JPH01501787A - カバー付き容器のスナップ・ロッキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カバー付き容器のスナップ・ロッキング装置本発明は、カバー付き容器のスナッ プ・ロッキング装置であって、該カバーがカバー又は容器に設けられたフランジ を介して容器にロッキング可能で且つそれぞれ遊合位置及びロッキング位置を取 ることができ、しかも容器又はカバーのロッキング縁部に係合でき、モして該遊 合フランジがこのように双安定性で、実質的に垂直な脆化線を有しているスナッ プ・ロッキング装置に関する。

この種の容器は、例えば、双安定性成分からなるロッキング装置の原理に関する フランス特許８願第２３７７３３３号により公知である。ところが、成る大きさ 以上の包装体を対象とするこのような簡単な閉鎖構成はＪ高粘度物質及び低粘度 物質の両者を貯蔵するために包装体を使用するときには不十分である。これら物 質には、例えばバター、マーガリン、ジャムなどの食品や塗料があり、又は医薬 品業界で使用される物質があることもある。

デンマーク出願公開第１４５１９４号には、双安定性ロッキング・フランジを用 いて操作する容器／カバー構造が記載されている。ところが、この構造は輸送、 貯蔵や積み重ね時の安定性に欠けていることが判った。更に、この包装体は多く の購買者からの需要が大きいシール装置が設けられていない。

チンマーク特許出願第３８７０／８３号は、シールが設けられている包装体に関 するものであるが、垂直な壁くびれ部を壊した後に使用できるように構成されて いる。しかしながら、この形のシールは、壁のくびれ部に情報を殆ど記載できな いので、管理機能がよくない、シール状態の情報価値は特に医薬品業界で重要で あり、また他の用途分野では包装体の開閉機構に対してより厳しい要求を課す傾 向がある。

本発明の目的は、何も容れていない状態のときにまた衝撃や圧力が作用したとき に気密な包装体を与え、しかも使用状態で１周囲や内容物からの衝撃からカバー を一時的に保護できる性質を有する容器構造を提供することにある。

この目的は、請求項１の特徴部分に記載したようにスナップ・ロッキング装置を 構成することによって達成できる。

気密包装体を与えるほかに、この容器構造はまたシール装置として働く脆化線対 を設けてこれらの間のフランジ部分を静止フランジ部分に一体化し、その結果比 較的剛性のある縁部面をスナップ・ロッキング手段とする利点がある。

壁の厚みを半径方向に厚くすると、該フランジ部分の剛性が大きくなるので、ス ナップ・ロッキング効果が向上する。

このスナップ・ロッキングを容器の一時的な閉鎖に適用すると、衝撃や考えられ る転倒などから容器を保護できる。

更に、スナップ・ロッキング手段に半径方向に壁補強部を形成し且つシール手段 を組み込むと、いわゆる盗難防止構造としての容器の外観が優れたものになる。

好適な実施態様では、二対の脆化線を形成するようにカバーに２つのシール装置 を設けて、各対の脆化線をカバー周面の比較的小さな部分上に延長させ且つ互い に正反対の位置に設ける。これに伴って、スナップ・ロッキング装置間の各カバ ー周面部分を１８０度未満の円弧の形で延長させ。

そして双安定性局面をこのように不連続化するとカバーのリング張力が低下する ので、ロッキング・フランジを簡単に上下動させることができ、しかも本発明に 従って容器を開けると、公知容器を開けた場合にしばしば生じる過圧により内容 物の一部が飛び出てくることがない、２つのシール装置を組み込んだ実施態様は 、これら２つの装置（及び２つのスナップ・ロック）が十分な盗難防止カバーを 保証するため更に理想的であり、１８０度未満の円弧長さにわたるロッキング・ フランジから容器内に手を入れようとしても不可能であり、いずれのシールも破 壊できない。

更に１本発明のスナップ・ロッキング装置はまた双安定性遊合フランジを容器又 はカバーのいずれかに選択的に設け、該フランジに係合する半径方向に突出する ロッキング縁部をこれに対応してカバー又は容器に設けることができる。

更に閉鎖／シーリングを強化する形態として、容器とカバーとの係合面を円錐形 にすることができ、この場合にはカバー面の円錐形を容器面のそれよりも僅かに 小さくする。

これが、本発明のスナップ・ロッキング装置と組み合わせられると、所定の使用 状態で内容物を繰り返し分配するときに容器の一時的な閉鎖時におけるシーリン グを向上させるのに寄与する。この構成では、スナップ・ロッキング効果が達成 される前はカバーに成る程度のバイアスがかかっているため、双安定性スナップ ・ロッキングフランジが折り畳まれた状態になるとスナップ・ロッキングが更に 効果的になる。

双安定性遊合フランジを容器に設けた実施態様では、容器とカバーの円錐形を上 記とは逆にすればよい。

本発明は以下の図面に従って好適な実施態様の次記する記述により更に詳細に説 明されるであろう。

第１図はカバーの遊合フランジを折り畳んだ状態にした容器／カバー構造のスナ ップ・ロッキング装置を示す軸方向断面図であり。

第２図はカバーの遊合フランジをロッキング状態にした容器／カバー構造を示す 軸方向断面図であり、第３図はロック状態にある容器カバーの上面図であり、そ して 第４図は折り畳んだ状態にあるカバーの遊合フランジを示す一部斜視図を含んだ 容器／カバー構造を示す図である。

第１図から判るようにカバー２はシール面９に合体する実質的に平面のカバー面 １６で形成されており、このシール面は横断面が上向きに中空で、容器の縁部面 １０を受けるようになっており、前起面９及び１０はこのように構造物の主シー ル装置を構成する。更に、カバー面は静止カバーフランジ６に結合する共に、シ ール縁部８を直接軸方向下向きに延長させていて、シール縁部２とカバー・フラ ンジ６とは環状の上向き中空溝１７を形成している。この溝は、容器縁部ｌＯの やや下方で容器壁１に連結する半径方向に外側に突出するロッキング縁部５から 上向きに突出する。いわゆる案内リブ７を部分的に受けるようになっている。

第１図から理解できるように、容器１の係合上縁部１０は比較的長い範囲にわた ってカバー２の内面９に係合するようになっている。これは、カバーをした時に カバーが容器縁部を滑り落ちて、この縁部からそこにある容器の内容物を自動的 に清掃するのであり、且つこの種のカバーはスナップ・ロックを介して所定の機 械的自動清掃作用をこのように有しているのである。

更に、壁のくびれ部４を介して静止カバーフランジ６を如何にしてロッキング位 置において半径方向に延長する部分に連結するかを図示してあり、この延長部は いわゆる双安定性遊合フランジ３を構成するものであって図示では折り畳んだ非 ロッキング位置にある。

容器カバーは半径方向に厚くした形で好ましくは２つの正反対点に壁補強部１１ が形成されているため、これら円弧部においてカバー縁部はそれぞれいわゆるス ナップ・ロッキング手段（参照符号は１２で、要素３，４，６及び１１だけでな く、１４及び１５から成る）を構成しており、第３図からよく判るようにこれら 円弧部の長さはそれぞれ２つの脆化［１３によって定められる。容器を閉じよう とするときには。

カバーは２つの遊合フランジ３を折り畳んだ状態で容器上に位置せしめられ、す るとカバーはその自重で「固定」遊合フランジ３の滑り面１４がロッキング縁部 ５に載る位置に位置決めされる。軸方向に圧力を加えるとカバーが更に下降し、 滑り面１４は遊合フランジ３のボス突出部１５を過ぎるまで半径方向外側に圧力 が加わり、そしてそのときスナップ・ロッキング作用が生じる（第４図も参照） 、上記の壁補強部１１を設けると、スナップ・ロッキング装置の半径方向剛性が 大きくなり、双安定性遊合フランジ３が折り畳まｔＬだ状態にあるときにカバー の効果的な、一時閉鎖及びシーリングをこの剛性がもたらすことは明らかである 。

スナップ・ロッキング機能を更に効果的にするために、溝１７と案内リブ７の係 合面をそれぞれ異なる円錐状にすることができ、この場合案内リブの方を最大に する。こうすると、ロッキングする前にカバーが成る程度のバイアス受は且つこ のバイアスが更にシーリング機能を発揮する。軸方向剛性はカバーを取り外すと きにカバーが成る種の「自己遊合」効果を発揮するという更に別の効果を有する ので。

寸法が比較的厳密に定められているスナップ・ロッキング装置であるにもかかわ らずカバーを簡単に取り外すことが確実にできる。

案内リブと溝１７間の上記円錐部は勿論容器とカバーの係合面９及び１０にも形 成することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　カバー付き容器スナツプ・ロツキング装置であつて、該カバーがカバー又は 容器に設けたフランジを介して容器にロッキング可能で且つそれぞれ遊合位置及 びロツキング位置を取ることができ、しかも容器又はカバーのロツキング縁部に 係合でき、そして該遊合フランジが双安定性で実質的に垂直な脆化線を有してい るスナツプ・ロツキング装置において、少なくとも２本の脆化線間に設けた遊合 フランジ部分が双安定性遊合フランジ上を、好ましくは該遊合フランジの延長方 向に設けたその静止カバーフランジ上を軸方向に延長する壁補強部を外部に設け られていることを特徴とするスナツプ・ロツキング装置。 ２　二対の脆化線が設けられており、そして相互に比較的小さい距離を持つこれ ら二対の脆化線を互いに正反対の位置に設けたことを特徴とする請求項１に記載 のスナツプ・ロツキング装置。 ３　双安定性遊合フランジが静止カバーフランジの延長方向でカバー上に設けら れており且つ容器の半径方向外側に突出するロツキング縁部に係合するようにさ れていることを特徴とする請求項１〜２に記載のスナツプ・ロツキング装置。 ４　双安定性遊合フランジが容器に設けられており且つカバーの半径方向外側に 突出するロツキング縁部に係合するようにされていることを特徴とする請求項１ 〜３に記載のスナツプ・ロツキング装置。 ５　容器及びカバーが実質的に垂直な円錐状の係合面を有し、そしてカバーの該 面が容器の係合面よりも僅かに小さい円錐形になつていることを特徴とする請求 項３に記載のスナツプ・ロツキング装置。 ６　容器の係合面がカバーの係合面よりも僅かに小さい円錐形になつていること を特徴とする請求項４に記載のスナツプ・ロツキング装置。