JPH0130929Y2 - - Google Patents

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JPH0130929Y2
JPH0130929Y2 JP1981114759U JP11475981U JPH0130929Y2 JP H0130929 Y2 JPH0130929 Y2 JP H0130929Y2 JP 1981114759 U JP1981114759 U JP 1981114759U JP 11475981 U JP11475981 U JP 11475981U JP H0130929 Y2 JPH0130929 Y2 JP H0130929Y2
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chair
armrest
armrests
armrest support
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JP1981114759U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、椅子の左、右の肘掛けの間隔寸法
を、肘幅方向に移動調節できるようにした椅子の
肘掛け装置に関するものである。
従来、事務用椅子の肘掛けは、椅子に一体的に
取付けられているため、第1図に示すように肘掛
けの間隔Xが、机の椅子収納部の開口幅Yより、
大となる場合、椅子の左、右の肘掛けを、机の椅
子収納部に入れることができず、このため、通路
を遮つて歩行の邪魔となつたり、あるいは、椅子
を前記椅子収納部に入れようとするたびに、机の
両袖部に椅子の肘掛けをぶつけて椅子や机の損傷
をきたす虞れがあり、さらに、椅子の左右肘掛け
の間隔寸法は、椅子に坐る人の体型や好みによつ
て、多少調節できた方が実際的であるが、従来の
肘掛けは、椅子に一体的に固定されており、使用
上の不便があつた。
また、机は、通常右側(場合によつては左側)
に引き出しが構成されるが、その場合、椅子の左
右に肘掛けが大きく張り出して固定されている
と、引き出しを出し入れする際に、引き出し側の
肘掛けが非常に邪魔となり、いちいち椅子の向き
を変えたり、椅子を前方あるいは側方に移動させ
たりしなければならないといつた煩わしさがあつ
た。
さらには、コンピユーター、事務用機器、電話
機などを取り扱うオペレーターにとつて片手で素
早く機器を操作することが非常に多くなつてきて
おり、そのときに椅子の肘掛けが上方に大きく突
出していると機器を素早く操作する上でその肘掛
が非常に邪魔となり、腕や肘を肘掛けにぶつけた
りするなどの不都合もあつた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、肘掛け付き椅子
に座る人の体型、職種、机の椅子収納部の開口幅
の大きさ、机の引き出し部の位置などに応じて自
由に使用者側で左右の肘掛けを使い勝手のよい位
置に調節することができ、しかもその調節を特別
な工具を使わずに使用者側で容易に行うことがで
き、さらに位置調節した後は固定箇所が緩まずが
たつかず確実な固定状態を得ることができる椅子
の肘掛け装置を提供することにある。
本考案の椅子の肘掛け装置は、上記目的を達成
するために、椅子座着部の外側方に延在される左
右の肘掛支持部材を、椅子座着部下面の左右端部
に設けた枢軸に、夫々、その枢軸を支点として肘
幅方向に回動自在に軸着し、これら肘掛支持部材
の前記枢軸より内側寄りの部位に、これを貫く状
態で、それぞれグリツプを有する調節ねじのねじ
軸部を進退自在に螺合させると共に、各ねじ軸部
の先端側を前記椅子座着部に対して回動自在にか
つ軸方向移動不能に保持させたものである。
以下、本考案を図面に基づく実施例について具
体的に説明する。
図面の実施例において、1は机で、この机1の
中央には椅子3を収納するための椅子収納部2を
開口形成している。
前記椅子3は、椅子座着部6と、この椅子座着
部6から背面側を上方に立上がる背凭れ部4と、
前記椅子座着部6の下面6aから垂下設した支軸
5と、軸筒7およびキヤスタ8付きの脚体9とか
らなり、この脚体9は軸筒7にて前記支軸5を、
この支軸5の周りに回転自在に軸承させるととも
に、高さ調節ねじ10によつて、椅子座着部6の
高さが調節できるようになつている。
前記椅子座着部6の下面6aの周縁部には、座
枠11が周設されており、この座枠11の左、右
の部分には、第2図で示すごとく、左、右方向に
延びる座受板13が、前記背凭れ部4の支持部材
4aと十文字に交叉させて、ビス14,14にて
それぞれ取付けられる。
15,15は、椅子座着部6の下面6aから肘
幅方向(第2図に示す矢印Z方向)を左、右外側
方に延在され、かつその途中で起立形成される断
面矩形状のパイプでなる一対の肘掛支持部材であ
つて、これら各肘掛支持部材15の上端部にて、
椅子3の肘掛け19,19を支承している。
前記肘掛支持部材15,15は、椅子3の座受
板13の下面13aにビス14′にて突設固着さ
れたブラケツト12に一体的に取付けられた枢軸
16によつて軸着されており、かつこの枢軸16
を支点として肘幅方向に対して回動自在に支えら
れている。
椅子座着部下面6aの前記枢軸16より内側寄
りの個所には回動調整手段17が設けられてお
り、この回動調整手段17は肘掛支持部材15の
前記枢軸16より内側寄り部分をほゞ上下方向に
移動させて、当該肘掛支持部材15の上端部すな
わち肘掛け19を肘幅方向に回動調整せしめる役
目をする。
前記回動調整手段17は、肘掛支持部材15の
水平部15aに溶着したナツト18に前記肘掛支
持部材15を遊貫する調節ねじ20を進退自在に
螺合せしめている。そして、調節ねじ20は頭部
にグリツプ20aを有するとともにねじ軸部20
bの先端側にこのねじ軸部20bよりやゝ細径の
円柱部20cが連設されている。前記円柱部20
cは前記椅子座着部下面6aにビス21,21に
て止着されたブラケツト22の中央部に穿設した
透孔22a内に遊嵌貫通されるとともに、更にこ
の円柱部20cに抜け止め用リング23を挿嵌し
てノツクピン24で固定せしめ、これにより調節
ねじ20を軸廻りの回転は自由自在であるが、軸
方向には軸方向移動不能に保持してある。
しかして、第3図において、調節ねじ20のグ
リツプ20aを廻すことによつて、ナツト18は
調節ねじ20上を螺動し、これによつて肘掛支持
部材15は、枢軸16を中心として矢印Pまたは
P′方向に揺動し、換言すれば、肘掛け19は矢印
QまたはQ′にて示す方向に左右に適当量移動さ
せることができる。また、椅子3の反対側の肘掛
け19についても、前記したのと同様にして左右
の移動量を調節することができ、所望の左、右肘
掛け19,19の肘幅間隔を保つことができる。
なお、本考案における椅子3の肘掛け装置は、
肘掛支持部材15の枢軸16より内側寄り部分を
移動させて行なうから、枢軸16から肘掛け19
までの距離l1に対して、枢軸16から回転調整手
段17までの距離l2を小さく定めることによつ
て、肘掛け19の実際の回動量のl2/l1だけ調節ね じ20のグリツプ20aによつて、肘掛支持部材
15を回動させればよいから極めて容易に肘掛け
19,19間の幅を所望の値に調節することがで
きる利点がある。
以上のごとく、本考案における椅子の肘掛け装
置は、左右の調節ねじのグリツプを握つて調節ね
じのねじ軸部を螺動させることにより、左右の肘
掛支持部材の間隔幅を自由に設定することができ
る。このため、幾種ものタイプの机、椅子に対し
ても、常に椅子の左、右肘掛けの間隔を、机の椅
子収納部の開口幅より小さくならしめることがで
きて、椅子を机の椅子収納部に整然と収納し得る
こととなり、したがつて、椅子が通路を遮つて歩
行の邪魔になつたり、あるいは、椅子を前記椅子
収納部に入れようとするたびに、机の両袖部に椅
子の肘掛けをぶつけて椅子や机の損傷をきたすの
を、未然に防止するとともに、椅子の左右肘掛け
の間隔寸法を、椅子に坐る人の体型や好みにも対
応しうるよう調節でき、坐り心地のよい椅子とな
しうる。
しかも、本考案の椅子の肘掛け装置の場合、左
右の調節ねじを各々回転操作すれば、左右の肘掛
支持部材を各々独立して所望の位置に調節するこ
とができる。このため、肘掛け付き椅子に座る人
の職種あるいは机の引き出し部の位置との関係で
片方の肘掛けが非常に邪魔となる場合は、その片
方の肘掛けのみを内方あるいは外方に適宜位置調
節してやることで、非常に使い勝手よく肘掛け付
き椅子を使用することができる。
このように、本考案の椅子の肘掛け装置は、肘
掛け付き椅子に座る人の体型、職種、机の椅子収
納部の開口幅の大きさ、机の引き出し部の位置な
どに応じて自由に左右の肘掛けを各々位置調節で
きるものである。
しかも、上記位置調節は、左右の調節ねじのグ
リツプを握つて回転操作すればよいだけのことで
あるから、何ら特別な工具を使わずに上記位置調
節を行うことができ、このため使用者側でも容易
にこれを実施することができる。一方、肘掛支持
部材を位置調節した後は、この部材をがたつかせ
ることなく又緩ませることなく確実な固定状態に
確保することができる。すなわち左右の肘掛支持
部材は、それぞれ椅子座着部下面の左右端部に設
けた枢軸に、その枢軸を支点として肘幅方向に回
動自在に軸着されているから、例えば片方の肘掛
支持部材に大きな負荷(例えば肘掛けへの寄り掛
りにより椅子に座つた人の体重がもろに加えられ
るような負荷)が作用されても、肘掛支持部材を
回動させるようとする方向の力を除いて、前記枢
軸に受止められる。また、枢軸を支点として肘掛
支持部材を肘幅方向に回動させようとする力は、
肘掛支持部材の前記枢支軸より内側寄りの部位に
螺合させた調節ねじによつて、確実に受止められ
る。この場合、肘掛支持部材の回動の阻止は、調
節ねじのねじ軸部のほぼ軸方向、つまり互いに螺
合したねじ部の対向面方向で行われるから、ねじ
軸部の周方向、つまりねじ軸部の螺旋方向で行わ
れるものと比べて、螺合状態が緩まずまた肘掛支
持部材のガタツキもほとんどない。
従つて、本考案は、肘掛支持部材に大きな負荷
が加えられても、肘掛支持部材の固定箇所ががた
つかずまた緩むこともなく、確実な固定状態を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すもので、第
1図は本考案装置を備える椅子全体の正面図、第
2図は第1図の矢印−方向から見た下面図、
第3図は一部断面にて示した半截正面図である。 6a……椅子座着部下面、15……肘掛支持部
材、16……枢軸、20……調節ねじ、20a…
…グリツプ、20b……ねじ軸部、Z,Z′……肘
幅方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 椅子座着部の外側方に延在させる左右の肘掛支
    持部材を、椅子座着部下面の左右端部に設けた枢
    軸に、夫々、その枢軸を支点として肘幅方向に回
    動自在に軸着し、これら肘掛支持部材の前記枢軸
    より内側寄りの部位に、これを貫く状態で、それ
    ぞれグリツプを有する調節ねじのねじ軸部を進退
    自在に螺合させると共に、各ねじ軸部の先端側を
    前記椅子座着部に対して回動自在にかつ軸方向移
    動不能に保持させたことを特徴とする椅子の肘掛
    け装置。
JP11475981U 1981-07-31 1981-07-31 椅子の肘掛け装置 Granted JPS5819668U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11475981U JPS5819668U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 椅子の肘掛け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11475981U JPS5819668U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 椅子の肘掛け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5819668U JPS5819668U (ja) 1983-02-07
JPH0130929Y2 true JPH0130929Y2 (ja) 1989-09-21

Family

ID=29909031

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11475981U Granted JPS5819668U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 椅子の肘掛け装置

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JP (1) JPS5819668U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937862U (ja) * 1973-05-11 1974-04-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937862U (ja) * 1973-05-11 1974-04-03

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Publication number Publication date
JPS5819668U (ja) 1983-02-07

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