JPH01295831A - 車体塗膜面への耐チッピングフィルム貼着方法 - Google Patents

車体塗膜面への耐チッピングフィルム貼着方法

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JPH01295831A
JPH01295831A JP12633388A JP12633388A JPH01295831A JP H01295831 A JPH01295831 A JP H01295831A JP 12633388 A JP12633388 A JP 12633388A JP 12633388 A JP12633388 A JP 12633388A JP H01295831 A JPH01295831 A JP H01295831A
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JP
Japan
Prior art keywords
chipping
film
resistant
top coat
car body
Prior art date
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Pending
Application number
JP12633388A
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English (en)
Inventor
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の車体外板に設けた塗膜に耐チッピン
グフィルムを貼着する方法に関するものである。
先行技術 自動車の車体の下側部分、たとえば、サイドシルの部分
などには、自動車の走行にともなって、小石などがぶつ
かることが多いため、チッピングに対して、とくに耐久
性のある塗膜によって、車体の外板を保護することが必
要である。
このため、従来から、このようにチッピングに対し、と
くに耐久性を必要とする電着塗装した車体外板部分に、
ポリ塩化ビニルを粉末化して、可塑剤に分散させて得た
ゾル(以下、「塩ビプラスチゾル」という。)よりなる
耐チッピング塗料を塗装し、さらに、中塗り、上塗り塗
装をすることにより、耐チッピング性を高めることが行
われていた。
しかし、このように、耐チッピング塗料による塗膜を設
けた場合にも、上塗り塗膜や、さらに中塗り塗膜が、小
石などにより、傷つけられることがあり、上塗り塗膜と
は異なった色の中塗り塗膜が表面に露出したりして、外
観を損ねることがあるため、上塗り塗膜の上に、さらに
プラスチックフィルムを貼着し、上塗り塗膜の保護が図
られていた。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、塩ビプラスチゾルは、その粘度が高いた
めに、表面が平滑な耐チッピング塗膜を得ることがきわ
めて困難であり、このため、中塗り塗装、上塗り塗装後
の塗膜の表面にも凹凸が生じてしまう。その結果、耐チ
ッピング用のプラスチックフィルムを上塗り塗膜上に貼
着するときに、上塗り塗膜と耐チッピング用プラスチッ
クフィルムとの間に、気泡が残存することが避けられず
、外観を損なうだけでなく、両者を十分付着させること
もできないため、耐久性がないという問題があった。
発明の目的 本発明は、電着塗装した車体外板に、塩ビプラスチゾル
よりなる耐チッピング塗料を塗装し、さらに、中塗りお
よび上塗りを塗装し、上塗り塗装の上に、耐チッピング
フィルムを貼着する車体塗膜面への耐チッピングフィル
ム貼着方法において、耐チッピングフィルムを上塗り塗
装面に、十分に密着して貼着することができ、車体の耐
チッピング性を向上させることのできる車体塗膜面への
耐チッピングフィルム貼着方法を提供することを目的と
するものである。
発明の構成 本発明のかかる目的は、車体外板を電着塗装した後、塩
ビプラスチゾルよりなる耐チッピング塗料を塗装して、
耐チッピング塗膜を形成し、該耐チッピング塗料が半硬
化状態にあるときに、耐チッピング用プラスチックフィ
ルムの貼着部分に対応する耐チッピング塗膜部分を押圧
部材によりプレスして、その表面を平滑化し、その後、
中塗りおよび上塗りを塗装し、さらに、前記押圧部材に
よりプレスした部分に対応する上塗りの表面に、耐チッ
ピング用プラスチックフィルムを貼着することによって
達成される。
本発明によれば、塩ビプラスチゾルよりなる耐チッピン
グ塗料が半硬化状態にあるときに、耐チッピング用プラ
スチックフィルムの貼着部分に対応する部分が、押圧部
材によりプレスされ、耐チッピング塗膜の表面が平滑化
された後、中塗り、上塗りが塗装されるから、少tよく
とも、耐チッピング用プラスチックフィルムを貼着する
上塗りの表面は、十分平滑であり、したがって、耐チッ
ピングフィルムを貼着する際、上塗りとフィルムとの間
に、気泡が入り込んだりすることを有効に防止すること
が可能になるから、上塗りとフィルムとを十分に付着さ
せることができ、耐チッピング性を高めることが可能に
なるだけでなく、混入した気泡が車体の外観を損ねるこ
とも防止することができる。
本発明において、耐チッピング塗料を半硬化状態とする
ためには、耐チッピング塗膜を、70℃を越え、かつ1
20℃未満の温度で焼付る必要がある。焼付温度が、7
0℃以下であると、押圧部材と耐チッピング塗膜とが付
着し、耐チッピング塗膜が凝集破壊したり、あるいは、
電着塗膜より剥離したりしてしまうし、また、120℃
以上であると、塩ビプラスチゾルが完全に硬化してしま
い、その後に加熱しても半硬化状態に復帰させることが
できない。好ましい焼付温度は、80℃〜110℃であ
る。
本発明において、耐チッピング塗料が半硬化状態にある
ときに、耐チッピング塗膜をプレスする押圧部材の必要
なプレス圧は、焼付温度、プレス時の耐チッピング塗膜
の表面温度および抑圧部材の温度により異なり、いちが
いには決定し得ないが、実験的に容易に決定することが
できる。より一般的にいえば、プレス時の耐チッピング
塗膜の表面温度が高いときは、焼付温度または押圧部材
の温度の影響は少なく、低いプレス圧で十分であるが、
プレス時の耐チッピング塗膜の表面温度が低いときは、
高いプレス圧が必要である。
本発明において使用し得る塩ビプラスチゾルとしては、
耐チッピング塗料として通常使用されるものが使用可能
であり、とくに限定されるものではない。
実施例 以下、本発明の効果をより一層明瞭なものとするため、
実施例を掲げる。
実施例 ブロックイソシアネート硬化型エポキシ樹脂塗料による
カチオン電着塗装を施した自動車の車体のリアホイール
のアーチ部前側部分に、回転霧化塗装機を用いて、耐チ
ッピング塗料である塩ビプラスチゾルを、膜厚300±
50μで塗布した。
塗料の粘度は、ASTM D−2983において規格化
されているB型粘度計による測定値で、210ポイズで
あり、回転霧化塗装機のエアレスポンプの条件は、加圧
比45:1、チップ623(グレコ株式会社製、パター
ン幅20cm、口径0.023インチ)、吐出圧力12
0kg/cal、吐出量1600g/分とした。
この後、焼付温度、プレス時の塩ビプラスチゾル塗膜の
表面温度、熱プレス機の温度、プレス圧の影響を調べる
ため、70℃〜120℃の種々の温度条件で、20分に
わたり、それぞれ、塩ビプラスチゾルの焼付を行い、所
定時間経過後に、熱プレス機の温度およびプレス圧を変
えて、塩ビプラスチゾル塗膜をプレスした。
しかる後に、熱硬化型エポキシ変性オイルフリーポリエ
ステル樹脂よりなる中塗り塗料を、35±5μの膜圧で
塗布し、140℃で25分間、焼付をし、さらに、熱硬
化型メラミンアルキッド樹脂よりなる上塗り塗料を、4
0±5μの膜圧で塗布し、140℃で25分間、焼付け
た。
その後、第1図に示す平面形状を有する厚みが0.36
mmのポリウレタン樹脂フィルム1を上塗り塗膜表面に
貼着するため、上塗り塗膜表面に、1重量%の石鹸液を
スプレー塗布し、ポリウレタン樹脂フィルムを上塗り塗
膜表面にセットした後、プラスチック製のへらを用いて
、フィルムをしごき、石鹸液を押出しながら、上塗り塗
膜表面に貼着した。
ここに、熱プレス機2としては、第2図(a)および第
2図(ハ)に示されるようなアイロン状で、温度調節ヒ
ータを内蔵し、その底面3の表面に、貼着すべきフィル
ムの形状に対応する形状を有し、フッ素樹脂をコーティ
ングしたプレス部4を設けたものを使用した。
こうして、得られた各サンプルにつき、熱プレス時の状
態およびポリウレタン樹脂フィルムを貼着した時の状態
を、それぞれ調べた結果を、第1表および第2表に示す
第1表は、塩ビプラスチゾル塗膜の表面温度が高い状態
で、熱プレスをした場合の実験結果を示し、第2表は、
塩ビプラスチゾル塗膜の表面温度が常温に低下した後に
、熱プレスをした場合の実験結果を、それぞれ示すもの
である。第1表および第2表において、「×」は、熱プ
レス時に、塩ビプラスチゾル塗膜が、熱プレス機に付着
し、凝集破壊したことを、「××」は、熱プレス時に、
塩ビプラスチゾル塗膜が、熱プレス機に付着し、電着塗
膜より剥離したことを、「気泡」は、ポリウレタン樹脂
フィルムを貼着した時、1〜3mmの径の気泡が、上塗
り塗膜表面との間に残存したことを、「○」は、ポリウ
レタン樹脂フィルムを貼着した時、上塗り塗膜表面との
間に気泡の残存は認められたが、その径は、1mTII
以下で、実用上問題がないと認められたことを、また、
「○○」は、ポリウレタン樹脂フィルムを貼着した時、
上塗り塗膜表面との間に、気泡の残存が全く認められな
かったことを、それぞれ示している。
第1表および第2表より、焼付温度が、70℃以下では
、耐チッピング塗膜の粘着性が高く、熱プレス機とくっ
ついてしまい、また、120℃以上では、耐チッピング
塗膜が完全に硬化してしまい、いずれの場合にも、耐チ
ッピング塗膜を平滑化することができないことがわかっ
た。また、プレス時の耐チッピング塗膜の表面温度が高
いときは、焼付温度または押圧部材の温度の影響は少な
く、低いプレス圧で十分であるが、耐チッピング塗膜の
表面温度が低下し、プレス時における表面温度が低いと
きは、高いプレス圧が必要であることが判明した。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことはいうまでもない。
発明の効果 本発明によれば、耐チッピングフィルムを上塗り塗装面
に、十分に密着して貼着することができ、車体の耐チッ
ピング性を大幅に向上させることが可能になる。
第  1  表 第  2  表
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例において使用した上塗り塗膜
表面に貼着するフィルムの形状、寸法を示すものである
。第2図(a)は、本発明の実施例において使用した熱
プレス機の略正面図、第2図ら)は、その略底面図であ
る。 1・・・ポリウレタン樹脂フィルム、 2・・・熱プレス機、 3・・・熱プレス機の底面、 4・・・熱プレス機のプレス部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車体外板を電着塗装した後、塩ビプラスチゾルよりなる
    耐チッピング塗料を塗装して、耐チッピング塗膜を形成
    し、該耐チッピング塗料が半硬化状態にあるときに、耐
    チッピング用プラスチックフィルムの貼着部分に対応す
    る耐チッピング塗膜部分を押圧部材によりプレスして、
    その表面を平滑化し、その後、中塗りおよび上塗りを塗
    装し、さらに、前記押圧部材によりプレスした部分に対
    応する上塗りの表面に、耐チッピング用プラスチックフ
    ィルムを貼着することを特徴とする車体塗膜面への耐チ
    ッピングフィルム貼着方法。
JP12633388A 1988-05-24 1988-05-24 車体塗膜面への耐チッピングフィルム貼着方法 Pending JPH01295831A (ja)

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ID=14932587

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JP (1) JPH01295831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4618858B2 (ja) * 2000-10-04 2011-01-26 関西ペイント株式会社 自動車車体の被覆仕上げ方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4618858B2 (ja) * 2000-10-04 2011-01-26 関西ペイント株式会社 自動車車体の被覆仕上げ方法

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