JPH0133865Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0133865Y2 JPH0133865Y2 JP6866281U JP6866281U JPH0133865Y2 JP H0133865 Y2 JPH0133865 Y2 JP H0133865Y2 JP 6866281 U JP6866281 U JP 6866281U JP 6866281 U JP6866281 U JP 6866281U JP H0133865 Y2 JPH0133865 Y2 JP H0133865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inclined surface
- hub
- outer ring
- flange
- inward flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車等に用いられる自動調心クラ
ツチレリーズ装置の改良に関する。
ツチレリーズ装置の改良に関する。
従来のこの種の装置は、例えば特開昭55−
137726号公報に開示されているように円筒状のハ
ブ１にフオーク受けを構成するフランジを嵌着
し、ハブに内輪回転型クラツチレリーズ軸受を組
み込むと共に、軸受外輪に嵌着したカバーに軸心
に向けて延在しかつ外方に傾斜面を有する内向フ
ランジを設け、フオーク受けを構成するフランジ
に接する平面と内向フランジの傾斜面に接する傾
斜面とを両側面に有する調心座を半径方向に移動
可能にハブに嵌挿し、ハブの外径面に設けられた
止め輪溝に嵌着された止め輪で一端を固定された
波形スプリングにより、内向のフランジの傾斜面
を調心座の傾斜面に押圧して調心位置を保持させ
ていた。また、調心座と軸受との摺接面に塵埃そ
の他の異物の侵入を防ぐために、フオーク受けを
構成するフランジに防塵フランジを外輪側のフラ
ンジに向けて突設し、これと外輪側との間でラビ
リンスすきまを設けたり、あるいはハブに密閉シ
ールを取付けることも行われている。
137726号公報に開示されているように円筒状のハ
ブ１にフオーク受けを構成するフランジを嵌着
し、ハブに内輪回転型クラツチレリーズ軸受を組
み込むと共に、軸受外輪に嵌着したカバーに軸心
に向けて延在しかつ外方に傾斜面を有する内向フ
ランジを設け、フオーク受けを構成するフランジ
に接する平面と内向フランジの傾斜面に接する傾
斜面とを両側面に有する調心座を半径方向に移動
可能にハブに嵌挿し、ハブの外径面に設けられた
止め輪溝に嵌着された止め輪で一端を固定された
波形スプリングにより、内向のフランジの傾斜面
を調心座の傾斜面に押圧して調心位置を保持させ
ていた。また、調心座と軸受との摺接面に塵埃そ
の他の異物の侵入を防ぐために、フオーク受けを
構成するフランジに防塵フランジを外輪側のフラ
ンジに向けて突設し、これと外輪側との間でラビ
リンスすきまを設けたり、あるいはハブに密閉シ
ールを取付けることも行われている。
かかる装置ではカバーと外輪が別体であるので
重量が大となるうえ、組付工数がかかりコスト高
となる。また、カバーと外輪との嵌着が不十分で
あると、外輪のみが回つてしまうことがあり、危
険であつた。また、防塵フランジ製造には切削加
工を行う必要であるので製造原価が高くなると共
に、必ずしも十分に満足のいくシール効果が期待
しえない。
重量が大となるうえ、組付工数がかかりコスト高
となる。また、カバーと外輪との嵌着が不十分で
あると、外輪のみが回つてしまうことがあり、危
険であつた。また、防塵フランジ製造には切削加
工を行う必要であるので製造原価が高くなると共
に、必ずしも十分に満足のいくシール効果が期待
しえない。
この考案はこのような調心座を保護する防塵シ
ールを調心座に一体に形成することにより、従来
の問題点の解決を計つたものである。
ールを調心座に一体に形成することにより、従来
の問題点の解決を計つたものである。
以下この考案の実施例を図面について説明す
る。第１図において、円筒状のハブ１に外輪の一
端が軸心方向に延びる外輪と一体の内向フランジ
５ａを有するころがり軸受２が装着されている。
円筒状のハブ１から外方に延びるフランジ１６に
接してハブに挿入された調心座３は合成樹脂から
なり、その外周縁に一体に形成されたシールリツ
プ３ａの先端部が軸受の外輪５のフランジ５ａの
アール部分に摺接して防塵機能を果している。６
は波形スプリングでハブ１に固着された止め輪７
によつて外輪５のフランジ５ａを調心座３に向け
て付勢して調心位置を保持させている。８は内
輪、９は前部シール、１０は後部シールである。
調心座３の外輪フランジ部と接する調心座面は球
面でもテーパー面でもよい。第２図に示す実施例
では調心座３の外周縁部に一体に形成されたシー
ルリツプ３ａが第１図の実施例では軸に平行に延
びていたのに対し、斜方向に延びて外輪のフラン
ジ５ａのアール部分に摺接している点が異なるだ
けで防塵シールとしての機能は全く同じである。
る。第１図において、円筒状のハブ１に外輪の一
端が軸心方向に延びる外輪と一体の内向フランジ
５ａを有するころがり軸受２が装着されている。
円筒状のハブ１から外方に延びるフランジ１６に
接してハブに挿入された調心座３は合成樹脂から
なり、その外周縁に一体に形成されたシールリツ
プ３ａの先端部が軸受の外輪５のフランジ５ａの
アール部分に摺接して防塵機能を果している。６
は波形スプリングでハブ１に固着された止め輪７
によつて外輪５のフランジ５ａを調心座３に向け
て付勢して調心位置を保持させている。８は内
輪、９は前部シール、１０は後部シールである。
調心座３の外輪フランジ部と接する調心座面は球
面でもテーパー面でもよい。第２図に示す実施例
では調心座３の外周縁部に一体に形成されたシー
ルリツプ３ａが第１図の実施例では軸に平行に延
びていたのに対し、斜方向に延びて外輪のフラン
ジ５ａのアール部分に摺接している点が異なるだ
けで防塵シールとしての機能は全く同じである。
第３図に示す実施例では調心座３の外周縁部に
軸方向に長くカバー状に延びたシールリツプ３ｂ
とし外輪５の外径面をすつぽりと包んで摺接させ
てある。このようにカバー状にすると防塵機能は
一層大となる。第４図に示す実施例も第３図の実
施例とほぼ同一であるが、カバー状に延びたシー
ルリツプ３ｂと外輪の外径面の間に僅かのすきま
ｄを設けて非接触としたものである。
軸方向に長くカバー状に延びたシールリツプ３ｂ
とし外輪５の外径面をすつぽりと包んで摺接させ
てある。このようにカバー状にすると防塵機能は
一層大となる。第４図に示す実施例も第３図の実
施例とほぼ同一であるが、カバー状に延びたシー
ルリツプ３ｂと外輪の外径面の間に僅かのすきま
ｄを設けて非接触としたものである。
この考案によると上述の如く調心座３そのもの
に防塵シール機能を行うシールリツプを一体に形
成してあるので調心座は調心機能の他に防塵機能
を兼ね備えると共に、部品点数が縮減し組立工数
も減少するので製造原価を低減させることができ
る。
に防塵シール機能を行うシールリツプを一体に形
成してあるので調心座は調心機能の他に防塵機能
を兼ね備えると共に、部品点数が縮減し組立工数
も減少するので製造原価を低減させることができ
る。
さらに、内向フランジは外輪と一体に形成され
ているので、従来品のように内向フランジを形成
したカバーと外輪との不十分な嵌着に起因して外
輪のみが回転してしまうおそれがなく、きわめて
安全な稼動が期待される。
ているので、従来品のように内向フランジを形成
したカバーと外輪との不十分な嵌着に起因して外
輪のみが回転してしまうおそれがなく、きわめて
安全な稼動が期待される。
第１図はこの考案の一実施例の上半部断面図、
第２図、第３図、第４図はそれぞれ他の実施例の
上半部断面図である。 １……クラツチレリーズハブ、２……クラツチ
レリーズ軸受、３……調心座、３ａ，３ｂ……シ
ールリツプ、５……外輪、５ａ……内向フラン
ジ、６……ばね、１６……フランジ、１７……平
面、１８，１９……傾斜面。
第２図、第３図、第４図はそれぞれ他の実施例の
上半部断面図である。 １……クラツチレリーズハブ、２……クラツチ
レリーズ軸受、３……調心座、３ａ，３ｂ……シ
ールリツプ、５……外輪、５ａ……内向フラン
ジ、６……ばね、１６……フランジ、１７……平
面、１８，１９……傾斜面。
Claims (1)
- 円筒状のハブにフオーク受けを構成するフラン
ジを形成し、該ハブに内輪回転型クラツチレリー
ズ軸受を組み込むと共に、軸受外輪側から軸心方
向に延在しかつ外方に傾斜面を有する内向フラン
ジを設け、前記フオーク受けを構成するフランジ
に接する平面と前記内向フランジの傾斜面に接す
る傾斜面とを両側面に有する調心座を半径方向に
移動可能にハブに嵌挿し、一端がハブに固定され
他端が内向フランジの傾斜面を調心座の傾斜面に
向けて付勢するスプリングを具えた自動調心クラ
ツチレリーズ装置において、前記内向フランジは
外輪と一体に形成されておりかつ前記調心座の外
周縁部にシールリツプが一体に形成され、シール
リツプが外輪に接触または僅かのすきまをおいて
対向している自動調心クラツチレリーズ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6866281U JPH0133865Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6866281U JPH0133865Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57181929U JPS57181929U (ja) | 1982-11-18 |
| JPH0133865Y2 true JPH0133865Y2 (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=29864582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6866281U Expired JPH0133865Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0133865Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-05-14 JP JP6866281U patent/JPH0133865Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57181929U (ja) | 1982-11-18 |
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