JPH0142926Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0142926Y2
JPH0142926Y2 JP1983202044U JP20204483U JPH0142926Y2 JP H0142926 Y2 JPH0142926 Y2 JP H0142926Y2 JP 1983202044 U JP1983202044 U JP 1983202044U JP 20204483 U JP20204483 U JP 20204483U JP H0142926 Y2 JPH0142926 Y2 JP H0142926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
arc
arc extinguishing
contact
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983202044U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60107556U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20204483U priority Critical patent/JPS60107556U/ja
Publication of JPS60107556U publication Critical patent/JPS60107556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0142926Y2 publication Critical patent/JPH0142926Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は筐体内における消弧室を開閉機構部か
ら隔離した配線用遮断器の消弧装置に関するもの
である。
[背景技術] 配線用遮断器の消弧装置は一般に発弧部から延
出された一対のアーク走行板間に消弧グリツドを
設けたものを筐体の消弧室内に配設することで構
成されているが、この消弧室内を開閉機構部から
隔離するにあたつては、従来消弧グリツドと開閉
機構部との間に絶縁板を配設し、また固定接点が
設けられている固定端子板が遮断時の電磁駆動力
で後退することを防ぐために、固定端子板から延
出されている一方のアーク走行板に設けた突起を
筐体に係合させていたのであるが、短絡遮断時に
おけるガス圧力で絶縁板が浮き上がつて内部アー
ク短絡を引き起こしていた上に、電磁反発力によ
りアーク走行板の筐体との係合部が曲がつてしま
つて固定接点の後退による接点圧低下を招いてい
た。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは筐体内部での異極間
短絡及び同極間短絡がなく、また接点圧の低下を
生じることがない配線用遮断器の消弧装置を提供
するにある。
[考案の開示] しかして本考案は、筐体内の消弧室内に発弧部
より延出された一対のアーク走行板を配設すると
ともに両アーク走行板間に消弧グリツドを配設
し、消弧グリツドの排気側に筐体の底部より立設
された筐体と一体の遮蔽壁を位置させてこの遮蔽
壁に形成されている排気通路としての縦溝を消弧
グリツドの排気側に配し、発弧部に位置する固定
接点と接続用端子板とをつなぐ連結枠を遮蔽壁の
周囲に配設し、筐体の消弧室の縁部及び遮蔽壁に
接するとともに固定接点背面と一方のアーク走行
板背面に当接する絶縁台を設けて絶縁台で連結枠
を押さえ固定したことに特徴を有するものであ
り、遮蔽壁とで消弧室を開閉機構部から隔離して
消弧室内の密閉化を行なう絶縁台で連結枠の固定
及び固定接点やアーク走行板の電磁反発力による
移動を阻止したものである。
以下本考案を一実施例として掲げた図面に基づ
いて説明すると、1は遮断器の筐体で、上面が開
口している器台2とこの器台2の上面に取り付け
られる上蓋3とで構成された合成樹脂製のもので
あり、器台2の長手方向一端には電源側端子装置
8が、他端には負荷側端子装置9が設けられてい
る。また器台2の内部はこの器台2と一体に長手
方向に形成された隔壁4と隔壁4上面に形成され
ている溝5に差し込まれる絶縁セパレータ6とで
数室に仕切られている。尚、隔壁4における溝5
は数個に分割され、隔壁4の強度低下とセパレー
タ6の誤装着とに対する対策とされている。また
図示の例では3極型であることから隔壁4を2個
としているが、2極型の場合は1個となる。
前記電源側端子装置8は、第11図に示すよう
に器台2一端の端子座15上面に固定ねじにて固
定される角形ナツト13と、ナツト13のねじ孔
14にねじ込まれる端子ねじ11、そして端子ね
じ11が挿通されるばか孔12を水平片に有する
L字型端子金具10とで構成されたものであり、
端子ねじ11と角形ナツト13で端子金具10が
挟持されている。そして端子金具10の立ち上が
り片には連結枠19が固着されている。この連結
枠19は上下に開口する矩形状に形成されたもの
であつて、長手方向一端が端子金具10に固着さ
れ、他端に固定端子板21が固着されているもの
である。固定端子板21はT字型をして中片に固
定接点20が設けられたもので上部水平片が連結
枠19に固着されており、中片先端からは連結枠
19の両側片の下部間に位置する上側アーク走行
板22が延設されている。そして連結枠19はそ
の両側片が器台2における隔壁4及び側壁の内側
受段23に載せられるものであり、端子座15と
により長い連結枠19は器台2の底壁から浮かさ
れているものの安定した状態で位置する。
負荷側端子装置9は器台2の端子座28にねじ
止め固定される角形ナツト26と、これに設けら
れているねじ孔27に螺合する端子ねじ25及び
端子金具24からなり、負荷側中継端子金具32
の一端垂下片に共に基端が固着されているバイメ
タル33及びこれと対面する加熱用ヒータ板34
のうちのヒータ板34の自由端に編組線35によ
り端子金具24が接続されている。36は編組線
35に被せられた絶縁チユーブ、37はバイメタ
ル33の自由端に設けられた動作調整ねじであ
る。尚、バイメタル33は中間に銅、両面に低高
膨張係数の鉄が張り合わされたものであり、ヒー
タ板34は銅ニツケル合金で形成されたものであ
る。負荷側中継端子金具32の他端には短絡電流
動作素子となるプランジヤ型電磁石装置Xのコイ
ルCの一端が溶接、ろう付けされ、更にコイルC
の他端は電源側中継端子金具31が接続されてい
る。
プランジヤ型電磁石装置Xは上記コイルCを巻
回する非磁性の絶縁シリンダ38と、シリンダ3
8内を移行するプランジヤ39と、シリンダ38
一端に配設されてプランジヤ39を吸引する固定
鉄芯板40と、固定鉄芯板40に挿通されてプラ
ンジヤ39にて駆動される出力棒41と、プラン
ジヤ39の復帰コイルばねとからなるもので、プ
ランジヤ39はシリンダ38内にて径が大きくな
つていてコイルばねの受けと自身の抜け止めとを
行なつている。そしてこれらはシリンダ38一端
の固定鉄芯板40が挿通固着された一方側板44
と、シリンダ38他端の細径部を挿通した他方側
板45と、両側板44及び45の上端間に架設さ
れる天板46とから構成され且つ側板45がL字
型であつてその水平片先端が側板44下端に連結
されることから箱型となつているヨーク43によ
り囲まれているものである。47は側板44に設
けられた固定鉄芯板40の挿入孔、48は側板4
5におけるシリンダ38細径部の挿入孔である。
各側板44及び45並びに天板46はこれらに設
けられている連結用の角孔49とかしめ用突起5
0とにより組み立てられる。また側板45の水平
片と中継端子金具32とは器台2の下面から挿通
された固定用ねじ51が螺合するねじ孔52を
夫々有しており、更に側板45はその両側縁に隔
壁4及び側壁の縦溝54に差し込まれる突出縁5
3を有していることから器台2に位置決め固定さ
れる。尚、電源側中継端子金具31は後述するア
ーク走行板125の一端にねじ止め固定される。
前記固定接点20と相対する可動接点56は銅
または銅合金で作られた可動接点板55の下端に
設けられている。この可動接点板55は前記プラ
ンジヤ39突端の強制駆動ピン42が挿通される
逃げ孔57を有しているとともに両側縁に突起5
5aを、上端一面に打出突起55bを有している
ものであり、鉄にて作成されている接点枠58に
取り付けられるものであるとともに、逆U字型で
両端が前記の電源側中継端子金具31に固着され
ている編組線67の中間部が接点枠58をまたい
で接続されるものである。接点枠58は各上端に
円弧状の軸孔66を有している一対の側片59と
この両者を連結する上下一対の背片63及び60
からなるもので、可動接点板55はその両側縁の
突起55aを各側片59下端の下方に開口する溝
59aに係合させるとともに打出突起55bを背
片63中央の孔に挿入してかしめることで両側片
59間に取り付けられるものである。またこの接
点枠58の背片60中央にはヨークの側片45に
当接することとなるストツパ64と、下方に開口
して前記プランジヤ39突端の強制駆動ピン42
にプランジヤ39の吸引移動方向についてのみ係
合する係合溝61とが形成されている。そしてこ
の接点枠58は支持枠68に取り付けられて上記
軸孔66に挿通される枢支軸65により枢支され
るものである。
支持枠68は一対の側板69で構成されてい
る。一方の側板69は上記ヨーク43の一部材で
あるところの天板46が一体に形成されたもので
あるとともに他方の側板69との連結用の連結板
70が一体に形成されたものであり、一方の側板
69の天板69及び連結板70の各先端に設けら
れているかしめ用突起50と他方の側板69に設
けられている角孔49とにより両側板69が結合
されている。そして連結板70は単に両側板69
を連結するだけの部材ではなく、可動接点板55
の上端部に一端を当接させる圧縮コイルばね72
の他端を受ける部材ともなつている。尚、圧縮コ
イルばね72の接点圧の付与と、可動接点板55
の復帰との両作用を受け持つものである。
支持枠68の各側板69には接点枠68のため
の枢支軸65を取り付ける軸孔71のほか、ハン
ドル軸111用の軸孔114、軸84用の軸孔8
6、軸93用の軸孔95、そして窓80が形成さ
れている。ハンドル軸111はハンドル116と
ハンドル金具107とを支持するものであり、軸
84はラツチ金具81を、軸93は引外し金具8
8を支持するものであつて、これらのうち引外し
金具88から説明すると、これは両側片89と、
この両側片89を連結するとともに前記バイメタ
ル33に取り付けられている調整ねじ37先端に
対接する橋絡片90、ラツチ金具81との係合片
91そして一方の側片89下端より下方へ垂下さ
れて前記電磁石装置Xにおける出力棒41の一端
に対接する垂下片92とからなるもので、側片8
9下部に設けられている軸孔94に軸93が挿通
されることで回動自在に支持され、また一端を支
持枠68の孔97に、他端を垂下片92に引つ掛
けた復帰ばね96により一方向に付勢されてい
る。引外し金具88の両側片89に形成されてい
る孔105は、各極の引外し金具88を連動させ
るための連動棒104が挿通されるものであり、
鉄芯にナイロンチユーブを被せて形成されている
連動棒104は、引外し金具88の両側片89間
に配されるテスト用引外し体98の孔106にも
挿通される。また引外し金具88の支持用の軸9
3はこのテスト用引外し体98にも挿通されてお
り、このためにテスト用引外し体98は引外し金
具88と一体的に回動するものとなつている。
尚、テスト用引外し体98はナイロンで形成され
たもので、上蓋3の凹所102に配されているテ
スト用押釦101によつて押し下げられる操作子
100と、引外し金具88の橋絡片90と相対す
る駆動子99とを一体に備えている。103はテ
スト用押釦101の復帰ばねである。
軸84により枢支されるラツチ金具81は一対
の側片82とこの両者をつなぐ橋絡片83とから
なり、両側片82の基端が軸84で支持され、上
記引外し金具88の係合片91における受段91
aとは橋絡片83が係合するものである。またこ
のラツチ金具81の各側片82の途中からは中間
軸78が摺動自在に係合する円弧溝87が形成さ
れている片が突出している。中間軸78は各一端
が接点枠58の中央部に軸74で連結されている
2つのリンク73の各他端と、橋絡片で2つの側
片がつながれたH字型をなして一端がハンドル金
具107に軸110で連結されているリンク77
の他端とを連結するものであつて、その両端は支
持枠68における前記窓80内に位置する。
前記ハンドル軸111で支持されるハンドル1
16は、上蓋3のハンドル窓孔121を通じて上
蓋3の上方に突出する操作部を中央に有している
とともに、上記ハンドル金具107が一体的に取
り付けられたものであつて、ハンドル金具107
における橋絡片109が差し込まれる溝117
と、ハンドル金具107の両側片108先端の上
向突子108aが係合する凹部119と、ハンド
ル金具107の側片108から突出する外向突子
108bがあたる突壁120を備え、ハンドル金
具107自体もハンドル軸111で支持されるこ
とから、ハンドル116とともにハンドル金具1
07も回動するものである。そしてこのハンドル
116及びハンドル金具107は一端を軸78
に、他端を接点枠58の支持用の枢支軸65に係
止した反転ばね115により図中反時計まわり方
向に付勢されている。
さて、消弧装置であるが、これは第12図から
明らかなように、馬蹄形グリツド123を一定間
隔で多数積層したものを一対の絶縁側板124で
支持するとともに排気孔を有している排気板12
8を取り付けることで形成された消弧グリツドブ
ロツク122と、前述した下側アーク走行板12
5、そして上側アーク走行板22とから構成され
ている。アーク走行板125は斜め上方に立ち上
がる一端が電源側中継端子金具31とねじ止め連
結され、両側縁に絶縁側板124下縁の突起との
連結用切欠を有している他端幅広部は最下段のグ
リツド123下面と間隔をおいて相対する。アー
ク走行板22も先端の幅広部の両側板の切欠に絶
縁側板124上縁の突起が連結されることで最上
段のグリツド123上面と間隔をおいて相対す
る。図中130はグリツドブロツク122と連結
枠19の両側片との間及びグリツドブロツク12
2と器台2の隔壁4や側壁との間を遮蔽する絶縁
板であり、131は矩形状連結枠19の内部に上
方から嵌め付けられる絶縁台、133は固定端子
板21と可動接点板55との間に介在して固定端
子板21の上部水平片と中片を被う逆U字型の絶
縁板で器台2の縦溝54に差し込まれることで取
り付けられるものである。尚、絶縁側板124、
排気板128、絶縁板130及び133並びに絶
縁台131は、メラミン樹脂にガラス繊維を混合
した耐熱性を有するもので形成されている。13
4はゼラミツクにて形成されている絶縁板で、固
定端子板21の中片及びアーク走行板22の左右
並びにアーク走行板125の左右に配されるもの
であり、絶縁板130の内面との間にガス還流通
路となる空間を形成する。
グリツドブロツク122やその他の部材は、器
台2における隔壁4で分割されている各室の端子
座15側の消弧室7に納められる。端子座15と
の間に器台2と一体に形成されている遮蔽壁14
1が位置している消弧室7の底面には、グリツド
ブロツク122の下端に連結されたアーク走行板
125が器台2底面に突出する凸リブ163によ
り位置決めされて配設され、グリツドブロツク1
22上端に連結されたアーク走行板22がつなが
つている連結枠19はその両側片を器台2の隔壁
4乃至側壁に形成されている内側受段23上に載
せるとともに、一端の端子金具10を端子座15
上に固着されている角形ナツト13上に載せて配
設される。この時、連結枠19はグリツドブロツ
ク122側に上下方向の縦溝142を有している
上記遮蔽壁141の外面及び両側面を囲むもので
あり、また連結枠19は前記絶縁台131により
押さえ固定される。ここで絶縁台131は、上端
部に連結枠19の上縁に載るとともに器台2にお
ける隔壁4乃至側壁に設けられた段部161上に
載るフランジ150と、遮蔽壁141のための逃
げ孔152とを有しているとともに、前述のよう
に連結枠19内に嵌合する嵌合部151を有して
いるものであり、嵌合部151の一端面は固定端
子板21における前面に固定接点20が配されて
いる中片の背面に当接し、下面はアーク走行板2
2の上面に当接する。そして絶縁台131自身は
上蓋3の内面から垂下されている突柱132によ
つて下方へと押さえ込まれる。尚、アーク走行板
125の傾斜片の下面には器台2における傾斜突
部165が当接する。またアーク走行板22は、
連結枠19の内側面との間に位置する絶縁板13
0や絶縁台131及び連結枠19などよりも上方
に立ち上がる遮蔽壁141によつて、連結枠19
や端子金具10との間の同極間短絡が完全に防が
れている。図中150は端子ねじ11と連結枠1
9との間に配される絶縁板で、器台2に形成され
ている縦溝で両側縁が、器台2に被せられる上蓋
3で上縁が保持されるものである。
しかして第7図及び第13図aはオン状態を示
しており、固定接点20に可動接点56が接触し
ていて、負荷電流は電源側端子装置8から連結枠
19、固定端子板21、固定接点20、可動接点
56、可動接点板55、編組線67、中継端子金
具31、コイルC、中継端子金具32、ヒータ板
34、編組線35を経て負荷側端子装置9へと流
れる。またラツチ金具81と引外し金具88との
係合点と、リンク77により円弧溝87の一端に
押し付けられている中間軸78と、リンク73と
接点枠58とを連結している軸74との3者で構
成されるトツグル並びにハンドル軸111と軸1
10と中間軸78とで構成されるトツグルによ
り、このオン状態が維持される。そして圧縮コイ
ルばね72による付勢で可動接点板55は軸74
を中心とするモーメントを受けるために、接点圧
が与えられている。ハンドル116を図中左方向
に回動させれば、第8図及び第13図bに示すよ
うに、ハンドル金具107が反転してリンク77
を引つ張るために中間軸78がラツチ金具81の
円弧溝87内を移行して上記トツグルがくずれ、
接点枠58は圧縮コイルばね72による付勢で枢
支軸65を中心に回動して可動接点56を固定接
点20から離す。
オン状態において短絡電流が流れた時には第9
図及び第13図cに示すように電磁石装置Xにお
けるコイルCに流れる短絡電流の電磁力によりプ
ランジヤ39が吸引駆動される。このプランジヤ
39の動作によりまず出力棒41を介して引外し
金具88の垂下片92が押圧されて引外し金具8
8が回動し、係合片91がラツチ金具81の橋絡
片83から離れるために、ラツチ金具81とリン
ク73及びリンク77並びに接点枠58はバラン
スを崩して接点枠58の保持力をなくす。そして
このような動作に並行してプランジヤ39突端の
強制駆動ピン42が接点枠58を強制的に引つ張
ることから可動接点56は固定接点20から瞬時
に引き離される。またこのトリツプ動作の際に、
圧縮コイルばね72のばね力を受けてラツチ金具
81が落ち込むとともにラツチ金具81の円弧溝
87を中間軸78が動くわけであるが、この中間
軸78の移動経路中に窓80における中間山部8
0aが位置してこれに中間軸78が当たつて停止
するために、ハンドル116は中央位置で止ま
る。トリツプ状態であることの表示がハンドル1
16によりなされるわけである。そしてこのよう
なトリツプ動作は、任意の一極の引外し金具88
が作動すれば他の極の引外し金具88も連動棒1
04により同時に作動することから、他の極も追
随してなされる。
過負荷電流が流れた時には、第10図及び第1
3図dに示すようにヒータ板34の発熱で加熱さ
れたバイメタル33が湾曲し、引外し金具88の
橋絡片90を押圧して引外し金具88を回動させ
ることから、引外し金具88とラツチ金具81と
の係合が解除され、上記の場合と同様にトリツプ
動作がなされる。尚、この場合プランジヤ39に
よる強制引外し動作はない。もちろん過負荷電流
でも限界以上ではプランジヤ39も動作する。元
の状態に復帰させるには中央位置で停止している
ハンドル116をいつたん左に倒して中間軸78
を強制的に窓80の中間山部80aを越えさせる
と、前記オフ状態になり、この後ハンドル116
を右側に倒せば前記オン状態に復帰する。
さて、可動接点56が固定接点20から離れる
際に生じるアークであるが、このアークは可動接
点板55を通る電流により接点枠58に生じる磁
束がアークに作用する電磁駆動力を発揮するため
に、可動接点56側においては下側のアーク走行
板125に引き付けられて走り、上側のアーク走
行板22とによりグリツドブロツク122に導か
れて分割される。また一部は絶縁板134と絶縁
板130との間のガス還流通路135を介して還
流して一層弱められ、グリツドブロツク122の
排気側に位置する遮蔽壁141の縦溝142から
上方へと抜ける。上側のアーク走行板22は上方
から絶縁台131によつて押さえ込まれているた
めに、ガス圧力で上方へ浮き上がつて同極間短絡
を招いてしまうようなことはない。また、発弧部
に生じるところの前記電磁駆動力を受けて固定端
子板21が後退して接点圧の変化を招いてしまう
ことも、固定端子板21の背面に当接している絶
縁台131によつて防止されている。
[考案の効果] 以上のように本考案においては消弧室内の密閉
化が絶縁台及び遮蔽壁によりなされるために内部
アーク短絡が防止されるものであり、また絶縁台
によつて連結枠及び固定接点を有している固定端
子板の移動や後退が防がれることからこの点にお
いても同極間短絡が防止されるとともに、電磁駆
動力によるところの固定接点の後退で生じる接点
圧の変動の防止もなされるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の平面図、第2図は同
上の右側面図、第3図は同上の上蓋の除いた状態
の破断平面図、第4図は同上の縦断面図、第5図
及び第6図は同上の横断面図、第7図は同上のオ
ン状態を示す縦断面図、第8図は同上のオフ状態
を示す縦断面図、第9図及び第10図は同上のト
リツプ状態を示す縦断面図、第11図及び第12
図は同上の分解斜視図、第13図は同上の動作機
構図であつて、1は筐体、10は端子金具、19
は連結枠、20は固定接点、21は固定端子板、
22はアーク走行板、122はグリツドブロツ
ク、123はグリツド、141は遮蔽壁を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筐体内の消弧室内に発弧部より延出された一対
    のアーク走行板を配設するとともに両アーク走行
    板間に消弧グリツドを配設し、消弧グリツドの排
    気側に筐体の底部より立設された筐体と一体の遮
    蔽壁を位置させてこの遮蔽壁に形成されている排
    気通路としての縦溝を消弧グリツドの排気側に配
    し、発弧部に位置する固定接点と接続用端子板と
    をつなぐ連結枠を遮蔽壁の周囲に配設し、筐体の
    消弧室の縁部及び遮蔽壁に接するとともに固定接
    点背面と一方のアーク走行板背面に当接する絶縁
    台を設けて絶縁台で連結枠を押さえ固定して成る
    配線用遮断器の消弧装置。
JP20204483U 1983-12-23 1983-12-23 配線用遮断器の消弧装置 Granted JPS60107556U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20204483U JPS60107556U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 配線用遮断器の消弧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20204483U JPS60107556U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 配線用遮断器の消弧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60107556U JPS60107556U (ja) 1985-07-22
JPH0142926Y2 true JPH0142926Y2 (ja) 1989-12-14

Family

ID=30764397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20204483U Granted JPS60107556U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 配線用遮断器の消弧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60107556U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5075015B2 (ja) * 2008-05-28 2012-11-14 三菱電機株式会社 回路遮断器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162444A (en) * 1980-12-27 1981-12-14 Matsushita Electric Works Ltd Circuit breaker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162444A (en) * 1980-12-27 1981-12-14 Matsushita Electric Works Ltd Circuit breaker

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60107556U (ja) 1985-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4329669A (en) Circuit breaker with auxiliary tripping unit
EP3846194B1 (en) Direct current relay
JPH0158611B2 (ja)
GB2097590A (en) Circuit breaker
US4370634A (en) Circuit breaker
JP6188554B2 (ja) 漏電遮断器
US5218332A (en) Switch device
US2071149A (en) Electric switch
JPH0142926Y2 (ja)
US3735295A (en) Electric control devices with mechanical interlock
JPH0142925Y2 (ja)
JPH0628963A (ja) 電流開閉装置
US2844681A (en) Automatic electric cut-outs
US3626339A (en) Electromagnetic relay
EP0505292B1 (fr) Disjoncteur électrique de phase et neutre à encombrement réduit
US5459444A (en) Circuit breaker for use in wall mounted plug
US3832663A (en) Circuit breaker with improved frame and cradle support means
JPS60148025A (ja) 配線用遮断器の消弧装置
KR100298331B1 (ko) 전자접촉기의보조가동접촉자어셈블리
JPH0246012Y2 (ja)
JPS60148029A (ja) 配線用遮断器の引外し装置
JPH089882Y2 (ja) 回路遮断器
JP2585421B2 (ja) 回路遮断器
JPH0238362Y2 (ja)
US3418607A (en) Circuit breaker with improved trip means