JPH0131169Y2 - - Google Patents

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JPH0131169Y2
JPH0131169Y2 JP3439485U JP3439485U JPH0131169Y2 JP H0131169 Y2 JPH0131169 Y2 JP H0131169Y2 JP 3439485 U JP3439485 U JP 3439485U JP 3439485 U JP3439485 U JP 3439485U JP H0131169 Y2 JPH0131169 Y2 JP H0131169Y2
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JP
Japan
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thread
sewing machine
sewing
take
main shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、ミシン主軸の回転に調時して縫糸
の取上げを行うためのリンク式天秤を備えたミシ
ンに関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種のミシンにおいては、天秤本体に
設けられた縫糸を保持するための保持部が上下方
向へ往復運動して、縫糸の取上げが行われるよう
になつている。
(考案が解決しようとする問題点〕 ところが、天秤本体の保持部の上下運動ストロ
ークは、糸輪捕捉器にて作られるループの大きさ
に関連して決定され、それを小さくすることがで
きないため、ミシン機枠の高さを低くしてミシン
全体をコンパクト化しようとする際の大きな障害
になつている。
又、従来のミシンでは、天秤本体の保持部がそ
の上下運動範囲のほぼ全域にわたつてミシン機枠
から前方へ露出するようになつているため、その
天秤本体の保持部をカバー等により覆つて安全性
を確保する必要があつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、前記のような問題点に着目してな
されたものであつて、ミシン主軸2とともに回転
する天秤クランク22と、その天秤クランク22
上の位置であつて前記ミシン主軸2の回転中心か
ら偏倚した位置に枢支され、自由端に縫糸Yを保
持する保持部24が形成された天秤本体23と、
前記ミシン主軸2に平行なミシン機枠1上の固定
軸線の周りに回動可能に支持され、自由端が前記
天秤本体23の中間部に回動可能に連結された天
秤支持体25とを備えたミシンにおいて、前記天
秤支持体25を支持する固定軸線を、前記ミシン
主軸2の回転中心より下方でかつその回転中心よ
りミシン前面側に配置し、前記天秤本体23の保
持部24が少なくとも最前方位置に位置する時に
ミシン機枠1から露出するように、ミシン機枠1
の前方上部に前記ミシン主軸2と直交する方向へ
延びる開口7を形成している。
(作用) 従つて、この考案のミシンにおいては、ミシン
主軸2の回転に伴い天秤本体23の保持部24が
前後方向に往復運動されて、縫糸Yの取上げが行
われる。そのために、天秤本体の保持部が上下方
向に往復運動する従来のミシンとは異なり、リン
ク式天秤の関連構成が小型になつて収納スペース
を小さくすることができ、ミシン機枠の高さを低
くしてミシン全体をコンパクト化することができ
るとともに、天秤本体の保持部を覆うための特別
のカバー等を設けなくても、安全性を確保するこ
とができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
さて、この実施例のミシンにおいて、ミシン機
枠1内にはミシン主軸2が回転可能に支持され、
左右方向へ水平に延びている。ミシン機枠1の先
端内部には針棒3が上下動可能に支持され、その
下端には針4が取着されている。ミシン機枠1の
上面前縁には左右方向へ直線状に延びる横方向糸
案内溝5が形成されるとともに、ミシン機枠1の
前面には横方向糸案内溝5の左端に連続して上下
方向に延びる縦方向糸案内溝6が形成され、この
両糸案内溝5,6によつて前記針4に対する糸供
給経路が構成されている。両糸案内溝5,6の連
結部付近に位置するようにミシン機枠1の前方上
部には開口7が形成され、前記ミシン主軸2と直
交するように前後方向へ延びている。
前記横方向糸案内溝5の右端に連続するように
ミシン機枠1の上面前縁には凹所8が形成され、
その凹所8内には縫糸Yを巻装した上糸ボビン9
を挿嵌支持するための糸立て棒10が設けられて
いる。横方向糸案内溝5のほぼ中央に位置するよ
うにミシン機枠1上には糸調子装置11が設けら
れ、その一対の糸調子皿12間への糸挿入部が横
方向糸案内溝5に沿つて左右方向へ直線状に延び
るように配置されている。糸立て棒10と糸調子
装置11との間に位置するようにミシン機枠1の
上面には糸案内体13が設けられ、横方向糸案内
溝5に沿つて移動される縫糸Yに対し弱いテンシ
ヨンを付与するようになつている。
前記開口7内の前端上部に位置するように、ミ
シン機枠1上には線材にて折曲形成してなる糸掛
け体14が取着され、前記横方向糸案内溝5に沿
つて導かれる縫糸Yを上方から挿通掛止すること
ができるとともに、その掛止状態で縫糸Yを開口
7の延長方向と交差して開口7の幅方向に張架し
た後、縦方向糸案内溝6内へ導くようになつてい
る。ミシン機枠1の前面及び針棒3の下端には糸
案内体15,16,17が設けられ、縫糸Yを縦
方向案内溝6に沿つて案内して針4の針孔へと導
くようになつている。
一方、前記ミシン機枠1内には、ミシン主軸2
の回転に調時して縫糸Yの取上げを行うための天
秤装置21が設けられている。すなわち、ミシン
主軸2の左端には天秤クランク22が固定され、
ミシン主軸2と一体回転されるようになつてい
る。天秤クランク22の左側面上の位置であつて
前記ミシン主軸2の回転中心から偏倚した位置に
は天秤本体22が基端にて回動自在に枢支され、
その自由端には縫糸Yを保持する保持部としての
糸保持端部24が設けられている。ミシン機枠1
内には天秤支持体25が支軸26により前記ミシ
ン主軸2に平行な固定軸線の周りで回動可能に支
持され、その自由端においてピン27により天秤
本体23の中間部に回動可能に連結されている。
又、前記天秤クランク22と針棒3との間には針
棒クランク28が設けれら、天秤クランク22の
回転に伴いこの針棒クランク28を介して針棒3
が上下方向へ往復運動されるようになつている。
そして、この実施例においては、第1図から明
らかなように前記天秤支持体25を支持する固定
軸線が、ミシン主軸2の回転中心より下方でかつ
その回転中心よりミシン前面に配置されている。
それにより、前記天秤クランク22の回転に伴い
天秤本体23の糸保持端部24が前後方向へほぼ
水平に往復運動され、第9図に鎖線で示すように
縫糸Yの最大取上げ時に最後方位置に移動される
ようになつている。又、天秤本体23の糸保持端
部24は、第6図に示すように最前方位置の近傍
に移動された時に、前記開口7を通してミシン機
枠1から露出するとともに、前記糸掛け体14に
より糸保持端部24の運動方向と交差する方向に
張架された縫糸Yに近接配置されるようになつて
いる。
第4図に示すように前記糸保持端部24上には
糸保持孔29が形成され、その一部には開放口3
0が設けられている。その開放口30の一側にお
いて糸保持端部24上には案内面31が形成さ
れ、第6図に示すように糸保持端部24の前方運
動時に前記糸掛け体14に張架された縫糸Mに係
合して、その縫糸Yを開放口30から糸保持孔2
9中へ案内するようになつている。糸保持孔29
の開放口30の上方に延出するように糸保持端部
24には延出片32が形成され、糸保持孔29中
の縫糸Yが開放口30から脱落するのを防止する
ようになつている。
第1,3図に示すように前記開口7の近傍にお
いてミシン機枠1内には係止体33が配置され、
前記天秤本体23の糸保持端部24の運動軌跡の
一側において、その運動軌跡に沿う上下方向の所
定領域に延在されている。係止体33の表面には
縫糸Yの係止が可能な多数の細毛34が植設さ
れ、前記糸保持端部24と接触するように配置さ
れている。一方、糸保持端部24の運動平面内に
位置するようにその糸保持端部24の一側には平
坦面35が形成され、糸保持孔29に挿通保持さ
れた縫糸Yを前記多数の細毛34に圧接するよう
になつている。そして、第9図に示すように天秤
本体23の糸保持端部24により取上げられてそ
の糸保持端部24の前方運動に伴い弛緩した縫糸
Yが、前記係止体33上の多数の細毛34により
係止保持されるようになつている。
次に、前記のように構成されたミシンについて
作用を説明する。
さて、このミシンにおいて糸掛けを行う場合に
は、糸立て棒10に挿嵌支持した上糸ボビン9か
ら縫糸Yを引き出して左方に導き、横方向糸案内
溝5の上方からその糸案内溝5内に挿入すると、
この縫糸Yは糸案内体13、糸調子装置11及び
糸掛け体14に挿入されて横方向糸案内溝5内で
横方向に掛け渡される。その後、縫糸Yの端部を
下方に導き、縦方向糸案内溝6の前方からその糸
案内溝6内に挿入して、糸案内体15,16に挿
入掛止するとともに、針棒3上の糸案内体17に
掛止して針4の針孔に挿通すると、第1〜3図か
ら明らかなように、前記糸掛け体14上において
縫糸Yが天秤本体23の糸保持端部24の運動方
向と交差する方向に張架される。
この状態でミシンの運転を開始すると、ミシン
主軸2の回転に伴い天秤クランク22が回転さ
れ、針棒クランク28を介して針棒3が最下点ま
で下降された後に上昇され、図示しない糸輪捕捉
器により上糸ループが捕捉されて前記の掛け渡し
状態にある縫糸Yが緊張される。一方、前記天秤
クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸保持
端部24が第5図、第1図及び第6図に順に示す
ように最後方位置から前方に移動され、その最前
方位置付近において前記糸掛け体14に張架され
た縫糸Yが糸保持端部24上の案内面31に係合
して糸案内孔29中に案内挿入され、延出片32
により脱落防止される。従つて、天秤本体23の
糸保持端部24に対する糸掛けを自動的に行うこ
とができる。
その後、前記天秤クランク22の回転に伴い、
天秤本体23の糸保持端部24が第7図及び第8
図に示すように最前方位置から後方に移動され
て、第9図に鎖線で示すように最後方位置に達す
ると、縫糸Yが最大に取上げられて縫目が形成さ
れる。そして、第9図に実線で示すように糸保持
端部24が最後方位置から前方に移動されると、
その糸保持端部24により取上げられて弛緩した
縫糸Yが係止体33上の多数の細毛34に係止さ
れ、縫糸Yの弛みが吸収される。このように前記
天秤クランク22の回転に伴い天秤本体23の糸
保持端部24が前後方向に往復運動され、その糸
保持端部24の後方運動時に縫糸Yの取上げが行
われるとともに、糸保持端部24の前方運動時に
係止体33上の多数の細毛34により縫糸Yの弛
みが吸収される。
又、この実施例では天秤本体23の糸保持端部
24が、横方向糸案内溝5及び縦方向糸案内溝6
上の糸供給経路に沿うことなく、前後方向に往復
運動されるため、その保持端部24に糸絡みが生
じることは全くない。又、糸保持端部24が前後
方向に往復運動される際、係止体33上の多数の
細毛34が糸保持端部24上の平坦部35との係
合により、自体の弾性に抗して撓曲されるため、
細毛34が著しく摩耗することはない。
さらに、第10図に示すように、天秤本体36
の糸保持端部37が上下動するミシンにおいて
は、糸保持端部37を上下動させるために、天秤
支持体38の支軸39を天秤クランクの上方に配
置しており、このため天秤本体36の上下動域が
上方に位置して、ミシン機枠の高さが高くなり大
型化する。これに対しこの実施例のミシンでは天
秤本体23が前後動するように天秤支持体25の
支軸26を天秤クランク22の前部下方へ配置し
たので、天秤本体23の高さを低くでき、ミシン
機枠の高さを低くできる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案は、ミシン主軸の
回転に伴い天秤本体の保持部が前後方向に往復運
動されて縫糸の取上げが行われるとともに、保持
部が少なくとも最前方位置に移動された時にミシ
ン機枠から露出するようになつているため、天秤
本体の保持部が上下方向に往復運動する従来のミ
シンとは異なり、リンク式天秤の関連構成が小型
になつて収納スペースを小さくすることができ、
ミシン機枠の高さを低くしてミシン全体をコンパ
クト化することができるとともに、天秤本体の保
持部を覆うための特別のカバー等を設けなくて
も、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の具体化したミシンの一実施
例を示す部分縦断面図、第2図はそのミシンの部
分正面図、第3図は同じく部分平面図、第4図は
天秤本体の糸保持端部を拡大して示す部分側面
図、第5図〜第7図は糸保持端部に対する糸掛け
動作を順に示すミシンの部分縦断面図、第8図及
び第9図は糸保持端部による縫糸の取上げ動作及
び係止体上の多数の細毛による縫糸の弛み吸収動
作を示すミシンの部分縦断面図、第10図は従来
のミシンと実施例のミシンとを対比して示す側面
図である。 1……ミシン機枠、2……ミシン主軸、7……
開口、21……天秤装置、22……天秤クラン
ク、23……天秤本体、24……保持部としての
糸保持端部、25……天秤支持体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミシン主軸2とともに回転する天秤クランク2
    2と、その天秤クランク22上の位置であつて前記
    ミシン主軸2の回転中心から偏倚した位置に枢支
    され、自由端に縫糸Yを保持する保持部24が形
    成された天秤本体23と、前記ミシン主軸2に平
    行なミシン機枠1上の固定軸線の周りに回動可能
    に支持され、自由端が前記天秤本体23の中間部
    に回動可能に連結された天秤支持体25とを備え
    たミシンにおいて、 前記天秤支持体25を支持する固定軸線を、前
    記ミシン主軸2の回転中心より下方でかつその回
    転中心よりミシン前面側に配置し、 前記天秤本体23の保持部24が少なくとも最
    前方位置に位置する時にミシン機枠1から露出す
    るように、ミシン機枠1の前方上部に前記ミシン
    主軸2と直交する方向へ延びる開口7を形成した
    ことを特徴とするミシン。
JP3439485U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0131169Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3439485U JPH0131169Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JP3439485U JPH0131169Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JPS61151682U JPS61151682U (ja) 1986-09-19
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JP3439485U Expired JPH0131169Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0525587Y2 (ja) * 1987-03-31 1993-06-28
JPH0440637Y2 (ja) * 1988-01-19 1992-09-24

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JPS61151682U (ja) 1986-09-19

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