JPH01321585A - 指文照合機能付きスイッチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、指紋照合機能付きスイッチ装置に関する。

（従来技術とその問題点） 従来の指紋照合機能付きスイッチ装置として、特定個人
の指紋データが登録指紋データとして登録されていて、
指紋読取部で読み取られた指紋に係るデータ（読取指紋
データ）が、その登録指紋データと一致するときにスイ
ッチの接点部がＯＮして例えばソレノイドとかリレーと
かを駆動するように構成された指紋照合機能付きスイッ
チ装置がある。

このような指紋照合機能付きスイッチ装置にあっては、
■そのスイッチの接点部をＯＮにしてからそれを任意の
タイミングでＯＦＦすることができない、■スイッチの
操作を行う人にとりスイッチの接点部のＯＮ・ＯＦＦ状
態の確認が困難である、■指紋の読み取りタイミングと
スイッチの接点部のＯＮタイミングとが一致しない、■
指紋の読み取りのための動作と、スイッチの接点部のＯ
Ｎ・ＯＦＦの動作とが各別であるために一挙動での操作
ができない、という不具合があった。

（発明の目的） 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、スイッチの接点部を任意のタイミングでＯＦＦする
ことができるとともに、その接点部の０Ｎ−ＯＦＦ状態
の確認が容易で、しかも、指紋の読み取りタイミングと
スイッチの接点部のＯＮタイミングとが一致し、一挙動
でその指紋の読み取りとその接点部のＯＮ・ＯＦＦ’動
作とを可能にすることを目的としている。

（発明の構成と効果） このような目的を達成するために、本発明の指紋照合機
能付きスイッチ装置においては、指置面を操作側に向け
て配置され、かつその指置面に置かれた指による押下操
作によりその押下方向に移動可能に取り付けられた可動
体を有し、タイミング信号の入力に応答して前記可動体
の指置面に置かれた指の指紋を読み取ってその指紋デー
タを読取指紋データとして出力する指紋読取部と、特定
個人に関する指紋データが登録指紋データとしてあらか
じめ記憶されるメモリと、前記タイミング信号の入力に
応答して前記両指紋データと照合するとともに、その照
合の結果に基づいて前記読取指紋データと前記登録指紋
データとの一致・不一致を判定するとともに、その判定
に対応した出力信号を出力する指紋照合処理部と、前記
可動体における前記指置面とは対向面となる押下面に一
体的に結合され、かつ前記可動体が押下されるときはＯ
ＦＦ状態からＯＮ状態に、またはＯＮ状態からＯＦＦ状
態にロックされる接点部を備えるとともに、その接点部
がＯＮまたはＯＦＦするタイミングに応じて前記指紋読
取部と前記指紋照合処理部とのそれぞれに対して前記タ
イミング信号を出力するロック式スイッチとを具備した
ことを特徴としている。

上記構成における指紋読取部の指置面は操作側に向けて
配置されてい乞。そして、その指置面に置かれた指によ
りその可動体が押下されると、その可動体の押下面に一
体のロック式スイッチの接点部がその可動体と共に移動
させられ、その所定距離の移動によりそのロック式スイ
ッチの接点部かＯＮする。その接点部がＯＮすると、そ
のロック式スイッチは、タイミング信号を指紋読取部と
指紋照合処理部とにそれぞれ出力するから、その指紋読
取部と指紋照合処理部とが動作状態となる。

そして、指紋読取部のこのタイミング信号の入力に応答
して可動体の指置面に置かれた指の指紋を読み取るとと
もに、その指紋データを読取指紋データとして出力する
。一方、指紋照合処理部は、同じくそのタイミング信号
に応答して指紋読取部からの読取指紋データと、メモリ
からの登録指紋データとを照合するとともに、その照合
の結果に基づいて当該両指紋データの一致・不一致を判
定するとともに、その判定に対応した出力信号を出力す
る。

したがって、本発明によれば、指紋読取部の可動体を押
下操作することでロック式スイッチの接点部を任意のタ
イミングでＯＦＦすることができるとともに、その可動
体の押下位置に基づいてその接点部のＯＮ・ＯＦＦ状態
を容易に確認することができ、しかも、ロック式スイッ
チの接点部がＯＮ・ＯＦＦすることによりそのスイッチ
から出力されるタイミング信号で指紋の読み取りを行う
ことから、その指紋の読み取りタイミングとスイッチの
接点部のＯＮ・ＯＦＦとのタイミングを一致させること
が可能となる。しかも、可動体の押下操作という一挙動
でもって、その指紋の読み取りとその接点部の０Ｎ−Ｏ
ＦＦ動作とが可能になる。

（実施例の説明） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第１図は本発明の第１実施例に係る指紋照合機能付き
スイッチ装置の構成図である。

この図において、符号２は、適宜の壁４に取り付けられ
て、その側面形状が三角形をなすプリズムで構成された
可動体である。この可動体２は指か置かれる平坦面であ
る指置面２ａを操作側（図では壁４の上方側）に向けて
配置され、かつその指置面２ａに置かれた指による図で
下方向へ向けての押下操作によりその押下方向に移動可
能に取り付けられている。６は可動体２の一方の斜面２
ｂに向けて入射光８を図示の角度位置から発射する位置
に配置された発光ダイオード、！０は可動体２の他方の
斜面２ｃから出射する、その入射光８の反射光１２を受
光する位置に配置されているとともに、指置面２ａに置
かれた指紋に対応した光学像に応じた電気信号を出力す
るＣＯＤ等の画像入力部である。この可動体２、発光ダ
イオード６および画像入力部ＩＯでもって、指紋を読み
取るとともに、その読み取った指紋に係るデータを読取
指紋データとして出力する指紋読取部１４が構成されて
いる。この指紋読取部１４はＬＥＤ駆動回路１６を介し
て入力されるタイミング信号に応答して動作するように
なっている。１８は特定個人に関する指紋データが登録
指紋データとしてあらかじめ記憶されるメモリ、２０は
、前記タイミング信号の入力に応答して読取指紋データ
と登録指紋データとを照合するとともに、その照合の結
果に基づいて当該両指紋データの一致・不一致を判定す
るとともに、その判定に対応した出力信号を出力する指
紋照合処理部である。この指紋照合処理部２０はマイク
ロコンピュータで構成されている。

２２は可動体２における指置面２ａとは対向面となる押
下面２ｄに一体的に結合され、かつ可動体２が図示の破
線で示す位置にまで押下されるときはＯＦＦ状態からＯ
Ｎ状態に、またはＯＮ状態からＯＦＦ状態にロックされ
る接点部２２ａを備えるとともに、その接点部２２ａが
ＯＮまたはＯＦＦするタイミングに応じて指紋読取部１
４と指紋照合処理部２０とのそれぞれに対して前記タイ
ミング信号を出力するロック式スイッチである。

２４はインバータ２４ａとＡＮＤ回路２４ｂとで構成さ
れ、ロック式スイッチ２２からのハイレベルのタイミン
グ信号がそのインバータ２４ａに入力されることに応答
してそのＡＮＤ回路２４ｂを介して指紋照合処理部２０
のハイレベルの出力信号が出力することを許可する出力
回路である。

第２図は上記指紋照合機能付きスイッチ装置の動作説明
に供するフローチャートであって、その１は登録者用の
フローチャートであり、その２はシステム管理者用のフ
ローチャートである。

まず、最初のシステム管理者の指紋データを登録する場
合は、Ａの「登録モードへ入る」のステップからスター
トしてその２のフローチャートの各ステップに移行する
。まず、システム管理者は可動体２の指置面２ａに自己
の指を置く。これにより、指検知ＯＫであれば、その指
紋を読み取るとともに、その指紋データをデータベース
へ転送して格納する。こうして、最初のシステム管理者
の指紋をメモリ１８に登録指紋データとして記憶する。

次に、使用者の指紋を登録する場合は、そのシステム管
理者の指紋を読み取るためにその１のフローチャートか
らスタートする。すなわち、そのシステム管理者の指検
知ＯＫであれば、そのシステム管理者の指紋データを読
み取るとともに、そのシステム管理者の登録指紋データ
を呼び出し、その読み取った読取指紋データと登録指紋
データとの照合を行い、照合ＯＫであれば次に登録者レ
ベルであるかどうかの判断をし、登録者レベルであれば
、登録モードへ移行してその２のフローチャートに移行
してその使用者の指紋を登録する。このようにして、メ
モリ１８に登録指紋データを記憶させる。

次に、第１実施例の動作の説明をする。

まず、指紋読取部１４の可動体２の指置面２ａに置いた
指を押下操作させる。そうすると、可動体２が図示の破
線位置にまで押下されるとともに、その可動体２の押下
面２ｄに一体化されているロック式スイッチ２２の接点
部２２ａが、その可動体２と共に押下される。その結果
、その接点部２２ａがＯＦＦ状態からＯＮ状態にその接
点状態を反転させられる。

接点部２２ａがＯＮすると、そのロック式スイッチ２２
はタイミング信号を出力するとともに、そのタイミング
信号はＬＥＤ駆動回路１６を介して指紋読取部１４の発
光ダイオード６を駆動する。

これにより、その発光ダイオード６は点灯することにな
る。こうして、可動体２の指置面２ａに置かれた指の指
紋が画像入力部ＩＯで読み取られるとともに、その読み
取り出力は読取指紋データとして指紋照合処理部２０に
与えられる。一方、その指紋照合処理部２０には、ロッ
ク式スイッチ２２からタイミング信号が与えられている
ので、その指紋照合処理部２０は作動状態にあるから、
指紋照合処理部２０はメモリ１８に記憶されている登録
指紋データとその読取指紋データとの照合を行うととも
に、両指紋データが一致していると判定するときは、そ
の判定に応じた出力信号を出力する。この場合、そのタ
イミング信号は出力回路２４におけるインバータ２４ａ
を介してＡＮＤ回路２４ｂにも与えられているので、そ
の出力信号は、そのＡＮＤ回路２４ｂから出力されるこ
ととなる。

第３図は本発明の第２実施例に係る指紋照合機能付きス
イッチ装置の構成図であり、第１図の第１実施例と対応
する構成には同一の符号を付している。第３図に示す第
２実施例において特徴とする構成は、可動体２の指置面
２ａにおける一方の斜面２ｂに突き当たった構成の押圧
部材２６ａと、この抑圧部材２６ａにより０Ｎ−ＯＦＦ
される接点部２６ｂとを備えたマイクロスイッチ２６を
備えていることである。このマイクロスイッチ２６の押
圧部材２６ａは可動体２の指置面２ａが図示のＡの位置
にあるときはその一方の斜面２ｂに軽く突き当たってい
るが、その指置面２ａが図示のＢ位置になると、その斜
面２ｂにより押されることで、そのマイクロスイッチ２
６の接点部２６ｂを押し込んでそれをＯＮするように構
成されている。

第２実施例ではまた、作用棒２８ａを図示の左側方向に
常時付勢しているバネ付きのソレノイド２８と、指紋照
合処理部２０からの出力信号に応答してそのソレノイド
２８を駆動するソレノイド駆動回路３０と、マイクロス
イッチ２６からのＯＮ出力に応答して指紋の読取タイミ
ング信号をそれぞれＬＥＤ駆動回路１６および指紋照合
処理部２０に出力する指紋読取タイミング発生回路３２
とを具備していることに特徴を有している。

次に、第２実施例に係る指紋照合機能付きスイッチ装置
の動作について第４図のフローチャートを参照して説明
する。

まず、可動体２を押下操作してその指置面２ａを最初の
Ａの位置からＢの位置にまで押下させると、可動体２の
斜面２ｂによりマイクロスイッチ２６の抑圧部材２６ａ
が押されるとともに、その抑圧部材２ａによりその接点
部２６ｂがＯＮにされる。これにより、マイクロスイッ
チ２６から出力されるＯＮ出力により指紋読取タイミン
グ発生回路３２は読取タイミング信号が出力させられる
。

その結果、ＬＥＤ駆動回路１６と指紋照合処理部２０と
が駆動状態とされるとともに、そのＬＥＤ駆動回路！６
を介して指紋読取部１４の発光ダイオード６が点灯させ
られる。発光ダイオード６が点灯する結果、その指置面
２ａに置かれた指の指紋が画像入力部ｌＯで読み取られ
る。このようにして、指紋読取部１４で指紋が読み取ら
れ、その指紋のデータが読取指紋データとして指紋照合
処理部２０に入力される。指紋照合処理部２０は、その
読取指紋データをメモリ１８に記憶されている登録指紋
データと照合して、その照合がＯＫであれば、ソレノイ
ド駆動回路３０を駆動することで、ソレノイド２８の作
用棒２８ａがバネの付勢力に抗して図で右側に後退させ
られる。この作用棒２８ａが後退すると、可動体２はさ
らに押下操作することが可能となるので、その可動体２
をさらに図で下方へ押下させると、その指置面２ａが図
でＣの位置にまでくる。

指置面２ａがＣの位置にまでくると、ロック式スイッチ
２２の接点部２２ａがＯＮＬ、その結果、ロック式スイ
ッチ２２からはそのＯＮ状態に対応した所要のローレベ
ル（Ｌ）の出力信号が出力させられことになる。その出
力ののち、一定時間経過後に、ソレノイド２８の駆動状
態を解消（ＯＦＦ）する。

上記実施例にあっては、例えば自動車のエンジンの操作
を行うに当たって、指紋を登録した人のみが自動車のエ
ンジンをかけることができるようにする場合に、その指
紋読取部１４の可動体２の押下操作をエンジンのスター
ト操作とするとともに、ロック式スイッチ２２からの出
力信号をエンジンのスタート用出力とすることが可能で
ある。

この場合、エンジンを切ることについては、指紋登録者
のみではなく、他の人でもそれが可能となるように可動
体２を再度押下操作させることでロック式スイッチ２２
からエンジンの出力停止のための出力信号を出力させる
ことができる。

また、コンピュータのアクセスについては指紋の登録者
のみがそのアクセス操作が可能となるようにする一方、
上記と同様にして登録者以外の第３者によるコンピュー
タからの切り離しを可能にすることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例に係り、第１図は本発明の第１実施
例に係る指紋照合機能付きスイッチ装置の構成図、第２
図のそのＩおよびその２はその動作説明に供するフロー
チャート、第３図は本発明の第２実施例に係る指紋照合
機能付きスイッチ装置の構成図、第４図は第２実施例の
動作説明に供するフローチャートである。 ２・・・可動体、２ａ・・・措置面、２ｄ・・・押下面
、６・・・発光ダイオード、ｌＯ・・・ＣＯＤ画像入力
部、１４・・・指紋読取部、１８・・・メモリ、２０・
・・指紋照合処理部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）指置面を操作側に向けて配置され、かつその指置
   面に置かれた指による押下操作によりその押下方向に移
   動可能に取り付けられた可動体を有し、タイミング信号
   の入力に応答して前記可動体の指置面に置かれた指の指
   紋を読み取ってその指紋データを読取指紋データとして
   出力する指紋読取部と、 特定個人に関する指紋データが登録指紋データとしてあ
   らかじめ記憶されるメモリと、 前記タイミング信号の入力に応答して前記両指紋データ
   と照合するとともに、その照合の結果に基づいて前記読
   取指紋データと前記登録指紋データとの一致・不一致を
   判定するとともに、その判定に対応した出力信号を出力
   する指紋照合処理部と、 前記可動体における前記指置面とは対向面となる押下面
   に一体的に結合され、かつ前記可動体が押下されるとき
   はＯＦＦ状態からＯＮ状態に、またはＯＮ状態からＯＦ
   Ｆ状態にロックされる接点部を備えるとともに、その接
   点部がＯＮまたはＯＦＦするタイミングに応じて前記指
   紋読取部と前記指紋照合処理部とのそれぞれに対して前
   記タイミング信号を出力するロック式スイッチ とを具備したことを特徴とする指紋照合機能付きスイッ
   チ装置。