JPH01307544A

JPH01307544A - 歯付きベルト

Info

Publication number: JPH01307544A
Application number: JP13879288A
Authority: JP
Inventors: Yasuyuki Morita; 泰之森田; Takeshi Masaki; 健正木; Koichi Kawada; 耕一河田; Michiyo Kimatsuka; 木間塚　道代
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-06-06
Filing date: 1988-06-06
Publication date: 1989-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、精密機械の駆動、マイクロロボットの駆動等
に利用する歯付きベルトに関するものである。

従来の技術従来、この種の歯付きベルトは、第６図に示すようにベ
ルト状部５１と歯５２が合成樹脂、若しくはゴムにより
成形され、歯５２の内方において、ベルト状部５１の幅
方向に金属ワイヤ、高分子繊維等のベルト強度を維持し
得る材料からな慝線材５３が複数条並列状態で埋入され
て−する。この歯付きベルトを製造するには、第７図に
示すように製造するのに必要な歯数に対応した歯数な有
する円筒歯車状の内型６１の外周に断面が一定の線材５
３を巻く。

次にこの線材５３を巻〜また内温６１に有底で円筒状の
外型６２を同軸上で固定する。次に内型６１と外型６２
の間に上方から合成樹脂、若しくはゴムを注入して成形
することにより、歯付き広幅ベルトを形成することがで
きる。そして、この歯付き広幅ベルト内型６１と外型６
２から外し、必要な幅に切断していた。

発明が解決しようとする課題しかしながら、上記従来の歯付きベルトでは、ベルト強
度を維持し得る材料からなる線材５３が歯５２の部分を
構成しておらず、歯５２の部分はこれら線材５３の周囲
に合成樹脂、若しくはゴムによる成形により形成されて
いた。このため、歯５２に金型特有の偏心、ピッチの周
期性が転写され、歯付きベルト１回転毎の周期性及びピ
ッチムラによる回転ムラを発生し、精密伝達系への採用
ができなかった。また、成形ムラによる歯面の気孔、歯
欠けが生じ、ピッチ精度や強度に劣るなどの課題があっ
た。

本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するもの
であシ、歯のピッチを高精度に形成することができ、ま
た、歯の強度を向上させることができ、また、歯を微小
ピッチに形成することができ、精密伝達機構に用いるの
に適する歯付きベルトを提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段本発明は、上記目的を達成するため、ベルト強度を維持
し得る材料からなり、歯を一部ピッチで有する線材が所
定の歯数毎にスパイラル状で複数列に連結されてループ
状に形成されたものである。

作用本発明は、上記構成により次のような作用を有する。

すなわち、予め歯を一部ピッチに形成したベルト強度を
維持し得る線材を用いて所定の歯数毎にスパイラル状で
複数列に連結しているので、歯のピッチが正確であり、
線材に加工された歯のピッチに加工誤差があっても、複
数列に束ねるので、平均化され、誤差が極めて少なくな
る。また、歯自身をベルト強度を維持し得る線材によシ
形成するので、歯の強度が犬であり、歯を微小ピッチに
形成することができる。

実施例以下、本発明の実施例について説明する。

まず、本発明の第１の実施例について説明する。

第１図は（ａ）、　　（ｂ）は本発明の第１の実施例に
おける歯付きベルトを示し、同図（ａ）は全体斜視図、
同図（ｂ）は線材の一部拡大斜視図である。

第１図（ｂ）に示すように金属、合成樹脂等のベルト強
度を維持し得る材料からなる線材１は断面矩形で、予め
一部ピッチで歯２が加工されている。この長い線材１が
第１図（ａ）に示すように所定の歯数毎にスパイラル状
に複数列に並べられ、各列の隣接の歯２が一直線状に並
列され、隣接の線材１同士が溶接、はんだ付け、接着等
により連結されてループ状に形成され、所定の幅を有す
る歯付きベルトが構成されている。

なお、歯付き広幅ベルトを製作しておき、必要な幅にス
ライスしてもよい。

次に本発明の第２の実施例について説明する。

第２図（ａ）、　　（ｂ）は本発明の第２の実施例を示
し、同図（ａ）は要部の拡大斜視図、同図（ｂ）は線材
の一部拡大斜視図である。

本実施例においては、第２図（ｂ）に示すように線材１
の各歯２の背面付近に歯幅方向で溝３が形成されて可撓
性が高められるようになっている。

そして、第２図（ｂ）に示すように集光レンズ４により
レーザ光５が溝３の方向６に沿って走査され、線材１が
複数列にレーザ溶接されたものであり、その他の構成は
上記第１の実施例と同様である。

次に本発明の第３の実施例について説明する。

第３図は本発明の第３の実施例を示す要部の拡大図であ
る。

本実施例においては、第３図に示すように線材１の各歯
２の背面付近に歯幅方向で底部側の広がる溝３が形成さ
れ、線材１が複数列に並列された状態で隣接する溝３に
連結棒７が圧入、接着、成形等により取り付けられたも
のであシ、その他の構成は上記第１の実施例と同様であ
る。

次に本発明の第４の実施例について説明する。

第４図は本発明の第４の実施例を示し、線材の一部拡大
斜視図である。

本実施例においては、第４図に示すように線材１の各歯
２の先端部と背面との中央部附近に歯幅方向で連結用の
穴８が形成され、線材１が複数列に並列された状態で連
結用の穴８に連結棒（図示省略）が圧入、接着、成形等
により取り付けられるものであり、その他の構成は上記
第１の実施例と同様である。

次に本発明の第５の実施例について説明する。

第５図は本発明の第５の実施例を示し、要部の拡大斜視
図である。

本実施例においては、第５図に示すように断面非矩形の
線材１により形成されたものであシ、上記第４の実施例
と同様の連結用穴８を利用して連結棒９により連結され
たものであり、その他の構成は上記第１の実施例と同様
である。本実施例においても上記第２、第３実施例のよ
うに背面側に溝３を形成し、またはこの溝３を利用して
連結棒７により連結することもできる。

発明の効果以上述べたように本発明によれば、予め歯を一部ピッチ
に形成したベルト強度を維持し得る線材を用いて所定の
歯数毎にスパイラル状で複数列に連結しているので、歯
のピッチが正確であシ、線材に加工された歯のピッチに
加工誤差があっても、複数列に束ねるので、平均化され
、誤差が極めて少なくなり、歯のピッチを高精度に形成
することができる。また、歯自身がベルト強度を維持し
得る線材により形成するので、歯の強度が大であシ、歯
を微小ピッチに形成することができる。したがって、特
に精密伝達機構に用いるのに適する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　　（ｂ）は本発明の第１の実施例にお
ける歯付きベルトを示し、同図（ａ）は全体斜視図、同
図（ｂ）は線材の一部拡大斜視図、第２図（ａ）、　　
（ｂ）は本発明の第２の実施例を示し、同図（ａ）は要
部の拡大斜視図、同図（ｂ）は線材の一部拡大斜視図、
第３図は本発明の第３の実施例を示す要部の拡大図、第
４図は本発明の第４の実施例を示し、線材の一部拡大斜
視図、第５図は本発明の第５の実施例を示し、要部の拡
大斜視図、第６図は従来の歯付きベルトを示す一部斜視
図、第７図は従来の歯付きベルトの製造法の説明用斜視
図である。１・・・線材、２・・・歯、３・・・溝、７・・・連結
棒、８・・・穴、９・・・連結棒。代理人の成端　弁理士　中　尾　敏　男ほか１名第１図ＣＯ）式　３　ロ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ベルト強度を維持し得る材料からなり、歯を一定
ピッチで有する線材が所定の歯数毎にスパイラル状で複
数列に連結されてループ状に形成された歯付きベルト。
（２）歯の背面附近に歯幅方向の溝を有する請求項１記
載の歯付きベルト。
（３）溝を利用して線材が複数列に連結された請求項２
記載の歯付きベルト。
（４）歯の先端部と背面との中央部附近に歯幅方向に連
結用の穴を有する請求項１記載の歯付きベルト。