′又はQQ′を軸として回動可能に配設
されており、前述のごとくして伝搬されてきた光
は、該第４の反射板６によつて反射されて海中に
投射される。而して、この場合、管型光源１から
の光は、反射板４ａ，４ｂ：３ａ，３ｂ，２ａ，
２ｂ等によつて何回も反射されながら伝搬されて
くるので、反射板６上には多数個の縦長の線光源
が出来、該線光源が反射板６から放射されるよう
になるので、管光源１からの光を効果的にすなわ
ち多数個の高輝度線光源として海中に投射するこ
とができる。

以上の説明から明らかなように、本発明による
と、光源からの光を効果的に誘導して、かつ、安
全に、かつ、多数個の高輝度線光源として海中に
投射することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による集魚灯の要部側断面
図、第２図は、平断面図である。 １……光源、２ａ，２ｂ：３ａ，３ｂ：４ａ，
４ｂ：６……反射板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 水平配光曲線が略円形の管型光源と、該管型
   光源の両端部を垂直に支持しかつ該管型光源の中
   心軸を中心に左右対称に延長しかつ前記中心軸か
   ら遠くなるにつれて幅が狭くなつている第１の１
   対の平行の平面反射板と、該第１の１対の反射板
   によつて形成される両側部を閉塞するための第２
   の１対の平面反射板と、前記第１の１対の反射板
   と第２の１対の反射板とによつて形成される空胴
   内において前記管型光源の中心軸を通る面を中心
   に左右に徐々に広がるように延長して垂直に配設
   されかつ前記管型光源からの光を該管型光源の中
   心軸を中心に左右に略２分して前記空胴内に導く
   ための第３の平面反射板と、前記空胴の外側に配
   設されかつ前記空胴内を伝搬されてきた光を略
   90゜方向を変更させて反射して海中に投射するた
   めの第４の反射板とを有することを特徴とする集
   魚灯。 ２ 前記第４の反射板を回動可能にしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の集魚灯。