JPH01289741A - オートワイパ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車などに好適に実施され、降雨量に応じ
た最適な払拭間隔でワイパブレードが駆動されるように
したオートワイパ装置に関する。

Ｕｅ来の技術 従来から、降雨量に最適な払拭間隔でワイパブレードが
駆動されるようにしたオートワイパ装置が実用化されて
いる。このオートワイパ装置には、フルオートタイプと
称される方式と、セミオートタイプと称される方式とが
あり、前者のフルオートタイプの方式では、雨滴が検出
されると、自動的に前記！＆適な払拭間隔でワイパグレ
ードが駆動され、雨滴が検出されなくなると、自動的に
前記払拭動作を停止する。また後者のセミオートタイプ
の方式では、運転者の操作によって払拭動１ヤが開始さ
れ、前述のような降雨量に対応した最適な払拭間隔でワ
イパブレードが駆動される。

発明が解決しようとする課題 上述のセミオートターイブの方式では、運転音の判断に
よってワイパ装置が駆動されるため、降雨量が殆どない
状態や、雨が止んだ状態であっても、運転者によって停
止操作が行われるまでは最大払拭間隔でワイパブレード
の払拭動作は継続される。

このため運転者によって停止操作が行われるまではワイ
パブレードはいわゆる空拭き状態となり、窓の表面にけ
着した鹿や砂などによって該ワイパブレードが損傷した
り、あるいは窓ガラスの表面に傷がけいたりする。さら
には窓の表面に点々と付着した泥はねなどによる汚れを
引延ばしてしまうことがあり、この場合運転者の視界が
悪化してしまう。

本発明の目的は、降雨量が極瓜かなとさや１、雨が止ん
でいるときなどでワイパブレードの払拭間隔が最大とな
り、この最大払拭間隔でワイパブレードが予め定めた回
数以上に払拭動作を行なったときには、窓に液体を噴射
することによって、窓の表面などに付着した塵や砂など
が洗浄され、窓に付着した前記塵や砂などによるワイパ
ブレードの損傷や、窓ガラスが傷付くのを防止すること
ができるようにしたオートワイパ装置を提供することで
ある。

課題を解決するための手段 本発明は、雨滴検出素子と、 ワイパブレードを駆動する駆動手段と、前記雨滴検出素
子の出力に応答し、降雨量が少なくなる程前記ワイパブ
レードの払拭間隔が艮くなるように制御する制御手段と
、 窓の前記ワイパブレードによ−）て払拭される領域に液
体を噴射する噴射手段とを含み、前記制御手段は前記払
拭間隔が最大となり、この最大払拭間隔でワイパブレー
ドが予め定めた回数以上に払拭動作を行なったとき、噴
射手段および駆動手段を能動化することを特徴とするオ
ートワイパ装置である。

作　　用 本発明に従えば、制御手段は雨滴検出素子力１゛。

の出力に応答して駆動手段を能動化し、これによってワ
イパブレードは降ｍｌに適した払拭間席て駆動される。

前記ワイパブレードによって払拭される領域には噴射手
段から、たとえば洗浄液などの液体を噴射することがで
きる。制御手段は、前記払拭間隔が最大となり、この最
大払拭間隔でワイパブレードが予め定めた回数以上に払
拭動作を行なった場合に、前記噴射手段を能動化し、ワ
イパブレードによって払拭される領域に液体を噴射する
。

したがって降雨量が極僅がなときや雨が止んだときなど
で前記払拭間隔が最大となり、この最大払拭間隔でワイ
パブレードが予め定めた回数以上に払拭動作を行なった
場合には、ワイパブレードの払拭動作に当って、その払
拭領域には液体が噴射されるため、該ワイパブレードが
いわゆる空拭き状態となることが防止され、これによっ
て窓の表面に付着した塵や砂などによるワイパブレード
の損傷を防止することができるとともに、窓ガラスの表
面が傷付くことを防止することができる。

実施例 第１図は、本発明の一実施例のオートワイパ装置１の電
気的構成を示すブロック図である。このオートワイパ装
置１では、運転者がオートモードスイッチ２を操作する
ことによって、制御手段である処理回路３が、雨滴検出
素子４によって検出された降雨量に対応して駆動スイッ
チ５の開閉制御を行い、これによって駆動手段であるワ
イパモータ６がワイパブレード７ａ、７ｂを駆動するこ
とによって払拭頻域８ａ、８ｂが払拭され、こうしてオ
ートワイパ動作が実現される。

前記雨滴検出素子４は、一対の発光素子１１と、受光素
子１２とを含んで構成されており、自動車の車体の、た
とえばボンネット１３上に取付けられる。前記発光素子
１１と受光素子１２との間には、光経路１４が形成され
ており、この光経路１４を単位時間当りに遮断する雨滴
の数によって雨量を検出することができ、その検出結果
は処理回路３に与えられる。

前記ワイパモータ６の一方の端子はハイレベルの電源十
Ｂに接続されており、他方の端子は前記駆動スイッチ５
の一方の接点に接続される。駆動スイッチ５の他方の接
点は接地されており、このようにして処理回路３からの
駆動信号に従ってワイパモータ６が駆動される。

前記ボンネット１３上にはまた、フロントガラス１５に
向けてノズル１６が取付けられており、このノズル１６
には、ポンプ１７によってタンク１８から汲上げられた
洗浄液が管路１９を介して供給される。ポンプ１７はウ
オッシャモータ２０が回転駆動することによって、前記
洗浄液の吐出を行う。

ウオッシャモータ２０の一方の端子は前記ハイレベルの
電源十Ｂに接続されており、また他方の端子はスイッチ
２１の一方の接点に接続されており、このスイッチ２１
の他方の接点は接地される。

したがってスイッチ２１が導通されることによってウオ
ッシャモータ２０が駆動され、ノズル１６から洗浄液の
噴射が行われる。スイッチ２１の一方の接点はまた、ラ
イン２６を介して処理回路３に接続されており、これに
よって処理回路３はスイッチ２１が導通されたかどうか
、すなわちウオッシャモータが駆動されているかを検知
することができる。これらノズル１６、ポンプ１７およ
びウオッシャモータ２０を含んで噴射手段が構成される
。

ウオッシャモータ２０の他方の端子はまた、リレー２２
のリレースイッチ２３の一方の接点に接続されており、
このリレースイッチ２３の他方の接点は接地される。リ
レー２２のリレーコイル２４の一方の端子は前記ハイレ
ベルの電源十Ｂに接続されており、またこのリレーコイ
ル２４の他方の端子はダーリントン接続されたトランジ
スタＴｒ１のコレクタに接続される。このリレーコイル
２４の両端子間には、該リレーコイル２４の消磁時に発
生する逆起電力を吸収するためのダイオード２５が介在
される。

トランジスタＴｒｉのベースはトランジスタＴｒ２のエ
ミッタに接続されており、トランジスタＴｒ２のベース
は抵抗Ｒ１，Ｒ２を介して、処理回路３に接続される。

トランジスタＴｒ２のコレクタは抵抗Ｒ３を介して前記
ハイレベルの電源十Ｂに接続される。トランジスタＴｒ
２のエミッタは、抵抗Ｒ４を介して接地され、またトラ
ンジスタＴｒ１のエミッタも接地される。

上述のように構成されたオートワイパ装置１は、第２図
で示されるように、降雨量に応じてワイパブレード７ａ
、７ｂの払拭間隔Ｔが設定されており、たとえば激しい
降雨時にはワイパブレード７ａ、７ｂは連続で払拭動作
を行い、また降雨量が少ないとき、あるいは雨の止んだ
状態では最大払拭間隔Ｔ１、たとえば１２秒毎に払拭動
作が行われる。したがって降雨量が極瓜がなときや、雨
が止んでいる状態ではワイパブレード７ａ、７ｂはフロ
ントガラス１５の表面を必要以上に空拭きしてしまうこ
ととなり、このなめ本実施例では前記払拭間隔Ｔが最大
払拭間隔Ｔ１に達した状態で払拭動作が予め定めた回数
、たとえば２回行われたときには以下のようにして前記
洗浄液をノズル１６から噴射する。

すなわち時刻ｔ１において前述のような洗浄液を噴射す
べき条件が整ったときには、処理回路３は第３［！ｌ！
＜１）で示されるようにトランジスタＴｒ２にハイレベ
ルの出力を導出し、これによってトランジスタＴｒ１が
導通し、リレー２２のリレーコイル２４が励磁されてリ
レースイッチ２３が導通し、ウオッシャモータ２０が起
動され、ポンプ１７はタンク１８から前記洗浄液を吸込
み、ノズル１６から噴射を行う。

このようにして洗浄液の噴射が開始されると、前記時刻
ｔ１からたとえば０．２秒程度の予め定めた時間Ｗ１だ
け遅延した時刻ｔ２において、処理回路３は第３図（２
）で示されるように駆動スイッチ５を導通し、これによ
ってワイパブレード７ａ、７ｂは第３図（３）で示され
るように払拭動作を開始する。

ウオッシャモータ２０は前記時刻ｔ２からたとえば１秒
程度の予め定めた時間Ｗ２だけ駆動され、また前記駆動
スイッチ５では、この時刻ｔ３からたとえば１秒程度の
予め定めた時間Ｗ３だけ経過した時刻ｔ４まで前記駆動
信号が与えられる。これによってワイパブレード７ａ、
７ｂは、時刻ｔ３〜ｔ４間の時刻ｔ５において第１１回
目の払拭動ｆヤを終了し、この時刻ｔ５から第２回目の
払拭動作を開始する。こうして開始された第２回目の払
拭動作が時刻上６において終了すると前記駆動信号は導
出されておらず、ワイパブレード７ａ、７ｂの払拭動作
は停止される。前記時間Ｗ３を調整することによって、
このような洗浄液の噴射動作に連動したワイパブレード
７ａ、７ｂの払拭回数を調整する、二とができる。

第４図は、動作を説明するためのフローチャートである
。ステップｎ１では初期設定が行われ、ステップｎ２で
オートモードスイッチ２が導通されているかどうかが判
断され、そうでないとき、すなわちオートモードでない
ときにはステップｎ３に移り、スイッチ２１が導通され
たかどうかが判断され、そうであるときにはステップｎ
４でウオッシャモータ２０が駆動されるとともに、前述
したようにこのウオッシャモータ２０の動作に対応して
ワイパモータ６が駆動され、ステップｎ　２に戻る。ス
テップｎ３においてスイッチ２１が導通されていないと
きには直接ステップｎ２に戻る。

ステップｎ２において、オートモードスイッチ２が導通
されているときにはステップｎ５に移り、降雨量の検出
値が初期化され、ステップｎ６で降雨量が計測される。

ステップｎ７では、ステップｎ６で計測された降雨Ｉに
基づいてワイパモータ６の駆動間隔すなわちワイパブレ
ード７ａ、７ｂの払拭間隔Ｔが前記第２図に基づいて求
められ、ステップｎ８では、ステップｎ７で求められた
払拭間隔Ｔから間欠モードであるかどうかが判断され、
そうであるときにはステップｎ９に移る。

ステップｎ９では、払拭間隔Ｔが最大払拭間隔Ｔ１であ
るかどうかが判断され、そうであるときにはステップｎ
ｌｏに移り、処理回路３内のカウンタがカウント動作を
開始する。ステップｒ１１１では、ワイパモータ６が予
め定めた回数、たとえば２回駆動されたかどうかが判断
され、そうであるとき、すなわちフロントガラス１５に
雨滴が殆どない状態でワイパブレード７ａ、７ｂが駆動
されているときにはステップｎ１２に移り、前記カウン
ト値がクリアされ、ステップｎ　１３で前述の第３図に
おける時刻ｔ１で示されるように、ウオッシャモータ２
０が駆動される。

ステップｎ１４では、前述の時刻ｔ１〜ｔ２間に対応し
て時間Ｗ１だけ遅延が行われ、こうして前記時刻ｔ２に
達するとステップｎ１５でワイパモータ６が駆動される
。ステップｎ１６では、前記時刻ｔ２〜ｔ３間に対応し
て前記予め定めた時間Ｗ２だけ遅延が行われ、ステップ
ｎ１７でウオッシャモータ２０が停止される。ステップ
ｎ１８では、前記時刻ｔ３〜ｔ４間に対応して時間Ｗ３
だけ遅延が行われ、ステップｎ１９で前記駆動信号がロ
ーレベルとされ、ワイパモータ６が停止されてステップ
ｎ２に戻る。

ステップｎ１１において、ワイパブレード７ａ。

７ｂの払拭回数が予め定めた回数未満であるとき、およ
びステップｎ９において、払拭間隔Ｔが最大払拭間隔Ｔ
１でないときにはステップｎ２０でカウント値がクリア
された後、ステップｒｒ　２に戻る。

前記カウント動作は、払拭回数をカウントするようにし
てもよく、また払拭時間をカウントするようにしてもよ
い。

このように本件オートワイパ装置１は、降雨量が殆ど無
いかあるいは雨が止んでいる状態となってワイパブレー
ド７ａ、７ｂの払拭間隔Ｔが最大払拭間隔Ｔ１となり、
この最大払拭間隔Ｔ１において払拭動作が予め定めた回
数以上行われると、自動的にウオッシャモータ２０が起
動されて、フロントガラス１５の前記ワイパブレード７
ａ、７ｂによって払拭される領域８ａ、８ｂに洗浄液を
噴射するようにしたので、ワイパブレード７ａ。

７ｂがいわゆる空拭き状態となることが防止され、フロ
ントガラス１５の表面に付着した塵や、砂などによる該
ワイパブレード７ａ、７ｂの損傷が防止され、またフロ
ントガラス１５の表面が傷付くことも防止される。さら
にまた雨上がり後の泥はねなどによってフロントガラス
１５の表面に付着した泥などを、該ワイパブレード７ａ
、７ｂの払拭動作によって引延ばしてしまい、視界を悪
化させるようなことはなく、このようにして機能性を格
段に向上することができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ワイパブレードの払拭間
隔が最大となり、この最大払拭間隔でワイパブレードが
予め定めた回数以上に払拭動作を行なったとき、ワイパ
ブレードが払拭動作を行うに当って、噴射手段を能動化
しワイパブレードによって払拭される領域に液体を噴射
するようにしたので、降？ｉｌが掻傷かなときや雨が止
んだときなどでもワイパブレードがいわゆる空拭き状態
となることが防止され、これによって窓の表面に付着し
た塵や砂などによるワイパブレードの損傷を防止するこ
とができるとともに、窓ガラスの表面が傷付くことを防
止することができる。また窓ガラスの表面に付着した泥
などを引延ばしてしまって視界を悪化させるようなこと
もなく、これによって機能性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のオートワイパ装置１の電気
的構成を示すブロック図、第２図は降雨Ｉとワイパブレ
ード７ａ、７ｂの払拭間１ｉＴとの関係を示すグラフ、
第３図は動作を説明するためのタイミングチャート、第
４図は動作を説明するためのフローチャートである。 １・・・オートワイパ装置、２・・・オートモードスイ
ッチ、３・・・処理回路、４・・・雨滴検出素子、５・
・・駆動スイッチ、６・・・ワイパモータ、７ａ、７ｂ
・・・ワイパブレード、８ａ、８ｂ・・・払拭領域、１
４・・・光経路、１５・・・フロントガラス、１６・・
・ノズル、１７・・・ポンプ、２０・・・ウオッシャモ
ータ、２２・・・リレー 代理人　　弁理士　西教　圭一部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　雨滴検出素子と、 ワイパブレードを駆動する駆動手段と、 前記雨滴検出素子の出力に応答し、降雨量が少なくなる
   程前記ワイパブレードの払拭間隔が長くなるように制御
   する制御手段と、 窓の前記ワイパブレードによつて払拭される領域に液体
   を噴射する噴射手段とを含み、 前記制御手段は前記払拭間隔が最大となり、この最大払
   拭間隔でワイパブレードが予め定めた回数以上に払拭動
   作を行なつたとき、噴射手段および駆動手段を能動化す
   ることを特徴とするオートワイパ装置。