JPH01303588A - 携帯記録媒体システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はセキュリティ機能を有するＩＣカードを用いて
所定の情報処理を行う携帯記録媒体システムに関する。

（従来の技術） 従来から持ち運び可能でしかもセキュリティ機能を持っ
たＩＣカードが、例えば金融取引業務等の分野において
用いられている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述したＩＣカードの記憶容量は通常８
ＫＢ程度であり、これでは今日のコンピュータ技術の発
展による情報量の飛躍的伸びから考えると充分でないと
いう問題があった。

また近年、持ち運び可能でしかも　ＩＭＢ程度の大容量
を有する記憶媒体として、レーザ記録媒体を用いたいわ
ゆるレーザカードが知られている。

ところがこのレーザカードはＩＣカードのようなセキュ
リティ機能を備えておらず、金融取引業務等において用
いるカードしては不適当であった。

本発明は上述した従来のＩＣカードにおける課題を解消
すべくなされたもので、ＩＣカードの表面にレーザ記録
媒体を露出して設けることにより、セキュリティ機能を
確保しつつＩＣカードの大容量化を有効に図ることので
きる携帯記録媒体システムの提供を目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の携帯記録媒体システムは上記した目的を達成す
るために、パスワードおよび暗号情報が格納されたＩＣ
メモリを内蔵するＩＣカードの裏面にレーザ記録媒体を
備えてなる携帯記録媒体と、この携帯記録媒体を装着し
てＩＣメモリおよびレーザ記録媒体に対するデータのり
−ド／ライト動作を行うリード／ライト装置とを有し、
外部から入力されたパスワードがＩＣメモリに格納され
たパスワードと一致したときＩＣメモリから暗号情報を
読出し、この暗号情報に基づいて、レーザ記録媒体に書
込むべきデータの暗号化およびレーザ記録媒体から読出
されたデータの解読を行うようにしたものである。

（作　用） 本発明の携帯記録媒体システムでは、ＩＣカードの裏面
にレーザ記録媒体を備え、外部から入力されたパスワー
ドがＩＣメモリに格納されたパスワードと一致したとき
ＩＣメモリから暗号情報を読出し、この暗号情報に基づ
いて、レーザ記録媒体に書込むべきデータの暗号化およ
びレーザ記録媒体から読出されたデータの解読を行うよ
うにしたので、セキュリティ機能を確保しつつＩＣカー
ドの大容量化を有効に図ることができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の携帯記録媒体システムにお
けるＩＣカードの両面を示す図である。

同図に示されるように、このＩＣカード１の一方面には
、ＩＤコードが書込まれた磁気ストライプ２および後述
するリード／ライト装置との接続端子３が設けられてい
る。

またこのＩＣカード１の内部にはセキュリティ機能を実
現するためのパスワードおよび暗号情報であるキーワー
ドが格納されたＩＣメモリ４とマイクロプロセッサ５と
が内蔵されている。

さらにこのＩＣカード１の他方面には、レーザ記録媒体
６が露出して設けられており、このレーザ記録媒体６に
はＩＣメモリ４に記憶されたキーワードに基づいて暗号
化されたデータが書込まれるようになっている。

そしてこのキーワードは、ユーザが入力したパスワード
と、ＩＣメモリ４に記憶されたパスワードとの比較によ
り一致した場合のみＩＣメモリ４からの読出しが許可さ
れるようになっている。

次のこの携帯記録媒体システムにおけるリード／ライト
装置の構成について説明する。

第２図はこのリード／ライト装置の構成を示すブロック
図である。

同図に示されるように、このリード／ライト装置は、こ
の装置全体の制御を行う制御部１１と、この制御部１１
で実行されるプログラム等が格納されたＲＯＭ１２と、
このリード／ライト装置に装管されたＩＣカード１の接
続端子３を介してＩＣメモリ４との間のデータの入出力
動作を行うＩＣＣカード入出郡部１３、装着されたＩＣ
カード１のレーザ記録媒体６に対してデータの入出力動
作を行うレーザカード入出力部１４と、データ入力やパ
スワード人力等の各種の入力操作を行うための人力部１
５と、出力部１６とを備えて構成されている。

次にこの実施例の携帯記録媒体システムにおける動作に
ついて説明する。

まずＩＣカード１をリード／ライト装置のカード挿入口
に挿入してこれを所定の位置にセットする。

次に入力部１５からパスワードを入力する。

これにより制御部１１は、ＩＣＣカード入出郡部１３介
してＩＣメモリ４からパスワードを呼出し、このパスワ
ードと入力部１５から入力されたパスワードとを比較す
る。

比較の結果、各パスワードが一致した場合、次に制御部
１１はＩＣメモリ４からデータ暗号化用のキーワードを
呼出す。

この後、入力部１５からレーザ記録媒体６に書込むべき
データが入力されると、制御部１１はこのデータをキー
ワードに基づいて暗号化し、この暗号データをレーザカ
ード入出力部１４を介してレーザ記録媒体６に書込む。

以上がレーザ記録媒体６にデータを書込む場合の動作で
ある。

またレーザ記録媒体６に記録されたデータの読出しを行
う場合も上述した動作と同様に、まずパスワードの比較
を行い、各パスワードが一致した場合にＩＣメモリ４か
らキーワードを呼出す。

この後、レーザカード人出力部１４を介してレーザ記録
媒体６に記録されたデータが読出されると、制御部１１
はこの読出されたデータを上記したキーワードに基づい
て解読する。

この後、解読されたデータは例えばデイスプレィ等の出
力部１７あるいは所定の記憶装置に出力される。

かくしてこの実施例の携帯記録媒体システムは、ＩＣカ
ード１の一方面にレーザ記録媒体６を露出して設けたの
で、セキュリティ機能を確保しつつＩＣカード１の大容
量化を有効に図ることが可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の携帯記録媒体システムによ
れば、ＩＣカードの裏面にレーザ記録媒体を備え、外部
から人力されたパスワードがＩＣメモリに格納されたパ
スワードと一致したときＩＣメモリから暗号化情報を読
出し、この暗号化情報に基づいて、レーザ記録媒体に書
込むべきデータの暗号化およびレーザ記録媒体から読出
されたデータの解読を行うようにしたので、セキュリテ
ィ機能を確保しつつＩＣカードの大容量化を有効に図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の携帯記録媒体システムにお
けるＩＣカードの構成を説明するための平面図、第２図
は第１図のＩＣカードを装着してリード／ライト動作を
行うリード／ライト装置の構成を説明するためのブロッ
ク図である。 １・・・ＩＣカード、４・・・ＩＣメモリ、６・・・レ
ーザ記録媒体、１１・・・制御部、１２・・・ＲＯＭ、
１３・・・ＩＣカード入出力部、１４・・・レーザカー
ド入出力部。 出願人　　　　　株式会社　東芝 代理人　弁理士　須　山　佐　− 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　パスワードおよび暗号情報が格納されたＩＣメ
   モリを内蔵するＩＣカードの裏面にレーザ記録媒体を備
   えてなる携帯記録媒体と、この携帯記録媒体を装着して
   前記ＩＣメモリおよび前記レーザ記録媒体に対するデー
   タのリード／ライト動作を行うリード／ライト装置とを
   有し、外部から入力されたパスワードが前記ＩＣメモリ
   に格納されたパスワードと一致したとき前記ＩＣメモリ
   から前記暗号情報を読出し、この暗号情報に基づいて、
   前記レーザ記録媒体に書込むべきデータの暗号化および
   前記レーザ記録媒体から読出されたデータの解読を行う
   ようにしたことを特徴とする携帯記録媒体システム。