JPH0129002Y2 - - Google Patents

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JPH0129002Y2
JPH0129002Y2 JP2073684U JP2073684U JPH0129002Y2 JP H0129002 Y2 JPH0129002 Y2 JP H0129002Y2 JP 2073684 U JP2073684 U JP 2073684U JP 2073684 U JP2073684 U JP 2073684U JP H0129002 Y2 JPH0129002 Y2 JP H0129002Y2
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cutting tool
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crankshaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数種類の内燃機関等のクランク軸の
クランクピン部を旋削加工するクランクピン旋盤
において、そのチヤツクに把持された工作物(ク
ランク軸)が所定のクランクピン偏心量を備えた
ものであるか否かを判別する装置に関する。
(従来技術) 従来のこの種クランクピン旋盤、すなわちベツ
ド上に主軸台を設置し、該主軸台により横方向回
転軸線を有する主軸を軸架し、該主軸の端部に設
けたチヤツクに支持すべきクランク軸のクランク
ピン部偏心量に対応した径方向位置を任意に選択
可能に受金を装着し、該受金によりクランク軸両
端のジヤーナル部を把持し、前記受金に支持され
た該クランク軸のクランクピン部を前記主軸の軸
線と一致させて同主軸と共に回転させ、前記ベツ
ド上に設置したコラムにより同ベツド上で前記主
軸の軸線と直角方向に送り台を案内し、該送り台
に固定した刃具台の先端に設けた刃具により前記
クランクピン部を旋削加工するようにしたクラン
クピン旋盤において、搬入位置から加工位置へ搬
入される間にクランク軸が何等かの理由により取
り替えられる場合があり、そのまま加工を開始す
るとクランク軸を加工不良にする。従つてこのよ
うな場合等にそなえて、チヤツクに把持された工
作物が所定のクランクピン偏心量を有するもので
あるか否かを判別し、クランク軸の誤加工を予防
する装置を備えたものがある。第4図に示す従来
のかかる工作物判別装置においては、判別の際定
位置に保持される支持レバー1にピン2を介して
枢支された揺動レバー3下端の接触子3aを工作
物のクランクピン部C1に軽く弾圧し、クランク
ピン偏心量が所定の値でない場合に生ずるクラン
クピン部C1の公転運動(偏心運動)を利用して
揺動レバー3を揺動せしめ、揺動レバー3上端の
動きを検出する検出スイツチ4を用いて、チヤツ
クに把持された工作物が所定のクランクピン偏心
量を備えたものであるか否かを判別していた。し
かしながら、この従来装置は、クランクピン部C
1に弾圧する接触子3aを刃具24のすくい面2
4b側に配置する構成であつたため切粉等の影響
を受け易かつた。そこで支持レバー1を枢軸5に
より軸支し、接触子3aがクランクピン部C1の
直径線上に位置する状態、すなわち加工が行なわ
れない状態で一旦送り台の下降を停止し、しかる
状態でクランクピン部C1をT方向に回転させて
判別を行ない判別後は支持レバー1に固定したア
ーム1bとリンク6を介してシリンダ装置(図示
せず)により工作物判別装置をA位置に逃がして
いた。このため、その間は加工行うことができな
いのでサイクルタイムが長くなり、しかも接触子
3aを逃がすために支持レバー1、アーム1a、
枢軸5、リンク6、シリンダ装置、此等の支持ブ
ラケツト等を必要とした。
(考案の目的) 本考案はサイクルタイムが短かく、しかも構造
簡単な工作物判別装置の提供を目的とする。
(考案の構成) かかる目的達成のために、本考案はこの種クラ
ンクピン旋盤において、前記刃具台に前記送り台
の案内方向とほぼ平行の揺動レバーを横方向の枢
軸により軸支し、該揺動レバーの前記刃具側の一
端の横方向位置は同刃具とほぼ同位置とし前後方
向位置は同刃具のすくい面の反対側位置としてそ
の先端に接触子を設置するとともに前記送り台の
移動に際し該接触子が前記クランクピン部を通過
した後に前記刃具が該クランクピン部の旋削をす
るように前記接触子を前記送り台の移動方向にお
いて前記刃具に対し前記クランクピン部側に設
け、前記揺動レバーの他端に同揺動レバーの所定
以上の移動を検出する検出装置を設けたことを特
徴とする工作物判別装置である。
(考案の効果) かかる本考案は、クランクピン部を旋削するた
めの加工サイクルの途中でチヤツクに把持された
工作物が所定のクランクピン偏心量を備えたもの
であるか否かを判別できるのでサイクルタイムが
短縮でき、しかも揺動レバーを揺動させるシリン
ダ装置を不要としたので装置の構成も簡単で安価
に提供できる。
(実施例) 第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す。第
1図に示す如く、クランクピン旋盤10のベツド
11上の左右に互いに対向する1対の主軸台12
を設置し、各主軸台12は互いに共通の横方向軸
線の回りに回転する1対の主軸13を夫々軸架
し、主軸駆動用モータ14により回転駆動する。
各主軸13の互いに対向する端部にはチヤツク1
5を夫々装着し、後述の受金16を介してクラン
ク軸(工作物)Cをそのクランクピン部C1が主
軸13と同軸となるように把持する。ベツド11
上の後部には左右にわたりコラム21を架設し、
同コラム21はベツド11上の中央部で上下方向
移動可能に送り台22を案内する。送り台22の
下部正面に刃具台23を固定し、その左右下端部
に設けた刃具24によりクランクピン部C1を旋
削する。
第2図および第3図に示す如く、各チヤツク1
5の互いに対向する面には、互いに同角度位相位
置に半径方向の切り欠き15aを設け、これと同
半径方向に移動自在に受金16を装着する。受金
16の先端部中央には把持部16aを設け、クラ
ンク軸C両端のジヤーナル部C2を把持部16a
に当接し、クランクピン部C1の角度位相を前記
半径方向と一致させて把持装置(図示せず)によ
り受金16に固定する。クランク軸Cは予め搬入
前に搬入工作物判別装置等により種別を判定し、
その判別信号により受金16を所定の半径方向位
置に位置決めし、受金16を介してチヤツク15
によりクランク軸Cを把持した状態では加工すべ
き左右のクランクピン部C1の軸線と主軸13の
軸線とが一致するようにしておく。
送り台22に固定した刃具台23の下端部左右
には、前記左右のクランクピン部C1の位置に対
応して、2個の刃具24を設け、クランプ25お
よびクランプボルト26により固定する。
加工に際し主軸13はT方向(第2図)に回転
し、クランクピン部C1も主軸13と共に同軸に
回転する。次いで送り台22が刃具台23と共に
下降して刃具24先端のチツプ24aによりクラ
ンクピン部C1を旋削加工する。実施例において
は刃具24の手前側が旋削加工のすくい面24b
である。
以上の構成および作用は、従来のクランクピン
旋盤と基本的に変りはない。
本実施例においては、第2図および第3図に示
す如く、刃具台23に揺動レバー31を軸支し、
下端の接触子33を旋削加工に先立つてクランク
ピン部C1に当接し、上端附近に設けた検出装置
40によりチヤツク15に把持されたクランク軸
Cが所定のものであるか否かを判別する。
刃具台23の送り台22と接する背面には上下
方向に溝27を貫通し、溝27の内部に送り台2
2の案内方向に沿つて延びる揺動レバー31を設
け、枢軸32により刃具台23に軸支する。刃具
台23より下方に突出する揺動レバー31の下端
すなわち刃具24側の一端31aは横方向に折曲
げて、その先端に横方向ピン34により軸支され
たローラより成る接触子33を設け、この接触子
33の横方向位置は一方の刃具24の横方向位置
と一致させる。接触子33の前後方向位置は刃具
24のすくい面24bの反対側においてクランク
ピン部C1に接触するように位置せしめ、刃具2
4によるクランクピン部C1の旋削の際の切粉の
影響を受けないようにする。また、接触子33は
送り台22の移動方向において刃具24に対しク
ランクピン部C1側に設ける。揺動レバー31の
他端すなわち刃具台23より上方に突出する上端
31bの前後には調節ボルト35と当接ボルト3
6を夫々長さ調節自在にねじ込み、当接ボルト3
6の先端は送り台22に固定したストツプボルト
37に当接して揺動レバー31の基準位置を決
め、調節ボルト35は後述の検出装置40を駆動
する。
検出装置40の本体41はブラケツト47を介
して送り台22に取り付けられ、検出スイツチ4
2および作動部材43を支持する。作動部材43
は本体41に対し前後方向に軸動可能であり、そ
の一端は検出スイツチ42のレバー42a先端の
ローラ42bに当接し、他端は前述の調節ボルト
35の先端に当接している。作動部材43の側面
は摺動片44を介して押圧ばね45により押圧
し、作動部材43が調節ボルト35を介して揺動
レバー31により押されて一旦移動すれば、その
後戻しばね46により揺動レバー31が戻つても
作動部材43は移動した位置にとどまるようにす
る。
次に本実施例の作動につき述べる。
前述の如く刃具台23が下降すると、先ず接触
子33がクランクピン部C1の後側に接触する。
(第2図に2点鎖線にて図示。対応部分には「’」
を付した符号を付加)。この状態では刃具24は
まだクランクピン部C1に接触していない。クラ
ンク軸Cが所定のクランクピン偏心量を有し、従
つてクランクピンC1が主軸13と同軸であれば
クランクピンC1は自転するのみで公転運動は行
わない。接触子33は押されず、揺動レバー31
の枢軸32を中心とした回動は生じない、従つて
上端の調節ボルト35、作動部材43は検出スイ
ツチ42のローラ42bを押圧しないので検出ス
イツチ42は作動しない。刃具台23は引き続き
下降し、接触子33はクランクピン部C1の後側
を通過し、刃具24の先端がクランクピンC1に
当接し、クランクピン部C1に所定の旋削加工を
行う。もし、クランク軸Cが所定のクランクピン
偏心量を有しない場合は、主軸13の回転に伴い
クランクピンC1は公転運動を行うので揺動レバ
ー31は設定された初期量を越えて周期的に揺動
する。従つて検出スイツチ42のローラ42bも
所定量以上に押され検出スイツチ42が作動し、
必要な警告を発してクランクピン旋盤10を停止
し、誤加工を防止する。検出スイツチ42は一旦
作動状態となれば作動部材43、摺動片44、押
圧ばね45により作動状態を保持するが、同様の
保持作用は他の方法、例えば電気的手段により行
うこともできる。
なお上記実施例では異なるクランク軸Wに対応
するために受金16の径方向位置を自動で移動調
整しているが、これに限定されるものではなく、
受金16の別の受金16と取替えることによつて
種類の異なるクランク軸Wに対応してもよい。ま
た上記実施例では左右一対の主軸台12を設けて
いるが、これに限定されるものではなく主軸台1
2を片側配置してクランク軸を片持支持してもよ
い。
(実施例の効果) 以上の実施例は、刃具台23に軸支した揺動レ
バー31の下端の接触子33を刃具台23の加工
送りの途中でクランクピン部C1の後側に接触さ
せてチヤツク15に把持された工作物を判別し、
引き続き加工送りにより接触子33を通過させ
て、刃具24によりクランクピン部C1の旋削加
工を行うので、工作物の判別と旋削加工との間に
余分の工程を必要とせず、サイクルタイムを短縮
することができる。しかも揺動レバー31を逃が
すためのシリンダ装置を必要とせず、装置の構成
も簡単で安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を備えたクランクピン
旋盤の全体正面図、第2図は第1図および第3図
の−線に沿つた拡大側断面図、第3図は第2
図の正面図、第4図は従来例の第2図相当図であ
る。 符合の説明、10……クランクピン旋盤、11
……ベツド、12……主軸台、13……主軸、1
5……チヤツク、16……受金、21……コラ
ム、22……送り台、23……刃具台、24……
刃具、24b……すくい面、31……揺動レバ
ー、31a……刃具側の一端、31b……他端、
32……枢軸、33……接触子、40……検出装
置、C……クランク軸(工作物)、C1……クラ
ンクピン部、C2……ジヤーナル部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に主軸台を設置し、該主軸台により横
    方向回転軸線を有する主軸を軸架し、該主軸の端
    部に設けたチヤツクに支持すべきクランク軸のク
    ランクピン部偏心量に対応した径方向位置を任意
    に選択可能に受金を装着し、該受金によりクラン
    ク軸両端のジヤーナル部を把持し、前記受金に支
    持された該クランク軸のクランクピン部を前記主
    軸の軸線と一致させて同主軸と共に回転させ、前
    記ベツド上に設置したコラムにより同ベツド上で
    前記主軸の軸線と直角方向に送り台を案内し、該
    送り台に固定した刃具台の先端に設けた刃具によ
    り前記クランクピン部を旋削加工するようにした
    クランクピン旋盤において、前記刃具台に前記送
    り台の案内方向とほぼ平行の揺動レバーを横方向
    の枢軸により軸支し、該揺動レバーの前記刃具側
    の一端の横方向位置は同刃具とほぼ同位置とし前
    後方向位置は同刃具のすくい面の反対側位置とし
    てその先端に接触子を設置するとともに前記送り
    台の移動に際し該接触子が前記クランクピン部を
    通過した後に前記刃具が該クランクピン部の旋削
    をするように前記接触子を前記送り台の移動方向
    において前記刃具に対し前記クランクピン部側に
    設け、前記揺動レバーの他端に同揺動レバーの所
    定以上の移動を検出する検出装置を設けたことを
    特徴とする工作物判別装置。
JP2073684U 1984-02-16 1984-02-16 工作物判別装置 Granted JPS60134502U (ja)

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JP2073684U JPS60134502U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 工作物判別装置

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JP2073684U JPS60134502U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 工作物判別装置

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JPS60134502U JPS60134502U (ja) 1985-09-07
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JP2753994B2 (ja) * 1987-05-21 1998-05-20 トヨタ自動車株式会社 クランクシャフト切削機

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JPS60134502U (ja) 1985-09-07

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