JPH013140A - フルオロジビニルエ−テル化合物及びその製造方法 - Google Patents

フルオロジビニルエ−テル化合物及びその製造方法

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JPH013140A
JPH013140A JP62-157611A JP15761187A JPH013140A JP H013140 A JPH013140 A JP H013140A JP 15761187 A JP15761187 A JP 15761187A JP H013140 A JPH013140 A JP H013140A
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祐二 井関
正広 武末
高田 邦章
武男 河原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なフルオロジビニルエーテル化合物及びそ
の製造方法に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする問題点) 従来、官能基を有するフルオロモノビニルエーテル化合
物は数多(合成されており、例えば、特公昭41−79
49号公報には一般式 (上記式中Rfはフッ素または1から10個までの炭素
原子を有するパーフルオロアルキル基であり、Yはフッ
素またはトリフルオロメチル基であり、nは1ないし3
である。)で示される化合物が記載されている。
前述したようなイオン交換基を有するフルオロモノビニ
ルエーテル化合物は、主として・・ロケン化アルカリ金
属水溶液の電解隔膜の原料モノマーとして用込らねてい
る。しかしナカラ、一般ニハ、フルオロモノビニルエー
テル化合物は重合性が悪いために、例えば、テトラフル
オロエチレンのようなオレフィン化合物との共重合によ
ってイオン交換膜が製造されている。このようなイオン
交換膜は、線状高分子の集合体であるため、摺電圧の低
下を目的としてイオン交換容量を高くすると、イオン交
換膜が膨潤して電流効率が低下するという欠点を有して
いる。
そこで、イオン交換膜の膨潤による電流効率の低下を防
止するために、テトラフルオロエチレンに代えて架橋剤
としてビニル基を2個有するフルオロ化合物を用い、イ
オン交換基又はイオン交換基に容易に変換できる基を有
スるフルオロモノビニルエーテル化合物との共重合によ
って、架橋構造を持つイオン交換膜を製造する方法が特
開昭61−266828号公報に提案されている。しか
しながら、このイオン交換膜は、イオン交換基又は容易
にイオン交換基に変換できる基を有するフルオロモノビ
ニルエーテル化合物とビニル基を2個有するフルオロ化
合物の二成分共重合である為、イオン交換容量をあげる
と、結果的に架橋密度が低下し、イオン交換容量と架橋
密度の両者を同時に満足させることはできなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、イオン交換容量と架橋密度の両者を同時
に満たすイオン交換膜の原料モノマーとして好適な化合
物を見い出すべく鋭意研究を重ねた結果、官能基を有す
る新規なフルオロジビニルエーテル化合物ヲ見イ出シ、
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記一般式〔I〕 (但し、Xは酸基若しくは容易に酸基に変換できる基、
又はハロゲン原子であり、kは1以上の整数であり、L
、m及びnはそれぞれ独立に0以上の整数である。) で示されるフルオロジビニルエーテル化合物である。
上記一般式〔I〕中、Xで示される酸基若しくは容易に
酸基に変換できる基としては、特に制限されるものでは
ないが、好適にはカルボキシル基、スルホ基、スルフィ
ノ基、スルフェノ基及びこれらの誘導体並びに−SR(
但し、Rは炭化水素残基である。)で示される基等を挙
げることができる。本発明に於いて好適に使用されるカ
ルボキシル基の誘導体を具体的に示せば、例えば次のと
おりである。
−CO2R1(但し、R1は炭化水素残基又はアルカリ
金属である。) 炭化水素残基である。) −C’OY   (但し、Yはハロゲン原子である。) また、本発明に於いて、好適に使用されるスルホ基の誘
導体を具体的に示せば一次のとおりである。
一8O3R,(但し、R1は炭化水素残基又はアルカリ
金属である。) 炭化水素残基である。) −so2y  (但し、Yはハロゲン原子である。) 上記のカルボキシル基の誘導体及びスルホ基の誘導体を
示す一般式中、R1+ R2及びR3で示される炭化水
素残基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基又はアリール基が挙げられる。
これらの各基の炭素数は特に制限されるものではないが
、原料の入手の容易さ等の理由から一アルキル基の場合
は1〜乙の範囲、アルケニル基とアルキニル基の場合は
2〜乙の範囲、了り−ル基の場合は6〜12の範囲であ
ることが好ましい。具体的には、アルキル基としてメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、1−ブロビル基、n
−ブチル基、1−ブチル基。
5ec−ブチル基、 tert−ブチル基、n−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。アA、 ケ、=
−ル基トシテは、ビニル基、プロペニル基、アリル基、
ブテニル基、ペンテニル基。
ヘキセニル基等が挙げられる。また、アルキニル基とし
ては、エチニル基、プロピニル基等が挙げられる。さら
にアリール基としては、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等が挙げられる。
捷た、前記のカルボキシル基の誘導体及びスルホ基の誘
導体を示す一般式中、R1で示されるアルカリ金属とし
ては、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム等
の各金属が用いられ−Yで示される・・ロケン原子とし
ては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が用いられ
る。
また、前記−船灯〔I〕中、Xで示される一8R基のR
は、炭化水素残基であれば良いが、原料の入手の容易さ
の点から上記R1。
R2及びR5について説明した炭化水素残基が好適であ
る。具体的には、メチルチオ基。
エチルチオ基、プロピルチオ基、フェニルチオ基等を挙
げることができる。
前記−船灯[1〕中、Xで示される・・ロケン原子とし
ては、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の各原子が用いら
れる。さらに、前記−船灯〔I〕中、kは1以上の整数
であれば良いが、一般に原料の入手の容易さから、1〜
5の整数であることが好iしい。また、L、m及びnは
0以上の整数であるが、原料の入手の容易さからtは0
〜10、m及びnば、それぞれO〜5の整数であること
が好ましい。
本発明のフルオロジビニルエーテル化合物をイオン交換
膜製造のための原料モノマーとして用いる場合には、前
記−船灯CI)中、Xで示される酸基若しくは容易に酸
基に変換できる基としては、−S O3H*  S O
3R1+  S O2Y 。
−CO2T(、−CO2R1及び−SB (但し、R,
R,。
及びYは前記と同じである。)で示される基が好ましb
o 本発明の前記−船灯CI]で示される化合物は、新規化
合物であり、その構造は次の手段によって確認すること
ができる。
(A)赤外吸収スペクトル(以下、IRと略称する。)
を測定することにより、 1840〜1845α−’付
近ニフルオロビニルエーテル基に基づ〈吸収を観察する
ことができる。捷た前記−船灯CI]においてXで示さ
れる基が官能基である場合、その官能基に基づ〈吸収を
観察することができる。前記−船灯CI’l)で示され
る化合物のIRの代表例として、パーフルオロ5−(2
−フルオロスルホニルエトキシ)−3,7−シオギサー
1,8−ノナジェン CF20CF−CF2 FS020F20F’20C’F’ 奮 CF200F−CF2 のIRチャートを第1図に示した。
(B)  質量スペクトルc以下、MSと略称する。)
を測定し、観察された各ピーク(一般にはイオン質量m
をイオンの荷電数eで除した1eで表わされる値)忙相
当する組成式を算出する事により、測定に供した化合物
の分子量ならびに、該分子内における各原子団の結合様
式を知る事ができる。即ち、測定に供した試料を前記一
般式CI]で表わした場合、十〇CF=CF2 に由来する特徴的な強いピークを観察する事ができる。
(C)  元素分析によって炭素、水素、イオウ、窒素
及び・・ロケンの各重量%を求め、さら忙認知された各
元素の重量%の和を100から減じる事により酸素のN
量%を算出する事ができ、従って、該化合物の組成式を
決定する事ができる。
(D)  19F−核磁気共鳴スペクトルc以下、19
F−NMRと略称する。)を測定する事により、前記一
般式〔I〕で表わされる本発明の化合物中に存在するフ
ッ素原子の結合様式を知る事ができる。前記一般式CI
)で示される化合物の19F−NMR()リクロロフル
オロメタン基準;高磁場側を正としppmで表わす)の
代表例トして、パーフルオロ5−(2−フルオロスルホ
ニルエトキシ)−3,7−シオキサー1.8−7ナジエ
ンについて F −NM Rチャートを第2図に示す。
その解析結果を示すと次のとおりである。
即ち、−A A、A ppm Vcフッ素原子1個分に
相当する多重線が認められ、イオウ原子に結合したフッ
素(ωによるものと帰属できる。78.0T)T)mに
フッ素原子2個に相当する多重線が認められ、酸素に隣
接したジフルオロメチレン中のフッ素原子(C)による
ものと帰属できる。
82.6 ppmにフッ素原子4個に相当する多重線が
認められ、ビニルエーテル基に隣接したジフルオロメチ
レン基のフッ素原子(e)及び(i)によるものと帰属
できる。110.7ppmにフッ素原子2個に相当する
多重線が認められ、スルホニルフルオライド基に隣接す
るジフルオロメチレン基のフッ素原子(b)によるもの
と帰属できる。112.2 ppmにフッ素原子2個に
相当する二重二重線が認められ、ビニル基に置換したフ
ッ素原子[株])及びωによるものと帰属できる。12
1.1 ppmにフッ素原子2個に相当する二重二重三
重線が認められ、ビニル基に置換したフッ素原子(社)
及び(t)によるものと帰属できる。133−9 T)
l)mにフッ素原子2個分に相当する二重二重三重線が
認められ、ビニル基に置換したフッ素(f)及び(j)
によるものと帰属できる。1111.7 ppmにフッ
素原子1個に相当する三重三重線が認められ、分岐点の
炭素に置換したフッ素原子(d)によるものと帰属でき
る。
(E)  前記一般式CI)で示される化合物中に水素
原子が存在すれば、1H−核磁気共鳴スベクトル(以下
、 IH−NMRと略称する。)(テトラメチルシラン
基準:低磁場仰を正とし、ppmで表わす)を測定する
事により該化合物中に存在する水素原子の結合様式を知
ることができる。
本発明の前記一般式〔I〕で示される化合物の製造方法
は、特に制限される本のではな(、どのような方法であ
っても良いが、例えば下記の方法によって好適に製造す
ることができる。
下記式〔■〕 で示される化合物を下記−船灯[IID/○\ CF2−CFCF20R’       CI[I:]
〔但し、R′は炭化水素残基である。〕で示される化合
物とを反応させることにより、下記式〔■〕 ○ で示される化合物を得る。次に、上記−船灯〔■〕で示
される化合物をルイス酸触媒と接触させることにより、
下記−船灯〔■〕 F ♂ で示される化合物を得る。そして、−船灯〔■〕で示さ
れる化合物とへキサフルオロプロピレンとを反応させる
ことにより、下記−船灯[VD CF3   CF3 で示されるフルオロジカルボニル化合物ヲ得る。次いで
、上記−船灯CVI)で示されるフルオロジカルボニル
化合物を熱分解することによって前記−船灯CI’lで
示される本発明のフルオロジビニルエーテル化合物を得
ることができる。
次に、上記した本発明のフルオロジビニルエーテル化合
物の製造に於ける各反応について詳細に説明する。
まず、前記−船灯〔■〕で示される化合物とC17) 前記−船灯〔■〕で示される化合物の反応は、触媒の存
在下で行なうことが好ましい。触媒どしては、フッ素陰
イオン生成触媒が好適である。フッ素陰イオン生成触媒
としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化
セシウム、フッ化アンチモン等の金属フッ化物及びテト
ラメチルアンモニウムフルオライド。
テトラエチルアンモニウムフルオライド等の第四級アン
モニウムフルオライドが好捷しい。
使用するフッ素陰イオン生成触媒は一般式[11]で示
される化合物に対し通常0.01〜5モル当量、好捷し
くは0.1〜1.5モル当量の範囲から選ばれる。前記
−船灯〔■〕で示される化合物は、前記−船灯[I[]
で示される化合物に対して通常0,1〜10倍モルの範
囲で使用される。反応は一般゛に有機溶媒を用いるのが
好捷しい。該溶媒として好適に使用されるものを例示す
れば、アセトニトリル、アジポニトリル、モノグライム
、ジグライム、トリグライム、テトラグライム、スルホ
ラン等の非プロトン性溶媒が挙げられる。該反応におけ
る反応温度は特に制限される本のではないが、好適には
一20〜80℃の範囲から選ばれる。反応時間は原料の
種類によって異なるが通常5分〜10日間、好オしくは
1〜48時間の範囲から選べば充分である。また反応中
においては、攪拌を行なうのが好捷しい。
次に、−船灯〔■〕で示される化合物から一般式〔■〕
で示される化合物を得る反応について述べる。この反応
で使用されるルイス酸触媒としては、公知のものが何ら
制限なく使用可能である。特に好適に用いられるルイス
酸触媒としては、SbF5 + 5bCts l Ti
F4 +TICt41803が挙げられる。ルイス酸触
媒量は原料となる一般式CIV)で示される化合物に対
し−0,5〜80モル′%、好捷しくは3〜30モル%
の範囲から選ばれる。反応温度は原料及び触媒によって
異なるが、一般には−20〜200°C1好ましくは一
10〜150℃の範囲から選ばれる。反応時間は5分〜
2日間、好ましくは30分〜24時間の範囲から選べば
十分である。該反応は、原料、生成物及び触媒に対して
不活性な液体、例えばフッ素系オイル等を溶媒として使
用することも可能である。捷た反応中においては、攪拌
を行なうのが好ましい。
次に、前記−船灯〔■〕で示される化合物から前記−船
灯[VI]で示される化合物を得る反応は、前記−船灯
[V]で示される化合物とへキサフルオロプロピレン(
以下、HFPOと略称する。)との反応である。
一般に、酸フルオライド基を持つ化合物とHFPOとの
反応のメカニズムから、酸フルオライド基を持つ化合物
に対するHFPOの付加量比は本質的に分布を持つもの
であり、本反応においても生成物である前記−船灯〔■
〕で示される化合物中のm及びnは0以上の整数値を取
る。しかしながら、該反応において導入するHFPOの
量比あるいは触媒量等の反応条件を適宜選択することに
より一前記一般式〔■〕で示される化合物のm、nの数
を制御する事が可能である。該反応において使用される
フッ素陰イオン源としては一般に金属フッ化物又はアン
モニウムフッ化物を用いる事ができるが、CsF 、K
F+テトラアルキルアンモニウムフッ化物及ヒAypが
好ましく用いられる。触媒量は、−船灯[VI]で示さ
れる化合物のm、n値に影響を及ぼす。例えば原料であ
る一般式〔■〕で示される化合物に対し触媒量が少なけ
れば、n、m値の高い生成物が得られる傾向がある。
該反応における反応温度は一般には−60〜120°C
1好ましくは一30〜70℃の範囲から選ばれる。
また該反応において使用される溶媒は非反応性、例えば
水酸基を持たない溶媒が好適であり、例えば、モノグラ
イム、ジグライム。
、トリグライム、テトラグライム、アセトニトリル、プ
ロピオニトリル、スルホラン、ニトロベンゼン等が好適
に用いられる。反応時間はHFPOの導入時間によるが
通常1分〜3時間、好捷しくは10分〜24時間の範囲
から選べば十分である。また反応中においては攪拌を行
なうのが好ましい。
最後に、前記−船灯[I]で示される本発明の化合物は
、前記−船灯[VDで示される化合物を熱分解すること
により得られる。熱分解の方法は特に限定はされず、一
般にフルオロビニルエーテル化合物を熱分解によって得
る公知の方法が採用される。熱分解反応における反応温
度は、広い範囲から選択でき、一般には50〜400℃
、好ましくは80〜300℃の範囲から選ばれる。反応
時間は0.1秒〜10時間、好ましくは10秒〜3時間
である。
反応温度と反応時間は、例えば高い反応温度を選択した
時は反応時間を短く、低い反応温度を選択した時は反応
時間を長くするなど、好適な反応条件を適宜採用するの
が望ましい。
該反応は、反応形態に応じて、不活性な気体又は液体、
例えば気体としては窒素、ヘリウム、アルゴン等が、液
体としてはポリエーテル化合物、フッ素系オイル等を希
釈剤として一希釈率D〜100倍で使用することも可能
である。
1だ、前記−船灯〔■〕で示される化合物のCAで示さ
れる末端基が酸フルオライド又はエステルの場合には、
前記−船灯[VI)で示される化合物に対して過剰量の
金属塩又は金属酸化物の存在下に熱分解反応を実施する
事が可能であるし好せしい。特に末端基が酸フルオライ
ドの場合、該反応によって発生する腐食性、有毒性のC
OF2を分解する事ができる固体塩基、例えば炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム
、炭酸カルシウムなどの存在下で熱分解反応をおこなう
のが好寸しい。
前記−船灯av:+ 、 cv〕及び[VDで示される
化合物は、新規化合物であり、次の手段によって確認す
ることができる。
(A)IR 前記−船灯〔■〕で示される化合物のIRを測定するこ
とにより、187o〜1890.;’にカルボン酸フル
オライドに基づく吸収を観察することが出来る。また、
3000α−1付近に−CH3に基づく吸収を観察する
ことが出来る。
前記−船灯〔■〕及び[VI]で示される化合物につい
ては、1880〜1900crn刊にカルボン酸フルオ
ライドに基づく吸収を観察することが出来る。
また、いずれの化合物も、Xで示される基が官能基であ
る場合は、その官能基に基づく吸収を観察することがで
きる。
(B)MS 観察された各ピークに相当する組成式を算出することに
より、測定に供した化合物の分子量ならびに該分子内に
おける各原子団の結合様式を知ることが出来る。
例えば、前記−船灯〔■〕で示される化合物については
、 +11 CF      (m/e=a7) 及び に相当する特徴的なピークを観察することができる。ま
た、前記−船灯[VDで示される化金物については、 +CF200FCF    (m/ e =213)品 に相当する特徴的なピークを観察することができる。
(C)元素分析 元素分析によって炭素、水素、窒素、イオウオヨヒハロ
ゲンの各重量%を求め、さらに認知された各元素の重量
%の和を100から減じることにより酸素の重量%を算
出することが出来、従って、該化合物の組成式を決定す
ることが出来る。
CD)  19F−NMR 19F−NMRを測定することにより、化合物中に存在
するフッ累原子の結合様式を知ることが出来る。
(E)  ’H−NMR 化合物が水素原子を持っておれば、iH−NMRを測定
することにより、その水素原子の結合様式を知ることが
出来る。
前記の一般式[11)及びCI[I]で示される化合物
から本発明の前記−船灯[1)で示される化合物を得る
反応に於いては、各化合物の酸基又は容易に酸基に変換
できる基は、−S O2Y又は−co2R,c但し、Y
及びR1は前記と同じ)であることが合成上好まし力。
−3O2Y及び−CO2R,で示される暴力)ら、それ
ぞれの酸及び酸誘導体への変換は特に制限なぐ公知の方
法を用いることができる。例えば、酸ハロケン化物の対
応する酸への転化は、水と反応させることによって容易
に行うことができ、エステル、アミド°への転化はそれ
ぞれアルコール類又はアミン類との反応によってできる
酸類はpct5又はPBr3の様なノーロケン化斉1と
反応させて酸塩化物又は酸臭化物に容易に転化できる。
また、酸フッ化物へは、酸塩化物又は酸臭化物とNaF
との反応によって誘導できる。酸ノ1ライド、酸、エス
テル又はアミドは水酸化アルカリ溶液によって対応する
アルカリ金属塩に容易に変換できる。
本発明の前記一般式CI)で示されるフルオロジビニル
エーテル化合物を単独重合、又はフッ素化オレフィンと
共重合する事によって、耐薬品性、耐熱性及び機械的強
度に優れた重合体を得る事ができる。
更に前記一般式〔I〕中、Xが酸基又は容易に酸基に変
換できる基である化合物を単独重合又は、フッ素化オレ
フィン、好ましくはフルオロジビニルエーテル化合物と
の共重合によって得られる重合体を化学処理して得られ
るイオン交換膜は、従来のものに比べ、非常に高い交換
容量を持つことができるとともに、高密度架橋構造を有
している為、優れた機械的強度を持ち、かつ・・ロケン
化アルカリ水溶液の電解隔膜として用いた場合、低膜抵
抗。
高電流効率といった極めて優れた特徴を有する。
共重合成分として使用できるフッ素化オレフィンとして
は、例えば、 CF2−CF(CF2 )、、。CF−CF2  。
テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン
、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、ジフルオ
ロエチレン、フルオロエチレン、ペンタフルオロプロピ
レン、オクタフルオロブテン、 CF2−CFO(CF
2)、〜、。F。
CF2−CFCF20((”F2)、〜、。F等が挙げ
られる。
これらのフッ素化オレフィンは、イオン交換膜を得る場
合には本発明のフルオロジビニルエーテル化合物100
重量部に対して、10重量部〜1000重量部の範囲で
使用することが好ましい。
(効果) 本発明の前記一般式CI)で示されるフルオロジビニル
エーテル化合物は、重合開始剤存在下、単独重合あるい
は他のフッ素化オレフィンと共重合することにより、機
械的強度を゛保ちながら官能基に基づ(機能を十分に発
揮した重合体が得られるという極めて優れた特徴を有す
る。さらに詳しくは、前記酸基又は容易に酸基に変換で
きる基を持つ一般式mで示されるフルオロジビニルエー
テル化合物を重合開始剤存在下、単独重合あるいは他の
フルオロビニル化合物と共重合することによって得られ
るイオン交換膜は、交換容量を極めて高くすることがで
き、さらに高交換容量を持つ膜であるにもかかわらず、
高密度の架橋構造を有する為、機械的強度を維持しつつ
高電流効率、低電気抵抗といった十分な膜性能を有する
といった極めて優れた特徴を有する。
更に本発明の化合物は、界面活性剤、#!維処理剤、農
薬等に用いられる種々のフッ素化合物、特に側鎖に官能
基を有する種々のフッ素化合物合成の為の中間体として
有用であり、フッ素系樹脂の機械的強度を向上させる為
の架橋側、改質剤としても有用である。
(実施例) 本発明を更に具体的に説明するため、以下実施例及び参
考例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例及び
参考例に限定されるものではない。
参考例 1 攪拌機、−20°Cの温度の還流コンデンサー及び滴下
ロートを取りつけた300d三ンロフラスコに乾燥テト
ラグライム150づと無水KF 18.011を入れた
。反応器を0℃に冷却し、フルオロスルホニルジフルオ
ロアセチル7 ル、7? 5 ’f ト−(FSO2C
F28F)  1 d 010gを30分間で滴下した
後、更に1時間混合しアルコキシドを十分生成させた。
反応器を0℃に保ちなから σイ胃で・可・76.5g
を30分間かけて徐々に滴下した。
添加終了後2時間攪拌し、反応器の温度を室温に上昇さ
せ更に6時間攪拌をした。
反応器のコンデンサーをはずし、蒸留装置を取り付け、
蒸留により沸点45℃/ 13+n+oHgの留分13
6gを得た。該留分の化合物の構造は、下記に示すI 
R、19F−NMR、”H−NMR、元素分析、MSに
より FSO2CF2CF20CFCF 瞥 CF20(J(。
であることが確認された。
(イ)   lR 2970,2880Crn−’  (cH−)1875
帰一”ic’0F) 146 OL:rn−’ (−802F )(ロ)  
 19F−NMR CF200Hg (f) (a)  −446ppm (b)   111.0ppm (c)76.6 、84.6 ppm (d、)   128.3 ppm (e)  −24,7ppm (f)87.7 、906ppm (/>  1HIJMR 3,7I ppm  −0CH5 (ニ)元素分析値二C6H3F905S計算値 C:2
0.12% H:0.85%F:d774% O:22
.34% S:8.95% 実測値 C二19,9<5% H:0.92%F:47
.25% O:23.16% S:8.71% 保)  MS M/e  311 1[FJ2(F2CF2(XFのC
F200H M/e  81  0CF20CH5 参考例 2 コンデンサー、滴下ロート−攪拌機を取り付けた三ソロ
300vフラスコにSbF510.2Iとクライトック
ス、A、Z(商品名:デュポン社製→を100g入れた
のち、反応器を0℃に冷却し、参考例1で得られた CF200H3 134,2gを30分かけて滴下した。滴下終了後、徐
々に温度を上げてゆき、80℃まで昇温した。60℃以
上で反応混合液からガスが発生した。分析の結果、この
ガスは(J(、Fであった。80℃で1時間攪拌を続け
たのち、反応器より直接蒸留し、沸点111℃の留分1
08.5.9を得た。該留分の化合物の構造はIR,F
−NMR,元素分析、MSより?F F802CF2CF20CF ?F であることが確認された。
(イ)    I  R1880z−”   (−CF
  )1465cm−’  (−8O2F )(口>”
F−NMR (a)    −45,0ppm (b)     110.8 ppm (c)      79.8  ppm(d)    
  117.6ppm (e)(f)−215ppm 0・)元素分析値: C3F805S 計算値 C:18.53% F:46.90%0:24
.68% S:9.89% 実測値 C:17.71% F:45.81%〇二26
.66%S:9.82% (ニ)  MS M/ e  183FSO2CF2CF20M/e  
 125       0 M/e   47   ■CF 参考例 3 200−ガラス製オートクレーブに乾燥テトラグライム
10 mg 、無水KFt0.9及び参考例2で得られ
た 128.2Fを入れた。−78℃に冷却しオートクレー
ブ内を脱気したのち、−10℃まで昇温し、−10℃で
攪拌しながらRFP0130gを5時間かけて導入した
。攪拌を中止すると2層にわかれた。下層を取り出し秤
量すると2411であった。この生成物な蒸留して、沸
点91℃/20mHgの留分が135、!9.沸点99
℃/ 7 vm Hg の留分が311I得られた。
I R、H’F−NMRを元素分析、MSにより沸点9
1℃/20mHIIの留分の化合物は原料にHFPOが
2個付加した。
CF200FCF FSO2CF2C’F20CF (F2O であることが確認された。
(()IR(第4図にチャートを示した。)1890層
M−’  (−COF ) I A 75cm−1(−S O2F )0口) 19
F−NMR(第5図にチャートを示した。) (3PI) (a)−45,5ppm (b)     110.0 ppm (c)     776.83.3 ppm(d)  
   142.2 ppm (e) 、(i)   78.8  ppm(f)、(
j)   129.0 ppm(g)、Qc)   8
12  ppm(ωdl)  −25,8ppm 0・)元素分析値: c11F2007s計算値 C’
:20.13% F : 57.91%O二 1707
 %  S  二 4.89 %実測値 C:20.0
1% F : 57.73%0:17.48% S:4
.78% (ニ)MS aへ0 c11i′30 C’F30 M/ e  183  FSO2CF2CF20同様に
して沸点99℃/7w Hyの留分の化合物の構造は、
原料にI(FPOが6個付加した。
FS02C]720F20CF CF200FCF CF、 0 であることが確認された。
(O工 R:  1 8 9 0crn    (−C
OF)1475m ’  (SO2F) 0口)   +9F−NMR (a)−44,6ppm (b)110.0 ppm (c)        75.7  、 83.2  
ppm(d)        I A 11 ppm(
e)、(h)77.0  ppm (f)        I A 11 ppm(ω、(
j)、(ロ)  80.5  ppm(1)78.3 
 ppm (1)、ω)      127.7ppm(ト)、(
o)−25,9ppm G’)  元g分析値: C+4F260aS計算値 
C:20..45% F:60.08%0:15.57
% S:5.90% 実測値 C二20.51% F : 59.93%o:
15.85% S: 3.71% 参考例 4 参考例2で得られた 60g、KFo、5.!i’及びHF’POi 10.
!i+を参考例3と同様にして反応させたところFSO
2CF2CF20CF 量 が13.3gと FSO2CF2CF20CF CF200FCF    II f50 が94.3 、F得られた。
参考例 5 攪拌機、滴下ロート及び還流コンデンサーを取りつけた
100−三ツロフラスコに乾燥アセトニトリル3 Q 
m 、無水に2CO329,6Ji’を入れた。反応器
を60℃に保ちながら参考例3で得られた CF50 60、0 Iiを15分かけて滴下した。60℃で4時
間攪拌を続けた後、減圧下アセトニトリルを留去した。
フラスコ内には白色のサラザラした粉体が残った。この
粉体の主成分の構造はIR分析の結果。
fs O であることが確認された。
(イ)   I  R1690m−’   (C02K
  )1465cm−’  (−8O2F )参考例 
6 参考例5と同様に゛して、参考例4で得られた CF20CFCF20CFCF 量 FSO2CF2CF20CF 0F200FCF    II CF50 をカリウム塩に変換した。
(イ)  I R1690eys   (−CO2K)
I A 70crn−’  (−802F )参考例 
7 攪拌機、温度計、−20℃の温度の還流コンデンサー及
び滴下ロートを取り付けた三ツロフラスコに乾燥テトラ
グライム100−と無水KF12.0.9を入れた。反
応器を0℃に冷却し、 82.2.9を20分間で滴下した後、室温に昇温し、
30分間攪拌しアルコキシドを十分に生成させた。
分かけて滴下したのち、18時間攪拌を続けた。
反応器のコンデンサーをはずし、蒸留装置を取り付け、
蒸留により沸点91℃/ 7 vaHlの留分を91.
5.9得た。該留分の化合物の構造は、IR,19F−
NMR,H−NMR,元素分析、MSにより CF20C’H3 であることが確認された。
(イ) I R: 2890 、2990crR−’ 
 (−CH3)1885副−’  r−COF) 1795cIn’  (−CO2Me )(ロ)   
19F−NMR (a)   116.8 ppm (b)   12 t2 ppm (c)   12五2 ppTII (d)   770 、85.3ppm(8)1216
ppm (f)  −24,7ppIn (g)   87.2 、90.5ppmにS)   
H−NMR 3,71ppm  (−CF20C’3 )(ニ)元素
分析値: C1oH6F+ 205計算値 C’ : 
27.66% H:1.40%F:52.52% O:
18.、!12%実測値 C: 27.91% H:1
.33%F:52.66% ○:18.10% 6k>  MS M/e  415 CF20CH3 M/e  159 00FC’F 0F20C’H。
参考例 8 攪拌機、滴下ロート、還流コンデンサーを取り付けた3
00d三ツロフラスコにSbF’5&5Fとクライトッ
クスAZ(商品名二デュポン社g)so、ogを入れた
のち反応器を5℃に冷却し、参考例7で得られた CF20CH5 877,9を30分かけて滴下した。滴下終了後、徐々
に昇温し、100℃で4時間攪拌したのち、反応器より
直接蒸留し、沸点94℃/30■Hgの留分を512I
!得た。該留分の化合物の構造はI R、19F −N
MR、jH−NMR,元素分析、MSにより ○ であることを確認した。
(イ)    工 R:IB90cfn−”    (
−COF)1790crn(−CO2Me ) 0口)   ”F−NMR ○ (a)     116.8  ppm(b)    
 121.0  ppm(c)123.0  ppm (a)80.6ppm (e)     116.8  ppm(f)、(g)
    217  ppmに−)  1H−NMB 3・97T)1)m (ニ)元素分析:C9H5F110s 計算値 C:2701% H:[]、76%F:52.
23% 0:19.99% 実測値 C: 27.26% H:CJ−69%F:5
2.21% O:19.84% C−1)  Ms  M/e  341M/e  25
9 CH30CCF2CF2CF2cF2e■ M/e47  ■CF 参考例 9 200111gガラス製オートクレーブに乾燥テトラグ
ライム5−2無水K F 0.3.9及び参考例8で得
られた 46.5.!i’を入れた。オートクレーブを一5℃に
冷却し一攪拌しながらHFPO42,5,9を3時間か
けて導入した。攪拌を中止すると2層にわかれた。下層
を取り出し蒸留し、沸点83°C/ 2 m Hyの留
分を55.1.9得た。該留分の化合物の構造は、工R
、19F−NMR。
+H−NMR、元素分析、MSにより原料にHFPOが
2個付加した CF50 CH30CCF2CF2CF2CF20CFCF30 であることが確認された。
(イ)IR(第6図にチャートを示した。)2B90.
2990crn(CR2) 1890m−’  (−COF ) 1795z−’  (−CO2CH5)(ロ)    
F−NMR (a)11 (S、8  ppm (b)     12 tOppm (。)     122.1  ppm(d)    
 77.0 、84.5 ppm(e)     I 
A 2.3  ppm(f) 、 (j)    78
.8  ppm(g)、(k)   127.3,12
8.5ppm(h)、(4811ppm (1)、←)   −26,0ppm (/−)  IH−NMR 3,93ppm (ニ)元素分析値: C15H3F2307計算値 C
:2L60% H:0.41%F : 59.68% 
O:15.30%実測値 C:24.55% H:0.
、!19%F:59.39% O:15.57% 詠)  MS M/e  569 参考例 10 参考例9で得られた化合物を用いて参考例5と同様に反
応を行ない CH30CCF2CF2CF2CF20CF醤 を得た。
(イ)   IR1790m’    (−CO2Me
  )1685cr++−’  (−CO2に、 )実
施例 1 攪拌機及び蒸留装置を取り付けた100111g三ツロ
フラスコに、希釈剤としてフオンブリンYR(商品名:
旭硝子■製)90.0.9及び参考例5で得られた CF、 0 を66.01!を入れた。反応器内を3 w HJil
に減圧し、200℃で1時間攪拌したところ、37、8
 、S+の留出物が得られた。蒸留により精製し、86
〜b 295g得た。該留分の構造はIR,19F−NMR,
元素分析、MSにより であることが確認された。
(イ)  IR(第1図にチャートを示した。)184
5百−’  (−0CF−CF2 )1470c1n”
  (−8O2F )(ロ)19F−NMR(第2図に
チャートを示しω   仮) (a)    −64,4ppm (b)    110.7  ppm (c)     78.0  ppm (d)    141.7  ppm (sL(i)   82.(S  ppm(f)、■ 
 133.9ppm (g)、(ト)  112.2  pT)m(h)、(
41211ppm (−)  元素分析値: C’9F1605S計算値 
C:20.62% F:58.00%0:15.26%
 S:611% 実測値 C:20.45% F二5B、12%0:15
.45% S:5.98% M/ e  133FSO2CF2■ M/e  97   ■OCF −CF21だ、該反応
において、二成分の副生成物があわせて3.3I生じ、
I R、19F’−NMR,。
IH−NMR、元素分析、MSにより下式に示す構造で
あることがわかった。
CF5 実施例 2 実施例1にお込て。
CF30 (′l!F′30 のかわりに、参考例6で得られた 6 0、0.9を用いた他は実施例1と同様にして蒸留
により93−94℃/10tWIaHgの留分26.6
9が得られた。該留分の構造は、IR。
19F−NMR’、元素分析、MSにより、γ3 であることが確認された。
(イ)  I R,1845crn−1(−00F−C
F2 )1465crn’  (−802F )c口)
   19F−NMR (m)   (n) (&)−114,6ppm (b)    110.8  ppm (c)78.1   ppm (■   142.01)l)m (e)    82.6  ppm (f)142.0  ppm (g)     79.0 1)l)m(ω、(483
,4ppm (i) 、 (→  134.1  ppm(j)、(
n)   113.0  ppm(効、(o)   1
20.7  ppmp−)元素分析値:C12F220
6S計算値 C:20.88% F:60.56%O:
13.91% S:4.65% 実測値 C:21.01% F:60.44%0:14
.13% S:4.42% (ニ)  MS ?F′3 M/θ 313 ■CCF20CFCF20CP−CF
2/ e  183  FSO2CF2CF2eM/e
   97  ■0CF−CF2実施例 6 直径1インチ、長さ30C1nのガラス製反応器にNa
2CO380g  を充填し、乾燥窒素を50d/mi
n  で流し、外部より電熱ヒーターで充填層部を30
0°Cに加熱し乾燥した。
6時間乾燥後、充填層前温度を240°Cに保持しつつ
一参考例3で得られた aへ0 CF200FCF FSO2CF2CF20C”F CF200FCF    II aへ0 50.9を5.!i’/hrで反応器に供給した。管の
底部から出る蒸気をドライアイス−メタノールで冷却さ
れたトラップに保集した。この液体を蒸留したところ、 CF20CF−CF2 FSO2CF2C’F’20CF CF20CF−CF 2 が12.6.9得られた。
実施例 4 実施例1において一希釈剤を用いない他は全て同じ条件
にして反応をおこなったところ−CF20CF−CF2 F802CF2CF20CF CF200F’CF2 が−24,7g得られた。
実施例 5 実施例1において vF30 のかわりに、参考例10で得られた CF、 0 60、0.9を用いた他は実施例1と同様にしてCH3
0CCF2CF2C’F2CT’i’20C’F■ CF200F’−CF2 を21.51i得た。構造は、工R、19F−NMR。
1H−NMR,元素分析、MSにより確認した。
(イ)  IR(第3図にチャートを示した。)2B9
0 、2990crn−1(−CH5)1840cm 
’  (−〇CF−CF2 )1790cn1−’  
(−CO2CH!! )(ロ)   19F−NMR (a)    117.0ppm (b)    121.2ppm (c)    123.2 ppm (d)78.8 ppm (e)    I A 2.2 ppm(f)、(j)
   82.6 、8 !1.3 ppm(gL(k)
  134.0ppm (hL(z)113.6ppm (i)、(m)   123.2 ppm(1)   
iH−NMR 3、92TI)Dln (ニ)元素分析値 cj 3H3F+ 905計算値 
C’:26.01% H:0.50%F: 60.15
% O:1t、33%実測値 C:25.96% H:
0.71%F’:60.33 % O:13.00%実
施例 6 参考例1〜10及び実施例1〜5において詳細に記述し
たのと同様な方法により、第1表に記載したフルオロジ
ビニルエーテル化合物を合成した。なお、第1表には合
成したフルオロジビニルエーテル化合物の赤外吸収スペ
クトルにおける特性吸収値及び元素分析結果も併せて略
記した。
実施例 7 攪拌機、還流コンデンサー及び滴下ロートを取り付けた
100−三ツロフラスコにNaOH4,11、メタノー
ル20−を入れ、室温にて滴下ロートより実施例1で得
られたF’502CF20F’200F’(CF20C
F−CF2)225.5.9を攪拌しながら徐々に滴下
した。滴下終了後、60℃で1時間加熱した。メタノー
ルを減圧下留去して得られた白色の粉体の工Rを測定し
たところ、1465cm−’付近の吸収が消え、11:
1S5cIn’付近に新たに吸収が現われていた。この
ことから、はぼ定量的にスルホン酸フルオライドからス
ルホン酸ナトリウムへの変換が起ていることがわかった
実施例 8 実施例7で得られた Na08O2CF2CF20CF(CF20CF−cF
’2) 2  に過剰の塩酸を加えたのち、エーテルで
抽出した。
抽出液ヲロータリーエパポレーターにかけエーテルを留
去すると H0802CF2C’F20CF(CF20CF−CF
2 ) 2が得られた。
1840cnr ’  (−〇CF−CF2 )実施例
 9 攪拌機及び還流コンデンサーを取り付けた100d三ツ
ロフラスコに、実施例7で得られたNa0802CF2
CF20CF(CF20CF−CFz ) 220.0
.9及び五塩化リン20.0gを入れ強(攪拌しながら
140℃に加熱した。蒸留によって精製した結果 CtSO2CF2CF2oCF(CF20CF−CF2
)2が得られた。構造はI R、19F−NMR、元素
分析により確認した。
(イ)    I  R1B  40cm−’    
(−00F−CF2  )1420cIn−1(5O2
C1) 0口)元素分析値’ cpF1sosscz計算値 C
:1999% F:52.72%0:14.80% S
:5.93% C1:6.56% 実測値 C:19.91% F:52.66%〇二15
.12%S:5.69% C1:6.62% 実施例 10 攪拌機、滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100−三ツロフラスコに、無水エーテル20−2実
施例1で得られたFSo2cF2cF2ocF(cF、
、ocF−CF2)29.5 g及びジエチルアミン1
.6gを加え、30℃で30分間反応した。反応混合液
を水洗したのち、エーテルを留去した。残渣を蒸留して
精製した結果、 (C2Hs )2NSO2CF2CF20CF(CF2
00F−=CF2 ) 2が4.1y得られた。構造は
、IR,19F−NMFt、、iH−NMR、元素分析
により確認した。
(イ)IR1840crn ”    (−〇CF−C
F、、  )(ロ)元素分析値二c11F15o5sN
H1゜計算値 C’:23.87% F:51.51%
0: 14.116% S:5.80%N:2.55%
  H:1.83% 実測値 C:23.81% F:51.33%0:14
.55% S:5.77% N 二 262%    H:  1.92 %実施例
 11 攪拌機、滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100d三ツロフラスコに、硫酸ジメチル30.0.
9.ついで実施例8で得られたHO802CF2CF2
0cF(CF20cF−CF2)28.5gを入れ3時
間反応した結果、 CH30SO2CF2CF20CF(CF200F−C
F2 ) 2が得られた。
元素分析値: C1oF1sO6sH3計算値 c:2
2,40% F二53.15%0:17.90% S:
5.98% H:D、57% 実測値 C:22.18% F:53.22%0:18
.20% S:5.91% H:0.49% 実施例 12 攪拌機−滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100−三ツロフラスコに、インプロピルアルコール
5o−を加え、水冷したのちに実施例9で得られた CtS02CF2CF20CF(CF20CF=cF2
)29.5gを滴下した。滴下終了後、小形エアーポン
プで空気を100〜150 v/minで送り込み、8
0℃で3時間加熱した。反応終了後1反応液を水洗し、
蒸留により C3H70COC’F20CF(CF200F=CF2
)2bZ得うfzた。構造はI R、19F −NM 
R、+H−NMR。
元素分析、MSにより確認した。
(イ)    lR 2900,2950,3000m’(−C5H5)17
80m−”  (−C0C3H5)(ロ)元素分析:C
l2F1305H7計算値 C:30.14% F:5
1.65%0:16.73% H:1.48% 実測値 C:30.19% F:51.38%0:16
.88% )T:1.55% 実施例 13 攪拌機、滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100−三ツロフラスコに、メタノール20 d 、
 NaOH1,5gを入れ、室温にて滴下ロートより実
施例5で得られたCHs 0COCF 2CF2CF 
2 CF 20CF (CF 20CF−CF2 ) 
220、0 gを攪拌しながら滴下した。滴下終了後、
60℃で1時間加熱した。メタノールを減圧下留去した
ところ、白色の粉体が20.dy得られた。この粉体の
IRを測定したところ1790LM’付近の −C0C
3H5の吸収が消失し、新たに1680z”付近に −
CO2N。
に由来する吸収が現われていた。このことから、はぼ定
量的にカルボン酸エステルからカルボン酸ナトリウムへ
の変換が起きていることがわかった。
実施例 14 実施例8と同様にして、実施例13で得られたNa0C
CF2CF2CF2CF20CF(CF20CF−CF
2)2を塩酸により I HOCCF 2 CF 2 CF 2CF 20CF 
(CF 20CF−CF ) 2に変換した。
I R1780rrn”  (−CO2H)1840L
−rn−’  (−00F=CF2 )実施例 15 実施例9において Na08O2CF 2CF20CF (CF20CF−
CF2 )2  の代りに、実施例13で得られた Na0COCF2CF2CF2CF20CF rcF2
0cF−(’!F2 ) 2を用いた他は、実施例9と
同様にして C4CoCF2CF2CF2CF20CF+(CF20
CF−CF2)2を得た。該化合物の構造は−IR,1
9F−NMR,元素分析で確認した。
1840 α−1(−oCF−CF2)実施例 16 攪拌機、滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100d三ヴロフラスコに、乾燥NaF7.5I!、
無水スルホラン20ffl!!を入れた。反応器を10
0℃に加熱しながら実施例15で得られた C4CCFzCF2CF2CF20CF(CF20CF
−CF2)29.5gを30分かけて滴下ロートより滴
下した。
100°Cにて40時間攪拌を続けたのち、蒸留により
生成物を精製した。得られた生成物はI R、19F−
NMR、元素分析によりFCOCF2CF2CF2CF
20CF(CF200F=CF2)2であった。
1840 tyn ’  (−〇CF−CF2 )実施
例 17 攪拌機、滴下ロート、及び還流コンデンサーを取り付け
た100m三ツロフラスコに、無水エーテル30−9実
施例15で得られたC4CCFzCF2CF2CF20
CF(CF20CF−CF2 )212.2.9.ジブ
チA/7ミy 2.911を加え一40℃で20分間加
熱攪拌した。エーテル留去後、精製して得られた化合物
の構造は、IR。
19F−NMR、iH−NMR、元素分析により   
(C4H,)2NC’0CF2C’l’i’2C1’i
’2.cF2ocF(CF、、○t>CF2)であるこ
とが確認された。
C口)元素分析: C2oF+904NH1e計算値 
C:34.44% F : 51.76%0:9.18
%  N:2.01% I(:2.61% 実測値 C:34.31% F=51.79%0:9,
13%  N:198% H:2j9% (’74) 用途例 1 FSO2CF2(J20CF(CF20CF−CF2 
)2を6.5重量部、 C’F2−CFOCF2CF2
0CF−CF28.0重量部及び (C2F5CO2)
2を0.4重量部を混合し、低温で脱気した後、ポリテ
トラフルオごエチレン製の多孔膜(FP−1000住友
電工製)にモノマー混合液を含浸し、ポリテトラフルオ
ロエチレン製のフィルムを剥離材として用いて、巻取重
合方式により、30℃、2日間重合した。重合後、重合
膜を剥離フィルムより取りはずし、NaOH15重量部
、ジメチルスルホキシド35重量部、水553iJi[
jりなる加水分解液に80℃、4時間浸漬することによ
って、スルホン酸ナトリウム型のイオン交換膜とした。
この陽イオン交換膜を用い2室型電解槽(有効面積:5
0i、陽極二酸化ルテニウム被覆チタン電極、陰極:鉄
、膜と陰極の距離=4瓢、膜と陽極は密着、1!解温度
:90℃、電流密度: 30 Al6.d )を使用し
て、陽極室に5N−NaCt水溶液、陰極室に水を供給
し、32%の水酸化ナトリウム水溶液を製造した。その
結果、摺電圧330V、電流効率92%であった。
用途例 2 CH30COCF2CF2CF2CF20CF(CF2
0CF−CF2)210重量部、 CF2−CFo(C
F2)300F−CF2 5重量部及び(c2F5Co
2)20.5 重量部を混合したのち、用途例1と同様
にして、カルボン酸ナトリウム型の陽イオン交換膜を得
た。
この陽イオン交換膜を用−1用途例1と同様に電解評価
したところ、摺電圧3.1 V 、電流効率95%であ
った。
比較用途例 1 用途例1におりて FSO2CF2CF20CF(CF20CF−CF2 
)2  のかわり部用いたほかは、用途例1と同様にし
て陽イオン交換膜を得た。この陽イオン交換膜を用い、
用途例1と同様に電解評価した結果、摺電圧3. OV
 、電流効率55%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例1で得られた化合物の赤外
吸収スペクトル及び+9F−核磁気共鳴スペクトルであ
り、第3図は、実施例5で得られた化合物の赤外吸収ス
ペクトルであり、第4図及び第5図は、参考例3で得ら
れた化合物の赤外吸収スペクトル及び+9F−核磁気共
鳴スペクトルであり、第6図は、参考例9で得られた化
合物の赤外吸収スペクトルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、Xは酸基若しくは容易に酸基に変 換できる基、又はハロゲン原子であり、k は1以上の整数であり、l,m及びnはそ れぞれ独立に0以上の整数である。〕 で示されるフルオロジビニルエーテル化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、Xは酸基若しくは容易に酸基に変 換できる基、又はハロゲン原子であり、k は1以上の整数であり、l,m及びnはそ れぞれ独立に0以上の整数であり、Aはフ ッ素原子又はOA′(但し、A′はアルカリ金属又は炭
    化水素残基である。)で示される 基である。〕 で示されるフルオロジカルボニル化合物を熱分解するこ
    とを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、Xは酸基若しくは容易に酸基に変 換できる基、又はハロゲン原子であり、k は1以上の整数であり、l,m及びnはそ れぞれ独立に0以上の整数である。〕 で示されるフルオロジビニルエーテル化合物の製造方法
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