JPH0132046Y2 - - Google Patents

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JPH0132046Y2
JPH0132046Y2 JP1986044793U JP4479386U JPH0132046Y2 JP H0132046 Y2 JPH0132046 Y2 JP H0132046Y2 JP 1986044793 U JP1986044793 U JP 1986044793U JP 4479386 U JP4479386 U JP 4479386U JP H0132046 Y2 JPH0132046 Y2 JP H0132046Y2
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cleaning
tank
cleaning liquid
cleaned
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、半導体製造用のフオトマスクブラン
ク、フオトマスク等およびこれらのガラス基板等
の被洗浄物を洗浄する洗浄装置に関し、特に被洗
浄物洗浄後の洗浄槽を効果的に洗浄し得るように
改良したものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の洗浄装置としては第4図に示す
ものが知られている。すなわち、この洗浄装置1
はタンク槽2内に貯蔵されている純水、アルコー
ル等の洗浄液3がポンプ4によつて供給される洗
浄槽5を備え、被洗浄物8の洗浄中この洗浄槽5
よりオーバーフロー槽6にオーバーフローした洗
浄液はドレンパイプ7を通つて再び前記タンク槽
2に戻されるように構成されている。
前記被洗浄物8はフオトマスクブランク等から
なり容器9内に複数個板厚方向に所定の間隔をお
いて略垂直に収納され、この容器9ごと前記洗浄
槽5内の洗浄液3中に浸漬され、一定時間洗浄さ
れた後、洗浄槽5から取り出されて次の工程(例
えば現像処理工程、エツチング処理工程、次の洗
浄処理工程等)に送られる。なお、この浸漬洗浄
のときは、エアバルブ11が開いており、一方エ
アバルブ12,14は閉じている。
被洗浄物8の洗浄後ポンプ4を停止し、エアバ
ルブ11を閉じ、エアバルブ12を開くと、洗浄
槽5内の洗浄液3はパイプ13を通つてタンク槽
2に戻されるが、洗浄槽5の内壁には、被洗浄物
8からの付着物または超音波印加装置10を有す
る洗浄装置のときはその超音波振動により洗浄槽
5から溶出拡散して付着物が残る。そこで、この
付着物を除去するためにエアバルブ11を閉じた
ままの状態にしておいてエアバルブ14を開き、
ポンプ4によりタンク槽2内の洗浄液3を噴射装
置15に導き、この噴射装置15から洗浄液3を
噴射させることにより洗浄槽5の内壁に付着して
いる付着物を洗い落し、パイプ13より排出する
ようにしている。
なお、図中16,17はフイルタである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、従来のかかる洗浄装置においては噴
射装置15によつて洗浄液3を噴射させるように
しているので、そのミスト(霧状物)が周囲に飛
散し、特に洗浄装置が連続多槽式であつたり、洗
浄装置1の周囲に他種の洗浄液を収容した洗浄装
置が配設されていると、他種の洗浄液内に前記ミ
ストが混入し、例えば噴射装置15から噴射され
る洗浄液3がイソプロピルアルコールであり、そ
の周囲の洗浄槽内の洗浄液が硫酸であると、イソ
プロピルアルコールが硫酸中に混入し、硫酸の清
浄度の劣化を助長し、かつ噴射式では槽全体を均
一に洗浄するために、その噴射角度、噴射装置1
5の位置、数量等の諸条件を決定することが極め
て難しいという欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る洗浄装置は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、洗浄槽の上端開口部
の周囲にオーバーフロー槽を設け、このオーバー
フロー槽に洗浄槽を洗浄するための液体を洗浄液
供給手段によつて供給し、前記洗浄槽内にオーバ
ーフローさせるように構成したものである。
〔作用〕
本考案においてはオーバーフロー槽からオーバ
ーフローする洗浄液が洗浄槽の内壁に沿つて流れ
落ち、該洗浄槽を洗浄する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る洗浄装置の一実施例を示
す構成図、第2図は洗浄槽の斜視図、第3図は同
洗浄槽の平面図である。なお、図中第4図と同一
構成部材のものに対しては同一符号を以つて示
し、その説明を省略する。これらの図において、
本実施例は洗浄槽5の洗浄時にタンク槽2内の洗
浄液3を洗浄液供給手段としてのポンプ4によつ
てオーバーフロー槽20に供給し、このオーバー
フロー槽20より洗浄液3を前記洗浄槽5内にオ
ーバーフローさせ、これによつて洗浄槽5を洗浄
するようにした点が第4図に示した従来装置と異
なつている。また、洗浄槽5の上端開口部には該
洗浄槽5の内部に向つて適宜角度で傾斜するエプ
ロン部21が全周に亘つて設けられており、この
エプロン部21の外側を前記オーバーフロー槽2
0が囲繞している。オーバーフロー槽20の外壁
20aの高さは前記エプロン部21より高く形成
され、該オーバーフロー槽20とタンク槽2とを
接続しているドレンパイプ7の途中にはエアバル
ブ24が配設されている。
前記エプロン部21の上面各角部には異形四角
形からなる突部26がそれぞれ突設され、また各
辺には略二等辺三角形からなる複数個(例えば3
つ)の突部27が適宜な間隔をおいてそれぞれ突
設され、これら突部26,27との間および突部
27同士の間の一段低い部分が洗浄槽5の内部に
向つて広がる略扇状の流路28を構成している。
このような構成からなる洗浄装置において、被
洗浄物の洗浄は第4図に示した従来装置と全く同
様である。すなわち、エアバルブ12,14を閉
じポンプ4によりタンク槽2内の洗浄液3をエア
バルブ11およびフイルタ16を介して洗浄槽5
に供給し、この洗浄槽5内に被洗浄物を入れて一
定時間揺動洗浄もしくは超音波印加装置10によ
り洗浄した後、被洗浄物を取り出す。この洗浄中
洗浄槽5内の洗浄液はオーバーフロー槽20にオ
ーバーフローし、ドレンパイプ7を通つて前記タ
ンク槽2に排出される。そして、洗浄後ポンプ4
を停止し、エアバルブ11を閉じ、エアバルブ1
2を開き、洗浄槽5内に残つている洗浄液をパイ
プ13により前記タンク槽2に排出する。
洗浄槽5の洗浄に際してはエアバルブ11,2
4が閉止され、エアバルブ12,14が開かれ
る。そして、前記被洗浄物の浸漬洗浄に使用した
と同一のポンプ4によりタンク槽2内の洗浄液3
をパイプ30によつてオーバーフロー槽20に供
給し、該オーバーフロー槽20よりエプロン部2
1の各流路28にオーバーフローさせる。する
と、このオーバーフローした洗浄液3は洗浄槽5
の内壁に沿つて流れ落ち、該内壁に付着している
付着物を完全に流い流す。そして、この付着物を
洗浄液はパイプ13を通つてタンク槽2にドレン
される。したがつて、洗浄後次の被洗浄物を洗浄
するための洗浄液を洗浄槽5に供給しても前回の
洗浄による溶出付着物が残つていないため、洗浄
液が汚染されることがなく、高い清浄度を維持
し、次の被洗浄物の洗浄に供される。
また、実際洗浄した後の被洗浄物表面に光を照
射して検査した結果、3μm以上の付着物は検出
されず、極めて清浄な被洗浄物が得られることを
確認した。
なお、洗浄槽5の洗浄後、オーバーフロー槽2
0内に残つている洗浄液3はエアバルブ24が開
成されることによりドレンパイプ7を通つてタン
ク槽2に排出される。
ここで、洗浄液3がエプロン部21の流路28
より洗浄槽5の内壁に沿つて流れ落ちる際、純水
等の表面張力(表面張力:室温で約73dyn/cm)
の大きい洗浄液においてはその表面張力により流
れの幅が下にいくほど徐々に狭くなる特性を有し
ている。したがつて、各内壁面の両側部分(第2
図斜線部分)に付着している付着物を洗い流すこ
とができないという不都合がある。この点、本実
施例装置においてはエプロン部21の上面に複数
個の突部26,27を設け略扇状の流路28を形
成することで、洗浄液を内壁に沿つて末広がり状
に流れ落すことができるので、表面張力の大なる
洗浄液であつても各内壁を全面に亘つて確実に洗
浄でき、洗浄効果を上げることができるという利
点を有している。
なお、本実施例はエプロン部21の各角部と各
辺にそれぞれ突部26,27を設けたが、本考案
はこれに何ら特定されるものではなく、突部27
については省略し、各辺に両端が末広がり状に開
いた1つの流路をそれぞれ設けてもよいことは勿
論である。
また、上記実施例は洗浄槽5内の洗浄液をドレ
ン用のパイプ13によつて完全にドレンした後、
洗浄槽5を洗浄するための液体をオーバーフロー
槽20にポンプ4によつて供給するようにした
が、ドレン開始直後より供給を開始してもよい。
また、上記実施例では、洗浄槽5の底部内壁
は、第1図に示すように平坦であるが、この内壁
の洗浄効果を高めるために、パイプ13方向へ傾
斜していることが望ましい。また、オーバーフロ
ー槽20からオーバーフローして洗浄槽5を洗浄
する洗浄液は、タンク槽2内の洗浄液でなく、別
の槽内の洗浄液であつてもよい。なお、このとき
は別の槽内の洗浄液を、ポンプ(ポンプ4とは別
のポンプ)によりエアバルブ14、フイルター1
7及びパイプ30を通つてオーバーフロー槽20
に供給する。さらに、洗浄液が、室温において、
表面張力が約22dyn/cmのエチルアルコール、約
32dyn/cmのトリクロロエチレン等の表面張力が
ほぼ30又はそれ以下のもののときは、洗浄槽5の
上端開口部にエプロン部を設けなくてもよいが、
エプロン部を設けた方が一層洗浄効果が向上す
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る洗浄装置は、
被洗浄物を洗浄するたびに、溶出付着物によつて
汚染される洗浄槽を、オーバーフロー槽より洗浄
液を該洗浄槽内にオーバーフローさせることによ
つて洗浄するように構成したので、洗浄槽内に供
給された被洗浄物洗浄用の洗浄液が前回の被洗浄
物洗浄による溶出付着物によつて汚染されること
がなく、したがつて高い清浄度の洗浄液による被
洗浄物の洗浄が可能であり、特に精密洗浄が要求
されるフオトマスクブランク、フオトマスク等の
各種半導体基板の洗浄に好適である。また、洗浄
液のミストが発生しないので、多槽式洗浄装置の
場合とか他種の洗浄液を収容した洗浄槽が近辺に
配設されていたとしても、ミストの混入がないた
め洗浄液または薬液の劣化を防ぐことができる。
したがつて、薬液交換頻度も少なくなり経済的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は洗浄槽の斜視図、第3図は同洗浄槽の平面
図、第4図は従来の洗浄装置の構成図である。 2……タンク槽、3……洗浄液、4……ポン
プ、5……洗浄槽、6……オーバーフロー槽、8
……被洗浄物、11,12,14,24……エア
バルブ、13……パイプ、16,17……フイル
タ、40……オーバーフロー槽、21……エプロ
ン部、26,27……突部、28……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に洗浄液排出用のパイプを有し被洗浄物の
    洗浄時に洗浄液を収容する洗浄槽と、この洗浄槽
    の上端開口部の周囲に配設され該洗浄槽を洗浄す
    るための流体が供給され前記洗浄槽内にオーバー
    フローさせるオーバーフロー槽と、前記洗浄槽を
    洗浄するための流体を前記オーバーフロー槽に供
    給するための手段とを備えたことを特徴とする洗
    浄装置。
JP1986044793U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0132046Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986044793U JPH0132046Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62156959U JPS62156959U (ja) 1987-10-05
JPH0132046Y2 true JPH0132046Y2 (ja) 1989-10-02

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