JPH01299179A - エレベーターの非常停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエレベータ−のガイドレールに摺動子を押圧
して昇降体を非常停止させる装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図及び第５図は１例えば実公昭５４−８５２９号公
報に示された従来のエレベータ−の非常停止装置を示す
図で、第４図は正面図、第５図は左側面図（一部所面）
である。

図中、（１）はかと枠で、柱（２）と、柱（２）の上部
を結合する上枠（３）と、柱（２）の下部を結合する下
枠（４）からなっている。（５）は下枠（４）に支持さ
れたかご床。

（６）は昇降路に立設されたガイドレール、（７）は上
枠（３）及び下枠（４）に装着されガイドレール（６）
に案内されるガイドシュー、（８）は下枠（４）に枢持
された軸で。

一端にレバー（９）が固着され、レバー（９）の先端は
調速機ロープｔｌ（Ｉに結合されている。調速機ロープ
αＯは機械室に設置された調速機（図示しない）が作動
すると、これに把持されて空間に固定するように構成さ
れている。αυも下枠（４）に枢持された軸で。

一端にレバー（ＩＸ５が固定され、レバー（９）とレバ
ー０りはリンク０で連結されている。１４　、　（ＩＦ
５は一端がそれぞれ軸（８）及び軸αυに固定された作
動レバー、ａｅ。

αηは下端がそれぞれ作動レバー〇、α９の他端に枢着
され一面にガイドレール（６）の案内面との間にすき間
を隔てて対面する摺動向が形成され、他面は上方へ行く
に従ってガイドレール（６）の案内面の方へ傾斜する傾
斜面が形成されている摺動子、α榎。

（１’Ｊは一面がそれぞれ摺動子Ｈ、（ｌηの傾斜面に
ほぼ平行な傾斜面を有する抑圧体で、下枠（４）内を第
５図の左右方向へ移動できるように配置されている。

（１）は押圧体舖、α９と摺動子αｅ、αηの傾斜面間
に配置されたローラ、シＤはσ字状に形成されその端部
で押圧体ａｌｌ　、　（１１を外側から挟持する板ばね
である。

なお、　（８１、（９）　、αＤ−１２１）によって制
動機構（ト）が構成されている。

従来のエレベータ−の非常停止装置は上記のように構成
され９次のように動作する。

今、かごが下降中その速度が所定の過速度に達して、上
記調速機が作動すると、Ａ速機ロープＱｌが空間に固定
される。しかし、かごは更に下降を続けるため、レバー
（９）は引き上げられ、軸（８）は第４図の時計方向へ
回動される。また、この回動はリンクα謙及びレバーａ
）を介して軸αＤに伝達され。

これを反時計方向へ回動させる。したがって１作動レバ
ーα◆、ａ埼は回動し、摺動子ａ１αηは左右ともそれ
ぞれ上方へ移動し、ローラ■を転勤させながら押圧体０
帖σｊの傾斜面に沿って上昇する。上昇に従って摺動子
σＱ、αηとガイドレール（６）の案内面とのすき間は
次第に狭くな９１次いで互いに接触するに至る。更に上
昇すれば、板ばねＱυを押し開くことになるので、摺動
子００　、　ｔｉｎはガイドレール（６）の案内面に押
圧され、互いの間に摩擦力を生じる。この摩擦力によシ
かとを制動することができる。この制動力はガイドレー
ル（６）と摺動子（Ｉｅ　。

ａηの摩擦係数と、摺動子ａｓ　、　ａｎをガイドレー
ル（６）に押圧するばね力の積によって定まる。摩擦係
数はばね力に関係なくほぼ一定であるから、結局。

制動力は板ばねＱυのばね力によって定まることになる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来のエレベータ−の非常停止装置では、
制動機構（ホ）はかご床（５）の下方に設置され。

かつその制動力は板ばねＣ！υのばね力によって定まる
ため、大容量のエレベータ−の場合には大きなばね力が
必要となシ、制動機構（ハ）はかなシ大形のものとなる
。このため、制動機構（至）が配置されるかご下には大
きなスペースを専有し、これに伴って昇降路ピットには
大きなスペースが必要になるという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、大容量エレベータ−でも、かご床下の制動機構が大き
くならず、昇降路ピットに大きなスペースを必要としな
いようにできるエレベータ−の非常停止装置を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータ−の非常停止装置は。

制動機構を昇降体に複数組設置し、制動機構の作動レバ
ー相互を、長手方向に伸縮可能な連結枠で連結したもの
である。

〔作用〕

この発明においては、昇降体に制動機構が複数組設置さ
れているため、１組の制動機構の制動能力は小さくて済
む。また、エレベータ−の容量に応じて同じ制動機構の
数を増減することで必要な制動力が得られる。また９作
動レバー相互は連結棒で連結されているため、すべての
制動機構は協同作動する。

〔実施例〕

第１図及び第２図はこの発明の一実施例を示す図で、第
１図は正面図、第２図は右側面図であ）。

従来装置と同様の部分は同一符号で示す。

図中、　　（２５Ａ）、（２５Ｂ）はそれぞれ上枠（３
）及び下枠（４）内に収納され従来の制動機構（ハ）と
ほぼ同様に構成された上部制動機構及び下部制動機構、
６υはそれぞれ上部及び下部のレバー（９）に枢着され
た継手。

（至）は長手部材からなシ上端に右ねじ（５２ａ）が下
端に左ねじ（ｓ２ｂ）が設けられそれぞれナツト（至）
、（ロ）で継手ＯＤに締結され上部及び下部のレバー（
９）を連結する連結棒で、調速機ロープα〔は上部制動
機構（２５Ａ）のレバー（９）に結合されている。

上記のように構成されたエレベータ−の非常停止装置に
おいては、上部及び下部制動機構（２５Ａ）。

（２５Ｂ）は連結棒■で連結されているため、調速機ロ
ーブＵＩが把持されて上部のレバー（９）が回動される
と、下部のレバー（９）も回動されて、上部及び下部制
動機構（２５Ａ）、　（２５Ｂ）は同時に作動する。し
たがって、上部及び下部制動機構（２５Ａ）、　（２５
Ｂ）は。

従来の制動機構（ハ）の制動能力の半分であればよく。

小形に構成できるため、かご床（５）下のスペースは小
さくなる。

なお、上部制動機構（２５Ａ）は上枠（３）内に収納さ
れているので、他機器との干渉は避けられる。

上部及び下部制動機構（２５ム）ｌ（２５Ｂ）は同時に
作動することが必要である。もし、上部及び下部の摺動
子ａｅｌαηのガイドレール（６）に押圧される時期が
一致しないと、制動力が発生する時期が狂い。

かごが傾いて停止したり、板ばね圓が正規のばね力を発
揮しないことになる。この摺動子（１１、Ｑ７）がガイ
ドレール（６）に押圧される時期を上部及び下部が一致
するように調整するのが連結棒（至）であシ。

右ねじ（３２ａ）　、左ねじ（ｓｚｂ）及びナツト（至
）、（至）により調整可能になっている。また、第１図
の左右の摺動子αｅ、αηがガイドレール（６）に押圧
される時期も、リンクＩで調整可能である。

第３図はこの発明の連結棒（至）の他の実施例を示す斜
視図で、連結する棒材の中間にターンバックル（至）を
設けたもので、既述のものと同様の機能を果たす。

また、第１図で、上部及び下部の軸α０にレバー（９）
と同様のレバー（図示しない）を固定し、このレバー相
互を連結棒（至）と同様の連結棒で連結し。

左右の摺動子ｉｌｌ　、　１１ηを別々に調整できるよ
うにしてもよい。この場合は、リンクＱ３は不要となる
。

実施例では、上部及び下部に制動機構（２５Ａ）　。

（２５Ｂ）を設置するものとしたが、３組以上設置する
ことも可能である。この場合、摺動子αｅ、αＤ。

ローラ（イ）、押圧体α呻、α優、板ばねＩ２υ等は同
じものが使用できる。これにより、中容量エレベータ−
の場合は制動機構を１組使用し、大容量エレベータ−の
場合は制動機構を複数組使用して種類を減らすことがで
きるため、生産数が増加し、生産性も向上する。

なお、上記実施例はかと非常停止装置に適用した場合に
ついて説明したが、つり合おもり非常停止装置にも適用
可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したとおりこの発明では、制動機構を昇降体に
複数組設置し、制動機構の作動レバー相互を、長手方向
に伸縮可能な連結棒で連結したので、大容量エレベータ
−でもかご床下の制動機構が大きくならず、昇降路ビッ
トに大きなスペースを必要としないようにできる効果が
ある。また。

制動機構の種類を減らし、生産性を向上することができ
る効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるエレベータ−の非常停止装置の
一実施例を示す正面図、第２図は第１図の右側面図（一
部断面）、第３図はこの発明の他の実施例を示す連結棒
の斜視図、第４図は従来のエレベータ−の非常停止装置
を示す正面図、第５図は第４図の左側面図（一部断面）
である。 図中、（１）は昇降体（かご枠）ｉ６）はガイドレール
、α１は調速機ロープ、（９）はレバー、０帖α９は作
動レバー、αｅ、αηは摺動子、　　（２５Ａ）は上部
制動機構、　　（２５Ｂ）は下部制動機構、（至）は連
結棒である。 なお１図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 調速機ロープに結合された作動レバーが回動すると、昇
   降体に装着された摺動子の摺動面がガイドレールの案内
   面に押圧摺動されて上記昇降体を停止させる制動機構を
   上記昇降体にその高さ方向に沿つて複数個設置し、上記
   制動機構の上記作動レバー相互を長手方向に伸縮可能な
   連結棒で連結してなるエレベーターの非常停止装置。