JPH0133879Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0133879Y2
JPH0133879Y2 JP1984096281U JP9628184U JPH0133879Y2 JP H0133879 Y2 JPH0133879 Y2 JP H0133879Y2 JP 1984096281 U JP1984096281 U JP 1984096281U JP 9628184 U JP9628184 U JP 9628184U JP H0133879 Y2 JPH0133879 Y2 JP H0133879Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
raceway groove
friction
friction wheel
fixed ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984096281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6111052U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984096281U priority Critical patent/JPS6111052U/ja
Publication of JPS6111052U publication Critical patent/JPS6111052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0133879Y2 publication Critical patent/JPH0133879Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、一方の回転軸の回転を摩擦車を介し
て他方の回転軸に伝動するころがり摩擦伝動装置
に関する。
〈従来の技術〉 この種のころがり摩擦伝動装置は、実開昭59−
70957号公報に開示されているように、第1回転
軸と第2回転軸を設け、第1回転軸の外周面に軌
道溝を形成し、第1回転軸の軌道溝の外回り位置
に固定輪を固定し、第1回転軸の軌道溝の底面と
固定輪の内周面の間に複数個の摩擦車を嵌め込
み、第2回転軸に、複数個の凹部を形成した支承
環を連設し、各摩擦車をそれぞれ第2回転軸の支
承環の各凹部に摺嵌して、一方の回転軸の回転を
摩擦車を介して他方の回転軸に伝動する構成にし
ている。
そして、第1回転軸の軌道溝の底面に開口した
給油孔を設けて、潤滑油を第1回転軸の軌道溝と
各摩擦車の摩擦面に供給する構成にしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような摩擦車を用いたころがり摩擦伝動
装置においては、第1回転軸が毎分5万回転〜6
万回転以上の高速度で回転すると、摩擦車の軸芯
が振れて第1回転軸の軸芯と非平行になつて、摩
擦車を軸芯方向に移動させる力が発生する。
上記のころがり摩擦伝動装置においては、摩擦
車を軸芯方向に移動させる力が発生すると、摩擦
車の端面が第1回転軸の軌道溝の側面に当接し、
摩擦車の端面と第1回転軸の軌道溝の側面が摩擦
して焼付が生ずるおそれがある。
そこで、第1回転軸の軌道溝の底面に開口した
給油孔を設けて、潤滑油を第1回転軸の軌道溝と
摩擦車の摩擦面に供給する構成にしている。
ところが、第1回転軸が毎分5万回転〜6万回
転以上の高速度で回転すると、第1回転軸の軌道
溝の底面に開口した給油孔から流出する潤滑油
は、第1回転軸の高速回転に基ずく遠心力によつ
て放射方向に飛散し、第1回転軸の軌道溝の側面
と摩擦車の端面の摩擦面に供給されない。
従つて、上記のころがり摩擦伝動装置において
は、第1回転軸の高速回転時に、第1回転軸の軌
道溝の側面と摩擦車の端面の摩擦面に、潤滑不良
が生じ、焼付が生ずる。
本考案の目的は、上記のような従来の課題を解
決することである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、摩擦車が転動する軌道溝を、第1回
転軸の外周面に代えて、固定輪の内周面に設け、
また、潤滑油が流出する給油孔の開口を、軌道溝
の底面に代えて、軌道溝の側面に設けたものであ
る。
即ち、本考案は、第1回転軸と第2回転軸を設
け、第1回転軸の外回り位置に固定輪を固定し、
固定輪の内周面に軌道溝を形成し、固定輪の軌道
溝の底面と第1回転軸の外周面の間に摩擦車を嵌
め込み、摩擦車を第2回転軸に設けた支承環に回
転可能に支承し、一方の回転軸の回転を摩擦車を
介して他方の回転軸に伝動する構成にし、 固定輪の軌道溝の側面に開口した給油孔を設け
て、潤滑油を軌道溝の側面と摩擦車の端面の摩擦
面に供給する構成にしたことを特徴とするころが
り摩擦伝動装置である。
〈作用〉 本考案のころがり摩擦伝動装置においては、固
定輪の軌道溝の側面に開口した給油孔から流出す
る潤滑油は、第1回転軸の高速回転時にも、第1
回転軸の回転に基ずく遠心力によつて飛散するこ
とはなく、軌道溝の側面と摩擦車の端面の摩擦面
に供給される。
〈考案の効果〉 本考案のころがり摩擦伝動装置においては、第
1回転軸の高速回転時にも、潤滑油が軌道溝の側
面と摩擦車の端面の摩擦面に供給されるので、軌
道溝の側面と摩擦車の端面の摩擦面に、潤滑不良
が生じ難く、焼付が生じ難い。
〈実施例〉 本例のころがり摩擦伝動装置は、第1図と第2
図に示すように、ケース1の両端の端板に第1回
転軸2と第2回転軸3を同軸芯に玉軸受4で軸受
し、第1回転軸2の端部の外回り位置のケース1
周壁内に固定輪5を嵌着し、固定輪5の内周面に
軌道溝6を周設し、固定輪の軌道溝6と第1回転
軸2の端部外周面の間に複数個の円筒状摩擦車7
を適宜の圧力を加えて等間隔位置に嵌込み、各摩
擦車7をそれぞれ第2回転軸3の端部に連設した
支承環8の凹部に回転可能に支承している。ケー
ス1の両端の端板には、それぞれ、玉軸受4に連
通する給油孔9と排油孔10を設け、第1回転軸
2と第2回転軸3の端部の軸芯位置に給油孔1
1,11を連通して設け、第2回転軸の給油孔1
1を第2回転軸の玉軸受の給油孔9に連通し、第
1回転軸の給油孔11に第1回転軸2の端部外周
面に開口した複数本の給油孔12を連通し、ま
た、固定輪5の周面の両側部にそれぞれ円弧状の
給油孔13を設け、固定輪の両給油孔13,13
を第1回転軸の玉軸受の給油孔9に連通し、固定
輪の両給油孔13,13にそれぞれ軌道溝6の側
面に開口した複数本の給油孔14を連通し、ケー
ス1の内部を玉軸受の排油孔10,10に連通し
ている。
本例のころがり摩擦伝動装置においては、第1
回転軸の玉軸受の給油孔9に潤滑油を供給する
と、潤滑油が第1回転軸の玉軸受4に供給される
と共に、軌道溝6の側面に開口した給油孔14を
経て軌道溝6の側面と各摩擦車7の端面の摩擦面
及び軌道溝6の底面と各摩擦車7の外周面の摩擦
面に供給される。また、第2回転軸の玉軸受の給
油孔9に潤滑油を供給すると、潤滑油が第2回転
軸の玉軸受4に供給されると共に、第1回転軸2
の端部外周面に開口した給油孔12を経て第1回
転軸2の端部外周面と各摩擦車7の外周面の摩擦
面及び各摩擦車7の外周面と支承環8の各凹部の
内周面の摩擦面に供給される。また、第1回転軸
2を回転すると、各摩擦車7が自転すると共に公
転して、第2回転軸3が減速回転し、また、第2
回転軸3を回転すると、各摩擦車7が自転すると
共に公転して、第1回転軸2が増速回転する。
第1、第2回転軸2,3が回転する場合、各玉
軸受4の摩擦面、軌道溝6と各摩擦車7の摩擦
面、第1回転軸2と各摩擦車7の摩擦面及び各摩
擦車7と支承環8の各凹部の摩擦面に潤滑油が供
給されるので、各摩擦面に潤滑不良が生ぜず、焼
付が発生しない。従つて、第1、第2回転軸2,
3を高速回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のころがり摩擦伝動装
置の縦断側面図であり、第2図は第1図の−
線断面図である。 2……第1回転軸、3……第2回転軸、5……
固定輪、6……軌動溝、7……摩擦車、8……支
承環、13,14……給油孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1回転軸と第2回転軸を設け、第1回転軸の
    外回り位置に固定輪を固定し、固定輪の内周面に
    軌道溝を形成し、固定輪の軌道溝の底面と第1回
    転軸の外周面の間に摩擦車を嵌め込み、摩擦車を
    第2回転軸に設けた支承環に回転可能に支承し、
    一方の回転軸の回転を摩擦車を介して他方の回転
    軸に伝動する構成にし、 固定輪の軌道溝の側面に開口した給油孔を設け
    て、潤滑油を軌道溝の側面と摩擦車の端面の摩擦
    面に供給する構成にしたことを特徴とするころが
    り摩擦伝動装置。
JP1984096281U 1984-06-27 1984-06-27 ころがり摩擦伝動装置 Granted JPS6111052U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984096281U JPS6111052U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 ころがり摩擦伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984096281U JPS6111052U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 ころがり摩擦伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111052U JPS6111052U (ja) 1986-01-22
JPH0133879Y2 true JPH0133879Y2 (ja) 1989-10-16

Family

ID=30655694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984096281U Granted JPS6111052U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 ころがり摩擦伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6111052U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4650929B2 (ja) * 2004-10-21 2011-03-16 株式会社不二越 遊星ローラ式動力伝達装置
JP5130924B2 (ja) * 2007-02-07 2013-01-30 日産自動車株式会社 ギヤユニット及び潤滑油飛散防止方法
US10240610B2 (en) * 2013-07-26 2019-03-26 Borgwarner Inc. Turbocharger purge seal including axisymmetric supply cavity

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970957U (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 トヨタ自動車株式会社 遊星ロ−ラ式変速装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6111052U (ja) 1986-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0133879Y2 (ja)
CA2240164C (en) Gear with bearing arrangement
JP3495077B2 (ja) ころ軸受及び円錐ころ軸受並びに自動調心ころ軸受
JP2506999Y2 (ja) 円筒ころ軸受
JPS58217818A (ja) 自動調心軸受
JP3696673B2 (ja) ユニバーサルジョイント
JP5970990B2 (ja) 遊星ロ−ラ型動力伝達装置
JPS6128121Y2 (ja)
CN217842402U (zh) 一种新型电机轴承
US2491728A (en) Bearing
JPH01223951A (ja) 歯科用ハンドピース
JPS6034039Y2 (ja) トツプロ−ラの軸受装置
JP2536871Y2 (ja) 遊星ローラ型動力伝達装置
JP2518955Y2 (ja) 円筒ころ軸受の潤滑装置
JP3773012B2 (ja) 遊星ローラ式動力伝達装置
JPS6344595Y2 (ja)
JPH0425538Y2 (ja)
JPS6014078Y2 (ja) オイルリング軸受
JPS5934745Y2 (ja) 回転軸支承装置
CN206144978U (zh) 高径向负荷双列圆柱滚子轴承
JPS633463Y2 (ja)
JP2587770Y2 (ja) 密封形スラスト転がり軸受
JPS587140Y2 (ja) 2ポツトジヨイント
JP2592476Y2 (ja) 横軸回転機の軸受用オイルリング
JPH032039Y2 (ja)