JPH01304938A - 熱収縮性多層フィルム - Google Patents
熱収縮性多層フィルムInfo
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- JPH01304938A JPH01304938A JP63135422A JP13542288A JPH01304938A JP H01304938 A JPH01304938 A JP H01304938A JP 63135422 A JP63135422 A JP 63135422A JP 13542288 A JP13542288 A JP 13542288A JP H01304938 A JPH01304938 A JP H01304938A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は収縮包装材料に関し、より詳細には厚みムラが
小さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が共
に優れたポリエチレン系熱収縮性多層フィルムに関する
ものである。
小さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が共
に優れたポリエチレン系熱収縮性多層フィルムに関する
ものである。
(従来の技術)
従来、熱収縮性フィルムとしては、ポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン系等の延伸フィルムなどが
知られている。
リプロピレン、ポリエチレン系等の延伸フィルムなどが
知られている。
この内ポリエチレン系熱収縮性フィルムは、ヒートシー
ル性を有し低価格である等の点から実用されており、特
に近年エチレンとα−オレフィンとの線状低密度共重合
体(以下単に線状低密度ポリエチレンと略す。)を用い
たポリエチレン系熱収縮性フィルムは、その耐衝撃性、
ヒートシール強度などにおいて優れている点で注目され
、多くの分野での利用が期待されている。
ル性を有し低価格である等の点から実用されており、特
に近年エチレンとα−オレフィンとの線状低密度共重合
体(以下単に線状低密度ポリエチレンと略す。)を用い
たポリエチレン系熱収縮性フィルムは、その耐衝撃性、
ヒートシール強度などにおいて優れている点で注目され
、多くの分野での利用が期待されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、従来知られているチューブラ−二軸延伸
法(特公昭57−36142号公報)により線状低密度
ポリエチレンの熱収縮性フィルムを製造すると、延伸チ
ューブの安定性、延伸の均一性が必ずしも満足ゆくもの
でなく、厚みムラが大きい欠点を持つと共に、延伸配向
効果が十分に成り難くこの為低温での収縮特性にも難を
残していた。
法(特公昭57−36142号公報)により線状低密度
ポリエチレンの熱収縮性フィルムを製造すると、延伸チ
ューブの安定性、延伸の均一性が必ずしも満足ゆくもの
でなく、厚みムラが大きい欠点を持つと共に、延伸配向
効果が十分に成り難くこの為低温での収縮特性にも難を
残していた。
このような問題点を解消するものとして、本発明者らは
特定のエチレン−α−オレフィン共重合体を主とする熱
収縮性フィルムを先に提案している(特開昭62−20
1229号公報)。この提案の方法を実施することによ
り厚みムラは小さくなり低温における熱収縮性は改善さ
れるが耐ブロッキング性は必ずしも十分満足しろるもの
ではなく、耐ブロッキング性を満足させようとすると透
明性が低下するという問題点があった。従って厚みムラ
が小さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が
共に優れたものが望まれていた。
特定のエチレン−α−オレフィン共重合体を主とする熱
収縮性フィルムを先に提案している(特開昭62−20
1229号公報)。この提案の方法を実施することによ
り厚みムラは小さくなり低温における熱収縮性は改善さ
れるが耐ブロッキング性は必ずしも十分満足しろるもの
ではなく、耐ブロッキング性を満足させようとすると透
明性が低下するという問題点があった。従って厚みムラ
が小さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が
共に優れたものが望まれていた。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは上記従来の問題点を解消し、厚みムラが小
さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が共に
優れたポリエチレン系熱収縮性フィルムを提供するため
に鋭意検討した結果、特定のエチレンとα−オレフィン
線状共重合体を使用し、特定の層構成比に設定して共押
出しすることにより初めて、本発明の目的を達成しうろ
ことを見い出し本発明に到達したものである。
さく且つ低温収縮性、透明性、耐ブロッキング性が共に
優れたポリエチレン系熱収縮性フィルムを提供するため
に鋭意検討した結果、特定のエチレンとα−オレフィン
線状共重合体を使用し、特定の層構成比に設定して共押
出しすることにより初めて、本発明の目的を達成しうろ
ことを見い出し本発明に到達したものである。
即ち、本発明は中間層が密度0.870〜0.915g
/cm3、メルトインデックス0.1〜3.0 g/1
0分のエチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(A
)、内外層が密度0.915〜0.930 g/cn+
3、メルトインデックス0.2〜3.0 g/10分の
エチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(B)より
なり、全層に対する中間層の比が30%以上、内外層の
厚みが少くとも各々0.5μ以上、厚みムラが20%以
下であり、90’Cにおける面積収縮率が20%以上で
あることを特徴とする二軸延伸したポリエチレン系熱収
縮性多層フィルムに関する。
/cm3、メルトインデックス0.1〜3.0 g/1
0分のエチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(A
)、内外層が密度0.915〜0.930 g/cn+
3、メルトインデックス0.2〜3.0 g/10分の
エチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(B)より
なり、全層に対する中間層の比が30%以上、内外層の
厚みが少くとも各々0.5μ以上、厚みムラが20%以
下であり、90’Cにおける面積収縮率が20%以上で
あることを特徴とする二軸延伸したポリエチレン系熱収
縮性多層フィルムに関する。
本発明の中間層に使用されるエチレンとα−オレフィン
との線状共重合体(A)は密度0.870〜0.915
g/cI13、メルトインデックス0.1〜3.0 g
/10分の特性値を有するものが用いられ、より好まし
くは密度0.890〜0.915g/cm+3、メルト
インデックス0.2〜2.0 g/10分の特性値を有
するものが用いられる。
との線状共重合体(A)は密度0.870〜0.915
g/cI13、メルトインデックス0.1〜3.0 g
/10分の特性値を有するものが用いられ、より好まし
くは密度0.890〜0.915g/cm+3、メルト
インデックス0.2〜2.0 g/10分の特性値を有
するものが用いられる。
密度が0.870g/cm+3未満では引張強度が低く
なるため好ましくなく、密度が0.9153/cm3を
超えると低温収縮性が小さくなるため好ましくない。
なるため好ましくなく、密度が0.9153/cm3を
超えると低温収縮性が小さくなるため好ましくない。
メルトインデックス0.13110分未満では溶融押出
時のモーター負荷の増大が著しく、加工性が悪くなるの
で実用性が乏しく、3.0 g/10分を超えると延伸
安定性の点で好ましくない。
時のモーター負荷の増大が著しく、加工性が悪くなるの
で実用性が乏しく、3.0 g/10分を超えると延伸
安定性の点で好ましくない。
また、上記のエチレンとα−オレフィンとの共重合体(
A)は、1種単独であるか2種以上の混合物であること
ができる。上記(A)においてエチレンと共重合される
α−オレフィンとしては特に限定されるものではなく、
炭素数が4〜12のもの、例えばブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1,4−メチルペンテ
ン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等
があげられるが、炭素数4〜8のα−オレフィンがより
好ましい。
A)は、1種単独であるか2種以上の混合物であること
ができる。上記(A)においてエチレンと共重合される
α−オレフィンとしては特に限定されるものではなく、
炭素数が4〜12のもの、例えばブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1,4−メチルペンテ
ン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等
があげられるが、炭素数4〜8のα−オレフィンがより
好ましい。
内外層に使用されるエチレンとα−オレフィンとの線状
共重合体(B)は密度0.915〜0.9303/cm
3、メルトインデックス0.2〜3.0 g/10分の
特性値を有するものが用いられ、より好ましくは密度が
0.915〜0.9253/am3、メルトインデック
スが0.2〜2.0 g/10分の特性値を有するもの
が用いられる。
共重合体(B)は密度0.915〜0.9303/cm
3、メルトインデックス0.2〜3.0 g/10分の
特性値を有するものが用いられ、より好ましくは密度が
0.915〜0.9253/am3、メルトインデック
スが0.2〜2.0 g/10分の特性値を有するもの
が用いられる。
密度が0.9153/cm3未満では耐ブロッキング性
の点で好ましくなく、密度が0.9303/cm3を超
えると低温収縮性の点で好ましくない。
の点で好ましくなく、密度が0.9303/cm3を超
えると低温収縮性の点で好ましくない。
メルトインデックスが0.23110分未満では加工性
の低下及びフィルム表面の粗面化による透明性の低下の
点で好ましくなく、3.0 g/10分を超えると延伸
安定性の点で好ましくない。
の低下及びフィルム表面の粗面化による透明性の低下の
点で好ましくなく、3.0 g/10分を超えると延伸
安定性の点で好ましくない。
エチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(B)は1
種単独であるか、2種以上の混合物であることができる
。エチレンと共重合されるα−オレフィンとしては特に
限定されるものではなく、炭素数が4〜12のもの、例
えばブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテ
ン−1、オクテン−1,4−メチルペンテン−1、デセ
ン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等が挙げられる
が、炭素数4〜8のα−オレフィンがより好ましい。
種単独であるか、2種以上の混合物であることができる
。エチレンと共重合されるα−オレフィンとしては特に
限定されるものではなく、炭素数が4〜12のもの、例
えばブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテ
ン−1、オクテン−1,4−メチルペンテン−1、デセ
ン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等が挙げられる
が、炭素数4〜8のα−オレフィンがより好ましい。
これらのエチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(
A)及び(B)は、いわゆるチーグラーナツタ型触媒を
使った低中圧法によって容易に得ることが出来、これら
の製造法については特公昭50−32270号公報、特
開昭49−35345号公報、特開昭55−78004
号公報、特開昭55−86804号公報、特開昭54−
154488号公報などに開示される技術によることが
出来る。
A)及び(B)は、いわゆるチーグラーナツタ型触媒を
使った低中圧法によって容易に得ることが出来、これら
の製造法については特公昭50−32270号公報、特
開昭49−35345号公報、特開昭55−78004
号公報、特開昭55−86804号公報、特開昭54−
154488号公報などに開示される技術によることが
出来る。
延伸後のフィルムの全層に対する中間層の比は30%以
上であり、内外層の厚みは少なくとも各々0.5μ以上
であることが必要である。
上であり、内外層の厚みは少なくとも各々0.5μ以上
であることが必要である。
中間層の比が30%未満では延伸フィルムの低温収縮性
が不十分なものとなり、又、内外層の厚みが各々0.5
μ未満では厚みのコントロールが困難となる。
が不十分なものとなり、又、内外層の厚みが各々0.5
μ未満では厚みのコントロールが困難となる。
更に本発明の目的に支障をきたさない範囲であれば、滑
剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤等の添
加剤がそれぞれの有効な作用を具備される目的で適宜使
用されるのは当然である。
剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤等の添
加剤がそれぞれの有効な作用を具備される目的で適宜使
用されるのは当然である。
本発明の熱収縮性多層フィルムは二軸延伸法によって製
造されるが、以下にその一例としてチューブラ一方式の
製造方法の場合について詳しく説明する。
造されるが、以下にその一例としてチューブラ一方式の
製造方法の場合について詳しく説明する。
まず前記のエチレンとα−オレフィンとの線状共重合体
(A)を中間層、エチレンとα−オレフィンとの線状共
重合体(B)を内外層となるように2台の押出機により
溶融混練し三層環状ダイより共押出し、冷却固化して原
反とする。
(A)を中間層、エチレンとα−オレフィンとの線状共
重合体(B)を内外層となるように2台の押出機により
溶融混練し三層環状ダイより共押出し、冷却固化して原
反とする。
得られたチューブ状未延伸原反を例えば第1図で示すよ
うなチューブラ−延伸装置に供給し、有効な高度の配向
が起きる温度域でチューブ内部にガス圧を適用して縦横
各々2倍以上、好ましくは2゜5倍以上膨張延伸して同
時二軸配向を行なわしめる。延伸装置から取り出したフ
ィルムは必要に応じてアニーリングすることが出来る。
うなチューブラ−延伸装置に供給し、有効な高度の配向
が起きる温度域でチューブ内部にガス圧を適用して縦横
各々2倍以上、好ましくは2゜5倍以上膨張延伸して同
時二軸配向を行なわしめる。延伸装置から取り出したフ
ィルムは必要に応じてアニーリングすることが出来る。
(実施例)
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、本実施例中に示した諸測定は以下の方法によった。
l)厚みムラ
接触型電子マイクロメーター(安立電気(株)製に30
6C型)を使用し、フルスケール8μmで測定したチュ
ーブ円周方向のチャートについて最大値(Tmax)、
最小値(Tmin)及び平均値(T)を求め、次式より
算出した。
6C型)を使用し、フルスケール8μmで測定したチュ
ーブ円周方向のチャートについて最大値(Tmax)、
最小値(Tmin)及び平均値(T)を求め、次式より
算出した。
但し、Tは測定フィルムの10mm間隔に相当するチャ
ート位置から読み取った値の算術平均値である。
ート位置から読み取った値の算術平均値である。
2)透明性(ヘイズ)
JIS−に6714に準拠した積分球式光線透過率測定
装置を用い、散乱光線透過率の平行光線透過率に対する
割合を%で示した。
装置を用い、散乱光線透過率の平行光線透過率に対する
割合を%で示した。
3)面積収縮率
縦横共10cmの正方形に切り取ったフィルムを所定温
度のグリセリン浴中に10秒間浸漬し、次式により算出
した。
度のグリセリン浴中に10秒間浸漬し、次式により算出
した。
面積収縮率=100−AXB
但し、A、Bは浸漬後の縦横それぞれの長さ(単位はc
m)を示す。
m)を示す。
4)耐ブロッキング性
縦60nu++、横50mmjこ切り取ったフィルム試
片8枚をガラス板の上に表面が上面になる様に順次重ね
合わせて載せる。この上にガラス板と鉛製のおもりを載
せて90 g/cn2の荷重となるようにし、そのまま
デシケータ−へ入れる。デシケータ−は40℃に保たれ
るように恒温器中で保温し、24時部間、フィルム試片
を重ねたまま取り出す。
片8枚をガラス板の上に表面が上面になる様に順次重ね
合わせて載せる。この上にガラス板と鉛製のおもりを載
せて90 g/cn2の荷重となるようにし、そのまま
デシケータ−へ入れる。デシケータ−は40℃に保たれ
るように恒温器中で保温し、24時部間、フィルム試片
を重ねたまま取り出す。
フィルム試片の1角を指でつまみ、その対角を指のツメ
の表面で軽くたたく。この操作をフィルム試片の4角そ
れぞれについて行い、耐ブロッキング性の判定を次のよ
うに行った。
の表面で軽くたたく。この操作をフィルム試片の4角そ
れぞれについて行い、耐ブロッキング性の判定を次のよ
うに行った。
O・・・8枚のフィルム試片が容易にはがれる。
△・・・つまんだ指でずりを与えると、はがれる。
×・・・両手で引き離さないとはがれない。
実施例1
密度0.9123/cm3、メルトインデックス1.0
g/lO分の線状低密度ポリエチレン(商品名: Do
wlex4001ダウケミカル製)を中間層、密度0.
9203/Cl113、メルトインデックス2−ogl
to分の線状低密度ポリエチレン(商品名: Ult
zex 202OL三井石油化学製)を内外層となるよ
うに2台の押出機を用いて、200〜250℃で溶融混
練し、250℃に保った3N環状ダイスより下向きに共
押出した。
g/lO分の線状低密度ポリエチレン(商品名: Do
wlex4001ダウケミカル製)を中間層、密度0.
9203/Cl113、メルトインデックス2−ogl
to分の線状低密度ポリエチレン(商品名: Ult
zex 202OL三井石油化学製)を内外層となるよ
うに2台の押出機を用いて、200〜250℃で溶融混
練し、250℃に保った3N環状ダイスより下向きに共
押出した。
この時、内外層と中間層の層比は表1に示す様に設定し
た。3層環状ダイスのスリットの直径は75maitで
、スリットのギャップは、0.8n+*であった。
た。3層環状ダイスのスリットの直径は75maitで
、スリットのギャップは、0.8n+*であった。
共押出しされた溶融チューブ状フィルムをダイス直下に
取付けた外径66n+mで内部に20℃の冷却水を循環
している円筒状マンドレルの外表面を摺動させながら、
外側は水槽を通すことにより水冷して室温に冷却して引
取り、直径約65n+n+、厚み320μのチューブ状
未延伸フィルムを得た。
取付けた外径66n+mで内部に20℃の冷却水を循環
している円筒状マンドレルの外表面を摺動させながら、
外側は水槽を通すことにより水冷して室温に冷却して引
取り、直径約65n+n+、厚み320μのチューブ状
未延伸フィルムを得た。
この未延伸フィルムを原反とし、これを第1図に示した
2軸延伸装置に導き95〜105℃で縦・横それぞれ4
倍に延伸した。延伸されたフィルムは、チューブ状アニ
ーリング装置にて75℃の熱風で10秒間アニーリング
した後、室温に冷却し、折り畳んで巻き取った。延伸チ
ューブの安定性は良好で延伸点の上下動やチューブの揺
動もなく、又、ネッキングなどの不均一延伸状態も観察
されなかった。
2軸延伸装置に導き95〜105℃で縦・横それぞれ4
倍に延伸した。延伸されたフィルムは、チューブ状アニ
ーリング装置にて75℃の熱風で10秒間アニーリング
した後、室温に冷却し、折り畳んで巻き取った。延伸チ
ューブの安定性は良好で延伸点の上下動やチューブの揺
動もなく、又、ネッキングなどの不均一延伸状態も観察
されなかった。
得られた延伸フィルムは、厚み21.5μであり、厚み
ムラは8.7%、90℃における面積収縮率は31.5
%であった。他の物性データと共に表1に示す。
ムラは8.7%、90℃における面積収縮率は31.5
%であった。他の物性データと共に表1に示す。
実施例2
密度0.906 g/cm3、メルトインデックス0.
8g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名: N
uCFLXDFDA−1137、日本ユニカー製)を中
間層、密度0゜920g/cm3、メルトインデックス
1.0g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名:
Dowlex 2045、ダウケミカル製)を内外層
となるようにし、未延伸フィルムの厚みを190μ、延
伸温度90〜100℃、縦・横それぞれ3倍に延伸を行
った他は実施例1と同様な方法、条件で製膜・延伸・ア
ニーリングを行った。延伸点の上下動やチューブの揺動
もなく、延伸チューブの安定性は良好で、又、不均一な
延伸状態も観察されなかった。
8g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名: N
uCFLXDFDA−1137、日本ユニカー製)を中
間層、密度0゜920g/cm3、メルトインデックス
1.0g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名:
Dowlex 2045、ダウケミカル製)を内外層
となるようにし、未延伸フィルムの厚みを190μ、延
伸温度90〜100℃、縦・横それぞれ3倍に延伸を行
った他は実施例1と同様な方法、条件で製膜・延伸・ア
ニーリングを行った。延伸点の上下動やチューブの揺動
もなく、延伸チューブの安定性は良好で、又、不均一な
延伸状態も観察されなかった。
得られた延伸フィルムは厚み20.211であり、厚み
ムラは16.3%、90℃における面積収縮率は22.
6%であった。他の物性データと共に表1に示す。
ムラは16.3%、90℃における面積収縮率は22.
6%であった。他の物性データと共に表1に示す。
実施例3
密度0.890 g/cn+3、メルトインデックス1
.0 g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名:
NUC−FLX DFDA−1210、日本ユニカー
製)を中間層密度0゜9233/cm3、メルトインデ
ックス0.8 g/10分の線状低密度ポリエチレン(
商品名: Neozex 2006H1三井石油化学
製)を内外層となるようにし、実施例1と同様な方法、
条件で製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チュー
ブの安定性は良好で、延伸点の上下動やチューブの揺動
もなく、又、不均一な延伸状態も観察されなかった。
.0 g/10分の線状低密度ポリエチレン(商品名:
NUC−FLX DFDA−1210、日本ユニカー
製)を中間層密度0゜9233/cm3、メルトインデ
ックス0.8 g/10分の線状低密度ポリエチレン(
商品名: Neozex 2006H1三井石油化学
製)を内外層となるようにし、実施例1と同様な方法、
条件で製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チュー
ブの安定性は良好で、延伸点の上下動やチューブの揺動
もなく、又、不均一な延伸状態も観察されなかった。
得られた延伸フィルムは厚み20.4μであり、厚みム
ラは12.6%、90℃における面積収縮率は30.5
%であった。他の物性データと共に表1に示す。
ラは12.6%、90℃における面積収縮率は30.5
%であった。他の物性データと共に表1に示す。
比較例1
実施例3の中間層を実施例1の内外層で用いた線状低密
度ポリエチレンとした他は実施例3と同様な方法、条件
で製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チュー、ブ
の安定性は良好で延伸点の上下動やチューブの揺動はな
かったが、延伸の均一性にやや難があるように観察され
た。
度ポリエチレンとした他は実施例3と同様な方法、条件
で製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チュー、ブ
の安定性は良好で延伸点の上下動やチューブの揺動はな
かったが、延伸の均一性にやや難があるように観察され
た。
得られた延伸フィルムは厚み21.2μであり、厚みム
ラは26.0%と大きく、90℃における面積収縮率は
18.3%と低かった。また、ヘイズも4.3%と実施
例1〜3よりも大きな値となった。他の物性データと共
に表1に示す。
ラは26.0%と大きく、90℃における面積収縮率は
18.3%と低かった。また、ヘイズも4.3%と実施
例1〜3よりも大きな値となった。他の物性データと共
に表1に示す。
比較例2
実施例1の内外層を実施例2の中間層で用いた線状低密
度ポリエチレンとした他は実施例1と同様な方法、条件
て製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チューブの
安定性は、延伸点の上下動やチューブの揺動はほとんど
観察されず、はぼ良好であった。
度ポリエチレンとした他は実施例1と同様な方法、条件
て製膜・延伸・アニーリングを行った。延伸チューブの
安定性は、延伸点の上下動やチューブの揺動はほとんど
観察されず、はぼ良好であった。
得られた延伸フィルムは厚み20.8μであり、厚みム
ラは18.5%、90℃における面積収縮率は28.9
%であった。また、耐ブロッキング性は悪く、判定は×
てあった。他の物性データと共に表1に示す。
ラは18.5%、90℃における面積収縮率は28.9
%であった。また、耐ブロッキング性は悪く、判定は×
てあった。他の物性データと共に表1に示す。
[以下、余白コ
比較例3
密度0.9123/crn3、メルトインデックス3.
33/lO分の線状低密度ポリエチレン(商品名: D
owlex4000、ダウケミカル製)を中間層として
用いた他は実施例1と同様な方法、条件で製膜・延伸・
アニーリングを行った。延伸チューブの安定性は、延伸
点の上下動やチューブの揺動が観察され、良好とはいえ
なかった。
33/lO分の線状低密度ポリエチレン(商品名: D
owlex4000、ダウケミカル製)を中間層として
用いた他は実施例1と同様な方法、条件で製膜・延伸・
アニーリングを行った。延伸チューブの安定性は、延伸
点の上下動やチューブの揺動が観察され、良好とはいえ
なかった。
得られた延伸フィルムは厚み21.2μであり、厚みム
ラは27.3%と大きく、90℃における面積収縮率は
24.6%であった。他の物性データと共に表1に示す
。
ラは27.3%と大きく、90℃における面積収縮率は
24.6%であった。他の物性データと共に表1に示す
。
(作用及び効果)
本発明のポリエチレン系熱収縮性多層フィルムは、各層
の原料として特定の条件を満足するものを用いて構成し
ているため安定な延伸が可能であり、その結果フィルム
の厚みムラを小さくすることができる。しかも特定な原
料を用いた層構成のため、低温収縮性、透明性、耐ブロ
ッキング性も共ここ優れた収縮フィルムを得ることがで
きる。
の原料として特定の条件を満足するものを用いて構成し
ているため安定な延伸が可能であり、その結果フィルム
の厚みムラを小さくすることができる。しかも特定な原
料を用いた層構成のため、低温収縮性、透明性、耐ブロ
ッキング性も共ここ優れた収縮フィルムを得ることがで
きる。
第1図は本発明の実施例に用いた二軸延伸装置の説明用
断面図である。 図中 1・・・未延伸フィルム 2・・・低速ニップロール 3・・・高速ニップロール 4・・・予熱器 5・・・主熱器 6・・・冷却エヤーリング 7・・・折りたたみロール群
断面図である。 図中 1・・・未延伸フィルム 2・・・低速ニップロール 3・・・高速ニップロール 4・・・予熱器 5・・・主熱器 6・・・冷却エヤーリング 7・・・折りたたみロール群
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)中間層が密度0.870〜0.915g/cm^3
、メルトインデックス0.1〜3.0g/10分のエチ
レンとα−オレフィンとの線状共重合体(A)、内外層
が密度0.915〜0.930g/cm^3、メルトイ
ンデックス0.2〜3.0g/10分のエチレンとα−
オレフィンとの線状共重合体(B)からなり、全層に対
する中間層の比が30%以上、内外層の厚みが少くとも
各々0.5μ以上、厚みムラが20%以下であり、90
℃における面積収縮率が20%以上であることを特徴と
する二軸延伸したポリエチレン系熱収縮性多層フィルム
。 2)エチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(A)
が、エチレン−ブテン−1線状共重合体であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリエチレン系熱
収縮性多層フィルム。 3)エチレンとα−オレフィンとの線状共重合体(B)
のα−オレフィンがブテン−1、ペンテン−1、ヘキセ
ン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1の群か
ら選ばれたα−オレフィンであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のポリエチレン系熱収縮性多層フ
ィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135422A JP2688827B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 熱収縮性多層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135422A JP2688827B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 熱収縮性多層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01304938A true JPH01304938A (ja) | 1989-12-08 |
JP2688827B2 JP2688827B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=15151363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63135422A Expired - Lifetime JP2688827B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 熱収縮性多層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2688827B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096119A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Prime Polymer:Kk | 鮮度保持フィルムおよび食品包装容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6422548A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-25 | Okura Industrial Co Ltd | Heat-shrinkable film |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP63135422A patent/JP2688827B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6422548A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-25 | Okura Industrial Co Ltd | Heat-shrinkable film |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096119A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Prime Polymer:Kk | 鮮度保持フィルムおよび食品包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2688827B2 (ja) | 1997-12-10 |
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