JPH0138781Y2 - - Google Patents

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JPH0138781Y2
JPH0138781Y2 JP2277484U JP2277484U JPH0138781Y2 JP H0138781 Y2 JPH0138781 Y2 JP H0138781Y2 JP 2277484 U JP2277484 U JP 2277484U JP 2277484 U JP2277484 U JP 2277484U JP H0138781 Y2 JPH0138781 Y2 JP H0138781Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばデイスク収納部に多数枚収納
配置されたレコードデイスク等のデイスクを選択
的に取出し演奏するようになしたデイスクの自動
演奏装置において、上記多数枚のデイスクの中か
ら所定のデイスクを選択的に取出すためのデイス
ク取出し装置に関し、特に、所定のデイスクを取
出すために、このデイスクの上記デイスク収納部
内の収納位置を正確に検出し得るようにしたデイ
スク取出し装置に関する。
〈背景技術とその問題点〉 従来、デイスク収納部に多数枚収納配置された
レコードデイスク等のデイスクを選択的に取出し
演奏するようになしたデイスクの自動演奏装置が
用いられている。この種の自動演奏装置では上記
デイスクを多段状に重ね合せた状態で取出し自在
に収納するデイスク収納部と、このデイスク収納
部に沿つて移動し、多くのデイスクのうち所定の
デイスクを検索し取出すデイスク取出し部とを有
してなるデイスク取出し装置が設けられている。
ところで、このような自動演奏装置では演奏曲
目を多くするために、上記デイスク収納部はでき
るだけ多くのデイスクを収納し得ることが望まし
い。しかしながら、上記デイスクの収納枚数を多
くすると、この自動演奏装置が大型化してしまい
載置スペースを大きく取つてしまう。そこで、こ
の自動演奏装置の大型化を回避し、且つ、上記デ
イスクの収納枚数を多くするには、これらデイス
クを上記デイスク収納部内に高密度に収納するこ
とが必要となる。
ところが、このように元来薄板状のデイスクを
高密度に重ねて収納した場合には、密集したデイ
スクの中から一枚のデイスクを取出すために、上
記デイスク取出し部を厳格な精度で移動制御する
必要がある。すなわち、各デイスクの互いの間隔
が極めて小さくなることから、上記デイスク取出
し部にて所定のデイスクの取出し動作を行なう際
に、このデイスク取出し部の位置ズレによつて、
このデイスク取出し部が近接する他のデイスクと
接触してしまう可能性が大きくなり、これらデイ
スクやデイスク収納部、あるいはデイスク取出し
部を破損させてしまうというような事故を招いて
しまう虞れがある。
そこで本件出願人は、上記デイスク取出し部を
所定のデイスク収納位置に正確に移動制御するた
め、上記デイスク収納部を構成する筺体に上記デ
イスクの収納位置に対応した複数の検出片をクシ
歯状に配してなる検出部を形成するとともに、上
記デイスク取出し部に上記検出部を形成するとと
もに、上記デイスク取出し部に上記検出部に沿つ
て移動し、各検出片に対応した例えばパルス信号
のような検出信号を出力する一対のセンサをその
移動方向に互いに離間して取付け、これらセンサ
のうち一方のセンサの検出信号より上記検出片を
計数し所定のデイスク収納ケースに対応した検出
片を検索するとともに両方のセンサの検出信号に
より上記デイスク取出し部を所定のデイスク収納
位置に位置決め制御するようにしたデイスク取出
し装置(実願昭58−135105)を提案している。す
なわち、このデイスク取出し装置では、所定のデ
イスクに対応する検出片とデイスク取出し部との
相対位置関係を上記一対のセンサの検出信号によ
つて高精度に読み取り、上記デイスク取出し部の
正確な移動制御を行なうようになつている。
ところで、このようなデイスク取出し装置が設
けられる自動演奏装置では、例えばその乱雑な取
扱い等によりこの自動演奏装置が機械的外乱を受
ける場合があり、上記デイスク取出し部が振動し
てしまう虞れがある。特に、上記デイスク取出し
部を少数のシヤフト等により移動自在に挿通支持
するような簡易な構造にした場合には、このデイ
スク取出し部に生ずる振動も顕著となる。
ところが、このような振動が上記デイスク取出
し部に設けた各センサに与えられると、これらセ
ンサの検出信号に上記検出片の誤検出によるパル
スが生じてしまう。すなわち、上記センサが、上
記検出片の側縁部に対向する位置で振動した場合
に、上記センサは同一の検出片に対して検出状態
と非検出状態を数回繰り返し、この動作に伴なう
パルスが上記検出信号に生じる。従つて、このよ
うなセンサの検出信号に基づいて上記検出片を計
数し、所定のデイスクの収納位置を検索した場合
に、上記振動に基づく誤検出パルスも計数されて
しまい、この検出片の計数ミスによつて、誤つた
デイスクが検索され取出されてしまうという欠点
がある。また、いつたん取り出したデイスクを所
定の収納位置に収納する場合に、上述のような計
数ミスが生じたときには、上記デイスクの収納位
置を検索することができないうえに、このデイス
クを他のデイスクが収納された収納位置に収納操
作してしまい、これらデイスクやデイスク取出し
装置の破損等を招く虞れもある。
ところで、上述した如き誤検出のパルスは、上
記デイスク取出し部に生じる機械的振動によつて
生ずるものである。従つて、その波長も電気的な
ノイズ等に比べて大きく、このようなパルスを例
えば時定数回路等を設けて除去することも困難で
ある。
〈考案の目的〉 そこで本考案は、上述した如き実情に鑑み、デ
イスク取出し部に機械的振動が生じた場合でも、
デイスク収納部に設けられた検出片を正確に計数
し、このデイスク収納部内に収納された多くのデ
イスクのうち所定の一枚の収納位置を確実に検索
し、このデイスクを常に正確に取出し収納得るよ
うなデイスク取出し装置を提供することを目的と
する。
〈考案の概要〉 すなわち本考案は上述した目的を達成するた
め、デイスク収納部を構成する筺体内に、デイス
クが収納されたデイスク収納ケースを取出し自在
に複数枚収納し、これらデイスク収納ケースのう
ち所定のデイスクが収納されたデイスク収納ケー
スを検索して取出すようにしたデイスク取出し部
を設けてなるデイスク取出し装置において、上記
筺体に上記デイスク収納ケースの収納位置に対応
した複数の検出片をクシ歯状に配してなる検出部
を形成するとともに上記デイスク取出し部に上記
検出部に沿つて移動し各検出片に対応した検出信
号を出力する一対のセンサをその移動方向に互い
に離間して取付け、これらセンサのうちいずれか
一方のセンサの検出出力を、この検出出力により
第1のレベルにレベル反転する二値回路に供給
し、この二値回路の出力を上記各センサのうち他
方のセンサの検出出力によりゲート制御されるゲ
ート回路を介して計数回路に供給して計数し、こ
の計数動作毎に上記二値回路を第2のレベルにレ
ベル反転させるとともにその計数出力により上記
取出し部を上記筺体の上記デイスク収納ケースが
収納される収納位置に対応する位置に位置決め制
御するようにしたものである。
〈実施例〉 以下、本考案の具体的な実施例を図面に従つて
詳細に説明する。
この実施例におけるデイスク取出し装置が設け
られる自動演奏装置は第1図、第2図及び第3図
に示すように基台1の中央部に設けられた光学ピ
ツクアツプ2及びデイスクテーブル3を有してな
るプレーヤ部4に光学デイスク5を自動的に載置
し、この光学デイスク5に記録された楽音信号を
再生するようにしたものである。
そして、この自動演奏装置では上記基台1上に
多くの光学デイスクを収納してなるデイスク収納
部6,6と、このデイスク収納部6,6内の光学
デイスク5を選択的に取出し上記プレーヤ部4の
デイスクテーブル3上に載置させるためのデイス
ク取出し部7によつてデイスク取出し装置が構成
されている。
上記光学デイスク5は片面に楽音信号等の所定
の情報信号を記録したものであり、デイスク収納
ケース8に収納載置されて上記デイスク収納部6
に多段状に収納されるようになつている。この収
納ケース8は第4図、第5図及び第6図に示すよ
うに方形状の平板状に形成されたものであり、上
記光学デイスク5が収納載置されるこの光学デイ
スク5の外形形状に対応する円弧状のデイスク収
納凹部9が設けられている。また、デイスク収納
ケース8の前方側の両側部には、内方側部側を幅
狭間となし外方側に向て徐々に拡開するように略
V字状に形成された係合凹部10,10が設けら
れており、この係合凹部10,10には、このデ
イスク収納ケース8を上記デイスク収納部6,6
から取出すための上記デイスク取出し部7に設け
られたデイスク引出し機構11のフツク部材12
が係合するようになつている。また、上記デイス
ク収納ケース8の各係合凹部10,10を設けた
近傍には、このデイスク収納ケース8をデイスク
収納部6,6に収納載置したとき上記デイスク収
納部6,6に係合保持させるロツクアーム13,
13がそれぞれ取付けられている。このロツクア
ーム13は、略くの字状に形成されたアーム部1
4の先端側に第1の突出部であるロツク爪15を
設け、上記アーム部14の中途部側縁に第2の突
出部である先端を半円状に形成した押圧操作部1
6を設けている。そして、上記ロツクアーム13
は、ロツク爪15の先端をデイスク収納ケース8
の側部外方に突出させ、押圧操作部16を係合凹
部10に突出させ、アーム部14の基端部一側に
突出させた突片17を介してデイスク収納ケース
8の前方側コーナ部に植立した支軸18に枢支さ
せて回動自在に取付けられるとともに、アーム部
14の基端側他側に突出されて切欠き穴19内に
臨むように折曲げられた係止片20に一端をデイ
スク収納ケース8に係止させたスプリング21の
他端を係止させることにより、上記ロツク爪15
がデイスク収納ケース8の側部外方へ付勢される
ように第4図中矢印A方向に回動付勢されて取付
けられている。また、ロツクアーム13のアーム
部14の中途部には、デイスク収納ケース8に植
立したガイドピン22が係合する上記ロツクアー
ム部13の回動軌跡に対応した湾曲面23を有す
る長孔24が穿設され、回動操作時に上記湾曲面
23がガイドピン22にガイドされることにより
比較的長尺なロツクアーム13が揺動することな
く規制されて回動操作するようになされている。
さらに、デイスク収納ケース8のロツクアーム1
3が取付けられ回動する部分は切欠き段状部25
となされ、ロツクアーム13がこの切欠き段状部
25内に配置して取付けられることによりデイス
ク収納ケース8の上面から突出しないようになさ
れている。さらにまた、スプリング21が係止さ
れる係止片20を切欠き穴19内に位置するよう
に折曲げて形成されているので、円筒状となした
上記スプリング21は上記切欠き穴19内に収納
される如くなり、デイスク収納ケース8の上下面
から突出することなく取付けられる。このよう
に、上記デイスク収納ケース8は、回動するロツ
クアーム13及びこれを回動付勢するスプリング
21をデイスク収納ケース8の肉厚内に収めるこ
とにより薄型化を達成し、デイスク収納部への高
密度収納を可能となし、さらに円滑な引出しある
いは収納操作を可能とするように構成されてい
る。
また、デイスク収納ケース8の下面には、上記
デイスク収納部6,6から引出し操作される際に
引出し方向を案内する上記デイスク取出し部7に
設けたガイドレールに係合する一対の案内片2
6,26が前面側から後面側に亘つて形成されて
いる。
このように構成されたデイスク収納ケース8
は、第7図に示すように、上記デイスク収納部
6,6に多段状に収納されるようになつている。
上記一対のデイスク収納部6,6は、上記基台1
の両側に、デイスク収納ケース8の挿脱口27側
を相対向させて植立する如く配設されている。こ
のデイスク収納部6は挿脱口27の間隔をここに
収納されるデイスク収納ケース8の幅に対応する
間隔とした筺体状に形成され、相対向する両側壁
28,28の内側面には、デイスク収納ケース8
の両側に設けられた案内片26,26が係合し、
デイスク収納ケース8が載置される載置片29が
それぞれ相対向して少なくともデイスク収納ケー
ス8の収納スペースを確保する間隔をもつて多段
状に高さ方向に連続して形成されている。
上記載置片29の高さ方向の間隔は載置片29
上に収納載置されるデイスク収納ケース8の円滑
な挿脱操作を行なうため上記載置片29とデイス
ク収納ケース8の上面との間にわずかの間隙を確
保し得る間隔をもつて形成されている。
また、上記デイスク収納部6の両側壁28,2
8の載置片29,29間に対応する位置には、第
4図及び第5図に示す如くデイスク収納ケース8
に設けたロツクアーム13先端のロツク爪15が
係合する係合孔30が突設されている。
そしてまた、上記デイスク収納部6,6には上
記各係合孔30にそれぞれ対応して複数の検出片
31を配してなる検出部が形成されている。この
検出部は第8図に示すように各検出片31を例え
ば4mmの幅を有した方形状の平板に形成し上記デ
イスク収納部6,6の側板より突設したものであ
り、これら検出片31を互いに例えば2mmの間隔
を有して配し、全体でクシ歯状に形成したもので
ある。
また、上述の如く構成したデイスク収納部6,
6より所定の光学デイスク5が収納されたデイス
ク収納ケース8を選択的に取出し、上記プレーヤ
部4に搬送するためのデイスク取出し部7は、第
1図、第2図及び第3図に示すように、上記デイ
スク収納ケース8を上記デイスク収納部6,6よ
り引き出すためのデイスク引出し機構11と、こ
の引出し機構11をスライド自在に支持し、上記
デイスク収納部6,6に沿つて昇降し、上記引出
し機構11によつて取出された上記デイスク収納
ケース8に収納された光学デイスク5を上記プレ
ーヤ部4に搬送するための搬送機構32によつて
昇降操作される搬送体33とを有するものであ
る。上記引出し機構11は上記搬送体33上で左
右方向にスライドし上記一対のデイスク収納部
6,6のうち、所定の光学デイスク5が収納され
た一方のデイスク収納部6側に移動し得るように
なつている。そして、上記搬送機構32によつ
て、上記デイスク収納部6に沿つて昇降移動され
所定の光学デイスク5が収納されたデイスク収納
ケース8と対向する位置に移動されるようになつ
ている。そして、この引出し機構11が所定の位
置に移動されると、この引出し機構11に設けら
れたフツク部材12が上記デイスク収納ケース8
の係合凹部10に嵌入して、このデイスク収納ケ
ース8を把持するとともに、上記ロツクアーム1
3の押圧操作部16を押圧してこのロツクアーム
13を回動操作し上記ロツク爪15と上記係合孔
30との係合を解除するようになつている。そし
て、この状態で上記引出し機構11が移動し、上
記デイスク収納ケース8を上記デイスク収納部6
より引き出すようになつている。
また、上記搬送機構32は、中央部に開口を有
する略枠状に形成された搬送体33を有してい
る。この搬送体33は、背面側の一側に軸方向に
貫通孔34を穿設した支持ブロツク35を取付
け、この支持ブロツク35の貫通孔34を基台1
の背面側に植立する如く設けた昇降ガイド軸36
にスライドベアリング37を介在させて嵌装し片
持構造で支持されており、この昇降ガイド軸36
にガイドされて昇降し得るようになされ、さらに
背面側の一側の端部に取付けた一対の挟持片3
8,38で上記昇降ガイド軸36と平行に植立さ
れた回動規制ガイド軸39を挟持するようにな
し、昇降ガイド軸36の軸回り方向に対する回動
を規制するように取付けられている。このように
取付けられた搬送体33は、基台1上背面側に配
設した昇降駆動モータ40によりワイヤ41を介
して昇降駆動されるようになつており、上記引出
し機構11を所定の光学デイスク5が収納された
デイスク収納ケース8の収納位置に移動するとと
もに、この光学デイスク5を上記プレーヤ部4の
デイスクテーブル3に載置させるように上記引出
し機構11を移動するようになつている。そし
て、上記搬送体33の一部は上記デイスク収納部
6の上記検出部に対向する位置に延設されてお
り、この搬送体33の上記検出部に臨む位置に
は、この搬送体33の移動位置を正確に検出する
ための第9図に示す如き一対のセンサ42,43
がこの搬送体33の移動方向に並列に設けられて
いる。これらセンサ42,43は上記搬送体33
の昇降に伴つて上記検出部に沿つて移動するよう
になしたものであり、それぞれ上記各検出片31
を挟み込むように形成された一対の受光素子及び
発光素子を有するコ字状のフオトインタラプタと
して構成されており、この一対の受光素子と発光
素子との間に進入する上記検出片31の有無を検
出するようになしたものである。そして、これら
センサ42,43は移動方向すなわち上下方向に
0.5mmの幅を有するように形成されており、上記
検出片31の有無を、この移動方向の中心位置、
すなわち、これら各センサ42,43の上下面か
ら0.25mmの位置で検出するようになつている。こ
れらセンサ42,43の配設間隔は、例えば第1
0図に示すようにこれらセンサ42,43のうち
上方に位置するセンサ42の上面が、上記各検出
片31のうち、いずれかの検出片31の上端縁部
に面一の状態にあるとき、下方に位置するセンサ
43の下面が、いずれかの検出片31の下端縁部
に面一の状態に置かれるような間隔で形成されて
いる。
そして、上記搬送体33は上記各センサ42,
43の検出信号に基づいて昇降制御されるように
なつている。すなわち、上記各センサ42,43
の検出信号は例えば第11図に示すような制御回
路に供給され処理される。この制御回路には上記
各検出信号をそれぞれ増幅して波形整形するため
の一対のバツフア増幅器44,45が上記各セン
サ42,43に対応して設けられている。これら
バツフア増幅器44,45は上記各センサ42,
43が上記検出片31を検出しているときにレベ
ル0となり、検出していないときにレベル1とな
るような第12図に示す如き矩形波信号を出力
し、この矩形波信号を切換えスイツチ46の各入
力端子に供給する。上記切換えスイツチ46は上
記搬送体33の移動方向が切換ることに伴ない後
述する比較回路51の判別信号により切換え操作
される。たとえば、上記搬送体33の上昇時には
一方のセンサ42に対応する矩形波信号を二値回
路となるラツチ回路47のクロツク入力端子に供
給するとともに、他方のセンサ43に対応する矩
形波信号を上記検出片31の計数用に設けられる
ゲート回路となるアンド回路48の一方の入力端
子と、上記搬送体33の停止制御を行なうための
アンド回路49の一方の入力端子にそれぞれ供給
すようになつている。上記ラツチ回路47は上記
クロツク入力端子に供給される上記矩形波信号が
レベル0となることにより、第1のレベルにレベ
ル反転しラツチがかかり、ラツチ出力が第12図
に示すようにレベル1をとるようになつている。
そして、このラツチ回路47のクリア端子に入力
を得ることによりラツチが解除され、上記第1の
レベルより第2のレベルにレベル反転し、上記ラ
ツチ出力がレベル0をとるようになつている。ま
た、このようなラツチ回路47のラツチ出力は上
記アンド回路48の他方の入力端子に供給されて
いる。そして上記アンド回路48は、その各入力
端子に供給されるラツチ出力と矩形波信号との双
方がいずれもレベル1となつたときに得られる第
12図に示すようなパルス出力を計数回路50に
供給する。上記計数回路50では、上記パルス出
力を計数し、その計数値を示す計数出力を比較回
路51に供給するとともに、その計数動作毎にク
リア信号を上記ラツチ回路47のクリア端子に供
給するようになつている。従つて、上記ラツチ回
路47は上記計数回路50が計数動作を行なう度
毎に上記クリア信号によつてラツチが解除され
る。
また、上述のように計数出力を供給される比較
回路51では、この計数出力によつて示される計
数値と、プリセツト値とを比較し、両者の差及び
大小関係並びに一致が検出される。そして、この
比較回路51にて得られた上記計数値とプリゼツ
ト値との差に基づく比較出力は、上記駆動モータ
40の駆動回路52に速度制御信号として供給さ
れている。
また、上記計数値をプリセツト値の大小関係を
判別して得られた判別信号は、上記駆動モータ4
0の駆動方向制御信号として上記駆動回路52に
供給されている。そして、この判別信号は上記計
数回路50に加減算制御信号として供給され、さ
らに切換え制御信号として上記切換えスイツチ4
6に供給されている。
また、上記比較回路51は上記プリセツト値と
上記計数値とが一致したときに立ち下り、一致し
なくなつたときに立ち上るような一致出力を上記
アンド回路49の他方の入力端子に供給する。上
記アンド回路49は一方の入力端子に供給される
上記矩形波信号と、他方の入力端子に供給される
上記一致出力との双方が立ち下つたときに停止信
号を出力し、上記駆動モータ40の駆動回路52
に供給する。
また、上記駆動回路52では、上記速度制御信
号に基づき、上記計数値と上記プリセツト値とが
近づくに伴ない上記駆動モータ40を例えば段階
的に減速させるように制御する。そして、上記駆
動方向制御信号に基づいて上記プリセツト値が大
である場合に上記駆動モータ40を正転させると
ともに、上記計数値が大の場合に上記駆動モータ
40を反転させるように制御する。さらに、上記
停止信号に基づいて駆動モータ40を停止制御す
る。
そこで、このような制御回路を有してなるデイ
スク取出し装置において、上記デイスク取出し部
7の引出し機構11を所定の光学デイスク5の収
納位置に移動させる場合には、上記所定の光学デ
イスク5に対応する検出片31の番地をプリセツ
ト値として設定する。すると、上記比較回路51
はそのプリセツト値と既に計数された計数値とを
比較し、例えばプリセツト値が大であるという判
別信号を出力する。そして、この判別信号によつ
て、上記駆動モータ40は正転駆動する状態にお
かれ、上記切換えスイツチ46は、上記各センサ
42,43のうち上方に位置するセンサ42に対
応する矩形波信号が上記ラツチ回路47に供給さ
れるとともに、上記センサ43に対応する矩形波
信号が上記各アンド回路48,49に供給される
状態におかれ、さらに上記計数回路50は加算動
作状態におかれる。
そして、この状態で上記駆動モータ40は上記
比較回路51の比較出力に対応した速度で正転
し、上記搬送体33を上昇させる。すると、この
上昇に伴つて先行するセンサ42に対応する矩形
波信号が上記切換えスイツチ46を介してラツチ
回路47に供給され、この矩形波信号がレベル0
となるに伴つてレベル1となるラツチ出力が上記
ラツチ回路47より上記アンド回路48に供給さ
れる。すると、このラツチ出力は上記アンド回路
48に供給される後行するセンサ43に対応する
矩形波信号の立ち上りに同期したパルス出力とし
て、上記アンド回路48より出力され上記計数回
路50に供給される。この計数回路50では上記
パルス出力を加算し、上記センサ42,43が通
過した上記検出片31の計数を行なうとともに、
この計数動作の度毎にクリア信号を出力し上記ラ
ツチ回路47のラツチを解除する。従つて、上記
搬送体33の上昇動作の際、この搬送体33に機
械的な振動が生じ、上記各センサ42,43が振
動して、上記矩形波信号に例えば第13図あるい
は第14図に示すような誤検出パルスが生じた場
合にも、上記アンド回路48のパルス出力は、こ
のような誤検出パルスに影響されることなく、上
記検出片31に対応して出力されることとなり、
上記計数回路50による上記検出片31の計数が
確実に行なわれる。
また、上記計数回路50にて得られる計数値が
上記プリセツト値に近づくに伴い、上記駆動モー
タ40が減速される。そして、第15図に示すよ
うに上記上方のセンサ42が上記所定の検出片3
1にさしかかり、この検出片31を検出したとき
には、上記駆動モータ40は最低速度に減速され
駆動されている。そして、上記下方のセンサ43
が第16図に示すように他の検出片31を通過す
ると、その矩形波信号がレベル1をとることによ
り上記計数回路50に上記パルス出力が供給さ
れ、この計数回路50の計数値が上記プリセツト
値nと一致して、第12図に示すように上記通過
タイミングにて立下る一致出力が上記比較回路5
1より出力されアンド回路49に供給される。そ
して、さらに上記搬送体33が上昇し第17図に
示すように上記下方のセンサ43がさらに他の検
出片31を検出すると、上記アンド回路49に供
給されるセンサ43の矩形波信号がレベル0とな
り、第12図に示すようにこの検出タイミングで
立ち上る停止信号が駆動回路52に供給され、こ
の停止信号に基づいて上記駆動モータ40の停止
動作が行なわれる。このようにして、上記搬送体
33及びデイスク引出し機構11は上記プリセツ
ト値により指定された位置に正確に移動される。
また、上記プリセツト値が上記計数値より小さ
い場合には、上記比較回路51の判別信号によつ
て上記駆動モータ40が反転駆動される状態にお
かれるとともに、上記切換えスイツチ46が切換
り、上記各センサ42,43のうち上記搬送体3
3の下降に伴なつて先行するセンサ43に対応し
た矩形波信号を上記ラツチ回路47に供給すると
ともに、後行するセンサ42に対応する矩形波信
号を上記各アンド回路48,49に供給する状態
となされ、さらに上記計数回路50が減算動作状
態に設定され、上述した上昇時と同様の制御によ
つて上記搬送体33を下降させ、上記検出片31
を確実に計数し所定の位置に正確に移動制御す
る。このようにして、上記搬送体33及びデイス
ク引き出し機構11を自在に昇降制御し、上記光
学デイスク5の検索動作及び返却動作、さらにプ
レーヤ部4への装着動作等を行なうようになつて
いる。
このように、本実施例においては、上記搬送体
33が所定の光学デイスク5に対して、上方位置
にある場合にも、また下方位置にある場合にも、
この所定の光学デイスク5の収納位置に迅速に移
動する。そして、この搬送体33が上記光学デイ
スク5の収納位置に接近するに伴つて減速され、
さらにこの収納位置に極めて接近した際には、最
低速度に減速されることとなり、駆動モータ40
が停止した後の、この搬送体33の慣性力による
移動を極めて小さい範囲に留めるようになつてい
る。従つて、上記搬送体33及び引出し機構11
は所定の停止位置に正確に停止される。
なお、このような搬送体33の減速制御によ
り、この搬送体33の慣性力による停止位置の誤
差を小さく抑えるような昇降制御に加えて、この
停止位置の上記慣性力による誤差を、先行する側
のセンサ42又はセンサ43の矩形波信号がレベ
ル1に反転することから検出し、上記搬送体33
を反対方向に移動制御して、より正確な位置に停
止させるような昇降制御を行なうようにしても良
い。
以上、本考案の実施例について説明したが、こ
のような実施例に限定されることなく本考案の技
術的思想に基づき、種々の変形が可能である。例
えば上記制御回路をマイクロコンピユータ内に構
成し、上記昇降制御を行なうようにしても良い。
また、上記ラツチ回路47の代りに例えばR・S
フイリツプフロツプ回路等を上記二値回路として
も良い。さらに本考案は、上述した如き構成を有
する光学デイスク5を用いた自動演奏装置のみな
らず、多数のデイスクが収納されたデイスク収納
部に対してデイスク取出し部が移動し、所定のデ
イスクを検索するようにした各種デイスク取出し
装置として広く用いることができる。
〈考案の効果〉 上述した実施例の説明より明らかなように、本
考案によれば、デイスク収納部に設けられた検出
片の検出出力計数動作毎にレベル反転される二値
回路を介して計数回路にて計数するようにしたこ
とから、所定のデイスクを検索し移動するデイス
ク取出し部に機械的振動が生じ、上記検出片を検
出するセンサの検出信号に上記機械的振動による
誤検出パルスが生じた場合にも、このような誤検
出パルスが計数されてしまうことがない。従つ
て、上記デイスク取出し部の振動にかかわらず、
上記検出片を確実に計数でき、このデイスク取出
し部を所定のデイスク収納位置に正確に移動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される自動演奏装置を示
す一部省略斜視図、第2図はその概略正面図、第
3図はその平面図、第4図はデイスク収納ケース
を示す平面側斜視図、第5図はその底面側斜視
図、第6図はその断面図、第7図は上記自動演奏
装置を構成するデイスク収納部の部分正面図、第
8図は検出部を示す拡大正面図、第9図は一対の
センサを示す拡大斜視図、第10図は上記各セン
サの配設間隔を説明する概略正面図、第11図は
上記各センサの検出信号により、デイスク取出し
部の駆動系を制御するための制御回路を示すブロ
ツク図、第12図は上記制御回路の動作を示すタ
イムチヤート、第13図は上記各センサに対応す
る矩形波信号に生じた誤検出パルスに対する上記
制御回路の動作を説明するタイムチヤート、第1
4図は他の誤検出パルスに対する上記制御回路の
動作を説明するタイムチヤート、第15図は先行
するセンサが所定の光学デイスクに対応する検出
片を検出した状態を示す模式図、第16図は後行
するセンサが検出片を検出しなくなりプリセツト
値と計数値が一致した状態を示す模式図、第17
図は上記後行するセンサが再び検出片を検出しデ
イスク取出し部の停止動作が行なわれる状態を示
す模式図である。 5……光学デイスク、6……デイスク収納部、
7……デイスク取出し部、8……デイスク収納ケ
ース、31……検出片、42,43……一対のセ
ンサ、47……ラツチ回路、48……アンド回
路、50……計数回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスク収納部を構成する筺体内に、デイスク
    が収納されたデイスク収納ケースを取出し自在に
    複数枚収納し、これらデイスク収納ケースのうち
    所定のデイスクが収納されたデイスク収納ケース
    を検索して取出すようにしたデイスク取出し部を
    設けてなるデイスク取出し装置において、上記筺
    体に上記デイスク収納ケースの収納位置に対応し
    た複数の検出片をクシ歯状に配してなる検出部を
    形成するとともに上記デイスク取出し部に上記検
    出部に沿つて移動し各検出片に対応した検出信号
    を出力する一対のセンサをその移動方向に互いに
    離間して取付け、これらセンサのうちいずれか一
    方のセンサの検出出力を、この検出出力により第
    1のレベルにレベル反転する二値回路に供給し、
    この二値回路の出力を上記各センサのうち他方の
    センサの検出出力によりゲート制御されるゲート
    回路を介して計数回路に供給して計数し、この計
    数動作毎に上記二値回路を第2のレベルにレベル
    反転させるとともにその計数出力により上記取出
    し部を上記筺体の上記デイスク収納ケースが収納
    される収納位置に対応する位置に位置決め制御す
    るようにしてなるデイスク取出し装置。
JP2277484U 1984-02-20 1984-02-20 デイスク取出し装置 Granted JPS60135858U (ja)

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