JPH0138458Y2 - - Google Patents

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JPH0138458Y2
JPH0138458Y2 JP114984U JP114984U JPH0138458Y2 JP H0138458 Y2 JPH0138458 Y2 JP H0138458Y2 JP 114984 U JP114984 U JP 114984U JP 114984 U JP114984 U JP 114984U JP H0138458 Y2 JPH0138458 Y2 JP H0138458Y2
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valve
operating
stroke
button
diaphragm
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【考案の詳細な説明】 この考案は、単一の複式操作ボタンをプツシユ
操作するだけで点火及び出湯と消火及び出湯停止
を可能とした元止式瞬間ガス湯沸器の操作装置に
関する。
プツシユ式操作ボタンにより点火及び出湯と消
火及び出湯停止を行う元止式瞬間ガス湯沸器とし
て点火用操作ボタン1″と消火用操作ボタン2″を
別々に設け、かつ、出湯用水栓レバー3″を備え
たものはすでに提案されている(第1図参照)
が、点火用操作ボタン1″を押すことによりパイ
ロツト点火を行い、その後、出湯用水栓レバー
3″を開操作することで水圧応動装置を作動し主
バーナに着火して出湯を行い、出湯用水栓レバー
3″を閉操作することにより主バーナを消火して
出湯を停止し、湯沸器の使用を中止するときは消
火用操作ボタン2″を押すことでパイロツト消火
を行うという構造になつているためその点火及び
出湯と消火及び出湯停止には2つの操作ボタン
1″,2″と水栓レバー3″の操作を必要とするこ
とからその操作が面倒で誤操作も多い欠点があつ
た。
この考案はかかる欠点の解消を目的とした元止
式瞬間ガス湯沸器の操作装置を提供するもので、
その構成は水圧応動装置の水圧自動ガス弁より上
流側のガス供給路に電磁安全弁と器具栓を装備し
水圧応動装置のダイヤフラム室の一次室より上流
側の給水路にはダイヤフラム式開閉弁を装備した
元止式瞬間ガス湯沸器において、予め決められた
一定の進退運動をする単一の複式操作ボタンのス
トローク規制装置と、該操作ボタンの進退運動に
より上記電磁安全弁と器具栓及び点火、消火スイ
ツチとダイヤフラム式開閉弁の開閉を連動して行
う機械的連動装置とを設けたことを特徴とする元
止式瞬間ガス湯沸器の操作装置の考案に係るもの
である。
以下その一実施例を図面に基づき具体的に説明
すると、図面においてAは水圧応動装置で、ガス
供給路1に連通する主バーナEへのガス通路1a
に設けた弁室13に水圧自動ガス弁V1をその弁
シート14に対向して装備し該水圧自動ガス弁
V1を給水路3に設けたダイヤフラム室2の張設
せるダイヤフラム15の二次室2b側に弁軸16
を介して連設し、かつ、一次室2a側に隣設せる
弁室17には水ガバナ弁V5をその弁シート18
に対向して装備し該水ガバナ弁V5をダイヤフラ
ム15の一次室2a側に弁軸19を介して連設せ
しめ、さらに、水圧自動ガス弁V1を発条20に
より閉止方向に付勢するとともに、ダイヤフラム
15を発条21により図示(第3図)左動方向へ
付勢せしめて水圧自動ガス弁V1がダイヤフラム
15を介して給水圧に応動することで主バーナE
への供給ガス量を熱交換器Fへの給水量と比例的
に自動制御し、かつ、給水の給、断にともなつて
主バーナEへのガスの給、断も併せ行うようにな
つている。なお、上記水圧自動ガス弁V1の発条
20の弾発力をダイヤフラム15の発条21の弾
発力よりも強くして水圧自動ガス弁V1の開閉動
作の確実性を図つている。V2は電磁安全弁で、
水圧応動装置Aの水圧自動ガス弁V1より上流側
のガス供給路1に設けた弁室22にその弁シート
23に対向して装備され発条24により閉止方向
に付勢し、かつ、軸25を介して吸着鉄片26を
一体に備え、該吸着鉄片26を電磁石Mの吸着面
に対設せしめている。上記電磁石Mの電磁コイル
には点火初動時に電磁石Mの励磁を瞬時に行うク
イツクスタート装置(図示せず)のコンデンサ
と、点火後は熱起電流により電磁石Mの励磁を継
続的に行う熱電対TCとが接続されて正常の点火、
燃焼時は電磁安全弁V2を吸着鉄片26を介して
開放保持し、点火不良その他の異常燃焼時には電
磁石Mへの電流を断つて電磁安全弁V2を直ちに
閉止しその安全を期するようになつている。上記
クイツクスタート装置は直流電源、コンデンサ、
イグナイタ、熱電対、電磁石Mの電磁コイル等の
組合せからなり、後述する操作ボタン4のプツシ
ユ操作に連動してクイツクスイツチとイグナイタ
スイツチを組込んだダブルスイツチS1を作動して
クイツクスイツチでコンデンサを放電回路と充電
回路に切替えるとともに、イグナイタスイツチを
オン、オフすることによりイグナイタの起動、停
止等を行うものである。V3は器具栓で、上記電
磁安全弁V2の弁室22に隣設せる弁室27にそ
の弁シート28に対向して装備され、後述の操作
ボタン4のプツシユ操作に連動する操作体29と
弁軸30を介して連設されており、弁軸30の延
長軸31を電磁安全弁V2と関連させて両弁V2
V3の開動作が連動するようになつている。32
は操作体29を自動復帰させるための発条で、器
具栓V3の閉止方向への付勢を行つている。Bは
ダイヤフラム式開閉弁で、水圧応動装置Aのダイ
ヤフラム室2の一次室2aより上流側の給水路3
に設けたダイヤフラム室33内に張設せるダイヤ
フラム弁V6をその弁シート34に接離可能とな
し、該ダイヤフラム弁V6の中心に穿つた弁孔3
5に発条36により閉止方向に付勢されたニード
ル弁V4を対設し、かつ、ダイヤフラム弁V6の周
縁には数個の通水孔37を穿つた構造となつてお
り、ニードル弁V4が発条36の押圧力で図示左
行することによりニードル弁V4で弁孔35を閉
塞するとともに、ダイヤフラム弁V6をその押圧
力と通水孔37からダイヤフラム弁室33に流入
する水圧とで図示左方向に押圧してその弁シート
34に圧接せしめ給水路3を閉止し、ニードル弁
V4を発条36に抗して図示右行させるとニード
ル弁V4が弁孔35から離れて弁孔35を開放す
るためダイヤフラム弁室33内の水圧が急に低下
し給水導入口3a側との圧力差によつてダイヤフ
ラム弁V6がその弁シート34から離れて給水路
3を開放し熱交換器Fへの給水を開始するように
なつている。38はニードル弁V4の弁軸である。
また、4は1回目のプツシユ操作で一定のストロ
ークaだけ前進して点火状態(第11図参照)
となり、その押圧力を解くと一定のストロークb
だけ後退してロツクされ燃焼状態(第11図参
照)に移行し、2回目のプツシユ操作では該ロツ
ク位置から一定のストロークb′だけ前進してロツ
クが外されその押圧力を解くと一定のストローク
a′だけ後退して元位置へ戻り消火状態(第11図
参照)となるように任意のストローク規制装置
Cで制御された単一の複式操作ボタンで、ストロ
ーク規制装置Cとして例えば第8図ないし第10
図に示したようなものを用いる。すなわち、操作
ボタン4と一体に設けた押圧杆6を取付座39を
もつ筒体40に摺動自由に挿通せしめるととも
に、筒体40と一体のガイド杆41を操作ボタン
4に穿つたガイド溝42に遊嵌し、かつ、筒体4
0の取付座39と操作ボタン4との間に発条43
を介在させて操作ボタン4が該操作ボタン4と一
体の押圧杆6とともに自動復帰するようになし、
該押圧杆6の先端表面部には操作ボタン4を前記
後退ストロークa,b及びa′,b′に規制するため
の制御溝dを穿ち、一方、筒体40には弾性線材
等からなる制御突片44を左右の揺動移動が自由
に行えるよう取付け、該制御突片44を上記制御
溝dに窓孔45内を貫いて滑動自由に嵌めつけ、
操作ボタン4を1回目のプツシユ操作で一定のス
トロークaだけ発条43に抗して前進させると、
制御溝dの消火位置d1で係合されていた制御突片
44は一方の通過溝d2を通つて点火位置d3に達し
押圧される(第10図の実線の状態から第8図の
実線の状態参照)。その後、その押圧力を解くと
操作ボタン4は押圧杆6とともに発条43の弾発
力で一定のストロークbだけ後退する。このとき
制御突片44は制御溝dの通過溝d4を通つて燃焼
位置d5に達し該位置で係合保持されて操作ボタン
4を燃焼位置d5にロツクする(第8図の実線の状
態から第9図の実線の状態参照)。次いで、操作
ボタン4を2回目のプツシユ操作で一定のストロ
ークb′だけ発条43に抗して前進させると、制御
突片44は制御溝dの通過溝d6を通つて一旦停止
位置d7に達し該位置で押圧が阻止される。その
後、その押圧力を解くと操作ボタン4は押圧杆6
とともに発条43の弾発力で一定のストローク
a′だけ後退する。このとき制御突片44は制御溝
dの通過溝d6を通つて元位置、すなわち、消火位
置d1に達し係合保持され操作ボタン4を元位置へ
復帰せしめるものである。(第10図参照)。さら
に、Dは前記操作ボタン4と器具栓V3及びダイ
ヤフラム式開閉弁Bとを連動させるための機械的
連動装置で、第4図ないし第7図において機枠G
の一側に枢軸45により往復回動可能に枢設した
操作腕5の駆動片5aに前記ストローク規制装置
Cの押圧杆6の先端を当接関連させるとともに、
作動片5bの一側に器具栓V3を閉止する方向に
発条46で付勢した器具栓作動軸7を、また、作
動片5bの他側には点火、消火に係るスイツチ、
すなわち、クイツクスイツチとイグナイタスイツ
チを組込んだダブル型点火スイツチS1と短絡スイ
ツチS2をそれぞれ当接関連させて操作ボタン4の
予め決められた進退ストロークa,b及びa′,
b′による操作腕5の往復回動で電磁安全弁V2
器具栓V3の開閉と、各々のスイツチS1,S2のオ
ン、オフ作動とが行えるようになつている。な
お、器具栓作動軸7を廃して操作体29の軸29
aを作動片5bに直接関連させてもよいこと勿論
である。また、前記操作腕5には操作腕5の往復
回動運動をダイヤフラム式開閉弁Bの作動軸11
に進退運動に代えて伝達する連動機構を関連させ
ている。該連動機構は機枠Gの他側に受動枠8を
トーシヨン発条47により元位置へ自動復帰する
よう付勢し、かつ、一定角度範囲における起倒回
動が自由に行えるように枢軸48により枢設せし
め、該受動枠8に係合鉤9aを先端にもつ鉤杆9
を発条49により一定の方向(傾斜方向)へ付勢
し、かつ、その回動が自由に行えるよう枢軸50
により枢支し、上記受動枠8を前記操作腕5と連
杆10を介して連設せしめ、さらに、ダイヤフラ
ム式開閉弁Bのニードル弁V4を閉止する方向に
発条51で付勢されたニードル弁作動軸11には
係合凸起12を設け、該係合凸起12に鉤杆9が
受動枠8とともに一定の角度範囲起倒回動するこ
とでその先端係合鉤9aが係脱して該先端係合鉤
9aによるニードル弁作動軸11の後退移動と発
条51による前進移動を行うようになつており、
前記ストローク規制装置Cの操作ボタン4と連動
して往復回動される操作腕5と、該操作腕5に器
具栓V3の作動軸7及び点火スイツチS1と操作腕
5の往復回動運動をダイヤフラム式開閉弁Bの作
動軸11に進退運動に代えて伝達する連動機構と
を関連させた機械的連動装置Dを設けている。
なお、ニードル弁作動軸11を廃してニードル
弁V4の弁軸38を直接鉤杆9で作動するように
してもよいこと勿論である。52は鉤杆9の起立
時におけるストツパーである。また、第3図にお
いてHはガスガバナ装置で、水圧自動ガス弁V1
と器具栓V3との間のガス供給路1に装備されて
いる。Iは能力切替え装置で、主バーナEへのガ
ス通路1aに装備され、操作つまみ53を左右へ
スライドさせることでスライド弁V7を作動し主
バーナEへの供給ガス量の増減調節ができるよう
になつている。Jは調温弁で、水圧応動装置Aの
ダイヤフラム室2より下流側の給水路3bに装備
され、調温弁軸54を回動操作することでスライ
ド弁V3を作動して熱交換器Fへの給水量の増減
調節ができるようになつており、調温弁軸54に
固定した大歯車55に操作ボタン4の外側に嵌設
した調温つまみ56の小歯車57を噛合せ調温つ
まみ56の回動操作でその調温ができるようにな
つている。58は給水路3の下流側3bに設けた
ベンチユリ部で、水圧応動装置Aのダイヤフラム
室2の二次室2bとスローバルブV9をもつ連管
59を介して連通せしめている。P1は一次パイ
ロツトバーナで、器具栓V3の弁軸30に設けた
弁V10によりガスの給、断が行われるようになつ
ている。P2は二次パイロツトバーナ、V11は水抜
栓、60は給水管、61は出湯蛇口、62は器体
外殻である。
上記構成において、次にその作用を説明する
と、不使用時、すなわち、消火時は水圧自動ガス
弁V1、器具栓V3及び電磁安全弁V2はともにそれ
ぞれの弁シート14,28及び23に接して閉止
状態にある(第3図実線の位置参照)。そこで、
点火に際し操作ボタン4を1回目のプツシユ操作
でストローク規制機構Cの制御溝dにより予め決
められた一定のストロークaだけ押動前進させる
と、操作ボタン4と一体の押圧杆6で操作腕5の
駆動片5aを押動し操作腕5と受動枠8を連杆1
0を介して同時に一定の方向(第5図及び第6図
において時計方向、以下同じ)へ一定の角度だけ
回動し、操作腕5の作動片5bで器具栓作動軸7
を発条46に抗して図示左行せしめこれに連結さ
れている操作体29及び弁軸30を介して器具栓
V3をその弁シート28から発条32に抗して押
動離間し、かつ、器具栓V3の延長弁軸31で電
磁安全弁V2を発条24に抗して押動しその弁シ
ート23から離し、さらに、吸着鉄片26を電磁
石Mの吸着面に押し当てる。しかして、器具栓
V3と電磁安全弁V2はともに開放され、しかも、
一次パイロツト用弁V10も開放されるためガス導
入口1bからのガスは両パイロツトバーナP1
P2に供給される。そして操作腕5の作動片5b
に関連されている点火、消火に係るスイツチS1
S2も作動されてクイツクスイツチを放電回路に切
替えてコンデンサからの電流で電磁石Mを励磁し
吸着鉄片26を瞬時に吸着して電磁安全弁V2
開放状態に保持せしめるとともに短絡スイツチS2
の接点を開き、かつ、イグナイタスイツチをオン
してイグナイタに通電し点火プラグからスパーク
を飛ばし両パイロツトバーナP1,P2に点火して
二次パイロツトバーナP2にパイロツト炎と熱電
対加熱炎を形成し、該加熱炎で熱電対TCを加熱
する。同時に鉤杆9は受動枠8とともに時計方向
に回動して前傾しその先端係合鉤9aがニードル
弁作動軸11の係合凸起12の前面側に当り(第
6図実線の状態参照)、引続き回動することによ
り鉤杆9は発条49に抗して反時計方向へ回動可
能となつているので該係合鉤9aは係合凸起12
にのり上げ(第6図点線の状態参照)、逐には係
合鉤9aが係合凸起12をのり越えて係合鉤9a
は係合凸起12の後面側に係合される(第5図及
び第7図の鎖線の状態参照)。上記係合凸起12
に対する係合鉤9aののり越え係合動作はニード
ル弁作動軸11がストツパ11aで図示左方への
移動が阻止されており、かつ、鉤杆9は受動枠8
に対し発条49により時計方向へ付勢されて回動
可能に枢支されているため常に円滑確実に行われ
るものである。以上の操作ボタン4を一定のスト
ロークaだけ押動前進させる動作で、パイロツト
点火と、給水待機動作(係合凸起12に対する係
合鉤9aののり越え係合動作)とが瞬時に行わ
れ、いわゆる、点火状態(第8図及び第11図
参照)が完了するのである。
しかる後、操作ボタン4の押圧力を解くと、ス
トローク規制装置Cの制御溝dにより予め決めら
れた一定のストロークbだけ操作ボタン4は押圧
杆6とともに発条43の弾発力で後退し操作ボタ
ン4は制御突片44が制御溝dの燃焼位置d5に係
合されることにより該位置にロツクされる。しか
して、操作腕5と受動枠8はトーシヨン発条47
及び発条46の弾発力で反時計方向へ一定の角度
だけ回動されるため器具栓作動軸7は発条46の
弾発力で一定のストロークだけ図示右行し器具栓
V3を第3図の鎖線で示す位置まで発条32の弾
発力で後退させるか、該器具栓V3は末だその弁
シート28に接することなくガス供給路1を開放
状態に保ち、かつ、電磁安全弁V2は熱電対TCか
らの熱起電流で引続き励磁されている電磁石Mで
そのまま開放状態に保持されている。一方、鉤杆
9も受動枠8とともに反時計方向へ一定の角度だ
け回動するので、鉤杆9が反時計方向へ回動する
ときその先端係合鉤9aでニードル弁作動軸11
を一定のストロークだけ引張つて後退移動させる
(第7図の鎖線の状態から実線の状態参照)。上記
ニードル弁作動軸11の鉤杆9による後退動作は
係合鉤9aが係合凸起12にのり越え係合されて
いるため受動枠8の反時計方向への回動で鉤杆9
はこれに追従して反時計方向へ回動する際その先
端係合鉤9aは係合凸起12との係合関係を保つ
たまま一定位置まで移動するのでニードル弁作動
軸11は後方へ発条51に抗して引張られ後退移
動する。そして操作ボタン4の後退ストロークb
間では係合凸起12と係合鉤9aの係合関係は外
れずニードル弁作動軸11を一定の後退位置にお
いて保持する。したがつて、ダイヤフラム式開閉
弁Bのニードル弁V4はその弁軸38を介して図
示右方へ発条36に抗して後退移動し、ニードル
弁V4を弁孔35から離し弁孔35を開放せしめ
るのでダイヤフラム弁室33内の水圧が急に低下
しその外周部に作用する給水圧でダイヤフラム弁
V6を押動してその弁シート34から離し給水路
3を開放するため熱交換器Fへの給水が開始され
る。しかして、その給水圧で水圧応動装置Aのダ
イヤフラム15を図示左動せしめダイヤフラム1
5と弁軸16を介して連結されている水圧自動ガ
ス弁V1を左動しその弁シート14から離間して
主バーナEへのガス通路1aを開き主バーナEに
ガスを供給し二次パイロツトバーナP2に形成さ
れているパイロツト炎によりこれに着火し熱交換
器Fを加熱することにより熱交換器F内を流通す
る水を加熱昇温し給湯に供する。上記給湯動作と
同時に一次パイロツト用弁V10は閉止されて一次
パイロツトバーナP1を消火し、かつ、クイツク
スイツチを充電回路に切替え、イグナイタスイツ
チをオフしてスパークを停止せしめる。以上の操
作ボタン4が一定のストロークbだけ後退する動
作で熱交換器Fへの給水と主バーナEへの着火時
を瞬時に行い、いわゆる、燃焼状態(第9図及び
第11図参照)に移行するものである。
上記した一連の点火及び出湯動作は操作ボタン
4を一定のストロークaだけ押して離すだけのワ
ンアクシヨンで適確に行われるものである。な
お、上記点火動作が不良に終つた場合とか異常燃
焼が発生した場合には熱電対TCの加熱が停止さ
れて電磁安全弁V2が自動動閉止しその安全が確
保されるものである。
次に、給湯を停止するときは、操作ボタン4を
2回目のプツシユ操作でストローク規制機構Cの
制御溝dにより予め決められた一定のストローク
b′だけ押動前進させると、制御突片44が制御溝
dの通過溝d6を通つて通過溝d8に至るので燃焼位
置d5によるロツクは外され、その後、その押圧力
を解くと、操作ボタン4はストローク規制装置C
の制御溝dにより予め決められた一定のストロー
クa′だけ押圧杆6とともに発条43の弾発力で後
退し操作ボタン4は元位置、すなわち、消火位置
に戻る。しかして、操作腕5と受動枠8はトーシ
ヨン発条47及び発条46の弾発力で反時計方向
へ一定の角度だけ回動されるため操作腕5の作動
片5bによる器具栓作動軸7の図示左方向への押
動は解かれて器具栓作動軸7は発条46の弾発力
でその右動がストツパー7aで阻止される右限位
置まで戻る。したがつて、器具栓V3はその弁シ
ート28に接するまで後退してガス供給路1を閉
じ主バーナFを消火して給湯を停止するととも
に、短絡スイツチS2の接点を閉じて電磁石Mの電
磁コイルを電気的に短絡し電磁石Mを消磁せしめ
電磁安全弁V2をも確実に閉止し、同時に二次パ
イロツトバーナP2も消火する。一方、鉤杆9も
受動枠8とともに反時計方向へ一定の角度だけ回
動して元位置へ戻るので、鉤杆9が受動枠8とと
もに反時計方向へ回動して起立するときに鉤杆9
の他端が受止片52に当接して該鉤杆9は発条4
9に抗して反時計方向に回動されるためその先端
係合鉤9aと係合凸起12との係合関係が外れて
ニードル弁作動軸11は発条51の弾発力で図示
左動しその左動がストツパー11aで阻止される
左限位置まで戻る。したがつて、ニードル弁V4
も発条36の弾発力と相まつて左動しダイヤフラ
ム弁V6の弁孔35に圧接して該弁孔35を閉じ
るとともに、その押圧力でダイヤフラム弁V6
弁シート34に圧接し給水路3を閉塞するので熱
交換器Fへの給水をも停止する。
上記した一連の消火及び出湯停止動作は操作ボ
タン4を一定のストロークb′だけ押して離すだけ
のワンアクシヨンで適確に行われるものである。
この考案は以上説明したように、点火及び出湯
と消火及び出湯停止を単一の複式操作ボタンをプ
ツシユ操作するだけでストローク規制装置により
制御されたストロークのもとに往復回動する作動
腕5で器具栓V3と点火スイツチS1を直接作動し、
また、ダイヤフラム式開閉弁Bは連動機構を介し
て作動する構造としたからその操作性は著しく向
上し誤操作は皆無となる。したがつて、操作ボタ
ンと各々のガス弁及び給水弁は作動腕と連動機構
からなる機械的連動装置によりその作動も円滑確
実となり使い勝手の頗るよいものが提供できる実
益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の全体正面図、第2図はこの考
案の一実施例を示す全体正面図、第3図は内部構
造の展開断面図、第4図は連動機構の正面図、第
5図ないし第7図はその作動状態の一部切断平面
図、第8図ないし第10図は操作ボタンのストロ
ーク規制機構の一例を示した作動状態の平面図、
第11図は操作ボタンの進退運動を示す線図であ
る。 A……水圧応動装置、V1……水圧自動ガス弁、
1……ガス供給路、V2……電磁安全弁、V3……
器具栓、2……ダイヤフラム室、2a……一次
室、2b……二次室、3……給水路、B……ダイ
ヤフラム式開閉弁、a……操作ボタンの1回目の
プツシユ操作による前進ストローク、b……同後
退ストローク、b′……2回目のプツシユ操作によ
る前進ストローク、a′……同後退ストローク、4
……操作ボタン、C……ストローク規制装置、5
……操作腕、6……押圧杆、7……器具栓作動
軸、S1……点火スイツチ、D……機械的連動装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水圧応動装置Aの水圧自動ガス弁V1より上流
    側のガス供給路1に電磁安全弁V2と器具栓V3
    装備し水圧応動装置Aのダイヤフラム室2の一次
    室2aより上流側の給水路3にはダイヤフラム式
    開閉弁Bを装備した元止式瞬間ガス湯沸器におい
    て、操作ボタン4の1回目のプツシユ操作で一定
    のストロークaだけ前進し、プツシユ操作の押圧
    力を解くと一定のストロークbだけ後退してロツ
    クされ2回目のプツシユ操作により該ロツク位置
    から一定のストロークb′だけ前進してロツクが外
    され、そのプツシユ操作の押圧力を解くと一定の
    ストロークa′だけ後退して元位置へ戻るように操
    作ボタン4を制御する操作ボタン4のストローク
    規制装置Cを設けると共に、該ストローク規制装
    置Cの操作ボタン4と連動して往復回動される操
    作腕5と、該操作腕5に器具栓V3の作動軸7及
    び点火スイツチS1と、前記操作腕5の往復回動運
    動をダイヤフラム式開閉弁Bの作動軸11に進退
    運動に変えて伝達する連動機構とを関連させた機
    械的連動装置Dを設けてなる元止式瞬間ガス湯沸
    器の操作装置。
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