JPH0138166Y2 - - Google Patents

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JPH0138166Y2
JPH0138166Y2 JP18512981U JP18512981U JPH0138166Y2 JP H0138166 Y2 JPH0138166 Y2 JP H0138166Y2 JP 18512981 U JP18512981 U JP 18512981U JP 18512981 U JP18512981 U JP 18512981U JP H0138166 Y2 JPH0138166 Y2 JP H0138166Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は相隣接するコンクリート壁を主体と
する建造物の例えば壁対壁、屋根対屋根、屋根対
壁、床対床、床対壁あるいは天井対天井等の間の
隙間に覆設するエキスパンシヨンジヨイントに関
し、その目的は外気の変化によつて建造物相互に
膨脹あるいは収縮等による変動があつてもこれに
対処し得るとともに取付施工の良好なエキスパン
シヨンジヨイントを提供することにある。
次に、本考案の第1実施例を図にしたがつて説
明すると、図中1は壁体W,W′(躯体ともいう)
との間にその隙間Tを遮蔽状に覆設したエキスパ
ンシヨンジヨイント(以下単にジヨイントとい
う)であつて同ジヨイント1は係止部材2とカバ
ー部材3とより構成されている。
2は上記した係止部材であつて、壁体W,
W′間の長手方向に沿つて所定の間隔で配設され
るもので、例えば可撓性を有するばね鋼材あるい
はステンレス鋼材等より短尺部材に形成されてい
る。2Aは係止部材2のウエブであつて、壁体
W,W′の隙間Tの間隔よりさらに図示左右方向
へ所定の長さ延設されて壁体W,W′の変動に対
処する長さに形成されるとともに、その左右両端
には図示上方(屋外側)に向つて突片2B,2B
が突設されている。また、ウエブ2Aのほぼ中心
部にはカバー部材3の連結を兼ねる筒体4を上下
動可能に取付けるための取付孔2Cが貫設される
とともに、この取付孔2Cの左右側には取付孔2
Cの軸心と対応する軸心を中心として所定の長さ
を有する長孔状の摺動孔2D,2Dが貫設されて
いる。
4は係止部材2の取付孔2Cに上下動可能に取
付けられた筒体であつて、その両端部には抜け止
め用の鍔部4Aが形成されるとともに、この筒体
4の図示下側の鍔部4Aと係止部材2のウエブ2
Aとの間にはばね5が弾着されている。また、筒
体4の内径部には連結ねじ6と螺合するねじが螺
設されている。
3はジヨイント1のカバー部材であつて、アル
ミニウム等の軽合金材を押出成形した長尺部材よ
りなるもので、その断面において、3Aはウエブ
であつて、係止部材2と対応する長さを有して水
平状に設けられ、その両端部の長手方向に沿つて
気密部材7を嵌着するあり溝状の溝部3Bが形成
されている。また、ウエブ3Aのほぼ中央部には
その長手方向に沿つて係止部材2と対応しかつ筒
体4のねじとほぼ整合して連結ねじ6を挿通する
孔3Cが所定の間隔で貫設されている。
このように形成されたジヨイント1の係止部材
2は一方の壁体Wの屋外面に対し、同壁体W,
W′に植設したアンカーボルト8にそれぞれその
摺動孔2Dを介して所定の間隔で図示のように壁
体W,W′間に跨架状に配設されるとともに、こ
の係止部材2のアンカーボルト8への取付けは例
えば壁体W′側は固定され、壁体W側は係止部材
2がその摺動孔2Dを介して左右動可能に取付け
られている。このように取付けられた係止部材2
〜2の屋外側に対しカバー部材3を被冠状に取付
けると係止部材2〜2はその突片2Bを介して図
示のようにカバー部材3の溝部3B間に納められ
るとともに、両部材2,3は連結ねじ6が筒体4
に螺合されて連設されるとともに、カバー部材3
の両端に嵌着された気密部材7は壁体W,W′の
屋外面に弾性変形して密着されている。
次に、上記のように構成された第1実施例の作
用および効果を説明する。
さて、本例ジヨイント1は相隣接する建造物の
躯体W,W′の隙間Tを遮蔽状に覆設するもので
あつて、相隣接する相互の躯体W,W′の壁面に
沿うカバー部材3と、同カバー部材3の背面側に
は左右にほぼ対称形状の長孔状の摺動孔2Dを有
するとともに、弾性変形可能な係止部材2を、少
なくともその一方の摺動孔2Dを介して躯体W,
W′の一方の躯体Wに摺動可能にかつ躯体W,
W′間に跨架状に設けて、同係止部材2とカバー
部材3とを係止部材2にばね5を介して弾着した
筒体4に連結ねじ6により連設したものである。
したがつて、この係止部材2は弾性変形可能に形
成されるとともに、そのウエブ2Aに設けられた
長孔状の摺動孔2Dを介して躯体Wに対しアンカ
ーボルト8を介して摺動可能にかつ躯体W,
W′間に跨架状に設けてカバー部材3と連設した
ものであるから、例えば壁体W,W′が外気の変
化により膨脹あるいは収縮して図示実線矢印方向
へ伸縮移動してその隙間Tが変動してもジヨイン
ト1はその係止部材2の摺動孔2Dがアンカーボ
ルト8に沿つて摺接移動されるのでジヨイント1
はそのカバー部材3により常に隙間Tを遮蔽した
状態を維持して水密性を確保することができる。
また、建造物が図示破線矢印方向へ伸縮移動した
場合、係止部材2は弾性変形可能に設けるととも
に摺動孔2Dを設けたので伸縮移動に対する変形
対応が極めて容易でありかつ摺動孔2Dを介して
変形摺動し得るので伸縮移動に充分に対処するこ
とができる。また、係止部材2とカバー部材3と
をばね5により筒体4を介して連結したのでさら
に躯体W,W′の変動に対する即応性が極めて良
好となる。また、係止部材2とカバー部材3とを
主体とするものであるから、構成が極めて単純
で、取付施工を極めて省力的に行うことができる
等多くの特長がある。
次に、第2図は本考案の第2実施例を示すもの
で、このジヨイント11は係止部材12とカバー
部材13とから構成されている。
12はジヨイント11の係止部材であつて、第
1実施例の係止部材2と同質部材より短尺部材に
形成され、そのウエブ12Aの左右端部には断面
略くの字状の係止部12Bが形成されるととも
に、同ウエブ12Aには第1実施例と同様に左右
対称に長孔状の摺動孔12Cが貫設されている。
このように形成された係止部材12の取付長さは
係止部材2と同様に壁体W,W′の変動に対処す
る長さに形成されている。
13はジヨイント11のカバー部材であつて、
第1実施例のカバー部材3とほぼ同一断面形状に
形成されるとともに左右の溝部13Bには対向状
に係止部材12の係止片12Bと係合する係止突
片13Cが形成されている。
このように形成された係止部材12およびカバ
ー部材13を附設するに先立ち壁体W,W′の壁
面には図示のように合成樹脂あるいは合成ゴム等
からなる気密部材14およびアルミニウム等の軽
合金材を押出成形した止水板9の取付部材15が
その長手方向に沿つて敷設されている。なお、こ
の気密部材14と取付部材15とは一体であつて
もよい。このように気密部材14および取付部材
15を敷設した壁体W,W′には第1実施例と同
様に係止部材12が取付ボルト18を介してその
一方の摺動孔12Cが摺動可能に取付けられて所
定の間隙で配設されるとともに、この係止部材1
2〜12の屋外側に対しカバー部材13がその係
止突片13Cが係止部材12の係止片12Bと弾
性係着されて図示被冠状に取付けられている。し
たがつて、この第2実施例においても第1実施例
と同等の作用効果を奏するものである。
次に、第3図および第4図は本考案の第3実施
例を示すもので、このジヨイント21は上記第2
実施例のジヨイント11における係止部材12と
カバー部材13との連結構成とさらに強固にした
もので、係止部材22のウエブ22Aの中央部に
は第4図に示すように左右対称に切起し22Dさ
れるとともにこの切起し部位を図示のように略く
の字形状に折曲成形されて係止片22E,22E
が対設されている。なお、22Bはウエブ22A
の両端に形成した係止片、22Cは摺動孔であ
る。また、カバー部材23の中央部の長手方向に
は係止部材22の係止片22E,22Eと係合す
る先端部に矢じり状の係止部23Eを有する取付
片23Dが形成されている。このように形成され
た係止部材22は第2実施例と同様にその一方の
摺動孔22Cが摺動可能に取付けられるととも
に、その屋外側にはカバー部材23の取付片23
Dが係止片22E,22E間に係着され、両端部
の係止突片23Cは係止部材22〜22の係止片
22Bと弾性係着されてジヨイント21は隙間T
を遮蔽状に覆設されている。したがつて、この第
3実施例においても第1実施例と同等の作用効果
を奏するものである。
次に、第5図は本考案の第4実施例を示すもの
で、このジヨイント31は相隣接する建造物の壁
体W1,W1′の図示入隅部にその隙間T1を遮蔽状
に覆設したジヨイントであつて、同ジヨイント3
1は係止部材32とカバー部材33とより構成さ
れている。この係止部材32は第1実施例の係止
部材2と同質部材より短尺に形成されるもので、
壁体W1,W1′の屋外面に沿うウエブ32A,3
2Bが図示のように略L字形状に形成されるとと
もに、両ウエブ32A,32Bの端部には略くの
字状の係止片32Cがそれぞれ形成され、また、
両ウエブ32A,32Bには長孔状の摺動孔32
Dがそれぞれ貫設されている。
33はカバー部材であつて、アルミニウム等の
軽合金材を押出成形した型材より長尺部材に形成
され、その断面形状は壁体W1,W1′の屋外側に
沿うウエブ33A,33Bが図示断面略L形状に
形成されるとともに、両ウエブ33A,33Bの
端部には気密部材を嵌着する溝部33Cがその長
手方向に沿つて形成され、また、この溝部33C
には図示のように係止部材32の係止片32Cと
係合する係止突片33Dがそれぞれ突設されてい
る。
このように形成された係止部材32はその一方
のウエブ32Bが壁体W1′の屋外面に取付ボルト
18を介して固定されるとともに、他方のウエブ
32Aは壁体W1に取付ける取付ボルト18に対
しその摺動孔32Dを介して摺動可能に取付けら
れている。このようにして所定の間隔で取付けら
れた係止部材32〜32の屋外側にはカバー部材
33がその係止突片33Dと係止部材32の係止
片32Cとが弾性係着されてカバー部材33は隙
間T1を遮蔽状に附設されている。したがつて、
この第4実施例においても第1実施例と同等の作
用効果を奏するものである。
次に、第6図は本考案の第5実施例を示すもの
で、このジヨイント41は第4実施例の別態様で
ある。すなわち、このジヨイント41の係止部材
42は第4実施例の係止部材32と同様に形成さ
れるとともに、その一方のウエブ42Bには第3
実施例と同様に切起しされて略くの字状の係合片
42D,42Dが形成されている。また、カバー
部材43のウエブ43Aはウエブ43Bとの接合
部より図示右方向へ延設されるとともに先端部に
矢じり状の係止部43Fを有する取付片43Eを
形成したものである。したがつて、この第5実施
例においても第1実施例と同等の作用効果を奏す
るものである。
なお、上記各実施例においては係止部材に摺動
孔を左右にほぼ対称に形成して例示したがこれに
限定するものではなく、例えば一方に摺動孔を設
けてもよく、また、第7図に示す係止部材51の
ように、ウエブ51Aの長さ方向に連通する摺動
孔51Bとしてもよい。また、第1〜第3実施例
では係止部材を壁体W,W′に沿う水平状に設け、
また、第4,5実施例では係止部材を壁体W1
W1′に沿う略L形状に形成して例示したが、第8
図、第9図に示す係止部材52,53のようにウ
エブ52A,53Aのほぼ中央部で図示のように
略V字形状の弾性部52B,53Bを形成する構
成としてもよい。なお、この係止部材52,53
にも上記各実施例と同様に摺動孔52C,53C
を具備している。
さて、本考案は相隣接する建造物の躯体間の隙
間を遮蔽状に覆設するエキスパンシヨンジヨイン
トであつて、相隣接する相互の躯体の隙間を遮蔽
し、かつ両壁面に沿うウエブを主体とするカバー
部材と、同カバー部材の背面側には前記躯体間に
跨架状に配設され、弾性能を有するウエブを主体
とする係止部材とを設け、該係止部材は少なくと
も前記躯体の一方に対し、同躯体壁面の水平方向
に沿う長孔状の摺動孔を設けて同孔にビスを介し
て摺動可能に取付けて、同係止部材と前記カバー
部材とを適宜の連結手段により連結する構成とし
たものである。したがつて、この係止部材を弾性
変形可能に形成するとともに、摺動孔を介して一
方の躯体に摺動可能に設けたものであるから、隣
接相互の躯体が外気の変化により伸縮移動してそ
の隙間が変動しても摺動孔および係止部材自体の
弾性変形により変動を吸収して伸縮移動に充分に
対処することができ、また、係止部材とカバー部
材とを主体とするものであるから、構成が極めて
単純で、取付施工を極めて省力的に行うことがで
きるので、エキスパンシヨンジヨイントとして極
めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のエキスパンシヨンジヨイントを示
すもので、第1図は第1実施例を示す水平断面
図、第2図は第2実施例を示す水平断面図、第3
図は第3実施例を示す水平断面図、第4図は同じ
く係止部材の斜視図、第5図は第4実施例を示す
水平断面図、第6図は第5実施例を示す水平断面
図、第7図は係止部材の別態様を示す斜視図、第
8図および第9図は同じく係止部材の別態様を示
す斜視図である。 1,11,21,31,41……エキスパンシ
ヨンジヨイント、2,12,22,32,42,
51,52,53……係止部材、3,13,2
3,33,43……カバー部材、2D,12C,
22C,32D,42C……摺動孔、W,W′,
W1,W1′……躯体、T,T1……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相隣接する建造物の躯体間の隙間を遮蔽状に覆
    設するエキスパンシヨンジヨイントであつて、相
    隣接する相互の躯体の隙間を遮蔽し、かつ両壁面
    に沿うウエブを主体とするカバー部材と、同カバ
    ー部材の背面側には前記躯体間に跨架状に配設さ
    れ、弾性能を有するウエブを主体とする係止部材
    とを設け、該係止部材は少なくとも前記躯体の一
    方に対し、同躯体壁面の水平方向に沿う長孔状の
    摺動孔を設けて同孔にビスを介して摺動可能に取
    付けて、同係止部材と前記カバー部材とを適宜の
    連結手段により連結する構成としたエキスパンシ
    ヨンジヨイント。
JP18512981U 1981-12-10 1981-12-10 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS5889506U (ja)

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JPS5889506U JPS5889506U (ja) 1983-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6043552A (ja) * 1983-08-17 1985-03-08 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPS60115749A (ja) * 1983-11-29 1985-06-22 まるとく産業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPH0545685Y2 (ja) * 1988-06-28 1993-11-25
JP2514130Y2 (ja) * 1993-06-30 1996-10-16 ドーエイ外装有限会社 目地カバ―装置

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JPS5889506U (ja) 1983-06-17

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