JPH0131424Y2 - - Google Patents

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JPH0131424Y2
JPH0131424Y2 JP16193483U JP16193483U JPH0131424Y2 JP H0131424 Y2 JPH0131424 Y2 JP H0131424Y2 JP 16193483 U JP16193483 U JP 16193483U JP 16193483 U JP16193483 U JP 16193483U JP H0131424 Y2 JPH0131424 Y2 JP H0131424Y2
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JP
Japan
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cam
camshaft
cam body
fixing jig
positioning
Prior art date
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JP16193483U
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JPS6071562U (ja
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、カムシヤフトとカムジヤーナルと
を冷間拡管方法により組付ける際に使用するカム
シヤフトの成形用固定治具に関するものである。
従来、中空状のカムシヤフトと、挿通孔を形成
したカム及びジヤーナルとをそれぞれ別々に製作
し、冷間拡管方法によつてカムシヤフトとカムと
ジヤーナルとを組付ける方法が知られている。
ところで、上記のようにカムシヤフトにカムを
組付ける方法としては、例えば特開昭58−70011
号公報に開示されているように、カムプロフイー
ルを割型の固定治具によつて位置決めさせ、そし
てカムに形成された挿通孔にカムシヤフトを挿通
させた後、拡管用の部材でカムシヤフトを拡管さ
せてカムを固定させていた。
然し乍ら、このような従来のカムの固定治具に
あつては、予めカムプロフイールの曲面の誤差を
見込んで固定治具とカムプロフイールとの間に間
隙が出来るように形成されている為、カムの位置
決め後にカムが回転したり、移動して精度の良い
組付け作業を行うことができないと言う問題があ
つた。
またカムプロフイールの加工精度のバラツキも
カムの回転方向における位置決め精度に大きな影
響を及し、この結果組付け後の研摩工程で修正す
る必要があつた。
更に固定治具の当接面は、カムプロフイールの
曲率に対応して加工しなければならなかつたた
め、多大な時間と手間を要し、コストアツプとな
る問題もあつた。
この考案は、係る従来の問題点に着目して案出
されたもので、その目的とするところはカム本体
を固定治具に精度良く位置決め出来ると共に、カ
ムプロフイールの研摩を廃止することにより生産
性の向上を図ることが出来、更にカムシヤフトと
カム本体とジヤーナルとの組付け作業性を向上さ
せたカムシヤフトの成形用固定治具を提供するも
のである。
この考案は上記目的を達成するため、割型の固
定治具の当接面に、カム本体のカムプロフイール
を嵌合させる凹部を形成し、この凹部の端面に、
カム本体の端面に形成された係合部を係合させる
係止部を形成したことを要旨とするものである。
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
第1図は、この考案を実施したカムシヤフト本
体(図示省略)を成形する固定治具1の分解斜視
図を示し、1aは上型、1bは下型、2はカム本
体、3はカムプロフイール、4は中空状のカムシ
ヤフトである。
前記カム本体2の中心部には、内壁にセレーシ
ヨン5を形成したカムシヤフト挿入孔6が形成さ
れ、またカム本体2の一側面2aには、位置決め
用の凸部7が一体的に形成されている。この位置
決め用の凸部7の外周面には、平行に切欠された
係合部8が形成されている。
また一方、カム本体2を位置決めする固定治具
1は、第2図に示すように上型1aと、下型1b
との当接面S1,S2に形成された凹部9a,9
bの一側面に、前記カム本体2の凸部7及び係合
部8に係合する係止部10a,10bが形成され
ている。この係止部10a,10bは、前記平行
に切欠された係合部8に対応して平行に形成さ
れ、また複数個のカム本体2を位相ずらせて同時
に位置決めする場合には、図に示すように係止部
10a,10bの位置を所定の角度を以て順次形
成されている。
次に上記のような固定治具1を用いてカム本体
2を位置決めする方法並びにカムシヤフト本体の
成形方法について説明する。
先ず下型1bの当接面S2に形成された凹部9
bのそれぞれに、荒加工→焼入れ→研摩加工→切
断の各工程を経て製作された複数個のカム本体2
を嵌合し、そして凹部9bの係止部10bにカム
本体2の係合部8を係合させて位置決めさせる。
次に上型1aの当接面S1を第1図のように被
嵌させて上型1aの係止部10aをカム本体2の
係合部8を係合させる。このようにして各々のカ
ム本体2の位置決めが終了したら、上型1aと下
型bとを図示しないボルト等の締結具により締め
付け固定する。そしてカム本体2の中央部に形成
されたカムシヤフト挿入孔6に中空状のカムシヤ
フト4を挿入させる。そして更に第3図に示すよ
うに、カムシヤフト4の一端から拡管用のオス型
部材11を図示しない油圧プレス等を使用して押
し込み、カムシヤフト4を拡管させてカム本体2
の内壁に形成されたセレーシヨン5にカムシヤフ
ト4を食い込ませて固定させる。このような組付
け作業が、所謂カムシヤフト本体の冷間拡管方法
であつて、図示しないジヤーナルもこのような方
法によつて固定する。
以上のように、カム本体2のカムプロフイール
3で位置決めせずに、カム本体2の一側面2aに
形成された係合部8と、固定治具1の上型1a
と、下型1bとに形成された係止部10a,10
bとで位置決めするので、位置決め後にカム本体
2が移動したり、回転したりすることがなく、従
つて精度の良い組付け作業を行うことが出来るも
のである。
またこの考案の実施例のように、予めカム本体
2、カムシヤフト4、ジヤーナルをそれぞれ別々
に製作して冷間拡管方法により組付けるため、カ
ムプロフイール3の加工精度も良く、また第7図
に示すように、複数個のカム本体2を連結させて
荒加工→焼入れ→研摩加工後、点線に示す位置で
切断させるので、生産性も向上させることが出来
るものである。
この考案は、上記のように割型の固定治具の当
接面に、カム本体のカムプロフイールを嵌合させ
る凹部形成し、この凹部の端面に、カム本体の端
面に形成された係合部を係合させる係止部を形成
した為、カム本体を固定治具に精度良く位置決め
出来、またカム本体を別途に製作するので複数個
のカム本体を同時に製作することが可能となり、
安価に製作出来ると共に、カムプロフイールの研
摩を廃止して生産性の向上を図ることも出来、更
にカムシヤフトとカム本体とジヤーナルとの組付
け作業性を向上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した固定治具の分解斜
視図、第2図は下型の斜視図、第3図は冷間拡管
方法の説明図、第4図は第2図の−線に沿う
断面図、第5図は第2図の−線に沿う断面
図、第6図は第2図の−線に沿う断面図、第
7図はカム本体の製造方法を示す説明図である。 1……固定治具、1a……上型、1b……下
型、2……カム本体、8……係合部、9a,9b
……凹部、10a,10b……係止部、S1,S
2……当接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 割型の固定治具の当接面に、カム本体のカムプ
    ロフイールを嵌合させる凹部を形成し、この凹部
    の端面に、カム本体の端面に形成された係合部を
    係合させる係止部を形成したことを特徴とするカ
    ムシヤフトの成形用固定治具。
JP16193483U 1983-10-21 1983-10-21 カムシヤフトの成形用固定治具 Granted JPS6071562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16193483U JPS6071562U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 カムシヤフトの成形用固定治具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16193483U JPS6071562U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 カムシヤフトの成形用固定治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6071562U JPS6071562U (ja) 1985-05-20
JPH0131424Y2 true JPH0131424Y2 (ja) 1989-09-26

Family

ID=30355735

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16193483U Granted JPS6071562U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 カムシヤフトの成形用固定治具

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JPS6071562U (ja) 1985-05-20

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