JP2571094Y2 - 先止式湯沸器 - Google Patents
先止式湯沸器Info
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- JP2571094Y2 JP2571094Y2 JP4415193U JP4415193U JP2571094Y2 JP 2571094 Y2 JP2571094 Y2 JP 2571094Y2 JP 4415193 U JP4415193 U JP 4415193U JP 4415193 U JP4415193 U JP 4415193U JP 2571094 Y2 JP2571094 Y2 JP 2571094Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、押釦式で圧電点火方
式の点火操作装置を備えた先止式湯沸器に関する。
式の点火操作装置を備えた先止式湯沸器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の押釦式で圧電点火方式の点火操作
装置を備えた先止式湯沸器は、たとえば、図３に示され
ているように、パイロット点火用釦６′、メーンバルブ
開弁用釦７′、消火用釦８′の３つの押釦を有し、パイ
ロット点火用釦６′を押すと、点火パイロットＰ1 ′、
クイック用パイロットＰ3 ′の点火パイロットバルブＶ
5 ′及びパイロットバーナＰ2 ′の点火バルブＶ3 ′が
開き、マグネットバルブＶ2 ′をも押し開くと同時に圧
電操作部２８′で圧電装置を作動して圧電素子により電
極２５′からスパークを飛ばし点火パイロットＰ1 ′→
パイロットバーナＰ2 ′及びクイック用パイロット
Ｐ3 ′の順に点火し、マグネットバルブＶ2 ′は熱電対
２４′、２４″により吸着開放保持する。
装置を備えた先止式湯沸器は、たとえば、図３に示され
ているように、パイロット点火用釦６′、メーンバルブ
開弁用釦７′、消火用釦８′の３つの押釦を有し、パイ
ロット点火用釦６′を押すと、点火パイロットＰ1 ′、
クイック用パイロットＰ3 ′の点火パイロットバルブＶ
5 ′及びパイロットバーナＰ2 ′の点火バルブＶ3 ′が
開き、マグネットバルブＶ2 ′をも押し開くと同時に圧
電操作部２８′で圧電装置を作動して圧電素子により電
極２５′からスパークを飛ばし点火パイロットＰ1 ′→
パイロットバーナＰ2 ′及びクイック用パイロット
Ｐ3 ′の順に点火し、マグネットバルブＶ2 ′は熱電対
２４′、２４″により吸着開放保持する。
【０００３】パイロットバーナ点火後、メーンバルブ開
弁用釦７′を押すと、メーンバルブＶ1 ′が開いて水圧
自動ガス弁Ｖ4 ′までのガス通路が開き、メーンバーナ
１０′への点火準備がされる。
弁用釦７′を押すと、メーンバルブＶ1 ′が開いて水圧
自動ガス弁Ｖ4 ′までのガス通路が開き、メーンバーナ
１０′への点火準備がされる。
【０００４】前記点火準備終了後、給湯栓（図示せず）
を開くと、ベンチュリー１９′より水圧応動装置Ｄ′の
ダイヤフラム室に差圧が生じ、水量が増えてその給水圧
がスプリング１４′のスプリング荷重に打ち勝つと、ダ
イヤフラム４′を介して突棒５′の先端の水圧自動ガス
弁Ｖ4 ′が開き、前記パイロット炎でメーンバーナ１
０′に着火し熱交換器１′を加熱して出湯する。
を開くと、ベンチュリー１９′より水圧応動装置Ｄ′の
ダイヤフラム室に差圧が生じ、水量が増えてその給水圧
がスプリング１４′のスプリング荷重に打ち勝つと、ダ
イヤフラム４′を介して突棒５′の先端の水圧自動ガス
弁Ｖ4 ′が開き、前記パイロット炎でメーンバーナ１
０′に着火し熱交換器１′を加熱して出湯する。
【０００５】出湯を停止するときは、給湯栓を閉じる
と、ダイヤフラム室の一次側と二次側が等圧となり、ス
プリング１４′によって水圧自動ガス弁Ｖ4 ′が閉じ、
メーンバーナ１０′を消火し出湯を停止する。
と、ダイヤフラム室の一次側と二次側が等圧となり、ス
プリング１４′によって水圧自動ガス弁Ｖ4 ′が閉じ、
メーンバーナ１０′を消火し出湯を停止する。
【０００６】湯沸器使用後、消火用釦８′を押すと、点
火バルブＶ3 ′、メーンバルブＶ1′が閉じてパイロッ
トバーナＰ2 ′は消火する構造となっている。
火バルブＶ3 ′、メーンバルブＶ1′が閉じてパイロッ
トバーナＰ2 ′は消火する構造となっている。
【０００７】前記従来の先止式湯沸器は、点火時にパイ
ロット点火用釦６′とメーンバルブ開弁用釦７′の２つ
の押釦を各別にプッシュ操作する必要がある。これは、
圧電点火方式のため、点火時に熱交換器１′への通水が
先行して水圧自動ガス弁Ｖ4′が開いていると、生ガス
の放出と爆発点火の危険があるので、安全上熱交換器
１′へ通水されていない状態で点火操作をする必要があ
る。したがって、通水しながら点火操作したとき、万一
点火に失敗してもメーンバーナへのガス通路（すべての
ガス通路）が開いて生ガスが放出しないようにするため
である。そして、消火時は消火用釦８′を押す必要があ
る。
ロット点火用釦６′とメーンバルブ開弁用釦７′の２つ
の押釦を各別にプッシュ操作する必要がある。これは、
圧電点火方式のため、点火時に熱交換器１′への通水が
先行して水圧自動ガス弁Ｖ4′が開いていると、生ガス
の放出と爆発点火の危険があるので、安全上熱交換器
１′へ通水されていない状態で点火操作をする必要があ
る。したがって、通水しながら点火操作したとき、万一
点火に失敗してもメーンバーナへのガス通路（すべての
ガス通路）が開いて生ガスが放出しないようにするため
である。そして、消火時は消火用釦８′を押す必要があ
る。
【０００８】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
３つの押釦を必要とするため、構造的に複雑化してコス
ト高となるばかりでなく、その操作が面倒で操作性に劣
るという問題点があった。
３つの押釦を必要とするため、構造的に複雑化してコス
ト高となるばかりでなく、その操作が面倒で操作性に劣
るという問題点があった。
【０００９】この考案は、上記課題を解決し、操作性に
すぐれ、安全性も高いワンプッシュ式の圧電点火方式を
可能として、斯かる問題点のない先止式湯沸器の提供を
目的としている。
すぐれ、安全性も高いワンプッシュ式の圧電点火方式を
可能として、斯かる問題点のない先止式湯沸器の提供を
目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この考案の先止式湯沸器
は、上記目的を達成するために、押釦式で圧電点火方式
の点火操作装置を備えた先止式湯沸器において、熱交換
器１への通水時は点火操作を不能に規制する通水ロック
機構Ａと、ハートカム２を用いたワンプッシュ式でハー
トカム２の始端消火位置ａから終端点火位置ｂへの押動
前進操作で器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロット弁
Ｖ3 を開弁させると同時に圧電装置を作動させ、終端点
火位置ｂから中間燃焼位置ｃへの後退操作で点火パイロ
ット弁Ｖ3 を閉弁し、かつ、器具栓Ｖ1 を開弁状態に保
つとともに安全弁Ｖ2 は閉弁可能な状態に開弁保持せし
め、中間燃焼位置ｃから始端消火位置ａへの後退操作で
前記ガス弁のすべてを閉弁する構成とした点火制御機構
Ｂとからなる点火操作装置を設けたことを特徴としてい
る。
は、上記目的を達成するために、押釦式で圧電点火方式
の点火操作装置を備えた先止式湯沸器において、熱交換
器１への通水時は点火操作を不能に規制する通水ロック
機構Ａと、ハートカム２を用いたワンプッシュ式でハー
トカム２の始端消火位置ａから終端点火位置ｂへの押動
前進操作で器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロット弁
Ｖ3 を開弁させると同時に圧電装置を作動させ、終端点
火位置ｂから中間燃焼位置ｃへの後退操作で点火パイロ
ット弁Ｖ3 を閉弁し、かつ、器具栓Ｖ1 を開弁状態に保
つとともに安全弁Ｖ2 は閉弁可能な状態に開弁保持せし
め、中間燃焼位置ｃから始端消火位置ａへの後退操作で
前記ガス弁のすべてを閉弁する構成とした点火制御機構
Ｂとからなる点火操作装置を設けたことを特徴としてい
る。
【００１１】
【作用】上記構成を有するこの考案の先止式湯沸器は、
熱交換器への通水時には点火操作ができないロック機構
Ａと、ハートカム２を用いたワンプッシュ式の点火制御
機構Ｂとを関連させて設けたので、熱交換器への通水が
先行している通水時は、点火制御機構Ｂの動きがロック
機構Ａにより阻止されて点火操作ができないから、誤操
作等による生ガスの放出、爆発点火等の危険はない。
熱交換器への通水時には点火操作ができないロック機構
Ａと、ハートカム２を用いたワンプッシュ式の点火制御
機構Ｂとを関連させて設けたので、熱交換器への通水が
先行している通水時は、点火制御機構Ｂの動きがロック
機構Ａにより阻止されて点火操作ができないから、誤操
作等による生ガスの放出、爆発点火等の危険はない。
【００１２】また、ワンプッシュ式で圧電点火方式を可
能としたから、単一の押釦のプッシュＯＮ操作で圧電点
火し、プッシュＯＦＦ操作でその消火が確実に行える。
能としたから、単一の押釦のプッシュＯＮ操作で圧電点
火し、プッシュＯＦＦ操作でその消火が確実に行える。
【００１３】
【実施例】以下この考案の先止式湯沸器の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【００１４】図１及び図２において、Ａは熱交換器１へ
の通水時（熱交換器１への通水が先行しているとき）
は、点火操作を不能に規制する通水ロック機構で、ロッ
クレバー３を水圧応動装置Ｄのダイヤフラム４と連動す
る突棒５と関連させ、該ロックレバー３で通水時は操作
釦６の押動操作ができないように規制する構造となって
いる。
の通水時（熱交換器１への通水が先行しているとき）
は、点火操作を不能に規制する通水ロック機構で、ロッ
クレバー３を水圧応動装置Ｄのダイヤフラム４と連動す
る突棒５と関連させ、該ロックレバー３で通水時は操作
釦６の押動操作ができないように規制する構造となって
いる。
【００１５】前記ロックレバー３は、支軸７により回動
可能に枢支され、その先端連動部３ａを突棒５に設けた
係止凸部８に関連させ、ロックレバー３を突棒５の進退
動作と連動して図示左右へ回動し、基端ロック部３ｂで
操作釦６と連動する作動レバー９の動きを阻止して通水
時は操作釦６の押動操作ができず、また、熱交換器１へ
通水されていない時はロックレバー３による作動レバー
９の回動阻止が解除されて操作釦６のプッシュ操作がで
きるようになっている。
可能に枢支され、その先端連動部３ａを突棒５に設けた
係止凸部８に関連させ、ロックレバー３を突棒５の進退
動作と連動して図示左右へ回動し、基端ロック部３ｂで
操作釦６と連動する作動レバー９の動きを阻止して通水
時は操作釦６の押動操作ができず、また、熱交換器１へ
通水されていない時はロックレバー３による作動レバー
９の回動阻止が解除されて操作釦６のプッシュ操作がで
きるようになっている。
【００１６】なお、通水ロック機構Ａとしては、突棒５
と連動するロックレバー３を作動レバー９と関連させた
実施例のロック機構に限らず、熱交換器１への通水時は
点火操作を不能に規制するその他任意のロック機構とす
るも自由である。
と連動するロックレバー３を作動レバー９と関連させた
実施例のロック機構に限らず、熱交換器１への通水時は
点火操作を不能に規制するその他任意のロック機構とす
るも自由である。
【００１７】Ｂはハートカム２を用いたワンプッシュ式
で圧電点火方式の点火制御装置で、ハートカム２のカム
溝２ａとレバーピン（図示せず）とによる制御で、ハー
トカム２と一体の操作釦６のプッシュＯＮ操作で圧電装
置により点火し、プッシュＯＦＦ操作で消火ができる構
造となっている。
で圧電点火方式の点火制御装置で、ハートカム２のカム
溝２ａとレバーピン（図示せず）とによる制御で、ハー
トカム２と一体の操作釦６のプッシュＯＮ操作で圧電装
置により点火し、プッシュＯＦＦ操作で消火ができる構
造となっている。
【００１８】すなわち、図２に示したように、点火時は
ハートカム２の始端消火位置（始端）ａから終端点火位
置（終端）ｂへの押動前進操作で、ガス通路に装備した
器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロットＶ3 を開弁さ
せると同時に圧電装置（圧電機）を作動して点火パイロ
ットＰ1 に点火する。
ハートカム２の始端消火位置（始端）ａから終端点火位
置（終端）ｂへの押動前進操作で、ガス通路に装備した
器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロットＶ3 を開弁さ
せると同時に圧電装置（圧電機）を作動して点火パイロ
ットＰ1 に点火する。
【００１９】前記押動前進操作の解除による終端点火位
置ｂから中間燃焼位置（中間）ｃへの自動後退操作で、
点火パイロット弁Ｖ3 を閉弁して点火パイロットＰ1 は
消火するが、器具栓Ｖ1 を開弁状態に保ってパイロット
バーナＰ2 の燃焼を継続するとともに、安全弁Ｖ2 は閉
弁可能な状態にマグネットＭで吸着開弁保持せしめ、メ
ーンバーナ１０への点火準備動作を終了する。
置ｂから中間燃焼位置（中間）ｃへの自動後退操作で、
点火パイロット弁Ｖ3 を閉弁して点火パイロットＰ1 は
消火するが、器具栓Ｖ1 を開弁状態に保ってパイロット
バーナＰ2 の燃焼を継続するとともに、安全弁Ｖ2 は閉
弁可能な状態にマグネットＭで吸着開弁保持せしめ、メ
ーンバーナ１０への点火準備動作を終了する。
【００２０】次に、消火時はハートカム２の中間燃焼位
置ｃから始端消火位置ａへの後退操作で、前記ガス弁の
すべてを閉弁し、パイロットバーナＰ2 を消火する構造
となっている。
置ｃから始端消火位置ａへの後退操作で、前記ガス弁の
すべてを閉弁し、パイロットバーナＰ2 を消火する構造
となっている。
【００２１】操作釦６と連動する前記作動レバー９は、
支軸１１により回動可能に枢支され、その先端作動部９
ａの基端側に器具栓Ｖ1 と点火パイロットＶ3 を開閉
し、安全弁Ｖ2 を押し開く弁軸１２を関連させるととも
に、先端側には前記通水ロック機構Ａのロックレバー３
の基端ロック部３ｂを関連させ、かつ、基端押動部９ｂ
には操作釦６と一体のハートカム２を備えた操作杆１３
を関連させて、操作釦６の進退動作と連動して作動レバ
ー９が図示左右へ（一定の角度だけ）回動することによ
り器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロット弁Ｖ3 を開
閉するものである。
支軸１１により回動可能に枢支され、その先端作動部９
ａの基端側に器具栓Ｖ1 と点火パイロットＶ3 を開閉
し、安全弁Ｖ2 を押し開く弁軸１２を関連させるととも
に、先端側には前記通水ロック機構Ａのロックレバー３
の基端ロック部３ｂを関連させ、かつ、基端押動部９ｂ
には操作釦６と一体のハートカム２を備えた操作杆１３
を関連させて、操作釦６の進退動作と連動して作動レバ
ー９が図示左右へ（一定の角度だけ）回動することによ
り器具栓Ｖ1 、安全弁Ｖ2 、点火パイロット弁Ｖ3 を開
閉するものである。
【００２２】Ｖ4 は突棒５の先端に設けた水圧自動ガス
弁で、前記器具栓Ｖ1 の下流側のガス通路にスプリング
１４で閉止方向に付勢して装備され、水圧応動装置Ｄの
ダイヤフラム４と連動して開閉するようになっている。
また、Ｖ5 は給湯栓で、出湯管１５の先端に設けられて
いる。
弁で、前記器具栓Ｖ1 の下流側のガス通路にスプリング
１４で閉止方向に付勢して装備され、水圧応動装置Ｄの
ダイヤフラム４と連動して開閉するようになっている。
また、Ｖ5 は給湯栓で、出湯管１５の先端に設けられて
いる。
【００２３】前記点火パイロットＰ1 には、器具栓Ｖ1
と水圧自動ガス弁Ｖ4 との間に装備した点火パイロット
弁Ｖ3 の開弁時にのみガス通路と連通する点火パイロッ
ト用ガス管１６が接続され、また、パイロットバーナＰ
2 には、器具栓Ｖ1 と水圧自動ガス弁Ｖ4 との間のガス
通路から分岐したパイロットバーナ用ガス管１７が接続
されている。
と水圧自動ガス弁Ｖ4 との間に装備した点火パイロット
弁Ｖ3 の開弁時にのみガス通路と連通する点火パイロッ
ト用ガス管１６が接続され、また、パイロットバーナＰ
2 には、器具栓Ｖ1 と水圧自動ガス弁Ｖ4 との間のガス
通路から分岐したパイロットバーナ用ガス管１７が接続
されている。
【００２４】なお、図１において、１８は器具栓Ｖ1 と
点火パイロット弁Ｖ3 を閉止方向に付勢するスプリン
グ、Ｖ6 は給水路に装備した水ガバナ、また、Ｖ7 は湯
温調節弁、１９はベンチュリー、２０はストレーナ、２
１は水入口である。さらに、Ｖ8 は能力切替弁、２２は
ガス入口、２３はメーンノズル、２４は熱電対、２５は
電極、２６は給水管、２７は吸着板である。
点火パイロット弁Ｖ3 を閉止方向に付勢するスプリン
グ、Ｖ6 は給水路に装備した水ガバナ、また、Ｖ7 は湯
温調節弁、１９はベンチュリー、２０はストレーナ、２
１は水入口である。さらに、Ｖ8 は能力切替弁、２２は
ガス入口、２３はメーンノズル、２４は熱電対、２５は
電極、２６は給水管、２７は吸着板である。
【００２５】前記構成において、次にその作用を説明す
る。
る。
【００２６】点火時に熱交換器１への通水が先行してい
る通水時は、その給水圧を水圧応動装置Ｄのダイヤフラ
ム４が感知して突棒５を図示左方へ移動し、突棒５と一
体の水圧自動ガス弁Ｖ4 を開弁するが、突棒５の図示左
方への移動により係止凸部８を介してこれと連動するロ
ックレバー３は図示反時計方向へ回動変位し（図１の点
線参照）、その基端ロック部３ｂを作動レバー９の先端
作動部９ａの回動軌跡内に位置させ、すなわち、基端ロ
ック部３ｂを先端作動部９ａの手前に突出させ、ロック
レバー３の基端ロック部３ｂに作動レバー９の先端作動
部９ａが係止されることにより作動レバー９の図示反時
計方向への回動を阻止し、操作釦６の点火操作を不能に
規制する。
る通水時は、その給水圧を水圧応動装置Ｄのダイヤフラ
ム４が感知して突棒５を図示左方へ移動し、突棒５と一
体の水圧自動ガス弁Ｖ4 を開弁するが、突棒５の図示左
方への移動により係止凸部８を介してこれと連動するロ
ックレバー３は図示反時計方向へ回動変位し（図１の点
線参照）、その基端ロック部３ｂを作動レバー９の先端
作動部９ａの回動軌跡内に位置させ、すなわち、基端ロ
ック部３ｂを先端作動部９ａの手前に突出させ、ロック
レバー３の基端ロック部３ｂに作動レバー９の先端作動
部９ａが係止されることにより作動レバー９の図示反時
計方向への回動を阻止し、操作釦６の点火操作を不能に
規制する。
【００２７】また、熱交換器１へ通水されていない時
は、水圧応動装置Ｄのダイヤフラム４がこれを感知して
突棒５はスプリング１４で図示右方の停止位置（図１の
実線の位置参照）にあって水圧自動ガス弁Ｖ4 は閉弁
し、ロックレバー３は係止凸部８を介して図示時計方向
へ回動変位され（図１の実線参照）、その基端ロック部
３ｂを作動レバー９の先端作動部９ａの回動軌跡外に位
置させ、すなわち、基端ロック部３ｂを先端作動部９ａ
の上方に逃避させ、作動レバー９の図示反時計方向への
回動を自由となし、操作釦６による点火操作を可能にす
る。
は、水圧応動装置Ｄのダイヤフラム４がこれを感知して
突棒５はスプリング１４で図示右方の停止位置（図１の
実線の位置参照）にあって水圧自動ガス弁Ｖ4 は閉弁
し、ロックレバー３は係止凸部８を介して図示時計方向
へ回動変位され（図１の実線参照）、その基端ロック部
３ｂを作動レバー９の先端作動部９ａの回動軌跡外に位
置させ、すなわち、基端ロック部３ｂを先端作動部９ａ
の上方に逃避させ、作動レバー９の図示反時計方向への
回動を自由となし、操作釦６による点火操作を可能にす
る。
【００２８】そこで、湯沸器の使用にあたり、操作釦６
をプッシュ操作してハートカム２をその始端消火位置ａ
から終端点火位置ｂまで押動前進させると、操作杆１３
で作動レバー９を図示反時計方向へ一定の角度だけ回動
し、作動レバー９の先端作動部９ａで弁軸１２を図示左
方へスプリング１８に抗して移動し器具栓Ｖ1 と点火パ
イロット弁Ｖ3 を開弁させるとともに、安全弁Ｖ2 をも
押し開いてマグネットＭにその吸着板２７を押し当て、
同時に圧電装置（図示せず）を作動せしめる。
をプッシュ操作してハートカム２をその始端消火位置ａ
から終端点火位置ｂまで押動前進させると、操作杆１３
で作動レバー９を図示反時計方向へ一定の角度だけ回動
し、作動レバー９の先端作動部９ａで弁軸１２を図示左
方へスプリング１８に抗して移動し器具栓Ｖ1 と点火パ
イロット弁Ｖ3 を開弁させるとともに、安全弁Ｖ2 をも
押し開いてマグネットＭにその吸着板２７を押し当て、
同時に圧電装置（図示せず）を作動せしめる。
【００２９】したがって、先ず、点火パイロットＰ1 に
圧電素子による電極２５からのスパークで点火し、次い
で、点火パイロットＰ1 からパイロットバーナＰ2 に点
火して常火ｆを形成し、該常火ｆで熱電対２４を加熱す
ることにより安全弁Ｖ2 をマグネットＭにより吸着開弁
保持する。
圧電素子による電極２５からのスパークで点火し、次い
で、点火パイロットＰ1 からパイロットバーナＰ2 に点
火して常火ｆを形成し、該常火ｆで熱電対２４を加熱す
ることにより安全弁Ｖ2 をマグネットＭにより吸着開弁
保持する。
【００３０】その後、操作釦６の押圧力を解くと、ハー
トカム２は終端点火位置ｂから中間燃焼位置ｃへ操作釦
６とともに後退してロックされる。この後退動作で弁軸
１２も図示右方へ後退し点火パイロット弁Ｖ3 を閉弁し
て点火パイロットＰ1 を消火するが、器具栓Ｖ1 は開弁
状態に保たれ、かつ、安全弁Ｖ2 をマグネットＭにより
閉弁可能な状態に開弁保持し、水圧自動ガス弁Ｖ4 まで
のガス通路を開いて、メーンバーナ１０への点火準備を
終了する。
トカム２は終端点火位置ｂから中間燃焼位置ｃへ操作釦
６とともに後退してロックされる。この後退動作で弁軸
１２も図示右方へ後退し点火パイロット弁Ｖ3 を閉弁し
て点火パイロットＰ1 を消火するが、器具栓Ｖ1 は開弁
状態に保たれ、かつ、安全弁Ｖ2 をマグネットＭにより
閉弁可能な状態に開弁保持し、水圧自動ガス弁Ｖ4 まで
のガス通路を開いて、メーンバーナ１０への点火準備を
終了する。
【００３１】前記操作釦６を押して離すだけのワンアク
ションによる点火準備終了後、出湯にあたり、給湯栓Ｖ
5 を開弁すると、ベンチュリー１９より水圧応動装置Ｄ
のダイヤフラム室に差圧が生じ、水量が増えてその給水
圧がスプリング１４のスプリング荷重に打ち勝つと、ダ
イヤフラム４を介して突棒５と一体の水圧自動ガス弁Ｖ
4 が開弁されて、メーンバーナ１０にガスを供給するた
め、該メーンバーナ１０にパイロットバーナＰ2 の常火
ｆにより着火し熱交換器１を加熱して出湯する。
ションによる点火準備終了後、出湯にあたり、給湯栓Ｖ
5 を開弁すると、ベンチュリー１９より水圧応動装置Ｄ
のダイヤフラム室に差圧が生じ、水量が増えてその給水
圧がスプリング１４のスプリング荷重に打ち勝つと、ダ
イヤフラム４を介して突棒５と一体の水圧自動ガス弁Ｖ
4 が開弁されて、メーンバーナ１０にガスを供給するた
め、該メーンバーナ１０にパイロットバーナＰ2 の常火
ｆにより着火し熱交換器１を加熱して出湯する。
【００３２】出湯を停止するときは、給湯栓Ｖ5 を閉弁
すると、ダイヤフラム室の一次側と二次側が等圧とな
り、スプリング１４により水圧自動ガス弁Ｖ4 は閉弁さ
れてメーンバーナ１０へのガスの供給を停止するため、
メーンバーナ１０は消火し出湯は停止される。
すると、ダイヤフラム室の一次側と二次側が等圧とな
り、スプリング１４により水圧自動ガス弁Ｖ4 は閉弁さ
れてメーンバーナ１０へのガスの供給を停止するため、
メーンバーナ１０は消火し出湯は停止される。
【００３３】湯沸器使用後、前記点火準備位置にある操
作釦６を再び押すと、ロックが解除され、その押圧力を
解くと、ハートカム２は中間燃焼位置ｃから始端消火位
置ａへ操作釦６とともに後退する。したがって、作動レ
バー９を介して図示左方へ押されていた弁軸１２はスプ
リング１８で図示右方へ移動するため、作動レバー９は
弁軸１２に押されて図示時計方向へ回動して元位置に戻
り、器具栓Ｖ1 は閉弁されるために、パイロットバーナ
Ｐ2 へのガスの供給は断たれ、該パイロットバーナＰ2
が消火する、と同時にマグネットＭによる吸着保持が解
かれるため、安全弁Ｖ2 も閉弁し使用停止状態に復帰す
る。この消火時においても操作釦６を押して離すだけの
ワンアクションで行いうるものである。
作釦６を再び押すと、ロックが解除され、その押圧力を
解くと、ハートカム２は中間燃焼位置ｃから始端消火位
置ａへ操作釦６とともに後退する。したがって、作動レ
バー９を介して図示左方へ押されていた弁軸１２はスプ
リング１８で図示右方へ移動するため、作動レバー９は
弁軸１２に押されて図示時計方向へ回動して元位置に戻
り、器具栓Ｖ1 は閉弁されるために、パイロットバーナ
Ｐ2 へのガスの供給は断たれ、該パイロットバーナＰ2
が消火する、と同時にマグネットＭによる吸着保持が解
かれるため、安全弁Ｖ2 も閉弁し使用停止状態に復帰す
る。この消火時においても操作釦６を押して離すだけの
ワンアクションで行いうるものである。
【００３４】
【考案の効果】この考案の先止式湯沸器によれば、熱交
換器への通水時には点火操作ができないロック機構を有
するワンプッシュ式の圧電点火方式であるため、安全性
は高く、操作性にもすぐれたコストの安い先止式湯沸器
が提供できる。
換器への通水時には点火操作ができないロック機構を有
するワンプッシュ式の圧電点火方式であるため、安全性
は高く、操作性にもすぐれたコストの安い先止式湯沸器
が提供できる。
【００３５】したがって、先止式湯沸器にあってワンプ
ッシュ式の圧電点火方式を可能とし、消耗品である乾電
池を用いないことから、実用価値の高い考案である。
ッシュ式の圧電点火方式を可能とし、消耗品である乾電
池を用いないことから、実用価値の高い考案である。
【図１】この考案の先止式湯沸器の一実施例を示した展
開断面図である。
開断面図である。
【図２】ハートカムによる各ガス弁の開閉と圧電機の作
動との制御関係を示した説明線図である。
動との制御関係を示した説明線図である。
【図３】従来例の展開断面図である。
１ 熱交換器 Ａ 通水ロック機構 ２ ハートカム Ｖ1 器具栓 Ｖ2 安全弁 Ｖ3 点火パイロット弁 ａ 始端消火位置 ｂ 終端点火位置 ｃ 中間燃焼位置
Claims (1)
- 【請求項１】 押釦式で圧電点火方式の点火操作装置を
備えた先止式湯沸器において、熱交換器（１）への通水
時は点火操作を不能に規制する通水ロック機構（Ａ）
と、ハートカム（２）を用いたワンプッシュ式でハート
カム（２）の始端消火位置（ａ）から終端点火位置
（ｂ）への押動前進操作で器具栓（Ｖ1 ）、安全弁（Ｖ
2 ）、点火パイロット（Ｖ3 ）を開弁させると同時に圧
電装置を作動させ、終端点火位置（ｂ）から中間燃焼位
置（ｃ）への後退操作で点火パイロット弁（Ｖ3 ）を閉
弁し、かつ、器具栓（Ｖ1 ）を開弁状態に保つとともに
安全弁（Ｖ2 ）は閉弁可能な状態に開弁保持せしめ、中
間燃焼位置（ｃ）から始端消火位置（ａ）への後退操作
で前記ガス弁のすべてを閉弁する構成とした点火制御機
構（Ｂ）とからなる点火操作装置を設けたことを特徴と
する先止式湯沸器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4415193U JP2571094Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 先止式湯沸器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4415193U JP2571094Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 先止式湯沸器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712743U JPH0712743U (ja) | 1995-03-03 |
| JP2571094Y2 true JP2571094Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=12683635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4415193U Expired - Lifetime JP2571094Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 先止式湯沸器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571094Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP4415193U patent/JP2571094Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0712743U (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |