JPH0145942B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルカリ蓄電池用ストラツプの製造
法に関するものである。

従来技述とその問題点 従来、アルカリ蓄電池を第１図の如く組立てる
場合、陽極板１、陰極板２をセパレータ４を介し
て積層すると共に極柱３に取り付けられたストラ
ツプ９と極板群を溶接し、電槽７内に挿入後、蓋
を固定している。上記の組立工程において、極板
群と極柱３とを接続するストラツプ９は、極板挿
入用スリツトをプレス打抜き、又はメタルソーに
よる切削加工により製造されていた。しかしなが
ら、スリツトは極板とストラツプ９との溶接条件
により、ストラツプ素材の板厚より巾の狭い極板
挿入用スリツトを形成する場合、従来のプレス打
抜きでは打抜きスリツト巾が素材の板厚によつて
制限されるため、作製が困難であつた。他方、メ
タルソーによる切削加工では、素材板厚より巾の
狭いスリツトの形成は可能であるが、プレス打抜
きに比較し、製造コストが非常に高くなる欠点を
有していた。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもの
であり、スリツト巾を変えることが安価にでき、
極板群の挿入が容易であるアルカリ蓄電池用スト
ラツプを提供することを目的とするものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。

第２図は本発明により作製されたアルカリ蓄電
池用ストラツプであり、３は極柱、９はストラツ
プ、１０は極板挿入スリツト、１１はプレス溝で
ある。第３図、第４図に基いて製造法を説明すれ
ば、第３図に示す如く、従来と同様にストラツプ
９をプレス打抜きし、極板挿入スリツト１０を作
製する。次にストラツプ９の溶接部を上下からプ
レスすることにより、ストラツプの巾が延伸さ
れ、第４図の如く極板挿入スリツトの巾を狭くす
る。つまり、前記スリツトの巾は、プレス工程に
おける押圧力を加減すれば、所望の巾に形成でき
るものである。

本発明は、上記した如くプレス打抜きによりス
トラツプにスリツトを作製し、次にストラツプの
溶接部をプレスすることにより、スリツト巾を変
えることが安価に作製可能となるし、プレス打抜
き後のスリツト変形も再度のプレス工程でほゞ均
一なスリツト巾に固定でき、極板群の挿入も容易
におこなえるものである。

発明の効果 上述した如く、スリツト巾を変えることが安価
にでき、極板群の挿入が容易であるアルカリ蓄電
池用ストラツプを提供することができるので、そ
の工業的価値は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はアルカリ蓄電池の一部断面斜視図、第
２図は本発明により製造されたストラツプの斜視
図、第３図はプレス打抜き後のストラツプ断面
図、第４図はプレス後のストラツプ断面図であ
る。 ３……極柱、９……ストラツプ、１０……極板
挿入スリツト、１１……プレス溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 極柱付設部と平板状極板溶接部とからなるス
   トラツプ９を準備し、 次いで、前記ストラツプ９の溶接部に極板挿入
   スリツト１０をプレス打抜きで形成し、 次いで、前記ストラツプ９の溶接部を上下から
   プレスし、前記スリツト１０の間隔を狭める ことを特徴とするアルカリ蓄電池用ストラツプの
   製造法。