JPH0131456Y2 - - Google Patents

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JPH0131456Y2
JPH0131456Y2 JP16612181U JP16612181U JPH0131456Y2 JP H0131456 Y2 JPH0131456 Y2 JP H0131456Y2 JP 16612181 U JP16612181 U JP 16612181U JP 16612181 U JP16612181 U JP 16612181U JP H0131456 Y2 JPH0131456 Y2 JP H0131456Y2
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mold
cavity
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sliding
shaped terminal
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JP16612181U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、サイドスライド式キヤビテイ部を
有する金型装置に関するものである。
ところで、樹脂成形品の外形形状による制約か
ら金型におけるキヤビテイ部を三ツ割として構成
する場合があり、これらのキヤビテイ部は、通
常、同時的に連動して型開き及び型閉めするよう
にされている。また、このような金型装置を用い
て、例えば、ピン状の端子を有するプラグを樹脂
成形するようなときは、型締め後におけるキヤビ
テイ部に対してピン状端子を嵌挿保持し、然る後
に、該キヤビテイ部内に溶融樹脂を注入すること
となるが、プラグ等のこの種製品においては特に
高精度が要求されることから、上記ピン状端子の
嵌挿保持用穴部はピン状端子の外径と略等しくな
るような内径を構成し得るように設けられてい
る。従つて、ピン状端子の嵌挿保持用穴部が高精
度に構成されると、逆に、該穴部に対するピン状
端子の上記嵌挿作業が困難となり、これを避ける
ために上記穴部をピン状端子の外径よりも大とな
るように構成するときは、精度上の不良品が形成
され、或はキヤビテイ部内に注入した溶融樹脂が
ピン状端子の先端側に流出して樹脂皮膜を形成す
る等の弊害を有するものであつた。
この考案は、上述したようなピン状端子の嵌挿
保持用穴部の精度を損なうようなことなく、ピン
状端子の該穴部に対する嵌挿保持を簡易に行なう
ようになしたサイドスライド式キヤビテイ部を有
する金型装置の改良に関するものであり、以下こ
れを図に示す実施例について説明する。
第1図乃至第6図について、Aは下型1と、こ
れに対設された上型2と、これら両型1,2の型
開き及び型締め時において同時的に連動して型開
き及び型締め可能に配設されたサイドスライド式
の型3とを有する金型装置である。然して、上記
各型1,2,3には所要形状のキヤビテイ部1
a,2a,3aが夫々形成されており、これらの
キヤビテイ部は型締め時において溶融樹脂の注入
成形用キヤビテイ部4を構成する。また、サイド
スライド式の型3の摺動手段は、上記上型2側に
固設したテーパー面5aを有するカム体5と、型
3側に設けた上記テーパー面5aと対応するテー
パー面6aを有する上記カム体嵌挿用のカム孔6
と、型3のフランジ部3b,3bに対するガイド
7,7とから成り、上記両型1,2の型開き及び
型締めに際して上記カム体5が上下移動すると、
該カム体5のテーパー面5aが型3におけるカム
孔6のテーパー面6aを押動することによつて、
型3を型開き及び型締めするように関係付けられ
ている。また、上記キヤビテイ部1a,2a,3
aから構成されるキヤビテイ部4の近傍位置にお
ける下型1と上型2との対向面には、サイドスラ
イド式の型3の摺動方向と同一方向で、且つピン
状端子8の軸径と略同一の半円弧状溝9,10が
各形成されると共に、該各溝の軸心線上に位置す
る上記下型1とサイドスライド式の型3との対向
面にも、上記各溝9,10と同一の半円弧状溝9
a,11とが各形成されており、これらの溝は第
1図に示すように、完全な型締め時において上記
ピン状端子8の嵌挿保持用穴部12を構成する。
13はサイドスライド式の型3と、該型の取付用
金型(図例においては下型1)との間に設けられ
た上記穴部12を上下方向に拡開可能に構成する
ための拡開手段であり、該手段は下型1側に設け
られた型3の押動ピン14と、該ピンの先端部を
型3に対して常時押圧させるためのスプリング1
5と、上記型3のフランジ部3bとそのガイド7
間に設けられた適当な間隙16とから成り、従つ
て、サイドスライド式の型3は、第2図に示すよ
うに型開き時、或は、第3図に示すように、型3
に対して上下両型1,2による実質的な型締め力
が加えられていない中間型締め時の各場合におい
ては、第5図に示すように、上記押動ピン14を
介してスプリング15の弾性により下型1の端面
から離れる方向、即ち上型2の方向へ押動され
て、下型1と型3との間に設けられた前記穴部1
2を上下方向へ拡開することとなるが、第1図に
示すような完全型締め時においては、第4図に示
すように、上下両型1,2による実質的な型締め
力が加えられて、スプリング15の弾性に拘らず
下型1の端面に強制的に押圧されると共に、この
とき、各型における半円弧状溝9,10及び9
a,11とは夫々閉じ合わされて真円状の穴部1
2を各構成することとなるのである。
また、第7図及び第8図に示す第二実施例のも
のは、上型におけるキヤビテイ部ブロツク2a′を
大きな弾性を有するスプリング17の弾性によつ
て下型1側へ常時押動させるように構成したもの
であつて、この場合は、前述した第一実施例図に
示すものと同様に、型開き時或は第7図に示す中
間型締め時においては、サイドスライド式の型3
は上型2の方向へ押動された状態を保持すること
になるが、完全型締め時或は第8図に示すよう
に、完全型締め時から完全な型開きが行なわれる
間、即ち、樹脂成形後に上型本体2′が反下型1
の方向へ移動すると共に、該本体に設けた掛止部
18が上記ブロツク2a′に設けた掛止部19に係
合して該ブロツクを上記スプリング17の弾性に
拘らず、同一方向へ一体として移動させるまでの
中間型開き時においては、サイドスライド式の型
3には、上記ブロツク2a′を介してスプリング1
7による大きな弾性が加えられるから、上記型3
は前記スプリング15の弾性に拘らず、下型1の
端面に強制的に押圧された状態で側方へのみ型開
き摺動することとなるのである。
なお、20は樹脂成形品Bの突出用ピンであ
る。
上記した構成において、ピン状端子を有するプ
ラグ等の樹脂成形品の成形作用を説明すると、ま
ず、第3図に示す中間型締めを行ない、次に、こ
の状態でピン状端子8を手作業或は適当な自動化
機構を介して、上下両型1,2及び下型1とサイ
ドスライド式の型3における半円弧状溝9,10
及び9a,11間に嵌入し、次に、上記した状態
で、第1図に示す完全な型締めを行ない、次に、
各型のキヤビテイ部1a,2a,3aによる構成
キヤビテイ部4内に溶融樹脂を加圧注入して樹脂
封入成形を行ない、次に、第2図に示す型開きを
行なうと共に、突出ピン20を突出させて樹脂成
形品Bをキヤビテイ部4外に取り出せばよいので
ある。然して、ピン状端子8の嵌入時、即ち中間
型締め時における各半円弧状溝9,10及び9
a,11間は、第6図に示すように、上下両型
1,2の方向へ拡開された穴部12として夫々構
成されることになるから、上記ピン状端子8の穴
部12に対する嵌入作業が容易となるのである。
また、完全な型締め時においては、上記穴部12
はピン状端子8の軸径と略同一の内径を有する真
円状穴部を構成して内部に嵌入された該端子を確
実に、且つ、密嵌状に保持する。更に、樹脂成形
時において型開きを行なうときは、第2図に示す
ように、上下両型1,2の型開きと連動して上型
2のカム体5がサイドスライド式の型3を側方へ
摺動させると共に、この型に加えられていた型締
め力が除去されると、型3はスプリング15の弾
性によつて上型2の方向へ移動して、上記穴部1
2を上下方向へ拡開することになるのである。
また、第二実施例における中間型締め時(第7
図)においては、上型本体とキヤビテイ部ブロツ
クとの両掛止部18,19が係合されて、スプリ
ング17の弾性がサイドスライド式の型3に対し
て加えられていないため、実質的に第一実施例に
おける中間型締め時(第3図)と同じ状態とな
る。従つて、同様に、上記した状態でピン状端子
8を嵌入すると共に完全な型締めを行なつて樹脂
封入成形を行ない、然る後に、型開きを行ない、
且つ成形品Bを取り出せばよい。然して、この実
施例においては、完全な型締め時から中間型開き
までの間は、第8図に示すように、キヤビテイ部
ブロツク2a′を介してサイドスライド式の型3に
加えられたスプリング17の大きな弾性は、他の
スプリング15の弾性による型3の押動を阻止す
るから、結局、上記型3は側方へのみ型開き摺動
して、該型におけるキヤビテイ部3aと、これに
よつて成形される成形品B側との離脱が効率良く
行なわれることとなるのである。
以上、要するに、本考案金型装置は、所要形状
のキヤビテイ部を有する上下の両型と、該両型の
型締め及び型開き工程と連動するサイドスライド
式キヤビテイ部を有する型とからなる金型装置に
おいて、上記サイドスライド式の型と、該型の取
付用金型側との間に設けられた被嵌挿物の嵌挿保
持用穴部を上下方向に拡開可能に構成したもので
あるから、このような本考案装置によれば、キヤ
ビテイ部に嵌入保持させるピン状端子等の嵌入作
業を極めて簡易に行なうことができるのみなら
ず、上記被嵌挿物を保持するための穴部の精度を
損なうことがないので前述したような従来の弊害
を未然に防止することができるといつた優れた実
用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案装置の実施例を示す
もので、第1図は型締め時、第2図は型開き時、
第3図は中間型締め時における金型装置要部の各
断面図、第4図は型締め時、第5図及び第6図は
型開き或は中間型締め時におけるサイドスライド
式の型の状態を示す断面図、及び一部切欠拡大断
面図、第7図及び第8図は他の実施例を示すもの
で、第7図は中間型締め時、第8図は中間型開き
時における金型装置要部の各断面図である。 A…金型装置、1…下型、2…上型、1a,2
a…キヤビテイ部、3…サイドスライド式の型、
3a…サイドスライド式キヤビテイ部、2′…上
型本体、2a′…キヤビテイ部ブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要形状のキヤビテイ部を有する上下の両型
    と、該両型の型締め及び型開き工程と連動する
    サイドスライド式キヤビテイ部を有する型とか
    らなる金型装置において、上記サイドスライド
    式の型と、該型の取付用金型側との間に設けら
    れた被嵌挿物の嵌挿保持用穴部を上下方向に拡
    開可能に構成したことを特徴とするサイドスラ
    イド式キヤビテイ部を有する金型装置。 (2) サイドスライド式の型が装設されていない上
    下いずれか一方側の型を、型本体とキヤビテイ
    部ブロツクとに分割し、且つ該キヤビテイ部ブ
    ロツクを上下の両型間へ常時押動可能に配設し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の金型装置。
JP16612181U 1981-11-06 1981-11-06 サイドスライド式キヤビテイ部を有する金型装置 Granted JPS5869413U (ja)

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JP16612181U JPS5869413U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 サイドスライド式キヤビテイ部を有する金型装置

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JP16612181U JPS5869413U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 サイドスライド式キヤビテイ部を有する金型装置

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Publication Number Publication Date
JPS5869413U JPS5869413U (ja) 1983-05-11
JPH0131456Y2 true JPH0131456Y2 (ja) 1989-09-27

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JP16612181U Granted JPS5869413U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 サイドスライド式キヤビテイ部を有する金型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4484307B2 (ja) * 2000-04-14 2010-06-16 株式会社東郷製作所 異材成形のための成形装置

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JPS5869413U (ja) 1983-05-11

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