JPH0145123Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0145123Y2 JPH0145123Y2 JP1983123270U JP12327083U JPH0145123Y2 JP H0145123 Y2 JPH0145123 Y2 JP H0145123Y2 JP 1983123270 U JP1983123270 U JP 1983123270U JP 12327083 U JP12327083 U JP 12327083U JP H0145123 Y2 JPH0145123 Y2 JP H0145123Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impedance
- signal
- coaxial feeder
- characteristic impedance
- dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 14
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 6
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
〔考案の技術分野〕
この考案は信号合成器に係り、特にλ/4イン
ピーダンストランスフオーマーによる信号合成器
に関する。 〔考案の技術的背景とその問題点〕 近年、VHF又はUHF等のテレビジヨン放送機
においては、複数の電力増幅器出力を並列合成し
て大電力出力化が計られている。この電力増幅器
出力を合成する信号合成器としてλ/4インピー
ダンストランスフオーマーによる信号合成器が用
いられている。λは伝送信号の波長を示す。 この合成器は電力増幅器の出力インピーダンス
をZ1、出力負荷インピーダンスをZ2、合成数をN
とすると整合条件からλ/4インピーダンストラ
ンスフオーマーの特性インピーダンスWTは WT=√Z1/N×Z2〔Ω〕 …(1) であり、一般にはZ1=Z2であるのでZ1=Z2=Z0と
すると WT=Z0/√N〔Ω〕 …(2) となり、この特性インピーダンスWTでλ/4長
の伝送線路によつて任意の合成を行うことができ
る。 このようなλ/4インピーダンストランスフオ
ーマーによる信号合成器として第1図に示すもの
が実用されている。図示の如く、この合成器は、
同軸フイーダ1によつて構成されるもので、図で
は2合成を示し、41,42は入力端子、31は
合成出力端子、2は外導体、4は内導体であり、
同軸フイーダ1は合成端21よりλ/4長を有し
ている。ところで、同軸フイーダ1の特性インピ
ーダンスWは周知のごとく W=138/√εlog10D/d〔Ω〕 …(3) で求められる。即ち、外導体2と内導体4との間
隙の誘電率ε及び外導体2の内径Dと内導体4の
外径dとの比によつて決定される。なお、一般に
外導体2と内導体4との間隙は空気とされるので
ε=1となり、D/dを選定することにより任意
の特性インピーダンスを得ることができる。 この同軸フイーダによる信号合成器ではその特
性インピーダンスWが上記(1)式の特性インピーダ
ンスWTに合致させる必要があるが、先の特性イ
ンピーダンスWTに対応してD,d又はεを選定
しなければならず、特性インピーダンスWの選定
が煩雑となつていた。 〔考案の目的〕 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、簡単
に特性インピーダンスを設定し得る同軸フイーダ
による信号合成器を得ることを目的とする。 〔考案の概要〕 本考案においては接続を行う回路インピーダン
スに等しい特性インピーダンスを有する同軸フイ
ーダの外導体と内導体との間隙に、信号合成数に
対応した誘電率を有する誘電体を伝送信号の波長
の4分の1となる長さで挿入するもので、この誘
電体によつて特性インピーダンスを設定するもの
である。 〔考案の実施例〕 以下、本考案の一実施例について第2図を参照
して説明する。なお第1図と対応する部分には同
一符号を用いる。 図において1は同軸フイーダ、41,42は入
力端子、31は合成出力端子であり、この同軸フ
イーダ1の特性インピーダンスWは出力端子31
に接続される負荷インピーダンス等の回路インピ
ーダンスZ0と等しくされる。テレビジヨン送信機
においては負荷インピーダンスZ0は50〔Ω〕とさ
れており、上記同軸フイーダ1の特性インピーダ
ンスWも50〔Ω〕とされる。 この特性インピーダンスWが50〔Ω〕となる同
軸フイーダ1は現在、下表に示す数種のものが実
用に供されており、これらから選定することがで
きる。
ピーダンストランスフオーマーによる信号合成器
に関する。 〔考案の技術的背景とその問題点〕 近年、VHF又はUHF等のテレビジヨン放送機
においては、複数の電力増幅器出力を並列合成し
て大電力出力化が計られている。この電力増幅器
出力を合成する信号合成器としてλ/4インピー
ダンストランスフオーマーによる信号合成器が用
いられている。λは伝送信号の波長を示す。 この合成器は電力増幅器の出力インピーダンス
をZ1、出力負荷インピーダンスをZ2、合成数をN
とすると整合条件からλ/4インピーダンストラ
ンスフオーマーの特性インピーダンスWTは WT=√Z1/N×Z2〔Ω〕 …(1) であり、一般にはZ1=Z2であるのでZ1=Z2=Z0と
すると WT=Z0/√N〔Ω〕 …(2) となり、この特性インピーダンスWTでλ/4長
の伝送線路によつて任意の合成を行うことができ
る。 このようなλ/4インピーダンストランスフオ
ーマーによる信号合成器として第1図に示すもの
が実用されている。図示の如く、この合成器は、
同軸フイーダ1によつて構成されるもので、図で
は2合成を示し、41,42は入力端子、31は
合成出力端子、2は外導体、4は内導体であり、
同軸フイーダ1は合成端21よりλ/4長を有し
ている。ところで、同軸フイーダ1の特性インピ
ーダンスWは周知のごとく W=138/√εlog10D/d〔Ω〕 …(3) で求められる。即ち、外導体2と内導体4との間
隙の誘電率ε及び外導体2の内径Dと内導体4の
外径dとの比によつて決定される。なお、一般に
外導体2と内導体4との間隙は空気とされるので
ε=1となり、D/dを選定することにより任意
の特性インピーダンスを得ることができる。 この同軸フイーダによる信号合成器ではその特
性インピーダンスWが上記(1)式の特性インピーダ
ンスWTに合致させる必要があるが、先の特性イ
ンピーダンスWTに対応してD,d又はεを選定
しなければならず、特性インピーダンスWの選定
が煩雑となつていた。 〔考案の目的〕 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、簡単
に特性インピーダンスを設定し得る同軸フイーダ
による信号合成器を得ることを目的とする。 〔考案の概要〕 本考案においては接続を行う回路インピーダン
スに等しい特性インピーダンスを有する同軸フイ
ーダの外導体と内導体との間隙に、信号合成数に
対応した誘電率を有する誘電体を伝送信号の波長
の4分の1となる長さで挿入するもので、この誘
電体によつて特性インピーダンスを設定するもの
である。 〔考案の実施例〕 以下、本考案の一実施例について第2図を参照
して説明する。なお第1図と対応する部分には同
一符号を用いる。 図において1は同軸フイーダ、41,42は入
力端子、31は合成出力端子であり、この同軸フ
イーダ1の特性インピーダンスWは出力端子31
に接続される負荷インピーダンス等の回路インピ
ーダンスZ0と等しくされる。テレビジヨン送信機
においては負荷インピーダンスZ0は50〔Ω〕とさ
れており、上記同軸フイーダ1の特性インピーダ
ンスWも50〔Ω〕とされる。 この特性インピーダンスWが50〔Ω〕となる同
軸フイーダ1は現在、下表に示す数種のものが実
用に供されており、これらから選定することがで
きる。
以上、説明したように本考案によれば接続を行
う回路インピーダンスに等しい特性インピーダン
スWを有する同軸フイーダに挿入する誘電体を選
択することにより、回路インピーダンスに容易に
そのインピーダンスを設定することができる。
う回路インピーダンスに等しい特性インピーダン
スWを有する同軸フイーダに挿入する誘電体を選
択することにより、回路インピーダンスに容易に
そのインピーダンスを設定することができる。
第1図は従来の信号合成装置を示す斜視図、第
2図は本考案による信号合成装置の一実施例を示
す斜視図、第3図は本考案の他の実施例を示す斜
視図、第4図は第2図、第3図の誘電体の変形例
を示す斜視図である。 1……同軸フイーダ、2……外導体、4……内
導体、6……誘電体、31……合成出力端子、4
1,42,51,52,53,54……入力端
子。
2図は本考案による信号合成装置の一実施例を示
す斜視図、第3図は本考案の他の実施例を示す斜
視図、第4図は第2図、第3図の誘電体の変形例
を示す斜視図である。 1……同軸フイーダ、2……外導体、4……内
導体、6……誘電体、31……合成出力端子、4
1,42,51,52,53,54……入力端
子。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端に複数の入力端子、他端に合成出力端子
が設けられ、接続する回路のインピーダンスに
等しい特性インピーダンスを有する同軸フイー
ダと、この同軸フイーダの合成端とこの合成端
から伝送信号波長の4分の1の位置の間の前記
同軸フイーダの外導体及び内導体の間〓に挿入
され、信号合成数に対応する誘電率の誘電体と
を具備する信号合成器。 2 前記誘電体の誘電率が信号合成数に等しい値
の−10%から+10%の範囲内となる実用新案登
録請求の範囲第1項記載の信号合成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12327083U JPS6032806U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 信号合成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12327083U JPS6032806U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 信号合成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032806U JPS6032806U (ja) | 1985-03-06 |
JPH0145123Y2 true JPH0145123Y2 (ja) | 1989-12-27 |
Family
ID=30281455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12327083U Granted JPS6032806U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 信号合成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032806U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014034443A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2016-08-08 | ソニー株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0753282Y2 (ja) * | 1988-11-09 | 1995-12-06 | 日本電業工作株式会社 | 分岐回路装置 |
JP4712622B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2011-06-29 | 日本電業工作株式会社 | 先端短絡(λ/4)同軸避雷器 |
-
1983
- 1983-08-10 JP JP12327083U patent/JPS6032806U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014034443A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2016-08-08 | ソニー株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
US10187971B2 (en) | 2012-08-31 | 2019-01-22 | Sony Corporation | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6032806U (ja) | 1985-03-06 |
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