JPH0142051Y2 - - Google Patents

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JPH0142051Y2
JPH0142051Y2 JP8264879U JP8264879U JPH0142051Y2 JP H0142051 Y2 JPH0142051 Y2 JP H0142051Y2 JP 8264879 U JP8264879 U JP 8264879U JP 8264879 U JP8264879 U JP 8264879U JP H0142051 Y2 JPH0142051 Y2 JP H0142051Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線等の被検電体の充電の有無を、そ
の先端金具を接触させることにより検知するペン
ホルダー型検電器の改良に関するものである。
一般に、電気設備において作業する場合、その
電線及び電気機器等の充電の有無を検知すること
は、作業安全及び電気機器の故障発見等のため重
要視されている。従来、これを検知する検電器と
して、第1図に示すように、絶縁筒体1内にネオ
ン放電管2と限流耐電圧用抵抗器3とを収納し、
その先端金具4と後端金具5の間に直列接続した
ものがあつた。この検電器6は後端金具5と一体
になつた金属クリツプ5′部分を握つて、その先
端金具4を被検電体に接触させ、ネオン放電管2
の点灯の有無を見て被検電体が充電されているか
いないかを検出しようとするものである。これ
は、人体が金属クリツプ5′を握ることにより生
じる対地抵抗及び対地静電容量を介して、被検電
体からアースに流れる電流によつてネオン放電管
3を点灯させようとするものであるが、その発光
は弱いので日昼下等の明るい場所では点灯してい
るかどうかの確認が極めて困難である。また、
50V附近までは危険電圧として検出しなければな
らないが、ネオン放電管は80V以下では放電しな
い特性を持つているので50Vから80V迄の間の電
圧が検電不能となり、検電器としての性能を満足
し得なかつた。さらに、ネオン放電管はガラス製
であるため衝撃に弱くて壊れ易く故障が多い欠点
があつた。このため、この欠点を改良して、第2
図に示すように、先端金具7に限流耐電圧用抵抗
8を介して増幅器9を接続し、この増幅器9の出
力で表示器10を動作させるようにしたものがあ
る。この検電器11は被検電体12から先端金具
7、限流耐電圧用抵抗器8、人体の対地抵抗R0
及び対地静電容量C0を経てアースEに流れる電
流により増幅器9に出力を生じさせ、その出力に
より表示器10を動作させ、被検電体12の充電
の有無を検知するものである。而して、この動作
原理より明らかなように、増幅器9に入力される
電流の大きさは、被検電体12の対地電圧を限流
耐電圧用抵抗器8と人体の対地抵抗R0及び対地
静電容量C0の合成インピーダンスで除した値に
定まる。ところが、検電器11の使用条件、すな
わち検電器の握り方、手袋の有無、履物の種類等
により人体の対地抵抗R0及び対地静電容量C0
大きく変化する。このため、対地電圧が同じであ
つても増幅器9に入力される電流が変動し検知動
作が行なわれる場合と行なわれない場合がでてく
る。つまり、検電器11が検知できる最低電圧が
使用条件に対して大きく変動することになり、そ
の不安定さのためにこの検電器を使用するのは問
題があつた。この不安定さをなくすには限流耐電
圧用抵抗器8の値を非常に大きくして人体の対地
抵抗R0及び対地静電容量C0の変化による影響を
軽減することが考えられる。しかし、この場合は
増幅器9に流れる電流の値が小さくなるので、必
然的に増幅感度を大きくせざるを得ない。ところ
が、増幅器9の増幅度を大きくしようとすると、
被検電体12以外の近接した充電体13から静電
誘導により増幅器9に出力を生じ、被検電体12
が充電されていないのに検電器が充電を誤表示す
る危険性が高くなる欠点が生じる。
また、このような目的に使用される増幅器を設
計して、小型の携帯用ケース、例えば万年筆型の
筒状ケースに収納しようとする場合、電源スイツ
チの取付スペース及び電源電池の取付け構造が問
題となる。すなわち、通常の増幅器では人力信号
がない時にも動作電流が流れるので、電源スイツ
チを設けて、非使用時には電源を遮断しておく必
要があり、取付スペースが大きくなることや電源
スイツチの切り忘れによる電池の消耗事故が生じ
易い。また検電器では、その後端金具を握り、人
体の対地抵抗及び対地静電容量により接地を行つ
ているが、この後端金具を電池の収納ケースとし
て用いることが、構造上及び電池の出し入れの便
宜上有利である。しかし、通常の増幅器は入力側
の一端と電源とが直接結合できないため、これが
実現できず、小型化の障害となつていた。
そこで、本考案は上記従来の欠点に鑑み、これ
を改良除去するために、ブレークオーバー電圧以
上の印加電圧に対して双方向対称な負性抵抗特性
を示し、ブレークオーバー電圧以下の印加電圧に
対しては高絶縁抵抗特性を有する双方向性ダイオ
ード(トリガダイオード)の如き電圧レベル検出
用半導体素子を、増幅器の前段に間在させること
により、最低検出電圧を安定化させ、検出開始後
は増幅器に充分な電流が与えられるようにすると
共に、検電器に好適した増幅器を提供するもので
ある。
すなわち、第3図に示すように、被検電体に接
触させる先端金具7に、限流耐電圧用抵抗器8
と、例えば50Vのブレークオーバー電圧を持つト
リガダイオードの如き電圧レベル検出用半導体素
子TDと、後述する増幅器Aとを直列接続し、増
幅器Aの出力で表示器10、例えば発光ダイオー
ドを点灯させるようにした。次に増幅器Aの構成
を説明すると、R1は増幅器の入力端子イとアー
ス間ロに挿入された電圧検出用抵抗器、Tr1は入
力端子イにエミツタを接続しベースをアースロに
接続した第1のトランジスタ、Tr2は入力端子イ
にベースを接続し、アースロにエミツタを接続し
た第2のトランジスタ、R2,R3は抵抗器で、直
列接続されて分圧抵抗R′を形成し、その一端ハ
から供給される電流をその接続点ニと他端ホか
ら、第1のトランジスタTr1と第2のトランジス
タTr2に供給する。Tr3は分圧抵抗R′の接続点ニ
に発生した電圧を増幅して、表示器10を駆動す
るためのバツフアー回路Bの初段トランジスタ
で、その前段のトランジスタTr1,Tr2とは逆極
性のものが用いられている。Tr4は同バツフアー
回路Bの出力段トランジスタ、R4,R5は分圧抵
抗、C1は平滑用コンデンサ、R6は表示器電流の
制限用抵抗器、16は後端金具、17は後端金具
に電極の一方を接続した電源電池、18は後端金
具と結合された金属クリツプ、19は動作試験ス
イツチ、R7は動作試験電流を制限する抵抗器で
ある。
また、この検電器14の組立て構造例を第4図
に示す。同図において、15は耐絶縁性樹脂で形
成した万年筆型の筒状ケース、7はその先端に埋
め込み固設した先端金具、8は先端金具に接続さ
れた限流耐電圧用抵抗器、TDは電圧レベル検出
用半導体素子、9は増幅器、10は表示器となる
発光ダイオード、16は電池収納部となる後端金
具、17は電源電池、18は電池収納部と結合さ
れた金属製クリツプ、19は動作試験スイツチで
ある。
この検電器14の動作は次のようになる。検電
14の後端部を握ると、人体の対地抵抗R0
び対地静電容量C0によつて、増幅器Aのアース
側ロが接地される。ここで、検電器14の先端金
具7を被検電体12に接触させる。すると、充電
されている被検電体12の対地電圧が、限流耐電
圧用抵抗器8と電圧レベル検出用半導体素子
TD、増幅器Aの電圧検出用抵抗器R1、人体の対
地インピーダンスの直列回路に印加される。とこ
ろが、電圧レベル検出用半導体素子TDは非導通
状態では他の素子に比べてその抵抗が極めて高
く、殆んどの電圧がその電圧レベル検出用半導体
素子TDに印加される。そして、人体の対対地イ
ンピーダンスの影響を殆んど受けずに充電の有無
を判定する。すなわち、被検電体の対地電圧がブ
レークオーバー電圧よりも高い時には電圧レベル
検出用半導体素子TDがブレークオーバーして導
通状態になるので増幅器Aの電圧検出用抵抗器
R1に電流が流れ、その増幅出力により、表示器
である発光ダイオード10が点灯する。また、被
検電体の対地電圧がブレークオーバー電圧よりも
低い状態の時には、電圧レベル検出用半導体素子
TDは高抵抗を維持しているので、増幅器Aの電
圧検出用抵抗器R1には電流が流れず、従つて表
示器である発光ダイオード10は点灯しない。こ
の充電状態検出の時の増幅器Aの動作について詳
述すると次のようになる。
まず、被検電体12がブレークオーバー電圧を
超える+の電圧に充電された場合を考える。この
時電圧レベル検出用半導体素子TDは導通して、
電圧検出用抵抗器R1に通流させ、入力端子イに
+の電圧を印加する。すると、第1のトランジス
タTr1は非導通で、第2のトランジスタTr2のベ
ースからエミツタに電流が流れて第2のトランジ
スタTr2が導通する。そして、分圧抵抗R′の接続
点ニの電位が下るので、バツフアー回路Bの初段
のトランジスタTr3が導通し、同時に出力段トラ
ンジスタTr4も導通して表示器10が充電状態検
出の点灯をする。また、被検電体12がブレーク
オーバー電圧を超える−の電圧に充電された場合
は、第2のトランジスタTr2が非導通で第1のト
ランジスタTr1が導通して、分圧抵抗R′の接続点
ニの電位を下げて前記説明と同様にバツフアー回
路Bを動作させ、表示器10に充電状態検出の点
灯動作をさせる。このような動作により、被検電
体12が交流電圧で充電された場合と、+または
−の直流電圧で充電された場合のいずれも検出で
きるのである。なお、この回路はその入力端子イ
とアースロ間に挿入された電圧検出用抵抗器R1
に電流が流れない時は、電源電池17から回路内
に電流が全く流れないように構成されている。そ
して、先端金具7を充電物に接触させない時は電
流が流れず、電源電池17は全く消耗しない。こ
のため、電源スイツチを省略でき、検電器がコン
パクト化されると共に、電源スイツチの切り忘れ
による電池消耗事故の恐れがない。また、電源電
池17は一方の電極がアース部イである後端金具
16及び金属製クリツプ18と直接結合された構
成である。このため、第4図に示すように、後端
金具16自体を電池収納部とし電源接点と金属蓋
16′とを一体化して構成し、後端から容易に出
し入れできるような構造にすることができる。な
お動作試験スイツチ19を押して、電源電池17
を電流制限用抵抗器R7を介して増幅器Aの入力
端子イに接続し、発光ダイオード10の点灯の有
無を見ることにより正常動作をするかどうかの確
認が容易にでき、その時の明るさによつて電池の
消耗を知ることができる。また上記説明の表示器
は発光ダイオードを用いたものであつたが、液晶
等の表示素子やスピーカー等の音響による表示手
段を用いてもよい。
以上説明したように、この考案によれば、その
最低検出電圧をトリガダイオードの如き電圧レベ
ル検出用半導体素子のブレークオーバー電圧によ
つて設定できると共に、ブレークダウン後には電
圧レベル検出用半導体素子の抵抗が極めて低くな
り増幅器に充分な電流が供給できるので、増幅器
に電圧レベル検出機能及び高増幅度機能を持たせ
る必要がなくなり、その検知動作が極めて安定化
する。また、増幅器として非検出時には動作電流
が流れず、電源電池の一方の電極が増幅器のアー
スに直接結合されたものを構成したから、電源ス
イツチが不要で、後端金具に電池収納ケースを兼
用させることができ、極めてコンパクト化された
検電器が提供できる。さらに、本考案では、電圧
レベル検出用に半導体素子を用いたので、そのブ
レークオーバー電圧を低電圧の範囲迄任意に選
べ、従来のネオン放電管を用いたものでは検出不
能であつた80V以下の低電圧も検出でき、ネオン
放電管の持つ壊れ易い欠点も除去している。さら
に、表示器として発光ダイオードを用いたので、
高輝度で見易い検電器となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すネオン放電管を用いた検
電器の側面図、第2図は従来例を示す増幅器を用
いた検電器のブロツク図、第3図は本考案の一実
施例検電器の回路図、第4図は第3図に示した検
電器の組立て構造を示す側面図である。 TD……電圧レベル検出用半導体素子、A……
増幅器、R1……電圧検出用抵抗器、R′……分圧
抵抗、Tr1……第1のトランジスタ、Tr2……第
2のトランジスタ、B……バツフアー回路、Tr3
……初段トランジスタ、Tr4……出力段トランジ
スタ、R0……対地抵抗、C0……対地静電容量、
イ……入力端子、ロ……アース、ニ……分圧抵抗
の接続点、ホ……分圧抵抗の他端、7……先端金
具、8……限流耐電圧用抵抗器、10……表示器
(発光ダイオード)、14……検電器、16……後
端金具、17……電源電池、18……金属クリツ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検電体に接触させる先端金具に、限流耐電圧
    抵抗器と、ブレークオーバー電圧以上の印加電圧
    に対して双方向対称な負性抵抗特性を示し、ブレ
    ークオーバー電圧以下の印加電圧に対しては高絶
    縁抵抗特性を有する電圧レベル検出用半導体素子
    と、増幅器とを、直列接続し、その増幅器の出力
    で表示器を動作させるようにした検電器におい
    て、その入力端子とアース間に挿入される電圧検
    出用抵抗器と、入力端子にエミツタを接続しアー
    スにベースを接続した第1のトランジスタと、入
    力端子にベースを接続しアースにエミツタを接続
    した第2のトランジスタと、二個の抵抗器を直接
    接続して構成され、その一端及びその接続点から
    上記第1及び第2のトランジスタの夫々のコレク
    タに電源電圧を供給する分圧抵抗と、その接続点
    の出力電圧の有無により表示器の駆動出力を得る
    バツフアー回路と、一方の電極をアースに接続し
    た電池とで前記増幅器を構成したことを特徴とす
    る検電器。
JP8264879U 1979-06-15 1979-06-15 Expired JPH0142051Y2 (ja)

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JPS6044533B2 (ja) * 1982-11-04 1985-10-04 株式会社酒井製作所 Vプ−リ
JPH0717269B2 (ja) * 1986-12-23 1995-03-01 凸版印刷株式会社 筒状物品の受け渡し装置
JP6770879B2 (ja) * 2016-11-22 2020-10-21 中部精機株式会社 交直両用検電器

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