JPH0142660Y2 - - Google Patents

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JPH0142660Y2
JPH0142660Y2 JP1984128037U JP12803784U JPH0142660Y2 JP H0142660 Y2 JPH0142660 Y2 JP H0142660Y2 JP 1984128037 U JP1984128037 U JP 1984128037U JP 12803784 U JP12803784 U JP 12803784U JP H0142660 Y2 JPH0142660 Y2 JP H0142660Y2
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JP
Japan
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bearing
housing
rotating shaft
rotor unit
motor
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JP1984128037U
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JPS6141922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、スピンドル装置、特に高精度を要
求されるフロツピイデイスク装置等に利用される
小型スピンドル装置に関するものである。
従来の技術 従来、フロツピイデイスク装置に利用される小
型スピンドル装置は、第4図に示すように、上部
にフロツピイデイスク(図示せず)を位置決めさ
せて載置するようにしたデイスク盤1を一体に取
付けた回転軸2を上下2個の玉軸受3,3を介し
てハウジング4に回転自在に支承し、かつ、回転
軸2の下部に、該回転軸2の下端部に適宜の固着
手段によつて固着されたロータユニツト5と、ハ
ウジング4に取付けられ、前記ロータユニツト5
の上方に対向配置されたステータユニツト6とか
らなるモータ7を連設したものである。
考案が解決しようとする問題点 前記小型スピンドル装置に於いて、回転軸はモ
ータによつて駆動されるフロツピイデイスクの作
動精度を所定の管理限界内に維持する為、振れの
少ない高い回転精度を持つている必要がある。
そこで、回転軸の振れを極力小さく抑える為、
玉軸受を回転軸に組込む時、玉軸受の内輪と回転
軸との嵌め合いが適当となるもの同士を選別する
所謂現物合せが行なわれているが、組込み作業が
非常に繁雑になり、量産性が悪くてコスト高を引
き起こし、その上、回転軸の振れを抑えるのが困
難であつた。
問題点を解決するための手段 この考案をフロツピイデイスク装置に適用した
場合を例示する第1図において、スピンドル装置
は垂直の回転軸10、この回転軸を回転駆動する
為のモータ20及び回転軸10をハウジング30
に回転自在に支承する為の動圧形ラジアル軸受4
0,40並びに動圧形スラスト軸受50から構成
されている。
回転軸10は上部に回転体、即ち、デイスク盤
11を一体に取付け、このデイスク盤11上にフ
ロツピイデイスク(図示せず)をデイスク位置決
めピン12で位置決めさせて載置するようになつ
ている。
モータ20は回転軸10の下端部に適宜の固着
手段で固着したロータユニツト21と、ハウジン
グ30に取付けられ、前記ロータユニツト21の
上方に対向配置されたステータユニツト22とか
ら形成されている。この考案装置に使用されてい
るモータ20のロータユニツト21とステータユ
ニツト22は、相互間に磁気的に吸引力が発生す
るように設計されており、回転軸10を矢印Aで
示すように一定の方向に引張り、該回転軸10側
のスラスト荷重を負荷するように構成されてい
る。
動圧形ラジアル軸受40は第1図及び第2図に
示すように、回転軸10の外周に形成した受面4
1及び当該受面41と対向協動するハウジング3
0の内周に形成した受面42からなり、いずれか
の受面(図示例では回転軸側の受面41)に動圧
発生用の例えば図示の如くヘリングボーン形状の
溝43を形成すると共に空隙にグリース等の動圧
用流体を充填している。かくして、回転軸10の
回転に伴つて受面41の溝43によるポンプ効果
により受面41,42間に流体が吸い込まれ、こ
れにより受面41,42間に圧力が発生して回転
軸10をハウジング30に対し非接触状態で回転
支持し、ラジアル軸受としての機能を発揮する。
動圧形スラスト軸受50は第1図及び第2図に
示すように、ハウジング30の下面に形成した受
面51と当該受面51と対向協動する受面52と
その反対側に形成した凸球面53とを備えた環状
の調心座54とからなり、いずれかの受面(図示
例では調心座側の受面52)に動圧発生用の例え
ば第3図に示す如きヘリングボーン形状の溝55
を形成すると共に空隙に動圧用流体を充填してい
る。かくして回転軸10の回転に伴つて受面52
の溝55によりポンプ効果により受面51,52
間に流体が吸い込まれ、これにより受面51,5
2間に圧力が発生してスラスト軸受としての機能
を発揮する。この場合、回転軸10及びモータ2
0のロータユニツト21は、その自重と動圧形ス
ラスト軸受50のスラスト動圧との和(矢印Aと
反対方向)が、モータ20のロータユニツト21
とステータユニツト22との間に生じる磁気的な
吸引力とバランスして支承される。
調心座54はモータ20のロータユニツト21
の一部に形成した回転軸10と同心の円錐形の凹
所56内に配置され、ハウジング30の受面51
に対する受面52の平行度を組立時に調心させる
ように構成している。また調心座54は動圧形ス
ラスト軸受50が機能する為には、モータ20の
ロータユニツト21に随伴して回転しなければな
らない。この為、調心座54の凸球面53と凹所
56との環状接触部57における摩擦トルクが動
圧形スラスト軸受における起動時の摩擦トルク及
び運転中の摩擦トルクより大きくなるように凹所
56の円錐角αを設定する。更に、調心座54の
内径面58は、調心作用が働いたときに回転軸1
0に接触しないように、回転軸10との間の径方
向スキマΔR2を動圧形ラジアル軸受40の受面4
1,42間の径方向スキマΔR1より大きく設定す
る。
また、動圧形スラスト軸受50は、組立時に動
圧流体、例えばグリースが予め若干余分に封入さ
れ、回転軸10の回転によつて動圧流体として最
低必要分以上のグリースが当該受面51,52間
から横洩れするが、この横洩れグリースで軸受ト
ルクの損失が大きくならないように、受面51,
52間の軸方向スキマΔl1より、ハウジング30
とモータ20のロータユニツト21との間の軸方
向スキマΔl2を大きく設定する。
作 用 この考案装置に使用されている動圧形ラジアル
軸受40,40並びに動圧形スラスト軸受50
は、調心座54の働きによつてハウジングの受面
51に対する受面52の平行度を調心させること
ができるので、回転軸10を長期に亘つて高い軸
振れ精度でハウジング30に支承し、回転軸10
の直径方向及び軸線方向の振れを抑えることがで
きる。
また、動圧形スラスト軸受50は調心座54を
組立時に調心して受面51,52間の平行度を出
させる為、動圧形ラジアル軸受40に対するハウ
ジング30の下面に形成した受面51の直角度を
さほど厳しく規制せずとも軸受機能を損なう虞れ
がなく、製作性の向上に寄与している。
更に、動圧形スラスト軸受50の周囲に比較的
大きなスキマΔl2,ΔR2を配置したので、受面5
1,52間から余分な流体が横洩れしても、受面
51,52の周囲に控えたこれらのスキマΔl2
ΔR2に十分収容され、軸受トルクの損失を少なく
抑えることができる。
加えて、調心座54は回転軸10との間の形方
向スキマΔR2を動圧形ラジアル軸受50の受面4
1,42間の形方向スキマΔR1より大きくしたの
で、調心座54に調心作用が働いて傾いたときも
回転軸10に接触することがなく、動圧形ラジア
ル軸受40,40並びに動圧形スラスト軸受50
の軸受機能を十分に発揮せしめることができる。
尚、スキマΔl2,ΔR2、特にΔl2は、動圧流体と
してグリースを使用した場合、一種のグリース溜
りの役目を果たす。すなわち、動圧スラスト軸受
50として動圧流体(グリース)が不足している
と、スキマΔl2に横洩れしているグリースは調心
座(ヘリングボーン溝)の回転によるポンプ作用
によつて再び動圧用スキマΔl1へ引き込まれる。
考案の効果 以上説明したように、この考案は回転軸を動圧
形ラジアル軸受並びに動圧形スラスト軸受によつ
て回転自在に支承するとともに、動圧形スラスト
軸受に調心機能を発揮させるように構成している
から、長期に亘つて高い軸振れ精度を維持する。
さらに、動圧形スラスト軸受の周囲に比較的大き
なスキマを配置したので、軸受トルクの損失を少
なく抑えることができる。また、この考案は単に
フロツピイデイスク装置等の小型スピンドル装置
の性能を向上せしめるのみならず、該スピンドル
装置の組立工程の生産性をも顕著に向上せしめる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案をフロツピイデイスク装置に
適用した場合を例示するスピンドル装置の縦断面
図、第2図はその要部拡大図、第3図は調心座の
受面を示す図面、第4図は従来のスピンドル装置
をフロツピイデイスク装置に適用した場合を例示
する縦断面図である。 10……回転軸、20……モータ、21……ロ
ータユニツト、22……ステータユニツト、30
……ハウジング、40……動圧形ラジアル軸受、
41,42……受面、43……動圧発生用溝、5
0……動圧形スラスト軸受、51,52……受
面、53……凸球面、54……調心座、55……
動圧発生用溝、56……凹所、57……環状接触
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングに回転自在に支承された回転軸と、
    この回転軸の下端部に適宜の固着手段によつて固
    着されたロータユニツトと前記ハウジングに取付
    けられた、前記ロータユニツトの上方に対向配置
    されたステータユニツトとで構成される前記回転
    軸を回転駆動する為のモータとからなるスピンド
    ル装置に於いて、前記回転軸を動圧形ラジアル軸
    受と動圧形スラスト軸受とにより支承してなり、
    前記動圧形スラスト軸受が、ハウジングに形成し
    た第1の受面と、第1の受面と対向する第2の受
    面及びその反対側に位置する凸球面を有する環状
    の調心座と、前記回転軸と同心に位置し、前記調
    心座の凸球面と係合して環状接触部を形成する前
    記モータのロータユニツト一部に形成した円錐形
    の凹所とからなり、前記環状接触部における摩擦
    トルクを第1及び第2の受面間における摩擦トル
    クよりも大きくし、前記動圧形ラジアル軸受の受
    面間の径方向スキマより前記動圧形スラスト軸受
    の調心座と前記回転軸との間の径方向スキマを大
    きくすると共に、前記動圧形スラスト軸受の受面
    間の軸方向スキマより前記ハウジングと前記モー
    タのロータユニツトとの間の軸方向スキマを大き
    くしたことを特徴とするスピンドル装置。
JP12803784U 1984-08-23 1984-08-23 スピンドル装置 Granted JPS6141922U (ja)

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JP12803784U JPS6141922U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 スピンドル装置

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JP12803784U JPS6141922U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 スピンドル装置

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Publication Number Publication Date
JPS6141922U JPS6141922U (ja) 1986-03-18
JPH0142660Y2 true JPH0142660Y2 (ja) 1989-12-13

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ID=30686668

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JP12803784U Granted JPS6141922U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 スピンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518489Y2 (ja) * 1987-09-12 1993-05-17

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620828A (en) * 1979-07-26 1981-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotating device

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JPS5620828A (en) * 1979-07-26 1981-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotating device

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JPS6141922U (ja) 1986-03-18

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