JPH01299827A - 複合ポリシロキサン樹脂、その製造方法及びそれを含有する被覆/注型封入組成物 - Google Patents

複合ポリシロキサン樹脂、その製造方法及びそれを含有する被覆/注型封入組成物

Info

Publication number
JPH01299827A
JPH01299827A JP1084138A JP8413889A JPH01299827A JP H01299827 A JPH01299827 A JP H01299827A JP 1084138 A JP1084138 A JP 1084138A JP 8413889 A JP8413889 A JP 8413889A JP H01299827 A JPH01299827 A JP H01299827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mtq
polysiloxane
units
silicone
acrylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1084138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2839150B2 (ja
Inventor
Steven T Nakos
スチーブン・テイ・ナコス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel Loctite Corp
Original Assignee
Henkel Loctite Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Henkel Loctite Corp filed Critical Henkel Loctite Corp
Publication of JPH01299827A publication Critical patent/JPH01299827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2839150B2 publication Critical patent/JP2839150B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/42Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
    • C08G77/44Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing only polysiloxane sequences

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般に、線状ジオルガノシロキサン鎖を包含
する硬化しうるシリコーン樹脂に関し、且つ相似被覆及
び注型封入用として有用な硬化しうるシリコーンを包含
する組成物、特に組成物の自己レベリング挙動を必要と
する組成物に関するものである。
本発明を要約すれば、一端においてアクリル官能性末端
基に且つ他端において複数の単官能性シロキサン単位(
M)、三官能性シロキサン単位(T)、及び四官能性シ
ロキサン単位(Q)から成るポリシロキサン部分に結合
した線状ポリジオルガノシロキサン鎖から成るポリシロ
キサンを提供するが、ここでポリシロキサン部分中のM
単位のT単位とQ単位の合計に対する濃度比、M/(T
+Q)、は約0.55乃至約0.75であり、且つここ
で線状ポリジオルガノシロキサン鎖中のシロキシ繰返し
単位の数は2〜1000である。M及び/又はT単位は
(メタ)アクリレート基をも含有する。本発明のMTQ
/シリコーン混成樹脂は紫外線によって硬化して低い伸
び及び約10,000乃至約5o、oooセンチポアズ
の程度とすることができる粘度によって特徴的な高引張
強さシリコーン重合体を提供することができる。
関連する技術の記述 引続く説明中の論及を容易とするために、本明細書中に
記すようなシロキサン官能基に対して以下の定義を適用
することができる。
以下において使用する場合に、゛MHは、式:の単官能
性シロキサン単位を意味し; Dは、式: の二官能性シロキサン単位を意味し: ii T oは、式: %式% の三官能性シロキサン単位を意味し; 且つQ″は、式: %式% の四官能性シロキサン単位を意味し; 式中でpは関係する酸素原子が他のけい素原子に結合し
ているときは0.5の値を有し、且つ関係する酸素原子
がけい素置外の原子に結合しているときはlの値を有し
、但しここでり、T及びQの各単位中の少なくとも一つ
のpは0.5の値を有していることが必要である。
MQ加水分解物及び関連する化合物は1950年代の初
期から公知であって、けい酸ナトリウムとトリオルガノ
ハロシランの縮合によって調製することができる。表面
トリメチルシリルシラン基を有するこのようなMQ樹脂
は、W、ダウトらの米国特許第2,676.182号中
に開示されており、圧感接着剤において使用するために
有用である。ダウトらの特許は、たとえばフェニル及び
メトキシル基のような、他の表面基を有するMQ樹脂を
も開示している。
それ後、オルトけい酸テトラエチルとトリオルガノクロ
ロシランの加水分解は、ネルソンの米国特許第3.28
4,406号中に開示した種類のビニルMQ樹脂の調製
に対して最適化された。
ジエラムに対する米国特許第4.041.010号は、
同様なオルトけい厳テトラエチルに基づく合成手順によ
るMDQ樹脂の製造を記しており、生成するMDQ樹脂
は、SiHオリゴマーによる白金触媒付加硬化の可能な
ビニル基を含有している。このような樹脂は2部分付加
硬化RTVシリコーン組成物において有用性を有してい
る。
テレンチノの米国特許第4.568,566号は、紫外
線照射又はフリーラジカル開始剤触媒の存在における加
熱のいずれかによって硬化させることができるアクリル
、官能性シリコーン樹脂を開示している。この特許は、
これらの樹脂を相似被覆のための組成物中で、また光学
繊維のためのコーティングにおいて、用いることができ
ることを開示している。シリコーン樹脂組成物は、この
特許の縦欄4.7〜゛37行に記されている。この文献
の縦欄6.45〜56行には、望ましい性質を与えるた
めに、必要に応じ、M、Q及びT単位の相対的な数を変
えることができるということを開示している。MQ樹脂
に対しては、この特許は約l=1乃至約3=lのM単位
のQ単位に対する好適比を開示している。MT樹脂は約
0.5:l乃至約2=lのM単位のQ単位に対する比を
用いることが好ましい。MTQ樹脂は約O,5:を乃至
約2=lのM単位のT単位に対する比、及び約0.5=
1乃至約3:lのM単位のQ単位に対する比を有するこ
とが開示されている。
自己レベリングシリコーン、すなわち、部品中に又は部
品上に流れて樹脂材料の水平なプールを形成するポリシ
ロキサンから成る配合物は、多くの相似被覆及び注型封
入用として広く用いられる。
メタクリル末端液状シリコーンに基づき且つ気相法シリ
カ充填剤を含有する紫外硬化性自己レベリングシリコー
ン組成物が公知である。このような組成物は、相似被覆
及び注型封入用として高度に有用であるけれども、たと
えば、重量で約5%以下の程度の低い気相法シリカ含量
を用いうるにすぎないという欠点を有している。それ故
、このようなシリカ充填組成物の硬化後の性質は、たと
えば、下記の程度にすぎない:引張せん断強さ、3p1
2i;ショアA硬さ、31゜これらの代表的な数値は、
約5%の気相法シリカ充填剤を含有する、約4500〜
6500センチポアズの未硬化粘度をもつメタクリル末
端液状シリコーンに基づいている。
気相法シリカ充填剤は、それを含有する上記の組成物の
硬化物の性質を、このような充填剤の不在において達成
できる性質よりも改良するために有効であるが、重量で
約5%(シリコーン材料の重量に基づいて)を超える量
においてのシリカの使用は、硬化した組成物の物理的性
質を改良するとはいえ、それを非流動性のグリース状に
変える。
このような非流動性は、流動する自己レベリング被覆又
は注型対人材料としての意図する用途に対しては充填シ
リコーンを使用不能ならしめる。
充填剤含量に対する上記の制限は、代表的なシリカ充填
シリコーン組成物に対して上に記した値を実質的に超え
る硬化物の性質(引張せん断強さ、伸び、引裂強さ、シ
ョアA硬さ)を有することが必要な注型封入への応用の
ためには特に不利である。このような注型封入用途の実
例は、たとえばソレノイド、可変変圧器、コンデンサー
などのような、ハウジング中の電気的及び/又は機械的
成分の注型封入を包含する。
それ故、引張せん断強さ、伸び、引裂強さ及びショアA
硬さについてのすぐれた硬化物の性質を提供するが、組
成物の流動性及び自己レベリング性を排除するほど高い
粘度を有していない、相似被覆及び注型封入用のシリコ
ーン樹脂組成物を提供することは、この分野における大
きな進歩である。
かくして、本発明の目的は、硬化した組成物に対するす
ぐれた物理的性質と共に、相似被覆及び注型封入への応
用において良好な流れと自己レベリング性を提供するシ
リコーン樹脂組成物を提供することにある。
本発明のその他の目的及び利点は以下の説明及び特許請
求の範囲によって更に完全に明白となるであろう。
発明の要約 本発明は広く一般式: のポリシロキサンに関するものであって、上式中で、 Aは、たとえば(メタ)アクリロキシアルキル又は(メ
タ)アクリロキシアルケニルのような、アクリル官能性
末端基であり; R1及びR2はそれぞれ独立的にアルキル、アリール、
アルカリル (メタ)アクリロキシアルキル及び(メタ)アクリロキ
シアルケニルであり; Bは多数のペンダントヒドロキシ基を有し、且つ複数の
単官能性シロキサン単位(M)、R−5iO−− 10,5、 三官能性シロキサン単位(T)、 ]p R−S i −0−、及び p p 四官能性シロキサン単位(Q)、 □ :p p から成る多官能性の架橋したポリシロキサン部分であり
; ここで: pは関係する酸素原子が他のけい素原子に結合している
ときは0.5の値を有し、且つ関係する酸素原子がけい
素以外の原子に結合しているときはlの値を有し、但し
T及びQ単位の中の少なくとも一つのpは0.5の値を
有することを必要とし; 各Rは独立的にアルキル、アリール、アルカリル、アラ
ルキル、ハロアルキル、(メタ)アクリロキシアルキル
、及び(メタ)アクリロキシアルケニルから選択し; ポリシロキサン部分中で、M単位のT及びQ単位の合計
に対するモル濃度比、M/(T+Q)、は約0.55乃
至約0.75、好ましくは約0.60乃至約0.70、
もつとも好ましくは実質的に約0.67であり;且つ nは2〜1000である。
本発明の別の一局面は、適当な光開始剤の存在における
紫外線照射への暴露によりポリシロキサンを自己硬化性
ならしめるように、存在するアクリル官能基の数に関連
した十分な量のシラノール基を包含する、上記の種類の
ポリシロキサンに関するものである。
本発明のさらに別の局面は、Aを R,O II (ii)   CH2−C−C−0−CH2−C−;I
I Hs 式中でR3はH又はアルキルである、 から成る基から選択する場合の、前記の式のポリシロキ
サンに関するものである。
本発明のその他の局面及び特色は、以下の開示及び特許
請求の範囲から一層完全に明白となるであろう。
本発明の詳細な説明、及びその好適実施形態本発明のM
TQ/ポリシロキサン混成樹脂は一般式: を有するものであり、上式中で: Aはアクリル官能性末端基であり; R1及びR2は、それぞれ独立的に、アルキル、アリー
ル、アルカリル、アラルキル、ハロアルキル、(メタ)
アクリロキシアルキル及び(メタ)アクリロキシアルキ
ルから選択し; Bは多数のペンダントヒドロキシル基を有し、且つ複数
の単官能性シロキサン単位(M)、■ R−3i−0−1 10,5 三官能性シロキサン単位(T)、 〇 p R−8i−0−1及び p p 四官能性シロキサン単位(Q)、 古 p p から成る多数の架橋したポリシロキサン部分であり  
: ここで pは関係する酸素原子が別のけい素原子に結合している
ときは0.5の値を有し、且つ関係する酸素原子がけい
素以外の原子に結合しているときはlの値を有し、但し
ここでT及びQの各単位の中の少なくとも一つのpは0
.5の値を有することを要し、 各Rは独立的にアルキル、アリール、アルカリル、アラ
ルキル、ハロアルキル、(メタ)アクリロキシアルキル
、及び(メタ)アクリロキシアルケニルから選択し; 架橋したポリシロキサン部分中の、M単位のT及びQ単
位の合計に対するモル濃度比、M/(T+Q)、は約0
.55乃至約0.75であり;且つnは2〜1000で
ある。
モル濃度比M/(T+Q)は約0.60乃至約0゜70
であることが好ましく、もつとも好ましくは、この比は
実質的に約0.67である。
かくして、本発明のアクリル官能性MTQ/シリコーン
混成樹脂は、MTQ部分に対して結合した線状ジオルガ
ノシロキサン鎖から成る紫外(UV)線硬化性シリコー
ン組成物を提供する。
MTQ/ポリシロキサン混成物のMTQ部分は、たとえ
ば、けい酸エステル単位、(メタ)アクリレート含有三
官能性シロキサン単位、及びトリアルキルシロキサン単
位から成っており、ペンダントヒドロキシ及び(メタ)
アクリル官能性を有する架橋したポリシラン/MTQ樹
脂を形成する。MTQ/ポリシロキサン混成物の線状ポ
リジオルガノシロキサン鎖部分は、概して、式: を有するものであり、上式中でnは2〜1000であり
、且つ線状ポリジオルガノシロキサン鎖中のけい素原子
の有機置換基R,及びR2は独立的にアルキル、アリー
ル、アルカリル、アラルキル、ハロアルキル、(メタ)
アクリロキシアルキル、及び(メタ)アクリロキシアル
ケニル置換基から選択することができる。これらの置換
基はアルキル基であることが好ましく、メチルであるこ
とがもつとも好ましい、A基は、たとえば(メタ)アク
リロキシアルキル又は(メタ)アクリロキシアルケニル
のような、アクリル官能性末端基である。
(1)線状シリコーンを(2)Mシラン(たとえば、ク
ロロトリメチルシラン)、Tシラン(たとえば、メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン)及びQシラン(
たとえば、オルトけい酸テトラエチル)と反応させるこ
とによって適切に形成させることができる、本発明のM
TQ/シリコーン混成樹脂は、補強したシリコーンゴム
前駆体としての有用性を有し、それはそれらのアクリル
官能性の結果として、適当な光開始剤の存在における紫
外線照射Iこよって、容易に硬化する。これらの混成樹
脂は、自己レベリングシリコーン組成物を必要とする注
型封入/相似被覆用として有用に使用することができ、
且つそのような用途における効果を達成するために、そ
れらへの何らのポリジオルガノシロキサン又はその他の
シリコーン材料の添加をも必要としない。
前記のように、本発明のMTQ/シリコーン混成樹脂は
、適当な光開始剤と混合するときに、紫外線硬化するこ
とが可能である。たとえば、混成ポリシロキサン樹脂は
、たとえばアルファ、アル7アージエトキシアセトフエ
ノンのような光開始剤によって紫外線硬化することがで
きる。
本発明のMTQ/シリコーン混成樹脂は、硬化するとき
に、相当する未変性の線状シリコーンよりも著るしく良
好であり、且つ相当する線状シリコーン中の充填剤とし
て微粒子状シリカを使用して取得することができる性質
に近い、バルクの物理的性質を有する。
さらに、MTQ/シリコーン混成樹脂のMTQ部分は、
線状シリコーン配合物中のシリカ充填剤の使用によって
生じるような、過度の粘度の上昇なしに、樹脂の強化を
提供する。前記のように、有効な量のシリカの使用は線
状シリコーンの粘度を著るしく増大させ且つそれを流動
することがなく、あるいは自己レベリング性ではない、
グリース状の材料に変化させる。
本発明のMTQ/線状シリコーン樹脂の典型的な粘度は
約to、ooo乃至約50,000センチポアズの範囲
とすることができる。
本発明の樹脂は二つの基本部分から成っている。
線状シリコーン部分は、線状ポリシロキサンの一端に結
合したアクリル官能性末端基、たとえば、アクリレート
又はメタクリレート基を含有している。好適なアクリル
官能性末端基は式:のものを包含し、式中でR8はH又
はアルキルである。
本発明の混成MTQ/シリコーン樹脂のMTQ部分は、
たとえば、オルトけい酸テトラエチル、メタクリロキシ
70ピルトリメトキシシラン及びクロロトリメチルシラ
ンの加水分解物として形成させることができる。その分
子量は1000〜10QOOg1モルの範囲とすること
ができる。この代表的なMTQ部分に対するM(単官能
性)単位のT(=官能性)単位及びQ(四官能性単位)
の合計に対するモル比は0.60〜0.70の範囲であ
ることが適当である。メタクリレート濃度は2〜25モ
ル%(0,28ミリ当量/g〜2.54ミリ当量/g)
、好ましくは0.60ミリ当量/g(4,4モル%)〜
1.4ミリ当量/g(11,5モル%)の範囲とするこ
とができる。アクリロキシプロペニルトリメトキシシラ
ンをメタクリロキシプロピルトリメトキシシランの代り
に用いることもできる。
必要に応じ、このようなMTQ/シリコーン混成樹脂と
共に、たとえば、充填剤、接着増進剤、非反応性希釈剤
、たとえばジ(メタ)アクリレート末端シリコーンのよ
うな反応性希釈剤、酸化防止剤及び安定剤のような、他
の配合成分を使用することができる。
前記のように、混成樹脂のMTQ樹脂部分は、オルトけ
い酸テトラエチル(T E OS )、メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン及びクロロトリメチルシラ
ンの加水分解によって形成させることができ、且つこの
加水分解は約70℃の程度の温度において水性の溶剤媒
体中で行なうことが適当である。水性の溶剤媒体は、た
とえば、水とトルエンの混合物とすることができる。
かくして得たMTQ樹脂生成物は多数のシラノール官能
基を有している。このような基の濃度は、たとえば、樹
脂生成物1g当りに約0.8乃至約1゜0ミリ当量の5
iOHの程度とすることができる。
MTQ/シリコーン混成樹脂の線状シリコーン部分は、
出発物質としてヒドロキシ末端線状ポリジオルガノシロ
キサンを使用して合成することができる。このような種
類の特に適当な物質はRP48V3500液状シリコー
ンであり、これは約28.000の分子量を有し、フラ
ンス、リオンローンープーレンS、A、から商業的に入
手することができる。
線状シリコーン出発物質を、次いで、溶液の重量に基づ
いて、重量で1%の4−ジメチルアミノピリジン(DM
AP)を含有するトリエチルアミンのような、第三アミ
ンの存在において、適当なりロロシリルアクリレート化
合物、たとえば、アクリロキシグロペニルジメチルクロ
ロシラン、と反応させて、相当するモノアクリル化線状
シリコーンとする。次いで、このシリコーンモノアクリ
レートをDMAP含有トリエチルアミンの存在において
過剰のジメチルジクロロシランと反応させることによっ
て、クロロシラン末端基官能性を有する相当するアクリ
ル化線状シリコーンを生成させることができる。この塩
素化線状シリコーンを次いで、前記のようにして形成さ
せた、MTQ樹脂と反応させて、本発明のMTQ/シリ
コーン混成樹脂を生成させることができる。このMTQ
樹脂と線状シリコーンとの反応はMTQ樹脂中のTQヒ
ドロキシル基の実質的に大部分、たとえば、95%を反
応させ、それによって前駆体MTQ樹脂中のT及びQ単
位のヒドロキシル官能基から由来するオキソ基とポリジ
オルガノシロキサン鎖ヲ結合させるようにして行なうこ
とができる。
かくして得たMTQ/シリコーン混成樹脂は適当な光開
始剤の存在における紫外線照射に対する暴露により混成
樹脂を自己硬化性ならしめるように、存在するアクリル
官能基の数に関連した十分な量のシラノール基を包含し
ている。
生成物MTQ/シリコーン混成樹脂は、かくして、たと
えばアルファ、アルファージエチルアセトフェノン(D
EAP)のような適当な光開始剤と混合して、相似被覆
及び注型封入に対して使用することができる。
紫外線硬化条件は、この分野における熟達者には自明で
あるように、樹脂フィルムの厚さ及びMTQ/シリコー
ン混成樹脂の特定の組成に依存して、広く変えることが
できる。特定的な例として、線状シリコーン部分が線状
ポリジメチルシロキサンであり、且つ混成樹脂が約30
.000センチポアズの程度の粘度を有している場合の
、上記の種類のMTQ/シリコーン混成樹脂は、70ミ
ルの程度の樹脂の厚さにおいて、1平方センチメートル
当り70ミリワツトの強度を有する254nm高圧水銀
灯からの紫外線照射への約60秒の暴露によって硬化す
る。
本発明のMTQ/シリコーン混成樹脂は相当する(メタ
)アクリレート末端線状シリコーンよりも著るしくすぐ
れた引張せん断強さ、引裂強さ及びショアA硬さを有し
ている。本発明の典型的なMTQ/シリコーン樹脂は5
00ps iに近い引張せん断強さ、30〜35 p1
2iの引裂強さ、50に近いショアA硬さ、及び100
%に近い伸びという硬化物の性質を示す。
本発明の特色は、以下の非制限的実施例によってさらに
完全に示されるがこれらの実施例中で部数と百分率は、
その他の記載がない限りは、すべて重量による。
以下の実施例において、特に記してない限りは、すべて
の試薬を直接に使用した。粘度はRV5スピンドルを備
えたブルックフィールドRTV粘度計によって測定した
。ヘキサン抽出物百分率は、重さを計った硬化したフィ
ルムを24時間ソックスレー抽出し、次いで60°Cで
1mmの圧力下に5時間乾燥したのち再び計量すること
によって求めた。MTQ溶液の固体百分率は、既知重量
の溶液を130℃で1mmの圧力下に1時間乾燥したの
ち、再計量することによって求めた。
実施例1 MTQ樹脂の製造 以下に記す反応スキームに従って、トリノチクロロシラ
ン、オルトけい酸テトラエチル、及びメタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシランの反応によってベースMTQ
樹脂を調製した。
凝縮器、温度計、機械的撹拌機及び一定圧力滴下漏斗を
備えた3Qの四つコモ−トンフラスコ中に520.82
g(2,50モル)のオルトけい酸エチル、147.8
0g(0,595モル)のメタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、225.55g(2,075モル)の
クロロトリメチルシラン及び290mgのトルエンを加
えた。水(脱イオン水、400mQ、 22.2モル)
を滴下すると、その間に急速に撹拌する混合物の温度は
60℃に上った。
外部的な冷却によってこの温度を保った。添加後に反応
混合物を70℃で2時間撹拌した。撹拌した混合物に水
(400mg)を加えると、相分離が生じた。下方の生
成物層を分離して蒸留を行ない、約250+iffの留
出物(水、メタノール、エタノール及びトルエン)を除
去すると共に、その蒸留の経過において失なわれた容量
を、50+Jずつの増分として定期的にトルエンで置換
した。塔頂温度が105°Cに達したときに蒸留を中止
した。粗生成物溶液を50gの20%フラー土と共に約
10分撹拌したのち、セライト545床上で濾過した。
集めた濾液をロータリー蒸発器中で短時間スリトップし
て約5On+Qのトルエンを除き、66.5%の固体を
含有する602.2gの淡黄色流動性溶液を得た。
生成物樹脂に対するM/(T+Q)比は0.67であり
、且つこの樹脂は11.5モル%のメタクリレート、0
.66ミリ当量の全OH7g溶液、0.942ミリ当量
の5iOH/g固体及び308ppmのH2Oを含有し
ていた。
実施例2 MTQ/シリコーン混成樹脂の製造 機械的撹拌機、温度計、及び窒素ブランケットを備えた
300m<2の三ツロフラスコ中に80.0g(7,4
2x 10−”当量の全OH)+7)RP48V350
0シリコーン油(ローン−ブーランS 、A 、)、1
.50g(0,014当量のアミン)のトリエチルアミ
ン中の1%4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、
及び0.76g(3,71x l O−’モル)のアク
リロキシグロペニルジメチルクロロシランを入れた。内
容物を窒素のブランケット下に撹拌しながら70℃に加
熱して、モノアクリレート中間体を生成させt;。70
°Cで1時間ののちに、撹拌を継続しながら2.95g
(0,0229モル)のジクロロジメチルシランを加え
、その後に70℃でさらに1時間撹拌を続けた。実施例
1の手順に従って調製した6 3.75g(69,8%
の固形体、0゜918ミリ当量の5iOH/g固体、及
び484ppmの水)のMTQ樹脂、及び4.OOg(
トリエチルアミンとして0.0396モル)の上記の4
−D M A P / トリエチルアミン溶液を連続的
に加えた。添加の完了後に、反応混合物を70℃で3時
間熟成した。メタノール(7g)を加え、70°Cで1
0分間撹拌した。ロータリー蒸発器中で70℃において
0.5mmの減圧下に1時間ストリップした。同容量の
ヘキサンによる再希釈後に、セライト545床を通じる
濾過によって塩を除いた。先と同様にして濾液をストリ
ップして、110gの曇った液体を得た。29.400
cpsの粘度(Rv5ブルックフィールド粘度計、5回
転/分)を有する生成物を2.24gのアルファ、アル
ファージェトキシアセトフェノン(DEAF)と混合し
て紫外線硬化性組成物を得た。
実施例3 MTQ/シリコーン混成樹脂の紫外線硬化2%のDEA
Pを含有する実施例2のMTQ/シリコーン混成樹脂生
成物を、6#平方の外側寸法と5− ’/2”平方の内
側寸法を有する70ミルのテフロンスペーサーを伴なう
ポリエチレン裏打ちした6“平方のガラス板の間で注型
した。クランプで留めた組立物をテクノキュア■高圧水
銀蒸気灯紫外硬化室中に入れて70ミリワット/cm”
の強度で試験片の一面当り60秒間照射した。冷却後に
、硬化試験片をガラス板からはぎ取ってASTM  D
412の方法に従がって引張及び引裂試験片として切断
した。比較のために、2%のDEAPを含有する、相当
する非充填ジアクリレート末端シリコーンを調製して、
同様にして紫外線硬化させた。各試験片に対して下記の
バルク性質を得た: 引張強さ:490psi      60psi伸び=
106%        150%引裂強さ: 34 
p12i         5 pQiショアA硬さ:
54        <  5かくして、MTQ/シリ
コーン混成樹脂は非充填ジアクリレート末端シリコーン
と比較して著るしく向上した引張、引裂及びショアA性
質を示しtこ 。
実施例4 この実施例では、本発明のMTQ/シリコーン混成樹脂
を最適化するために統計的な方法を用いtこ 。
MTQ/シリコーン混成樹脂合成手順は多数の成分変数
を伴なっている。M:Q比、線状シラノールのアクリレ
ート官能基によるキャッピング百分率及びMTQ  O
H官能基の反応百分率のようなパラメータが典型的な例
であり、それらは合成の可能性に強く影響する。それ故
、変化させ易い次の二つのパラメーターについて努力を
集中した:MTQ固体百分率及びMTQアクリレート/
メタクリレート濃度。
以下の性質の傾向が予測された:(i)低い固体濃度及
び/又は低いアクリル濃度において補強を最低限とする
と、高い伸びと共に低い引張せん断強さ、引裂強さ及び
ショアA硬さを与える;(ii)高いアクリル濃度は、
低い伸びと引裂強さが証明するように、過度の架橋をも
たらす;及び(ii)高いMTQ固体濃度は良好な硬化
性を与えるが高い未硬化粘度を生じさせる。
上記に基づいて、MTQ固体濃度を20%〜50%の間
で変化させて、7点2F階乗研究を行なった。MTQベ
ース樹脂のアクリル官能基濃度は4.4モル%のメタク
リレートから11.5モル%のメタクリレート(0,6
0ミリ当量/g−1,40ミリ当量/g)まで変化させ
た。次いで7種のMTQ/シリコーン混成樹脂(試料1
〜7)を、全体的に実施例2に記した合成手順に従って
、必要に応じMTQ樹脂の種類と量を調節して、実施例
2の反応スキームにより調製した。DEAP(2%)を
含有する各混成樹脂を前記のようにして紫外線硬化させ
、次いでバルクの性質について分析した結果を第1表中
に示す。
第1表 混成樹脂中のMTQ部分の固体重量百分率、及びその中
のメタクリレート及びメタクリレート(MA)/アクリ
レートを下記第2表中に示す。
第2表 1    20   0.60   0.162   
 50   0.60   0.323    20 
  1.40   0.324    50   1.
40   0.725    35   1.00  
 0.386    35   1.00   ’0.
387    35   1.00   0.382F
階乗データ分析に基づいて、下記の物理的性質式を誘導
した: 引張り(ps 1)=−500+22.9y I+45
0y2−10yly2 伸び(%)−184,8−03y 1+11.5y2−
2.1yly2 引裂き(pQ+)=−53,8+3.l y l+32
゜3y2−1.4yly2 ショアA−−26+1.7Yl+28.7y2−0.3
3yly2 ylに対して固体含量%を、y2に対してアクリル濃度
を挿入することによって、これらの性質を子細すること
ができる。また、予測した性質の組に対するylとy2
の計算を可能とする、同時的な解決が可能である。次い
で、計算したyl及びy2の値に基づいて実験を行なっ
て、バルクの性質を求め、それらの値を予測した結果と
対照させる。
第1表中のデータは比較的高い固体含量とアクリル濃度
の両者は、予想どおりに、増大した引張せん断強さとシ
ョアA硬さ及び低下した伸びを与えることを示した。引
裂強さは、比較的高い固体含量により、もつとも利得を
得た。高い程度の(yl、y2)相互作用が、すべての
場合に大きく寄与した。引張せん断強さ、引裂強さ及び
ショアA硬さのデータのプロットは中心の近くで僅かな
わん曲(非線形)を示したのに対して、伸びはその配列
を通じて直線に近かった。
混成樹脂の未硬化粘度は、この実施においてもきわめて
高かった。高いメタクリレート含量の試料3及び4を除
けば全試料が透明であったが、きわめて高粘度でゲルに
近かった。試料3及び4は僅かに曇っており且つ、それ
ぞれ、43.500cpsと136.0OOcpsの粘
度を有しティた。
この実施例において得たデータに基づいて、35%の固
体含量が、望ましくない粘度又は非相溶性を示すことな
く、良好な補強を与えること及び0.38ミリ当量/g
以下のアクリル濃度をもつMTQ樹脂は望ましい高い補
強性をもつ混成樹脂を与えないというこ七が結論された
実施例5 この実施例においては、下記第3表中に示す固体含量と
メタクリレート濃度[MA] を有するMTQ/シリコ
ーン混成樹脂試料(試料8〜10)を実施例2の手順に
より調製した。
第3表 8    35   1.00   0.389   
 35   1.20   0.4510    35
   1.40   0.52粘度を最適化するために
、MTQカップリング後に混成樹脂に5重量%のメタノ
ールを加え、次いで70°Cで1時間の樹脂の加熱のの
ちに、生成物混成樹脂を濾過した。生成混成樹脂をDE
AP(2%)と混合し、前記のようにして紫外線硬化し
た。
硬化した樹脂のバルクの物理的性質を測定して得た結果
を下記第4表中に示す。
第4表 性質         鳳μI K上1 試料10引張
強さ(psi)     410   518   6
11伸び(%)        131   154 
  115引裂強さ(pQi)     22   3
0   34ショアA硬さ     42   42 
  58未硬化粘度(cps)   46.000 2
5.000 29.400加水分解性塩化物    3
31 (ppm) ヘキサン抽出分(%)   ?、6   6.8   
5.1外観         濁り 曇り  最高の曇
り 本発明の主な特徴および態様を記すと次のとおりである
■、一般式: 式中で: Aはアクリル官能性末端基であり; R,及びR1は、それぞれ独立に、アルキル、アリール
、アルカリール、アラルキル、ハロアルキル、アクリロ
キシアルキル、メタクリロキシアルキル、アクリロキシ
アルケニル及びメタクリロキシアルケニルより成る群か
ら選択され; Bは多数のペンダントヒドロキシル基を有し且つ複数の
単官能性シロキサン単位(M)、R−8E−0−1 10,5 三官能性シロキサン単位(T)、 p R−3i−0−1及び p 四官能性シロキサン単位(Q)、 古 p −0−5i−0−1 l   p p から成る多官能性の架橋したポリシロキサン部分であり
、これらの式中で pは関係する酸素原子が別のけい素原子に結合している
ときは0.5の値を有し、且つ関係する酸素原子がけい
素置外の原子に結合しているときはlの値を有し、但し
T及びQの各単位中で少なくとも一つのpは0.5の値
を有することを必要とし; 各Rは独立にアルキル、アリール、アルカリル、アラル
キル、ハロアルキル、(メタ)アクリロキシアルキル、
及び(メタ)アクリロキシアルケニルから成るグループ
から選択し: 架橋したポリシロキサン部分中のM単位のT及びQ単位
の合計に対する濃度比、M/(T+Q)、は約0.55
乃至約0.75であり:且つ nは2〜1000である、 を有するポリシロキサン。
2、Aは 式中でR8はH又はアルキルである、 から成るグループから選択する上記1に記載のポリシロ
キサン。
3、光開始剤の存在における紫外線への暴露によってポ
リシロキサンを自己硬化ならしめるように、存在するア
クリル官能基の数に関連して十分な量のシラノール基を
包含する、上記lに記載のポリシロキサン。
4、上記lに記載のポリシロキサン及び光開始的に有効
な量の紫外光開始剤を包含する紫外線硬化性組成物。
5、該光開始剤はアルファ、アルファージェトキシアセ
トフェノンである上記4に記載の硬化性組成物。
6、上記4の該紫外線硬化性組成物の紫外線硬化によっ
て形成させた紫外線硬化したシリコーン組成物。
7、M/(T十Q)は約0.60乃至約0.70である
上記1に記載のポリシロキサン。
8、M/(T+Q)は約0.67である上記lに記載の
ポリシロキサン。
9、アクリル官能基の濃度はポリシロキサンの固体1g
当り約0.60乃至約1.40ミリ当量である、上記1
に記載のポリシロキサン。
10、段階: (a)  アクリル及びクロロ末端基を有する線状ポリ
ジオルガノシロキサンを形成させ;(b)  オルトけ
い酸テトラアルキル、アクリル官能性トリアルコキシシ
ロキサン、及びクロロトリアルキルシランを加水分解し
てシラノール官能性を包含するMTQ樹脂を形成させ; (C)  該線状ポリジオルガノシロキサンを該MTQ
樹脂と反応させてMTQ部分が多数のペンダントヒドロ
キシル基を包含するMTQ/シリコーン混成樹脂を形成
させる ことから成るMTQ/シリコーン混成樹脂の製造方法。
11、さらに該MTQ/シリコーン混成樹脂をメタノー
ルと混合し且つ生成する混合物を加熱熟成することによ
って混合物の粘度を安定化させる、上記IOに記載の方
法。
12、約1000乃至約10.000g1モルの分子量
を有するMTQ樹脂を生成するために十分な時間にわた
って該加水分解を行なう、上記lOに記載の方法。
13、該MTQ/シリコーン混成樹脂中のM単位のT単
位及びQ単位の合計に対するモル比、M/(T+Q)、
は約0.55乃至約0.75である、上記10に記載の
方法。
14、該MTQ/シリコーン混成樹脂中の(メタ)アク
リレート濃度は、該混成樹脂1g当りに約0.28ミリ
当量乃至約2.54ミリ当量である、上記10に記載の
方法。
15、該MTQ/シリコーン混成樹脂中の(メタ)アク
リレート濃度は、該混成樹脂1g当りに約0.60ミリ
当量乃至約1.4ミリ当量である、上記10に記載の方
法。
16、該アクリル官能性トリアルコキシシランはアクリ
ロキシプロペニルトリメトキシシラン及びメタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランから成るグループから選
択する上記10による方法。
17、該MTQ樹脂と該線状ポリジオルガノシロキサン
の反応は該MTQ樹脂のヒドロキシル官能基の大部分が
反応するために十分な条件下に十分な時間にわたって行
なう、上記lOに記載の方法。
18、上記lに記載のポリシロキサンを効果的な量の紫
外光開始剤と混合し、それによって紫外線硬化性組成物
を形成させ; 該紫外線硬化性組成物を基体要素に付与してそれを注型
封入するか又は相似的に被覆し:且つ注型封入又は被覆
した基体要素を紫外線に暴露する ことから成る、基体要素を注型封入又は相似被覆するた
めの方法。
19、該紫外光開始剤はアルファ、アル7アージエトキ
シアセトフエノンである、上記18に記載の方法。
20.上記3に記載の硬化した組成物で注型封入又は相
似被覆した基体要素から成る、注型封入又は相似被覆し
た製品。
21、該ポリシロキサン中の(メタ)アクリレート濃度
は該ポリシロキサン1g当りに約0.28ミリ当量乃至
約2.54ミリ当量である、上記20に記載の注型封入
又は相似被覆製品。
22、一端においてアクリル官能性末端基に、且つ他端
において複数の単官能性シロキサン単位CM)、三官能
性シロキサン単位(T)、及び四官能性シロキサン単位
(Q)から成る架橋したポリシロキサン部分に対して結
合した線状ポリジオルガノシロキサン鎖から成るポリシ
ロキサンにして、ポリシロキサン部分中の、M単位のT
単位とQ単位の合計に対する濃度比は約0.55乃至約
0゜75であり: 線状ジオルガノポリシロキサン鎖中のシロキシ繰返し単
位の数は2〜1000であり;該ポリシロキサン部分は
、MlT及びQシラン反応成反応度応によって、T及び
Qヒドロキシル官能性を有するMTQ反応生成物として
形成させ、MTQ反応生成物を一端に該アクリル官能性
末端基を且つ他端に該ヒドロキシル官能性と反応する官
能基を有する線状ポリジオルガノシロキサンと反応させ
て該線状ポリジオルガノシロキサン鎖を該MTQ反応生
成物に結合させ;且つポリシロキサンは該ポリシロキサ
ン部分中にポリシロキサンを光開始剤の存在における紫
外線照射への暴露により自己架橋性とならしめるように
存在するアクリル官能性末端基に関連する十分な量でシ
ラノール基を包含している、 ことを特徴とするポリシロキサン。
23、線状ポリジオルガノシロキサン鎖の有機置換基は
メチルである、上記22に記載のポリシロキサン。
24、アクリル官能性末端基は(メタ)アクリロキシア
ルキルである、上記22に記載のポリシロキサン。
25、上記lに記載のポリシロキサン及び有効量の紫外
光開始剤から成る、紫外線硬化性組成物。
26、上記25に記載の該紫外線硬化性組成物の紫外線
硬化によって形成させた紫外線硬化したシリコーン組成
物。
27、MTQ/シリコーン混成樹脂を光開始剤の存在に
おける紫外線照射により自己架橋性ならしめるように、
存在するアクリル官能性基の量に関連する十分な量で、
MTQ部分中の該多数のペンダントヒドロキシル基を含
有している、上記lOに記載の方法によって形成させた
MTQ/シリコーン混成樹脂。
28、該線状ポリジオルガノシロキサン鎖を(メタ)ア
クリロキシアルキル及び(メタ)アクリロキシアルケニ
ルから成るグループから選択した(メタ)アクリル官能
性末端基に結合させる、上記22に記載のポリシロキサ
ン。
29、上記22に記載のポリシロキサン及び有効な量の
紫外光開始剤から成る、紫外線硬化性組成物。
30、上記15に記載の該紫外線硬化性組成物の紫外線
硬化によって形成させた紫外線硬化したシリコーン組成
物。
31、該線状ポリジオルガノシロキサン鎖は、2〜10
00の繰返し単位、 CH。
−(S iの− Hs から成る線状ポリジメチルシロキサン鎖である、上記2
2に記載のポリシロキサン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中で: Aはアクリル官能性末端基であり; R_1及びR_2は、それぞれ独立に、アルキル、アリ
    ール、アルカリール、アラルキル、ハ ロアルキル、アクリロキシアルキル、メタ クリロキシアルキル、アクリロキシアルケ ニル及びメタクリロキシアルケニルより成 る群から選択され; Bは多数のペンダントヒドロキシル基を有 し且つ複数の単官能性シロキサン単位(M)、▲数式、
    化学式、表等があります▼、 三官能性シロキサン単位(T)、 ▲数式、化学式、表等があります▼、及び 四官能性シロキサン単位(Q)、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 を含有する多官能性の架橋したポリシロキ サン部分であり、 pは関係する酸素原子が別のけい素原子に 結合しているときは0.5の値を有し、且 つ関係する酸素原子がけい素以外の原子に 結合しているときはlの値を有し、但しT 及びQの各単位中で少なくとも一つのpは 0.5の値を有するものとする; 各Rは独立にアルキル、アリール、アルカ リール、アラルキル、ハロアルキル、アク リロキシアルキル、メタクリロキシアルキ ル、アクリロキシアルケニル及びメタクリ ロキシアルキルより成る群から選択され; 架橋したポリシロキサン部分中のM単位の T及びQ単位の合計に対する濃度比、M/ (T+Q)、は約0.55乃至約0.75であり;且つ nは2〜1000である、 を有するポリシロキサン。 2、(a)アクリル及びクロロ末端基を有する線状ポリ
    ジオルガノシロキサンを形成させ;(b)オルトけい酸
    テトラアルキル、アク リル官能性トリアルコキシシロキサン、及びクロロトリ
    アルキルシランを加水分解してシラノール官能性を包含
    するMTQ樹脂を形成させ; (c)該線状ポリジオルガノシロキサンを 該MTQ樹脂と反応させてMTQ部分が多数のペンダン
    トヒドロキシル基を包含するMTQ/シリコーン混成樹
    脂を形成させる ことから成るMTQ/シリコーン混成樹脂の製造方法。 3、特許請求の範囲第1項記載のポリシロキサンを効果
    的な量の紫外光開始剤と混合して紫外線硬化性組成物を
    形成させ; 該紫外線硬化性組成物を基体要素に付与してそれを注型
    封入するか又は相似的に被覆し;且つ注型封入又は被覆
    した基体要素を紫外線に暴露する ことから成る、基体要素を注型封入又は相似被覆するた
    めの方法。 4、特許請求の範囲第3項記載の硬化した組成物で注型
    封入又は相似被覆した基体要素から成る、注型封入又は
    相似被覆した製品。 5、一端においてアクリル官能性末端基に、且つ他端に
    おいて複数の単官能性シロキサン単位(M)、三官能性
    シロキサン単位(T)、及び四官能性シロキサン単位(
    Q)から成る架橋したポリシロキサン部分に対して結合
    した線状ポリジオルガノシロキサン鎖から成るポリシロ
    キサンであつて、ポリシロキサン部分中の、M単位のT
    単位とQ単位の合計に対する濃度比、M/(T+Q)、
    は約0.55乃至約0.75であり; 線状ジオルガノポリシロキサン鎖中のシロキシ繰返し単
    位の数は2〜1000であり; 該ポリシロキサン部分は、M、T及びQシラン反応成分
    の反応によつて、T及びQヒドロキシル官能性を有する
    MTQ反応生成物として形成させ、MTQ反応生成物を
    一端に該アクリル官能性末端基を有し且つ他端に該ヒド
    ロキシル官能性と反応する官能基を有する線状ポリジオ
    ルガノシロキサンと反応させて該線状ポリジオルガノシ
    ロキサン鎖を該MTQ反応生成物に結合させ;且つポリ
    シロキサンは該ポリシロキサン部分中にポリシロキサン
    を光開始剤の存在における紫外線照射への暴露により自
    己架橋性とならしめるように、存在するアクリル官能性
    末端基に関連する十分な量でシラノール基を包含してい
    る、 ことを特徴とするポリシロキサン。 6、特許請求の範囲第1項記載のポリシロキサン及び有
    効な量の紫外光開始剤から成る紫外線硬化性組成物。 7、MTQ/シリコーン混成樹脂を光開始剤の存在にお
    ける紫外線照射により自己架橋性ならしめるように、存
    在するアクリル官能性基の量に対比した十分な量で、M
    TQ部分中の該多数のペンダントヒドロキシル基を含有
    している、特許請求の範囲第2項記載の方法によつて形
    成させたMTQ/シリコーン混成樹脂。 8、特許請求の範囲第5項記載のポリシロキサン及び有
    効な量の紫外光開始剤を包含する紫外硬化性組成物。
JP1084138A 1988-04-04 1989-04-04 複合ポリシロキサン樹脂、その製造方法及びそれを含有する被覆/注型封入組成物 Expired - Lifetime JP2839150B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17689288A 1988-04-04 1988-04-04
US176892 1988-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01299827A true JPH01299827A (ja) 1989-12-04
JP2839150B2 JP2839150B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=22646311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1084138A Expired - Lifetime JP2839150B2 (ja) 1988-04-04 1989-04-04 複合ポリシロキサン樹脂、その製造方法及びそれを含有する被覆/注型封入組成物

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0336633B1 (ja)
JP (1) JP2839150B2 (ja)
AT (1) ATE141305T1 (ja)
DE (1) DE68926925T2 (ja)
ES (1) ES2090034T3 (ja)
HK (1) HK1005315A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05214250A (ja) * 1991-08-01 1993-08-24 Canon Inc 弾性体、弾性ローラ及び定着装置
JP2007526362A (ja) * 2004-02-02 2007-09-13 ダウ・コーニング・コーポレイション Mq−tプロピルシロキサン樹脂

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2655993B1 (fr) * 1989-12-19 1993-09-17 Rhone Poulenc Chimie Compositions durcissables sous u.v., utilisables notamment dans le domaine de l'antiadherence papier et des fibres optiques.
DE4116013A1 (de) * 1991-05-16 1992-11-19 Wacker Chemie Gmbh (meth)acryloxygruppen aufweisende organosiliciumverbindungen, deren herstellung und verwendung
DE4120418A1 (de) * 1991-06-20 1992-12-24 Wacker Chemie Gmbh Haertbare organo(poly)siloxanmassen
DE69228782T2 (de) * 1991-08-01 1999-10-21 Canon K.K., Tokio/Tokyo Elastischer Gegenstand, elastische Walze und Fixiervorrichtung
JP3417230B2 (ja) * 1996-09-25 2003-06-16 信越化学工業株式会社 型取り母型用光硬化性液状シリコーンゴム組成物
US8604151B2 (en) 2004-02-02 2013-12-10 Dow Corning Corporation Bodied siloxane resin including M, Q, and T-propyl units and capped with additional M units
US7803358B2 (en) 2004-02-02 2010-09-28 Dow Corning Corporation MQ and T-propyl siloxane resins compositions

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4847997A (ja) * 1971-10-22 1973-07-07
JPS61181835A (ja) * 1985-01-03 1986-08-14 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ Uv硬化性シリコ−ンブロツクコポリマ−
JPS61502470A (ja) * 1984-06-22 1986-10-30 ロクタイト.コ−ポレ−シヨン 末端クラスタ−アクリレ−ト珪素樹脂
JPH01123229A (ja) * 1987-11-09 1989-05-16 Toray Silicone Co Ltd パターン形成用材料およびパターン形成方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU564035B2 (en) * 1982-09-30 1987-07-30 Polymer Technology Corp. Silicone-containing contact lens material
CA1238438A (en) * 1984-06-22 1988-06-21 Samuel Q.S. Lin Terminal cluster acrylate silicones
US4568566A (en) * 1984-10-30 1986-02-04 General Electric Company Acrylic-functional silicone resin compositions

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4847997A (ja) * 1971-10-22 1973-07-07
JPS61502470A (ja) * 1984-06-22 1986-10-30 ロクタイト.コ−ポレ−シヨン 末端クラスタ−アクリレ−ト珪素樹脂
JPS61181835A (ja) * 1985-01-03 1986-08-14 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ Uv硬化性シリコ−ンブロツクコポリマ−
JPH01123229A (ja) * 1987-11-09 1989-05-16 Toray Silicone Co Ltd パターン形成用材料およびパターン形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05214250A (ja) * 1991-08-01 1993-08-24 Canon Inc 弾性体、弾性ローラ及び定着装置
JP2007526362A (ja) * 2004-02-02 2007-09-13 ダウ・コーニング・コーポレイション Mq−tプロピルシロキサン樹脂

Also Published As

Publication number Publication date
EP0336633B1 (en) 1996-08-14
ES2090034T3 (es) 1996-10-16
EP0336633A2 (en) 1989-10-11
HK1005315A1 (en) 1998-12-31
EP0336633A3 (en) 1991-01-09
ATE141305T1 (de) 1996-08-15
DE68926925D1 (de) 1996-09-19
DE68926925T2 (de) 1997-02-06
JP2839150B2 (ja) 1998-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5063254A (en) MTQ/polysiloxane hybrid resins, method of making the same, and coating/potting compositions containing the same
AU2004283881B2 (en) Silane and silicic acid polycondensates with radicals containing branched-chain urethane, acid amide and/or carboxylic acid ester groups
US4943613A (en) Photocurable organopolysiloxane composition
AU627835B2 (en) Curable norbornenyl functional silicone formulations
US5270423A (en) Organosilicon compounds and compositions containing them
JP5793824B2 (ja) 有機ケイ素化合物、該有機ケイ素化合物を含む熱硬化性組成物、および光半導体用封止材料
EP0161830B1 (en) Siloxane photoinitiators with aryoyl formate groups
JPH02103264A (ja) 紫外線硬化性シロキサン組成物
JPH058946B2 (ja)
WO2006090609A1 (ja) ケイ素含有硬化性組成物及びその硬化物
US8501893B2 (en) Synthetic method for preparing dual curable silicone compositions
JPH0627277B2 (ja) アクリル化エポキシシリコーン被覆物品およびその製法
US5266670A (en) Selective monohydrosilation of vinyl and ethynyl functional norbornenes and curable products produced thereby
US6140444A (en) Catalyst system, process, and silicone compositions
US5179134A (en) Photocurable silicone composition, and method of making the same
US4563514A (en) Curable polysilarylene-polysiloxane copolymers
WO2018163446A1 (ja) 有機ケイ素化合物およびその製造方法
US4980442A (en) Vinyl polymer containing silicons and preparation thereof
JPH01299827A (ja) 複合ポリシロキサン樹脂、その製造方法及びそれを含有する被覆/注型封入組成物
KR100344475B1 (ko) 오가노실록산화합물
EP0678542B1 (en) Photocurable silicone composition
US5348986A (en) Photocurable silicone composition, and method of making same
US5019644A (en) Photocurable diorganopolysiloxanes containing thioalkyl (meth) acrylate functional groups
US5182315A (en) Photocurable silicone gel composition, and method of making the same
JP2715652B2 (ja) ハイドロジェンポリシロキサンの製造方法